JP4400407B2 - 給湯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バーナの燃焼熱により加熱する給湯用熱交換器と、燃焼排ガスの潜熱を回収する潜熱回収熱交換器を備えた給湯装置に関し、特に、前記給湯用熱交換器と潜熱回収熱交換器で加熱された湯水を循環する給湯循環回路に利用側熱交換器を設けた給湯装置に関するものである。
従来この種の燃焼装置としては、特許文献1のように、給水路を通して供給される水をバーナの燃焼により加熱して給湯路に給湯する給湯用熱交換器と、入路を通して供給される加熱対象流体を前記バーナの燃焼により加熱して出路に流出する流体用熱交換器とが設けられている給湯装置であって、前記給湯用熱交換器が前記バーナの燃焼排ガスの顕熱を回収する給湯用顕熱熱交換部と、その給湯用顕熱熱交換部よりも前記バーナの燃焼排ガスの流動方向の下流側に配置され、前記バーナの燃焼排ガスの潜熱を回収する給湯用潜熱熱交換部とを備えて構成され、前記流体用熱交換器が、前記バーナの燃焼排ガスの顕熱を回収する流体用顕熱熱交換部と、その流体用顕熱熱交換部よりも前記バーナの燃焼排ガスの流動方向の下流側に配置され、前記バーナの燃焼排ガスの潜熱を回収する流体用潜熱熱交換部とを備えて構成され、前記給湯用顕熱熱交換部と流体用顕熱熱交換部とが、互いに熱伝導する状態で一体的に形成され、かつ、前記給湯用潜熱熱交換部と流体用潜熱熱交換部とが、互いに熱伝導する状態で一体的に形成された給湯装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−267262号公報
しかしながら、前記従来の給湯装置は、バーナの燃焼ガスの流出経路中に給湯用熱交換器と流体用熱交換器をそれぞれ配置し、前記給湯用熱交換器に給湯用顕熱熱交換部と給湯用潜熱熱交換部を設け、前記流体用熱交換器に流体用顕熱熱交換部と流体用潜熱熱交換部を設けた構成としているため、顕熱熱交換部と潜熱熱交換部にそれぞれ給湯用熱交換器と流体用熱交換器を一体的に形成する必要があり、給湯用熱交換器及び流体用熱交換器として極めて複雑な構成を強いられるものであった。特に、潜熱熱交換部の構成として、耐食性を高めるためにステンレスパイプと銅管を用いた2重管構造とする場合などはその加工性に課題を有するものであった。
また、バーナで加熱される経路として、給湯用と流体用の2つの経路を形成しているため、配管構成が複雑になるとともに、単独運転時に運転停止側の熱交換器内の残水の沸騰が発生するという課題を有するものであった。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、給湯用熱交換器と潜熱回収用熱交換器で1つの加熱経路を形成し、前記加熱経路の循環水を利用して暖房回路や風呂追い焚き回路に熱量を供給する構成とすることで、前記給湯用熱交換器や潜熱回収用熱交換器に関連しない利用側熱交換器の構成を可能とし、配管構成を含む本体構成の簡素化により器具の小型化、軽量化を実現するとともに、前記加熱経路を給湯回路を主体とすることで給湯性能を優先した使い勝手のよい給湯装置を提供する。また、給湯回路を主体とする1つの加熱経路構成とすることで、単独運転時における熱交換器内の残水沸騰問題を解消するとともに、潜熱回収用熱交換器の耐食性向上のための構成を容易にし、高効率でランニングコストの低減を図った給湯装置を提供する。その上で、利用側熱交換器へお湯を循環させる循環ポンプを利用側熱交換器の下流側に設けることにより、耐久性、信頼性の向上を図った給湯装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の給湯装置は、給水路より供給される水をバーナの燃焼により加熱し出湯路に湯水を供給する給湯用熱交換器と、前記バーナの燃焼排ガス経路中に配置し燃焼排ガスの潜熱を回収する潜熱回収用熱交換器と、前記給湯用熱交換器と潜熱回収用熱交換器を直列に接続して、給水路から潜熱回収用熱交換器を通り給湯用熱交換器を経て出湯路に至る給湯回路と、前記出湯路から分岐して湯水を利用側熱交換器に供給した後、前記潜熱回収用熱交換器に戻し、潜熱回収用熱交換器から給湯用熱交換器を通り利用側熱交換器に至る給湯循環回路と、前記給湯循環回路から分岐し前記出湯路とを結ぶ同時通路と、前記給湯循環回路の利用側熱交換器の下流側に湯水を供給するための循環ポンプを有し、前記給湯回路の単独利用給湯循環回路の単独利用、または給湯回路と給湯循環回路の同時利用のそれぞれで通水する経路を選択できるようにしたものである。
これによって、給湯用熱交換器と潜熱回収用熱交換器で1つの加熱経路を形成し、前記加熱経路の循環水を利用して暖房回路や風呂追い焚き回路に熱量を供給する構成としているため、前記給湯用熱交換器や潜熱回収用熱交換器に関連しない利用側熱交換器の構成を可能とし、配管構成を含む本体構成の簡素化により器具の小型化、軽量化を実現するとともに、前記加熱経路を給湯回路を主体とすることで給湯性能を優先した使い勝手のよい給湯装置を提供することができ、また、給湯回路を主体とする1つの加熱経路構成とすることで、単独運転時における熱交換器内の残水沸騰問題を解消するとともに、潜熱回収用熱交換器の耐食性向上のための構成を容易にし、高効率でランニングコストの低減を図った給湯装置を提供することができ、また利用側熱交換器へお湯を循環させる循環ポンプを利用側熱交換器の下流側に設けることにより、循環ポンプへの負荷を低減することにより、耐久性、信頼性の向上を図った給湯装置を提供することができる。
本発明の給湯装置は、給湯用熱交換器と潜熱回収用熱交換器で1つの加熱経路を形成し、前記加熱経路の循環水を利用して暖房回路や風呂追い焚き回路に熱量を供給する構成とすることで、前記給湯用熱交換器や潜熱回収用熱交換器に関連しない利用側熱交換器の構成を可能とし、配管構成を含む本体構成の簡素化により器具の小型化、軽量化を実現するとともに、前記加熱経路を給湯回路を主体とすることで給湯性能を優先した使い勝手のよい給湯装置を提供することができる。
また、給湯回路を主体とする1つの加熱経路構成とすることで、単独運転時における熱交換器内の残水沸騰問題を解消するとともに、潜熱回収用熱交換器の耐食性向上のための構成を容易にし、高効率でランニングコストの低減を図った給湯装置を提供することができる。
また、利用側熱交換器へお湯を循環させる循環ポンプを利用側熱交換器の下流側に設けることにより、循環ポンプへの負荷を低減することにより、耐久性、信頼性の向上を図った給湯装置を提供することができる。
の発明は、給水路より供給される水をバーナの燃焼により加熱し出湯路に湯水を供給する給湯用熱交換器と、前記バーナの燃焼排ガス経路中に配置し燃焼排ガスの潜熱を回収する潜熱回収用熱交換器と、前記給湯用熱交換器と潜熱回収用熱交換器を直列に接続して、給水路から潜熱回収用熱交換器を通り給湯用熱交換器を経て出湯路に至る給湯回路と、前記出湯路から分岐して湯水を利用側熱交換器に供給した後、前記潜熱回収用熱交換器に戻し、潜熱回収用熱交換器から給湯用熱交換器を通り利用側熱交換器に至る給湯循環回路と、前記給湯循環回路から分岐し前記出湯路とを結ぶ同時通路と、前期給湯循環回路の利用側熱交換器の下流側に湯水を供給するための循環ポンプを有し、前記給湯回路の単独利用、給湯循環回路の単独利用、または給湯回路と給湯循環回路の同時利用のそれぞれで通水する経路を選択できるようにしたことを特徴としたものである。これにより給湯用熱交換器と潜熱回収用熱交換器で1つの加熱経路を形成し、前記加熱経路の循環水を利用して暖房回路や風呂追い焚き回路に熱量を供給する構成とすることで、前記給湯用熱交換器や潜熱回収用熱交換器に関連しない利用側熱交換器の構成を可能とし、配管構成を含む本体構成の簡素化により器具の小型化、軽量化を実現するとともに、前記加熱経路を給湯回路を主体とすることで給湯性能を優先した使い勝手のよい給湯装置を提供することができ、また、給湯回路を主体とする1つの加熱経路構成とすることで、単独運転時における熱交換器内の残水沸騰問題を解消するとともに、潜熱回収用熱交換器の耐食性向上のための構成を容易にし、高効率でランニングコストの低減を図った給湯装置を提供することができ、また、利用側熱交換器へお湯を循環させる循環ポンプを利用側熱交換器の下流側に設けることにより、利用側熱交換器へ循環ポンプの吐出圧が掛かるのを回避するとともに、熱交換して温度の下がった温水を循環ポンプへ通すことができ、循環ポンプへの熱負荷を低減することで、耐久性、信頼性の向上を図った給湯装置を提供することができる。
の発明は、前記同時通路と前記出湯路をつなぐ接点に流路切替装置を有し、前期給湯循環回路の同時通路との分岐より下流側に循環ポンプを配置し、給湯回路と給湯循環回路の同時利用時は、給水路から潜熱回収用熱交換器を通り給湯用熱交換器、利用側熱交換器を経由した後、前記同時通路を通り出湯路に至る同時回路にのみ通水を行なうようにしたものである。これにより、循環回路と給湯回路それぞれの通水抵抗の如何によらず確実に利用側熱交換器に温水を流す事が出来るとともに、循環ポンプの圧損の影響を受けにくくすることができ、また給湯流量と利用側熱交換器の必要負荷によっては、循環ポンプの運転を停止する事が出来る。
参考例1)
図1は、参考例1における給湯装置の構造図を示すものである。
図1において、まず給水路1より供給される水をバーナ2の燃焼により加熱し所定の温度に上昇した後、出湯路3に供給し、前記給水路1と出湯路3を連通して形成したバイパス通路4から給水路1より供給される水の一部をバイパス制御弁5を介して供給することで所望の湯水に調整し、給湯栓6より出湯する給湯回路を構成している。
ここで、バーナ2はガス元電磁弁7、ガス比例弁8、ガス切替弁9が配設されたガス供給路10より燃料が供給され、燃焼用ファン11より燃焼用空気が供給されて、予め定められたシーケンスに従い燃焼動作が行われる。そして、バーナ2の燃焼により発生する燃焼ガスは燃焼室12を通って排気通路13を経由し排気口14から器具外に排出される。
この燃焼ガスの排気経路に燃焼ガスの顕熱を回収する給湯用熱交換器15と燃焼排ガスの潜熱を回収する潜熱回収用熱交換器16を配設している。具体的には、バーナ2の下流側燃焼室12に給湯用熱交換器15を設け、その下流側排気通路13に潜熱回収用熱交換器16を設け、前記給水路1より供給される水を、まず潜熱回収用熱交換器16に供給し燃焼排ガス中の潜熱を回収したのち、給湯用熱交換器15に供給しバーナ2の燃焼により所定の高温水に上昇させて出湯路3に供給する。このように従来の給湯用熱交換器15による熱回収に加え、燃焼排ガスの潜熱を回収する潜熱回収用熱交換器16を設けることで、総合的な熱効率を高め省エネを図るものである。
次に、出湯路3から分岐して利用側熱交換器である暖房用熱交換器18に、潜熱回収用熱交換器16および給湯用熱交換器15で加熱された高温水を供給した後、前記潜熱回収用熱交換器16の上流側給水路1に戻し、潜熱回収用熱交換器16から給湯用熱交換器15を通り暖房用熱交換器18に至る給湯循環回路19を構成し、この給湯循環回路19に湯水を循環させる循環ポンプ17を暖房用熱交換器18の下流側に設ける。この給湯循環回路19は、給湯用熱交換器15の出口近傍の出湯路3から分岐するようにしているため、バーナ2で加熱された高温の湯水を利用して利用側負荷に熱量を供給することが可能であり、本参考例で説明する暖房回路などに用いると最適である。
暖房回路20は、暖房用熱交換器18の2次側に放熱機21等の負荷を接続して閉回路を形成し、暖房用ポンプ22で循環させることにより、前記暖房用熱交換器18で給湯循環回路19より供給される高温水と熱交換して暖房熱量を確保するようにしている。
以上のように構成された燃焼装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、給湯運転時には、給湯栓6を開くと給水路1に配設した給水側流量センサー23が通水を検知し、この通水信号で燃焼用ファン11が動作し同時にガス元電磁弁7、ガス比例弁8が開き、バーナ2に燃料と燃焼用空気が供給されて着火動作により燃焼が開始する。このバーナ2の燃焼開始により発生した燃焼ガスは燃焼室12から排気通路13を経由して排気口14より排出される。この燃焼ガスの排気動作の過程において燃焼室12に配設した給湯用熱交換器15と排気通路13に配設した潜熱回収用熱交換器16で給水路1より供給される水が加熱される。
給湯用熱交換器15で加熱された湯水は、前記給湯用熱交換器15と潜熱回収用熱交換器16を迂回するように給水路1と出湯路3を連通して設けたバイパス通路4に配設したバイパス制御弁5により入水側の水と混合される。混合された湯は遠隔操作用リモコン24で設定した給湯設定温度になるよう出湯サーミスター25の信号によりバイパス制御弁5の開度を調整し、給湯接続口26を経て給湯栓6より給湯される。
このように、給湯単独運転を選択する場合は、遠隔操作用リモコン24で所望の温度を設定し給湯栓6を開くことで自動的に設定された湯温の湯水を確保することができる。
次に暖房運転時には、放熱機21等の暖房端末装置に内蔵した制御器(図示せず)の運転指令で、暖房回路20に設けた暖房用ポンプ22が駆動し、この運転指令に連動して給湯循環回路19の湯水を循環させる循環ポンプ17が駆動し、同時にバーナ2の着火動作により燃焼が開始する。このバーナ2の燃焼開始により発生した燃焼ガスは燃焼室12から排気通路13を経由して排気口14より排出される。この燃焼ガスの排気動作の過程において燃焼室12に配設した給湯用熱交換器15と排気通路13に配設した潜熱回収用熱交換器16で給水路1より供給される水が加熱される。
給湯用熱交換器15で加熱された湯水は循環ポンプ17で給湯循環回路19を循環して暖房用熱交換器18に供給され、水−水熱交換構成により熱交換され暖房回路20へ伝熱される。暖房用熱交換器20で受熱した暖房回路20の熱は、放熱機21で温風として放熱される。そして、暖房用熱交換器18で熱交換され温度が低くなった湯水は、循環ポンプ17により給湯循環回路19を潜熱回収用熱交換器16、給湯用熱交換器15と流れて所定の温度に加熱され再び暖房用熱交換器18に供給され、放熱機21からの暖房運転指令が発せられている間、所定の湯温に維持して循環を継続する。
このように、暖房用熱交換器18に供給する湯水を給湯回路を構成する出湯路3から分岐して取り出し給湯循環回路19を形成することで、暖房運転に必要な高温水を確保しつつ、給湯回路に対して高温水から低温水まで幅広い範囲の湯水を調節して供給することが可能な給湯優先動作を確保することができる。
以上のように本参考例においては、給湯用熱交換器15と潜熱回収用熱交換器16で1つの加熱経路を形成し、前記加熱経路の循環水を利用して利用側負荷回路である暖房回路20に熱量を供給する構成としているため、前記給湯用熱交換器15や潜熱回収用熱交換器16に関連しない利用側熱交換器である暖房用熱交換器18の構成を可能とし、配管構成を含む本体構成の簡素化により器具の小型化、軽量化を実現するとともに、前記加熱経路を給湯回路を主体とすることで給湯性能を優先した使い勝手のよい給湯装置を提供することができ、また、給湯回路を主体とする1つの加熱経路構成とすることで、単独運転時における熱交換器内の残水沸騰問題を解消するとともに、潜熱回収用熱交換器16の耐食性向上のための構成を容易にし、高効率でランニングコストの低減を図った給湯装置を提供することができ、また、暖房用熱交換器へお湯を循環させる循環ポンプを暖房用熱交換器の下流側に設けることにより、暖房用熱交換器へ循環ポンプの吐出圧が掛かるのを回避するとともに、熱交換して温度の下がった温水を循環ポンプへ通すことができ、循環ポンプへの熱負荷を低減することで、耐久性、信頼性の向上を図った給湯装置を提供することができる。
参考例2)
図2は、参考例2における給湯装置の構造図を示すものである。本参考例は、参考例1における給湯装置の利用側熱交換器として、暖房や風呂乾燥等を行う放熱機21を有する暖房回路に熱量を供給する暖房用熱交換器と、風呂の追い焚きを行う風呂回路に熱量を供給する風呂用熱交換器を用いた給湯装置に関するものである。なお、参考例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。暖房用熱交換器18と風呂用熱交換器27は給湯循環回路19に並列に接続され、潜熱回収用熱交換器16と給湯用熱交換器15で加熱された高温水を循環ポンプ17で循環させながら熱交換し、暖房回路20または風呂追い焚き回路28に熱量を供給する。熱交換して温度の低下した湯水は暖房用熱交換器18と風呂用熱交換器27の下流側に設けられた循環ポンプ17に引かれて給湯循環回路19内を潜熱回収用熱交換器16と給湯用熱交換器15へと流れて行き、加熱されて再び供給される。
次にその動作、作用を説明すると、暖房運転時には、放熱機21の運転指令で、暖房回路20に設けた暖房ポンプ22が駆動し、連動して給湯循環回路19の温水を循環させるポンプ17が駆動することによりバーナ2に着火し、燃焼された熱を回収する給湯用熱交換器15で加熱された温水は暖房用熱交換器18で熱交換され暖房回路20へ伝熱される。暖房用熱交換器18で受熱した暖房回路20の熱は、放熱機21で温風として放熱される。
また、風呂運転時には、遠隔操作用リモコン24の運転指令で、風呂回路28に設けた風呂ポンプ29が駆動し水流検知部30にて循環が検知されると、連動して給湯循環回路19の温水を循環させるポンプ17が駆動することによりバーナ2に着火し、燃焼された熱を回収する給湯用熱交換器15で加熱された温水は風呂用熱交換器27で熱交換され風呂回路28へ伝熱される。風呂用熱交換器27で受熱した風呂回路28の熱は、浴槽31へ循環し追い焚き加熱される。
また、暖房と風呂同時運転時には、放熱機21と遠隔操作用リモコン24からの運転指令により、暖房回路20と風呂回路28のポンプ22、29が駆動しバーナ2の着火動作により燃焼が開始する。この燃焼により給湯循環回路19の循環水は潜熱回収用熱交換器16と給湯用熱交換器15で加熱され所定の高温水の状態を維持しながら循環する。この高温の循環水は暖房用熱交換器20と風呂用熱交換器27に略同一の温度で供給され、暖房回路20と風呂回路28に伝熱される。
また、上記以外の組み合わせによる同時運転も可能であり、暖房用熱交換器20と風呂用熱交換器27とを給湯循環回路19に並列に構成しているため、循環回路の通路抵抗を小さくすることができ、循環ポンプ17の小型化・軽量化が可能となる。
また、循環ポンプ17を暖房用熱交換器20と風呂用熱交換器27の下流に設置しているため、循環ポンプ17の耐熱温度に対し、熱交換器上流側の湯温を高く設定することができ、熱の搬送量を高くできるとともに、暖房用熱交換器20と風呂用熱交換器27には循環ポンプ17の吐出圧が掛からない構成となり、強度や耐久性に有利となる。
このように、利用側熱交換器に供給する湯水を給湯回路を構成する出湯路3から分岐して取り出し給湯循環回路19を形成することで、利用側負荷の運転に必要な高温水を確保しつつ、給湯回路に対して高温水から低温水まで幅広い範囲の湯水を調節して供給することが可能な給湯優先動作を確保することができ、また、並列に接続された利用側熱交換器の下流側に循環ポンプ17を設けることにより、利用側熱交換器へ循環ポンプ17の吐出圧が掛かるのを回避するとともに、熱交換して温度の下がった温水を循環ポンプ17へ通すことができ、循環ポンプへの熱負荷を低減することで、耐久性、信頼性の向上を図った給湯装置を提供することができる。
(実施の形態
図3は、本発明の実施の形態1における給湯装置の構造図を示すものである。
なお、参考例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。参考例1と異なる点は、給湯循環回路19上から分岐して出湯路3とを結ぶ同時通路32と、前記同時通路32と前記出湯路3をつなぐ接点に流路切替手段33を設け、循環ポンプ17を給湯循環回路19の同時通路32との分岐より下流側に配置した点である。
以上のように構成された燃焼装置について、以下その動作、作用を説明する。
機器の待機時には給湯優先の観点から、流路切替手段33は同時通路側を遮断し出湯路のみの通水となるようにして待機をし、給湯運転時には、給湯栓6を開くと給水路1に配設した給水側流量センサー23が通水を検知し、この通水信号で燃焼用ファン11が動作し同時にガス元電磁弁7、ガス比例弁8が開き、バーナ2に燃料と燃焼用空気が供給されて着火動作により燃焼が開始する。
同時運転時には、流路切替手段33を図示のように同時通路側が開となるように制御し、暖房用熱交換器18で熱交換された高温水は、同時通路32を通り流路切替手段33より出湯路3へ導かれ、前記給湯用熱交換器15と潜熱回収用熱交換器16を迂回するように給水路1と出湯路3を連通して設けたバイパス通路4に配設したバイパス制御弁5により入水側の水と混合される。混合された湯は遠隔操作用リモコン24で設定した給湯設定温度になるよう出湯サーミスター25の信号によりバイパス制御弁5の開度を調整し、給湯接続口26を経て給湯栓6より給湯される。
このように同時運転時の通水経路を構成することにより、同時運転においても給水路1から出湯路3へ至る、給湯通路上に循環ポンプ17がなく、循環ポンプ17の圧損による流量への影響を排除することができ、同時運転時においても給湯の水圧−水量特性のよい給湯装置を提供することができる。また、流量切替手段33へ循環ポンプ17の吐出圧が掛からない構成になっており、流量切替手段33としては、給水単独使用時と同じ給水圧に対する耐圧性能の考慮をしておけばいいことになり、耐久性、信頼性の向上を図った給湯装置を提供することができる。
以上のように、本発明にかかる給湯装置は、給湯循環回路を主回路として給湯と暖房、または給湯と風呂、または給湯と暖房と風呂を単一の熱源とすることにより、器具の小型化・軽量化ができ、設置スペースの余裕確保、施工性の向上と、潜熱回収熱交換器を備えることにより、高効率化を実現しランニングコストの低減による省エネルギー化を図ることが可能となるため、ガス、石油の給湯風呂装置、給湯暖房機等の用途にも適用できる。
参考例1における給湯装置の構造図 参考例2における給湯装置の構造図 本発明の実施の形態における給湯装置の構造図
符号の説明
1 給水路
2 バーナ
3 出湯路
15 給湯用熱交換器
16 潜熱回収用熱交換器
17 循環ポンプ
18 暖房用熱交換器(利用側熱交換器)
19 給湯循環回路
27 風呂用熱交換器(利用側熱交換器)

Claims (2)

  1. 給水路より供給される水をバーナの燃焼により加熱し出湯路に湯水を供給する給湯用熱交換器と、前記バーナの燃焼排ガス経路中に配置し燃焼排ガスの潜熱を回収する潜熱回収用熱交換器と、前記給湯用熱交換器と潜熱回収用熱交換器を直列に接続して、給水路から潜熱回収用熱交換器を通り給湯用熱交換器を経て出湯路に至る給湯回路と、前記出湯路から分岐して湯水を利用側熱交換器に供給した後、前記潜熱回収用熱交換器に戻し、潜熱回収用熱交換器から給湯用熱交換器を通り利用側熱交換器に至る給湯循環回路と、前記給湯循環回路から分岐し前記出湯路とを結ぶ同時通路と、前記給湯循環回路の利用側熱交換器の下流側に湯水を供給するための循環ポンプを有し、前記給湯回路の単独利用、給湯循環回路の単独利用、または給湯回路と給湯循環回路の同時利用のそれぞれで通水する経路を選択できるようにした給湯装置。
  2. 前記同時通路と前記出湯路をつなぐ接点に流路切替装置を有し、前記給湯循環回路の同時通路との分岐より下流側に循環ポンプを配置し、給湯回路と給湯循環回路の同時利用時は、給水路から潜熱回収用熱交換器を通り給湯用熱交換器、利用側熱交換器を経由した後、前記同時通路を通り出湯路に至る同時回路にのみ通水を行なうようにした請求項記載の給湯装置。
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