JP5554618B2 - 照明器具等の昇降装置 - Google Patents

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Description

この発明は、建物の構造体に設けられた昇降装置本体と、照明器具等を備えた昇降体と、前記昇降装置本体と前記昇降体とを連結するワイヤロープと、を備え、前記昇降装置本体が前記ワイヤロープを巻き取るための巻取りドラムを備えることにより前記昇降体を上昇又は下降させる照明器具等の昇降装置に関し、特に、収納位置まで上昇させられた前記昇降体の落下を防止するためのロック機構を備えた照明器具等の昇降装置に関するものである。
従来、体育館や駅のコンコースなど高天井の場所においては、整備等の便を考慮して昇降式の照明器具が使用されることがある。このような昇降式の照明器具においては、建物の構造体に設けられた昇降装置本体の巻取りドラムがワイヤロープを巻取り又は巻き戻しすることにより、ワイヤロープを介して照明器具等を備えた昇降体を上昇又は下降させるようになっている。
ところで、このような昇降式の照明器具においては、巻き取りが正常に行われないなどの理由からワイヤロープがロックしてしまい、ワイヤロープが切断し、昇降体が落下してしまう可能性がある。ワイヤロープの巻き取り作業中であれば、異常に気付きやすく、また、仮にワイヤロープが切断して照明器具等が落下したとしても被害は最小限で済む。しかしながら、照明器具等が天井部に収納されて使用されている状態で照明器具等が落下すると、一般の建物利用者の上に照明器具等が落下する可能性があり、非常に危険である。
このため、特許文献1に記載の考案においては、昇降体の上部中央にロック棒を突出させて設け、このロック棒を、天井に取付けられた昇降装置本体の下部に設けたスイッチボックスの底部に設けた貫通孔に突入させて、昇降体の落下を防止するロック機構を備えた照明器具等の昇降装置が開示されている。
実公平7−43858号公報
しかし、上記した特許文献1の照明器具等の昇降装置では、ロック棒にスリーブを設けて、このスリーブでストッパを押し広げるように構成し、ロック棒の頭部が嵌合する凹部を有するスライダを設け、これによりリミットスイッチを作動させるようにしているため、ロック機構を構成する部品点数が多く、構造が複雑なものとなっていた。また、組み立てが大変であり、製造コストが高くなるといった不都合があった。
そこで、本発明は、昇降装置本体に収納された昇降体の落下を確実に防止でき、かつ、従来と比較して構造が簡単、かつ、低コストで製造可能な照明器具等の昇降装置を提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、以下の点を特徴とする。
すなわち、請求項1に記載の照明器具等の昇降装置は、建物の構造体に設けられた昇降装置本体と、照明器具等を備えた昇降体と、前記昇降装置本体と前記昇降体とを連結するワイヤロープと、を備え、前記昇降装置本体が前記ワイヤロープを巻き取るための巻取りドラムを備えることにより前記昇降体を上昇又は下降させる照明器具等の昇降装置において、収納位置まで上昇させられた前記昇降体の落下を防止するためのロック機構を備え、前記ロック機構は、前記巻取りドラムに連結されることで前記巻取りドラムの回転に連動して作動する係止手段と、前記昇降体に設けられて前記係止手段と係合可能な被係止部と、を含んで構成され、前記係止手段は、前記巻取りドラムが前記昇降体を上昇させる方向に回転したことに連動して、前記被係止部と係合可能な第1の位置へと移動するとともに、前記巻取りドラムが前記昇降体を下降させる方向に回転したことに連動して、前記被係止部との係合が解除される第2の位置へと移動し、前記第1の位置へと移動した前記係止手段は、上昇してきた前記昇降体の前記被係止部に接触したときに前記第2の位置の方向へと退避することを特徴とする。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記ロック機構は、前記巻取りドラムと連動して回転する回転板と、前記回転板の回転を所定の範囲に制限する制限手段と、前記回転板と前記係止手段とを連結する連結手段と、を更に備え、前記回転板が回転したときに、前記連結手段を介して前記係止手段が作動することを特徴とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記ロック機構は、前記巻取りドラムと連動して回転する第1のギアと、前記第1のギアと噛合する第2のギアと、前記第2のギアと噛合する歯面を有するギアプレートと、前記第2のギアと前記係止手段とを連結する連結手段と、を更に備え、前記第2のギアは、前記第1のギアが回転したときに前記ギアプレート上を移動し、前記ギアプレートの一端部から他端部まで移動可能なものであって、前記第2のギアが前記ギアプレート上を移動したときに、前記連結手段を介して前記係止手段が作動することを特徴とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項2又は3に記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記第1の位置へと移動した前記係止手段は、自重により前記第1の位置で待機するとともに、上昇してきた前記昇降体と接触することにより前記第2の位置の方向へと退避可能であることを特徴とする。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項2又は3に記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記第1の位置へと移動した前記係止手段は、弾性部材で付勢されることにより前記第1の位置で待機するとともに、上昇してきた前記昇降体と接触することにより前記第2の位置の方向へと退避可能であることを特徴とする。
本発明は上記の通りであり、ロック機構は、巻取りドラムの回転に連動して作動する係止手段と、昇降体に設けられて係止手段と係合可能な被係止部と、を含んで構成されており、係止手段は、巻取りドラムが前記昇降体を上昇させる方向に回転したことに連動して、被係止部と係合可能な第1の位置へと移動するとともに、巻取りドラムが昇降体を下降させる方向に回転したことに連動して、被係止部との係合が解除される第2の位置へと移動するようにした。このため、従来のように複雑な機構によらず、確実に昇降体の落下を防止でき、また、構造が簡単なため、低コストで製造可能なものとなっている。
本発明の第1の実施形態であって、昇降装置の側面図である。 本発明の第1の実施形態であって、昇降装置本体の平面図である。 本発明の第1の実施形態であって、昇降体が上昇する様子を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態であって、昇降体が下降する様子を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態であって、昇降装置の側面図である。 本発明の第2の実施形態であって、昇降装置本体の平面図である。 本発明の第2の実施形態であって、昇降体が上昇する様子を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態であって、昇降体が下降する様子を示す説明図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1〜4を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る照明器具等の昇降装置は、大まかに言って、建物の構造体に設けられた昇降装置本体10と、照明器具等(図示せず)を備えた昇降体20と、前記昇降装置本体10と前記昇降体20とを連結するワイヤロープ30と、からなっている。
まず、昇降装置本体10は、図1に示すように、ワイヤロープ30を巻き取るための巻取りドラム12を備えている。この巻取りドラム12は、駆動モータ11を動力源として回転するものであり、ワイヤロープ30を巻き取ることにより昇降体20を上昇させるとともに、ワイヤロープ30を巻き戻すことにより昇降体20を下降させるものである。すなわち、図1に示すように、昇降体20に固定されたローラ21が動滑車として機能するため、巻取りドラム12が昇降装置本体10に一端を固定されたワイヤロープ30の他端側を巻き取ると、昇降体20が上昇するようになっており、また、巻取りドラム12がワイヤロープ30の他端側を巻き戻すと、昇降体20が下降するようになっている。
このため、照明器具等が故障したときや、掃除する必要があるときは、リモートコントローラ(図示せず)を操作して駆動モータ11を作動させ、巻取りドラム12でワイヤロープ30を巻き戻すことにより、昇降体20を下降させて作業することができるようになっている。そして、作業が終わったら、昇降体20を昇降装置本体10内の収納位置(図3(3)の位置)まで上昇させて、通常の照明位置に戻して使用できるようになっている。
ところで、本実施形態に係る照明器具等の昇降装置は、収納位置まで上昇させられた昇降体20の落下を防止するためのロック機構を備えており、このロック機構は、巻取りドラム12の回転に連動して作動するロックレバー13と、昇降体20に設けられてロックレバー13と係合可能な被係止部23と、を含んで構成されている。
ロックレバー13は、図1に示すように、略逆T字の金属製の板状部材であり、上端側を揺動軸16に軸支されることにより、下端側の揺動部14が揺動可能となっているものである。そして、この揺動部14には、昇降体20をロックするための爪状の係止部15が形成されている。また、このロックレバー13の揺動部14は、ワイヤロッド44を介して後述する回転板40と連結されている。ロックレバー13は、このように回転板40と連結されていることにより、回転板40が回転したときにロック方向又はロック解除方向に移動するように形成されている。
ところで、このロックレバー13と連結された回転板40は、図2に示すように、巻取りドラム12の一側面に、巻取りドラム12と同一軸心上となるように設けられるものである。この回転板40と巻取りドラム12との間には、図2に示すように、スプリング41が設けられており、これにより、回転板40の側面と巻取りドラム12の側面との間に押し付ける力が発生するようになっている。このため、巻取りドラム12が回転すると、回転板40との間に摩擦力を発生させながら回転することとなるから、回転板40は、この巻取りドラム12の回転と連動して、同じ方向に回転するように付勢されることとなる。
なお、この回転板40には、巻取りドラム12側とは逆側面の周縁付近に、棒状突起42が突出形成されている。そして、この棒状突起42には、前述したワイヤロッド44が接続されているため、回転板40が回転したときに、ワイヤロッド44が引っ張られたり、緩んだりして、ワイヤロッド44を介してロックレバー13が作動するように形成されている。
ところで、この回転板40は、巻取りドラム12の回転と連動して360度回転するものではなく、その回転範囲が所定の範囲に制限されている。すなわち、図3及び図4に示すように、回転板40がある位置まで回転したときに棒状突起42が当接するストッパー43が左右に設けられており、この2つのストッパー43に挟まれた範囲内でしか回転板40が回転できないように形成されている。すなわち、棒状突起42がストッパー43に当接すると、回転板40はそれ以上回転できないように形成されている。この場合、スプリング41により生じた摩擦力にもかかわらず、回転板40は回転せず、巻取りドラム12だけが回転することとなる。
次に、図3を参照しつつ、本実施形態に係る昇降体20が上昇する様子について説明する。
ここで、昇降体20を上昇させる場合には、巻取りドラム12はワイヤロープ30を巻取る方向に回転するため、図3(1)に示すように、巻取りドラム12に連動して回転板40も同じ方向に回転する。しかしながら、前述したように、回転板40の回転はストッパー43により制限されており、すなわち、棒状突起42がストッパー43に当接した状態で回転板40の回転が停止することになる。
このとき、図3(1)に示すように、ワイヤロッド44が弛んだ状態となり、ロックレバー13が自由状態となる。自由状態となったロックレバー13は、自重により鉛直下方に垂れ下がった状態となる(第1の位置)。
図3(1)の状態から更に昇降体20が上昇すると、図3(2)に示すように、昇降体20の上部に設けられた被係止部23の上端が、ロックレバー13の係止部15の下端に接触する。これにより、被係止部23と接触する係止部15の下端面は、揺動方向に斜めとなっているため、昇降体20が上昇するにつれて係止部15は押し込まれて揺動し、被係止部23との係合が解除される方向(後述する第2の位置の方向)へと退避するようになっている。そして、係止部15が退避することにより、被係止部23が係止部15の上へと通過できるようになっている。
そして、図3(2)の状態から更に昇降体20が上昇し、被係止部23が係止部15の上へと通過すると、図3(3)に示すように、ロックレバー13は、自重により、前述した第1の位置へと戻る。このとき、図3(3)に示すように、被係止部23の下方には切欠き24が形成されており、この切欠き24に係止部15が差し込まれるようになっている。このため、係止部15の鉛直上方に被係止部23が位置することとなるから、仮にワイヤロープ30が切れて、昇降体20が落下しそうになっても、係止部15が被係止部23に係合して昇降体20の落下を防ぐことができるように形成されている。
なお、昇降体20が収納位置まで上昇したときには、図3(3)に示すように、昇降体20のスイッチ押圧部25が昇降装置本体10に設けられたリミットスイッチ17に当接するようになっている。スイッチ押圧部25がリミットスイッチ17に当接して、リミットスイッチ17がONとなると、昇降体20が収納位置まで上昇したことを検知できるため、図示しない制御装置が駆動モータ11を停止させて昇降動作を停止するようになっている。
次に、図4を参照しつつ、本実施形態に係る昇降体20が下降する様子について説明する。
ここで、昇降体20を下降させる場合には、巻取りドラム12はワイヤロープ30を巻戻す方向に回転するため、図4(1)に示すように、巻取りドラム12に連動して回転板40も同じ方向に回転する。しかしながら、前述したように、回転板40の回転はストッパー43により制限されており、すなわち、棒状突起42がストッパー43に当接した状態で回転板40の回転が停止することになる。なお、昇降体20を下降させるときに棒状突起42が当接するストッパー43は、昇降体20を上昇させるときに当接したストッパー43とは逆側に設けられたストッパー43である。
このとき、図4(1)に示すように、ワイヤロッド44がロックレバー13の揺動部14を引き上げ、昇降体20の被係止部23との係合が解除される位置(第2の位置)にまで揺動させる。
このため、図4(2)に示すように、下降する昇降体20の被係止部23が係止部15に係合することなく、昇降体20が下降できるようになっている。
以上のように、本実施形態によれば、簡易なロック機構で確実に昇降体20の落下を防止できるため、取り付け容易かつ低コストな照明器具等の昇降装置を提供できる。
なお、本実施形態においては、昇降体20の上昇中において、ロックレバー13が自重により第1の位置で待機することとしたが、これに限らない。すなわち、スプリングなどの弾性部材で付勢されることにより第1の位置で待機するように形成しても良い。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について、図5〜8を参照しながら説明する。本第2の実施例の特徴点は、第1の実施形態の回転板40によるロックレバー13の作動に代えて、ギア及びリンク機構を用いた点にある。
ここで、第2の実施形態における照明器具等の昇降装置の基本的構成は上記した第1の実施形態と同様であるので、同一となる説明を省略し、本実施形態の特徴点のみ述べることとする。すなわち、本実施形態に係る照明器具等の昇降装置は、第1の実施形態とは異なるロック機構を備えているため、この点のみ説明することとする。
ここで、本実施形態に係るロック機構も、巻取りドラム12の回転に連動して作動するロックレバー13と、昇降体20に設けられてロックレバー13と係合可能な被係止部23と、を含んで構成されているものの、ロックレバー13の揺動部14は、後述するように、リンク部材54でアイドルギア51と連結されている。ロックレバー13はアイドルギア51と連結されることにより、アイドルギア51が回転したときに、リンク部材54を介してロック方向又はロック解除方向に移動するように形成されている。
ロックレバー13と連結されたアイドルギア51は、図5に示すように、巻取りドラム12の駆動ギア50と噛み合うように設けられている。このため、巻取りドラム12が回転して駆動ギア50が回転すると、この巻取りドラム12及び駆動ギア50の回転と連動してアイドルギア51も回転するように形成されている。
そして、このアイドルギア51の下方には、図5に示すように、アイドルギア51と噛合する歯面を有するギアプレート52が所定幅で設けられている。このため、アイドルギア51に回転力を加えると、アイドルギア51はギアプレート52上を移動するようになっている。このように、アイドルギア51は、回転することによりギアプレート52の一方の端部から他方の端部までの間を移動するものである。そして、ギアプレート52の端部まで移動したアイドルギア51は、それ以上同じ方向に回転してもギアプレート52と噛み合うことができないため、この場合には、その位置で空回りするように形成されている。
そして、アイドルギア51には、図5に示すように、前述したリンク部材54が接続されているため、アイドルギア51が回転してギアプレート52上を移動したときに、リンク部材54を押引して、リンク部材54の他端側に接続されたロックレバー13を移動させるように形成されている。
ここで、図7(1)に示すように、リンク部材54のロックレバー13側の端には、摺動軸55が設けられており、この摺動軸55がリンク部材54の揺動部14に設けられた長孔26を摺動可能に貫通することにより、リンク部材54とロックレバー13とが結合されている。そして、図6に示すように、ロックレバー13の揺動部14は、摺動軸55と連結されたスプリング56によって、昇降体20の被係止部23と係合可能な第1の位置の方向へと付勢されている。この点は後ほど詳述する。
次に、図7を参照しつつ、本実施形態に係る昇降体20が上昇する様子について説明する。
ここで、昇降体20を上昇させるために巻取りドラム12が回転すると、図7(1)に示すように、巻取りドラム12に連動して駆動ギア50及びアイドルギア51も回転する。そして、アイドルギア51は、回転することによりギアプレート52上を移動し、ギアプレート52のロックレバー13側の端部まで移動すると、この端部で空回りしながら留まることとなる。
アイドルギア51がギアプレート52のロックレバー13側の端部まで移動すると、図7(1)に示すように、リンク部材54がロックレバー13の揺動部14を押し込む。このとき、ロックレバー13の揺動部14は、スプリング56によって付勢されているため、昇降体20の被係止部23の側に最も寄った位置で待機することとなり、すなわち、ロックレバー13は、昇降体20の被係止部23と係合可能な第1の位置で待機することとなる。
図7(1)の状態から更に昇降体20が上昇すると、図7(2)に示すように、昇降体20の上部に設けられた被係止部23の上端が、ロックレバー13の係止部15の下端に接触する。これにより、被係止部23と接触する係止部15の下端面は、揺動方向に斜めとなっているため、昇降体20が上昇するにつれて係止部15は押し込まれて揺動し、被係止部23との係合が解除される方向(後述する第2の位置の方向)へと退避するようになっている。そして、係止部15が退避することにより、被係止部23が係止部15の上へと通過できるようになっている。
そして、図7(2)の状態から更に昇降体20が上昇し、被係止部23が係止部15の上へと通過すると、図7(3)に示すように、ロックレバー13は、スプリング56により付勢されて、前述した第1の位置へと戻る。このとき、図7(3)に示すように、被係止部23の下方には切欠き24が形成されており、この切欠き24に係止部15が差し込まれるようになっている。このため、係止部15の鉛直上方に被係止部23が位置することとなる。このため、仮にワイヤロープ30が切れて、昇降体20が落下しそうになっても、係止部15が被係止部23に係合して昇降体20の落下を防ぐことができるように形成されている。
なお、昇降体20が収納位置まで上昇したときには、図7(3)に示すように、昇降体20に設けられたスイッチ押圧部25がリミットスイッチ17に当接する点は、前述した第1の実施形態と同様である。
次に、図8を参照しつつ、本実施形態に係る昇降体20が下降する様子について説明する。
ここで、昇降体20を下降させるために巻取りドラム12が回転すると、図8(1)に示すように、巻取りドラム12に連動して駆動ギア50及びアイドルギア51も回転する。そして、アイドルギア51は、回転することによりギアプレート52上を移動し、ギアプレート52のロックレバー13とは反対側の端部で空回りしながら留まることとなる。
このとき、図8(1)に示すように、リンク部材54がロックレバー13の揺動部14を引き上げ、昇降体20の被係止部23との係合が解除される位置(第2の位置)にまで揺動させる。
このため、図8(2)に示すように、下降する昇降体20の被係止部23が係止部15に係合することなく、昇降体20が下降できるようになっている。
以上のように、本実施形態によっても、簡易なロック機構で確実に昇降体20の落下を防止できるため、取り付け容易かつ低コストな照明器具等の昇降装置を提供できる。
なお、本実施形態においては、昇降体20の上昇中において、ロックレバー13がスプリング56に付勢されて第1の位置で待機することとしたが、これに限らない。すなわち、ロックレバー13の自重により第1の位置で待機するように形成しても良い。
10 昇降装置本体
11 駆動モータ
12 巻取りドラム
13 ロックレバー(係止手段)
14 揺動部
15 係止部
16 揺動軸
17 リミットスイッチ
20 昇降体
21 ローラ
23 被係止部
24 切欠き
25 スイッチ押圧部
26 長孔
30 ワイヤロープ
40 回転板
41 スプリング
42 棒状突起
43 ストッパー(制限手段)
44 ワイヤロッド(連結手段)
50 駆動ギア(第1のギア)
51 アイドルギア(第2のギア)
52 ギアプレート
53 連結板
54 リンク部材(連結手段)
55 摺動軸
56 スプリング(弾性部材)

Claims (5)

  1. 建物の構造体に設けられた昇降装置本体と、照明器具等を備えた昇降体と、前記昇降装置本体と前記昇降体とを連結するワイヤロープと、を備え、前記昇降装置本体が前記ワイヤロープを巻き取るための巻取りドラムを備えることにより前記昇降体を上昇又は下降させる照明器具等の昇降装置において、
    収納位置まで上昇させられた前記昇降体の落下を防止するためのロック機構を備え、
    前記ロック機構は、前記巻取りドラムに連結されることで前記巻取りドラムの回転に連動して作動する係止手段と、前記昇降体に設けられて前記係止手段と係合可能な被係止部と、を含んで構成され、
    前記係止手段は、前記巻取りドラムが前記昇降体を上昇させる方向に回転したことに連動して、前記被係止部と係合可能な第1の位置へと移動するとともに、前記巻取りドラムが前記昇降体を下降させる方向に回転したことに連動して、前記被係止部との係合が解除される第2の位置へと移動し、
    前記第1の位置へと移動した前記係止手段は、上昇してきた前記昇降体の前記被係止部に接触したときに前記第2の位置の方向へと退避することを特徴とする、照明器具等の昇降装置。
  2. 前記ロック機構は、前記巻取りドラムと連動して回転する回転板と、前記回転板の回転を所定の範囲に制限する制限手段と、前記回転板と前記係止手段とを連結する連結手段と、を更に備え、
    前記回転板が回転したときに、前記連結手段を介して前記係止手段が作動することを特徴とする、請求項1記載の照明器具等の昇降装置。
  3. 前記ロック機構は、前記巻取りドラムと連動して回転する第1のギアと、前記第1のギアと噛合する第2のギアと、前記第2のギアと噛合する歯面を有するギアプレートと、前記第2のギアと前記係止手段とを連結する連結手段と、を更に備え、
    前記第2のギアは、前記第1のギアが回転したときに前記ギアプレート上を移動し、前記ギアプレートの一端部から他端部まで移動可能なものであって、
    前記第2のギアが前記ギアプレート上を移動したときに、前記連結手段を介して前記係止手段が作動することを特徴とする、請求項1記載の照明器具等の昇降装置。
  4. 前記第1の位置へと移動した前記係止手段は、自重により前記第1の位置で待機するとともに、上昇してきた前記昇降体と接触することにより前記第2の位置の方向へと退避可能であることを特徴とする、請求項2又は3に記載の照明器具等の昇降装置。
  5. 前記第1の位置へと移動した前記係止手段は、弾性部材で付勢されることにより前記第1の位置で待機するとともに、上昇してきた前記昇降体と接触することにより前記第2の位置の方向へと退避可能であることを特徴とする、請求項2又は3に記載の照明器具等の昇降装置。
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