JP5559253B2 - 荷重負荷試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、自動車が備えるエンジンのマウントゴム等の被試験体に圧縮や引張の荷重(特に圧縮荷重)を繰り返し加えて、被試験体の動的な特性(特に動ばね定数やダンピング特性など)や静的な特性を調べる荷重試験に用いられる荷重負荷試験装置に関する。
特許文献1に、被試験体の荷重試験に従来用いられていた荷重負荷試験装置が開示されている。この荷重負荷試験装置は、図10に示すように、架台801と、この架台801に立設された支柱803と、支柱803の上端部の間に架け渡された第1クロスヘッド804と、第1クロスヘッド804の上方に間隔をあけて配置された第2クロスヘッド808と、第2クロスヘッド808の上方に間隔をあけて配置されたウエイト809と、第1クロスヘッド804の中央部を貫通するように第2クロスヘッド808の中央部に垂下して設けられた荷重軸826と、荷重軸826の下方に配置されるとともに荷重軸826との間で被試験体TPを挟む振動板851と、架台801に設けられ、振動板851を水平方向に移動させる水平方向アクチュエータ866と、架台801に設けられ、振動板851を上下方向(即ち、鉛直方向)に移動させる上下方向アクチュエータ867と、有している。
第1クロスヘッド804と第2クロスヘッド808との間には、第1弾性体811と第1締結シリンダ装置813とが設けられている。この第1締結シリンダ装置813の作動により、第1クロスヘッド804と第2クロスヘッド808との互いの位置関係が固定されるように堅く保持され、作動解除されると、第1弾性体811により、第1クロスヘッド804と第2クロスヘッド808とが互いに緩く保持される。
第2クロスヘッド808とウエイト809との間には、第2弾性体812と第2締結シリンダ装置814とが設けられている。この第2締結シリンダ装置814の作動により、第2クロスヘッド808とウエイト809との互いの位置関係が固定されるように堅く保持され、作動解除されると、第2弾性体812により、第2クロスヘッド808とウエイト809とが互いに緩く保持される。
また、荷重負荷試験装置には、荷重軸826の前後方向の位置を検出する第1位置センサ831及び荷重軸826の左右方向の位置を検出する第2位置センサ832と、荷重軸826の周囲に配設された第1空気バネ(不図示)、第2空気バネ(不図示)、第3空気バネ838及び第4空気バネ839と、が設けられている。そして、荷重負荷試験装置では、第1締結シリンダ装置813が作動解除され且つ第2締結シリンダ装置814が作動されたフローティングマス状態になっているときに、第1位置センサ831及び第2位置センサ832によって荷重軸826の前後左右の変位が検出されると、各空気バネを制御して荷重軸826の前後左右の変位を修正し荷重軸826を中立位置に位置づけて、被試験体TPに対して上下方向アクチュエータ867によって加えられる荷重をウエイト809の重心位置などで受けて、当該荷重に対する反力を生じさせていた。
特開2004−347441号公報
しかしながら、上述したようなフローティングマス状態では、例えば、水平方向アクチュエータ866が振動板851を水平方向に移動すると、荷重軸826、即ち、ウエイト809が架台801に対して相対的に傾いてしまう場合があるところ、各空気バネの制御ではこのようなウエイト809の傾きを修正することができないので、ウエイト809の重心位置が変位してしまい、そのため、ウエイト809が荷重を効果的に受けることができず、荷重試験の精度が悪化してしまう恐れがあるという問題があった。
そこで、本発明は、ウエイトの傾きを修正して被試験体に対する鉛直方向の荷重を効果的に受けることができる荷重負荷試験装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載された発明は、上記目的を達成するために、フレームと、被試験体を鉛直方向に挟むように配置された一対の保持部と、前記一対の保持部のうち上方の保持部が取り付けられたウエイトと、前記フレームと前記ウエイトとの間に設けられ、前記ウエイトが前記フレームに対して位置姿勢を変化可能なように当該ウエイトを下方から支える複数の下方柔軟支持部材と、前記フレームに固定して設けられ、前記一対の保持部のうち下方の保持部を鉛直方向に移動させる鉛直方向アクチュエータと、前記フレーム又は前記ウエイトに固定して設けられ、前記一対の保持部のいずれか一方を水平方向に移動させる水平方向アクチュエータと、前記ウエイトにおける前記水平方向アクチュエータによる前記保持部の移動方向の傾きを検知する傾き検知手段と、前記傾き検知手段によって検知された前記ウエイトの傾きに基づいて、前記ウエイトの姿勢が所定の基準姿勢になるように前記下方柔軟支持部材の形状を変化させる姿勢制御手段と、を有していることを特徴とする荷重負荷試験装置である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記複数の下方柔軟支持部材のうち少なくとも2つ以上の下方柔軟支持部材が、前記水平方向アクチュエータによる前記保持部の移動方向に平行で且つ前記ウエイトの重心位置又は当該重心位置から鉛直方向にずれた位置を通る直線上に配列されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載された発明において、前記傾き検知手段が、前記ウエイトにおける前記水平方向アクチュエータによる前記保持部の移動方向に直交する方向の傾きも検知するように構成されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項3に記載された発明において、前記複数の下方柔軟支持部材のうち少なくとも2つ以上の下方柔軟支持部材が、前記水平方向アクチュエータによる前記保持部の移動方向に直交する方向に平行で且つ前記ウエイトの重心位置又は当該重心位置から鉛直方向にずれた位置を通る直線上に配列されていることを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載された発明において、前記下方柔軟支持部材が、空気バネで構成されていることを特徴とするものである。
請求項6に記載された発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載された発明において、前記フレームと前記ウエイトの間に設けられ、前記ウエイトが前記フレームに対して位置姿勢を変化可能なように当該ウエイトを側方から支える複数の側方柔軟支持部材と、前記ウエイトにおける前記水平方向アクチュエータによる前記保持部の移動方向についての水平方向の位置を検知する位置検知手段と、前記位置検知手段によって検知された前記ウエイトの水平方向の位置に基づいて、前記ウエイトの水平方向の位置が所定の基準位置になるように前記側方柔軟支持部材の形状を変化させる位置制御手段と、をさらに有していることを特徴とするものである。
請求項7に記載された発明は、請求項6に記載された発明において、前記複数の側方柔軟支持部材のうち少なくとも2つ以上の側方柔軟支持部材が、前記水平方向アクチュエータによる前記保持部の移動方向に平行で且つ前記ウエイトの重心位置又は当該重心位置から鉛直方向にずれた位置を通る直線上に配列されていることを特徴とするものである。
請求項8に記載された発明は、請求項6又は7に記載された発明において、前記側方柔軟支持部材が、空気バネで構成されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、下方柔軟支持部材によってウエイトをその位置姿勢を変化可能なように下方から支えており、ウエイトにおける水平方向アクチュエータによる保持部の移動方向の傾きを検知するとともに、検知されたウエイトの傾きに基づいて、当該ウエイトの姿勢が所定の基準姿勢になるように下方柔軟支持部材の形状を変化させるので、例えば、水平方向アクチュエータによって保持部が移動されたときにウエイトがフレームに対して当該移動方向に相対的に傾いてしまった場合でも、この傾きを検出するとともに当該傾きに基づいて下方柔軟支持部材の形状を変化させることで、ウエイトの姿勢を基準姿勢に戻して傾きを解消することができ、そのため、ウエイトの傾きを修正して被試験体に対する鉛直方向の荷重を効果的に受けることができ、試験精度の悪化を抑制することができる。
請求項2に記載された発明によれば、複数の下方柔軟支持部材のうち少なくとも2つ以上の下方柔軟支持部材が、水平方向アクチュエータによる保持部の移動方向に平行で且つウエイトの重心位置又は当該重心位置から鉛直方向にずれた位置を通る直線上に配列されているので、当該直線上に配列された下方柔軟支持部材のみ形状を変化させることで、ウエイトにおける当該移動方向の傾きを解消して基準姿勢に戻すことができ、そのため、形状を変化させる下方柔軟支持部材を少なくすることができ、下方柔軟支持部材の形状変化の制御を容易にできる。
請求項3に記載された発明によれば、ウエイトにおける水平方向アクチュエータによる保持部の移動方向に直交する方向の傾きも検知するように構成されているので、例えば、水平方向アクチュエータによって保持部が移動されたときにウエイトがフレームに対して当該移動方向に直交する方向に相対的に傾いてしまった場合でも、この傾きを検出するとともに当該傾きに基づいて下方柔軟支持部材の形状を変化させることで、ウエイトの姿勢を基準姿勢に戻して傾きを解消することができ、そのため、ウエイトの傾きを修正して被試験体に対する鉛直方向の荷重をより効果的に受けることができ、試験精度の悪化をさらに抑制することができる。
請求項4に記載された発明によれば、複数の下方柔軟支持部材のうち少なくとも2つ以上の下方柔軟支持部材が、水平方向アクチュエータによる保持部の移動方向に直交する方向に平行で且つウエイトの重心位置又は当該重心位置から鉛直方向にずれた位置を通る直線上に配列されているので、当該直線上に配列された下方柔軟支持部材のみ形状を変化させることで、ウエイトにおける当該移動方向に直交する方向の傾きを解消して基準姿勢に戻すことができ、そのため、形状を変化させる下方柔軟支持部材を少なくすることができ、下方柔軟支持部材の形状変化の制御を容易にできる。
請求項5に記載された発明によれば、下方柔軟支持部材が、空気バネで構成されているので、安価な部材で下方柔軟支持部材を構成することができ、そのため、荷重負荷試験装置を安価に構成することができる。さらには空気バネの共振周波数が2Hz〜3Hz程度であるので、被試験体の動的な特性の測定に影響を及ぼすことを回避できる。
請求項6に記載された発明によれば、側方柔軟支持部材によってウエイトをその位置姿勢を変化可能なように側方から支えており、ウエイトにおける水平方向アクチュエータによる保持部の移動方向についての水平位置を検知するとともに、検知されたウエイトの水平方向の位置に基づいて、当該ウエイトの水平方向の位置が所定の基準位置になるように側方柔軟支持部材の形状を変化させるので、例えば、水平方向アクチュエータによって保持部が移動されたときにウエイトがフレームに対して当該保持部の移動方向についての水平方向に相対的に移動(位置ずれ)してしまった場合でも、この水平方向の位置を検出するとともに当該水平方向の位置に基づいて側方柔軟支持部材の形状を変化させることで、ウエイトの水平方向の位置ずれを解消して基準位置に戻すことができ、そのため、ウエイトの位置ずれを修正して被試験体に対する鉛直方向の荷重をより効果的に受けることができ、試験精度の悪化をさらに抑制することができる。
請求項7に記載された発明によれば、複数の側方柔軟支持部材のうち少なくとも2つ以上の側方柔軟支持部材が、水平方向アクチュエータによる保持部の移動方向に平行で且つウエイトの重心位置又は当該重心位置から鉛直方向にずれた位置を通る直線上に配列されているので、当該直線上に配列された側方柔軟支持部材のみ形状を変化させることで、ウエイトにおける当該移動方向に対する位置ずれを解消して基準位置に戻すことができ、そのため、形状を変化させる側方柔軟支持部材を少なくすることができ、側方柔軟支持部材の形状変化の制御を容易にできる。
請求項8に記載された発明によれば、側方柔軟支持部材が、空気バネで構成されているので、安価な部材で側方柔軟支持部材を構成することができ、そのため、荷重負荷試験装置を安価に構成することができる。さらには空気バネの共振周波数が2Hz〜3Hz程度であるので、被試験体の動的な特性の測定に影響を及ぼすことを回避できる。
本発明の一実施形態の荷重負荷試験装置の正面図(ウエイトをフレームに対して位置姿勢を変化可能としたフローティングマス状態)である。 図1の荷重負荷試験装置の側面図である。 図1の荷重負荷試験装置の上面図である。 図1の荷重負荷試験装置の機能ブロック図である。 図1の荷重負荷試験装置の正面図(ウエイトをフレームに固定した固定状態)である。 図5の荷重負荷試験装置の側面図(固定状態)である。 図5の荷重負荷試験装置(固定状態)において水平方向アクチュエータによって保持部を水平方向に移動させたときの状態を示す図である。 図1の荷重負荷試験装置(フローティングマス状態)において水平方向アクチュエータによって保持部を水平方向に移動させたときの状態を示す図である。 図1の荷重負荷試験装置の制御部における本発明に係る処理の一例を示すフローチャートである。 従来の荷重負荷試験装置の正面図である。
次に、本発明の一実施形態の荷重負荷試験装置を、図1〜図9を参照して説明する。
以下に説明する荷重負荷試験装置は、例えば、自動車が備えるエンジンのマウントゴム等の被試験体に圧縮や引張の荷重を繰り返し加えて、被試験体の動的特性、静的特性の評価などに用いられる。
図1〜図6に、荷重負荷試験装置(各図において符号1で示す)の構成を示す。
図1は、本発明の一実施形態の荷重負荷試験装置の正面図(ウエイトをフレームに対して位置姿勢を変化可能としたフローティングマス状態)である。図2は、図1の荷重負荷試験装置の側面図である。図3は、図1の荷重負荷試験装置の上面図である。図4は、図1の荷重負荷試験装置の機能ブロック図である。図5は、図1の荷重負荷試験装置の正面図(ウエイトをフレームに固定した固定状態)である。図6は、図5の荷重負荷試験装置の側面図(固定状態)である。図1、図2、図5、図6では、一部を断面で示している。図3では、ウエイト40を透視して示している。
荷重負荷試験装置1は、フレーム10と、鉛直方向アクチュエータ20と、水平方向アクチュエータ30と、ウエイト40と、複数の下方柔軟支持部材51〜54と、複数の側方柔軟支持部材55、56と、複数の締結シリンダ装置61と、一対の保持部71、72と、傾き検知手段としての傾き検知センサ81、82、83と、位置検知手段としての位置検知センサ84、85と、姿勢制御手段及び位置制御手段としての制御部90(図4)と、を有している。本明細書において、鉛直方向は、図1、図2、図5、図6の上下方向に一致し、水平方向は、図1、図2、図5、図6の左右方向及び手前−奥方向に一致する。また、鉛直方向は、厳密な鉛直方向に加えて概ね鉛直方向に沿う方向を含むものである。また、水平方向についても同様である。
フレーム10は、架台11と、4本の支柱12と、クロスヘッド13と、を有している。
架台11は、鉄などの金属を用いて質量の大きな(例えば、5〜10トン)平面視略正方形板状に形成されている。架台11は、工場等の建物のフロアなどに設けられた固定台19上に、振動吸収等のために設けられた複数の空気バネ18を介して、架台上面11aが水平となるように設置されている。
4本の支柱12は、それぞれが、シリンダ12a及びこのシリンダ12aに収容されたピストン12bを有する油圧アクチュエータで構成されている。4本の支柱12は、油圧を用いてシリンダ12aに対しピストン12bを直線状に移動させて、ピストン12bをシリンダ12aから突出させ、ピストン12bをシリンダ12aに没入させる。シリンダ12aは、ピストン12bを鉛直方向に移動可能なように、架台上面11aの四隅に固定して配置されている。つまり、4本の支柱12は、架台上面11aの四隅に上方に向けて立設されている。
クロスヘッド13は、底壁部16と、一対の壁部17とを有している。底壁部16は、平面視略正方形状の底壁部本体14と、底壁部本体14における互いに対向する一対の辺から当該底壁部本体14と面一に突出された矩形状の一対の片部15と、を有している。底壁部本体14の中央部には平面視略八角形の貫通孔14aが設けられている。一対の壁部17は、底壁部16の一対の片部15における外側の辺から上方に立設されている。クロスヘッド13は、底壁部本体下面14bの四隅近傍がそれぞれ4本の支柱12が有するピストン12bの先端に固定して取り付けられている。
フレーム10は、被試験体TPの大きさなどに合わせてピストン12bを移動させることにより、クロスヘッド13の高さを調整することができる。
鉛直方向アクチュエータ20は、上述の支柱12と同様に、シリンダ21及びこのシリンダ21に収容されたピストン22を有する油圧アクチュエータで構成されている。シリンダ21は、架台11の下面側中央部分に設けられた凹部11b内に固定して取り付けられている。また、シリンダ21は、ピストン22が架台11の中央部分に設けられた貫通孔に挿通されるように配置されている。ピストン22は、シリンダ21によって架台上面11aの法線方向(鉛直方向)に移動(即ち、突出・没入)される。
水平方向アクチュエータ30は、上述の支柱12と同様に、シリンダ31及びこのシリンダ31に収容されたピストン32を有する油圧アクチュエータで構成されている。シリンダ31は、後述するウエイト40に固定して取り付けられている。ピストン32は、シリンダ31によって図1左右方向(水平方向)に移動(即ち、突出・没入)される。
ウエイト40は、それぞれ鉄などの金属で構成されたウエイト本体部41と、荷重軸部42と、荷重受板43と、を有している。
ウエイト本体部41は、クロスヘッド13の底壁部本体14の平面視形状より小さい平面視略正方形の直方体形状に形成されている。ウエイト本体部41は、荷重を受けるマスとして機能するため、その質量が大きく(例えば、2〜3トン)なるように構成されている。荷重軸部42は、円柱状に形成されており、その軸の延長線上にウエイト本体部41の重心位置が重なるようにして、上端面がウエイト本体部下面41aに固定して取り付けられている。荷重受板43は、荷重軸部42の横断面形状(円形の断面形状)より若干大きい平面視略正方形板状に形成されており、荷重軸部42の下端面に固定して取り付けられている。
荷重軸部42の周面の下部には略L字状の支持アーム44が突設されており、支持アーム44の先端には、上述した水平方向アクチュエータ30(具体的には、シリンダ31)が固定して取り付けられている。支持アーム44は、水平方向アクチュエータ30のピストン32が、シリンダ31によって荷重受板43の下面と平行に移動するように、水平方向アクチュエータ30を支持する。
ウエイト40は、ウエイト本体部41とクロスヘッド13とが間隔をあけて配置されており、これら間に後述する複数の下方柔軟支持部材51〜54と、複数の側方柔軟支持部材55、56と、複数の締結シリンダ装置61と、が配置されている。
複数の下方柔軟支持部材51〜54は、図示しないエアサーボ弁を有する空気バネで構成されている。このエアサーボ弁は、図示しないコンプレッサー装置と空気バネとを接続する空気供給位置、図示しない空気排出口と空気バネとを接続する空気排出位置、及び、空気バネを密閉する弁閉位置、のいずれかに選択的に切り替えられる。複数の下方柔軟支持部材51〜54は、ウエイト本体部下面41aとクロスヘッド13の底壁部本体上面14cとの間に配置されている。下方柔軟支持部材51、52は、水平方向アクチュエータ30のピストン32(即ち、後述する上方の保持部72)の移動方向(図1、図3の左右方向、以下、単に「移動方向H1」という)に平行で且つウエイト40の重心位置Pから鉛直方向にずれた位置を通る直線L1上に並べて配置されている。下方柔軟支持部材53、54は、移動方向H1に直交する方向(図1の手前−奥方向、図3の上下方向、以下、単に「直交方向H2」という)に平行で且つウエイト40の重心位置Pから鉛直方向にずれた位置を通る直線L2上に並べて配置されている。移動方向H1及び直交方向H2は、水平方向に含まれている。
複数の側方柔軟支持部材55、56は、図示しないエアサーボ弁を有する空気バネで構成されている。このエアサーボ弁は、図示しないコンプレッサー装置と空気バネとを接続する空気供給位置、図示しない空気排出口と空気バネとを接続する空気排出位置、及び、空気バネを密閉する弁閉位置、のいずれかに選択的に切り替えられる。複数の側方柔軟支持部材55、56は、ウエイト本体部側面41bとクロスヘッド13の一対の壁部内面17aとの間に配置されている。側方柔軟支持部材55、56は、移動方向H1に平行で且つウエイト40の重心位置Pから鉛直方向にずれた位置を通る直線L1上に並べて配置されている。
複数の下方柔軟支持部材51〜54及び複数の側方柔軟支持部材55、56は、図示しないエアサーボ弁が制御部90に接続されており、制御部90によるエアサーボ弁の制御によって、空気供給位置にされることで空気バネがコンプレッサー装置に接続されて空気が入れられて脹らんだり、空気排出位置にされることで空気バネが空気排出口に接続されて空気が抜かれてしぼんだり、弁閉位置にされることで空気バネが密閉されてその形状を維持したりして、それらの形状を変化可能に構成されている。
複数の締結シリンダ装置61は、それぞれが、シリンダ61a及びこのシリンダ61aに収容されたピストン61bを有しており、動作時(即ち、シリンダ内に油圧をかけているとき)には、シリンダ61aに対してピストン61bを強固に保持し、動作解除時(即ち、油圧をかけていないとき)には、シリンダ61aに対してピストン61bがフリーに移動するように構成されている。シリンダ61aは、ピストン61bを上方に向けて底壁部本体上面14cの四隅に固定して取り付けられている。ピストン61bの先端は、ウエイト本体部下面41aの四隅に固定して取り付けられている。
複数の締結シリンダ装置61が動作すると、図5、図6に示すように、ウエイト40とクロスヘッド13とが強固に固定された固定状態となる。また、複数の締結シリンダ装置61が動作解除すると、図1、図2に示すように、ウエイト40がクロスヘッド13上に複数の下方柔軟支持部材51〜54及び複数の側方柔軟支持部材55、56で支持されて、ウエイト40とクロスヘッド13とが互いに緩く保持された、つまり、ウエイト40がフレーム10に対して位置姿勢を変化可能なフローティングマス状態となる。
一対の保持部71、72は、被試験体TPを鉛直方向に挟むようにして、4本の支柱12の中央に間隔をあけて配置されている。
一対の保持部71、72のうち下方の保持部71は、略円柱状に形成されており、下端面が鉛直方向アクチュエータ20のピストン22の先端に固定して取り付けられている。下方の保持部71は、ピストン22の移動によって、鉛直方向に移動される。
一対の保持部71、72のうち上方の保持部72は、荷重計測可能な円柱形状のロードセル73と、ロードセル73が固定されたスライド板74と、を有している。スライド板74は、ロードセル73を下方に向けて、ウエイト40の荷重受板43の下面と平行にスライド移動可能で当該下面の法線方向に移動不可となるように、荷重受板43に取り付けられている。スライド板74は、水平方向アクチュエータ30のピストン32の先端に固定して取り付けられている。スライド板74(即ち、上方の保持部72)は、ピストン32の移動によって、荷重受板43の下面に当接しながら水平方向にスライド移動可能な構成となっている。つまり、ウエイト40には、上方の保持部72がスライド移動可能に取り付けられている。
傾き検知センサ81、82、83は、例えば、渦電流式の非接触変位センサ(ギャップセンサ)などで構成されており、クロスヘッド13の底壁部本体上面14cに互いに間隔をあけて三角形状に配置されている。傾き検知センサ81、82、83は、ウエイト本体部下面41aに向けられており、クロスヘッド13の底壁部本体上面14cからウエイト本体部下面41aまでの距離に応じた信号を出力する。
傾き検知センサ81及び傾き検知センサ82は、移動方向H1に間隔をあけて並べて配置されている。これにより、傾き検知センサ81、82によって検知された距離に基づいて、ウエイト40の移動方向H1の傾きを検知することができる。また、傾き検知センサ81及び傾き検知センサ82と傾き検知センサ83とは、直交方向H2に間隔をあけて配置されており、傾き検知センサ83によって検知された距離に基づいて、ウエイト40の直交方向H2の傾きを検知することができる。
位置検知センサ84、85は、例えば、渦電流式の非接触変位センサ(ギャップセンサ)などで構成されており、クロスヘッド13の一対の壁部上端17bにウエイト本体部側面41bに向け、互いに間隔をあけて対向して配置されている。位置検知センサ84、85は、クロスヘッド13の一対の壁部上端17bからウエイト本体部側面41bまでの距離に応じた信号を出力する。
位置検知センサ84、85は、移動方向H1に間隔をあけて並べて配置されている。これにより、位置検知センサ84、85によって検知された距離に基づいて、ウエイト40における移動方向H1についての水平方向の位置を検知することができる。
制御部90は、例えば、コンピュータなどで構成されており、荷重負荷試験装置1全体の動作を司る。
図4に示すように、制御部90には、上述したロードセル73、傾き検知センサ81、82、83及び位置検知センサ84、85が電気的に接続されている。また、制御部90には、上述した鉛直方向アクチュエータ20、水平方向アクチュエータ30、複数の下方柔軟支持部材51〜54、側方柔軟支持部材55、56及び複数の締結シリンダ装置61が電気的に接続されている。
制御部90は、ロードセル73において計測された荷重、傾き検知センサ81、82、83において検知されたウエイト本体部下面41aとの距離、及び、位置検知センサ84、85において検知されたウエイト本体部側面41bとの距離に応じた信号が入力される。
また、制御部90は、それが備える記憶手段などに格納された試験パターン及びロードセル73において計測された荷重に応じた信号などに基づいて、鉛直方向アクチュエータ20及び水平方向アクチュエータ30を動作(即ち、各アクチュエータのピストンを移動)させる。
また、制御部90は、傾き検知センサ81、82、83において検知されたクロスヘッド13の底壁部本体上面14cからウエイト本体部下面41aまでの距離、及び、位置検知センサ84、85において検知されたクロスヘッド13の一対の壁部上端17bからウエイト本体部側面41bまでの距離に応じた信号を用いてウエイト40の移動方向H1の傾き及び直交方向H2の傾き、並びに、移動方向H1についての水平方向の位置を検出して、これら検出した傾き及び位置に基づいて、複数の下方柔軟支持部材51、52、54及び複数の側方柔軟支持部材55、56のエアサーボ弁を動作させ、それらの形状を変化させる。本実施形態において、制御部90は、下方柔軟支持部材53について、そのエアサーボ弁を弁閉位置のままとし、下方柔軟支持部材53に対して、ウエイト40の傾きや位置ずれに応じた制御を行わない。
荷重負荷試験装置1は、制御部90によって鉛直方向アクチュエータ20、水平方向アクチュエータ30、複数の下方柔軟支持部材51〜54、複数の側方柔軟支持部材55、56及び複数の締結シリンダ装置61が制御されていないニュートラル状態のとき、鉛直方向アクチュエータ20のピストン22の軸、下方の保持部71の軸、ロードセル73の軸、荷重軸部42の軸及びウエイト本体部41の重心位置が一直線上に重なるように配置される。このときのウエイト40の姿勢(傾き)及び水平方向の位置を、基準姿勢及び基準位置としている。
次に、上述した荷重負荷試験装置1の動作を、図1、図2、図5〜図9を参照して、説明する。
図7は、図5の荷重負荷試験装置(固定状態)において水平方向アクチュエータによって保持部を水平方向に移動させたときの状態を示す図である。図8は、図1の荷重負荷試験装置(フローティングマス状態)において水平方向アクチュエータによって保持部を水平方向に移動させたときの状態を示す図である。図9は、図1の荷重負荷試験装置の制御部における本発明に係る処理の一例を示すフローチャートである。
この荷重負荷試験装置1は、ウエイト40とクロスヘッド13とを固定した固定状態で被試験体TPに鉛直方向及び水平方向の荷重を加える荷重負荷試験、及び、ウエイト40がクロスヘッド13(即ち、フレーム10)に対して位置姿勢を変化可能なフローティングマス状態で被試験体TPに鉛直方向及び水平方向の荷重を加える荷重負荷試験に用いられる。
本実施形態において、固定状態では、被試験体TPに対して鉛直方向の振動(最大100Hz程度)及び水平方向の振動(最大100Hz程度)が加えられる。また、フローティングマス状態では、被試験体TPに対して鉛直方向の振動(最大1kHz程度)及び水平方向の静荷重が加えられる。
まず、固定状態での荷重負荷試験について、図5〜図7を参照して説明する。
図5、図6に示すように、試験実施者が、荷重負荷試験装置1の図示しない操作部に所定の操作を入力すると、制御部90は、ウエイト40が基準姿勢及び基準位置にある状態において、複数の締結シリンダ装置61を動作させて固定状態とする。そして、制御部90は、記憶手段から読み出した試験パターンに基づいて鉛直方向アクチュエータ20を制御し、ピストン22によって下方の保持部71を移動させて被試験体TPに鉛直方向の振動を加える。このとき制御部90は、ロードセル73からの荷重に応じた信号に基づいて、被試験体TPに目標とする荷重(振動)が加わるようにフィードバック制御する。
また、制御部90は、試験パターンに基づいて水平方向アクチュエータ30を制御し、ピストン32によって上方の保持部72を移動させて被試験体TPに水平方向の振動を加える。このとき、図7に示すように、水平方向アクチュエータ30による上方の保持部72の移動に応じて、ウエイト40にそれを回転させようとする力が生じる。
しかしながら、ウエイト40は、クロスヘッド13(即ち、フレーム10)に固定されているので、フレーム10によって上記回転しようとする力が受け止められて、ウエイト40の基準位置及び基準姿勢が保持される。
次に、フローティングマス状態での荷重負荷試験について、図1、図2、図8、図9を参照して説明する。
図1、図2に示すように、試験実施者が、荷重負荷試験装置1の図示しない操作部に所定操作を入力すると、制御部90は、複数の締結シリンダ装置61の動作を解除させてフローティングマス状態とする。そして、制御部90は、記憶手段から読み出した試験パターンに基づいて鉛直方向アクチュエータ20を制御し、ピストン22によって下方の保持部71を移動させて被試験体TPに鉛直方向の振動を加える。このとき制御部90は、ロードセル73からの荷重に応じた信号に基づいて、被試験体TPに目標とする荷重(振動)が加わるようにフィードバック制御する。
また、制御部90は、試験パターンに基づいて水平方向アクチュエータ30を制御し、ピストン32によって上方の保持部72を移動させて被試験体TPに水平方向の静荷重を加える。このとき、図8に示すように、水平方向アクチュエータ30による上方の保持部72の移動に応じて、ウエイト40にそれを回転させようとする力が生じて、ウエイト40が回転する。
例えば、図8に示すように、水平方向アクチュエータ30のピストン32がシリンダ31から突出するように移動されたとき、ウエイト40は、右側部分が下方に移動し、左側部分が上方に移動して、時計回りに回転する(矢印R)。すると、傾き検知センサ81において検知された距離がより広がり、傾き検知センサ82において検知された距離がより縮まり、これらセンサに検知された距離に基づいて、制御部90はウエイト40が移動方向H1に対して右下がりに(下方柔軟支持部材52側が下がるように)傾いていることを検出する(図9のS110でA)。そして、制御部90は、ウエイト40の傾きを解消して基準姿勢となるように、右側寄りに配置された下方柔軟支持部材52を脹らむように制御し、左側寄りに配置された下方柔軟支持部材51をしぼむように制御する(S130)。
また、このとき、ウエイト40が基準位置から左側に位置がずれる場合がある。この場合、位置検知センサ84において検知された距離がより縮まり、位置検知センサ85において検知された距離がより広がり、これらセンサに検知された距離に基づいて、制御部90はウエイト40が基準位置から左側(側方柔軟支持部材55側)にずれていることを検出する(S140でB)。そして、制御部90は、ウエイト40の位置ずれを解消して基準位置となるように、右側寄りに配置された側方柔軟支持部材56をしぼむように制御し、左側寄りに配置された側方柔軟支持部材55を脹らむように制御する(S150)。
また、例えば、図8とは反対に、水平方向アクチュエータ30のピストン32がシリンダ31に没入するように移動されたとき、ウエイト40は、左側部分が下方に移動し、右側部分が上方に移動して、反時計方向に回転する(矢印Rの反対方向)。すると、傾き検知センサ81において検知された距離がより縮まり、傾き検知センサ82において検知された距離がより広がり、これらセンサに検知された距離に基づいて、制御部90はウエイト40が左下がりに(下方柔軟支持部材51側が下がるように)傾いていることを検出する(S110でB)。そして、制御部90は、ウエイト40の傾きを解消して基準姿勢となるように、左側寄りに配置された下方柔軟支持部材51を脹らむように制御し、右側寄りに配置された下方柔軟支持部材52をしぼむように制御する(S120)。
また、このとき、ウエイト40が基準位置から右側に位置がずれる場合がある。この場合、位置検知センサ84において検知された距離がより広がり、位置検知センサ85において検知された距離がより縮まり、これらセンサに検知された距離に基づいて、制御部90はウエイト40が基準位置から右側(側方柔軟支持部材56側)にずれていることを検出する(S140でA)。そして、制御部90は、ウエイト40の位置ずれを解消して基準位置となるように、左側寄りに配置された側方柔軟支持部材55をしぼむように制御し、右側寄りに配置された側方柔軟支持部材56を脹らむように制御する(S160)。
また、フローティングマス状態において、例えば、水平方向アクチュエータ30によって上方の保持部72を一方向に移動させた状態(静荷重を加えた状態)で鉛直方向アクチュエータ20によって下方の保持部71を振動させると、ウエイト40が直交方向H2(図1、図8の手前−奥方向)に傾いて揺れを生じることがある。このとき、傾き検知センサ83において検知された距離に基づいて、制御部90は、当該距離が所定の基準距離より小さいことを検出すると、ウエイト40の下方柔軟支持部材54側が下がるように傾いているとして(S170でB)、下方柔軟支持部材54を脹らませ(S180)、又は、当該距離が所定の基準距離より大きいことを検出すると、ウエイト40の下方柔軟支持部材54側が上がるように(つまり、相対的にウエイト40の下方柔軟支持部材53側が下がるように)傾いているとして(S170でA)、下方柔軟支持部材54をしぼませる(S190)。このように、下方柔軟支持部材54、53で支持することにより、ウエイト40に生じた揺れが収束するように制御する。
また、制御部90は、ウエイト40の移動方向H1の傾きを検出しないとき(S110でC)、その状態を維持する。つまり、下方柔軟支持部材51、52に対する制御を行わない。また、ウエイト40の移動方向H1の位置ずれを検出しないとき(S140でC)、その状態を維持する。つまり、側方柔軟支持部材55、56に対する制御を行わない。また、ウエイト40の直交方向H2の傾きを検出しないとき(S170でC)、その状態を維持する。つまり、下方柔軟支持部材54の制御を行わない。
上述したように、本実施形態の荷重負荷試験装置1は、フレーム10と、被試験体TPを鉛直方向に挟むように配置された一対の保持部71、72と、一対の保持部71、72のうち上方の保持部72が取り付けられたウエイト40と、フレーム10とウエイト40との間に設けられ、ウエイト40がフレーム10に対して位置姿勢を変化可能なように当該ウエイト40を下方から支える複数の下方柔軟支持部材51〜54と、フレーム10に固定して設けられ、一対の保持部71、72のうち下方の保持部71を鉛直方向に移動させる鉛直方向アクチュエータ20と、ウエイト40に固定して設けられ、一対の保持部71、72のうち下方の保持部72を水平方向に移動させる水平方向アクチュエータ30と、ウエイト40における水平方向アクチュエータ30による上方の保持部72の移動方向(移動方向H1)の傾きを検知する傾き検知センサ81〜83と、傾き検知センサ81〜83によって検知されたウエイト40の傾きに基づいて、ウエイト40の姿勢が所定の基準姿勢になるように下方柔軟支持部材51〜54の形状を変化させる姿勢制御手段(制御部90)と、を有している。
また、複数の下方柔軟支持部材51〜54のうち2つの下方柔軟支持部材51、52が、水平方向アクチュエータ30による上方の保持部72の移動方向に平行で且つウエイト40の重心位置Pから鉛直方向にずれた位置を通る直線L1上に配列されている。
また、傾き検知センサ81〜83が、ウエイト40における水平方向アクチュエータ30による上方の保持部72の移動方向に直交する方向(直交方向H2)の傾きも検知するように構成されている。
また、複数の下方柔軟支持部材51〜54のうち2つの下方柔軟支持部材53、54が、水平方向アクチュエータ30による上方の保持部72の移動方向に直交する方向に平行で且つウエイト40の重心位置Pから鉛直方向にずれた位置を通る直線L2上に配列されている。
また、下方柔軟支持部材51〜54が、空気バネで構成されている。
また、フレーム10とウエイト40の間に設けられ、ウエイト40がフレーム10に対して位置姿勢を変化可能なように当該ウエイト40を側方から支える複数の側方柔軟支持部材55、56と、ウエイト40における水平方向アクチュエータ30による上方の保持部72の移動方向についての水平方向の位置を検知する位置検知センサ84、85と、位置検知センサ84、85によって検知されたウエイト40の水平方向の位置に基づいて、ウエイト40の水平方向の位置が所定の基準位置になるように側方柔軟支持部材55、56の形状を変化させる位置制御手段(制御部90)と、をさらに有している。
また、複数の側方柔軟支持部材55、56が、水平方向アクチュエータ30による上方の保持部72の移動方向に平行で且つウエイト40の重心位置Pから鉛直方向にずれた位置を通る直線L1上に配列されている。
また、側方柔軟支持部材55、56が、空気バネで構成されている。
以上より、本実施形態によれば、下方柔軟支持部材51〜54によってウエイト40をその位置姿勢を変化可能なように下方から支えており、ウエイト40における水平方向アクチュエータ30による上方の保持部72の移動方向の傾きを検知するとともに、検知されたウエイト40の傾きに基づいて、当該ウエイト40の姿勢が所定の基準姿勢になるように下方柔軟支持部材51〜54の形状を変化させるので、例えば、水平方向アクチュエータ30によって上方の保持部72が移動されたときにウエイト40がフレーム10に対して当該上方の保持部72の移動方向に相対的に傾いてしまった場合でも、この傾きを検出するとともに当該傾きに基づいて下方柔軟支持部材51〜54の形状を変化させることで、ウエイト40の姿勢を基準姿勢に戻して傾きを解消することができ、そのため、ウエイト40の傾きを修正して被試験体TPに対する鉛直方向の荷重を効果的に受けることができ、試験精度の悪化を抑制することができる。
また、複数の下方柔軟支持部材のうち2つの下方柔軟支持部材51、52が、水平方向アクチュエータ30による上方の保持部72の移動方向に平行で且つウエイト40の重心位置Pから鉛直方向にずれた位置を通る直線L1上に配列されているので、当該直線上に配列された下方柔軟支持部材51、52のみ形状を変化させることで、ウエイト40における当該移動方向の傾きを解消して基準姿勢に戻すことができ、そのため、形状を変化させる下方柔軟支持部材を少なくすることができ、下方柔軟支持部材51〜54の形状変化の制御を容易にできる。
また、ウエイト40における水平方向アクチュエータ30による上方の保持部72の移動方向に直交する方向の傾きも検知するように構成されているので、例えば、水平方向アクチュエータ30によって上方の保持部72が移動されたときにウエイト40がフレーム10に対して当該上方の保持部72の移動方向に直交する方向に相対的に傾いてしまった場合でも、この傾きを検出するとともに当該傾きに基づいて下方柔軟支持部材51〜54の形状を変化させることで、ウエイト40の姿勢を基準姿勢に戻して傾きを解消することができ、そのため、ウエイト40の傾きを修正して被試験体TPに対する鉛直方向の荷重をより効果的に受けることができ、試験精度の悪化をさらに抑制することができる。
また、複数の下方柔軟支持部材51〜54のうち2つの下方柔軟支持部材53、54が、水平方向アクチュエータ30による上方の保持部72の移動方向に直交する方向に平行で且つウエイト40の重心位置Pから鉛直方向にずれた位置を通る直線L2上に配列されているので、当該直線上に配列された下方柔軟支持部材53、54のみ形状を変化させることで、ウエイト40における当該移動方向に直交する方向の傾きを解消して基準姿勢に戻すことができ、そのため、形状を変化させる下方柔軟支持部材を少なくすることができ、下方柔軟支持部材51〜54の形状変化の制御を容易にできる。
下方柔軟支持部材51〜54が、空気バネで構成されているので、安価な部材で下方柔軟支持部材51〜54を構成することができ、そのため、荷重負荷試験装置1を安価に構成することができる。
また、側方柔軟支持部材55、56によってウエイト40をその位置姿勢を変化可能なように側方から支えており、ウエイト40における水平方向アクチュエータ30による上方の保持部72の移動方向についての水平位置を検知するとともに、検知されたウエイト40の水平方向の位置に基づいて、当該ウエイト40の水平方向の位置が所定の基準位置になるように側方柔軟支持部材55、56の形状を変化させるので、例えば、水平方向アクチュエータ30によって上方の保持部72が移動されたときにウエイト40がフレーム10に対して当該上方の保持部72の移動方向ついての水平方向に相対的に移動(位置ずれ)してしまった場合でも、この水平方向の位置を検出するとともに当該水平方向に位置に基づいて側方柔軟支持部材55、56の形状を変化させることで、ウエイト40の水平方向の位置ずれを解消して基準位置に戻すことができ、そのため、ウエイト40の位置ずれを修正して被試験体TPに対する鉛直方向の荷重をより効果的に受けることができ、試験精度の悪化をさらに抑制することができる。
また、複数の側方柔軟支持部材55、56が、水平方向アクチュエータ30による上方の保持部72の移動方向に平行で且つウエイト40の重心位置Pから鉛直方向にずれた位置を通る直線L1上に配列されているので、当該直線上に配列された側方柔軟支持部材55、56のみ形状を変化させることで、ウエイト40における当該移動方向に対する位置ずれを解消して基準位置に戻すことができ、そのため、形状を変化させる側方柔軟支持部材を少なくすることができ、側方柔軟支持部材55、56の形状変化の制御を容易にできる。
また、側方柔軟支持部材55、56が、空気バネで構成されているので、安価な部材で側方柔軟支持部材55、56を構成することができ、そのため、荷重負荷試験装置1を安価に構成することができる。
上述した本実施形態では、ウエイト40における移動方向H1及び直交方向H2の傾きを検知し、この検知した傾きに基づいてウエイト40の姿勢を制御する構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、ウエイト40における直交方向H2の傾きが試験への影響が少ない場合など、直交方向H2の傾き検知を省略し、ウエイト40における移動方向H1の傾きのみを検知して、この検知した傾きに基づいてウエイト40の姿勢を制御する構成などとしてもよい。
また、上述した本実施形態では、ウエイト40における水平方向の位置を検知し、この検知した水平方向の位置に基づいてウエイト40の水平方向の位置を制御するものであったが、例えば、ウエイト40における水平方向の位置ずれが小さく、試験への影響が少ない場合など、水平方向の位置の検出及び制御を省略した構成などとしてもよい。
また、上述した本実施形態では、ウエイト40に固定して取り付けられた水平方向アクチュエータ30を備え、一対の保持部71、72のうち上方の保持部72がこの水平方向アクチュエータ30によって水平方向に移動される構成であったが、これに限定されるものではなく、例えば、下方の保持部71が水平方向アクチュエータ30によって水平方向に移動される構成などとしてもよい。または、水平方向アクチュエータ30を省略した構成としてもよく、この場合、上方の保持部72は、ウエイト40に固定して取り付けられる。
また、上述した本実施形態では、ウエイト40の直交方向H2の傾きについて、下方柔軟支持部材54のみ形状を変化させて当該傾きを解消する構成であったが、これに限定されるものではなく、下方柔軟支持部材53及び下方柔軟支持部材54のそれぞれの形状を変化させて当該傾きを解消する構成としてもよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、これら実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 荷重負荷試験装置
10 フレーム
11 架台
12 支柱
13 クロスヘッド
20 鉛直方向アクチュエータ
30 水平方向アクチュエータ
40 ウエイト
51〜54 下方柔軟支持部材
55、56 側方柔軟支持部材
71、72 一対の保持部
81〜83 傾き検知センサ(傾き検知手段)
84、85 位置検知センサ(位置検知手段)
90 制御部(傾き制御手段、位置制御手段)
H1 移動方向(水平方向アクチュエータによる保持部の移動方向)
H2 直交方向(水平方向アクチュエータによる保持部の移動方向に直交する方向)
TP 被試験体

Claims (8)

  1. フレームと、
    被試験体を鉛直方向に挟むように配置された一対の保持部と、
    前記一対の保持部のうち上方の保持部が取り付けられたウエイトと、
    前記フレームと前記ウエイトとの間に設けられ、前記ウエイトが前記フレームに対して位置姿勢を変化可能なように当該ウエイトを下方から支える複数の下方柔軟支持部材と、
    前記フレームに固定して設けられ、前記一対の保持部のうち下方の保持部を鉛直方向に移動させる鉛直方向アクチュエータと、
    前記フレーム又は前記ウエイトに固定して設けられ、前記一対の保持部のいずれか一方を水平方向に移動させる水平方向アクチュエータと、
    前記ウエイトにおける前記水平方向アクチュエータによる前記保持部の移動方向の傾きを検知する傾き検知手段と、
    前記傾き検知手段によって検知された前記ウエイトの傾きに基づいて、前記ウエイトの姿勢が所定の基準姿勢になるように前記下方柔軟支持部材の形状を変化させる姿勢制御手段と、を有していることを特徴とする荷重負荷試験装置。
  2. 前記複数の下方柔軟支持部材のうち少なくとも2つ以上の下方柔軟支持部材が、前記水平方向アクチュエータによる前記保持部の移動方向に平行で且つ前記ウエイトの重心位置又は当該重心位置から鉛直方向にずれた位置を通る直線上に配列されていることを特徴とする請求項1に記載の荷重負荷試験装置。
  3. 前記傾き検知手段が、前記ウエイトにおける前記水平方向アクチュエータによる前記保持部の移動方向に直交する方向の傾きも検知するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の荷重負荷試験装置。
  4. 前記複数の下方柔軟支持部材のうち少なくとも2つ以上の下方柔軟支持部材が、前記水平方向アクチュエータによる前記保持部の移動方向に直交する方向に平行で且つ前記ウエイトの重心位置又は当該重心位置から鉛直方向にずれた位置を通る直線上に配列されていることを特徴とする請求項3に記載の荷重負荷試験装置。
  5. 前記下方柔軟支持部材が、空気バネで構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の荷重負荷試験装置。
  6. 前記フレームと前記ウエイトの間に設けられ、前記ウエイトが前記フレームに対して位置姿勢を変化可能なように当該ウエイトを側方から支える複数の側方柔軟支持部材と、
    前記ウエイトにおける前記水平方向アクチュエータによる前記保持部の移動方向についての水平方向の位置を検知する位置検知手段と、
    前記位置検知手段によって検知された前記ウエイトの水平方向の位置に基づいて、前記ウエイトの水平方向の位置が所定の基準位置になるように前記側方柔軟支持部材の形状を変化させる位置制御手段と、をさらに有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の荷重負荷試験装置。
  7. 前記複数の側方柔軟支持部材のうち少なくとも2つ以上の側方柔軟支持部材が、前記水平方向アクチュエータによる前記保持部の移動方向に平行で且つ前記ウエイトの重心位置又は当該重心位置から鉛直方向にずれた位置を通る直線上に配列されていることを特徴とする請求項6に記載の荷重負荷試験装置。
  8. 前記側方柔軟支持部材が、空気バネで構成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の荷重負荷試験装置。
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