JP5562057B2 - フライアッシュ中の未燃カーボンの除去方法及び除去装置 - Google Patents

フライアッシュ中の未燃カーボンの除去方法及び除去装置 Download PDF

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Description

本発明は、石炭焚き火力発電所等で発生したフライアッシュに含まれる未燃カーボンを除去し、再利用に適した性状に改質するフライアッシュ中の未燃カーボンの除去方法及び除去装置に関する。
従来、石炭焚き火力発電所等で発生したフライアッシュは、セメント用混合材、コンクリート用混和材、人工軽量骨材の原料等に利用されている。しかし、フライアッシュをコンクリートの混和材として使用すると、フライアッシュ中の未燃カーボンがAE減水剤等を吸収し、コンクリートの作業性を低下させる。また、コンクリートの打設時には、未燃カーボンが浮き上がり、コンクリートの打継部に黒色部が発生する等の弊害がある。
さらに、未燃カーボンの多いフライアッシュを原料として人工軽量骨材を製造すると、人工軽量骨材の品質が低下するという問題もあった。そのため、未燃カーボンの少ないフライアッシュだけをセメントの原料等に利用し、未燃カーボン含有率の高いフライアッシュは、有効利用することができず、産業廃棄物として埋め立て処理されていた。
そこで、特許文献1には、フライアッシュに水を加えてスラリーとし、スラリーに捕集剤を添加し、スラリー及び捕集剤に剪断力を付与して表面改質を行った後、浮選工程において、気泡にフライアッシュの未燃カーボンを付着させて浮上させ、フライアッシュから未燃カーボンを取り除く方法が提案されている。
特許第3613347号公報
廃棄物の資源化の観点からは、より多くのフライアッシュをセメント用混合材等として活用するのが望ましいが、フライアッシュの使用量を増やすと、脱炭処理の必要な要処理物を増加させることになる。このため、大規模な処理設備が必要となり、設備コストの増大を招いてセメント等の生産コストを押し上げるという問題がある。
また、低品位のフライアッシュを用いると、未燃カーボン含有率のばらつきが激しいため、脱炭処理後のフライアッシュの未燃カーボン含有率を安定させるのが困難となり、それを利用するセメント等の品質変動を招くという問題がある。
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、脱炭処理の設備コストを抑えながら、フライアッシュの未燃カーボン含有率を低減させることができ、加えて、フライアッシュの均質化を図ることが可能なフライアッシュ中の未燃カーボンの除去方法等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、フライアッシュに含まれる未燃カーボンを除去して未燃カーボン含有率を目標値まで低減するフライアッシュ中の未燃カーボンの除去方法であって、受け入れた未燃カーボンを含むフライアッシュを貯留し、該貯留したフライアッシュの一部から未燃カーボンを分離して回収する脱炭処理を行い、未燃カーボン含有率が前記目標値よりも低い脱炭フライアッシュを生成し、該脱炭フライアッシュを前記受け入れた未燃カーボンを含むフライアッシュと調合し、未燃カーボン含有率を前記目標値に調整することを特徴とする。
そして、本発明によれば、受け入れたフライアッシュの一部を脱炭処理し、それを受け入れた未燃カーボンを含むフライアッシュと調合して未燃カーボン含有率を調整するため、フライアッシュの脱炭処理量を低減しながら、未燃カーボン含有率の低いフライアッシュを得ることが可能になる。そのため、大規模な脱炭処理装置が不要となり、設備コストを抑えることが可能になる。また、脱炭フライアッシュの未燃カーボン含有率や、脱炭フライアッシュと受け入れた未燃カーボンを含むフライアッシュとの調合比率を変更することにより、調合後のフライアッシュの未燃カーボン含有率を調整することができる。このため、受け入れたフライアッシュの未燃カーボン含有率の変動に応じて、脱炭フライアッシュの未燃カーボン含有率等を調整することで、調合後のフライアッシュの未燃カーボン含有率を安定させることができる。これにより、フライアッシュの均質化を図ることができ、リサイクル資源として利用した場合の品質変動を抑制することが可能になる。また、脱炭処理によって分離された未燃カーボンを燃料として利用することができる。
上記フライアッシュ中の未燃カーボンの除去方法において、前記受け入れた未燃カーボンを含むフライアッシュの未燃カーボン含有率を測定し、測定結果に基づいて前記脱炭処理での脱炭率を調整することができる。これによれば、脱炭フライアッシュの未燃カーボン含有率を、受け入れたフライアッシュの未燃カーボン含有率に見合ったものとすることができ、調合後のフライアッシュの未燃カーボン含有率を目標値に近付け易くなる。
上記フライアッシュ中の未燃カーボンの除去方法において、前記脱炭処理工程が、前記貯留したフライアッシュの一部に水を加えてスラリーとし、該スラリーを浮遊選鉱により親油性成分と親水性成分とに分離する工程を含み、前記浮遊選鉱時の前記スラリーの滞留時間を前記測定した未燃カーボン含有率に応じて伸縮することができる。これによれば、気泡とスラリー中の未燃カーボンとの接触頻度を増減して、気泡への未燃カーボン付着率を制御することができる。これにより、受け入れた未燃カーボンを含むフライアッシュの未燃カーボン含有率の変動に応じて、脱炭処理工程での脱炭率を適宜に調整することができ、受け入れたフライアッシュの未燃カーボン含有率がばらつく場合でも、常時、脱炭フライアッシュの未燃カーボン含有率を適正値に調整することが可能になる。
上記フライアッシュ中の未燃カーボンの除去方法において、前記脱炭処理工程が、前記貯留したフライアッシュの一部に水を加えてスラリーとし、該スラリーを浮遊選鉱により親油性成分と親水性成分とに分離する工程を含み、前記スラリーのスラリー濃度を前記測定した未燃カーボン含有率に応じて増減することができる。これによれば、受け入れた未燃カーボンを含むフライアッシュの未燃カーボン含有率の変動に応じて、浮選機への未燃カーボン導入量を制御することができる。このため、例えば、受け入れた未燃カーボンを含むフライアッシュの未燃カーボン含有率が高い場合に、浮選機への未燃カーボン導入量が過多とならず、気泡への未燃カーボン付着率が低下するのを防止することができる。これにより、親水性成分への未燃カーボンの混入を抑制することができ、脱炭フライアッシュの未燃カーボン含有率を適正値に調整することが可能になる。
上記フライアッシュ中の未燃カーボンの除去方法において、前記脱炭処理工程が、前記貯留したフライアッシュの一部に水を加えてスラリーとし、該スラリーを表面改質し、該表面改質後のスラリーを浮遊選鉱により親油性成分と親水性成分とに分離する工程を含むことができる。浮選選鉱の前段で表面改質を行うことにより、フライアッシュ中の未燃カーボンを効率的に除去することが可能になる。
上記フライアッシュ中の未燃カーボンの除去方法において、前記受け入れた未燃カーボンを含むフライアッシュの未燃カーボン含有率を測定し、測定結果に基づいて前記脱炭フライアッシュと前記受け入れた未燃カーボンを含むフライアッシュとの調合比率を調整することができる。これによれば、調合フライアッシュの未燃カーボン含有率を目標値により近付け易くなる。
上記フライアッシュ中の未燃カーボンの除去方法において、前記脱炭処理に表面改質及び浮遊選鉱を用いることができ、これにより、脱炭処理工程において、フライアッシュ中の未燃カーボンを効率的に除去することが可能になる。
上記フライアッシュ中の未燃カーボンの除去方法において、前記貯留したフライアッシュの一部に水を加えてスラリーとし、該スラリーを浮遊選鉱により親油性成分と親水性成分とに分離し、該浮遊選鉱により得られたテールを固液分離し、分離したろ液からホウ素を除去し、ホウ素を除去した後のろ液を、前記スラリーの生成に用いるとともに、前記テールを固液分離したケークから前記脱炭フライアッシュを得ることができる。これによれば、浮遊選鉱により得られたテールを固液分離したろ液からホウ素を除去するため、ホウ素を含む循環液がスラリータンクに戻ることがなく、脱炭処理装置内のホウ素が徐々に増加して固液分離によって得られたケークに混入するのを防止することができる。これにより、リサイクル資源として利用した場合にホウ素が溶出することのないフライアッシュを得ることができる。
上記フライアッシュ中の未燃カーボンの除去方法において、前記固液分離したケークをセメント製造工程の廃熱を利用して乾燥させ、前記脱炭フライアッシュを得ることができる。これによれば、セメント製造工程で発生した廃熱を有効に活用しながら、水分含有率の低い脱炭フライアッシュを得ることが可能になる。
上記フライアッシュ中の未燃カーボンの除去方法において、前記貯留したフライアッシュの未燃カーボン含有率を3%を超えるものとし、前記脱炭フライアッシュの未燃カーボン含有率を0.1%以上2%以下とし、前記目標値を0.1%以上3%以下とすることができる。
また、本発明は、フライアッシュに含まれる未燃カーボンを除去して未燃カーボン含有率を目標値まで低減するフライアッシュ中の未燃カーボンの除去装置であって、受け入れた未燃カーボンを含むフライアッシュを貯留するフライアッシュタンクと、該フライアッシュタンクに貯留したフライアッシュの一部から未燃カーボンを分離して回収する脱炭処理を行い、未燃カーボン含有率が前記目標値よりも低い脱炭フライアッシュを生成する脱炭処理装置と、該脱炭フライアッシュを前記受け入れた未燃カーボンを含むフライアッシュと調合し、未燃カーボン含有率を前記目標値に調整する調合装置とを備えることを特徴とする。本発明によれば、前記発明と同様に、脱炭処理の設備コストを抑えながら、フライアッシュの均質化を図ることが可能になる。また、脱炭処理によって分離された未燃カーボンを燃料として利用することができる。
以上のように、本発明によれば、脱炭処理の設備コストを抑えながら、フライアッシュの未燃カーボン含有率を低減させることができ、加えて、フライアッシュの均質化を図ることが可能になる。
本発明にかかるフライアッシュ中の未燃カーボンの除去装置の一実施の形態を示すフローチャートである。 図1の脱炭処理装置のシステム構成例を示すフローチャートである。 ホウ素の除去処理の効果を説明するためのグラフである。
次に、本発明を実施するための形態について、図1を参照しながら説明する。尚、以下においては、フライアッシュをセメント用混合材に利用する場合を例にとって説明する。
図1は、本発明にかかるフライアッシュ中の未燃カーボンの除去装置(以下、「除去装置」という)の一実施の形態を示し、この除去装置1は、大別して、フライアッシュタンク2と、脱炭処理装置3と、ブレンディングタンク4とから構成される。
フライアッシュタンク2は、石炭焚き火力発電所等から廃棄物として運び込まれたフライアッシュ(未燃カーボンの含有率が3%を超えるフライアッシュ)FA1を貯留し、脱炭処理装置3及びブレンディングタンク4に供給するために設けられる。
脱炭処理装置3は、フライアッシュタンク2からのフライアッシュFA1−1に含まれる未燃カーボンを除去し、未燃カーボン含有率が0.1%以上2%以下となる脱炭フライアッシュFA2を生成するために設けられる。脱炭処理装置3では、脱炭フライアッシュFA2の未燃カーボン含有率が最終的な目標値よりも低くなるようにフライアッシュFA1−1中の未燃カーボンを除去する。
脱炭処理装置3は、図2に示すように、スラリータンク11、表面改質機13、貯留槽16、調整槽17、浮選機21、固液分離機23、乾燥機24、ホウ素吸着塔27及びフィルタープレス28等で構成される。
スラリータンク11は、未処理フライアッシュFA1−1に水を添加し、スラリーS1を生成するために備えられ、スラリーS1を撹拌するための撹拌羽根を内部に備える。また、スラリータンク11には、図示を省略するが、硫酸又は炭酸ガスを供給するためのポンプ等が配置される。スラリータンク11の後段には、スラリータンク11で生成したスラリーS1を表面改質機13に送るためのポンプ12が配置される。
表面改質機13は、スラリータンク11からのスラリーS1に疎水剤を添加しながら剪断力を付与することにより、スラリーS1中の未燃カーボンの表面を改質するために設けられる。表面改質機13には、疎水剤としての灯油を貯蔵する疎水剤タンク14と、灯油を表面改質機13に供給するポンプ15とが付設されている。尚、表面改質機13としては、例えば、特許文献1に記載の液中撹拌装置を用いることができ、また、疎水剤としては、灯油以外にも、軽油及び重油等の一般的な疎水剤を用いることができる。
貯留槽16は、表面改質機13からのスラリーS2を撹拌しながら貯留するために設けられ、貯留したスラリーS2は、調整槽17に移送される。
調整槽17は、貯留槽16からのスラリーS2に、起泡剤タンク18からポンプ19を介して供給された起泡剤を添加し、これらを混合するために備えられる。調整槽17の内部には、スラリーS2と起泡剤とを撹拌混合するための撹拌羽根が設けられ、また、調整槽17の後段には、調整槽17で生成されたスラリーS3を浮選機21に送るためのポンプ20が配置される。
浮選機21は、調整槽17から供給されたスラリーS3に含まれる未燃カーボンを気泡に付着させて浮上させ、スラリーS3から未燃カーボンを分離するために設けられる。浮選機21の上方には、気泡を発生させるための空気を供給する空気供給装置(不図示)が設けられ、浮選機21の後段には、テールTを固液分離機23に送るためのポンプ22が配置される。
固液分離機23は、浮選機21から排出されたフライアッシュを含むテールTを固液分離するために備えられ、テールTをケークC1とろ液L1とに分離する。分離されたケークC1は、乾燥機24に移送され、ろ液L1は、ポンプ25を介してホウ素吸着塔27に移送される。
乾燥機24は、固液分離機23からのケークC1を乾燥するために備えられ、乾燥用の熱風には、プレヒータの排ガス、塩素バイパス排ガスの間接冷却用空気、クリンカクーラの排ガス等のセメント製造工程の廃熱Gを用いることができる。乾燥後のケークは、未燃カーボンが除去された脱炭フライアッシュFA2としてブレンディングタンク4(図1参照)に移送される。
ホウ素吸着塔27は、固液分離機23のろ液L1に含まれるホウ素を除去するため、固液分離機23のろ液L1をスラリータンク11に戻す循環ルート26上に配置され、そのフィルタには、ホウ素吸着性を有する樹脂が用いられる。この樹脂には、スチレン−ジビニルベンゼンからなる架橋型共重合体にN−メチル−D−グルカミノ基を導入したグルカミン型樹脂、グリシジルメタクリレートとジビニルベンゼンからなる架橋型共重合体に2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1、3−プロパンジオールを反応させて得られる樹脂、マトリックスが親水性架橋剤により形成された高分子多孔体等を用いることができる。ホウ素吸着塔27でホウ素が除去された排水L3は、スラリータンク11に循環水として戻される。
フィルタープレス28は、浮選機21からの未燃カーボンを含むフロスFを固液分離するために備えられ、分離されたケークC2に含まれる未燃カーボンは、補助燃料等として利用することができる。また、フィルタープレス28から排出されたろ液L2は、ポンプ29を介してスラリータンク11等で再利用する。
図1に戻り、ブレンディングタンク4は、フライアッシュタンク2から供給される未処理のフライアッシュFA1と、脱炭処理装置3から供給される脱炭フライアッシュFA2とを調合し、調合フライアッシュFA3の未燃カーボン含有率を目標値(0.1%以上3%以下)に調整するために備えられる。
次に、上記の除去装置1を用いた未燃カーボン量の調整方法について、図1及び図2を参照しながら説明する。
石炭焚き火力発電所等から廃棄物として運び込まれたフライアッシュFA1をフライアッシュタンク2に貯留した後、貯留したフライアッシュFA1の一部FA1−1を脱炭処理装置3に移送する。
脱炭処理装置3では、図2に示すように、フライアッシュタンク2からのフライアッシュFA1−1をスラリータンク11に供給して水と混合し、スラリーS1を生成する。また、スラリータンク11に、硫酸又は炭酸ガスを添加して、スラリーS1を撹拌しながらスラリーS1のpHを5以上10以下に調整し、スラリー中のカルシウムを析出させ、スケールの成長を抑制する。
ここで、後段の浮選機21での未燃カーボンの除去効率の観点から、スラリータンク11におけるスラリーS1の固体濃度は、1質量%以上50質量%以下、より好ましくは10質量%以上20質量%以下とする。また、石膏の溶解度の観点から、スラリーS1の温度は、1℃以上50℃以下、より好ましくは20℃以上40℃以下とする。さらに、析出した石膏の種結晶への付着、成長の観点からスラリーS1の貯留時間は、1分以上180分以下、より好ましくは10分以上60分以下とする。
次に、スラリータンク11内のスラリーS1を、ポンプ12を介して表面改質機13に供給する。また、表面改質機13には、疎水剤タンク14からポンプ15を介して疎水剤としての軽油を供給する。表面改質機13において、疎水剤が添加されたスラリーS1に剪断力を付与し、剪断力の付与等が行われたスラリーS2を、表面改質機13から貯留槽16へ移送し、貯留槽16で撹拌しながら貯留する。
次いで、貯留槽16から調整槽17へスラリーS2を移送するとともに、調整槽17に、起泡剤タンク18からポンプ19を介して起泡剤を供給し、スラリーS2と起泡剤とを混合してスラリーS3を生成する。
次に、スラリーS3をポンプ20を介して浮選機21に供給するとともに、空気を浮選機21に供給する。そして、浮選機21の槽内において、気泡を発生させ、その気泡に疎水剤に吸着された未燃カーボンを付着させるとともに、未燃カーボンが付着して浮上した気泡を除去する。これにより、フライアッシュFA1−1に含まれていた未燃カーボンを除去することができる。
次いで、浮選機21からのフライアッシュを含むテールTを、固液分離機23で固液分離し、ケークC1を乾燥機24に移送する。その後、セメント製造工程の廃熱Gを利用してケークC1を乾燥させ、乾燥後のケークC1を脱炭フライアッシュFA2としてブレンディングタンク4に移送する。
また、固液分離機23で固液分離されたろ液L1をポンプ25を介してホウ素吸着塔27に導入し、ホウ素吸着性を有する樹脂を用いてホウ素を除去する。その後、ホウ素が除去されたホウ素吸着塔27の排水L3をスラリータンク11に戻し、液中に残留する起泡剤を再利用する。
尚、固液分離機23のろ液L1に含まれるホウ素を除去するのは、ろ液L1中の有害物質を除去する目的に加え、セメントへのホウ素の混入によるセメント強度の低下を防止するためである。また、固液分離機23のろ液L1を対象にホウ素の除去処理を行うのは、フライアッシュに含まれるホウ素は湿式浮選後の脱水工程で発生したろ液に溶出するとの知見が得られたことに基づくものである。
固液分離機23のろ液L1からホウ素を除去した場合には、ホウ素を含む循環液がスラリータンク11に戻ることがなく、脱炭処理装置3内のホウ素が徐々に増加して固液分離機23のケークC1に混入するのを防止することができる。これにより、ホウ素が溶出することのない脱炭フライアッシュFA2を得ることができ、脱炭フライアッシュFA2をセメント用混合材に利用した際にホウ素が混入するのを防止することが可能になる。
上記の処理と併行して、浮選機21から排出された未燃カーボンを含むフロスFをフィルタープレス28によって固液分離し、未燃カーボンを回収する。回収した未燃カーボンは、セメントキルン等で補助燃料として利用することができる。また、フィルタープレス28で発生したろ液L2は、ポンプ29を介してスラリータンク11に戻す。ろ液L2を貯留槽16に添加したり、浮選機21において、気泡に未燃カーボンを付着させる際の消泡に再使用することもできる。
一方、図1に示すように、フライアッシュタンク2から排出するフライアッシュのうち、脱炭処理装置3に移送しないフライアッシュFA1−2(未処理FA)は、ブレンディングタンク4に直接移送する。
フライアッシュFA1−2の移送時又は移送前に、フライアッシュFA1−2を定期的にサンプリングし、未燃カーボンの含有量を測定して含有率を算出する。そして、算出した未燃カーボンの含有率に基づき、脱炭処理装置3での脱炭率を設定する。
ここで、脱炭率の調整は、表1に示すように、(1)図2の表面改質機13の回転数(剪断力)、(2)疎水剤、起泡剤の添加量、(3)スラリーS1のスラリー濃度、(4)浮選機21でのスラリー滞留時間を変更することで行うことができる。
Figure 0005562057
尚、必ずしも(1)〜(4)の全てを変更する必要はなく、例えば、(1)+(3)のみ、(2)+(3)のみ、(2)+(4)のみなどの部分的な変更で対処することもできる。例えば、(2)+(4)の場合(「疎水剤、起泡剤の添加量」と「浮選機21でのスラリー滞留時間」を変更する場合)であれば、算出した未燃カーボンの含有率が高くなるのに応じて、疎水剤、起泡剤の添加量を増やすとともに、浮選機21でのスラリー滞留時間を長くする。これにより、浮選機21の槽内に発生する気泡と、疎水剤が付着した未燃カーボンとの接触頻度が高くなり、気泡への未燃カーボン付着率を向上させることができる。ここで、スラリー滞留時間を長くする方法としては、単純に滞留時間を延ばす他、浮選槽の段数を増やす方法がある。
図1に戻り、次いで、脱炭処理装置3からの脱炭フライアッシュFA2及びフライアッシュタンク2からのフライアッシュFA1−2をブレンディングタンク4に圧送し、それらを混合して調合フライアッシュFA3を生成する。その際、脱炭フライアッシュFA2を調合フライアッシュFA3の未燃カーボン含有率を調整するための調整材として使用し、フライアッシュFA1−2の未燃カーボン含有率が高いほど、脱炭フライアッシュFA2の使用量を多くする。このとき、フライアッシュFA1−2の移送時等に測定した未燃カーボンの含有率に基づいて、脱炭フライアッシュFA2とフライアッシュFA1−2の調合比率を定めることで、調合フライアッシュFA3の未燃カーボン含有率を目標値により近付けることができる。
生成した調合フライアッシュFA3は、セメント製造工程のセメントミル(不図示)等に移送し、セメント用混合材に利用する。
以上のように、本実施の形態によれば、受け入れたフライアッシュFA1の一部を脱炭処理装置3に導いて脱炭処理し、それを未脱炭フライアッシュFA1−2と調合して未燃カーボン含有率を調整するため、フライアッシュの脱炭処理量を低減しながら、未燃カーボン含有率の低いフライアッシュを得ることが可能になる。
また、脱炭フライアッシュFA2の未燃カーボン含有率や、脱炭フライアッシュFA2と未脱炭フライアッシュFA1−2との調合比率を変更することにより、調合フライアッシュFA3の未燃カーボン含有率を調整することができる。このため、フライアッシュFA1の未燃カーボン含有率の変動に応じて、脱炭フライアッシュFA2の未燃カーボン含有率等を調整することで、調合フライアッシュFA3の未燃カーボン含有率を安定させることが可能になる。これにより、調合フライアッシュFA3の均質化を図ることができ、セメント用混合材に利用した場合の品質変動を抑制することが可能になる。
尚、上記実施の形態においては、フライアッシュをセメント用混合材に利用する場合を例示したが、本発明は、フライアッシュをコンクリート用混和材、人工軽量骨材の原料、ゼオライト原料等に利用する場合にも適用することが可能である。
次に、ホウ素の除去に関する実験例について、図3を参照しながら説明する。図3は、図2においてホウ素吸着塔27を設置せずに、スラリータンク11内のスラリーS1のpHを8〜9に維持した状態で脱炭処理装置を運転し、循環ルート26で採取した固液分離機23のろ液L1のホウ素含有率の推移を示すグラフである。
このグラフより、脱炭処理装置の運転時間が80時間を超えると、急激にホウ素含有率が増加し、時間経過とともに漸増することが判る。図2に示す脱炭処理装置3によれば、循環ルート26上にホウ素吸着塔27を設置し、ろ液(循環水)L1からホウ素を除去しているため、同グラフに示すようなホウ素含有率の増加を招くことがない。そのため、上述のように、固液分離機23のケークC1へのホウ素の混入を防止することができ、リサイクル資源として利用した場合にホウ素が溶出することのないフライアッシュを得ることができる。
1 フライアッシュ中の未燃カーボンの除去装置
2 フライアッシュタンク
3 脱炭処理装置
4 ブレンディングタンク
11 スラリータンク
12 ポンプ
13 表面改質機
14 疎水剤タンク
15 ポンプ
16 貯留槽
17 調整槽
18 起泡剤タンク
19 ポンプ
20 ポンプ
21 浮選機
22 ポンプ
23 固液分離機
24 乾燥機
25 ポンプ
26 循環ルート
27 ホウ素吸着塔
28 フィルタープレス
29 ポンプ

Claims (10)

  1. フライアッシュに含まれる未燃カーボンを除去して未燃カーボン含有率を目標値まで低減するフライアッシュ中の未燃カーボンの除去方法であって、
    受け入れた未燃カーボンを含むフライアッシュを貯留し、
    該貯留したフライアッシュの一部から未燃カーボンを分離して回収する脱炭処理を行い、未燃カーボン含有率が前記目標値よりも低い脱炭フライアッシュを生成し、
    該脱炭フライアッシュを前記受け入れた未燃カーボンを含むフライアッシュと調合し、未燃カーボン含有率を前記目標値に調整することを特徴とするフライアッシュ中の未燃カーボンの除去方法。
  2. 前記受け入れた未燃カーボンを含むフライアッシュの未燃カーボン含有率を測定し、測定結果に基づいて前記脱炭処理での脱炭率を調整することを特徴とする請求項1に記載のフライアッシュ中の未燃カーボンの除去方法。
  3. 前記脱炭処理工程が、前記貯留したフライアッシュの一部に水を加えてスラリーとし、該スラリーを浮遊選鉱により親油性成分と親水性成分とに分離する工程を含み、
    前記浮遊選鉱時の前記スラリーの滞留時間を前記測定した未燃カーボン含有率に応じて伸縮することを特徴とする請求項2に記載の未燃カーボンの除去方法。
  4. 前記脱炭処理工程が、前記貯留したフライアッシュの一部に水を加えてスラリーとし、該スラリーを浮遊選鉱により親油性成分と親水性成分とに分離する工程を含み、
    前記スラリーのスラリー濃度を前記測定した未燃カーボン含有率に応じて増減することを特徴とする請求項2又は3に記載の未燃カーボンの除去方法。
  5. 前記脱炭処理工程が、前記貯留したフライアッシュの一部に水を加えてスラリーとし、該スラリーを表面改質し、該表面改質後のスラリーを浮遊選鉱により親油性成分と親水性成分とに分離する工程を含むこと特徴とする請求項2、3又は4に記載の未燃カーボンの除去方法。
  6. 前記受け入れた未燃カーボンを含むフライアッシュの未燃カーボン含有率を測定し、測定結果に基づいて前記脱炭フライアッシュと前記受け入れた未燃カーボンを含むフライアッシュとの調合比率を調整することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のフライアッシュ中の未燃カーボンの除去方法。
  7. 前記脱炭処理工程が、
    前記貯留したフライアッシュの一部に水を加えてスラリーとし、該スラリーを浮遊選鉱により親油性成分と親水性成分とに分離する工程と、
    該浮遊選鉱により得られたテールを固液分離し、分離したろ液からホウ素を除去し、ホウ素を除去した後のろ液を、前記スラリーの生成に用いるとともに、前記テールを固液分離したケークから前記脱炭フライアッシュを得る工程とを含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のフライアッシュ中の未燃カーボンの除去方法。
  8. 前記固液分離したケークをセメント製造工程の廃熱を利用して乾燥させ、前記脱炭フライアッシュを得ることを特徴とする請求項7に記載のフライアッシュ中の未燃カーボンの除去方法。
  9. 前記貯留したフライアッシュの未燃カーボン含有率が3%を超えるものであり、前記脱炭フライアッシュの未燃カーボン含有率が0.1%以上2%以下であり、前記目標値が0.1%以上3%以下であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のフライアッシュ中の未燃カーボンの除去方法。
  10. フライアッシュに含まれる未燃カーボンを除去して未燃カーボン含有率を目標値まで低減するフライアッシュ中の未燃カーボンの除去装置であって、
    受け入れた未燃カーボンを含むフライアッシュを貯留するフライアッシュタンクと、
    該フライアッシュタンクに貯留したフライアッシュの一部から未燃カーボンを分離して回収する脱炭処理を行い、未燃カーボン含有率が前記目標値よりも低い脱炭フライアッシュを生成する脱炭処理装置と、
    該脱炭フライアッシュを前記受け入れた未燃カーボンを含むフライアッシュと調合し、未燃カーボン含有率を前記目標値に調整する調合装置とを備えることを特徴とするフライアッシュ中の未燃カーボンの除去装置。
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