JP5561215B2 - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、難燃性樹脂組成物に関し、詳しくは、樹脂主成分に対し芳香族リン化合物および糖エステル化合物を含有する耐ブリードアウト性を有する難燃性樹脂組成物に関する。
近年、エレクトロニクス分野の発展が目覚しく、特に電子機器の小型化、軽量化、高密度化が進み、これらの性能に対する要求がますます高度なものとなっている。このような要求に対応するため、プリント配線板をはじめとする電子材料の薄型化、多層化、高精細化の検討が盛んに行われており、これらに使用される接着剤、コーティング剤には、従来のガラスエポキシ等に代表される肉厚のリジッド基板では求められなかった、高度な可撓性、屈曲性、接着性、さらには、狭スペース化に伴う高い電気絶縁性、密着性、熱安定性等が求められている。このような電子材料周辺に用いられる接着剤・コーティング剤としては、例えば、具体的には次の(1)〜(5)が挙げられる。
(1)層間接着剤:回路基板同士を張り合わせるために用いられるもので、直接銅あるいは銀回路に接する。多層基板の層間に使用され、液状やシート状のものがある。
(2)カバーレイフィルム用接着剤:カバーレイフィルム(回路の最表面を保護する目的で用いられるポリイミドフィルムなど)と、下地の回路基板と、を張り合わせるために用いられ、あらかじめポリイミドフィルムと、接着層とが一体化されているものが多い。
(3)銅張フィルム(CCL)用接着剤:ポリイミドフィルムと銅箔とを張り合わせるために用いられる。銅回路形成時にエッチング等の加工が施される。
(4)ソルダーレジスト:回路の最表面を保護する目的で用いられ、回路上に塗布または張り合わせ後、硬化させることで形成される。感光性や熱硬化性のものがある。
(5)補強板用接着剤:配線板の機械的強度を補完する目的で、配線板の一部を、金属、ガラスエポキシ、ポリイミド等の補強板に固定するために用いられる。
これらの形態としては、液状やシート状(あらかじめフィルム化されたもの)等があり、用途に応じて適宜形態が選択される。
この他電子材料周辺に用いられる接着剤・コーティング剤には、上記特性に加え高度な難燃性が要求されている。これに対し、上記接着剤・コーティング剤に用いられる樹脂はそのままでは十分な難燃性を有していないことが多く、このような場合には難燃剤の添加により難燃性付与が行われる。従来は主としてハロゲン系難燃剤とアンチモン系難燃剤を含んでなる難燃性樹脂組成物が使用されてきたが、近年は世界的な環境保全への意識の高まりから、ハロゲン化合物やアンチモン化合物を含有しない難燃剤を使用する傾向が強まっている。
ハロゲン化合物やアンチモン化合物以外の難燃剤としては、水和金属化合物、窒素系化合物、リン系化合物などがあるが、それぞれに異なる欠点が確認されており、万能なものは未だ提案されていない。それぞれ具体的に述べると、水和金属化合物や窒素系化合物は電気的特性などへの悪影響が少ないが、難燃性能そのものは低いため多量添加が必須となり、結果として必要とされる基板密着性や可撓性が損なわれてしまう。リン系難燃剤に関しては、ポリリン酸塩やホスフィン酸塩などはリン元素濃度が高いため、高い難燃性を有するが、必要な難燃性を得るため添加量を増加させると、可撓性や電気絶縁性の悪化が顕著となる。また、ホスファゼン化合物やリン酸エステル化合物、ホスファフェナントレン化合物などは、比較的難燃性が高く、かつ可撓性を低下させる危険性が低いが、特に最終製品となった後の難燃剤のブリードアウト(材料表面への析出や粉吹き、滲み出し)が激しいという致命的な欠点を有していた。
このような背景のもと、ホスファゼン化合物やリン酸エステル化合物のブリードアウトを抑制する試みが行われてきた。
例えば、特定の構造の縮合型リン酸エステルとポリエステル樹脂およびポリアミド樹脂からなる組成物が開示されている(特許文献1)。しかしこの組成物でブリードアウトを生じることなく使用可能な難燃剤添加量は樹脂100重量部に対して20重量部以下であり、十分な難燃性能を得るには不十分なものであった。
また、架橋性官能基を有するホスファゼン化合物が開示されている(特許文献2〜7)。これはリン系難燃剤を直接架橋させることでブリードアウトの抑制には成功しているが、これにより燃焼時における難燃剤の化学分解を伴う難燃作用までもが抑制されてしまい、結果的に十分な難燃性が得られないばかりか、成形物の柔軟性が著しく劣るという問題があった。
また、特定の連結基および置換基を有する環状フェノキシホスファゼン化合物およびそれを含有する高分子難燃組成物が開示されている(特許文献8)。この環状フェノキシホスファゼン化合物は樹脂との相溶性を高める置換基の導入により、ブリードアウト性がある程度改善されているものの、添加量を増大させた場合にはブリードアウトの抑制が難しいことに加え、難燃剤自体のリン元素濃度が著しく低下しており、十分な難燃性が得られるものではなかった。
特開2010−241940号公報 特開昭64−14239号公報 特開昭64−14240号公報 特開平6−247989号公報 特開平8−193091号公報 特開2001−335676号公報 特開2008−088217号公報 特開2004−018475号公報
本発明の目的は、難燃剤として芳香族リン化合物を含有するため高い難燃性を有しながらも、耐ブリードアウト性に優れた難燃性樹脂組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、驚くべきことに芳香族リン化合物とともに糖エステル化合物を配合することにより、高い難燃性と耐ブリードアウト性を両立した難燃性樹脂組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち第1の発明は、樹脂(A)と、芳香族リン化合物(B)と、糖エステル化合物(C)とを含むことを特徴とする難燃性樹脂組成物に関する。
また、第2の発明は、糖エステル化合物(C)が、糖の芳香族骨格含有カルボン酸エステル化合物(C−1)であることを特徴とする上記の難燃性樹脂組成物に関する。
また、第3の発明は、糖の芳香族骨格含有カルボン酸エステル化合物(C−1)が、蔗糖安息香酸エステル化合物であることを特徴とする上記の難燃性樹脂組成物に関する。
また、第4の発明は、芳香族リン化合物(B)が、環状ホスファゼン化合物であることを特徴とする上記いずれかの難燃性樹脂組成物に関する。
本発明により、得られた塗膜が、耐熱性、可撓性、屈曲性、電気絶縁性、耐湿熱性等を満足するとともに、高い難燃性と耐ブリードアウト性を両立した難燃性樹脂組成物を提供することができる。本発明の難燃性樹脂組成物は、前記の電子材料周辺に用いられる接着剤・コーティング剤(層間接着剤、カバーレイフィルム用接着剤、銅張フィルム(CCL)用接着剤、ソルダーレジスト、補強板用接着剤)などとして、好適に用いることができる。
以下、本発明の難燃性樹脂組成物について詳細に説明する。
本発明の樹脂(A)は、公知の合成樹脂または天然樹脂を特に制限なく使用することができる。樹脂(A)は熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、熱・光硬化性樹脂に大きく分類される。なお、本発明においては、元来硬化性を有しない樹脂であったとしても、変性等の所作によって熱硬化性の官能基が導入された樹脂は熱硬化性樹脂とみなし、光硬化性の官能基が導入された樹脂は光硬化性樹脂とみなす。
熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィン系樹脂、ビニル系樹脂、スチレン・アクリル系樹脂、ジエン系樹脂、テルペン樹脂、石油樹脂、セルロース系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド系樹脂、フッ素樹脂などがあげられる。
ポリオレフィン系樹脂としては、エチレン、プロピレン、α‐オレフィン化合物などのホモポリマーまたはコポリマーであればよく、例えば、スミカセンシリーズ(ポリエチレン、住友化学株式会社製)住友ノーブレン(ポリプロピレン、住友化学株式会社製)三井EPTシリーズ(エチレンプロピレンゴム、三井化学株式会社製)、ミラストマーシリーズ(オレフィン系熱可塑性エラストマー、三井化学株式会社製)、アペルシリーズ(エチレン−環状オレフィンコポリマー、三井化学株式会社製)エルクリスタシリーズ(α−オレフィンポリマー、出光興産株式会社製)、などが挙げられる。
ビニル系樹脂としては、酢酸ビニルなどのビニルエステルの重合により得られるポリマーおよびビニルエステルとエチレンなどのオレフィン化合物とのコポリマーであればよく、例えば、エスレックシリーズ(積水化学工業株式会社製)、ゴーセノールシリーズ(部分ケン化ポリビニルアルコール、日本合成化学株式会社製)、ソアレックスSシリーズ(エチレン−酢酸ビニル共重合体、日本合成化学株式会社製)などが挙げられる。
スチレン・アクリル系樹脂としては、スチレンや(メタ)アクリロニトリル、アクリルアミド類、(メタ)アクリル酸エステル、マレイミド類などからなるホモポリマーまたはコポリマーであればよく、例えば、ザレックシリーズ(シンジオタクチックポリスチレン、出光興産株式会社製)、バレックスシリーズ(ポリアクリロニトリル、三井化学株式会社製)、アクリフトシリーズ(エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、住友化学株式会社製)、ハリアクロンシリーズ(アクリルコポリマー、ハリマ化成株式会社製)、ハイパールシリーズ(アクリルコポリマー、根上工業株式会社製)などが挙げられる。
ジエン系樹脂としては、ブタジエンやイソプレン等の共役ジエン化合物のホモポリマーまたはコポリマーおよびそれらの水素添加物であればよく、住友SBR(スチレン−ブタジエンゴム、住友化学株式会社製)、セプトンシリーズ(スチレン−イソプレンブロックコポリマー、株式会社クラレ製)などが挙げられる。
テルペン樹脂としては、テルペン類からなるポリマーまたはその水素添加物であればよく、YSレジンシリーズ(テルペン樹脂、ヤスハラケミカル株式会社製)、クリアロンシリーズ(水添テルペン樹脂、ヤスハラケミカル株式会社製)などが挙げられる。
石油系樹脂としては、マルカレッツMシリーズ(ジシクロペンタジエン型石油樹脂、丸善石油化学株式会社製)、アイマーブシリーズ(水添石油樹脂、出光興産株式会社製)、アルコンシリーズ(水添石油樹脂、荒川化学株式会社製)などが挙げられる。
セルロース系樹脂としては、SOLUSシリーズ(セルロースアセテートブチレート樹脂、イーストマンケミカル社製)などが挙げられる。
ポリアミド樹脂としては、ユニチカナイロン6シリーズ、ユニチカナイロン66シリーズ(いずれもユニチカ株式会社製)、ニューマイドシリーズ(ハリマ化成株式会社製)、ダイアミドシリーズ、ベスタミドシリーズ(いずれもダイセル・エボニック株式会社製)などが挙げられる。
ポリウレタン樹脂としては、ミラクトランシリーズ、ニッポランシリーズ(いずれも日本ポリウレタン工業株式会社製)、クラミロンU−8000シリーズ(株式会社クラレ製)などが挙げられる。
ポリエステル樹脂としては、エリーテルシリーズ(ユニチカ株式会社製)、バイロンシリーズ(東洋紡績株式会社製)、ニチゴーポリエスターシリーズ(日本合成化学株式会社製)、プリマロイシリーズ(三菱化学株式会社製)などが挙げられる。
ポリカーボネート樹脂としては、タフロンシリーズ(ビスフェノールAポリカーボネート、出光興産株式会社製)、タフゼットシリーズ(特殊ポリカーボネート、出光興産株式会社製)などが挙げられる。
ポリイミド系樹脂としては、オーラムシリーズ(熱可塑性ポリイミド、三井化学株式会社製)、バイロマックスHRシリーズ(ポリアミドイミド樹脂、東洋紡績株式会社製)、HCPシリーズ(ポリアミドイミド樹脂、日立化成式会社製)、HCIシリーズ(ポリアミック酸型ポリイミド樹脂、日立化成式会社製)などが挙げられる。
フッ素樹脂としては、CYTOP(旭硝子株式会社製)などが挙げられる。
熱硬化性樹脂としては、加熱による架橋反応に利用できる官能基、例えば、水酸基、フェノール性水酸基、メトキシメチル基、カルボキシル基、アミノ基、エポキシ基、オキセタニル基、オキサゾリン基、オキサジン基、アジリジン基、チオール基、イソシアネート基、ブロック化イソシアネート基、ブロック化カルボキシル基、シラノール基などを1分子中に1つ以上有する樹脂であればよく、例えば、アクリル樹脂、マレイン酸樹脂、ポリブタジエン系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、オキセタン樹脂、フェノキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール系樹脂、アルキド樹脂、アミノ樹脂、ポリ乳酸樹脂、オキサゾリン樹脂、ベンゾオキサジン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂などが挙げられる。また、本発明における熱硬化性樹脂は、上記の樹脂に加え、必要に応じて上記の官能基と反応し化学的架橋を形成する樹脂または低分子化合物などの所謂「硬化剤」と称する化合物を含んでもよい。
アクリル樹脂としては、アクリディックシリーズ(水酸基またはカルボキシル基含有アクリル樹脂、DIC株式会社製)、8UAシリーズ(水酸基含有ウレタングラフトアクリル樹脂、大成ファインケミカル株式会社製)などが挙げられる。
マレイン酸樹脂としては、マルキードシリーズ(マレイン酸樹脂、荒川化学株式会社製)、アラスターシリーズ(スチレン−マレイン酸樹脂、荒川化学株式会社製)、イソバンシリーズ(イソブチレン−無水マレイン酸ブロックコポリマー、株式会社クラレ製)などが挙げられる。
ポリジエン系樹脂としては、Poly bdシリーズ(水酸基末端ポリブタジエン、出光興産株式会社製)Poly ipシリーズ(水酸基末端ポリイソプレン、出光興産株式会社製))、エポールシリーズ(水酸基末端水添ポリイソプレン、出光興産株式会社製)、NISSO−PBシリーズ(ポリブタジエン系樹脂、日本曹達株式会社製)などが挙げられる。
ポリエステル樹脂としては、エリーテルシリーズ(水酸基末端またはカルボキシル基末端ポリエステル、ユニチカ株式会社製)、バイロンシリーズ(水酸基末端またはカルボキシル基末端非晶質ポリエステル、東洋紡績株式会社製)、ニチゴーポリエスターシリーズ(日本合成化学株式会社製)などが挙げられる。
ポリウレタン樹脂としては、バイロンURシリーズ(水酸基末端およびまたはカルボキシル基含有ポリエステルウレタン、東洋紡績株式会社製)などが挙げられる。
エポキシ樹脂としては、エポトートシリーズ(東都化成株式会社製)、jERシリーズ(三菱化学株式会社製)、エピクロンシリーズ(DIC株式会社製)などが挙げられる。
オキセタン樹脂としては、アロンオキセタンシリーズ(東亜合成株式会社製)、エタナコールシリーズ(宇部興産株式会社製)などが挙げられる。
フェノキシ樹脂としては、jER1256、jER4275、jER4250(いずれも三菱化学株式会社製)、PKHH、PKHB(いずれもInChem社製)などが挙げられる。
ポリイミド樹脂としては、ユニディックV−8000シリーズ(カルボキシル基含有分岐ポリイミド樹脂、DIC株式会社製)などが挙げられる。
ポリアミド樹脂としては、ニューマイドシリーズ(ハリマ化成株式会社製)、トレジンシリーズ(長瀬ケムテックス株式会社製)などが挙げられる。
フェノール系樹脂としては、ハリフェノールシリーズ(ロジン変性フェノール樹脂、ハリマ化成株式会社製)、フドウライトシリーズ(フドー株式会社製)、ニカノールシリーズ(キシレン樹脂、フドー株式会社製)、マルカリンカーシリーズ(ポリパラビニルフェノール樹脂、丸善石油化学株式会社製)、フェノライトシリーズ(ノボラック型フェノール樹脂、DIC株式会社製)などが挙げられる。
アルキド樹脂としては、ベッコゾールシリーズ(DIC株式会社製)、ハリフタールシリーズ(ハリマ化成株式会社製)などが挙げられる。
アミノ樹脂としては、ベッカミンシリーズ(DIC株式会社製)、サイメルシリーズ(三井サイテック株式会社製)、メランシリーズ(日立化成工業株式会社製)などが挙げられる。
ポリ乳酸樹脂としては、バイロエコールBEシリーズ(水酸基含有ポリ乳酸樹脂、東洋紡績株式会社製)などが挙げられる。
オキサゾリン樹脂としては、エポクロスシリーズ(日本触媒株式会社製)、1,3−PBO(三國製薬工業株式会社製)などが挙げられる。
ベンゾオキサジン樹脂としては、P−d、F−a(いずれも四国化成工業株式会社製)などが挙げられる。
シリコーン樹脂としては、KRシリーズ、ESシリーズ(ともに信越シリコーン株式会社製)、サイラプレーンシリーズ(チッソ株式会社製)、ゼムラックシリーズ(株式会社カネカ製)などが挙げられる。
フッ素樹脂としては、ルミフロンシリーズ(旭硝子株式会社製)、フルオネートシリーズ(水酸基含有フッ素樹脂、DIC株式会社製)などが挙げられる。
光硬化性樹脂としては、光照射による架橋反応に利用できる官能基、例えば、(メタ)アクリロイル基、エポキシ基、ビニル基、オキセタニル基などを1分子中に1つ以上有する樹脂であれば特に限定されず、低分子化合物である所謂「単量体」もしくは「モノマー」と称する化合物、オリゴマーなどもこれに属するものとする。例えば、アクリル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリカーボネート(メタ)アクリレート、ジエポキシド樹脂、脂環式エポキシ樹脂などが挙げられる。
アクリル(メタ)アクリレートとしては、8KXシリーズ(大成ファインケミカル株式会社製)などが挙げられる。
ウレタン(メタ)アクリレートとしては、紫光シリーズ(日本合成化学株式会社製)、ビームセット500シリーズ(荒川化学株式会社製)、ユニディックV−4000シリーズ(DIC株式会社製)、EBECRYLシリーズ(ダイセル・サイテック株式会社製)、アートレジンシリーズ(根上工業株式会社製)などが挙げられる。
ポリエステル(メタ)アクリレートとしては、ビームセット700シリーズ(荒川化学株式会社製)、EBECRYLシリーズ(ダイセル・サイテック株式会社製)などが挙げられる。
ポリエーテル(メタ)アクリレートとしては、EBECRYL80、EBECRYL81、EBECRYL83(いずれもダイセル・サイテック株式会社製)などが挙げられる。
エポキシ(メタ)アクリレートとしては、KAYARAD ZARおよびZFRシリーズ(日本化薬株式会社製)、ディックライトシリーズ(DIC株式会社製)、リポキシシリーズ(昭和高分子株式会社製)などが挙げられる。
ポリカーボネート(メタ)アクリレートとしては、PCD−DMシリーズ、PCD−DAシリーズ(いずれも宇部興産株式会社製)などが挙げられる。
ジエポキシド樹脂としては、UVACUREシリーズ(ダイセル・サイテック株式会社製)などが挙げられる。
脂環式エポキシ樹脂としては、セロキサイド2021P(ダイセル・サイテック株式会社製)などが挙げられる。
また、熱・光硬化性樹脂としては、光照射による架橋反応に利用できる官能基に加え、加熱による架橋反応に利用できる官能基を共に有する樹脂であれば特に制限されないが、上記加熱による架橋反応に利用できる官能基がカルボキシル基である場合、アルカリ現像液を用いたフォトリソグラフィによるパターニングが可能となるため、より好ましい。熱・光硬化性樹脂の例としては、例えば、サイクロマーPシリーズ(ダイセル・サイテック株式会社製)、ディックライトシリーズ(DIC株式会社製)、リポキシPRシリーズ、SPCシリーズ(ともに昭和高分子株式会社製)、KAYARAD ZFR1122(日本化薬株式会社製)などが挙げられる。
なお、光照射による架橋反応に利用できる官能基、および、加熱による架橋反応に利用できる官能基は、同一のものであってもよい。
上記樹脂(A)は1種を単独で使用することもできるし、2種以上を組み合わせて使用することもできる。
本発明の芳香族リン化合物(B)は1分子中にリン元素とベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、フェナントレン環などの芳香族骨格とを有する化合物であれば特に限定されないが、例えば、環状ホスファゼン化合物、芳香族リン酸エステル化合物、ホスファフェナントレン化合物などが挙げられる。
これらの中でも、環状ホスファゼン化合物が難燃性および耐加水分解性に優れる点で好ましい。本発明で好適に用いられる環状ホスファゼン化合物の構造は、下記一般式(1)または(2)で表されるものである。
一般式(1)
Figure 0005561215
(一般式(1)中、Aは水素、メチル基、ヒドロキシル基、シアノ基、アミノ基、カルボキシル基、グリシジルオキシ基、パラヒドロキシフェニルジメチルメチル基、パラグリシジルオキシフェニルジメチルメチル基、パラヒドロキシフェニルスルホン基、パラグリシジルオキシフェニルスルホン基、炭素数2〜30のアルキル基、炭素数2〜30のアルケニル基、および炭素数2〜30のアリール基からなる群より選ばれる一価の基であり、Rは水素、メチル基および炭素数2〜30のアルキル基からなる群より選ばれる一価の基であり、nは3〜15の整数を示す。)
一般式(2)
Figure 0005561215
(一般式(2)中、Aは水素、メチル基、ヒドロキシル基、シアノ基、アミノ基、カルボキシル基、グリシジルオキシ基、パラヒドロキシフェニルジメチルメチル基、パラグリシジルオキシフェニルジメチルメチル基、パラヒドロキシフェニルスルホン基、パラグリシジルオキシフェニルスルホン基、炭素数2〜30のアルキル基、炭素数2〜30のアルケニル基、および炭素数2〜30のアリール基からなる群より選ばれる一価の基であり、Bは炭素数1〜8のアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基、アルケニルアリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アシルオキシアルコキシ基、アリールメルカプト基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、アリールグリシジルオキシ基、またはアミノ基であり、Rは水素、メチル基および炭素数2〜30のアルキル基からなる群より選ばれる一価の基であり、nは3〜15の整数を示す。)
このような環状ホスファゼン化合物としては、例えば、SPB−100、SPH−100(以上、大塚化学株式会社製)、ラビトルFP−100、ラビトルFP−300ラビトルFP−390以上、株式会社伏見製薬所製)などが挙げられる。
また、中でも一般式(1)において、Aが全て水素のもの、Aが水素およびまたはメチル基のもの、およびAが水素およびまたはシアノ基のものがより難燃性が高い点で特に好ましい。これらは1種を単独で使用することもできるし、2種以上を組み合わせて使用することもできる。
芳香族リン酸エステル化合物としては、TPP、TCP、TXP、NDPP、PX−110、CR−733S、CR−741、PX−200(以上全て大八化学株式会社製)などが挙げられる。
ホスファフェナントレン化合物としては、HCA、HCA−HQ、M−Ester、M−Acid、SANKO−BCA(三光株式会社製)などが挙げられる。
本発明の芳香族リン化合物(B)の添加量としては、樹脂(A)100重量部に対して10〜150重量部とすることが好ましく、20〜100重量部とすることが特に好ましい。10重量部未満では必要な難燃性能が得られないおそれがある。また150重量部よりも多いと、耐熱性の低下が著しくなるおそれがあり、また芳香族リン化合物(B)のブリードアウトを抑制することが困難となるおそれがある。
本発明の糖エステル化合物(C)は、糖骨格を有する化合物(a)のヒドロキシル基の一部または全部を、カルボン酸エステル化合物(b)のエステル基とエステル交換反応させ、エステル化させた化合物を指す。
本発明の糖骨格を有する化合物(a)としては、単糖、二糖やオリゴ糖などが挙げられる。単糖としては、グリセルアルデヒドやジヒドロキシアセトンなどの三炭糖、エリトロース、エリトルロースなどの四炭糖、リボース、アラビノースなどの五炭糖、グルコース、フルクトースなどの六炭糖、セドヘプツロース、コリオースなど七炭糖およびこれらのデオキシ糖、ウロン糖、アミノ糖、糖アルコール、糖アルコールの脱水反応生成物などの変性体、更にそれらの構造異性体および立体異性体、光学異性体などが挙げられる。また、二糖としては、上記単糖の1種または2種の組み合わせからなる2量体であれば特に限定されないが、スクロース(蔗糖)、ラクトース(乳糖)、マンノース(麦芽糖)などが挙げられる。また、オリゴ糖としては、上記単糖の1種または2種以上の組み合わせからなる3〜20量体であれば特に限定されないが、1−ケストース、ニストース、1F−フルクトフラノシルニストースなどのフルクトオリゴ糖や、ガラクトオリゴ糖、乳化オリゴ糖などが挙げられる。
これらの糖骨格を有する化合物のうち、糖エステル化合物(C)の溶解性の点から、単糖または二糖が好ましい。また、容易に入手可能な点から、五炭糖および六炭糖の単糖、または五炭糖および六炭糖の一方または両方からなる二糖がより好ましく、特に安価である点から、グルコース、フルクトース、ソルビトール、ソルビタン、蔗糖、乳糖、麦芽糖が好ましい。更に、生成する糖エステル化合物(C)と樹脂(A)との相溶性の点において、蔗糖が特に好ましい。
本発明のカルボン酸エステル化合物(b)としては、カルボン酸とメタノールまたはエタノールとの脱水縮合により形成されたエステル基を1分子中に1つ以上有する化合物であれば特に限定されないが、芳香族骨格を有するカルボン酸エステル(b−1)、脂肪族カルボン酸エステル(b−2)および脂環族カルボン酸エステル(b−3)が挙げられる。
芳香族骨格を有するカルボン酸エステル(b−1)は、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、フェナントレン環などの芳香族骨格とエステル基炭素が直接結合していてもよいし、任意の連結基を介して結合していてもよいが、例えば、安息香酸、o−メチル安息香酸、m−メチル安息香酸、p−メチル安息香酸、o−エチル安息香酸、m−エチル安息香酸、p−エチル安息香酸、サリチル酸、アセチルサリチル酸、p−ヒドロキシ安息香酸、1−ナフタレンカルボン酸、2−ナフタレンカルボン酸、1−フェナントレンカルボン酸、2−フェナントレンカルボン酸、3−フェナントレンカルボン酸、4−フェナントレンカルボン酸、5−フェナントレンカルボン酸、1−アントラセンカルボン酸、2−アントラセンカルボン酸、9−アントラセンカルボン酸などの芳香族カルボン酸のメチルまたはエチルエステル;
2−フェニル酢酸、3−フェニルプロピオン酸、4−フェニル酪酸、2−フェノキシ酢酸、2−(2−フェノキシエトキシ)酢酸、フェニルグリシン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファンなどのカルボキシル基に直結していない芳香族骨格を有するカルボン酸のメチルまたはエチルエステル;
などが挙げられる。
脂肪族カルボン酸エステル(b−2)としては、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、アクリル酸、メタクリル酸、酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、カプロン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノレイン酸、ミリスチン酸のメチルまたはエチルエステルなどが挙げられる。
脂環族カルボン酸(b−3)としては、シクロヘキサンカルボン酸、シクロヘキセンカルボン酸、デカリンカルボン酸、アビエチン酸およびその異性体、水素添加物のメチルまたはエチルエステルなどが挙げられる。
これらカルボン酸エステル(b)のうち、芳香族リン化合物のブリードアウト抑制性能の点から、芳香族骨格を有するカルボン酸エステル(b−1)が好ましい。また、安価であり容易に入手可能である点から、安息香酸のメチルまたはエチルエステルがより好ましい。
すなわち、糖エステル化合物(C)としては、糖の芳香族骨格含有カルボン酸エステル化合物(C−1)が好ましく、蔗糖安息香酸エステル化合物が特に好ましい。
本発明の糖エステル化合物(C)の、芳香族リン化合物(B)に対する添加量としては、芳香族リン化合物(B)100重量部に対し40〜200重量部とすることが好ましく、60〜150重量部とすることが特に好ましい。40重量部未満では芳香族リン化合物(B)のブリードアウトを抑制することが困難となるおそれがある。また200重量部よりも多いと、可撓性が低下するおそれがある。
芳香族リン化合物(B)および糖エステル化合物(C)成分の、樹脂(A)中への混入方法については、例えば、溶融状態または有機溶剤などに溶解した状態の樹脂(A)に対し、芳香族リン化合物(B)および糖エステル化合物(C)を、2本ロールミルや3本ロールミルまたは2軸押し出し機のような分散機または混練機で直接練りこんで混入してもよいし、有機溶剤などに溶解または懸濁した状態で加えたのち、ホモディスパーやプラネタリーミキサーなどによる撹拌やビーズミルなどによる分散を行って混入してもよい。この際、芳香族リン化合物(B)および糖エステル化合物(C)は樹脂(A)と相溶していてもよいし、樹脂(A)中で分散状態にあってもよいが、芳香族リン化合物(B)のブリードアウトをより効率的に抑制できる点から、糖エステル化合物(C)については樹脂(A)と相溶していることが特に好ましい。
本発明においては、必要に応じて芳香族リン化合物(B)以外の難燃剤を更に添加することも好ましい。
芳香族リン化合物(B)以外の難燃剤としては、例えば、リン酸メラミン、ポリリン酸メラミン、リン酸グアニジン、ポリリン酸グアニジン、リン酸アンモニウム、ポリリン酸アンモニウム、リン酸アミドアンモニウム、ポリリン酸アミドアンモニウム、リン酸カルバメート、ポリリン酸カルバメートなどのリン酸塩系化合物やポリリン酸塩系化合物;
ホスホン酸化合物およびホスフィン酸化合物とその金属塩、ホスフィンオキシド化合物、ホスホラン化合物、ホスホルアミド化合物などのリン系難燃剤;
メラミン、メラム、メレム、メロン、メラミンシアヌレートなどのトリアジン系化合物;
シアヌル酸化合物、イソシアヌル酸化合物、トリアゾール系化合物、テトラゾール化合物、ジアゾ化合物、尿素などの窒素系難燃剤;
シリコーン化合物やシラン化合物などのケイ素系難燃剤、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化ジルコニウム、水酸化バリウム、水酸化カルシウムなどの金属水酸化物;
酸化スズ、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化モリブデン、酸化アンチモン、酸化ニッケル、炭酸亜鉛、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、ホウ酸亜鉛、水和ガラスなどの無機系難燃剤;
などが挙げられる。本発明において、これら芳香族リン化合物(B)以外の難燃剤は、単独又は複数を併用して用いることができる。
また、本発明の樹脂(A)として、熱硬化性樹脂を使用する場合には、熱架橋反応を促進する目的で、硬化促進剤を更に添加することも好ましい。硬化促進剤としては、樹脂(A)の架橋反応を促進する作用のある化合物であれば特に限定されないが、例えば、3級アミン化合物およびその塩類;
イミダゾール化合物、ジアザビシクロ化合物およびその塩類;
ジシアンジアミド、ジアミノマレオニトリル、カルボン酸ヒドラジド、ホスフィン化合物、ホスホニウム塩類、およびp−トルエンスルホン酸などの強酸化合物;
スルホニウム塩類等の熱酸発生剤;
ジブチル錫ジラウレートなどのルイス酸化合物;
ステアリン酸カルシウムなどの金属石鹸;
マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛の2−エチルヘキサン酸塩やナフテン酸塩およびアセチルアセトン錯体などの金属触媒;
が挙げられる。これらを使用すると、より効率的に熱硬化反応が進行し、塗膜の耐性が優れるため好ましい。本発明において、これら硬化促進剤は、単独又は複数を併用して用いることができる。
また、本発明の樹脂(A)として、光硬化性樹脂を使用する場合には、光硬化性を付与する目的で、更に光重合開始剤を添加することも好ましい。光重合開始剤としては、紫外線などの活性エネルギー線照射により、ラジカル、酸、塩基などの活性種を発生する化合物であれば特に限定されないが、例えば、ベンジル、ベンゾインブチルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸とそのエステル化物、ベンジルジメチルケタール、2−ブトキシエチル−4−メチルアミノベンゾエート、イソプロピルチオキサントン、ジエチルチオキサントン、ジメチルアミノメチルベンゾエート、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルホリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタン−1−オン、1−(4−フェニルスルファニルフェニル)ブタン−1,2−ジオン−2−オキシム−O−ベンゾエート、1−(4−メチルスルファニルフェニル)ブタン−1,2−ジオン−2−オキシム−O−アセテート、1−(4−メチルスルファニルフェニル)ブタン−1−オンオキシム−O−アセテートなどの光ラジカル発生剤、ナフトキノンジアジド、四フッ化ホウ素のフェニルジアゾニウム塩、六フッ化リンのジフェニルヨードニウム塩、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ホウ素のジフェニルヨードニウム塩、アセチルアセトンアルミニウム塩とオルトニトロベンジルシリルエーテル混合体、フェニルチオピリジウム塩などの光酸発生剤、およびo−ニトロベンジルカルバメート、o−フェニルアセチルアセトフェノンオキシム、o−フェニルアセチルアセトナフトンオキシムなどの光塩基発生剤が挙げられる。本発明において、これら光重合開始剤は、単独又は複数を併用して用いることができる。
この他、本発明の難燃性樹脂組成物には目的を損なわない範囲で任意成分とて更に溶剤、染料、顔料、酸化防止剤、重合禁止剤、レベリング剤、保湿剤、粘度調整剤、防腐剤、抗菌剤、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、フィラー等を添加することができる。
以下に、実施例により、本発明をさらに具体的に説明するが、以下の実施例は本発明の権利範囲を何ら制限するものではない。なお、実施例における、「部」および「%」は、それぞれ「重量部」および「重量%」を意味する。また本明細書において、実施例1、3、4、6、7、10、11、12、14、15、17、19、20、22、23、24、26、27、30、31、33、35、36、38、39、42、43、44、46、47、49、51、52、54、55、58、59、60、62、63、65、67、68、70、71、74、75、76、78、80、81、82、83、84、86、87、88、89、91、92、93、94、96、97、98および99は参考例である。

[製造例1]
撹拌機、減圧ポンプに接続された還流冷却管(60℃に調整された温水を循環させたもの)、導入管、温度計を備えた4口フラスコに、糖骨格を有する化合物(a)として蔗糖(東京化成工業株式会社製)155.6部、カルボン酸エステル化合物としてステアリン酸メチル(東京化成工業株式会社製)212.3部、触媒として水酸化カリウム(東京化成工業株式会社製)3.0部、溶剤としてジメチルスルホキシド(東京化成工業株式会社製)525.5部を仕込み、攪拌しながら90℃まで昇温した。次いで反応系内を23mmHgの圧力に調整し、700rpmで攪拌下、液温90℃で30時間沸騰させた。この際、反応で副生するメタノールは系外に留去し、ジメチルスルホキシドは還流冷却器で凝縮、還流させた。反応終了後、反応溶液を1Lナス型フラスコに移し、エバポレータでジメチルスルホキシドを減圧留去した。フラスコ内にエタノール500部を加えて反応生成物を溶解し、溶け残った未反応の蔗糖を濾別して2Lのビーカーに移したのち、流動パラフィン400部を加えて80℃で撹拌し、2L分液漏斗に移して静置して2層に分離させた。分離したエタノール層からエバポレータでエタノールを留去することで蔗糖ステアリン酸エステルを収率89%で得た。
[製造例2〜9]
表1に示す材料に代えた以外は製造例1と同様にして、本発明の糖エステル化合物(C)を得た。
Figure 0005561215
(実施例1)
樹脂(A)としてエチレンプロピレンゴム(三井化学株式会社製、三井EPT0045)100重量部を、溶剤としてのトルエン150重量部に溶解し、芳香族リン化合物(B)としてフェノキシホスファゼン(大塚化学株式会社製、SPB−100)50重量部、糖エステル化合物(C)として製造例1で得られた蔗糖ステアリン酸エステル50重量部を加えて横型ビーズミル(株式会社シンマルエンタープライゼス製、ダイノーミル(商標名))で分散し、難燃性樹脂組成物を得た。
(実施例2〜32)
表2に示した組成で調製したこと以外は、実施例1と同様にして、難燃性樹脂組成物を得た。
Figure 0005561215
・EPT00670145:三井化学株式会社製、エチレンプロピレンゴム、商品名「三井EPT0045」
・E−830:日本合成化学株式会社製、エチレン−酢酸ビニル共重合体、商品名「ソアレックスS E−830」
・M−6701:根上工業株式会社製、スチレンアクリル共重合体、商品名「ハイパールM−6701」
・BL−1:積水化学工業株式会社製、アルキルアセタール化ポリビニルアルコール、商品名「エスレックB BL−1」
・CAB 381−2:イーストマンケミカル社製、セルロースアセテートブチレート樹脂、商品名:「EASTMAN(R)CAB 381−2」
・V−200:東洋紡績株式会社製、ポリエステル樹脂、商品名:「バイロン200」
・N−5196:日本ポリウレタン工業株式会社製、ポリウレタン樹脂溶液(固形分30%)、商品名「ニッポラン5196」
・HR−11NN:東洋紡績株式会社製、ポリアミドイミド樹脂溶液(固形分15%)、商品名:「バイロマックス HR−11NN」
・SPB−100:大塚化学株式会社製、環状フェノキシホスファゼン
・FP−300:株式会社伏見製薬所製、品名「ラビトルFP−300」
・PX−200:大八化学株式会社製、1,3−フェニレンジ(2,6−キシレニルホスフェート)
・HCA:三光株式会社製、9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナントレン−10−オキサイド
(実施例33)
樹脂(A)としてアクリルポリオール(DIC株式会社製、アクリディックA−801−P、固形分50%)200重量部を、溶剤としてのエチルメチルケトン50重量部に溶解させ、芳香族リン化合物(B)としてフェノキシホスファゼン(大塚化学株式会社製、SPB−100)50重量部、糖エステル化合物として製造例1で得られた蔗糖ステアリン酸エステル50重量部を加えて横型ビーズミル(株式会社シンマルエンタープライゼス製、ダイノーミル(商標名))で分散したのち、ブロックイソシアネート(住化バイエルウレタン株式会社製、デスモジュールBL3175)20重量部を加えて均一に混合し、難燃性樹脂組成物を得た。
(実施例34〜76)
表3〜表5に示した組成で調製したこと以外は、実施例33と同様にして、難燃性樹脂組成物を得た。
Figure 0005561215
Figure 0005561215
Figure 0005561215
・A−801−P:DIC株式会社製、アクリルポリオール溶液(固形分50%)、商品名「アクリディックA−801−P」
・GI−3000:日本曹達株式会社製、水添ポリブタジエンジオール、商品名「NISSO−PB GI−3000」
・V−300:東洋紡績株式会社製、水酸基含有ポリエステル樹脂、商品名:「バイロン300」
・UR−3500:東洋紡績株式会社製、水酸基・カルボキシル基含有ポリエステルウレタン樹脂溶液(固形分40%)、商品名:「バイロンUR−3500」
・jER4250:三菱化学株式会社製、フェノキシ樹脂
・V−8000:DIC株式会社製、カルボキシル基含有ポリイミド樹脂溶液(固形分40%)、商品名「ユニディックV−8000」
・P−100:フドー株式会社製、フェノール変性キシレン樹脂、商品名「ニカノールP−100」
・M−20K:長瀬ケムテックス株式会社製、メトキシメチル基含有ポリアミド樹脂溶液(固形分20%)、商品名「トレジンM−20K」
・ES−1002T:信越シリコーン株式会社製、エポキシ変性シリコーン樹脂溶液(固形分60%)
・LF−100:旭硝子株式会社製、ヒドロキシル基含有フッ素樹脂溶液(固形分50%)、商品名「ルミフロンLF−100」
・CO4076:日本ポリウレタン工業株式会社製、末端イソシアネートプレポリマー、商品名「コロネート4076」
・BL−3175:住化バイエルウレタン株式会社製、ブロックイソシアネート溶液(固形分40%)、商品名「デスモジュールBL3175」
・CM303:三井サイテック株式会社製、メラミン樹脂、商品名「サイメル303」
・AL700:ハリマ化成株式会社製、スチレンマレイン酸樹脂、商品名「アラスター700」
・jER1031S:三菱化学株式会社製、多官能エポキシ樹脂
・EXA4850:DIC株式会社製、2官能エポキシ樹脂、商品名「エピクロンEXA−4850−150」
・OXBP:宇部興産株式会社製、2官能オキサゾリン樹脂、商品名「エタナコールOXBP」
・1,3−PBO:三國製薬工業株式会社製、1,3−フェニレンビスオキサゾリン
・P−d:四国化成工業株式会社製、ベンゾオキサジン樹脂
(実施例77)
樹脂(A)としてカルボキシル基含有エポキシアクリレート溶液(昭和高分子株式会社製、リポキシPR−300、固形分67%)133重量部を、希釈剤としてエチルメチルケトン117重量部を加え、芳香族リン化合物(B)としてフェノキシホスファゼン(大塚化学株式会社製、SPB−100)50重量部、糖エステル化合物として製造例2で得られた蔗糖安息香酸エステル50重量部、光開始剤としてイルガキュア907(チバスペシャルティケミカルズ社製)5重量部を加えて横型ビーズミル(株式会社シンマルエンタープライゼス製、ダイノーミル(商標名))で分散したのち、エポキシ樹脂(DIC株式会社製、エピクロンHP7200)10重量部を加えて均一に混合し、難燃性樹脂組成物を得た。
(実施例78〜100)
表6に示した組成で調製したこと以外は、実施例77と同様にして、難燃性樹脂組成物を得た。
Figure 0005561215
・CR−300:昭和高分子株式会社製、カルボキシル基含有エポキシアクリレート溶液(固形分67%)、製品名「リポキシPR−300」
・ACA230AA:ダイセル・サイテック株式会社製、カルボキシル基含有アクリルアクリレート溶液(固形分53%)、製品名「サイクロマーP ACA230AA」
・UV−3200B:日本合成化学株式会社製、ウレタンアクリレート、商品名「紫光UV−3200B」
・E450:ダイセル・サイテック株式会社製、ポリエステルアクリレート、商品名「EBECRYL450」
・E83:ダイセル・サイテック株式会社製、ポリエーテルアクリレート、商品名「EBECRYL83」
・E3703:ダイセル・サイテック株式会社製、エポキシアクリレート、商品名「EBECRYL3703」
・M−220:東亞合成株式会社製、トリプロピレンジアクリレート、商品名「アロニックスM−220」
・HP7200:DIC株式会社製、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、商品名「エピクロンHP7200」
・EXA4850:DIC株式会社製、2官能エポキシ樹脂、商品名「エピクロンEXA−4850−150」
・IC907:チバスペシャルティケミカルズ社製、2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルホリノプロパン−1−オン、商品名「イルガキュア907」
(比較例1〜12)
表7に示した組成で調製したこと以外は、実施例1と同様にして、難燃性樹脂組成物を得た。
Figure 0005561215
・AP423:クラリアント社製、ポリリン酸アンモニウム塩、商品名「エクソリットAP423」
・OP935:クラリアント社製、ホスフィン酸アルミニウム塩、商品名「エクソリットOP935」
・PM200:日産化学工業株式会社製、ポリリン酸メラミン塩、商品名「ホスメル200」
(比較例13〜27
表8、表9に示した組成で調製したこと以外は、実施例33と同様にして、難燃性樹脂組成物を得た。
Figure 0005561215
Figure 0005561215
(比較例33〜45
表10に示した組成で調製したこと以外は、実施例77と同様にして、難燃性樹脂組成物を得た。
Figure 0005561215
(1)ブリードアウト抑制性
上記実施例および比較例の難燃性樹脂組成物を厚さ50μmのポリイミドフィルム(東レデュポン株式会社製、Kapton200H)上に、乾燥後の膜厚が40μmとなるように均一に塗工した。この後、下記の処理を行った。
・実施例1〜76および比較例1〜27:熱風乾燥オーブンを用いて150℃で1時間乾燥した。
・実施例77〜84および比較例33〜45:80℃20分仮乾燥させ、次いでコンベア式UV照射装置で積算露光量300mJ/cm2のUV照射を行った後、150℃で30分乾燥させた。
・実施例85〜100積算露光量で700mJ/cm2のUV照射を行った。
得られた塗工物を促進経時試験として70℃の恒温チャンバー内で保存し、100時間後、500時間後、1000時間後の塗膜表面状態を目視により観察した。結果については次の基準で評価した。
◎:1000時間経過後も塗膜表面に全く異常がみられなかった
○:500時間経過後には塗膜表面に異常はみられなかったが、1000時間後にはブリードアウトが確認された
△:100時間経過後には塗膜表面に異常はみられなかったが、500時間後にはブリードアウトが確認された
×:100時間経過後に塗膜表面にブリードアウトが確認された。
(2)難燃性
上記実施例および比較例の難燃性樹脂組成物を厚さ25μmのポリイミドフィルム(東レデュポン株式会社製、Kapton200H)上に、乾燥後の膜厚がそれぞれ10μm、25μm、40μmとなるように均一に塗工した。この後、下記の処理を行った。
・実施例1〜76および比較例1〜27:熱風乾燥オーブンを用いて150℃で1時間乾燥した。
・実施例77〜84および比較例33〜45:80℃20分仮乾燥させ、次いでコンベア式UV照射装置で積算露光量300mJ/cm2のUV照射を行った後、150℃で30分乾燥させた。
・実施例85〜100積算露光量で700mJ/cm2のUV照射を行った。
得られた3種類の膜厚の塗工物を、それぞれ長さ150mm、幅50mmに切り出し、塗工面が外側となるように幅方向に巻いて筒状にし、筒の一方の端部から長さ方向に125mmの位置に印を付けたものを試験サンプルとした。この試験サンプルを用いて、アンダーライターズラボラトリーズ(Underwriter's Laboratories Inc.)のUL−94薄型垂直燃焼試験規格に準拠した垂直燃焼性試験を行い、各塗工膜厚毎に難燃性を評価した。結果については次の基準で評価した。
VTM−0:下記(A)〜(E)の条件を全て満たす。
(A)試験片5本を1本につき二回ずつ、合計10回の接炎後からの消炎時間の合計が50秒以内。
(B)試験片5本を1本につき二回ずつ接炎を行い、それぞれの接炎後からの消炎時間が10秒以内。
(C)すべての試験片で滴下物による、300mm下の脱脂綿への着火がない。
(D)すべての試験片で、二回目の接炎後のグローイングは30秒以内。
(E)すべての試験片で、クランプまでフレーミングしない。
(評価基準)
◎:全ての膜厚において、VTM−0の規定に合格した
○:膜厚10μm、25μmにおいてはVTM−0の規定に合格したが、40μmにおいてはVTM−0の規定に不合格であった
△:膜厚10μmにおいてはVTM−0の規定に合格したが、25μm、40μmにおいてはVTM−0の規定に不合格であった
×:全ての膜厚において、VTM−0の規定に不合格であった
(3)屈曲性
上記実施例および比較例の難燃性樹脂組成物をポリイミド厚み25μm、銅箔厚み18μmの無接着剤銅張積層版(新日鐵化学株式会社製、エスパネックスM)の銅面上に、乾燥後の膜厚が40μmとなるように均一に塗工した。この後、下記の処理を行った。
・実施例1〜76および比較例1〜27:熱風乾燥オーブンを用いて150℃で1時間乾燥した。
・実施例77〜84および比較例33〜45:80℃20分仮乾燥させ、次いでコンベア式UV照射装置で積算露光量300mJ/cm2のUV照射を行った後、150℃で30分乾燥させた。
・実施例85〜100積算露光量で700mJ/cm2のUV照射を行った。
得られた塗工物から100mm×40mmの試験片を切り出し、この試験片を用いて下記の手順で屈曲性試験を行い、塗膜または銅箔の亀裂が確認されるまでのセット数から以下のように評価した。
(手順)
1.塗工面を内側にして180°折り曲げ、折り曲げ位置を2kgの錘で加重した。
2.塗工面を外側にして1.と同じ位置で180°折り曲げ、同様に加重した。
3.塗工面を観察し、折り曲げ部での塗膜または銅箔の亀裂の有無を確認した。
4.1〜3の手順を1セットとして繰り返し行った。
(評価基準)
◎:20セット以上
○:10セット以上20セット未満
△:5セット以上10セット未満
×:5セット未満
評価の結果を下記表11に示す。
Figure 0005561215
表11について、実施例と比較例をみてわかるとおり、比較例1〜7、13〜22および33〜40の樹脂組成物では、経時試験において著しい芳香族リン化合物(B)のブリードアウトが確認され、品質安定性に欠けることが明らかであった。た、比較例8〜12、23〜27および41〜45の樹脂組成物は芳香族リン化合物(B)を使用せず、他のリン系難燃剤単独で難燃性を付与しているため耐ブリードアウト性に優れ、難燃性能も高いが、屈曲性の大きな低下が確認された。一方、実施例1〜100の難燃性樹脂組成物は、難燃性能および屈曲性が高く、かつ耐ブリードアウト性にも優れていた。これらは、本発明の特徴である、芳香族リン化合物(B)と糖エステル化合物(C)の併用により、芳香族リン化合物(B)の有する高い難燃性付与能力と屈曲性・柔軟性への悪影響の小ささはそのままに、糖エステル化合物(C)が樹脂(A)と芳香族リン化合物(B)の相溶化剤として作用し、芳香族リン化合物(B)を使用する際の欠点であったブリードアウトを極めて強く抑制しているためと考えられる。また、糖エステル化合物(C)が糖の芳香族骨格含有カルボン酸エステル化合物(C−1)である実施例2〜9、11〜14、16、18〜26、28〜29、31、34〜42、44〜45、47〜48、50〜51、53、55〜58、60〜61、63〜64、66〜74、76〜79、81〜83、85〜86、88〜91、93〜95、97および99〜100の難燃性樹脂組成物では、特に優れた耐ブリードアウト性が確認されたが、これは芳香族リン化合物(B)の芳香族骨格との芳香族骨格含有カルボン酸エステル化合物(C−1)の芳香族骨格との間に比較的強い相互作用が働き、先述の相溶化剤としての作用が強まったためと考えられる。
以上、実施例と比較例をみてわかるとおり、実施例の難燃性樹脂組成物は、樹脂(A)と芳香族リン化合物(B)、ならびに糖エステル化合物(C)の併用により、難燃性能および屈曲性、耐ブリードアウト性の全てにおいて、良好な結果を示した。

Claims (2)

  1. 樹脂(A)と、環状ホスファゼン化合物と、糖の安息香酸エステル化合物とを含み、
    前記樹脂(A)100重量部に対して、前記環状ホスファゼン化合物を10〜150重量部含み、
    前記環状ホスファゼン化合物100重量部に対して、前記糖の安息香酸エステル化合物を40〜200重量部含み、
    前記糖が、蔗糖、果糖、麦芽糖、オリゴ糖およびソルビタンからなる群より選択されることを特徴とする難燃性樹脂組成物。
  2. 前記糖の安息香酸エステル化合物が蔗糖安息香酸エステル化合物であることを特徴とする請求項記載の難燃性樹脂組成物。
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