JP5563176B1 - エンジンの排熱回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンジンの排熱を有効に利用するとともにエンジンとその周辺機器を保護することができる排熱回収装置を提供する。
【解決手段】 エンジンの排熱回収装置(1)は、エンジン(71)を備える。また、前記エンジン(71)の第1被冷却機構を冷却するための第1冷却媒体を有し、温水利用設備から出力される第1温度の水を前記第1冷却媒体と熱交換することにより、前記第1温度より高い第2温度の水を出力する第1クーラー(3)を備える。また、前記第2温度の水を前記エンジンの排気ガスと熱交換することにより、前記第2温度より高い第3温度の水を出力するとともに前記温水利用設備に供給する熱交換器(2)を備える。また、前記第1冷却媒体の温度が前記第1クーラー(3)の前記第1温度の水が供給される側の温度より低い場合、前記第1温度の水を前記熱交換器(2)に供給させる第1弁装置(52)を備える。

Description

本発明は、エンジンの排熱回収装置に関する。
例えば、エンジンの冷却水および排気ガスのそれぞれの通路に熱交換器を備え、動作流体を冷却水用の熱交換器で昇温した後に排気ガス用の熱交換器で更に昇温することによって冷却水および排気ガスから熱を回収する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。回収された熱は、給湯設備や他の発電設備の熱源として利用される。
特開平10−141137号公報
しかしながら、上述したようなエンジンの熱の回収装置には、冷却水の温度が熱交換器の温度より低い場合、次のような問題がある。
つまり、エンジンが始動するとき、冷却水用の熱交換器は冷却水から熱を回収しない。却って、冷却水用の熱交換器は動作流体から熱を奪うおそれがあり、エンジンの排熱の有効利用に反する。
また、エンジンが定常運転されているとき、冷却水用の熱交換器は、動作流体から熱を奪って冷却水に与えるおそれがある。冷却水の温度が上昇して上限値を超え、エンジンがオーバーヒートし、その結果、エンジンやその周辺機器が損傷するおそれがある。
前述した課題を解決する主たる本発明は、エンジンと、前記エンジンの第1被冷却機構を冷却するための第1冷却媒体を有し、温水利用設備から出力される第1温度の水を前記第1冷却媒体と熱交換することにより、前記第1温度より高い第2温度の水を出力する第1クーラーと、前記第2温度の水を前記エンジンの排気ガスと熱交換することにより、前記第2温度より高い第3温度の水を出力するとともに前記温水利用設備に供給する熱交換器と、前記第1冷却媒体の温度が前記第1クーラーの前記第1温度の水が供給される側の温度より低い場合、前記第1温度の水を前記熱交換器に供給させる第1弁装置と、を備える。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、エンジンの排熱を有効に利用するとともにエンジンとその周辺機器を保護することができる。
本発明の実施形態におけるエンジンの排熱回収装置の概略を示す。 エンジンが定常運転を行っている場合における排熱回収装置の水の流れの一例を示す。 エンジンが定常運転を行っている場合における排熱回収装置の水の流れの他の例を示す。 エンジンが定常運転を行っている場合における排熱回収装置の水の流れの更に他の例を示す。 エンジンが始動した際における排熱回収装置の水の流れの一例を示す。 エンジンが始動した際における排熱回収装置の水の流れの他の例を示す。 排熱回収装置が過熱している場合における水の流れの一例を示す。 排熱回収装置が過熱している場合における水の流れの他の例を示す。 本発明の実施形態における排熱回収装置が接続される設備の一例を示す。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
図1〜図9を参照して、本発明の実施形態における排熱回収装置について説明する。なお、本実施形態において、排熱回収装置1の排気ガス熱交換器2から出力された水は、バイナリー発電装置8で利用され、排熱回収装置1の貯水槽6に回収されるものとする。また、本実施形態におけるエンジン71は発電機72の原動機として用いられる。エンジン71の冷却水は、エンジン71と冷却水クーラー3との間をポンプP3によって循環させられる間に冷却され、エンジン71の潤滑油は、エンジン71と潤滑油クーラー4との間をポンプP4によって循環させられる間に冷却されるものとする。
===構成===
図1は、本発明の実施形態における排熱回収装置の概略図である。排熱回収装置1は、図1に示されるように、排気ガス熱交換器2、冷却水クーラー3、潤滑油クーラー4、弁51〜55、および、貯水槽6を備えている。なお、排熱回収装置1の各構成要素は後述するように他の構成要素と繋がっているところ、構成要素同士は、例えば水管を介して繋がっているものとする。
排熱回収装置1において、動作媒体である水は、後述する予熱系統で予熱された後、排気ガス熱交換器2で加熱されて、バイナリー発電装置8に送られる。排熱回収装置1は、貯水槽6から弁51,52、冷却水クーラー3を経て排気ガス熱交換器2に至る主予熱系統と、貯水槽6から弁51、潤滑油クーラー4、弁54を経て排気ガス熱交換器2に至る副予熱系統とを有する。また、排熱回収装置1は、弁53、55を介して冷却水を冷却水クーラー3、潤滑油クーラー4および貯水槽6に供給する冷却水供給系統を有している。
<主予熱系統>
主予熱系統は、上述したとおり、貯水槽6から弁51,52,冷却水クーラー3を経て排気ガス熱交換器2に至る。
具体的に述べると、貯水槽6は、バイナリー発電装置8から出力された水を蓄える装置であって、水管を介してバイナリー発電装置8における水の出力口と繋がっている。また、貯水槽6は、冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4から戻される水を回収するとともに、弁55から補給される冷却水を受け入れる。貯水槽6は、上述のようにして水を蓄えた後、蓄えた水を弁51に出力する。
貯水槽6は、貯水槽6の水位を測定する水位センサ61を有している。水位センサ61は、測定値が所定の下限を下回った場合、弁55を介して冷却水が補給されるように制御装置59に測定信号を出力する。
また、貯水槽6における水の出力口には、温度センサ62が設けられている。温度センサ62は、貯水槽6から出力される水の温度T1を測定し、制御装置59に出力する。なお、バイナリー発電装置8から貯水槽6に流入する水の温度は、例えば摂氏80度ほどである。
貯水槽6から出力された水は、ポンプP1によって弁51、52を経て冷却水クーラー3に送られる。弁51,52については後述する。
冷却水クーラー3は、エンジン71の燃焼室周囲を冷却するための冷却媒体として冷却水を有し、エンジン71の冷却水を貯水槽6から出力された水と熱交換することによって、エンジン71の冷却水を冷却するとともに、貯水槽6からの水を予熱して排気ガス熱交換器2に出力する装置である。冷却水クーラー3における水の流入口は、弁52における水の出力口と繋がっており、冷却水クーラー3における水の出力口は、排気ガス熱交換器2における水の流入口に繋がっている。
また、冷却水クーラー3は、弁53を介して冷却水が供給されるように冷却水流入口を有するとともに、冷却水クーラー3において昇温された冷却水が貯水槽6に出力されるように冷却水出力口を有する。
冷却水クーラー3は、2つの温度センサ31,32を有している。温度センサ31は、冷却水クーラー3の温度T2を測定して、測定信号を制御装置59に出力する。温度センサ32は、冷却水クーラー3における水の出力口に設けられ、冷却水クーラー3から出力される水の温度T3を測定し、制御装置59に出力する。また、冷却水クーラー3は、流量計33を有している。流量計33は、冷却水クーラー3に流入する水の流量を測定し、測定値が所定の下限を下回る場合、弁53から冷却水の補給を受けるべく制御装置59に出力する。
冷却水クーラー3において予熱された水は、排気ガス熱交換器2に出力される。例えば、バイナリー発電装置8から出力された水が約摂氏80度の温度である場合、水は貯水槽6において多少放熱し、摂氏70度ほどの温度で貯水槽6から出力される。このような温度の水が、摂氏90度を上限の温度とする冷却水クーラー3において予熱されて出力される。
排気ガス熱交換器2は、冷却水クーラー3で予熱された水を、エンジン71の排気ガスと熱交換することで加熱する装置である。排気ガス熱交換器2における水の出力口はバイナリー発電装置8における水の流入口に繋がっており、排気ガス熱交換器2によって加熱された水は、バイナリー発電装置8に出力される。例えば、本実施形態におけるエンジン71の排気ガスは摂氏500度ほどであり、熱交換後の水の温度は、バイナリー発電装置8において必要とされる摂氏95度を優に超える。エンジン71の排気ガスは、排気ガス熱交換器2における熱交換によって摂氏200〜300度まで温度を低下された後、大気に放出される。
<副予熱系統>
副予熱系統は、上述したとおり、貯水槽6から弁51、潤滑油クーラー4、弁54を経て排気ガス熱交換器2に至る。
具体的には、潤滑油クーラー4は、エンジン71の内部を冷却するための冷却媒体として潤滑油を有し、エンジン71の潤滑油を貯水槽6から出力された水と熱交換することによって、エンジン71の潤滑油を冷却するとともに、貯水槽6からの水を予熱して出力する装置である。潤滑油クーラー4における水の流入口は、弁51における水の一方の出力口に繋がり、また、潤滑油クーラー4における水の出力口は、弁54における水の流入口に繋がっている。そして、弁54における水の一方の出力口は、排気ガス熱交換器2に繋がっている。したがって、貯水槽6から弁51を介して潤滑油クーラー4に供給された水は、潤滑油クーラー4において予熱された後、加熱のために排気ガス熱交換器2に出力されるか、後述するように、更なる予熱のために貯水槽6に回収される。
潤滑油クーラー4は、2つの温度センサ41,42を有する。温度センサ41は、潤滑油クーラー4の温度T4を測定し、制御装置59に出力する。温度センサ42は、潤滑油クーラー4における水の出力口に設けられ、潤滑油クーラー4から出力される水の温度T5を測定して制御装置59に出力する。また、潤滑油クーラー4は流量計43を有している。流量計43は、潤滑油クーラー4に流入する水の流量を測定し、測定値が所定の下限を下回る場合、弁53から冷却水の補給を受けるべく制御装置59に出力する。
<冷却水供給系統>
冷却水供給系統は、上述したとおり、弁53、55を介して冷却水を冷却水クーラー3、潤滑油クーラー4および貯水槽6に供給する。冷却水は、バイナリー発電装置8とは異なる設備、例えば上水道から供給される。また、スケールの発生を防止する観点から、冷却水として真水が用いられることが好ましい。
具体的には、弁55の冷却水流入口はポンプP2を介して例えば上水道に繋がっており、弁55の一方の冷却水出力口は貯水槽6の冷却水流入口に、他方の冷却水出力口は弁53の冷却水流入口に繋がっている。弁53の一方の冷却水出力口は冷却水クーラー3の冷却水流入口に、他方の冷却水出力口は潤滑油クーラー4の冷却水流入口に繋がっている。
したがって、冷却水は、後述する条件の下、弁53を介して冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4に、また、弁55を介して貯水槽6に、それぞれ供給される。
<弁>
弁51、52、54は、主および副予熱系統における水の流れを調節する装置であり、弁53、55は、冷却水供給系統における冷却水の流れを調節する装置である。弁51〜55は制御装置59の出力に基づいて動作する。
具体的には、弁51は、貯水槽6から供給された水を弁52および潤滑油クーラー4に振り分けて出力する装置である。したがって、弁51は、貯水槽6からの水が流入する1つの流入口と、水が弁52および潤滑油クーラー4の側にそれぞれ出力される2つの出力口を有する。
弁51から出力される水の配分は、状況に応じて変更される。水は、例えば、弁52側に全て出力されたり、潤滑油クーラー4側に全て出力されたりしてもよいし、弁52側に1/2、潤滑油クーラー4側に1/2でもよく、あるいは、弁52側に1/3、潤滑油クーラー4側に2/3でもよい。排熱回収装置1が通常運転を行っているとき、弁51は、弁52側にも潤滑油クーラー4側にも水が出力されるように制御される。
また、弁51における弁52側の出力口には、温度センサ511が設けられている。温度センサ511は、弁51から弁52側に出力される水の温度T6を測定し、制御装置59に出力する。
弁52は、弁51と冷却水クーラー3とを繋ぐ流路に設けられ、冷却水クーラー3の温度T2が弁51から弁52側に出力された水の温度T6より低い場合、温度T6の水を排気ガス熱交換器2に供給させる装置である。つまり、弁52は、上述の場合に、貯水槽6からの水を冷却水クーラー3を経ることなく排気ガス熱交換器2に供給するような流路を形成する。それ以外の場合、弁52は、温度T6の水を冷却水クーラー3に供給させる。
弁53は、主および副予熱系統が過熱したとき、冷却水を冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4に供給させる装置である。具体的には、冷却水クーラー3の温度T2が所定の許容温度を超える場合、かつ、潤滑油クーラー4の温度T4が所定の許容温度を超える場合に、弁53は動作する。また、弁53は、冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4のそれぞれに供給される水の流量がそれぞれ所定の下限を下回る場合にも、冷却水を冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4に供給させる。これら2つ以外の場合、弁53は動作しないように設定するが、状況に応じ、動作するようにしてもよい。
弁54は、潤滑油クーラー4から出力された水を、排気ガス熱交換器2と貯水槽6のいずれかに供給する装置である。つまり、弁54は、潤滑油クーラー4から出力される水の温度T5が、冷却水クーラー3から出力される水の温度T3よりも低い場合、潤滑油クーラー4から出力された水を貯水槽6に回収させ、それ以外の場合には、排気ガス熱交換器2に供給させる。
弁55は、貯水槽6の水位が所定の下限を下回る場合、冷却水を貯水槽6に供給させる装置である。
<制御装置>
制御装置59は、温度センサ31、32、41、42、62、511、流量計33、43、水位センサ61から出力される測定信号に基づいて、弁51〜55を制御する装置である。
具体的には、制御装置59は、温度センサ41によって測定された潤滑油クーラー4の温度T4と、温度センサ62によって測定された貯水槽6から出力される水の温度T1とを比較し、温度T4が温度T1よりも高い場合、貯水槽6から出力される水が熱交換のために潤滑油クーラー4に供給されるように弁51を制御する。一方、温度T4が温度T1より低い場合には、制御装置59は、貯水槽6からの水が弁52の方に供給されるように弁51を制御する。
また、制御装置59は、温度センサ31によって測定された冷却水クーラー3の温度T2と、温度センサ511によって測定された、弁51から弁52側に出力される水の温度T6とを比較し、温度T2が温度T6よりも低い場合、弁51から供給される水が冷却水クーラー3を経由することなく排気ガス熱交換器2に供給されるよう弁52を制御する。一方、温度T2が温度T6より高い場合、制御装置59は、弁51から供給される水が冷却水クーラー3に供給されるよう弁52を制御する。
制御装置59は、温度センサ31によって測定された冷却水クーラー3の温度T2が冷却水クーラー3の許容温度を超える場合、かつ、温度センサ41によって測定された潤滑油クーラー4の温度T4が潤滑油クーラー4の許容温度を超える場合、弁53から冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4に冷却水を供給するように弁53を制御する。また、制御装置59は、流量計33によって測定された冷却水クーラー3を流れる水の流量が所定の下限を下回る場合、および、流量計43によって測定された潤滑油クーラー4を流れる水の流量が所定の下限を下回る場合にも、冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4に冷却水を供給するように弁53を制御する。これら2つの場合以外には、制御装置59は、冷却水を冷却水クーラー3にも潤滑油クーラー4にも供給しないように弁53を制御する。例えば、発電用エンジンの場合、エンジン71の冷却水および潤滑油は摂氏200〜300度ほどの温度に達するが、冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4の許容温度はそれぞれ摂氏95度ほどである。
さらに、制御装置59は、温度センサ32によって測定された冷却水クーラー3から出力される水の温度T3と、温度センサ42によって測定された潤滑油クーラー4から出力される水の温度T5とを比較し、温度T3が温度T5より高い場合、潤滑油クーラー4から出力される温度T5の水が貯水槽6に回収されるように弁54を制御する。一方、制御装置59は、温度T3が温度T5より低い場合、潤滑油クーラー4から出力される温度T5の水が排気ガス熱交換器2に供給されるように弁54を制御する。
制御装置59は、水位センサ61によって測定された貯水槽6の水位が所定の下限を下回る場合、貯水槽6に冷却水を補給するよう弁55を制御する。
<バイナリー発電装置>
本実施形態において、排熱回収装置1において加熱された水は、バイナリー発電装置8において利用される。つまり、本実施形態では、エンジン71を原動機として発電すると同時に、エンジン71の排熱を利用して更に発電する多段式発電システムが構成されている。
バイナリー発電装置8は、図9に示されるように、蒸発器81,タービン82,凝縮器83,発電機84,インバータ85,コンバータ86およびクーリングタワー87を備えている。バイナリー発電装置8に入力される水の適切な温度は、例えば摂氏95度ほどである。また、バイナリー発電装置8から出力される温水の温度は、例えば摂氏83度ほどである。
排熱回収装置1の排気ガス熱交換器2から出力された水は、バイナリー発電装置8の蒸発器81に導かれる。そして、蒸発器81においてバイナリー発電装置8の動作媒体に熱を与えた後、排熱回収装置1の貯水槽6に戻される。
バイナリー発電装置8の動作媒体は、蒸発器81において加熱されて蒸発する。気化した動作媒体は、タービン82に導かれ、タービン82を回転させた後、凝縮器83において液化される。液化された動作媒体は、ポンプP6によって再び蒸発器81に送られる。
タービン82は発電機84の原動機であり、タービン82の回転によって発電機84は発電する。発電機84によって発電された電力は、インバータ85およびコンバータ86を経て送電系統に送電される。
===動作===
図2〜図8を参照して、本発明の実施形態における排熱回収装置の動作を説明する。
<エンジンが定常運転している時>
図2〜図4は、エンジンが定常運転を行っている状態における予熱系統の水および冷却水供給系統の冷却水の流れを太線で示している。
図2は、エンジンが定常運転されている状態における水の基本的な流れを示す。この場合、冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4の温度T2,T4は、それぞれ許容温度より低く、また、貯水槽6および弁51から出力される水の温度T1,T6より高い。また、冷却水クーラー3から出力される水の温度T3は、潤滑油クーラー4から出力される水の温度T5より低い。貯水槽6の水位は下限を上回っており、また、冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4にそれぞれ流入する水の流量は下限を上回っている。
このとき、制御装置59は、温度センサ62および41からの測定信号を比較し、温度T1の方が温度T4より低いと判定する。そして、制御装置59は、弁51に供給される水が冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4の両方に流れるように弁51を制御する。
また、制御装置59は、温度センサ511および31からの測定信号を比較し、温度T6の方が温度T2より低いと判定する。そして、制御装置59は、弁52に供給される水が冷却水クーラー3に流れるように弁52を制御する。
また、制御装置59は、温度センサ32および42からの測定信号を比較し、温度T3の方が温度T5より低いと判定する。そして、制御装置59は、弁54に供給される水が排気ガス熱交換器2に流れるように弁54を制御する。
制御装置59は、水位センサ61の測定信号から貯水槽6の水位は下限を上回っていると判定し、貯水槽6に冷却水が供給されないように弁55を制御する。また、制御装置59は、流量計33と43の測定信号から、冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4にそれぞれ流入する水の流量は下限を上回っていると判定し、冷却水クーラー3にも潤滑油クーラー4にも冷却水が供給されないように弁53を制御する。
その結果、水は、主予熱系統と副予熱系統とを流れた後に排気ガス熱交換器2で加熱される。冷却水供給系統に冷却水は流れない。
図3は、エンジンが定常運転されている状態において、冷却水クーラー3から出力される水の温度T3が、潤滑油クーラー4から出力される水の温度T5よりも高い場合における水の流れを示す。制御装置59は、温度センサ32および42の測定信号を比較して、温度T3が温度T5よりも高いと判定し、潤滑油クーラー4から出力される水を貯水槽6に流すように弁54を制御する。
その結果、主予熱系統を流れる水は排気ガス熱交換器2において加熱されるが、副予熱系統を流れる水は、再度の予熱のため貯水槽6に回収される。冷却水クーラー3で予熱された水に、それよりも温度の低い潤滑油クーラー4からの水を合流させることで、冷却水クーラー3からの水の温度を低下させないようにするため、つまり、熱の有効利用のためである。
図4は、エンジンが定常運転されている状態において、貯水槽6の水位が所定の下限を下回ったときの水および冷却水の流れを示す。制御装置59は、水位センサ31からの測定信号に基づいて、貯水槽6の水位が下限を下回っていると判定し、貯水槽6に冷却水を供給するように弁55を制御する。その結果、貯水槽6の水位が下限を上回るまで、弁55を介して冷却水が補給される。
<エンジンが始動する時>
図5および図6は、エンジン71が始動した時における予熱系統の水および冷却水供給系統の冷却水の流れを太線で示している。
図5は、エンジン71が始動した時における水の基本的な流れを示す。この場合、冷却水クーラー3の温度T2は、弁51から弁52側に出力される水の温度T6よりも低い。制御装置59は、温度センサ31および511からの測定信号を比較し、温度T2が温度T6よりも低いと判定し、弁51から流入した水を排気ガス熱交換器2に供給させるように弁52を制御する。
また、潤滑油クーラー4の温度T4は、貯水槽6から出力される水の温度T1よりも低い。制御装置59は、温度センサ41および62からの測定信号を比較し、温度T4が温度T1よりも低いと判定して、貯水槽6から流入した水を弁52に供給させるように弁51を制御する。
その結果、貯水槽から出力された水は、弁51,52を経て排気ガス熱交換器2に供給される。これにより、冷却されるべきエンジン71の冷却水に熱を与える事態を回避することができる。また、予熱されるべき貯水槽6からの水が冷却水クーラー3で熱を奪われることを回避することができ、熱の有効利用が図られる。
図6は、エンジン71が始動した時に、貯水槽6の水位が下限に満たない状態における水および冷却水の流れを示す。制御装置59は、水位センサ31からの測定信号に基づいて、貯水槽6の水位が下限に満たないと判定し、貯水槽6に冷却水を供給させるように弁55を制御する。その結果、貯水槽6の水位が下限を上回るまで、弁55を介して冷却水が補給される。
<排熱回収装置の主および副予熱系統が過熱している時>
図7および図8は、排熱回収装置1の主および副予熱系統が過熱している時における予熱系統の水および冷却水供給系統の冷却水の流れを太線で示している。
図7は、排熱回収装置1の主および副予熱系統が過熱している時の、水の基本的な流れを示す。この場合、冷却器クーラー3および潤滑油クーラー4の温度T2,T4は、冷却器クーラー3および潤滑油クーラー4のそれぞれの許容温度を超えている。制御装置59は、温度センサ31および41からの測定信号を比較し、温度T2およびT4はそれぞれの許容温度を超えていると判定する。制御装置59は、弁53に冷却水が供給されるように弁55を制御するとともに、冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4に冷却水が供給されるように弁53を制御する。
また、貯水槽6から出力される水の温度T1は、潤滑油クーラー4の温度T4より高い。制御装置59は、温度センサ62および41の測定結果を比較し、温度T1の方が温度T4より高いと判定し、貯水槽6から出力された水を弁52に供給させるように弁51を制御する。
さらに、弁51から出力される水の温度T6は、冷却水クーラー3の温度T2よりも高い。制御装置59は、温度センサ511および31の測定信号を比較し、温度T6の方が温度T2より高いと判定し、弁51から出力された水を排気ガス熱交換器2に供給させるように弁52を制御する。
その結果、貯水槽から出力された水は、弁51,52を経て排気ガス熱交換器2に供給される。また、冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4に冷却水が供給され、これら機器が冷却される。このようにして供給された冷却水は、冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4から貯水槽6に回収される。
冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4が過熱することによってエンジン71がオーバーヒートし、エンジン71とその周辺機器が損傷するおそれがあることから、冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4の過熱を防ぐことで各種機器の保護が図られる。
図8は、排熱回収装置1の主および副予熱系統が過熱していることに加えて、貯水槽6の水位が下限を下回っている時の、水の流れを示す。制御装置59は水位センサ61の測定信号に基づいて弁55を開くよう制御するため、冷却水が貯水槽6に供給される。これにより、過熱している主および副予熱系統の全体が冷却される。
前述したとおり、冷却水クーラー3は、エンジン71の燃焼室周囲を冷却するための冷却媒体として冷却水を有し、温水利用設備から出力される第1温度の水をエンジン71の冷却水と熱交換することにより、第1温度より高い第2温度の水を出力する。排気ガス熱交換器2は、第2温度の水をエンジン71の排気ガスと熱交換することにより、第2温度より高い第3温度の水を出力するとともにバイナリー発電装置8に供給する。弁52は、エンジン71の冷却水の温度が冷却水クーラー3の第1温度の水が供給される側の温度より低い場合、第1温度の水を排気ガス熱交換器2に供給させる。したがって、温水利用設備側から供給された水は、弁52を経て排気ガス熱交換器2に供給される。つまり、水は冷却水クーラー3を経由しない。これにより、冷却されるべきエンジン71の冷却水に熱を与える事態を回避することができる。このことは、排熱回収装置1の予熱系統が過熱している場合に、エンジン71のオーバーヒートおよびそれに伴うエンジン71とその周辺機器の損傷を防止することに繋がる。また、予熱されるべき温水利用設備側からの水が冷却水クーラー3で熱を奪われることを回避することができ、熱の有効利用が図られる。
また、潤滑油クーラー4は、エンジン71の内部を冷却するための冷却媒体として潤滑油を有し、温水利用設備から出力される第1温度の水を潤滑油と熱交換することにより、第1温度より高い第4温度の水を出力するとともに排気ガス熱交換器2に供給する。したがって、排熱回収装置1は、冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4という2つの予熱付与手段を有し、熱の有効利用が図られる。
また、弁51は、弁52の第1温度の水が流入する側に設けられ、潤滑油の温度が潤滑油クーラー4の第1温度の水が供給される側の温度より低い場合、潤滑油クーラー4に供給される第1温度の水を弁52の方に供給させる。これにより、冷却されるべきエンジン71の潤滑油に熱を与える事態を回避することができる。このことは、排熱回収装置1の予熱系統が過熱している場合に、エンジン71のオーバーヒートおよびそれに伴う各機器の損傷を防止することに繋がる。また、予熱されるべき温水利用設備側からの水が潤滑油クーラー4で熱を奪われることを回避することができ、熱の有効利用が図られる。
また、貯水槽6は、弁51の第1温度の水が流入する側に設けられ、温水利用設備から出力される第1温度の水を蓄えた後に弁51に出力する。したがって、排熱回収装置1の予熱系統を流れる水の量を調節することができ、排熱回収装置1を安定的に運用することができる。
また、弁54は、潤滑油クーラー4の第4温度の水が出力される側の温度が、冷却水クーラー3の第2温度の水が出力される側の温度より低い場合、第4温度の水を貯水槽6に供給させる。したがって、冷却水クーラー3から出力された水は排気ガス熱交換器2において加熱されるが、潤滑油クーラー4から出力された水は、再度の予熱のため貯水槽6に回収される。冷却水クーラー3で予熱された水に、それよりも温度の低い潤滑油クーラー4からの水を合流させることで、冷却水クーラー3からの水の温度が低下することを回避することができ、熱の有効利用に役立つ。
また、弁53は、上水道など、温水利用設備とは異なる設備から出力され、エンジン71の冷却水および潤滑油の温度より低い第5温度の水を、冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4のうち少なくとも一方に供給させる。これにより、冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4に流れこむ水を確保することができ、排熱回収装置1の安定的な運転に役立つ。
弁53は、冷却水クーラー3の第1温度の水が供給される側の温度がエンジン71の冷却水の許容温度より高い場合、かつ、潤滑油クーラー4の第1温度の水が供給される側の温度が潤滑油の許容温度より高い場合に、第5温度の水を冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4に供給することが好ましい。これにより、冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4の過熱を防ぐことができ、エンジン71のオーバーヒートおよびそれに伴うエンジン71とその周辺機器の損傷が回避される。
また、弁53は、冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4に供給される第1温度の水の流量がそれぞれ所定の流量以下になった場合にも、第5温度の水を冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4に供給することが好ましい。これにより、冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4に流れこむ水の一定の流量を確保することができ、排熱回収装置1の安定的な運転に役立つ。
また、弁55は、貯水槽6に蓄えられた水の量が所定量以下になった場合、第5温度の水を貯水槽6に供給させる。したがって、貯水槽6は所定量の水を貯めていることが確保される。このことは、貯水槽6から冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4に水が安定的に供給されることを意味し、排熱回収装置1の安定的な運転に繋がる。
また、温水利用設備は、バイナリー発電装置であることが好ましい。これにより、エンジン71からの排熱を利用して更に発電することが可能となり、エンジン71の排熱の有効利用が図られる。
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
例えば、第1クーラーおよび第2クーラーをそれぞれ冷却水クーラー3および潤滑油クーラー4と対応させて説明したが、冷却水クーラー3と潤滑油クーラー4とは入れ替わってもよい。
また、温水利用設備の他の例として温水プールが挙げられる。
1 排熱回収装置
2 排気ガス熱交換器
3 冷却水クーラー
4 潤滑油クーラー
51〜55 弁
6 貯水槽

Claims (12)

  1. エンジンと、
    前記エンジンの第1被冷却機構を冷却するための第1冷却媒体を有し、温水利用設備から出力される第1温度の水を前記第1冷却媒体と熱交換することにより、前記第1温度より高い第2温度の水を出力する第1クーラーと、
    前記第2温度の水を前記エンジンの排気ガスと熱交換することにより、前記第2温度より高い第3温度の水を出力するとともに前記温水利用設備に供給する熱交換器と、
    前記第1冷却媒体の温度が前記第1クーラーの前記第1温度の水が供給される側の温度より低い場合、前記第1温度の水を前記熱交換器に供給させる第1弁装置と、
    を備えることを特徴とするエンジンの排熱回収装置。
  2. 前記エンジンの第2被冷却機構を冷却するための第2冷却媒体を有し、前記温水利用設備から出力される前記第1温度の水を前記第2冷却媒体と熱交換することにより、前記第1温度より高い第4温度の水を出力するとともに前記熱交換器に供給する第2クーラー
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの排熱回収装置。
  3. 前記第1弁装置の前記第1温度の水が流入する側に設けられ、前記第2冷却媒体の温度が前記第2クーラーの前記第1温度の水が供給される側の温度より低い場合、前記第2クーラーに供給される前記第1温度の水を前記第1弁装置の方に供給させる第2弁装置
    を更に備えることを特徴とする請求項2に記載のエンジンの排熱回収装置。
  4. 前記第2弁装置の前記第1温度の水が流入する側に設けられ、前記温水利用設備から出力される前記第1温度の水を蓄えた後に前記第2弁装置に出力する貯水槽
    を更に備えることを特徴とする請求項3に記載のエンジンの排熱回収装置。
  5. 前記第2クーラーの前記第4温度の水が出力される側の温度が、前記第1クーラーの第2温度の水が出力される側の温度より低い場合、前記第4温度の水を前記貯水槽に供給させる第3弁装置
    を更に備えることを特徴とする請求項4に記載のエンジンの排熱回収装置。
  6. 前記温水利用設備とは異なる設備から出力され、前記第1および第2冷却媒体の温度より低い第5温度の水を、前記第1および第2クーラーのうち少なくとも一方に供給させる第4弁装置
    を更に備えることを特徴とする請求項5に記載のエンジンの排熱回収装置。
  7. 前記第4弁装置は、前記第1クーラーの前記第1温度の水が供給される側の温度が前記第1冷却媒体の許容温度より高い場合、かつ、前記第2クーラーの前記第1温度の水が供給される側の温度が前記第2冷却媒体の許容温度より高い場合に、前記第5温度の水を前記第1および第2クーラーに供給することを特徴とする請求項6に記載のエンジンの排熱回収装置。
  8. 前記第4弁装置は、前記第1および第2クーラーに供給される前記第1温度の水の流量がそれぞれ所定の流量以下になった場合に、前記第5温度の水を前記第1および第2クーラーに供給することを特徴とする請求項6に記載のエンジンの排熱回収装置。
  9. 前記貯水槽に蓄えられた水の量が所定量以下になった場合、前記第5温度の水を前記貯水槽に供給させる第5弁装置
    を更に備えることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のエンジンの排熱回収装置。
  10. 前記第1クーラーは、前記エンジンの冷却水を冷却する冷却水クーラーであることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のエンジンの排熱回収装置。
  11. 前記第2クーラーは、前記エンジンの潤滑油を冷却する潤滑油クーラーであることを特徴とする請求項2〜のいずれかに記載のエンジンの排熱回収装置。
  12. 前記温水利用設備は、バイナリー発電装置であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のエンジンの排熱回収装置。
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