JP2012013248A - 給湯システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】給湯システムは、複数の熱交換部11と複数のポンプ2と出湯口に繋がる主流路5と複数の熱交換部11と主流路5とを個々に接続する副流路6とを有している。複数の熱交換部11は、主流路5に副流路6を介してそれぞれ並列となるように接続されて、主流路5と個々の副流路6と熱交換部11が個別に循環回路7を形成している。循環回路7には、個別にポンプ2が配されている。そして、循環回路7に湯水を循環させて保温する即湯運転機能が備えられ、即湯運転に際しては、最優先に使用される熱交換部11が属する副流路6に設けられたポンプ2だけを運転する。
【選択図】図1
Description
例えば、2台の即湯式給湯装置を連結した場合、即湯動作時において、循環回路内の湯水を循環させるために2台のポンプが起動し、さらに2台の給湯装置の燃焼装置が同時に運転される。
一般的に、即湯式給湯装置は、即湯動作時にカラン等が操作されると、給水源から給湯装置に対して導入される水の流量(入水流量)と、ポンプにより給湯装置に導入される湯水の流量(循環流量)とに基づいて出湯要求があったことを認識する。即ち、即湯運転中のほぼ変化のない循環流量から一定以上の増加流量が確認されれば出湯要求が発生したと認識する。
即ち、複数の即湯式給湯装置に給水源からの入水流量が分散することで、出湯要求の有無の判断基準となる増加流量が通常より小さくなるため、出湯要求が認識され難くなる。
従って、単純に即湯式給湯装置を複数連結した構成であれば、複数のポンプが運転されるため、カラン等が操作されても、出湯要求として認識されず、複数のポンプの運転を維持した状態で給湯動作を実行されてしまう不具合が発生するため、出湯される湯水の流量や温度が不安定となる出湯異常が発生する。さらに、出湯要求が認識されてからも、複数のポンプの影響により、出湯流量が安定するまでに時間が掛かる上、出湯する湯水の温度が著しく不安定となる。
本発明の給湯システムは、即湯運転の際に、最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプだけが運転されるため、循環回路に複数のポンプ及び熱交換器が設けられた場合であっても、ポンプが運転される循環回路にのみ湯水の流れが形成される。これにより、主流路から複数の副流路に湯水が分散して流れることが阻止されるため、即湯運転の際に、カラン等が操作された場合に、給水源から供給される殆どの湯水は最優先に使用される熱交換器が属する循環回路側に流れる。即ち、給水源からの湯水が複数の熱交換器に分散することがなくなるため、循環流量に対する増加流量が通常の流量より減少することがない。
また、特定の機器を集中して使用すると、使用頻度の低い機器にとっても耐用時間の条件が悪くなる場合がある。即ち、ポンプ等の機器は、モータによって駆動する駆動部を有しており、使用頻度が低い場合は、油が固着するなどして、モータに無駄な負荷を生じさせる場合がある。これにより、ポンプの耐用時間を短縮させてしまう場合がある。しかしながら、本発明によれば、各機器を平均的に使用するため、そのような不具合を生じさせない。
本実施形態に係る給湯システムは、複数の給湯装置1が連結された循環回路7内で湯水を循環させて所定温度に維持する即湯運転と、給湯栓60から出湯させる給湯運転とを備え、制御装置50によって複数の給湯装置1が集約的に制御されるシステムである。
本実施形態では、図1に示すように、同じ機能及び能力を備えた即湯式の給湯装置1が2台並設されており、給湯栓60に繋がった主流路5に対して並列に接続された副流路6を備え、その副流路6に給湯装置1に内蔵された熱交換部11が接続されて、図2、3の太線に示すように、各給湯装置1ごとの循環回路7a、7bが形成された構成とされている。
給湯装置1は、図4に示すように、燃料ガスを燃焼する燃焼装置(加熱手段)8と、配管等により構成された湯水が流れる流水系統20と、燃焼装置8に燃料ガスの供給を行う燃料系統30と、燃焼装置8等の制御を行うコントローラ51とを備えている。
通水路21は、大別して2経路あり、図5に示す給湯運転時に湯水が流れる給湯時経路と、図6に示す即湯運転時に湯水が流れる即湯時経路である。本実施形態においては、それらの経路が、流入側配管22と、流出側配管23と、流入側配管22と流出側配管23とをバイパスするバイパス配管25と、流出側配管23側から流入側配管22側に湯水を流して両者の間を循環させることができる給湯戻り配管26によって構成されている。
なお、湯水側流量センサ28及び入水温度センサ27は、流入側配管22におけるバイパス配管25の接続部より湯水の流れ方向下流側に配置され、後述するコントローラ51と電気的に接続されている。
流出側配管23の中途であって、バイパス配管25の接続部よりも湯水の流れ方向上流側には湯量調整弁41が設けられ、その接続部よりも湯水の流れ方向下流側には出湯温度センサ42が設けられている。
バイパス配管25の中途には、図示しない給水源から供給される湯水の流量を検知する上水側流量センサ43と、バイパス水量調整弁44が設けられている。なお、バイパス水量調整弁44は、出湯温度センサ42が検知する湯水の温度に基づいて開度が調整される。
ポンプ2は、図示しないモータを駆動源として湯水を送水するもので、公知の渦巻きポンプが採用されている。
また、逆止弁46は給湯栓60側に湯水を流さないためのもので、流出側配管23側から流入側配管22側にのみ湯水を流すことができる。
本実施形態では、即湯運転をすることなく給湯する制御(通常給湯運転)と、即湯運転により設定温度の湯水を予め生成して給湯する制御(即湯給湯運転)とがある。
本実施形態では、使用する給湯装置1に優先順位が設けられており、最優先に使用される給湯装置1が一定の条件の下決定されている。そして、通常給湯運転においては、出湯要求があれば、最優先に使用する給湯装置1の流水系統20に優先的に湯水を流すように制御される。また、このとき、給湯需要が最優先に使用される給湯装置1の給湯能力以上であれば、その次に優先順位が高いものから順番にその給湯装置1の流水系統20に対しても湯水を流す。そして、本実施形態では、その優先順位を決定する一定の条件を、基準時刻(例えば、午前6:00)からの経過時間としており、その経過時間が所定時間(例えば、24時間)となれば自動的に変更される。なお、本実施形態においては、設置当初は、給湯装置1aが最優先に使用される装置として設定されている(以下、優先給湯器とも称す)。
本実施形態では、リモコン52の即湯スイッチがオンの状態であれば、給湯栓60等が操作されて出湯要求があるまでは、最優先に使用する給湯装置1だけを運転して設定温度の湯水を予め生成しておく。即ち、その給湯装置1の熱交換部11を有する循環回路7内で湯水を循環させつつ、その湯水を設定温度まで加熱し(即湯運転)、出湯要求が発生すれば、一旦、その即湯運転を停止して、給湯栓60から設定温度の湯水を出湯させる(即湯給湯運転)。
即ち、本実施形態では、出湯要求を待機している間は、優先給湯器1aのポンプ2及び燃焼装置8だけが運転されるため、優先給湯器1aに設けられた副流路6aを有する循環回路7aにだけ湯水の流れが形成される。
そして、ポンプ2が運転されてから所定時間が経過して(ステップ4)、湯水側流量センサ28が検知する通水量がMOQ以上であることが確認されると(ステップ5)、ステップ6に移行して燃焼装置8の運転が開始される。なお、このときの通水量は一定値(本実施形態では5〜7L/min)に維持されるため、燃焼量の演算は、入水温度と出湯温度によって決定される。
なお、ステップ5において、ポンプ2を運転しているにも関わらず、優先給湯器1aにおける循環回路7a内の通水量がMOQ以上に達することがなければ、ポンプ2等に不具合があると判断して即湯運転を停止して、エラーを報知する。
このような制御を実行することで、最優先に使用される給湯装置が変更された場合に、無駄に即湯運転がされることが防止されるため、ランニングコストの浪費を抑制できる。
また、最優先に使用する給湯装置が変更された際に、確認動作を行うことなく、新たに最優先に使用される給湯装置が属する循環回路の出湯温度が、一定時間継続して設定温度を検知するまで即湯運転を行う制御であっても構わない。
また、ポンプ内蔵型の給湯装置と、ポンプ外付け型の給湯装置を組み合わせた給湯システムであっても構わない。
2、62 ポンプ
5 主流路
6 副流路
7 循環回路
8 燃焼装置(加熱手段)
11 熱交換部(熱交換器)
27 入水温度センサ(温度検知手段)
42 出湯温度センサ(温度検知手段)
Claims (7)
- 複数の加熱手段と、前記加熱手段によって加熱される複数の熱交換器と、複数のポンプと、出湯口に繋がる主流路と、前記複数の熱交換器と主流路とを個々に接続する副流路とを有し、
前記複数の熱交換器はそれぞれ前記副流路によって並列に接続されて主流路と個々の副流路及び個々の熱交換器が個別に循環回路を構成し、
前記複数のポンプは前記副流路に設けられおり、所定の条件下で出湯に備えて主流路内の湯水を熱交換器を経由して循環させて保温する即湯運転を行う機能を有し、
即湯運転に際しては、前記複数のポンプのうちで最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプだけが運転されることを特徴とする給湯システム。 - 最優先に使用される熱交換器が変更された際には、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプが運転されることを特徴とする請求項1に記載の給湯システム。
- 複数の熱交換器には優先順位があって、熱交換器は給湯需要に応じて優先順位に基づいて使用されるものであり、
最優先に使用される熱交換器は一定の条件を満足した場合に自動的に変更され、最優先に使用される熱交換器が変更されたことを契機として、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプが運転されることを特徴とする請求項1又は2に記載の給湯システム。 - 最優先に使用される熱交換器が変更された場合は、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプを所定時間運転する確認動作が実行されることを特徴とする請求項2又は3に記載の給湯システム。
- 副流路には湯水の温度を検知する温度検知手段が設けられ、
最優先に使用される熱交換器が変更された際に、温度検知手段の検知温度が所定温度を下回っていることを条件に、前記確認動作が実行されることを特徴とする請求項4に記載の給湯システム。 - 副流路には湯水の温度を検知する温度検知手段が設けられ、
最優先に使用される熱交換器が変更された場合は、新たに最優先に使用される熱交換器が属する副流路に設けられたポンプを、前記温度検知手段の検知温度が一定時間継続して所定温度以上の温度を検知するまで運転されることを特徴とする請求項2又は3に記載の給湯システム。 - 加熱手段と、熱交換器と、副流路の一部又は全部と、ポンプとが1台の給湯装置としてユニット化されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の給湯システム。
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JP2017187194A (ja) * | 2016-04-01 | 2017-10-12 | リンナイ株式会社 | 即時給湯システム |
CN109059252A (zh) * | 2018-09-04 | 2018-12-21 | 广东万家乐燃气具有限公司 | 一种多台并联燃气热水器 |
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JPH03195859A (ja) * | 1989-12-25 | 1991-08-27 | Harman Co Ltd | 熱源設備 |
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JP2005106345A (ja) * | 2003-09-29 | 2005-04-21 | Noritz Corp | 即湯機能付き給湯装置 |
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