JP5557017B2 - 給湯システム - Google Patents

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本発明は、即湯式の給湯装置を複数並列に連結させた給湯システムに関するものである。
従来より、熱交換器を流れる湯水を燃焼装置で生成された高温の燃焼ガスの熱エネルギーで加熱する構成を備えた給湯装置が広く普及している。この種の給湯装置には、リモコンで設定された温度の湯水を、出湯時に備えて予め生成しておくことが可能な即湯機能を備えたもの(以下、即湯式給湯装置とも言う)がある(例えば、特許文献1)。
即ち、この即湯式給湯装置は、湯水が循環する循環回路を備え、その循環回路内で湯水を設定温度に維持して、出湯要求(例えば、カラン等が操作されること)があるまで待機可能な構成とされている。より具体的には、即湯式給湯装置では、循環回路に湯水を循環させるポンプが配されており、出湯要求を待機している間は、そのポンプを駆動して湯水を循環させている。なお、このような循環回路を備えた即湯式給湯装置には、装置内にポンプを内蔵したものや、装置の外に設けたものがある。
ところで、ホテルや銭湯等の商業施設においては、風呂設備や厨房設備等を増設する場合があり、その場合、給湯装置の給湯能力が不足してしまう場合がある。このような場合、給湯能力の増強を図る必要があり、新たな給湯装置を増設することがある。しかしながら、新たに給湯装置を増設すれば、新たな回路を構築するために既存の流路を改良する必要があるが、この作業はかなり手間が掛かるため避けたい。
そのため、商業施設においては、予め風呂設備や厨房設備等の増設に備えたり、あるいは突発的な故障に備えて、初めから給湯能力の大きい給湯装置を設置する場合もある。その場合、初めから給湯能力の大きい給湯装置を個別に誂えて設置したり、汎用の給湯装置を複数連結して設置する方策が勘案されるが、前者は特注品扱いとなり設備コストの増加を招くため避けたい。そこで、後者に記載した汎用品であれば、量産効果により安価に提供されるため、汎用の給湯装置を連結して使用する方が経済的であると考えられる。
特開平11−159869号公報
ところで、前記したように、即湯式給湯装置は、装置の内外のいずれかにポンプを備えている。そのため、単純に複数の給湯装置同士を連結した場合、全体として複数のポンプを備えた構成となる。このような構成では、即湯動作時において、連結した複数の給湯装置が同時に起動することとなる。
例えば、2台の即湯式給湯装置を連結した場合、即湯動作時において、循環回路内の湯水を循環させるために2台のポンプが起動し、さらに2台の給湯装置の燃焼装置が同時に運転される。
これにより、カラン等が操作されて、給水源から給湯装置に対して導入される水が供給される場合、各給湯装置が運転されることで、給水源からの水がそれぞれの給湯装置に分散されるため、各給湯装置に導入される流量は通常のほぼ半分となる。さらに、給湯装置及びポンプが3台以上となれば、各給湯装置に導入される流量は通常の3分の1以下となる。
一般的に、即湯式給湯装置は、即湯動作時にカラン等が操作されると、給水源から給湯装置に対して導入される水の流量(入水流量)と、ポンプにより給湯装置に導入される湯水の流量(循環流量)とに基づいて出湯要求があったことを認識する。即ち、即湯運転中のほぼ変化のない循環流量から一定以上の増加流量が確認されれば出湯要求が発生したと認識する。
即ち、複数の即湯式給湯装置に給水源からの入水流量が分散することで、出湯要求の有無の判断基準となる増加流量が通常より小さくなるため、出湯要求が認識され難くなる。
また、通常、即湯運転から給湯運転に移行する場合、出湯流量が不安定になることを防止するためポンプを停止する。そこで、本発明者らは、即湯運転で複数のポンプを運転して、給湯運転に移行させる実験を行った。結果、出湯流量が安定するまでに時間が掛かる上、出湯する湯水の温度が著しく不安定となることが分かった。
従って、単純に即湯式給湯装置を複数連結した構成であれば、複数のポンプが運転されるため、カラン等が操作されても、出湯要求として認識されず、複数のポンプの運転を維持した状態で給湯動作を実行されてしまう不具合が発生するため、出湯される湯水の流量や温度が不安定となる出湯異常が発生する。さらに、出湯要求が認識されてからも、複数のポンプの影響により、出湯流量が安定するまでに時間が掛かる上、出湯する湯水の温度が著しく不安定となる。
そこで、本発明では、従来技術の問題に鑑み、即湯運転時に湯水が循環する循環回路に複数のポンプが設けられた場合であっても、給湯運転により出湯される湯水の流量や温度が不安定となる出湯異常を起こすことがない給湯システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、複数の加熱手段と、前記加熱手段によって加熱される複数の熱交換器と、複数のポンプと、出湯口に繋がる主流路と、前記複数の熱交換器と主流路とを個々に接続する副流路とを有し、前記複数の熱交換器はそれぞれ前記副流路によって並列に接続されて主流路と個々の副流路及び個々の熱交換器が個別に循環回路を構成し、前記複数のポンプは前記副流路に設けられおり、所定の条件下で出湯に備えて主流路内の湯水を熱交換器を経由して循環させて保温する即湯運転を行う機能を有し、即湯運転に際しては、前記複数のポンプのうちで最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプだけが運転され、最優先に使用される熱交換器が変更された際には、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプが運転され、最優先に使用される熱交換器が変更された場合は、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプを所定時間運転する確認動作が実行されることを特徴とする給湯システムである。
即ち請求項1に記載の発明は、複数の加熱手段と、前記加熱手段によって加熱される複数の熱交換器と、複数のポンプと、出湯口に繋がる主流路と、前記複数の熱交換器と主流路とを個々に接続する副流路とを有し、前記複数の熱交換器はそれぞれ前記副流路によって並列に接続されて主流路と個々の副流路及び個々の熱交換器が個別に循環回路を構成し、前記複数のポンプは前記副流路に設けられおり、所定の条件下で出湯に備えて主流路内の湯水を熱交換器を経由して循環させて保温する即湯運転を行う機能を有し、即湯運転に際しては、前記複数のポンプのうちで最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプだけが運転されることを特徴の一つとしている。
ここで、先に説明したように、即湯運転時における出湯要求の有無の判断は、ポンプにより循環回路内を循環する流量(循環流量)からの増加流量に基づいて行われる。具体的には、増加流量は、給水源から流入する湯水の流量と循環流量との差とほぼ同じであり、この増加流量が一定以上なければ、出湯要求があることが認識されない。
本発明の給湯システムは、即湯運転の際に、最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプだけが運転されるため、循環回路に複数のポンプ及び熱交換器が設けられた場合であっても、ポンプが運転される循環回路にのみ湯水の流れが形成される。これにより、主流路から複数の副流路に湯水が分散して流れることが阻止されるため、即湯運転の際に、カラン等が操作された場合に、給水源から供給される殆どの湯水は最優先に使用される熱交換器が属する循環回路側に流れる。即ち、給水源からの湯水が複数の熱交換器に分散することがなくなるため、循環流量に対する増加流量が通常の流量より減少することがない。
従って、本発明によれば、循環回路内に複数のポンプがあるにも関わらず、即湯運転時には、1台のポンプだけを運転するため、即湯運転時にカラン等が操作された際に、循環流量からの増加流量(入水流量と循環流量との差)が認識できないという不具合が起きない。これにより、出湯要求の有無が正確に認識されるため、給湯動作において出湯される湯水の流量や温度が不安定となる出湯異常を起こすことがない。
また請求項に記載の発明は、最優先に使用される熱交換器が変更された際には、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプが運転されることを特徴の一つとしている。
かかる構成によれば、最優先に使用される熱交換器が変更されると共に、運転されるポンプも変更されるため、複数の熱交換器及びポンプを有していても、それぞれの機器を耐用時間の限界近くまで使用することができる。即ち、特定の機器を集中して使用することで、適度なタイミングでメンテナンスができなくなる等の条件により、加速度的に機器の耐用時間が短縮されることがあるが、複数の機器を平均的に使用することで、適度にメンテナンスを行うことができるようになり、耐用時間が減少することが抑制される。
また、特定の機器を集中して使用すると、使用頻度の低い機器にとっても耐用時間の条件が悪くなる場合がある。即ち、ポンプ等の機器は、モータによって駆動する駆動部を有しており、使用頻度が低い場合は、油が固着するなどして、モータに無駄な負荷を生じさせる場合がある。これにより、ポンプの耐用時間を短縮させてしまう場合がある。しかしながら、本発明によれば、各機器を平均的に使用するため、そのような不具合を生じさせない。
請求項2に記載の発明は、複数の加熱手段と、前記加熱手段によって加熱される複数の熱交換器と、複数のポンプと、出湯口に繋がる主流路と、前記複数の熱交換器と主流路とを個々に接続する副流路とを有し、前記複数の熱交換器はそれぞれ前記副流路によって並列に接続されて主流路と個々の副流路及び個々の熱交換器が個別に循環回路を構成し、前記複数のポンプは前記副流路に設けられおり、所定の条件下で出湯に備えて主流路内の湯水を熱交換器を経由して循環させて保温する即湯運転を行う機能を有し、即湯運転に際しては、前記複数のポンプのうちで最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプだけが運転され、前記複数の熱交換器には優先順位があって、熱交換器は給湯需要に応じて優先順位に基づいて使用されるものであり、最優先に使用される熱交換器は一定の条件を満足した場合に自動的に変更され、最優先に使用される熱交換器が変更されたことを契機として、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプが運転され、最優先に使用される熱交換器が変更された場合は、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプを所定時間運転する確認動作が実行されることを特徴とする給湯システムである。
即ち請求項2に記載の発明は、複数の熱交換器には優先順位があって、熱交換器は給湯需要に応じて優先順位に基づいて使用されるものであり、最優先に使用される熱交換器は一定の条件を満足した場合に自動的に変更され、最優先に使用される熱交換器が変更されたことを契機として、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプが運転されることを特徴の一つとしている。
かかる構成によれば、給湯運転においては、熱交換器が給湯需要に応じて優先順位に基づいて使用され、即湯運転においては、最優先に使用される熱交換器が変更された際に新たに最優先に使用される熱交換器及びその熱交換器が属する副流路に設けられたポンプが運転される。即ち、給湯動作と即湯運転に渡って、各機器を平均的に使用することができるため、より耐用時間を考慮した制御を行うことが可能となる。
前記した請求項1、請求項2に記載の発明は、最優先に使用される熱交換器が変更された場合は、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプを所定時間運転する確認動作が実行されることを特徴の一つとしている。
かかる構成によれば、確認動作により、新たに最優先に使用される熱交換器が属する循環回路を流れる湯水の温度分布等を得ることができる。これにより、その後引き続き、即湯運転を行うべきか否かを判断することができるため、無駄に湯水を循環させてランニングコストを増加させることがない。
請求項に記載の発明は、副流路には湯水の温度を検知する温度検知手段が設けられ、最優先に使用される熱交換器が変更された際に、温度検知手段の検知温度が所定温度を下回っていることを条件に、前記確認動作が実行されることを特徴とする請求項1又は2に記載の給湯システムである。
かかる構成によれば、温度検知手段の検知温度が所定温度を下回っていることを条件に、確認動作を実行するため、ランニングコストの浪費が殆ど発生しない。
請求項4,5に記載の発明は、副流路には湯水の温度を検知する温度検知手段が設けられ、最優先に使用される熱交換器が変更された場合は、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプを、前記温度検知手段の検知温度が一定時間継続して所定温度以上の温度を検知するまで運転されることを特徴の一つとしている。
即ち請求項4に記載の発明は、複数の加熱手段と、前記加熱手段によって加熱される複数の熱交換器と、複数のポンプと、出湯口に繋がる主流路と、前記複数の熱交換器と主流路とを個々に接続する副流路とを有し、前記複数の熱交換器はそれぞれ前記副流路によって並列に接続されて主流路と個々の副流路及び個々の熱交換器が個別に循環回路を構成し、前記複数のポンプは前記副流路に設けられおり、所定の条件下で出湯に備えて主流路内の湯水を熱交換器を経由して循環させて保温する即湯運転を行う機能を有し、即湯運転に際しては、前記複数のポンプのうちで最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプだけが運転され、最優先に使用される熱交換器が変更された際には、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプが運転され、副流路には湯水の温度を検知する温度検知手段が設けられ、最優先に使用される熱交換器が変更された場合は、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプが、前記温度検知手段の検知温度が一定時間継続して所定温度以上の温度を検知するまで運転されることを特徴とする給湯システムである。
また請求項5に記載の発明は、複数の加熱手段と、前記加熱手段によって加熱される複数の熱交換器と、複数のポンプと、出湯口に繋がる主流路と、前記複数の熱交換器と主流路とを個々に接続する副流路とを有し、前記複数の熱交換器はそれぞれ前記副流路によって並列に接続されて主流路と個々の副流路及び個々の熱交換器が個別に循環回路を構成し、前記複数のポンプは前記副流路に設けられおり、所定の条件下で出湯に備えて主流路内の湯水を熱交換器を経由して循環させて保温する即湯運転を行う機能を有し、即湯運転に際しては、前記複数のポンプのうちで最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプだけが運転され、前記複数の熱交換器には優先順位があって、熱交換器は給湯需要に応じて優先順位に基づいて使用されるものであり、最優先に使用される熱交換器は一定の条件を満足した場合に自動的に変更され、最優先に使用される熱交換器が変更されたことを契機として、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプが運転され、副流路には湯水の温度を検知する温度検知手段が設けられ、最優先に使用される熱交換器が変更された場合は、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプが、前記温度検知手段の検知温度が一定時間継続して所定温度以上の温度を検知するまで運転されることを特徴とする給湯システムである。
かかる構成によれば、最優先に使用される熱交換器が変更された場合は、新たに最優先とされた熱交換器に属する側のポンプを、温度検知手段の検知温度が所定温度以上の温度を一定時間継続するまで運転するため、循環させる循環回路内の湯水の温度を確実に均一にすることができる。
本発明の給湯システムは、加熱手段と、熱交換器と、副流路の一部又は全部と、ポンプとが1台の給湯装置としてユニット化されているものであることが望ましい。(請求項
本発明の給湯システムでは、複数のポンプのうちで最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプだけが運転されるため、ポンプを備えた即湯式の給湯装置を複数連結した場合であっても、即湯運転時の出湯要求を正確に認識することができる。これにより、給湯動作により出湯される湯水の流量や温度が不安定となる出湯異常が防止される。
本発明の実施形態を示す給湯システムの概念図である。 図1の給湯システムの即湯運転時に湯水が循環するの1つの循環回路を示す概念図である。 図1の給湯システムの即湯運転時に湯水が循環する別の循環回路を示す概念図である。 図1の給湯装置を示す作動原理図である。 図4の給湯装置における出湯の際の湯水の流れを示す説明図である。 図4の給湯装置における出湯待機状態の湯水の流れを示す説明図である。 図1の給湯システムの給湯運転の際の湯水の流れを示す概念図である。(小流量) 図1の給湯システムの給湯運転の際の湯水の流れを示す概念図である。(大流量) 図1の給湯システムの即湯運転の動作を示すフローチャートである。 図1の給湯システムの即湯給湯運転の動作を示すフローチャートである。 ポンプ外付け型の給湯装置を示す作動原理図である。
次に、本発明の実施形態に係る給湯システムについて説明する。
本実施形態に係る給湯システムは、複数の給湯装置1が連結された循環回路7内で湯水を循環させて所定温度に維持する即湯運転と、給湯栓60から出湯させる給湯運転とを備え、制御装置50によって複数の給湯装置1が集約的に制御されるシステムである。
本実施形態では、図1に示すように、同じ機能及び能力を備えた即湯式の給湯装置1が2台並設されており、給湯栓60に繋がった主流路5に対して並列に接続された副流路6を備え、その副流路6に給湯装置1に内蔵された熱交換部11が接続されて、図2、3の太線に示すように、各給湯装置1ごとの循環回路7a、7bが形成された構成とされている。
まず、本実施形態に採用される即湯式の給湯装置1について説明する。
給湯装置1は、図4に示すように、燃料ガスを燃焼する燃焼装置(加熱手段)8と、配管等により構成された湯水が流れる流水系統20と、燃焼装置8に燃料ガスの供給を行う燃料系統30と、燃焼装置8等の制御を行うコントローラ51とを備えている。
燃焼装置8は、燃焼部9と、燃焼部9で燃焼して生成された燃焼ガスの熱エネルギーを回収して湯水が加熱される熱交換部11と、燃焼装置8に空気を供給する送風機10と、熱交換部11を通過した燃焼ガスを外部に排出する排気部4とを備えている。なお、熱交換部11には、主に顕熱を回収して湯水が加熱される一次熱交換器15と、一次熱交換器15より燃焼ガスの流れ方向下流側に位置し燃焼ガスに含まれる水蒸気の主に潜熱を回収して湯水が加熱される二次熱交換器16とにより構成されている。
燃焼部9は、後述する燃料系統30と接続され、その燃料系統30から供給される燃料ガスを燃焼する複数のバーナ12を備えている。本実施形態では、バーナ12の合計は22本である。なお、燃焼部9の上部には火花を散らす着火プラグ13が配されている。
燃料系統30は、図示しないガス供給源から供給される燃料ガスを燃料供給管31と、その燃料供給管31の中途に設けられた公知の元ガス電磁弁32とガス比例弁33と、5つの電磁弁34とを有する。
送風機10は、公知のものであり、内部に図示しないファンを内蔵しており、バーナ12の燃焼状態に応じて回転数を変化させ、送風量及び送風圧を調整できるものである。
排気部4は、外部と連通しており、熱交換部11を通過した燃焼ガスを排気する箇所である。
流水系統20は、熱交換部11に接続される通水路21よりなるものである。
通水路21は、大別して2経路あり、図5に示す給湯運転時に湯水が流れる給湯時経路と、図6に示す即湯運転時に湯水が流れる即湯時経路である。本実施形態においては、それらの経路が、流入側配管22と、流出側配管23と、流入側配管22と流出側配管23とをバイパスするバイパス配管25と、流出側配管23側から流入側配管22側に湯水を流して両者の間を循環させることができる給湯戻り配管26によって構成されている。
具体的には、給湯時経路は、流入側配管22と、流出側配管23と、バイパス配管25とによって形成され、即湯時経路は、流入側配管22の一部と、流出側配管23と、給湯戻り配管26とによって形成されている。そして、各経路は、図1に示すように、給湯装置1の外部に配された主流路5と直接あるいは接続配管38を介して接続されている。
流入側配管22は、図示しない給水源から供給される湯水を熱交換部11に流すための配管である。流入側配管22の中途には、湯水側流量センサ28と入水温度センサ27が設けられている。
なお、湯水側流量センサ28及び入水温度センサ27は、流入側配管22におけるバイパス配管25の接続部より湯水の流れ方向下流側に配置され、後述するコントローラ51と電気的に接続されている。
流出側配管23は、熱交換部11において燃焼ガスとの熱交換により加熱された高温の湯水を、シャワーやカラン等の給湯栓60(図1)や図示しない浴槽に供給するものである。
流出側配管23の中途であって、バイパス配管25の接続部よりも湯水の流れ方向上流側には湯量調整弁41が設けられ、その接続部よりも湯水の流れ方向下流側には出湯温度センサ42が設けられている。
バイパス配管25は、図示しない給水源から供給される湯水であって熱交換部11に導入される前の湯水を、流出側配管23に供給するものである。
バイパス配管25の中途には、図示しない給水源から供給される湯水の流量を検知する上水側流量センサ43と、バイパス水量調整弁44が設けられている。なお、バイパス水量調整弁44は、出湯温度センサ42が検知する湯水の温度に基づいて開度が調整される。
給湯戻り配管26は、流出側配管23と流入側配管22とを繋いで循環回路7の一部を形成するものであって、熱交換部11で加熱された湯水を流出側配管23から流入側配管22に流して循環回路7内で循環させるための流路である。具体的には、後述する即湯運転が実行されると、図4に示すように、流出側配管23を通過した湯水は、給湯戻り配管26を介して循環回路7内で循環されると共に、熱交換部11において設定温度まで加熱することができる。
給湯戻り配管26の中途には、湯水を循環させるポンプ2と、湯水を一方向にのみ流すことが可能な逆止弁46と、即湯運転時に循環回路7を流れる湯水の流量を検知する循環流量センサ45が設けられている。即ち、給湯装置1は、ポンプ内蔵型である。
ポンプ2は、図示しないモータを駆動源として湯水を送水するもので、公知の渦巻きポンプが採用されている。
また、逆止弁46は給湯栓60側に湯水を流さないためのもので、流出側配管23側から流入側配管22側にのみ湯水を流すことができる。
コントローラ51は、各給湯装置1に設けられており、集約的に制御可能な制御装置50と電気的に接続されている。即ち、コントローラ51は、制御装置50と信号の送受信を行って、個々の給湯装置1を制御するものである。
また、本実施形態では、リモコン52と制御装置50が電気的に接続されており、使用者によってリモコン52が操作されると、制御装置50を介して各コントローラ51に信号が送信される。なお、リモコン52には図示しない即湯スイッチが設けられおり、即湯スイッチのオン/オフによって、即湯運転を行うか否かを選択できる。
次に本実施形態の給湯システムの動作について説明する。
本実施形態では、即湯運転をすることなく給湯する制御(通常給湯運転)と、即湯運転により設定温度の湯水を予め生成して給湯する制御(即湯給湯運転)とがある。
まず、通常給湯運転から説明する。
本実施形態では、使用する給湯装置1に優先順位が設けられており、最優先に使用される給湯装置1が一定の条件の下決定されている。そして、通常給湯運転においては、出湯要求があれば、最優先に使用する給湯装置1の流水系統20に優先的に湯水を流すように制御される。また、このとき、給湯需要が最優先に使用される給湯装置1の給湯能力以上であれば、その次に優先順位が高いものから順番にその給湯装置1の流水系統20に対しても湯水を流す。そして、本実施形態では、その優先順位を決定する一定の条件を、基準時刻(例えば、午前6:00)からの経過時間としており、その経過時間が所定時間(例えば、24時間)となれば自動的に変更される。なお、本実施形態においては、設置当初は、給湯装置1aが最優先に使用される装置として設定されている(以下、優先給湯器とも称す)。
即ち、本実施形態の給湯システムでは、リモコン52の図示しない即湯スイッチがオフの状態で、出湯要求があれば、図示しない給水源からの水が、優先給湯器1aの流水系統20に導入される。そして、その給水源から供給された湯水は流入側配管22を介して熱交換部11に向かって流れる。なお、給湯戻り配管26の逆止弁46によって、流入側配管22側から給湯戻り配管26側に湯水の流れが発生することはない。
また、熱交換部11に導入される湯水は、湯水側流量センサ28によって単位時間当たりの流量(L/min)が検知され、その検知流量が燃焼装置8を作動させることが可能な最低限の流量(以下、MOQとも言う)であるか否かが確認される。そして、その検知流量がMOQ以上であることが確認されれば、その検知流量と入水温度センサ27による入水温度に基づいて、燃焼量が演算されて燃焼制御が行われ、設定された温度の湯水を出湯する。このとき、給湯需要が給湯装置1aの給湯能力以上でなければ、図7に示すように、優先給湯器1aだけが運転されるが、優先給湯器1aの給湯能力以上の給湯需要であれば、図8に示すように、優先給湯器1aに加えて給湯装置1b(以下、非優先給湯器とも称す)も運転される。即ち、優先給湯器1aと非優先給湯器1bは同等の給湯能力であるため、優先給湯器1aのみを運転する場合に比べて、実質的に2倍の給湯能力に増強することができる。
従って、本実施形態の通常給湯運転においては、リモコン52の即湯スイッチがオフの状態で、給湯栓60が操作されて出湯要求があると、図示しない給水源から供給された水が主流路5を流れて、副流路6に接続された優先給湯器1aの熱交換部11、あるいは、優先給湯器1aの熱交換部11に加えて非優先給湯器1bの熱交換部11に導入されて、熱交換部11で加熱された湯水が給湯栓60から出湯する。
続いて、即湯給湯運転について図面を用いて詳細に説明する。
本実施形態では、リモコン52の即湯スイッチがオンの状態であれば、給湯栓60等が操作されて出湯要求があるまでは、最優先に使用する給湯装置1だけを運転して設定温度の湯水を予め生成しておく。即ち、その給湯装置1の熱交換部11を有する循環回路7内で湯水を循環させつつ、その湯水を設定温度まで加熱し(即湯運転)、出湯要求が発生すれば、一旦、その即湯運転を停止して、給湯栓60から設定温度の湯水を出湯させる(即湯給湯運転)。
即ち、本実施形態では、出湯要求を待機している間は、優先給湯器1aのポンプ2及び燃焼装置8だけが運転されるため、優先給湯器1aに設けられた副流路6aを有する循環回路7aにだけ湯水の流れが形成される。
より具体的に説明すると、即湯運転が開始されると、まず優先給湯器1aにおけるバイパス水量調整弁44と、非優先給湯器1bにおけるバイパス水量調整弁44及び湯量調整弁41が閉止される(図9のステップ1)。即ち、優先給湯器1aにおいては、即湯時経路のみが開放され、非優先給湯器1bにおいては、給湯時経路及び即湯時経路が閉鎖された状態に制御される。そして、ステップ2に移行して、優先給湯器1aにおける出湯温度センサ28の検知温度が、燃焼装置2を燃焼作動させることができる温度(以下、燃焼作動可能温度とも言う)に達しているか否かが確認される。本実施形態では、燃焼作動可能温度は、設定温度より摂氏5〜6度低い温度である。
そして、出湯温度センサ42によって、出湯温度が燃焼作動可能温度より低温であることが確認されると、ステップ3に移行して給湯戻り配管26に配されたポンプ2が運転される。
そして、ポンプ2が運転されてから所定時間が経過して(ステップ4)、湯水側流量センサ28が検知する通水量がMOQ以上であることが確認されると(ステップ5)、ステップ6に移行して燃焼装置8の運転が開始される。なお、このときの通水量は一定値(本実施形態では5〜7L/min)に維持されるため、燃焼量の演算は、入水温度と出湯温度によって決定される。
ステップ6において燃焼装置2の燃焼動作が開始されると、ステップ7に移行し、所定の条件が満足されているか否かが確認される。具体的には、燃焼が連続して所定時間(本実施形態では30分)継続されているか、出湯温度が設定温度より摂氏2〜5度高い温度であるか、出湯温度が設定温度より摂氏1度以上高い温度で且つ入水温度が設定温度以上であるかのいずれかの条件が満足されているかが確認される。そして、ステップ7において、いずれかの条件が満足されていれば、それ以上の加熱は要さないので燃焼装置2の燃焼動作を一旦停止する(ステップ8)。そして、ステップ8で燃焼装置2の燃焼動作が停止されると、所定時間ポンプ2の運転が維持されて(ポスト運転、ステップ9)、その後ポンプ2は完全に停止する(ステップ10)。そして、出湯要求が発生するまで、ステップ2以下の動作が繰り返し実行される。
また、ステップ2において、出湯温度が燃焼作動温度以下でなければ、ステップ11に移行して、ポンプ2が停止されてから所定時間(本実施形態では60分程度)が経過したか否かが確認される。ポンプ2が停止してから所定時間が経過していれば、ステップ3に移行して優先給湯器1aのみのポンプ2を運転し、そうでなければステップ2に戻る。
なお、ステップ5において、ポンプ2を運転しているにも関わらず、優先給湯器1aにおける循環回路7a内の通水量がMOQ以上に達することがなければ、ポンプ2等に不具合があると判断して即湯運転を停止して、エラーを報知する。
そして、即湯運転の最中に、給湯栓60が操作されれば、即湯運転を停止して即湯給湯運転に移行する。具体的には、給湯栓60が操作されることで、図示しない給水源から水が供給され、優先給湯器1aにおける循環流量センサ45の検知流量(循環流量)と湯水側流量センサ28の検知流量(入水流量)に差が生じるため、その差が所定値以上に拡がったことを検知すれば、出湯要求があったと認識して、その時点で即湯給湯運転に移行する。即ち、即湯運転中は、循環流量と入水流量との監視が行われており、常に両者の比較が行われている。
従って、図10のフローチャートに従うと、優先給湯器1aにおける湯水側流量センサ28が検知する入水流量が循環流量センサ45が検知する循環流量より所定量(本実施形態では2.5L/min程度の流量)過大であることが確認されると、出湯要求があったと判断してステップ2に移行する。ステップ2では、ポンプ2が運転中か否かが確認される。ポンプ2が運転中でなければ、ステップ3に移行して燃焼動作中か否かが確認される。また、ステップ2でポンプ2が運転中であれば、ステップ6に移行してポンプ2を停止してステップ3に移行する。即ち、ステップ3では、出湯要求が発生した際に、即湯運転において、循環回路7a内の湯水を設定温度を目標に加熱していた最中であったか、既に循環回路7a内の湯水が設定温度に達して燃焼が停止されている状態であったかが確認される。
そして、ステップ3で燃焼中であることが確認されると、ステップ4に移行して、バイパス水量調整弁44が開成される。また、ステップ3で燃焼動作中でないことが確認されると、ステップ7に移行して、燃焼装置を運転してからバイパス水量調整弁44を開成する。そして、その後は、前記した通常給湯運転と同様の動作が行われ、給湯需要がなくなれば、再び優先給湯器1aにおいて即湯運転が実行される。
従って、本実施形態の通常給湯運転においては、リモコン52の即湯スイッチがオンの状態で、即湯運転中に給湯栓60が操作されて出湯要求があると、図示しない給水源から供給された水が主流路5を流れて、副流路6に接続された優先給湯器1aの熱交換部11に導入される。即ち、本実施形態によれば、図示しない給水源から供給される湯水が非優先給湯器1b側に分散することがないため、循環流量からの増加流量が小さくなることがない。即ち、少量の給湯需要であっても、循環流量に対する増加流量を認識することが可能となるため、即湯運転から給湯運転に移行する際に確実にポンプ2を停止することができる(図10のステップ1)。これにより、即湯運転から即湯給湯運転に移行した際に、出湯量や出湯温度が不安定になる出湯異常が防止される。
さらに、本実施形態では、リモコン52の図示しない即湯スイッチがオンにされた状態であれば、給湯装置1の優先順位が変更された際に、特徴的動作が実行される。即ち、基準時刻から所定時間経過して、優先順位が変更されると、新たに最優先に使用される給湯装置(変更優先給湯器とも称す)1bが所定時間運転される(確認動作)。即ち、この確認動作により、変更優先給湯器1bに設けられた循環回路7b内において即湯運転が必要か否かを確認することができる。
具体的には、優先順位が変更されると、変更優先給湯器1bにおけるバイパス水量調整弁44と、変更非優先給湯器1aにおけるバイパス水量調整弁44及び湯量調整弁41が閉止され、その後、変更優先給湯器1bに内蔵されたポンプ2及び燃焼装置8が運転される。そして、循環回路7b上に設けられた出湯温度センサ42によって出湯温度を検知し、その出湯温度が燃焼作動可能温度以下であるか否かが確認される。そして、変更優先給湯器1bを運転してから、所定時間経過後、未だに出湯温度が燃焼作動可能温度以下であれば、即湯運転を継続する。
このような制御を実行することで、最優先に使用される給湯装置が変更された場合に、無駄に即湯運転がされることが防止されるため、ランニングコストの浪費を抑制できる。
上記実施形態では、最優先に使用する給湯装置を基準時刻からの経過時間に基づいて変更する制御を示したが、本発明はこれに限定されず、以下に示すような制御であっても構わない。即ち、燃焼装置の燃焼時間の積算値や、熱交換部への入水流量の積算値や、非優先給湯器側の循環回路の出湯温度が一定値を下回った時点等の条件に基づいて、最優先に使用する給湯装置を変更しても構わない。
上記実施形態では、最優先に使用する給湯装置が変更された際に、無条件に確認動作を実行する制御を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、最優先に使用する給湯装置が変更されて、新たに最優先に使用される給湯装置が属する循環回路の出湯温度が燃焼作動可能温度以下であれば、確認動作を実行する制御を行っても構わない。
また、最優先に使用する給湯装置が変更された際に、確認動作を行うことなく、新たに最優先に使用される給湯装置が属する循環回路の出湯温度が、一定時間継続して設定温度を検知するまで即湯運転を行う制御であっても構わない。
また、上記実施形態では、ポンプ2が給湯装置1に内蔵された構成を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、図11に示すように、給湯装置61に対してポンプ62を外付けしたものを複数連結した構成であっても構わない。この場合であっても、ポンプ62を主流路5に対して並列に接続された副流路6に設ける必要がある。
また、ポンプ内蔵型の給湯装置と、ポンプ外付け型の給湯装置を組み合わせた給湯システムであっても構わない。
上記実施形態では、図9のフローチャートのステップ5において、優先給湯器1aにおける循環流量がMOQ以上でなかった場合に、即湯運転を停止するという制御を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、次に優先順位の高い給湯装置1bを使用して即湯運転を継続する制御を行っても構わない。なお、この場合、優先給湯器1aのポンプ2等が故障している可能性があるため、エラーの報知を同時に行うことが望ましい。
上記実施形態では、2台の給湯装置を連結した構成を示したが、3台以上の給湯装置を連結した構成であっても構わない。
1、61 給湯装置
2、62 ポンプ
5 主流路
6 副流路
7 循環回路
8 燃焼装置(加熱手段)
11 熱交換部(熱交換器)
27 入水温度センサ(温度検知手段)
42 出湯温度センサ(温度検知手段)

Claims (6)

  1. 複数の加熱手段と、前記加熱手段によって加熱される複数の熱交換器と、複数のポンプと、出湯口に繋がる主流路と、前記複数の熱交換器と主流路とを個々に接続する副流路とを有し、
    前記複数の熱交換器はそれぞれ前記副流路によって並列に接続されて主流路と個々の副流路及び個々の熱交換器が個別に循環回路を構成し、
    前記複数のポンプは前記副流路に設けられおり、所定の条件下で出湯に備えて主流路内の湯水を熱交換器を経由して循環させて保温する即湯運転を行う機能を有し、
    即湯運転に際しては、前記複数のポンプのうちで最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプだけが運転され、
    最優先に使用される熱交換器が変更された際には、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプが運転され、
    最優先に使用される熱交換器が変更された場合は、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプを所定時間運転する確認動作が実行されることを特徴とする給湯システム。
  2. 複数の加熱手段と、前記加熱手段によって加熱される複数の熱交換器と、複数のポンプと、出湯口に繋がる主流路と、前記複数の熱交換器と主流路とを個々に接続する副流路とを有し、
    前記複数の熱交換器はそれぞれ前記副流路によって並列に接続されて主流路と個々の副流路及び個々の熱交換器が個別に循環回路を構成し、
    前記複数のポンプは前記副流路に設けられおり、所定の条件下で出湯に備えて主流路内の湯水を熱交換器を経由して循環させて保温する即湯運転を行う機能を有し、
    即湯運転に際しては、前記複数のポンプのうちで最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプだけが運転され、
    前記複数の熱交換器には優先順位があって、熱交換器は給湯需要に応じて優先順位に基づいて使用されるものであり、
    最優先に使用される熱交換器は一定の条件を満足した場合に自動的に変更され、最優先に使用される熱交換器が変更されたことを契機として、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプが運転され、
    最優先に使用される熱交換器が変更された場合は、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプを所定時間運転する確認動作が実行されることを特徴とする給湯システム。
  3. 副流路には湯水の温度を検知する温度検知手段が設けられ、
    最優先に使用される熱交換器が変更された際に、温度検知手段の検知温度が所定温度を下回っていることを条件に、前記確認動作が実行されることを特徴とする請求項1又は2に記載の給湯システム。
  4. 複数の加熱手段と、前記加熱手段によって加熱される複数の熱交換器と、複数のポンプと、出湯口に繋がる主流路と、前記複数の熱交換器と主流路とを個々に接続する副流路とを有し、
    前記複数の熱交換器はそれぞれ前記副流路によって並列に接続されて主流路と個々の副流路及び個々の熱交換器が個別に循環回路を構成し、
    前記複数のポンプは前記副流路に設けられおり、所定の条件下で出湯に備えて主流路内の湯水を熱交換器を経由して循環させて保温する即湯運転を行う機能を有し、
    即湯運転に際しては、前記複数のポンプのうちで最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプだけが運転され、
    最優先に使用される熱交換器が変更された際には、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプが運転され、
    副流路には湯水の温度を検知する温度検知手段が設けられ、
    最優先に使用される熱交換器が変更された場合は、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプ、前記温度検知手段の検知温度が一定時間継続して所定温度以上の温度を検知するまで運転されることを特徴とする給湯システム。
  5. 複数の加熱手段と、前記加熱手段によって加熱される複数の熱交換器と、複数のポンプと、出湯口に繋がる主流路と、前記複数の熱交換器と主流路とを個々に接続する副流路とを有し、
    前記複数の熱交換器はそれぞれ前記副流路によって並列に接続されて主流路と個々の副流路及び個々の熱交換器が個別に循環回路を構成し、
    前記複数のポンプは前記副流路に設けられおり、所定の条件下で出湯に備えて主流路内の湯水を熱交換器を経由して循環させて保温する即湯運転を行う機能を有し、
    即湯運転に際しては、前記複数のポンプのうちで最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプだけが運転され、
    前記複数の熱交換器には優先順位があって、熱交換器は給湯需要に応じて優先順位に基づいて使用されるものであり、
    最優先に使用される熱交換器は一定の条件を満足した場合に自動的に変更され、最優先に使用される熱交換器が変更されたことを契機として、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプが運転され、
    副流路には湯水の温度を検知する温度検知手段が設けられ、
    最優先に使用される熱交換器が変更された場合は、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプが、前記温度検知手段の検知温度が一定時間継続して所定温度以上の温度を検知するまで運転されることを特徴とする給湯システム。
  6. 加熱手段と、熱交換器と、副流路の一部又は全部と、ポンプとが1台の給湯装置としてユニット化されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の給湯システム。
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