JP2017053079A - コーミングシリンダにおけるコーミングエレメント用の固定装置 - Google Patents

コーミングシリンダにおけるコーミングエレメント用の固定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】コーミング機のベース体に結合する際、トルクレンチを用いなくても、固定時にねじ山付ピンが過剰に引っ張られることを回避する、装置を提供する。【解決手段】コーミングシリンダ1の回転軸線Dに対して平行に配置されたベース体5であり、外周部UにコーミングエレメントK1〜K4が載置されているベース体と、ねじ山付孔を有する保持エレメント10を備え、該ねじ山付孔に、ねじ山を備えた第1の端部分が進入し、ねじ山付ピンは、ベース体の半径方向に向けた孔12を貫通する中央部分を有し、第2の端部分E2で各孔の領域でベース体の内側の支持面26に支持され、第2の端部分の横断面は、各孔の横断面を部分的に上回り、各ねじ山付ピンの第1の端部分は、中央部分よりも小さな直径d1を有し、ベース体の内側の支持面とねじ山付ピンの第2の端部分との間にばねエレメント30を設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、コーミング機のコーミングシリンダであって、該コーミングシリンダの回転軸線に対して平行に配置されたベース体であって、外周部(周面)に少なくとも1つのコーミングエレメントが載置されているベース体と、コーミングエレメントに結合された少なくとも1つの保持エレメントとを備えており、該保持エレメントは、少なくとも1つのねじ山付孔を有していて、該ねじ山付孔に、ねじ山付ピンの、ねじ山を備えた各1つの第1の端部分が進入していて、ねじ山付ピンは、ベース体の半径方向に向けられた孔を貫通する中央部分を有しており、ねじ山付ピンは、第2の端部分を備えていて、該第2の端部分を介してねじ山付ピンは、各孔の領域においてベース体の内側の支持面に支持されており、このとき第2の端部分の横断面は、各孔の横断面を少なくとも部分的に上回っている。
独国特許出願公開第3336876号明細書に基づいて公知の構成では、コーミングシリンダ用のコーミングエレメントは、歯状針布を備えた複数の歯セグメントから成っており、これらの歯セグメントは、長手方向ピンによって互いにまとめられる。このとき長手方向ピンは、歯セグメントに設けられている孔に進入している。相前後して配置された複数のコーミングエレメント(ボルト(Riegel)とも呼ぶ)は、閉鎖されたコーミング面を備えた1つのコーミングセグメントを形成している。このとき各コーミングエレメントの歯セグメントは、鳩尾形状の凹部を備えており、この凹部を介して歯セグメントは、保持体を介してコーミングシリンダのベース体に結合される。このとき保持体は、対応する鳩尾形状の対応異形部を備えており、この対応異形部を介して保持体は、歯セグメントの凹部に係合し、ねじ結合によって、ベース体の相応に形成された凹部において保持される。
公開されたスイス国特許発明第706344号明細書に基づいて公知の同様な構成では、歯状針布は保持棒に固定されていて、この保持棒は、鳩尾形状の固定手段を介してベース体に結合される。この構成においても、固定手段をベース体に結合するねじ結合部が設けられている。実地においては、ねじを締め付けるために最大トルクが設定され、この最大トルクによって、保持体もしくは保持棒はコーミングエレメントの固定のためにベース体に結合もしくは緊締される。最大トルクのこの設定によって、コーミングエレメントが固定動作時にベース体の外周面に対して緊締される場合に、コーミングエレメントが歪むことが回避されるようになっている。トルクレンチの使用時にはこの設定を満たすこともできるので、コーミングエレメントにおいては、寸法上の偏差を生ぜしめかつニッパアセンブリの下側のニッパプレートに対するコーミング針布の歯先端の間隔に影響を及ぼすことがあるような歪みが、発生することはない。しかしながら実地においては、多くの場合トルクレンチは使用されず、これらのねじは単純なレンチによって締め付けられることが分かっており、これによって上に述べたような危険、すなわちねじが、設定されているよりも高いトルクで締め付けられるという危険が発生する。このような高いトルクで締め付けられると、上に述べたようにコーミング針布が変形してしまい、これによって、下側のニッパプレートと歯先端との間において維持すべき間隔に対して不都合な影響が及ぼされることになる。最悪の場合には、針布の歯先端と下側のニッパプレートとの間において衝突が生じることがある。
ゆえに本発明の課題は、公知の構成における上に述べた欠点を排除し、かつコーミングシリンダのベース体におけるコーミングエレメントの固定時にねじ山付ピンが過剰に引っ張られることを回避する、装置を提供することである。
この課題を解決するために本発明の構成では、各ねじ山付ピンの第1の端部分は、中央部分の直径よりも小さな直径を有していて、ベース体の内側の支持面とねじ山付ピンの第2の端部分との間にばねエレメントが設けられている。
本発明におけるように各ねじ山付ピンの中央部分と第1の端部分との間に直径差が存在することによって、ねじ山付ピンの、ねじ山を備えた第1の端部分は、ねじ山付ピンが第1の端部分と中央部分との間に設けられた段部で保持エレメントに接触するまでしか、保持エレメントのねじ山付孔内にねじ込まれ得ないことが保証される。同時に、保持部分内へのねじ山付ピンのねじ込み時に、ばねがベース体の内側の支持面とねじ山付ピンの第2の端部分との間において緊縮され、これによってコーミングエレメントは保持エレメントを用いてばねのばね力によって、ベース体の外周部(もしくはその周面)に対して緊締される。すなわちベース体における各コーミングエレメントの固定もしくは圧着力は、もはや各ねじ山付ピンの締付けトルクの高さによってではなく、ばねエレメントのばね力によって行われる。好ましくは、各ねじ山付ピンの寸法は、各コーミングエレメントの取り付けられた位置において、ばねエレメントが緊縮されていて、ねじ山付ピンの中央部分の、第1の端部分に向かって位置する端面が、ねじ山付孔の領域において保持エレメントに載置されているように、設計されている。
通常、コーミングシリンダの周方向で見て、複数のコーミングエレメントが相前後してベース体に取り付けられており、このとき歯密度は、コーミングシリンダの回転方向とは逆向きに増大する。コーミングシリンダの回転軸線の方向で見て、つまり各コーミングエレメントの長さにわたって、少なくとも2つのねじ山付ピンが、コーミングエレメントをベース体に固定するために設けられている。
好適な態様では、各保持エレメントは、コーミングエレメントに解離可能に取り付けられている。これによって、1つのコーミングエレメントの交換時に、今まで使用されていた保持エレメントを新たに使用されるコーミングエレメントにおいて再び使用することができる。
また、各コーミングエレメントの全長にわたって延びていて、追加的な固定手段を介してコーミングエレメントに結合された、保持エレメントを使用することも可能である。
コーミングセグメントを取付け時にベース体に関して位置決めできるようにするためおよび取り付けられた位置において固定するために、別の態様では、ベース体は、半径方向外側に向けられた凹部を有していて、該凹部に各保持エレメントが進入するようになっている。
さらに別の態様では、コーミングシリンダの周方向で見て、ベース体は、互いに間隔をおいて配置された支持リブを備えており、該支持リブに、各コーミングエレメントの端部領域が載置されていて、このとき支持リブは、コーミングシリンダの回転軸線に対して平行に延びている。このように構成されていると、支持リブの領域におけるベース体の外周部での各コーミングエレメントの確実な支持が保証される。
好ましくは、ばねエレメントはコイルばねとして又はウェーブスプリングとして形成されている。これによってばねエレメントを、小型のコンパクトな構造形式で構成することができ、このとき生ぜしめられるばね力は、コーミングエレメントをベース体の外周部において確実に保持するのに十分である。
さらに本発明は、本発明のように構成された少なくとも1つのコーミングシリンダを有するコーミング機に関する。
本発明のその他の利点については、以下の実施形態を参照しながら詳説する。
本発明のように構成された固定装置を用いてコーミングエレメントが固定された、コーミング機のコーミングシリンダを概略的に示す側面図である。 図1に示した矢印Xの方向から見た平面図である。 図1の一部を拡大して、1実施形態を示す図である。 図1の一部を拡大して、別の実施形態を示す図である。
図1には、コーミングシリンダ軸2を備えたコーミングシリンダ1が示されており、コーミングシリンダ軸2には、互いに間隔をおいて配置された2つのフランジ4が、回動不能に取り付けられている。このことは特に、図2において、図1に示したXの方向から見た部分図からも分かる。フランジ4の部分周囲にベース体5が固定されており、このベース体5はその周面Uに、相前後して配置された複数のコーミングエレメントK1〜K4を保持している。これらのコーミングエレメントK1〜K4は、本実施形態では保持棒H1〜H4を有しており、これらの保持棒H1〜H4にはそれぞれ針布エレメントG1〜G4が固定されている。針布エレメントG1〜G4は、欧州特許出願公開第2650414号明細書に図示および説明されているように、例えばレーザ溶接シームを介して各保持棒H1〜H4に固定されていてよい。しかしながらまた他の固定形式も可能である。
前側のコーミングエレメントK1の固定の本発明に係る実施形態は、図1におよび、図3に拡大された部分図で示されている。他のコーミングエレメントK2〜K4は、図1に破線で示したように、同様な形式でベース体5に結合されていてよい。ベース体5はこのとき、コーミングエレメントK1〜K4の載設領域にそれぞれ第1の凹部V1を備えており、この第1の凹部V1は、コーミングシリンダ軸2の回転軸線Dに対して長手方向に延在している。この凹部V1は、互いに間隔bをおいて配置された2つの支持リブS1,S2によって形成され、両支持リブS1,S2は、(図1に示した)矢印Xの方向から見た図2の平面図からも分かるように、コーミングエレメントK1〜K4の長手方向Lにもしくは回転軸線Dに対して平行に延在している。これらの支持リブS1,S2の上には、保持棒H1がその取付け位置において底面F1で支持されている。第1の凹部V1の領域には、互いに間隔aをおいて配置された別の円形の凹部V2が設けられており、これらの凹部V2には保持エレメント10が少なくとも部分的に進入している。各凹部V2には、直径d2の円形の貫通孔12が開口している。各貫通孔12を貫いて、ねじ山付ピン6の中央部分14が進入していて、このねじ山付ピン6は、ねじ山を備えた第1の端部分E1を有している。中央部分14は、ねじ山付ピン6の第1の端部分E1の直径d1よりも大きな直径dを有している。これによって、ねじ山付ピン6の中央部分14と第1の端部分E1との間には、段部15が形成されている。中央部分14の端面16が、段部15の領域において直径d1を上回っていることによって、ねじ山付ピン6の第1の端部分E1が各保持エレメント10のねじ山付孔18に完全にねじ込まれた場合(図3参照)に、ねじ山付ピン6の中央部分14は、保持エレメント10の下面17に接触する。そのうちの複数がコーミングエレメントK1の長手方向Lにおいて互いに間隔aをおいて配置されている保持エレメント10は、図3に示した実施形態では階段状に形成されていて、ねじ山21を備えた第1の円筒形部分20を有している。保持エレメント10の第2の部分23は、第1の部分20の直径を上回っていて、下面17を有しており、この下面17には、図示の取付け位置においてねじ山付ピン6の中央部分14の端面16が接触する。ねじ山21を介して、保持エレメント10の部分20は、保持棒H1のねじ山付孔22にねじ込まれて固定されている。保持エレメント10の部分20のねじ込まれた状態(図3)において、保持エレメント10の第2の部分23の、第1の部分20を越える上面24が、保持棒H1の底面F1に接触して、この位置において固定されている。
ねじ山付ピン6は第2の端部分E2を有しており、この第2の端部分E2は、端部分E1とは反対側に位置していて、中央部分14に接続している。端部分E2は、ねじ山付ピン6の中央部分14が貫通する貫通孔12の直径d2よりも大きな外寸もしくは直径d3を、少なくとも部分的に有している。ベース体5の内側の支持面26と第2の端部分E2の支持面28との間において、ねじ山付ピン6の中央部分14には、コイルばね30として形成された圧縮ばねが設けられている。コイルばね30の代わりに、図4の実施形態において示すウェーブスプリング(Wellenfeder)31を使用することも可能である。各ばねエレメント30もしくは31の外径は、貫通孔12の内径を上回っていて、該ばねエレメントがベース体5の内側の支持面26に接触するように選択されている。各ばねエレメント30(31)を介して、各コーミングエレメントK1(K2,K3,K4)の取付け時に力Mが生ぜしめられ、この力Mによって、各コーミングエレメントK1(K2〜K4)の保持棒H1(H2〜H4)は、その支持面F1で、ベース体5の周面Uに緊締され、このとき周面UはウェブS1,S2に接触する。
図4に示した実施形態が図3に示した実施形態と異なっている点は、保持エレメント40の固定形式もしくは構成にある。このとき各保持エレメント40は、ベース体5の凹部V1,V2内に進入する第1の部分41(例えば円筒形)を有している。この第1の部分41には別の部分42(円筒形又は直方体)が続いており、この別の部分42は、保持棒H1の長手方向Lに延在する長手方向スリット45に進入する。保持エレメント40の、部分42に接続する端部分43は、例えば図2の記載において右側に略示されているように、正方形又は長方形の横断面形状を有することができる。部分42を越えて張り出している端部分43は、保持棒H1の長手方向スリット47に挿入されていて、ベース体5における貫通孔に相応して位置決めされている。保持エレメント40は、保持エレメント10のようにねじ山付孔18を備えており、このねじ山付孔18には、ねじ山付ピン6の端部分E1がねじ込まれている。ばねエレメントとして、図4の実施形態ではウェーブスプリング31が使用される。その他の構成部分は、図3の実施形態に相当しているので、ここにおいて再度記載することは省く。
(図1の)矢印Xの方向から見た図である図2から分かるように、各コーミングエレメントK1(K2〜K4)の長手方向Lには、複数のねじ山付ピン6がコーミングエレメントを固定するために使用されている。別のコーミングエレメント(K2〜K4)もまた、既に述べた形式でベース体5に固定され、このとき各保持棒H2〜H4も同様に、ベース体5の周面Uに取り付けられた支持リブS1,S2に載置されている(図1に示した破線参照)。
ベース体5におけるコーミングエレメントK1の取付け時に、図3の実施形態では、所定数の保持エレメント10が、ねじ山21を備えた部分20を介して、保持棒H1の各ねじ山付孔22にねじ込まれ、このねじ込み動作は、部分23の上面24が保持棒H1の底面F1に接触するまで続けられる。次いで前組立てされたコーミングエレメントK1は、保持エレメント10の各部分23が凹部V1,V2内に進入し、ねじ山付孔18がベース体5の貫通孔12に向かい合って位置するように、ベース体5において位置決めされる。その後で、ベース体5の内側の支持面26の領域において該ベース体5の下側から、次々とねじ山付ピン6が貫通孔12に通され、ねじ山付ピン6の、ねじ山を有する第1の端部分E1が、保持エレメント10のねじ山付孔18にねじ込まれ、このねじ込み動作は、中央部分14の端面16が保持エレメント10の下面17に接触するまで続けられる。貫通孔12内へのねじ山付ピン6の導入前に、ばねエレメント30(31)が、中央部分14に被せ嵌められ、第2の端部分E2の支持面28に接触させられる。この端部分E2は、ねじ頭として形成されていても、又は略示されているように、ねじ山付ピン6を回転させることができる六角形穴Pを備えていてもよい。
保持エレメント10への第1の端部分E1のねじ込み時に、ばねエレメント30は圧縮されて緊縮される。ばねエレメント30(31)は内側の支持面26に支持されているので、ばねエレメント30の緊縮時に生じるばね力によって、力Mが発生し、この力Mによってねじ山付ピン6の第2の端部分E2は、ベース体5の内側の支持面26から離反する方向に押圧される。これによって、保持エレメント10を介してねじ山付ピン6に結合されているコーミングエレメントの底面F1も、ベース体5の周面Uに、支持リブS1,S2の領域において押圧もしくは緊締される。これによって各ねじ山付ピン6が過剰に引っ張られること(Ueberziehen)が回避される。それというのは、ねじ山付ピン6はその段部15で、保持エレメント10の面17におけるリミットストッパに当接するからである。すなわちコーミングエレメントは、もっぱら、ばねエレメント30(31)の生じるばね力によって、ベース体5の外周部Uに緊締されかつこの位置において固定される。ねじ山付ピン6および保持エレメント10の、予め設定された幾何学的な特性によって、すべての固定箇所における均一かつ一定の圧着力が保証される。ねじ山付ピン6の締付けトルクは、各コーミングエレメントをベース体5の周面Uに緊締もしくは押圧させる圧着力に対して、もはや影響を及ぼさない。
図4に示した実施形態の取付け時には、そこに示した保持エレメント40は、保持棒H1にねじ込まれるのではなく、部分的に図2の記載の右側にも示されているように、端部分43を介して側部から保持棒H1の長手方向スリット47に挿入される。次いでコーミングエレメントK1の装着時に、挿入された保持エレメント40は、そのねじ山付孔18がベース体5の各貫通孔12に向かい合って位置するように位置決めされる。保持棒H1の底面F1の領域にマーキングを設けることも可能であり、この場合にはマーキングを介して、保持エレメント40を長手方向スリット47への挿入時に既に適正位置にもたらすことができる。
コーミングエレメントK1を固定するための次の取付けステップは、既に図3の実施形態に対して記載した取付けステップに相当する。図1に示した残りのコーミングエレメントK2〜K4は、コーミングエレメントK1において記載したのと同じ形式でベース体5に固定される。
図4に破線で略示したように、各保持エレメント40は、溶接シームを介して保持棒H1に結合されていてもよい。また、保持エレメントを接着結合によって保持棒に結合することも可能である。他の可能性としては、保持エレメントを保持棒に一体に成形することがある。これらの場合には各保持エレメントは保持棒に固定にかつ解離不能に結合されている。
コーミングシリンダのベース保持体におけるコーミングエレメントの提案された固定形式は、コーミングエレメントの簡単かつ迅速な取付け・取外しを可能にし、このとき使用されるねじ山付ピンの締付けトルクは、ベース体の外周部Uにおける各コーミングエレメントの圧着力に対して影響を及ぼさない。

Claims (8)

  1. コーミング機のコーミングシリンダ(1)であって、
    該コーミングシリンダ(1)の回転軸線(D)に対して平行に配置されたベース体(5)であって、外周部(U)に少なくとも1つのコーミングエレメント(K1〜K4)が載置されているベース体(5)と、前記コーミングエレメントに結合された少なくとも1つの保持エレメント(10,40)とを備えており、該保持エレメント(10,40)は、少なくとも1つのねじ山付孔(18)を有していて、該ねじ山付孔(18)に、ねじ山付ピン(6)の、ねじ山を備えた各1つの第1の端部分(E1)が進入していて、前記ねじ山付ピン(6)は、前記ベース体(5)の半径方向に向けられた孔(12)を貫通する中央部分(14)を有しており、前記ねじ山付ピン(6)は、第2の端部分(E2)を備えていて、該第2の端部分(E2)を介して前記ねじ山付ピン(6)は、前記各孔(12)の領域において前記ベース体(5)の内側の支持面(26)に支持されており、このとき前記第2の端部分(E2)の横断面は、前記各孔(12)の横断面を少なくとも部分的に上回っている、コーミングシリンダ(1)において、
    前記各ねじ山付ピン(6)の前記第1の端部分(E1)は、前記中央部分(14)の直径(d)よりも小さな直径(d1)を有していて、前記ベース体(5)の前記内側の支持面(26)と前記ねじ山付ピン(6)の前記第2の端部分(E2)との間にばねエレメント(30,31)が設けられていることを特徴とする、コーミング機のコーミングシリンダ。
  2. 前記各コーミングエレメント(K1〜K4)の取り付けられた位置において、前記ばねエレメント(30,31)は緊縮されており、前記ねじ山付ピン(6)の前記中央部分(14)の、前記第1の端部分(E1)に向かって位置する端面(16)が、前記ねじ山付孔(18)の領域において前記保持エレメント(10,40)に載置されている、請求項1記載のコーミングシリンダ。
  3. 前記各保持エレメント(10,40)は、前記コーミングエレメント(K1〜K4)に解離可能に取り付けられている、請求項1または2記載のコーミングシリンダ。
  4. 前記ベース体(5)は、半径方向外側に向けられた凹部(V1,V2)を有していて、該凹部(V1,V2)に前記各保持エレメント(10,40)が進入している、請求項1から3までのいずれか1項記載のコーミングシリンダ。
  5. 当該コーミングシリンダの周方向で見て、前記ベース体(5)は、互いに間隔をおいて配置された支持リブ(S1,S2)を備えており、該支持リブ(S1,S2)に、前記各コーミングエレメント(K1〜K4)の端部領域が載置されていて、このとき前記支持リブ(S1,S2)は、当該コーミングシリンダ(1)の回転軸線(D)に対して平行に延びている、請求項1から4までのいずれか1項記載のコーミングシリンダ。
  6. 前記ばねエレメントはコイルばね(30)である、請求項1から5までのいずれか1項記載のコーミングシリンダ。
  7. 前記ばねエレメントはウェーブスプリング(31)である、請求項1から5までのいずれか1項記載のコーミングシリンダ
  8. 請求項1から7までのいずれか1項記載の少なくとも1つのコーミングシリンダ(1)を備えたコーミング機。
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