JP5557191B2 - ロウ付け方法及びロウ付け接合部品 - Google Patents

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Description

本発明はロウ付け方法及びロウ付け接合部品に関する。さらに詳しくは、接合される一方の部材に形成されたロウ材収容部に配設されたロウ材を加熱により溶融、凝固させることで部材同士を接合させるロウ付け方法、及びかかるロウ付け方法により接合されたロウ付け接合部品に関する。
自動車の自動変速機の遊星歯車機構(プラネタリキャリヤ)などの複雑な構造の機械部品は、当該機械部品を構成する各部材ないし部品が焼結材を用いて製造されており、各部材同士の接合は、主にロウ付けにより行われている。
かかるロウ付けには、接合される部材の一方に縦孔(貫通孔)を形成し、この縦孔内にロウ材を配設するタイプ(例えば、特許文献1参照)と、接合される部材の一方に横穴(凹所)を形成し、この横穴にロウ材を配設するタイプ(例えば、特許文献2参照)とがある。そして、縦孔タイプ及び横穴タイプのいずれにおいても、溶融したロウ材をロウ付け面に均一に行き渡らせるための種々の工夫がなされている。
特開平2−15875号公報 特開2006−341292号公報
ところで、図5に示されるように、接合される部材の一方がプレート20の周縁に立設された柱状のブリッジ部21を有しており、このブリッジ部21の先端面21aと他方の部材(プレート)22とが接合される場合、当該他方の部材22の周縁に縦孔23を形成し、この縦孔23内にロウ材を配設することが考えられる。
前記のような縦孔23は金型内に棒状のコアを配置して成形する必要があるが、次のような問題がある。まず第1に、金型内面とコアとの間の隙間が小さいため、この隙間に粉末が入りにくく、粉末供給作業に時間がかかる。また、供給した粉末を押圧するパンチの前記隙間に対応する部分の肉厚の薄くなり、押圧作業時にパンチに割れが発生する虞れがある。
このような問題を回避するためには、縦孔23の周辺に一定の肉厚をもたせることが必要になり、図5においてtで示す寸法をある程度確保する必要がある。そうすると部材設計の自由度が制約されるとともに、部品の軽量化を図る際の障害となる。
一方、図6に示されるように、上側部材30の高さが高い場合、この上側部材30の柱状部31の下端部外周に横穴32を形成し、この横穴32内にロウ材を配設することが考えられる。
しかしながら、ロウ材を配設するためには、横穴32の形状を手前側(ロウ材を挿入する側)が広がった形状とする必要があり、その分、部材と部材とのロウ付け面(接合面)の面積が小さくなる。また、ロウ材は開口側が広がった横穴32内に配設されているだけであるので、振動などによりその位置がずれたり、場合によっては落下したりする虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ロウ材収容部の形成に際しコアの使用が不要であり、設計の自由度が高く、軽量化を達成することができるロウ付け方法及びロウ付け接合部品を提供することを目的としている。
(1)本発明のロウ付け方法は、第1ロウ付け面を上向きにした下側部材の上に、第2ロウ付け面を下向きにして上側部材を載置し、前記上側部材に形成されたロウ材収容部にロウ材を配設し、加熱により両部材をロウ付けする方法であって、
前記ロウ材収容部は、上側部材の周縁に形成された切り欠きからなっており、この切り欠きの開口は、切り欠き内に配設されたロウ材が水平移動により当該切り欠きから飛び出るのを禁止する大きさにされており、
前記下側部材が、第1プレートと、この第1プレートの一方の面に立設された柱状のブリッジ部とからなり、このブリッジ部の先端面が第1ロウ付け面とされており、
前記上側部材が、前記第1プレートと対向して前記ブリッジ部の先端面上に配設される第2プレートからなり、
前記ロウ材は短円柱形状を呈しており、
前記ロウ材収容部は、前記ロウ材の直径よりも大きい直径を有する平面視ほぼ円形の収容スペースと、この収容スペースと連通するとともに前記開口に連通する狭路とからなり、
前記第2プレートを下側部材のブリッジ部の先端面上に配設したときに当該第2プレートの周縁に形成された切り欠きの狭路に位置する突起を、前記ブリッジ部の先端面に形成することを特徴としている。
本発明のロウ付け方法では、部材接合用のロウ材を収容するロウ材収容部が、従来の縦孔ではなく上側部材の周縁に形成された切り欠きからなっているので、成形に際しコアの使用を省略することができる。これに伴い、コアと金型との間の隙間に給粉された粉末の押圧をする必要がないので、従来のようにパンチが割れる虞がなくなる。また、狭い隙間への給粉が不要であるので、給粉作業が容易になる。
また、切り欠きの開口は、切り欠き内に配設されたロウ材が水平移動により当該切り欠きから飛び出るのを禁止する大きさにされているので、下側部材と上側部材との接合作業を行う際にロウ材がロウ材収容部から落下するのを防止することができる。これにより、部材の接合を確実に行うことができる。
また、従来の縦孔のように当該縦孔の周辺に一定の肉厚(図5において厚さtの部分)を設ける必要がないので、切り欠きからなるロウ材収容部の設計の自由度が高くなる。また、前記一定の肉厚を省略することができるので、部品の軽量化を図ることが可能になる。
また、ロウ材収容部の円形の収容スペースに収容された短円柱形状のロウ材は、狭路によって移動が制限されるので、当該ロウ材収容部から落下する虞がない。
また、突起によって、第2プレートをブリッジ部の先端面に配設するときの位置決めを行うことができる。さらに、突起は切り欠きの狭路に位置することになるので、加熱により溶融したロウ材が外方へ流れるのを抑制することができ、ロウ材を必要とするロウ付け面に当該ロウ材を効果的に供給することができる。
)前記()のロウ付け方法において、前記ロウ材収容部を画定する上側部材の角部にR加工を施すことが好ましい。この場合、応力集中による割れや欠けが発生するのを防ぐことができる。
)また、本発明のロウ付け接合部品は、第1ロウ付け面を有する下側部材と、前記第1ロウ付け面と接合される第2ロウ付け面を有する上側部材とが、当該上側部材に形成されたロウ材収容部に配設されたロウ材により接合された接合部品であって、
前記ロウ材収容部は、上側部材の周縁に形成された切り欠きからなっており、この切り欠きの開口は、切り欠き内に配設されたロウ材が水平移動により当該切り欠きから飛び出るのを禁止する大きさにされており、
前記下側部材が、第1プレートと、この第1プレートの一方の面に立設された柱状のブリッジ部とからなり、このブリッジ部の先端面が第1ロウ付け面とされており、
前記上側部材が、前記第1プレートと対向して前記ブリッジ部の先端面上に配設される第2プレートからなり、
前記ロウ材は短円柱形状を呈しており、
前記ロウ材収容部は、前記ロウ材の直径よりも大きい直径を有する平面視ほぼ円形の収容スペースと、この収容スペースと連通するとともに前記開口に連通する狭路とからなり、
前記第2プレートを下側部材のブリッジ部の先端面上に配設したときに当該第2プレートの周縁に形成された切り欠きの狭路に位置する突起が、前記ブリッジ部の先端面に形成されていることを特徴としている。
本発明のロウ付け接合部品は、部材接合用のロウ材を収容するロウ材収容部が、従来の縦孔ではなく上側部材の周縁に形成された切り欠きからなっているので、形成に際しコアの使用を省略することができる。これに伴い、コアと金型との間の隙間に給粉された粉末の押圧をする必要がないので、従来のようにパンチが割れる虞がなくなる。また、狭い隙間への給粉が不要であるので、給粉作業が容易になる。
また、切り欠きの開口は、切り欠き内に配設されたロウ材が水平移動により当該切り欠きから飛び出るのを禁止する大きさにされているので、下側部材と上側部材との接合作業を行う際にロウ材がロウ材収容部から落下するのを防止することができる。これにより、部材の接合を確実に行うことができる。
また、従来の縦孔のように当該縦孔の周辺に一定の肉厚(図5のt参照)を設ける必要がないので、切り欠きからなるロウ材収容部の設計の自由度が高くなる。また、一定の肉厚を省略することができるので、部材の軽量化を図ることが可能になる。
さらに、前記のような肉厚部分がないので部品に亀裂が発生する虞もなくなる。
)前記()のロウ付け接合部品において、前記ロウ材収容部を画定する上側部材の角部にR加工が施されていることが好ましい。
本発明のロウ付け方法及びロウ付け接合部品によれば、ロウ材収容部の形成に際しコアが不要であり、設計の自由度が高く、軽量化を達成することができる。
本発明のロウ付け接合部品の一実施の形態の接合前の分解説明図である。 (a)は図1に示されるロウ付け接合部品の組み付け後の上側部材の平面説明図であり、(b)は部分拡大図である。 図1に示されるロウ付け接合部品の接合後の側面図である。 本発明のロウ付け接合部品の他の実施の形態の接合前の分解説明図である。 縦孔を利用した従来のロウ付け接合部品の接合前の分解説明図である。 横穴を利用した従来のロウ付け接合部品の接合前の分解説明図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明のロウ付け方法及びロウ付け接合部品の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係るロウ付け接合部品1の接合前の分解説明図である。このロウ付け接合部品1は、円板状の第1プレート2及び柱状のブリッジ部3からなる下側部材と、円板状の第2プレート4からなる上側部材とで構成されている。
第1プレート2、ブリッジ部3及び第2プレート4は、いずれも、例えばFe−2%Cu−0.8%Cの鉄系金属の粉末を金型内に給粉し、パンチで押圧成形することで得られる成形体であり、ロウ材を加熱溶融する際に併せて焼結される。なお、第1プレート2、ブリッジ部3及び第2プレート4をロウ材による接合前に予め焼結させておいた焼結体とすることもできる。
第1プレート2は、円形の中央開口部5を有している。ブリッジ部3は、第1プレート2の上面(図1において上側の面)2aの周縁に沿って等間隔に3本立設されており、それぞれの外側面3aは、第1プレート2の外周面2bと面一であり、それぞれの内側面3bは、中央開口部5の内周面5aと面一である。また、各ブリッジ部3の側面3cは、中央開口部5の中心を通り径外方向に延びる直線を含み得る平面である。
第2プレート4は、前記第1プレート2と対向して前記ブリッジ部3の先端面3d上に配設される。第2プレート4は、円形の中央開口部6有しており、接合時には、この中央開口部6と前記第1プレート2の中央開口部5は同芯となる。
第2プレート4の周縁には、ロウ材13を収容するロウ材収容部としての切り欠き7が前記ブリッジ部3に対応して周方向に沿って等間隔に3箇所形成されている。ロウ材13は、例えばNi−Cu−Mn−Fe系の組成を有する圧粉体からなり、短円柱形状を呈している。
切り欠き7は、図1〜2に示されるように、開口8を有している。また、切り欠き7は、ロウ材13が収容される平面視ほぼ円形の収容スペース9と、この収容スペース8と連通するとともに前記開口8に連通する狭路10とからなっている。開口8の大きさ(幅)Tは、収容スペース9に収容されたロウ材13が振動などによる水平移動によって当該収容スペース9から飛び出るのを禁止する大きさにされている。具体的に、ロウ材13の直径をdとすると、d>Tとなるように設定されている。また、収容スペース9の内径をDとすると、D>d>Tである。収容スペース9の内径Dとロウ材13の直径dとの差(D−d)は、ロウ材13の移動を少なくするためにはできるだけ小さいほうが望ましいが、あまり小さすぎると、ロウ材13を収容スペース9に配置するのが難しくなり、また、製作誤差が大きい場合には、ロウ材13が収容スペース9に入らなくなる虞があるため、0.4mm程度に設定することが好ましい。
本実施の形態における切り欠き7では、収容スペース9及び狭路10を画定する第2プレート4の角部4aにR加工が施されている。これにより、応力集中によって角部の割れや欠けが発生するのを防止することができる。
また、本実施の形態では、ブリッジ部3の先端面3dに突起14が形成されている。この突起14は、図3に示されるように、正面から見て台形状を呈しており、前記第2プレート4をブリッジ部3の先端面3d上に配設したときに、当該第2プレート4の切り欠き7の狭路10に位置するように設けられている。換言すれば、切り欠き7の狭路10で突起14を挟むようにして第2プレート4をブリッジ部3の先端面3d上に配設することで、第2プレート4を所定の位置に正確に配置させることができる。このように、突起14は位置決めの機能を有している。
また、突起14は切り欠き7の狭路10に位置することになるので、加熱により溶融したロウ材13が外方へ流れるのを抑制することができ、ロウ材13を必要とするロウ付け面に当該ロウ材13を効果的に供給することができる。これにより、所定の接合強度を得ることができる。
〔実施例及び比較例〕
次に、本発明の実施例を説明するが、本発明はもとよりかかる実施例にのみ限定されるものではない。
実施例1
図2に示される平面形状のロウ材収容部が周縁に沿って等間隔に3箇所形成された、厚さ5mm、直径68mmの円板状の成形体(上側部材)を用意し、この成形体を、円板状の成形体と、この成形体の周縁に沿って形成された3本の柱状のブリッジ部とからなる下側部材の当該ブリッジ部の先端面に配設した。
ロウ材収容部は、平面視ほぼ円形の収容スペースと、この収容スペースと連通するとともにロウ材収容部の開口に連通する狭路とからなっており、収容スペースの直径Dを7.2mm、開口の幅を4mmとした。また、収容スペースには、直径6.8mm、高さ4mmの短円柱形状のロウ材を収容した。ロウ材として、Ni−Cu−Mn−Fe系の組成を有する圧粉体を用いた。
上下の成形体を1130℃で15分間加熱し、上下の成形体を焼結させるとともに、ロウ材を溶融させて両成形体のロウ付けを行った。結果を表1に示す。実施例1では、接合不良はなく、またロウ材のたれ(溶融したロウ材がロウ材収容部の開口から外部に漏れること)も観察されなかった。
実施例2
ロウ材収容部の開口を6.5mmにした以外は実施例1と同様にして上下の成形体の接合を行った。接合不良はなかったが、実施例1に比べて開口を大きくしたため、ロウ材のたれがわずかに観察された。
実施例3
ロウ材収容部の狭路に配設される、図2〜3に示される形状の突起(高さ2mm)をブリッジ部の先端面に設けた以外は、実施例2と同様にして上下の成形体の接合を行った。接合不良はなく、またロウ材のたれも観察されなかった。溶融したロウ材の外部への流れが、突起によってせき止められたものと考えられる。
比較例1〜2
ロウ材収容部の開口の幅を表1に示す値に変更した以外は、実施例1と同様にして上下の成形体の接合を行った。比較例1、比較例2のいずれの場合も、接合不良があり、またロウ材の落ち(ロウ材収容部から飛び出ること)も観察された。
Figure 0005557191
〔その他の変形例〕
なお、今回開示された実施の形態はすべての点において単なる例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、前記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内のすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、前述した実施の形態では、従来の縦孔に代えて特定形状の切り欠きからなるロウ材収容部を採用しているが、図4に示されるように、従来の横穴(図6参照)に代えて特定形状の切り欠きからなるロウ材収容部17を採用することもできる。この場合、上側部材18と下側部材19を組み付けた後に、ロウ材収容部17にロウ材を配設することはできないので、上側部材18のブリッジ部18aの先端面を上向きにして切り欠き17内にロウ材を収容させた後に上側部材18と下側部材19を組み付ける必要がある。
また、前述した実施の形態では、ロウ材収容部における収容スペースの形状を平面視で円形にしているが、ロウ材を収容することができるかぎり、円形以外の形状、例えば4角形を含む多角形、楕円形とすることができる。
また、前述した実施の形態では、ロウ材接合部品として、2枚の孔開き円形プレートを3本のブリッジ部で繋いだ形態としたが、これはあくまでも例示であり、用途、目的などに応じて適宜の形態のロウ材接合部品とすることができる。
また、前述した実施の形態では、ロウ材収容部の数を3箇所としたが、その数はロウ付け面の数やその面積に応じて1〜2箇所、又は4箇所以上とすることができる。
1 ロウ付け接合部品
2 第1プレート
3 ブリッジ部
4 第2プレート
7 切り欠き
8 開口
9 収容スペース
10 狭路
13 ロウ材
14 突起

Claims (4)

  1. 第1ロウ付け面を上向きにした下側部材の上に、第2ロウ付け面を下向きにして上側部材を載置し、前記上側部材に形成されたロウ材収容部にロウ材を配設し、加熱により両部材をロウ付けする方法であって、
    前記ロウ材収容部は、上側部材の周縁に形成された切り欠きからなっており、この切り欠きの開口は、切り欠き内に配設されたロウ材が水平移動により当該切り欠きから飛び出るのを禁止する大きさにされており、
    前記下側部材が、第1プレートと、この第1プレートの一方の面に立設された柱状のブリッジ部とからなり、このブリッジ部の先端面が第1ロウ付け面とされており、
    前記上側部材が、前記第1プレートと対向して前記ブリッジ部の先端面上に配設される第2プレートからなり、
    前記ロウ材は短円柱形状を呈しており、
    前記ロウ材収容部は、前記ロウ材の直径よりも大きい直径を有する平面視ほぼ円形の収容スペースと、この収容スペースと連通するとともに前記開口に連通する狭路とからなり、
    前記第2プレートを下側部材のブリッジ部の先端面上に配設したときに当該第2プレートの周縁に形成された切り欠きの狭路に位置する突起を、前記ブリッジ部の先端面に形成することを特徴とするロウ付け方法。
  2. 前記ロウ材収容部を画定する上側部材の角部にR加工を施す請求項に記載のロウ付け方法。
  3. 第1ロウ付け面を有する下側部材と、前記第1ロウ付け面と接合される第2ロウ付け面を有する上側部材とが、当該上側部材に形成されたロウ材収容部に配設されたロウ材により接合された接合部品であって、
    前記ロウ材収容部は、上側部材の周縁に形成された切り欠きからなっており、この切り欠きの開口は、切り欠き内に配設されたロウ材が水平移動により当該切り欠きから飛び出るのを禁止する大きさにされており、
    前記下側部材が、第1プレートと、この第1プレートの一方の面に立設された柱状のブリッジ部とからなり、このブリッジ部の先端面が第1ロウ付け面とされており、
    前記上側部材が、前記第1プレートと対向して前記ブリッジ部の先端面上に配設される第2プレートからなり、
    前記ロウ材は短円柱形状を呈しており、
    前記ロウ材収容部は、前記ロウ材の直径よりも大きい直径を有する平面視ほぼ円形の収容スペースと、この収容スペースと連通するとともに前記開口に連通する狭路とからなり、
    前記第2プレートを下側部材のブリッジ部の先端面上に配設したときに当該第2プレートの周縁に形成された切り欠きの狭路に位置する突起が、前記ブリッジ部の先端面に形成されていることを特徴とするロウ付け接合部品。
  4. 前記ロウ材収容部を画定する上側部材の角部にR加工が施されている請求項に記載のロウ付け接合部品。
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