JP5561938B2 - 放射線撮影装置及びその処理方法、放射線撮影システム - Google Patents

放射線撮影装置及びその処理方法、放射線撮影システム Download PDF

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Description

本発明は、放射線撮影装置及びその処理方法、放射線撮影システムに関する。
対象物に放射線(例えば、X線)を照射し、当該対象物を透過した放射線の強度分布を検出して対象物の放射線画像を撮影する放射線撮影装置が知られている。このような放射線撮影装置では、放射線画像を撮影するため、センサを備えている。センサは、例えば、ガラス基板などの絶縁基板で構成される。その基板上に変換素子及びスイッチ素子(TFT)等で構成される撮像素子を2次元状に複数配列したフラットパネル型のエリアセンサがある。
放射線撮影装置では、X線等の放射線を変換素子により電荷に変換し、TFTをマトリクス駆動する。これにより、撮像素子に蓄積された電荷に基づく電気信号が読み出され、その結果に基づく被写体画像(放射線画像)が得られる。この放射線画像(すなわち、読み出された電気信号)には、エリアセンサや読出回路等で発生したオフセット成分が含まれている。放射線を照射して撮影した画像には、上述のオフセット成分が含まれているため、オフセット補正を実施し、撮影により得られた画像からオフセット成分を取り除く必要がある。
オフセット補正は、大きく分けて2つの方法が知られている。第1のオフセット補正方法としては、オフセット補正用画像を予め取得しておき、そのデータを用いて補正する方法が挙げられる。この方法では、エリアセンサに放射線又はそれに基づく光が入射されていない状態で撮像素子に蓄積された電荷に基づく電気信号をエリアセンサから読み出す。これにより、オフセット補正用画像を取得する。オフセット補正用画像は、メモリに記憶する。そして、放射線等を用いた撮影時には、このメモリに記録したオフセット補正用画像を用いて、撮影により得られた放射線画像からオフセット成分を取り除く。
第1のオフセット補正方法では、オフセット補正用画像を撮影の度に取得する必要がないため、迅速な撮影という点では有利である。しかし、一般に、フラットパネル型のエリアセンサにおけるオフセット成分は、時間的変化、温度的変化、残像(前フレームの光履歴による影響)、欠陥画素の変化等の要因を受けることが知られている。そのため、オフセット成分に変化が生じる場合があり、第1のオフセット補正方法では、補正が不十分であるといえる。例えば、オフセット補正が却って放射線画像の画質を低下させてしまう場合がある。
そこで、第2のオフセット補正方法として、放射線画像の撮影を行なう度にオフセット補正用画像を取得する技術が提案されている。この方法では、放射線画像の撮影の後、エリアセンサに放射線又はそれに基づく光が入射されていない状態でオフセット補正用画像を取得する。そして、この撮影の度に取得されたオフセット補正用画像を用いて、放射線画像からオフセット成分を取り除く。第2のオフセット補正方法では、撮影の度にオフセット補正用画像を取得するため、比較的時間がかかる。そこで、特許文献1には、一部の撮像素子のみを部分的に駆動し、オフセット補正用画像の取得時間を短くする技術が提案されている。
特開2008−036405号公報
特許文献1の技術では、オフセット補正用画像を生成に際して、特定の係数を用いて合成処理を行なっている。そのため、オフセット補正用画像を用いた補正は、この係数により大きく左右される。適切な係数が設定されなければ、オフセット補正用画像にノイズが生じ、放射線画像の画質が低下してしまう恐れがある。このように放射線撮影装置においては、撮影に要する時間の短縮や、放射線画像に含まれるオフセット成分を適切に除去する技術が必要とされている。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、放射線画像の撮影の度にオフセット補正用画像を更新する構成において、撮影を迅速に行なうとともに、画質を向上させるようにした技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様による放射線撮影装置は、電荷を蓄積する複数の撮像素子を用いて撮影を行なう撮影手段と、
第1のオフセットデータを格納する格納手段と、
放射線を照射せずに前記複数の撮像素子の一部から読み出した第2のオフセットデータを取得する取得手段と、
前記第2のオフセットデータで前記第1のオフセットデータの少なくとも一つの画素値を補正することによりオフセット補正データを生成する生成手段と、
前記オフセット補正データを用いて、放射線の照射により撮影された放射線画像を補正する補正処理手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、電荷を蓄積する複数の撮像素子を用いて撮影された画像の処理方法であって、
第1のオフセットデータを格納する格納工程と、
放射線を照射せずに前記複数の撮像素子の一部から読み出した第2のオフセットデータを取得する取得工程と、
前記第2のオフセットデータで前記第1のオフセットデータの少なくとも一つの画素値を補正することによりオフセット補正データを生成する生成工程と、
前記オフセット補正データを用いて、放射線の照射により撮影された放射線画像を補正する補正処理工程と
を含むことを特徴とする。
また、本発明の一態様による放射線撮影システムは、被写体に放射線を照射する放射線発生手段と、
前記被写体を透過した前記放射線発生手段からの放射線を検出し放射線画像を撮影する放射線撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された放射線画像を表示する表示手段と
を具備し、
前記放射線撮影手段は、
電荷を蓄積する複数の撮像素子を用いて撮影を行なう撮影手段と、
第1のオフセットデータを格納する格納手段と、
放射線を照射せずに前記複数の撮像素子の一部から読み出した第2のオフセットデータを取得する取得手段と、
前記第2のオフセットデータで前記第1のオフセットデータの少なくとも一つの画素値を補正することによりオフセット補正データを生成する生成手段と、
前記オフセット補正データを用いて、放射線の照射により撮影された放射線画像を補正する補正処理手段と
を具備することを特徴とする。
また、本発明の一態様による放射線撮影システムは、被写体に放射線を照射する放射線発生手段と、前記被写体を透過した前記放射線発生手段からの放射線を検出し放射線画像を撮影する放射線撮影手段と、前記撮影手段により撮影された放射線画像を表示する表示手段とを具備し、前記放射線撮影手段は、電荷を蓄積する複数の撮像素子を用いて撮影を行なう撮影手段と、オフセット補正用画像を格納する格納手段と、放射線の照射による撮影に際して、前記オフセット補正用画像と、放射線を照射せずに前記撮影手段により前記複数の撮像素子の一部を用いて撮影された撮影画像とを合成し、前記オフセット補正用画像を更新する補正画像生成手段と、前記放射線の照射により撮影された放射線画像を前記オフセット補正用画像に基づいて補正する補正処理手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、放射線画像の撮影の度にオフセット補正用画像を更新する構成において、撮影を迅速に行なうとともに、画質を向上させることができる。
以下、本発明に係わる放射線撮影装置及びその処理方法、放射線撮影システムの一実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態においては、放射線としてX線を適用した場合を例に挙げて説明するが、放射線は、X線に限られず、電磁波や、α線、β線、γ線などであってもよい。
(実施形態1)
図1は、本発明の一実施の形態に係わる放射線撮影システム(以下、X線撮影システムと呼ぶ)の機能的な構成の一例を示す図である。
X線撮影システムは、X線撮影装置100と、X線発生装置200と、表示装置300とを具備して構成される。なお、X線撮影システムは、必ずしも図示した構成で実現される必要はない。例えば、X線撮影装置100の一部として表示装置300が実現されてもよい。
ここで、X線発生装置200は、放射線発生装置として機能し、被写体(例えば、人体)に向けてX線を照射する。X線撮影装置100は、放射線撮影装置として機能し、被写体を透過した電磁波の検出により、当該被写体に基づく画像を撮影する。表示装置300は、X線撮影装置100により撮影された撮影画像(X線画像)を表示する。
ここで、X線撮影装置100は、制御部101と、撮影部106と、オフセット補正処理部105と、補正係数演算部119と、補正画像生成部120と、第1の補正画像格納部122と、第2の補正画像生成部123とを具備して構成される。また、X線撮影装置100には、スイッチ130〜132も設けられる。
撮影部106は、所定の撮影領域を撮影する。ここで、撮影部106は、駆動回路102と、センサ103と、読出回路104とを具備して構成される。センサ103は、複数の撮像素子を配して構成され、X線を電気信号に変換する。撮像素子(例えば、変換素子、スイッチ素子から構成される)は、2次元行列状に配置される。駆動回路102は、センサ103に設けられた撮像素子を駆動させる。撮像素子の駆動は、駆動線を制御することで行なわれる。読出回路104は、撮像素子に蓄積された電荷に基づく電気信号を読み出す。これにより、撮影画像が得られる。
制御部101は、X線撮影装置100における動作を統括制御する。制御部101は、例えば、駆動回路102を駆動させたり、読出回路104の出力先を切り替えたりする。また、制御部101は、X線撮影装置100のみならず、X線発生装置200に対しても制御を行なう。例えば、X線発生装置200に対してX線の照射を指示する。この他、制御部101は、スイッチ130〜132の切り替え制御等も行なう。
第2の補正画像生成部123は、X線の照射に基づく撮影を開始する前(例えば、直前)に、X線を照射せず低解像度で撮影された低解像度画像に基づいて第2の補正画像を生成する。より具体的には、低解像度画像を高解像度(後述する第1の補正画像と同じ解像度)の画像に変換する。これにより、第2の補正画像を生成する。
第1の補正画像格納部122は、X線の照射に基づく撮影を開始する前に、X線を照射せず高解像度で撮影された高解像度画像を第1の補正画像として記憶する。第1の補正画像は、暗電流の影響を受けている。なお、ここでいう高解像度画像とは、第2の補正画像の生成に際して撮影される低解像度画像よりも解像度の高い画像を指しており、例えば、X線の照射により得られたX線画像と同等の解像度を持つ画像をいう。
補正係数演算部119は、補正係数(画像の合成に用いる係数)を演算する。補正係数は、X線画像撮影時の撮影情報と、第1の補正画像撮影時の撮影情報とに基づいて算出する。なお、補正係数の詳細については後述するが、第1の補正係数と第2の補正係数とがあり、補正係数演算部119は、第1の補正係数を算出する第1の補正係数算出機能と第2の補正係数を算出する第2の補正係数算出機能とを備えている。
補正画像生成部120は、X線画像の撮影の度にオフセット補正用画像を生成する。なお、オフセット補正用画像は、X線画像からオフセット成分を除去する役割を果たす。オフセット補正用画像の生成手順の詳細については後述するが、補正係数演算部119により算出された補正係数を用いて行なわれる。
オフセット補正処理部105は、X線画像からオフセット成分を除去する補正(オフセット補正)を行なう。この補正は、オフセット補正用画像を用いて行なわれる。具体的には、X線を用いた撮影時における読出回路104の出力(X線画像)から補正画像生成部120の出力(オフセット補正用画像)を減じる。
以上が、X線撮影システムの構成の一例についての説明である。なお、上記説明した、X線撮影装置100、X線発生装置200、表示装置300には、コンピュータが組み込まれている。コンピュータには、CPU等の主制御手段、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶手段が具備される。また、コンピュータにはその他、ディスプレイ又はタッチパネル等の入出力手段、ネットワークカード等の通信手段等も適宜具備される。なお、これら各構成部は、バス等により接続され、例えば、主制御手段が記憶手段に記憶されたプログラムを実行することで制御される。
次に、図2を用いて、図1に示すX線撮影システムにおける撮影動作の一例について説明する。
X線撮影装置100は、まず、高解像度画像の撮影を行なう。この撮影では、X線による照射は行なわない。この撮影の開始に際して、X線撮影装置100は、制御部101において、スイッチ130及びスイッチ131の切り替えを行なう。この切り替えにより、第1の補正画像格納部122にスイッチ130が接続され、オフセット補正処理部105からスイッチ131が切り離される。スイッチの切り替えが済むと、X線撮影装置100は、制御部101において、駆動回路102と読出回路104とを制御し、高解像度画像の撮影を行なう(ステップS101)。そして、読出回路104の出力(第1の補正画像)と、その撮影情報(第1の撮影情報)とを第1の補正画像格納部122に格納する(ステップS102及びステップS103)。なお、撮影情報としては、例えば、温度、フレームレート、電荷を蓄積する時間、撮影開始からの経過時間、等が挙げられる。
続いて、X線撮影装置100は、低解像度画像の撮影を行なう。この撮影では、上述した高解像度画像の撮影時と同様に、X線による照射は行なわない。この撮影の開始に際して、X線撮影装置100は、制御部101において、スイッチ130の切り替えを実施し、第2の補正画像生成部123にスイッチ130を接続する。なお、スイッチ131は、オフセット補正処理部105から切り離されたままとなる。スイッチの切り替えが済むと、X線撮影装置100は、制御部101において、駆動回路102と読出回路104とを制御し、低解像度画像の撮影を行なう(ステップS104)。そして、X線撮影装置100は、読出回路104の出力(低解像度画像)を取得するとともに、第2の補正画像生成部123において、その取得した低解像度画像を高解像度に変換する(ステップS105)。この変換により得られた高解像度画像は、第2の補正画像として補正係数演算部119に送られる。
ここで、X線撮影装置100は、X線の照射に基づく撮影を開始する。この撮影に際して、X線撮影装置100は、制御部101において、スイッチ130及びスイッチ131の切り替えを行なう。この切り替えにより、スイッチ130が回路から切り離され、オフセット補正処理部105にスイッチ131が接続される。スイッチの切り替えが済むと、X線撮影装置100は、制御部101において、X線発生装置200にX線の照射を指示するとともに、駆動回路102と読出回路104とを制御し、X線画像の撮影を行なう(ステップS106)。そして、X線撮影装置100は、読出回路104の出力(X線画像)を取得するとともに、撮影時の撮影情報(X線撮影情報)を補正係数演算部119に送信する。
これを受けた補正係数演算部119は、第1の補正画像に乗じる補正係数(第1の補正係数)と、第2の補正画像に乗じる補正係数(第2の補正係数)とをそれぞれ求める(ステップS107)。これら補正係数は、X線撮影情報と第1の撮影情報とに基づいて求められる。より具体的には、補正係数は、両撮影情報における特定の撮影パラメータの差分値に基づいて求める。例えば、撮影時の温度差、撮影時のフレームレート差、電荷の蓄積時間差、撮影開始からの経過時間差、等の少なくともいずれかを用いればよい。
ここで、例えば、図3(a)の数式1及び数式2では、特定の撮影パラメータの差として、温度差Δtemp、電荷蓄積時間差Δtimeを用いている。第2の補正係数は、温度差Δtempに所定の係数aを乗じた値と、電荷蓄積時間差Δtimeに所定の係数bを乗じた値との和により求められる(数式1)。第1の補正係数は、「1」から「第2の補正係数」を減じることにより求められる(数式2)。すなわち、数式1は、0<=第2の補正係数<=1の関係(0以上1以下)を持つ値を導出する。
このようにして補正係数が求められると、X線撮影装置100は、補正画像生成部120において、オフセット補正用画像を生成する。オフセット補正用画像の生成では、第1の補正画像に対して第1の補正係数を乗じるとともに、第2の補正画像に対して第2の補正係数を乗じ、その結果得られた値を足し合わせる。これにより、オフセット補正用画像が得られる(ステップS108)。
続いて、X線撮影装置100は、オフセット補正処理部105において、ステップS106で撮影されたX線画像を補正する。具体的には、X線画像からオフセット補正用画像を減じ、オフセット成分を除去したX線画像を得る(ステップS109)。この補正が済むと、X線撮影装置100は、補正後のX線画像を表示装置300に送信する。これにより、表示装置300では、受信したX線画像に基づく表示を行なう(ステップS110)。その後、再度、撮影(X線画像の撮影)を行なう場合には(ステップS111でYES)、ステップS104の処理に戻る。撮影を終了する場合は(ステップS111でNO)、この処理を終了する。
なお、ステップS101〜ステップS103の処理で撮影並びに格納された第1の補正画像は、例えば、X線撮影装置100の起動時等のタイミングで更新すればよい。勿論、更新タイミングは、このタイミングに限られない。
また、上述した説明では、X線を用いた撮影の前に(ステップS106)、低解像度画像の撮影を行なっているが(ステップS104)、ステップS106の後に、ステップS104及びステップS105の処理を実行するようにしてもよい。
ここで、上述したステップS108で生成されるオフセット補正用画像について説明する。
第1の補正画像の撮影時(高解像度画像撮影時)の撮影情報と、X線画像の撮影時の撮影情報とが近い場合(両者の撮影パラメータの差が小さい場合)、第1の補正画像の影響の大きいオフセット補正用画像が得られる。また、第1の補正画像の撮影時の撮影情報と、X線画像の撮影時の撮影情報とが大きく異なる場合(両者の撮影パラメータの差が大きい場合)、X線画像を撮影する前(直前)の撮影により得られた第2の補正画像の影響の大きいオフセット補正用画像が得られる。
例えば、両者の撮影時の温度差(Δtemp)が小さい場合には、図3(b)に示すように、Bの値(第1の補正係数)が大きくなり、第1の補正画像の影響の大きいオフセット補正用画像が得られる。同様に、両者の撮影時の温度差(Δtemp)が大きい場合には、図3(b)に示すように、Bの値(第1の補正係数)が小さくなり、第1の補正画像の影響の小さいオフセット補正用画像が得られる。なお、電荷の蓄積時間差(Δtime)の場合も、図3(c)に示すように、上述した温度差(△temp)の場合と同様となる。
以上説明したように実施形態1によれば、放射線画像の撮影の度に低解像度画像(第2の補正画像:非放射線)を撮影し、その低解像度画像と、予め撮影された高解像度画像(第1の補正画像:非放射線)とに基づいて放射線画像からオフセット成分を除去する。これにより、放射線画像の撮影の度にオフセット補正用画像を更新する構成においても、撮影が迅速に行なえるとともに、画質を向上させることができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2について説明する。図4は、実施形態2に係わる放射線撮影システム(以下、X線撮影システムと呼ぶ)の機能的な構成の一例を示す図である。なお、実施形態1を説明した図1と同等の機能を果たす構成には、同一の番号を付し、その説明については省略するものもある。ここでは、実施形態1と相違する点を重点的に説明する。
実施形態2に係わるX線撮影装置100は、制御部101と、撮影部106と、オフセット補正処理部105と、補正画像生成部120と、補正画像格納部124とを具備して構成される。また、X線撮影装置100には、スイッチ130〜132も設けられる。
ここで、実施形態2に係わるX線撮影装置100においては、オフセット補正用画像の生成方法が実施形態1と異なる。具体的には、読出回路104において、撮影対象領域の一部の画素データを読み出し、補正画像生成部120において、その読出回路104の出力に基づいてオフセット補正用画像を生成する。このとき、X線の照射は行なわない。なお、X線画像の撮影時には、読出回路104は、撮影対象領域の全画素データを読み出す。
補正画像格納部124は、オフセット補正用画像を格納する。この画像は、暗電流の情報を持っている。補正画像生成部120は、X線画像の撮影の度にオフセット補正用画像を更新する。具体的には、補正画像格納部124に格納されたオフセット補正用画像と、X線を照射せずに撮影された撮影画像とを合成し、オフセット補正用画像を生成する。補正画像格納部124は、当該生成されたオフセット補正用画像を格納する。
オフセット補正処理部105は、X線画像からオフセット成分を除去する補正(オフセット補正)を行なう。この補正は、オフセット補正用画像を用いて行なわれる。具体的には、X線を用いた撮影時における読出回路104の出力(X線画像)から補正画像格納部124に格納されたオフセット補正用画像を減じる。
ここで、図5を用いて、実施形態2に係わるX線撮影システムにおける撮影動作の一例について説明する。
X線撮影装置100は、まず、全ての撮影素子を駆動して撮影を行なう。この撮影では、X線による照射は行なわない。この撮影の開始に際して、X線撮影装置100は、制御部101において、スイッチ130及びスイッチ131の切り替えを行なう。この切り替えにより、補正画像生成部120にスイッチ130が接続され、オフセット補正処理部105からスイッチ131が切り離される。スイッチの切り替えが済むと、X線撮影装置100は、制御部101において、駆動回路102と読出回路104とを制御し、撮影を行なう。そして、X線撮影装置100は、補正画像生成部120において、読出回路104の出力(全ての撮像素子による撮影画像)を補正画像格納部124に格納する(ステップS200)。
次に、X線撮影装置100は、一部の撮像素子を駆動して撮影を行なう。この撮影では、X線による照射は行なわない。この撮影の開始に際して、X線撮影装置100は、制御部101において、スイッチ130及びスイッチ131の切り替えを行なう。この切り替えにより、補正画像生成部120にスイッチ130が接続され、オフセット補正処理部105からスイッチ131が切り離される。スイッチの切り替えが済むと、X線撮影装置100は、制御部101において、駆動回路102と読出回路104とを制御し、撮影を行なう(ステップS201)。そして、X線撮影装置100は、補正画像生成部120において、読出回路104の出力(一部の撮像素子による撮影画像)と、補正画像格納部124に格納されたオフセット補正用画像とを合成する。この合成により、オフセット補正用画像が更新される。更新後のオフセット補正用画像は、補正画像格納部124に格納される(ステップS202)。
続いて、X線撮影装置100は、X線の照射に基づく撮影を開始する。この撮影に際して、X線撮影装置100は、制御部101において、スイッチ130及びスイッチ131の切り替えを行なう。この切り替えにより、スイッチ130が回路から切り離され、オフセット補正処理部105にスイッチ131が接続される。スイッチの切り替えが済むと、X線撮影装置100は、制御部101において、X線発生装置200にX線の照射を指示するとともに、駆動回路102と読出回路104とを制御し、X線画像の撮影を行なう(ステップS203)。そして、X線撮影装置100は、読出回路104の出力(X線画像)を取得する。
ここで、X線撮影装置100は、オフセット補正処理部105において、ステップS203で撮影されたX線画像を補正する。具体的には、X線画像からオフセット補正用画像を減じ、オフセット成分を除去したX線画像を得る(ステップS204)。この補正が済むと、X線撮影装置100は、補正後のX線画像を表示装置300に送信する。これにより、表示装置300では、受信したX線画像に基づく表示を行なう(ステップS205)。その後、再度、撮影(X線画像の撮影)を行なう場合には(ステップS206でYES)、ステップS201の処理に戻る。撮影を終了する場合は(ステップS206でNO)、この処理を終了する。
ここで、上述したステップS201における一部の撮像素子を用いた撮影について説明する。
ここで、まず、撮影画像内における各画素は、撮像素子に1対1に対応する。図6に示すように、所定数(この場合、4つ)の撮像素子(画素)を一組とした撮像素子群(マトリクス)を構成する。なお、ここでは、4つの撮像素子を含む正方形を一つの撮像素子群として説明するが、個数と形状は、これに限定するものではなく、適宜変更することができる。
ここで、各マトリクス内において、撮像素子に番号を付す。この番号は、非X線撮影毎に、いずれの撮像素子を用いて撮影(駆動及び読み出し)を行なうのかを示す順番である。例えば、マトリクス701では、最初の非X線撮影時には、左上「1」の撮像素子により撮影し、続く非X線撮影時には、左下「2」の撮像素子により撮影を行なう。同様に、その次は右上「3」、最後に右下「4」という順番により撮影を行なう。このように4回の非X線撮影を1周期として、異なる撮像素子による撮影を繰り返す。
また、例えば、マトリクス702の場合には、最初の非X線撮影時には、右上「1」の撮像素子により撮影し、続く非X線撮影時には、右下「2」の撮像素子により撮影を行なう。同様に、その次は左上「3」、最後に左下「4」という順番により撮影を行なう。このような2種類のマトリクス(マトリクス701、マトリクス702)は、列方向に交互に配置する。行方向へは全て同じ順番を有するマトリクスを配置する。すなわち、行方向に沿って並ぶマトリクスでは、撮像素子による撮影が全て同じ順番で実施され、列方向に沿って並ぶマトリクスでは、撮像素子による撮影が複数種類(この場合、2種類)のいずれかの順番で実施される。
上述した制御により撮影を行なうと、非X線撮影の度に「1」、「2」、「3」、「4」といった順番で異なる駆動素子により撮影が行なわれる。なお、撮像素子による撮影は、図7に示すように、行方向においては一行おきに行なわれる。すなわち、非X線撮影毎に撮影対象となるマトリクスの行が切り替わる。
なお、マトリクス702を用いず、マトリクス701のみを用いて撮影を行なうと、例えば、図8に示す撮影結果が得られる。この場合、オフセット補正用画像において、一行全て更新されない画素の行や、一列全てが更新されない列の画素が生じてしまうため、補正後のX線画像にアーティファクトが見えてしまう可能性がある。
以上説明したように実施形態2によれば、X線画像の撮影の度に一部の撮像素子を駆動して画像(非X線)を撮影し、その撮影により得られた画像を用いて、予め保持しているオフセット補正用画像を更新する。これにより、実施形態1同様に、X線画像の撮影の度にオフセット補正用画像を更新する構成においても、撮影が迅速に行なえるとともに、画質を向上させることができる。
また、非X線撮影に際しては、2種類のマトリクスを設け、そのマトリクス内に付された順番と、マトリクスが配置される行方向への位置に基づいて各撮像素子による撮影を実施する。そして、その結果に基づいてオフセット補正用画像を更新する。これにより、本構成を有さない場合よりも、オフセット補正を適切に行なえるオフセット補正用画像が得られることになる。従って、放射線画像において、オフセット補正用画像の影響により発生するノイズを抑制することができる。
以上が本発明の代表的な実施形態の一例であるが、本発明は、上記及び図面に示す実施形態に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
例えば、実施形態2の構成において、過去数回分の非X線撮影のデータを用いてオフセット補正用画像を更新するようにしてもよい。例えば、補正画像格納部124においては、非X線撮影画像の過去数回分(例えば、4回分)の各画素のデータと、一枚分のデータとを格納する。なお、補正画像格納部124においては、新たな画素データが得られる度に、最も古い画素データを消去していく。ここで、補正画像生成部120においては、非X線撮影が行なわれると、その撮影画像を含め過去4回分の画素データの平均値を求め、オフセット補正用画像における対応画素を更新する。この構成によれば、よりアーティファクトの少ないX線画像が得られる。
なお、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記録媒体等としての実施態様を採ることもできる。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
また、本発明は、ソフトウェアのプログラムをシステム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置に内蔵されたコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することにより実施形態の機能が達成される場合をも含む。この場合、供給されるプログラムは実施形態で図に示したフローチャートに対応したコンピュータプログラムである。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OS(Operating System)に供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
コンピュータプログラムを供給するためのコンピュータ読み取り可能な記録媒体としては以下が挙げられる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などである。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることが挙げられる。この場合、ダウンロードされるプログラムは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルであってもよい。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記録媒体に格納してユーザに配布するという形態をとることもできる。この場合、所定の条件をクリアしたユーザに、インターネットを介してホームページから暗号を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用して暗号化されたプログラムを実行し、プログラムをコンピュータにインストールさせるようにもできる。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどとの協働で実施形態の機能が実現されてもよい。この場合、OSなどが、実際の処理の一部又は全部を行ない、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
更に、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれて前述の実施形態の機能の一部或いは全てが実現されてもよい。この場合、機能拡張ボードや機能拡張ユニットにプログラムが書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU(Central Processing Unit)などが実際の処理の一部又は全部を行なう。
本発明の一実施の形態に係わる放射線撮影システム(X線撮影システム)の機能的な構成の一例を示す図である。 図1に示すX線撮影システムにおける撮影動作の一例を示すフローチャートである。 補正係数の概要の一例を示す図である。 実施形態2に係わる放射線撮影システム(X線撮影システム)の機能的な構成の一例を示す図である。 実施形態2に係わるX線撮影システムにおける撮影動作の一例を示すフローチャートである。 図5のステップS201における一部の撮像素子による撮影の概要の一例を示す図である。 実施形態2に係わる撮像素子の駆動方法の一例を示す図である。 従来の技術の一例を示す図である。
100 X線撮影装置
101 制御部
102 駆動回路
103 センサ
104 読出回路
105 オフセット補正処理部
106 撮影部
119 補正係数演算部
120 補正画像生成部
122 第1の補正画像格納部
123 第2の補正画像生成部
124 補正画像格納部
200 X線発生装置
300 表示装置

Claims (25)

  1. 電荷を蓄積する複数の撮像素子を用いて撮影を行なう撮影手段と、
    第1のオフセットデータを格納する格納手段と、
    放射線を照射せずに前記複数の撮像素子の一部から読み出した第2のオフセットデータを取得する取得手段と、
    前記第2のオフセットデータで前記第1のオフセットデータの少なくとも一つの画素値を補正することによりオフセット補正データを生成する生成手段と、
    前記オフセット補正データを用いて、放射線の照射により撮影された放射線画像を補正する補正処理手段と
    を具備することを特徴とする放射線撮影装置。
  2. 電荷を蓄積する複数の撮像素子を用いて撮影を行なう撮影手段と、
    放射線撮影を実行する前に、前記撮像素子に光を受光させることなく前記撮像素子を駆動して取得した第1のオフセットデータを格納する格納手段と、
    前記第1のオフセットデータを取得する際に駆動する撮像素子の数よりも少ない数の撮像素子に光を受光させることなく、前記少ない数の撮像素子を駆動して第2のオフセットデータを取得する取得手段と、
    前記放射線撮影に関する撮影情報に応じた係数を用いて前記第1のオフセットデータと前記第2のオフセットデータとを合成して、前記放射線撮影により取得される放射線画像を補正するためのオフセット補正データを生成する生成手段と、
    前記放射線画像から前記オフセット補正データを減じることにより前記放射線画像を補正する補正処理手段と、
    を備え、
    前記複数の撮像素子は、撮影された画像の画素と1対1に対応し、前記複数の撮像素子のうちの所定数は一組の撮像素子群としてまとめられ、
    前記第2のオフセットデータを取得するために、放射線の照射を行わずに前記複数の撮像素子のうちの一部を用いて撮影を行う度に、前記撮影手段は、前記撮像素子群のそれぞれにおける撮像素子を順番に切り替えて撮影を行い、
    前記複数の撮像素子は2次元行列状に配置されており、
    前記第2のオフセットデータを取得するために、放射線の照射を行わずに前記複数の撮像素子のうちの一部を用いて画像を撮影する際に、前記撮影手段は、行方向に配置された撮像素子群のそれぞれについては、同じ順番で撮像素子を切り替え、列方向に配置された撮像素子群については、複数種類の順番のうちいずれか一つの順番で撮像素子を切り替え、
    放射線の照射を行わずに前記複数の撮像素子のうちの一部を用いて撮影を行う度に、前記撮影手段は、撮影を行う撮像素子群の一つの行を選択し、
    前記生成手段は、前記格納された第1のオフセットデータを更新するための新しいオフセットデータを生成するために、放射線の照射を行わずに複数回の撮影の結果として取得された複数のオフセット補正データを平均化する
    ことを特徴とする放射線撮影装置。
  3. 前記複数の撮像素子は、撮影された画像の画素と1対1に対応し、前記複数の撮像素子のうちの所定数は一組の撮像素子群としてまとめられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
  4. 前記第2のオフセットデータを取得するために、放射線の照射を行わずに前記複数の撮像素子のうちの一部を用いて撮影を行う度に、前記撮影手段は、前記撮像素子群のそれぞれにおける撮像素子を順番に切り替えて撮影を行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の放射線撮影装置。
  5. 前記複数の撮像素子は2次元行列状に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の放射線撮影装置。
  6. 前記第2のオフセットデータを取得するために、放射線の照射を行わずに前記複数の撮像素子のうちの一部を用いて画像を撮影する際に、前記撮影手段は、行方向に配置された撮像素子群のそれぞれについては、同じ順番で撮像素子を切り替え、列方向に配置された撮像素子群については、複数種類の順番のうちいずれか一つの順番で撮像素子を切り替える
    ことを特徴とする請求項5に記載の放射線撮影装置。
  7. 放射線の照射を行わずに前記複数の撮像素子のうちの一部を用いて撮影を行う度に、前記撮影手段は、撮影を行う撮像素子群の一つの行を選択する
    ことを特徴とする請求項6に記載の放射線撮影装置。
  8. 前記生成手段は、前記格納された第1のオフセットデータを更新するための新しいオフセットデータを生成するために、放射線の照射を行わずに複数回の撮影の結果として取得された複数のオフセット補正データを平均化する
    ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
  9. 前記補正処理手段は、前記放射線画像から前記オフセット補正データを減じることにより前記放射線画像を補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
  10. 被写体の画像は前記複数の撮像素子に放射線を照射して撮影を行うことにより取得されることを特徴とする請求項1または2に記載の放射線撮影装置。
  11. 前記第1のオフセットデータは、前記撮影手段から取得されたデータに基づいて生成されることを特徴とする請求項1または2に記載の放射線撮影装置。
  12. 前記第1のオフセットデータは、前記撮影手段から取得された複数のオフセットデータを平均化することにより生成されることを特徴とする請求項11に記載の放射線撮影装置。
  13. 放射線を照射する放射線発生手段と、
    前記放射線発生手段から照射された放射線を受光して電荷を蓄積する複数の撮像素子を有する放射線撮影手段と、
    第1のオフセットデータを格納する格納手段と、
    放射線を照射せずに前記複数の撮像素子の一部から読み出した第2のオフセットデータを取得する取得手段と、
    前記第2のオフセットデータで前記第1のオフセットデータの少なくとも一つの画素値を補正することによりオフセット補正データを生成する生成手段と、
    前記オフセット補正データを用いて、放射線の照射により撮影された放射線画像を補正する補正処理手段と、
    を具備することを特徴とする放射線撮影システム。
  14. 電荷を蓄積する複数の撮像素子を用いて撮影手段が撮影を行なう撮影工程と、
    第1のオフセットデータを格納手段に格納する格納工程と、
    放射線を照射せずに前記複数の撮像素子の一部から読み出した第2のオフセットデータを取得する取得工程と、
    前記第2のオフセットデータで前記第1のオフセットデータの少なくとも一つの画素値を補正することによりオフセット補正データを生成する生成工程と、
    前記オフセット補正データを用いて、放射線の照射により撮影された放射線画像を補正する補正処理工程と、
    を有することを特徴とする放射線撮影方法。
  15. 前記複数の撮像素子は、撮影された画像の画素と1対1に対応し、前記複数の撮像素子のうちの所定数は一組の撮像素子群としてまとめられていることを特徴とする請求項14に記載の放射線撮影方法。
  16. 放射線の照射を行わずに撮影した結果として取得された前記第1のオフセットデータから平均値を取得する工程と、
    前記平均値を用いて、前記オフセット補正データを更新する工程と、
    を更に有することを特徴とする請求項14に記載の放射線撮影方法。
  17. 前記補正処理工程は、前記放射線画像から前記オフセット補正データを減じることにより前記放射線画像を補正することを特徴とする請求項14に記載の放射線撮影方法。
  18. 被写体の画像は前記複数の撮像素子に放射線を照射して撮影を行うことにより取得されることを特徴とする請求項14に記載の放射線撮影方法。
  19. 前記第1のオフセットデータは、前記撮影手段から取得されたデータに基づいて生成されることを特徴とする請求項14に記載の放射線撮影方法。
  20. 前記撮影手段は、
    前記撮像素子が2次元行列状に配置されたセンサと、
    前記撮像素子を駆動する駆動回路と、
    前記駆動回路により駆動された撮像素子に蓄積された電荷に基づいて撮影画像を読み出す読出回路と
    を具備することを特徴とする請求項1または2に記載の放射線撮影装置。
  21. 電荷を蓄積する複数の撮像素子を用いて撮影された画像の処理方法であって、
    第1のオフセットデータを格納する格納工程と、
    放射線を照射せずに前記複数の撮像素子の一部から読み出した第2のオフセットデータを取得する取得工程と、
    前記第2のオフセットデータで前記第1のオフセットデータの少なくとも一つの画素値を補正することによりオフセット補正データを生成する生成工程と、
    前記オフセット補正データを用いて、放射線の照射により撮影された放射線画像を補正する補正処理工程と
    を含むことを特徴とする処理方法。
  22. 被写体に放射線を照射する放射線発生手段と、
    前記被写体を透過した前記放射線発生手段からの放射線を検出し放射線画像を撮影する放射線撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された放射線画像を表示する表示手段と
    を具備し、
    前記放射線撮影手段は、
    電荷を蓄積する複数の撮像素子を用いて撮影を行なう撮影手段と、
    第1のオフセットデータを格納する格納手段と、
    放射線を照射せずに前記複数の撮像素子の一部から読み出した第2のオフセットデータを取得する取得手段と、
    前記第2のオフセットデータで前記第1のオフセットデータの少なくとも一つの画素値を補正することによりオフセット補正データを生成する生成手段と、
    前記オフセット補正データを用いて、放射線の照射により撮影された放射線画像を補正する補正処理手段と
    を具備することを特徴とする放射線撮影システム。
  23. 被写体に放射線を照射する放射線発生手段と、
    前記被写体を透過した前記放射線発生手段からの放射線を検出し放射線画像を撮影する放射線撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された放射線画像を表示する表示手段と
    を具備し、
    前記放射線撮影手段は、
    電荷を蓄積する複数の撮像素子を用いて撮影を行なう撮影手段と、
    オフセット補正用画像を格納する格納手段と、
    放射線の照射による撮影に際して、前記オフセット補正用画像と、放射線を照射せずに前記撮影手段により前記複数の撮像素子の一部を用いて撮影された撮影画像とを合成し、前記オフセット補正用画像を更新する補正画像生成手段と、
    前記放射線の照射により撮影された放射線画像を前記オフセット補正用画像に基づいて補正する補正処理手段と
    を具備することを特徴とする放射線撮影システム。
  24. 電荷を蓄積する複数の撮像素子を用いて撮影を行なう撮影手段と、
    放射線を照射せずに前記複数の撮像素子のそれぞれから読み出した電気信号に基づく第一のオフセットデータを取得する第一の取得手段と、
    放射線を照射せずに前記複数の撮像素子の一部から読み出した電気信号に基づく第二のオフセットデータを取得する第二の取得手段と、
    前記第一のオフセットデータと前記第二のオフセットデータとに基づいてオフセット補正データを生成する生成手段と、
    前記オフセット補正データを用いて、前記撮影手段による撮影で得られた放射線画像を補正する補正処理手段と
    を具備することを特徴とする放射線撮影装置。
  25. 電荷を蓄積する複数の撮像素子を有する撮影手段を用いた撮影により得られる画像の処理方法であって、
    放射線を照射せずに前記複数の撮像素子のそれぞれから読み出した電気信号に基づく第一のオフセットデータを取得するステップと、
    放射線を照射せずに前記複数の撮像素子の一部から読み出した電気信号に基づく第二のオフセットデータを取得するステップと、
    前記第一のオフセットデータと前記第二のオフセットデータとに基づいてオフセット補正データを生成するステップと、
    前記オフセット補正データを用いて、放射線の照射により撮影された放射線画像を補正するステップと、
    を具備することを特徴とする処理方法。
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