JP2008185302A - 給湯装置 - Google Patents

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博 北西
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Abstract

【課題】給湯と暖房と風呂を単一の熱源で作動させるもので、器具の小型化・軽量化・高効率化を図るとともに給湯湯温性能を向上することを目的とする。
【解決手段】給水路1より供給される水をバーナ3の燃焼により加熱し潜熱回収用熱交換器21および給湯用熱交換器20を介して給湯路に供給するとともに、給湯循環ポンプ6を介して再度前記給湯用熱交換器20に戻して給湯循環回路7を形成し、前記給湯循環回路7には利用側熱交換器4,5を配設して負荷側に熱量を供給する回路を形成するとともに、前記利用側熱交換器4,5を経由した給湯循環回路7から分岐してカランまたは風呂注湯用の給湯路8を形成した1缶多水路の給湯装置であって、給湯と利用側熱交換器4または5の同時使用時に前記給湯熱交換器20での加熱温度を適切に変動させることで同時使用時の給湯湯温性能を向上させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、バーナの燃焼熱により加熱する給湯用熱交換器を介して供給される湯水を循環させて複数の負荷側に熱量を供給する1缶多水路の給湯装置に関するものである。
従来この種の燃焼装置としては、特許文献1のように、給水路を通して供給される水をバーナの燃焼により加熱して給湯路に給湯する給湯用熱交換器と、入路を通して供給される加熱対象流体を前記バーナの燃焼により加熱して出路に流出する流体用熱交換器とが設けられている給湯装置であって、前記給湯用熱交換器が前記バーナの燃焼排ガスの顕熱を回収する給湯用顕熱熱交換部と、その給湯用顕熱熱交換部よりも前記バーナの燃焼排ガスの流動方向の下流側に配置され、前記バーナの燃焼排ガスの潜熱を回収する給湯用潜熱熱交換部とを備えて構成され、前記流体用熱交換器が、前記バーナの燃焼排ガスの顕熱を回収する流体用顕熱熱交換部と、その流体用顕熱熱交換部よりも前記バーナの燃焼排ガスの流動方向の下流側に配置され、前記バーナの燃焼排ガスの潜熱を回収する流体用潜熱熱交換部とを備えて構成され、前記給湯用顕熱熱交換部と流体用顕熱熱交換部とが、互いに熱伝導する状態で一体的に形成され、かつ、前記給湯用潜熱熱交換部と流体用潜熱熱交換部とが互いに熱伝導する状態で一体的に形成された給湯装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−267262号公報
しかしながら、前記従来の給湯装置は、バーナで加熱される経路として、給湯用と流体用の2つの経路を形成しているため、配管構成が複雑になるとともに、単独運転時に運転停止側の熱交換器内の残水の沸騰が発生するという課題を有するものであった。
また、バーナの燃焼ガスの流出経路中に給湯用熱交換器と流体用熱交換器をそれぞれ配置し、前記給湯用熱交換器に給湯用顕熱熱交換部と給湯用潜熱熱交換部を設け、前記流体用熱交換器に流体用顕熱熱交換部と流体用潜熱熱交換部を設けた構成としているため、顕熱熱交換部と潜熱熱交換部にそれぞれ給湯用熱交換器と流体用熱交換器を一体的に形成する必要があり、給湯用熱交換器及び流体用熱交換器として極めて複雑な構成を強いられるものであった。
特に、潜熱熱交換部の構成として、耐食性を高めるためにステンレスパイプと銅管を用いた2重管構造とする場合などはその加工性に課題を有するものであった。
さらに、上記従来例には開示されていないが、入水をバーナで加熱し、その湯水をそのまま給湯用に利用したり、循環加熱させることにより、その循環水を利用して複数の利用回路に熱量を供給するような構成において、給湯利用と利用回路での熱量利用とが同時に行われた場合、利用回路での熱量利用が非常に少ない場合などには利用回路下流でも温水温度が高いままとなり、特に給湯の設定温度が低めの場合、実際に得られる給湯温度が高めになってしまうという課題を有するものであった。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、給湯用熱交換器と潜熱回収用熱交換器で1つの加熱経路を形成し、前記加熱経路の循環水を利用して暖房回路や風呂回路に熱量を供給する構成とすることで、前記給湯用熱交換器や潜熱回収用熱交換器に関連しない利用側熱交換器の構成を可能とし、配管構成を含む本体構成の簡素化により器具の小型化、軽量
化を実現するとともに、前記加熱経路を給湯回路を主体とすることで給湯性能を優先した使い勝手のよい給湯装置を提供する。また、給湯回路を主体とする1つの加熱経路構成において、給湯と利用回路の同時利用時の湯温性能の向上を図った給湯装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の給湯装置は、給水路より供給される水をバーナの燃焼により所定の温度に加熱し潜熱回収用熱交換器および給湯用熱交換器を介して給湯路に供給するとともに、給湯循環ポンプを介して再度前記給湯用熱交換器に戻して給湯循環回路を形成し、前記給湯循環回路には利用側熱交換器を配設して負荷側に熱量を供給する回路を形成するとともに、前記利用側熱交換器を経由した給湯循環回路から分岐してカランまたは風呂注湯用の給湯回路を形成した1缶多水路の給湯装置であって、利用側熱交換器と給湯が同時に利用されている場合に、給湯の温度がリモートコントロール装置で設定される給湯の要求温度より所定の値以上高い場合にはバーナの燃焼量を減らし、前記給湯路に供給する温度を下げるようにしたものである。
これによって、給湯用熱交換器と潜熱回収用熱交換器で1つの加熱経路を形成し、前記加熱経路の循環水を利用して暖房回路や風呂回路に熱量を供給する構成としているため、前記給湯用熱交換器や潜熱回収用熱交換器に関連しない利用側熱交換器の構成を可能とし、配管構成を含む本体構成の簡素化により器具の小型化、軽量化を実現するとともに、前記加熱経路を給湯回路を主体とすることで給湯性能を優先した使い勝手のよい給湯装置を提供することができる。
また、利用側熱交換器と給湯が同時に利用される場合で利用側熱交換器での熱量利用が非常に少ないため給湯路に供給される温水温度が高いままとなり、実際の給湯温度も高めになった場合には、燃焼量を減らし利用側熱交換器に供給する温度を下げることで給湯路に供給される温度を下げ設定温度に近い給湯温度を確保することができる。
本発明の給湯装置は、給湯用熱交換器と潜熱回収用熱交換器で1つの加熱経路を形成し、前記加熱経路の循環水を利用して暖房回路や風呂回路に熱量を供給する構成とすることで、前記給湯用熱交換器や潜熱回収用熱交換器に関連しない利用側熱交換器の構成を可能とし、配管構成を含む本体構成の簡素化により器具の小型化、軽量化を実現するとともに、前記加熱経路を給湯回路を主体とすることで給湯性能を優先した使い勝手のよい給湯装置を提供することができ、かつ、利用側熱交換器と給湯が同時に利用された場合にも必要な給湯温度の湯が供給できる。
第1の発明は、給水路より供給される水をバーナの燃焼により所定の温度に加熱し潜熱回収用熱交換器および給湯用熱交換器を介して給湯路に供給するとともに、給湯循環ポンプを介して再度前記給湯用熱交換器に戻して給湯循環回路を形成し、前記給湯循環回路には利用側熱交換器を配設して負荷側に熱量を供給する回路を形成するとともに、前記利用側熱交換器を経由した給湯循環回路から分岐してカランまたは風呂注湯用の給湯回路を形成した1缶多水路の給湯装置であって、利用側熱交換器と給湯が同時に利用されている場合に、給湯の温度がリモートコントロール装置で設定される給湯の要求温度より所定の値以上高い場合にはバーナの燃焼量を減らし、前記給湯路に供給する温度を下げるようにしたことを特徴とするものである。
これによって、給湯用熱交換器と潜熱回収用熱交換器で1つの加熱経路を形成し、前記加熱経路の循環水を利用して暖房回路や風呂回路に熱量を供給する構成としているため、
前記給湯用熱交換器や潜熱回収用熱交換器に関連しない利用側熱交換器の構成を可能とし、配管構成を含む本体構成の簡素化により器具の小型化、軽量化を実現するとともに、前記加熱経路を給湯回路を主体とすることで給湯性能を優先した使い勝手のよい給湯装置を提供することができる。また、利用側熱交換器と給湯が同時に利用される場合で利用側熱交換器での熱量利用が非常に少ないため給湯路に供給される温水温度が高いままとなり、実際の給湯温度も高めになった場合には、燃焼量を減らし利用側熱交換器に供給する温度を下げることで給湯路に供給される温度を下げ設定温度に近い給湯温度を確保することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、利用側熱交換器と給湯が同時に利用されている場合に、給湯の温度がリモートコントロール装置で設定される給湯の要求温度より所定の値以上高い場合にはバーナの燃焼量を減らし、給湯の温度がリモートコントロール装置で設定される給湯の要求温度近傍になるまで、前記給湯路に供給する温度を所定の温度幅で段階的に下げるようにしたものであり、利用側熱交換器への供給温度の低下を必要な給湯温度が得られる範囲で最小限に抑えることができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、利用側熱交換器を経由した後の給湯循環回路から分岐した給湯路に給水路から分岐したバイパス通路を接続し、前記バイパス通路に開閉弁を設け、給湯温度がリモートコントロール装置で設定される給湯の要求温度になるよう前記開閉弁の開度を調節するようにした給湯装置であって、利用側熱交換器と給湯が同時に利用されている場合に、給湯の温度がリモートコントロール装置で設定される給湯の要求温度より所定の値以上高い場合にはまず前記開閉弁を開側に動作させ、所定の値以上開弁してもなお給湯温度が高い場合にはバーナの燃焼量を減らし、給湯の温度がリモートコントロール装置で設定される給湯の要求温度近傍になるまで、前記給湯路に供給する温度を下げるようにしたものであり、バイパス通路から供給される水でできる限り給湯温度は調節し、それでも給湯温度が高い場合に利用側熱交換器への供給温度を低下させるようにしているため、利用側熱交換器への供給温度の低下をより少なく抑えることができる。
第4の発明は、特に、第1から第3の発明において、利用側熱交換器と給湯が同時に利用されており、給湯の温度がリモートコントロール装置で設定される給湯の要求温度より所定の値以上高いためバーナの燃焼量を減らし、前記給湯路に供給する温度を下げる場合において、供給温度に下限値を設けるようにしたものであり、利用側熱交換器への供給温度を低下させる場合においても下限値を設けることで最低限の出力は確保することができる。
第5の発明は、特に、第3または第4の発明において、利用側熱交換器と給湯が同時に利用されており、前記給湯路に供給する温度を下げている状態で、給湯の温度をリモートコントロール装置で設定される給湯の要求温度近傍にするために前記開閉弁の開度が所定の値以上閉側となる場合には、給湯の温度が要求温度近傍に制御できる限り、前記給湯路に供給する温度を所定の温度まで上げていくようにしたものであり、バイパス通路から供給される水で給湯温度が調節できる余地がある場合には利用側熱交換器への供給温度の低下をできる限り抑えられるため、利用側熱交換器の出力を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1において、まず給水路1より供給される水を熱交サーミスタ2で検出される温度が所定の温度になるようバーナ3の燃焼により加熱した後、給湯路に供給し、利用側熱交換
器である暖房用熱交換器4と風呂用熱交換器5の一次側経路を経由した後、給湯循環ポンプ6を介して再度給水路1に合流させて給湯循環回路7を形成している。
そして、暖房用熱交換器4と風呂用熱交換器5を経由した後の給湯循環回路7から分岐させて給湯路8を形成し、この給湯路8と給水路1を連通して形成したバイパス通路9から給水路1より供給される水の一部をバイパス制御弁10を介して供給することで所望の湯水に調整し、給湯栓11より出湯する給湯路を構成している。
ここで、バーナ3はガス元電磁弁12、ガス比例弁13、ガス切替弁14が配設されたガス供給路15より燃料が供給され、燃焼用ファン16より燃焼用空気が供給されて、予め定められたシーケンスに従い燃焼動作が行われる。
そして、バーナ2の燃焼により発生する燃焼ガスは燃焼室17を通って排気通路18を経由し排気口19から器具外に排出される。
この燃焼ガスの排気経路に燃焼ガスの顕熱を回収する給湯用熱交換器20と燃焼排ガスの潜熱を回収する潜熱回収用熱交換器21を配設している。
具体的には、バーナ3の下流側燃焼室17に給湯用熱交換器20を設け、その下流側排気通路18に潜熱回収用熱交換器21を設け、前記給水路1より供給される水を、まず潜熱回収用熱交換器21に供給して燃焼排ガス中の潜熱を回収したのち、給湯用熱交換器20に供給し、バーナ3の燃焼により所定の高温水に上昇させて給湯路8に供給する。
このように従来の給湯用熱交換器20による熱回収に加え、燃焼排ガスの潜熱を回収する潜熱回収用熱交換器21を設けることで、総合的な熱効率を高め省エネを図るものである。
暖房回路22は、暖房用熱交換器4の2次側に放熱機23等の負荷を接続して閉回路を形成し、暖房用循環ポンプ24で循環させることにより、前記暖房用熱交換器4で給湯循環回路7より供給される高温水と熱交換して暖房熱量を確保するようにしている。
風呂回路25は風呂用循環ポンプ26、水量検知部27を通って浴槽28の湯を風呂用熱交換器5に供給し所定時間循環させることにより、前記風呂用熱交換器5で給湯循環回路7より供給される高温水と熱交換して浴槽水の追い焚きを行う。
また、浴槽28へ湯張りを行う注湯回路29として、バイパス通路9の下流側の給湯路8から分岐し注湯用開閉弁30を介し風呂回路25に連通する経路を形成している。
以上のように構成された燃焼装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、給湯運転時には、給湯栓11を開くと給水路1に配設した給水側流量センサ31と給湯循環回路7に配設した給湯流量センサ32が通水を検知し、この通水信号で燃焼用ファン16が動作し同時にガス元電磁弁12、ガス比例弁13が開き、バーナ3に燃料と燃焼用空気が供給されて着火動作により燃焼が開始する。
このバーナ3の燃焼開始により発生した燃焼ガスは燃焼室17から排気通路18を経由して排気口19より排出される。この燃焼ガスの排気動作の過程において燃焼室17に配設した給湯用熱交換器20と排気通路18に配設した潜熱回収用熱交換器21で給水路1より供給される水が約60℃まで加熱される。
給湯用熱交換器20で約60℃まで加熱された湯水は、前記給湯用熱交換器20と潜熱回収用熱交換器21を迂回するように給水路1と給湯路8を連通して設けたバイパス通路9に配設したバイパス制御弁10により入水側の水と混合される。
混合された湯は遠隔操作用リモコン33で設定した給湯設定温度になるよう出湯サーミスタ34の信号によりバイパス制御弁10の開度を調整し、給湯接続口35を経て給湯栓11より給湯される。
このように、給湯運転を行なう場合は、遠隔操作用リモコン33で所望の温度を設定し給湯栓11を開くことで自動的に設定された湯温の湯水を確保することができる。
暖房運転時には、放熱機23の運転指令で、暖房回路22に設けた暖房用循環ポンプ24が駆動し、連動して給湯循環回路7の温水を循環させる給湯循環ポンプ6が駆動し給湯流量センサ32が通水を検知することでバーナ3に着火し、燃焼された熱を回収する給湯用熱交換器20で80℃以上に加熱された温水は暖房用熱交換器4で熱交換され暖房回路22へ伝熱される。暖房用熱交換器4で受熱した暖房回路22の熱は、放熱機23で温風として放熱される。
また、風呂運転時には、遠隔操作用リモコン33の運転指令で、風呂回路25に設けた風呂用循環ポンプ26が駆動し水流検知部27にて循環が検知されると、連動して給湯循環回路7の温水を循環させる給湯循環ポンプ6が駆動し、給湯流量センサ32が通水を検知することでバーナ3に着火し、燃焼された熱を回収する給湯用熱交換器20で80℃以上に加熱された温水は風呂用熱交換器5で熱交換され風呂回路25へ伝熱される。
風呂用熱交換器5で受熱した風呂回路25の熱は、浴槽28へ循環し追い焚き加熱される。
また、暖房と風呂同時運転時には、放熱機23と遠隔操作用リモコン33からの運転指令により、暖房回路22と風呂回路25のポンプ24、26が駆動し、連動して給湯循環回路7の温水を循環させる給湯循環ポンプ6が駆動して給湯流量センサ32が通水を検知することでバーナ3の着火動作により燃焼が開始する。
この燃焼により給湯循環回路7の循環水は潜熱回収用熱交換器21と給湯用熱交換器20で80℃以上に加熱され高温水の状態を維持しながら循環する。この高温の循環水は暖房用熱交換器4と風呂用熱交換器5に略同一の温度で供給され、暖房回路22と風呂回路25に伝熱される。
また、給湯と暖房の同時運転時には、暖房回路22に設けた暖房用循環ポンプ24を駆動し、給湯循環回路7の温水を循環させる給湯循環ポンプ6を所定の回転数(暖房単独時に比べると低い回転数)で駆動する。
給湯は暖房用熱交換器4通過後の温水をバイパス通路9に配設したバイパス制御弁10により入水側の水と混合し、遠隔操作用リモコン33で設定した給湯設定温度になるよう出湯サーミスタ34の信号によりバイパス制御弁10の開度を調整し、給湯接続口35を経て給湯栓11より出湯する。
給湯が使用されている場合には給湯循環ポンプ6を回転させなくても空焚きにはならないが、給湯循環ポンプ6を回転させることで、給湯の使用量が少ない場合でも、ある程度以上の暖房用熱交換器4の通過流量を確保できるため、暖房の負荷が大きくても暖房用熱交換器4での温水の温度低下をある程度の範囲にとどめ、暖房用熱交換器4の出口温度を
高めに保つことで、給湯設定温度の湯が得られるようにしている。
通常は上記のように暖房熱交換器4での温水温度低下が大きく、給湯設定温度の湯が得られないことの方が懸念され、暖房熱交換器4での温水温度低下が小さい場合にはバイパス制御弁10を開弁し水を混ぜる量を加減することで任意の給湯温度を作ることができる。
しかしながら、バイパス制御弁10を全開にしても混合割合は約70%が限界のため、特に夏季などで入水温度が28℃程度と高く給湯の設定温度が40℃未満等低めのときに暖房がほとんど負荷のない状態で運転されており、給湯使用されると給湯温度は40℃以上になってしまう。
短時間の使用ならばさほど問題はないが浴槽に注湯する場合などでは熱めの湯で張り上がってしまい非常に使い勝手が悪い。そのため、バイパス制御弁10がほぼ全開まで動作しており給湯温度が設定温度より2℃程度高い状態が一定時間(例えば15秒)継続した場合にはバーナ3の燃焼量を減らし、給湯用熱交換器20で加熱する温度を6℃程度低下させるようにしている。
それでもなお給湯温度が設定温度より高い場合には加熱温度の低下を繰り返す。逆に加熱温度を低下している状態で、暖房の負荷が増えた等により暖房用熱交換器4の出口温度が低下し、バイパス制御弁10がある程度閉側に動作してきた場合には、加熱温度を段階的に正規の温度まで上昇させていく。
また、加熱温度を必要以上に低下させなければ給湯設定温度が得られないような場合にはバイパス制御弁10の異常等が考えられるため、加熱温度の低下には下限値を設けている。
給湯と風呂、給湯と暖房と風呂同時運転時も基本的な動作は給湯と暖房同時運転時と同様である。
このように、利用側熱交換器である暖房用熱交換器20および風呂用熱交換器5を経由した後の給湯循環回路7から給湯路3を分岐した構成とすることで、利用側負荷の運転に必要な高温水を確保しつつ、給湯路に対して高温水から低温水まで幅広い範囲の湯水を調節して供給することが可能な給湯優先動作を確保することができる。
ここで、燃焼排ガスの潜熱を回収する潜熱回収用熱交換器21は、排ガス経路に対して給湯用熱交換器20の下流側に位置させ、給水経路に対して給湯用熱交換器20の上流側に位置させて設けており、潜熱回収熱交換器21で予熱された湯水を給湯用熱交換器20で加熱するようにしている。これによりバーナ2の燃焼で発生した熱量を効率よく熱交換することができ省エネにつながる。
以上のように本実施の形態においては、給湯用熱交換器20と潜熱回収用熱交換器21で1つの加熱経路を形成し、前記加熱経路の循環水を利用して利用側負荷回路である暖房回路22と風呂回路25に熱量を供給する構成としているため、前記給湯用熱交換器20や潜熱回収用熱交換器21に関連しない利用側熱交換器である暖房用熱交換器4と風呂用熱交換器5の構成を可能とし、配管構成を含む本体構成の簡素化により器具の小型化、軽量化を実現するとともに、前記加熱経路を給湯路主体とすることで給湯性能を優先した使い勝手のよい給湯装置を提供することができ、また、給湯路を主体とする1つの加熱経路構成とすることで、単独運転時における熱交換器内の残水沸騰問題を解消している。
また、給湯と暖房、風呂が同時に運転された場合に給湯循環ポンプ6を適切な回転数で回転するとともに、給湯熱交換器20での加熱温度を適切に変動させるようにしているため、暖房や風呂の負荷の大小や給湯の使用量、入水温度がさまざまに変化しても、常に給湯設定温度の湯を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる給湯装置は、給湯循環回路を主回路として給湯と暖房、または給湯と風呂、または給湯と暖房と風呂を単一の循環路を熱源とし、循環路の湯水有無を確認した後、バーナの燃焼動作を制御することにより、空焚き運転を確実に防止することができるとともに、給湯単独運転時だけでなく、給湯と暖房、風呂同時運転時にも設定温度の湯を得ることができる。また、器具の小型化・軽量化ができ、設置スペースの余裕確保、施工性の向上と、潜熱回収熱交換器を備えることにより、高効率化を実現しランニングコストの低減による省エネルギー化を図ることが可能となるため、ガス、石油の給湯風呂装置、給湯暖房機等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における給湯装置の構造図
符号の説明
1 給水路
3 バーナ(加熱手段)
4 暖房用熱交換器(利用側熱交換器)
5 風呂用熱交換器(利用側熱交換器)
6 給湯循環ポンプ
7 給湯循環回路
8 給湯路
10 バイパス制御弁(開閉弁)
20 給湯用熱交換器
21 潜熱回収用熱交換器

Claims (5)

  1. 給水路より供給される水をバーナの燃焼により所定の温度に加熱し潜熱回収用熱交換器および給湯用熱交換器を介して給湯路に供給するとともに、給湯循環ポンプを介して再度前記給湯用熱交換器に戻して給湯循環回路を形成し、前記給湯循環回路には利用側熱交換器を配設して負荷側に熱量を供給する回路を形成するとともに、前記利用側熱交換器を経由した給湯循環回路から分岐してカランまたは風呂注湯用の給湯回路を形成した1缶多水路の給湯装置であって、利用側熱交換器と給湯が同時に利用されている場合に、給湯の温度がリモートコントロール装置で設定される給湯の要求温度より所定の値以上高い場合にはバーナの燃焼量を減らし、前記給湯路に供給する温度を下げるようにした給湯装置。
  2. 利用側熱交換器と給湯が同時に利用されている場合に、給湯の温度がリモートコントロール装置で設定される給湯の要求温度より所定の値以上高い場合にはバーナの燃焼量を減らし、給湯の温度がリモートコントロール装置で設定される給湯の要求温度近傍になるまで、前記給湯路に供給する温度を所定の温度幅で段階的に下げるようにした請求項1記載の給湯装置。
  3. 利用側熱交換器を経由した後の給湯循環回路から分岐した給湯路に給水路から分岐したバイパス通路を接続し、前記バイパス通路に開閉弁を設け、給湯温度がリモートコントロール装置で設定される給湯の要求温度になるよう前記開閉弁の開度を調節するようにした給湯装置であって、利用側熱交換器と給湯が同時に利用されている場合に、給湯の温度がリモートコントロール装置で設定される給湯の要求温度より所定の値以上高い場合にはまず前記開閉弁を開側に動作させ、所定の値以上開弁してもなお給湯温度が高い場合にはバーナの燃焼量を減らし、給湯の温度がリモートコントロール装置で設定される給湯の要求温度近傍になるまで、前記給湯路に供給する温度を下げるようにした請求項1または2記載の給湯装置。
  4. 利用側熱交換器と給湯が同時に利用されており、給湯の温度がリモートコントロール装置で設定される給湯の要求温度より所定の値以上高いためバーナの燃焼量を減らし、前記給湯路に供給する温度を下げる場合において、供給温度に下限値を設けるようにした請求項1〜3いずれか1項記載の給湯装置。
  5. 利用側熱交換器と給湯が同時に利用されており、前記給湯路に供給する温度を下げている状態で、給湯の温度をリモートコントロール装置で設定される給湯の要求温度近傍にするために前記開閉弁の開度が所定の値以上閉側となる場合には、給湯の温度が要求温度近傍に制御できる限り、前記給湯路に供給する温度を所定の温度まで上げていくようにした請求項3または4記載の給湯装置。
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JP2012032061A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Osaka Gas Co Ltd 熱供給設備

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JP2012032061A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Osaka Gas Co Ltd 熱供給設備

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