JP5422913B2 - 高炉炉体冷却システム - Google Patents

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Description

本発明は、高炉炉体の冷却システムに関するものである。
通常、高炉炉体の冷却は、鋳鉄製または銅製のクーリングステーブを用いて行われる。
その際に、特許文献1では、ヘッドタンクから供給された冷却水が、下降管、クーラー(熱交換器)、循環ポンプ、給水管を経てクーリングステーブ群を順次通過し、排水管を経てヘッドタンクに戻るという、冷却水循環型冷却システムが用いられている。
しかし、クーリングステーブの熱負荷は常に一定ではなく、時間によって変動するとともに、炉内部位によっても差がある。そのため、常時同一の冷却能力で冷却していると、緩冷却でよい部位(低熱負荷部位)を過大に冷却してしまって操業が不安定になったり、逆に冷却強化が必要な部位(高熱負荷部位)の冷却が不充分になって設備損傷を招いたりする危険性がある。
そこで、特許文献2では、クーリングステーブを高炉の高さ方向で複数のゾーンに分割し、それぞれのゾーン毎に独立した冷却水循環型冷却系統を設け、それぞれの熱負荷に応じて冷却水の冷却能力を調整して、高炉炉体保護(冷却強化)と高炉操業安定(過冷却防止)を両立させるようにしている。
特開昭50−074503号公報 特開昭58−019415号公報
しかし、特許文献2においては、クーリングステーブの複数のゾーン毎に独立した冷却水循環型冷却系統(熱交換器、循環ポンプ等)を設ける必要があるため、コストが高くなる。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、高炉炉体の熱負荷の変動に応じた冷却を安価なコストで実施することができる高炉炉体冷却システムを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有する。
[1]ヘッドタンク、熱交換器、循環ポンプ、クーリングステーブを管路により循環系として形成して、冷却水を循環・供給する高炉炉体冷却システムにおいて、
クーリングステーブが高炉の高さ方向に複数のゾーンに分割され、下部のゾーンから排水された冷却水を上部のゾーンに供給する管路と、下部のゾーンから排水された冷却水を上部のゾーンに供給せずにバイパスさせるバイパス管路とを備えているとともに、
前記熱交換器に供給する冷媒の流量を調節するための第1の流量調整弁と、下部のゾーンから排水された冷却水を上部のゾーンに供給する流量を調節するための第2の流量調整弁と、下部のゾーンから排水された冷却水の温度を測定するための下部ゾーン排水温度計と、上部のゾーンから排水された冷却水の温度を測定するための上部ゾーン排水温度計とを備え、
前記下部ゾーン排水温度計の測定温度と上部ゾーン排水温度計の測定温度に基づいて、前記第1の流量調整弁と第2の流量調整弁の開度を調節して、下部のゾーンから排水される冷却水の温度と上部のゾーンから排水される冷却水の温度が所定の温度となるように制御することを特徴とする高炉炉体冷却システム。
[2]上記[1]において、下部のゾーンから排水された冷却水を上部のゾーンに供給する管路に流速計を備え、
前記流速計による測定流速が所定の流速値以上となるように第2の流量調整弁の開度を調整することを特長とする高炉炉体冷却システム。
本発明においては、クーリングステーブの複数のゾーン毎に独立した冷却水循環型冷却系統(熱交換器、循環ポンプ等)を設置する必要はないので、高炉炉体の熱負荷の変動に応じた冷却を安価なコストで実施することができる。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る高炉炉体冷却システムの全体配管図であり、図2は、その制御ブロック図である。
図1、図2に示すように、この実施形態においては、高炉10の炉体を冷却するために、ヘッドタンク15、熱交換器17、循環ポンプ16、クーリングステーブ11、12、13、14を管路21、22、23、24、25により循環系として形成して、冷却水を循環・供給するようになっている。
ここで、クーリングステーブは高炉の高さ方向に、下部ゾーン(第1ブロック11、第2ブロック12)と上部ゾーン(第3ブロック13、第4ブロック14)とに分割されており、ヘッドタンク15から下部ゾーンの第1ブロック11と第2ブロック12に冷却水を供給する給水管路21、21a、21bと、下部ゾーンの第1ブロック11から排水された冷却水を上部ゾーンの第3ブロック13と第4ブロック14に供給する排給水管路22、22a、22bと、上部ゾーンの第3ブロック13と第4ブロック14からの排水をヘッドタンク15に戻す排水管路23、23a、23bと、下部ゾーンの第1ブロック11と第2ブロック12から排水された冷却水を上部ゾーンに供給せずに給水管路21に戻すバイパス管路24、25とを備えている。なお、図1中の19は、冷却水を補給するために設けられている冷却水補給タンクである。
さらに、熱交換器17に供給する冷媒(冷却水)の流量を調節するために冷媒供給管路29に設置された第1流量調整弁31と、第1ブロック11から排水された冷却水を第3ブロック13と第4ブロック14に供給する流量を調節するためにバイパス管路24に設置された第2流量調整弁32と、第1ブロック11から排水された冷却水の温度を測定するために排給水管路22に設けられた第1ブロック排水温度計33と、第2ブロック12から排水された冷却水の温度を測定するために排給水管路25に設けられた第2ブロック排水温度計34と、第3ブロック13から排水された冷却水と第4ブロック14から排水された冷却水が混合した後の温度を測定するために排水管路23に設けられた第3ブロック・第4ブロック排水温度計35とを備えている。
そして、第1ブロック排水温度計33、第2ブロック排水温度計34、第3ブロック・第4ブロック排水温度計35の測定温度に基づいて、第1流量調整弁31と第2流量調整弁32の開度を調節して、上部ゾーン(第3ブロック13、第4ブロック14)から排水される冷却水の温度が所定の温度(例えば、70℃〜80℃)となり、下部ゾーン(第1ブロック11、第2ブロック12)から排水される冷却水の温度も所定の温度(例えば、60℃〜70℃)となるように自動制御する。
例えば、上部ゾーン(第3ブロック13、第4ブロック14)の排水温度計35の測定温度が80℃以上であると、第2の流量調整弁32の開度を調節して、上部ゾーンに供給する冷却水の量を多くすることによって、上部ゾーン(第3ブロック13、第4ブロック14)の排水温度計35の測定温度が80℃を超えないように自動制御する。
また、下部ゾーン(第1ブロック11、第2ブロック12)の排水温度計33、34の測定温度が70℃以上であると、第1の流量調整弁31の開度を調節して、熱交換器17に供給する冷媒(冷却水)の量を多くすることによって、下部ブロックに供給する冷却水の温度を下げて、下部ゾーンの排水温度計33、34の測定温度が70℃を超えないように自動制御する。
なお、第2流量調整弁32については、第1ブロック11から上部ゾーンへの排給水管路22に設けた流速計37とも連結し、冷却水中の気泡除去と冷却水の蒸発防止のために、排給水管路23内の流速が一定以上の値(例えば、0.5m/s以上)になるように自動制御することが好ましい。
このようにして、この実施形態においては、第1ブロック排水温度計33、第2ブロック排水温度計34、第3ブロック・第4ブロック排水温度計35の測定温度に基づいて、第1流量調整弁31と第2流量調整弁32の開度を調節して、上部ゾーン(第3ブロック13、第4ブロック14)および下部ゾーン(第1ブロック11、第2ブロック12)から排水される冷却水の温度がそれぞれ所定の温度になるように自動制御している。そのため、従来技術(特許文献2)のように、複数のゾーン毎に独立した冷却水循環型冷却系統(熱交換器、循環ポンプ等)を設置する必要がなく、高炉炉体の熱負荷の変動に応じて、高炉炉体保護(冷却強化)と高炉操業安定(過冷却防止)を両立させながらの高炉炉体の冷却を安価なコストで実施することができる。
なお、上記の実施形態においては、クーリングステーブを上部ゾーンおよび下部ゾーンの2個のゾーンに分割したが、必要に応じて、3個以上のゾーンに分割してもよい。
本発明の一実施形態に係る高炉炉体冷却システムの全体配管図である。 本発明の一実施形態に係る高炉炉体冷却システムの制御ブロック図である。
符号の説明
10 高炉
11 クーリングステーブの第1ブロック
12 クーリングステーブの第2ブロック
13 クーリングステーブの第3ブロック
14 クーリングステーブの第4ブロック
15 ヘッドタンク
16 循環ポンプ
17 熱交換器
19 冷却水補給タンク
21、21a、21b 給水管路
22、22a、22b 排給水管路
23、23a、23b 排水管路
24 バイパス管路
25 バイパス管路
29 冷媒供給管路
31 第1流量調整弁
32 第2流量調整弁
33 第1ブロック排水温度計
34 第2ブロック排水温度計
35 第3ブロック・第4ブロック排水温度計
37 流速計

Claims (2)

  1. ヘッドタンク、熱交換器、循環ポンプ、クーリングステーブを管路により循環系として形成して、冷却水を循環・供給する高炉炉体冷却システムにおいて、
    クーリングステーブが高炉の高さ方向に複数のゾーンに分割され、下部のゾーンから排水された冷却水を上部のゾーンに供給する管路と、下部のゾーンから排水された冷却水を上部のゾーンに供給せずにバイパスさせるバイパス管路とを備えているとともに、
    前記熱交換器に供給する冷媒の流量を調節するための第1の流量調整弁と、下部のゾーンから排水された冷却水を上部のゾーンに供給する流量を調節するための第2の流量調整弁と、下部のゾーンから排水された冷却水の温度を測定するための下部ゾーン排水温度計と、上部のゾーンから排水された冷却水の温度を測定するための上部ゾーン排水温度計とを備え、
    前記下部ゾーン排水温度計の測定温度と上部ゾーン排水温度計の測定温度に基づいて、前記第1の流量調整弁と第2の流量調整弁の開度を調節して、下部のゾーンから排水される冷却水の温度と上部のゾーンから排水される冷却水の温度が所定の温度となるように制御することを特徴とする高炉炉体冷却システム。
  2. 下部のゾーンから排水された冷却水を上部のゾーンに供給する管路に流速計を備え、
    前記流速計による測定流速が所定の流速値以上となるように第2の流量調整弁の開度を調整することを特長とする請求項1に記載の高炉炉体冷却システム。
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