JP5554196B2 - 初段増幅回路およびそれを用いた電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体集積回路の外部からの信号を受ける初段増幅回路に関する。
半導体集積回路は、外部からの信号を受け、あるいは外部に信号を出力するためのパッド(以下、I/Oパッドと総称する)を備える。さらに半導体集積回路は、I/Oパッドに接続される初段に、入力インピーダンスが高い初段増幅回路を備える場合が多い。初段増幅回路としては、演算増幅器および抵抗を利用した非反転増幅回路や反転増幅回路が利用される。
特開平7−66638号公報 特開2001−244760号公報
初段増幅回路に対する入力電圧が、半導体集積回路の電源電圧よりも高いレンジまでスイングする場合には、初段増幅回路を保護する目的で、初段増幅回路の前段に入力電圧のレベルを所定の範囲に制限するクランプ回路が必要となる。クランプ回路を設けると、回路面積が増大するという問題がある。
クランプ回路を設けない場合、初段増幅回路を構成する少なくともひとつの抵抗のうち、過電圧が印加されるおそれのあるものを、半導体集積回路の外に、チップ部品として設ける必要がある。このことは、部品点数や回路面積の増大につながり、コストアップにもつながる。また初段増幅回路の利得が、外付けの抵抗に依存することになるため、利得のばらつきが大きくなるという問題がある。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、初段増幅回路の回路面積の削減にある。
本発明のある態様は、初段増幅回路に関する。初段増幅回路は、外部からの入力信号が入力される入力端子と、その第1端子が入力端子と接続された第1抵抗と、その第1端子が第1抵抗の第2端子と接続された第2抵抗と、その反転入力端子が第2抵抗の第2端子と接続され、その非反転入力端子に基準電圧が印加された演算増幅器と、演算増幅器の出力端子とその反転入力端子の間に設けられた第3抵抗と、第1抵抗の第2端子と第1固定電圧端子の間に、カソードが第1固定電圧端子側となる向きで設けられた第1ダイオードと、第1抵抗の第2端子と第2固定電圧端子の間に、カソードが第1抵抗の第2端子側となる向きで設けられた第2ダイオードと、を備え、ひとつの半導体基板に集積化される。
第1固定電圧端子と第2固定電圧端子は、正の電源端子と接地端子、正の電源端子と負の電圧端子、負の電圧端子と接地端子のいずれの組み合わせであってもよい。
この態様によると、入力信号は基準電圧を基準として第1抵抗と第2抵抗によって分圧される。したがって分圧比を最適化することにより第1抵抗に印加される電圧を制限できるため、第1抵抗を半導体基板に集積化することができ、ひいては回路面積を削減できる。また、第1ダイオードと第2ダイオードを、第1抵抗と第2抵抗の接続ノードに接続するため、入力端子に直接接続した場合に比べて、入力端子の入力電圧範囲を広げることができる。
ある態様の初段増幅回路は、第4抵抗の第2端子と第5抵抗の第1端子の間に設けられた第6抵抗をさらに備え、ひとつの半導体基板に集積化されてもよい。
この態様によると、入力信号は基準電圧を基準として第5抵抗と第6抵抗の合成抵抗と、第4抵抗とによって分圧される。したがって分圧比を最適化することにより第4抵抗に印加される電圧を制限できるため、第4抵抗を半導体基板に集積化することができ、ひいては回路面積を削減できる。また、第3ダイオードと第4ダイオードを、第5抵抗と第6抵抗の接続ノードに接続するため、入力端子に直接接続した場合に比べて、入力端子の入力電圧範囲を広げることができる。
本発明のさらに別の態様もまた、初段増幅回路である。この初段増幅回路は、外部からの差動信号の一方が入力される第1入力端子と、外部からの差動信号の他方が入力される第2入力端子と、その第1端子が第1入力端子と接続された第1抵抗と、その第1端子が第1抵抗の第2端子と接続された第2抵抗と、その反転入力端子が第2抵抗の第2端子と接続された演算増幅器と、演算増幅器の出力端子とその反転入力端子の間に設けられた第3抵抗と、その第1端子が第2入力端子と接続された第4抵抗と、その第1端子が第4抵抗の第2端子および演算増幅器の非反転入力端子と接続され、その第2端子に基準電圧が印加された第5抵抗と、第1抵抗の第2端子と第1固定電圧端子の間に、カソードが第1固定電圧端子側となる向きで設けられた第1ダイオードと、第1抵抗の第2端子と第2固定電圧端子の間に、カソードが第1抵抗の第2端子側となる向きで設けられた第2ダイオードと、第4抵抗の第2端子と第1固定電圧端子の間に、カソードが第1固定電圧端子側となる向きで設けられた第3ダイオードと、第4抵抗の第2端子と第2固定電圧端子の間に、カソードが第4抵抗の第2端子側となる向きで設けられた第4ダイオードと、を備え、ひとつの半導体基板に集積化される。
初段増幅回路は、第4抵抗の第2端子と第5抵抗の第1端子の間に設けられた第6抵抗をさらに備え、ひとつの半導体基板に集積化されてもよい。
本発明のさらに別の態様は、電子機器である。この電子機器は、オーディオ信号を発生する音源と、オーディオ信号の経路上に設けられたキャパシタと、キャパシタを介して入力されるオーディオ信号を増幅する上述のいずれかの態様の初段増幅回路と、初段増幅回路により増幅されたオーディオ信号を出力する音声出力部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係る初段増幅回路によれば、高い電圧を受けることができ、また回路面積を削減できる。
図1(a)、(b)は、第1の実施の形態に係る初段増幅回路を備える電子機器の構成を示す図である。 図2(a)、(b)は、比較技術に係る初段増幅回路の構成例を示す回路図である。 図3は、図1(a)の初段増幅回路の信号のレベルダイアグラムである。 図4(a)〜(c)は、第2の実施の形態に係る初段増幅回路の構成を示す回路図である。 図5(a)、(b)は、第3の実施の形態に係る初段増幅回路の構成を示す回路図である。 図6(a)、(b)は、図1(a)、(b)の初段増幅回路の変形例を示す回路図である。 図7(a)〜(c)は、図4(a)〜(c)の初段増幅回路の変形例を示す回路図である。 図8(a)、(b)は、図5(a)、(b)の初段増幅回路の変形例を示す回路図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
(第1の実施の形態)
図1(a)、(b)は、第1の実施の形態に係る初段増幅回路を備える電子機器の構成を示す図である。
電子機器1は、オーディオ用アンプ、カーステレオや携帯型のオーディオプレイヤ、携帯電話端末など、音声を出力する手段を備える機器である。電子機器1は、音源2、信号処理回路4、メインアンプ6、電気音響変換素子8を備える。
音源2は、ディスクメディアやメモリ、ハードディスクに記憶され、あるいは外部から有線・無線で入力された音声データを、アナログのオーディオ信号S1に変換する。
信号処理回路4aの入力端子Piには、音源2からのオーディオ信号S1がカップリングキャパシタC1を介して入力される。カップリングキャパシタC1によってオーディオ信号S1の直流成分が除去される。信号処理回路4aは、オーディオ信号S2に所定の信号処理を施し、出力端子Poから出力する。たとえば信号処理回路4aは、オーディオ信号のボリウム調節や、イコライジング処理などを行う。
メインアンプ6は、信号処理回路4aから出力されたオーディオ信号S3を増幅し、電気音響変換素子8を駆動する。電気音響変換素子8はスピーカやヘッドホンである。あるいは電気音響変換素子8に代えて、ラインアウト端子が設けられる場合もある。またメインアンプ6は信号処理回路4aに集積化されてもよい。メインアンプ6および電気音響変換素子8を音声出力部ともいう。
以上が電子機器1の全体構成である。続いて信号処理回路4aの構成を説明する。
信号処理回路4aは、その初段に初段増幅回路100aを備える。初段増幅回路100aはオーディオ信号S1を増幅する。初段増幅回路100aは、信号処理回路4aの入力バッファととらえることもできる。初段増幅回路100aの後段には、図示しないイコライザ回路やボリウム回路等が設けられるが、ここでは省略する。
初段増幅回路100aは、入力端子Pi、第1抵抗R1、第2抵抗R2、第3抵抗R3、第1保護ダイオード(以下、単にダイオードという)D1、第2ダイオードD2、演算増幅器10を備え、後段の回路とともに一つの半導体基板に一体集積化されている。
入力端子Piには外部からのオーディオ信号S2(以下、入力信号ともいう)が入力される。第1抵抗R1は、その第1端子が入力端子Piと接続される。第2抵抗R2の第1端子は、第1抵抗R1の第2端子と接続される。演算増幅器10の反転入力端子(−)は第2抵抗R2の第2端子と接続され、その非反転入力端子(+)には基準電圧Vrefが印加される。第3抵抗R3は、演算増幅器10の出力端子とその反転入力端子(−)の間に設けられる。たとえば基準電圧Vrefは電源電圧Vddの1/2に設定される。
第1ダイオードD1は、第1抵抗R1の第2端子と第1固定電圧端子(電源端子Vdd)の間に、カソードが電源端子Vdd側となる向きで設けられる。また第2ダイオードD2は、第1抵抗R1の第2端子と第2固定電圧端子(接地端子Vgnd)の間に、カソードが第1抵抗R1の第2端子側となる向きで設けられる。
以上が初段増幅回路100aの構成である。続いてその動作を説明する。
初段増幅回路100aはいわゆる反転増幅器であり、入力信号S2を利得gで増幅する。入力信号S2の交流成分に対する利得gは、
g=−R3/(R1+R2)
で与えられる。
入力端子Piに正の高電圧サージノイズが印加され、入力端子Piの電圧Viが第2ダイオードD2の逆方向電圧(ツェナー電圧)Vzを超えると、第2ダイオードD2が逆方向にオンして、第2抵抗R2よりも後段の素子を保護することができる。反対に入力端子Piに負の高電圧サージノイズが印加され、電源端子Vddと入力端子Piの電位差(Vdd−Vi)が第1ダイオードD1の逆方向電圧Vzを超えると、第1ダイオードD1が逆方向にオンして、第2抵抗R2よりも後段の素子を保護することができる。
さらに第1ダイオードD1および第2ダイオードD2は、初段増幅回路100aに入力される電圧をあるレベルにクランプ(クリップ)するクランプ回路として機能する。この機能に関して、初段増幅回路100aは以下の利点を有する。この利点は、図2(a)の比較技術との対比によって明確となるため、まず比較技術について説明する。
図2(a)、(b)は、比較技術に係る初段増幅回路200、202の構成例を示す回路図である。図2(a)の初段増幅回路200において、第1ダイオードD1および第2ダイオードD2は入力端子(入力パッド)Piに直接接続される。そして入力抵抗Riは半導体集積回路に内蔵される。初段増幅回路200は、入力抵抗Ri、帰還抵抗Rf、演算増幅器10を備える反転増幅回路である。
入力端子Piの電圧Viは、第1ダイオードD1によってVdd+Vfを超えないようにクリップされ、第2ダイオードD2により−Vf以下とならないようにクリップされる。Vfは第1ダイオードD1および第2ダイオードD2の順方向電圧であり、典型的には0.7V程度である。つまり入力端子Piの電圧Viは、−VfからVdd+Vfの範囲に制限される。信号処理回路4の電源電圧を3Vとすると、入力端子Piの電圧Viは−0.7Vから3.7Vの範囲に制限される。
一方、オーディオ信号S2の振幅を最大で2Vrms(つまり2.8V peak to zero)であるものとする。この場合、入力端子Piの電圧Viは、Vref=1.5Vを中心として±2.8Vの範囲でスイングするから、電圧範囲は−1.3Vから4.3Vとなる。つまり入力電圧Viが第1ダイオードD1および第2ダイオードD2によってクリップされるという問題が生ずる。
図1(a)の初段増幅回路100aではこの問題を解決することができる。図3は、図1(a)の初段増幅回路100aの信号のレベルダイアグラムである。
図1(a)においては、第1抵抗R1と第2抵抗R2の接続ノードN1の電圧VN1が、第1ダイオードD1によってVdd+Vfを超えないようにクリップされ、第2ダイオードD2により−Vf以下とならないようにクリップされる。つまり電圧VN1は、基準電圧Vref(=Vdd/2)を中心として、±(Vdd/2+Vf)の範囲でスイングすることが許される。
図1の回路では、演算増幅器10においてバーチャルショートが成り立つから、演算増幅器10の反転入力端子の電圧もVref(=1.5V)と等しいとみなすことができる。接続ノードN1の電圧VN1は、入力端子Piの電圧Viと演算増幅器10の反転入力端子の電圧Vrefを分圧した電圧である。逆を言えば、接続ノードN1の電圧VN1が、基準電圧Vrefを中心として±(Vdd/2+Vf)の範囲でスイングすることが許容されるため、入力端子Piの電圧Viは、基準電圧Vrefを中心として、±(1+R1/R2)×(Vdd/2+Vf)の範囲でスイングすることができる。
つまり、図2(a)の初段増幅回路200に比べて、入力電圧範囲を広げることができる。別の言い方をすれば、第1抵抗R1と第2抵抗R2の分圧比に応じて、入力電圧範囲を調節することができる。より具体的には、第1抵抗R1と第2抵抗R2の分圧比を、正常な入力信号S2がクランプされないように決めればよい。
従来では、入力電圧の範囲を制限するために、保護ダイオードとは別に、クランプ回路を別途設ける必要があったが、図1(a)の初段増幅回路100aでは、保護ダイオードD1、D2を、第1抵抗R1および第2抵抗R2とともにクランプ回路として機能させることができ、回路面積を削減できる。
以上が図1(a)の初段増幅回路100aの動作および効果である。
図1(b)は、図1(a)の変形例に係る初段増幅回路100bを示す回路図である。信号処理回路4bは、複数の音源2、2からのオーディオ信号S1、S1それぞれを入力端子Pi、Piに受け、いずれかひとつを選択して信号処理を施し、出力端子Poから出力する。当業者であれば、音源の数は任意でよいことが理解される。添え字は、音源に対応した番号を示すが、特に必要がないときは省略する。
図1(b)の初段増幅回路100bの構成を、図1(a)との相違点を中心に説明する。初段増幅回路100bでは、演算増幅器10および第3抵抗R3が複数の入力端子に対して共通に設けられており、第1ダイオードD1、第2ダイオードD2および第1抵抗R1、第2抵抗R2は、入力端子ごとに設けられる。入力端子Piごとの第2抵抗R2の第2端子は、スイッチSW1を介して演算増幅器10の反転入力端子と接続される。
図1(b)の初段増幅回路100bによれば、再生すべき音源2に対応するスイッチSW1をオンすることにより、図1(a)と同様に動作するため、同様の効果を得ることができる。
(第2の実施の形態)
図4(a)〜(c)は、第2の実施の形態に係る初段増幅回路102a〜102cの構成を示す回路図である。第1の実施の形態と共通の説明は省略し、第2の実施の形態に特有の点を説明する。
図4(a)を参照する。初段増幅回路102aは、入力端子Pi、第4抵抗R4、第5抵抗R5、第3ダイオードD3、第4ダイオードD4、演算増幅器10を備え、後段の回路とともに一つの半導体基板に一体集積化されている。
第4抵抗R4の第1端子は入力端子Piと接続される。第5抵抗R5の第1端子は第4抵抗R4の第2端子と接続され、その第2端子には基準電圧Vrefが印加される。基準電圧Vrefは電源電圧Vddの1/2である。
演算増幅器10の非反転入力端子は第5抵抗R5の第1端子と接続される。また演算増幅器10の反転入力端子とその出力端子とは接続されている。演算増幅器10はいわゆるボルテージフォロアであり、第4抵抗R4と第5抵抗R5の接続ノードN2の電圧VN2をそのまま出力する。
第3ダイオードD3は、第4抵抗R4の第2端子(つまり接続ノードN2)と電源端子Vddの間に、カソードが電源端子Vdd側となる向きで設けられる。つまり第3ダイオードD3のアノードは接続ノードN2と接続されている。
また第4ダイオードD4は、第4抵抗R4の第2端子(つまり接続ノードN2)と接地端子Vgndの間に、カソードが第4抵抗R4の第2端子側となる向きで設けられる。
以上が初段増幅回路102aの構成である。続いてその動作を説明する。初段増幅回路102aは、入力信号S2を利得gで非反転増幅する。入力信号S2の交流成分に対する利得gは、
g=R5/(R4+R5)
で与えられる。
入力端子Piに正の高電圧サージノイズが印加され、入力端子Piの電圧Viが第4ダイオードD4の逆方向電圧Vzを超えると、第4ダイオードD4が逆方向にオンして、第4抵抗R4よりも後段の素子を保護することができる。反対に入力端子Piに負の高電圧サージノイズが印加され、電源端子Vddと入力端子Piの電位差(Vdd−Vi)が第3ダイオードD3の逆方向電圧Vzを超えると、第3ダイオードD3が逆方向にオンして、第4抵抗R4よりも後段の素子を保護することができる。
さらに第3ダイオードD3および第4ダイオードD4は、初段増幅回路102aに入力される電圧をあるレベルにクランプ(クリップ)するクランプ回路として機能する。この機能に関して、初段増幅回路102aは以下の利点を有する。この利点は、図2(b)の比較技術との対比によって明確となるため、まず比較技術について説明する。
図2(b)の初段増幅回路202において、第3ダイオードD3および第4ダイオードD4は入力端子(入力パッド)Piに直接接続される。そして入力抵抗R4は半導体集積回路に内蔵される。
入力端子Piの電圧Viは、第3ダイオードD3によってVdd+Vfを超えないようにクリップされ、第4ダイオードD4により−Vf以下とならないようにクリップされる。つまり入力端子Piの電圧Viは、−VfからVdd+Vfの範囲に制限される。つまり、図2(a)と同様、入力電圧Viが第3ダイオードD3および第4ダイオードD4によってクリップされるという問題が生ずる。
図4(a)の初段増幅回路102aではこの問題を解決することができる。
図4(a)においては、第4抵抗R4と第5抵抗R5の接続ノードN2の電圧VN2が、第3ダイオードD3によってVdd+Vfを超えないようにクリップされ、第4ダイオードD4により−Vf以下とならないようにクリップされる。つまり電圧VN2は、基準電圧Vref(=Vdd/2)を中心として、±(Vdd/2+Vf)の範囲でスイングすることが許される。
接続ノードN2の電圧VN2は、入力端子Piの電圧Viと基準電圧Vrefを分圧した電圧である。逆を言えば、接続ノードN2の電圧VN2が、基準電圧Vrefを中心として±(Vdd/2+Vf)の範囲でスイングすることが許容されるため、入力端子Piの電圧Viは、基準電圧Vrefを中心として、±(R4+R5)/R5×(Vdd/2+Vf)の範囲でスイングすることができる。
つまり、図2(b)の初段増幅回路202に比べて、入力電圧範囲を広げることができる。別の言い方をすれば、第4抵抗R4と第5抵抗R5の分圧比に応じて、入力電圧範囲を調節することができる。より具体的には、第4抵抗R4と第5抵抗R5の分圧比を、正常な入力信号S2がクランプされないように決めればよい。
従来では、入力電圧の範囲を制限するために、保護ダイオードとは別に、クランプ回路を別途設ける必要があったが、図4(a)の初段増幅回路102aでは、保護ダイオードD3、D4を、第4抵抗R4および第5抵抗R5とともにクランプ回路として機能させることができ、回路面積を削減できる。
また図4(a)の初段増幅回路102aは、図2のように入力抵抗Riが外付けされないため、回路面積を削減することができる。
以上が図4(a)の初段増幅回路102aの動作および効果である。
図4(b)は、図4(a)の初段増幅回路102aの変形例の回路図である。図4(b)の初段増幅回路102bは、図4(a)の初段増幅回路102aに加えて第6抵抗R6をさらに備える。第6抵抗R6は、第4抵抗R4の第2端子(N2)と第5抵抗R5の第1端子の間に設けられる。演算増幅器10は、第5抵抗R5と第6抵抗R6の接続ノードN3の電圧VN3を出力する。
図4(b)の初段増幅回路102bの利得gは、
g=R5/(R4+R5+R6)
で与えられる。また、接続ノードN2の電圧VN2が基準電圧Vrefを中心として±(Vdd/2+Vf)の範囲でスイングすることが許容されるため、入力端子Piの電圧Viは、基準電圧Vrefを中心として、±(R4+R5+R6)/(R5+R6)×(Vdd/2+Vf)の範囲でスイングすることができる。
図4(a)の構成では、初段増幅回路102aの利得gと入力電圧範囲を独立に決めることができないが、図4(b)の初段増幅回路102bでは、利得gと入力電圧範囲を独立に設定することができる。
図4(c)は、図4(b)の初段増幅回路102bの変形例を示す回路図である。図4(c)の初段増幅回路102cは、複数の音源2、2からのオーディオ信号S1、S1それぞれを入力端子Pi、Piに受け、いずれかひとつを選択して信号処理を施し、出力端子Poから出力する。
初段増幅回路102cでは、演算増幅器10および第5抵抗R5、第6抵抗R6が複数の入力端子に対して共通に設けられており、第3ダイオードD3、第4ダイオードD4、第4抵抗R4は、入力端子ごとに設けられる。入力端子Piごとの第4抵抗R4の第2端子(N2)は、スイッチSW1を介して第6抵抗R6と接続される。
図4(c)の初段増幅回路102cによれば、再生すべき音源2に対応するスイッチSW1をオンすることにより、図4(b)と同様に動作するため、同様の効果を得ることができる。
また図示しないが、図4(c)の初段増幅回路102から、第6抵抗R6を省略した構成も、本発明の態様として有効である。この場合、図4(a)の初段増幅回路102aと同様の効果を得ることができる。
(第3の実施の形態)
図5(a)、(b)は、第3の実施の形態に係る初段増幅回路104a、104bの構成を示す回路図である。
初段増幅回路104aおよび初段増幅回路104bはそれぞれ、差動入力信号S2p、S2nを増幅する。初段増幅回路104aは、図1(a)の初段増幅回路100aと図4(a)の初段増幅回路102aの組み合わせである。初段増幅回路104bは、図1(a)の初段増幅回路100aと図4(b)の初段増幅回路102bの組み合わせである。
初段増幅回路104aや初段増幅回路104bによれば、差動入力信号S2p、S2nを差動増幅することができる。また各抵抗の抵抗値を調節することにより、差動入力信号S2p、S2nそれぞれに対する入力電圧範囲を調節することができる。
図示しないが、図4(a)、(b)の初段増幅回路104a、104bを音源ごとに複数設け、セレクタにより選択可能に構成も、本発明の態様として有効である。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
各実施の形態において、第1抵抗R1〜第6抵抗R6は可変抵抗であってもよい。第1抵抗R1〜第6抵抗R6の少なくともひとつが可変抵抗である場合、入力信号に応じて、適応的に、入力電圧範囲や利得を変化させることができる。
実施の形態では、オーディオ信号を処理する回路を例に説明をしたが、本発明はそれに限定されず、任意の信号を処理する回路の初段増幅回路に適用することができる。
実施の形態では、電源電圧Vddと接地端子Vgndを用いた片側電源を受ける初段増幅回路104を説明したが本発明はこれに限定されず、両側電源、すなわち正の電源電圧Vddと負の電源電圧Vssを受ける初段増幅回路104にも適用可能である。
図6(a)、(b)は、それぞれ図1(a)、(b)の初段増幅回路の変形例を示す回路図である。図6(a)、(b)の初段増幅回路は、図1(a)、(b)に加えて、第5ダイオードD5、第6ダイオードD6をさらに備える。第5ダイオードD5は、第1抵抗R1と並列に第1の向きで設けられる。第6ダイオードD6は、第1抵抗R1と並列に、第5ダイオードD5と反対の向きで設けられる。
この変形例において、入力端子Piに電源電圧Vddよりも高い電圧が印加されると、端子Pi、ダイオードD6、ダイオードD1、電源端子Vddを結ぶ経路に電流が流れる。これにより入力端子Piの電位を、Vdd+2×Vfにてクランプすることができ、内部回路を保護することができる。
また、入力端子Piに、接地電圧Vgndよりも低い電圧が印加されると、接地端子、第2ダイオードD2、第5ダイオードD5、入力端子Piを結ぶ経路に電流が流れる。これにより入力端子Piの電位を、−2×Vfにてクランプすることができ、内部回路を保護することができる。
図7(a)〜(c)は、それぞれ図4(a)〜(c)の初段増幅回路の変形例を示す回路図である。
図7(a)〜(c)の初段増幅回路は、図4(a)〜(c)に加えて、第7ダイオードD7、第8ダイオードD8をさらに備える。第7ダイオードD7は、第4抵抗R4と並列に第1の向きで設けられる。第8ダイオードD8は、第4抵抗R4と並列に、第7ダイオードD7と反対の向きで設けられる。
この変形例において、入力端子Piに電源電圧Vddよりも高い電圧が印加されると、端子Pi、ダイオードD8、ダイオードD3、電源端子Vddを結ぶ経路に電流が流れる。これにより入力端子Piの電位を、Vdd+2×Vfにてクランプすることができ、内部回路を保護することができる。
また、入力端子Piに、接地電圧Vgndよりも低い電圧が印加されると、接地端子Vgnd、第4ダイオードD4、第7ダイオードD7、入力端子Piを結ぶ経路に電流が流れる。これにより入力端子Piの電位を、−2×Vfにてクランプすることができ、内部回路を保護することができる。
図8(a)、(b)は、図5(a)、(b)の初段増幅回路の変形例を示す回路図である。
図8(a)、(b)の初段増幅回路は、図5(a)、(b)に加えて、第5ダイオードD5〜第8ダイオードD8をさらに備える。第5ダイオードD5は、第1抵抗R1と並列に第1の向きで設けられる。第6ダイオードD6は、第1抵抗R1と並列に、第5ダイオードD5と反対の向きで設けられる。第7ダイオードD7は、第4抵抗R4と並列に第1の向きで設けられる。第8ダイオードD8は、第4抵抗R4と並列に、第7ダイオードD7と反対の向きで設けられる。
この変形例において、入力端子Pipに電源電圧Vddよりも高い電圧が印加されると、端子Pip、ダイオードD6、ダイオードD1、電源端子Vddを結ぶ経路に電流が流れる。これにより入力端子Pipの電位を、Vdd+2×Vfにてクランプすることができ、内部回路を保護することができる。
また入力端子Pipに接地電圧Vgndよりも低い電圧が印加されると、接地端子、第2ダイオードD2、第5ダイオードD5、入力端子Piを結ぶ経路に電流が流れる。これにより入力端子Pipの電位を、−2×Vfにてクランプすることができ、内部回路を保護することができる。
また入力端子Pinに電源電圧Vddよりも高い電圧が印加されると、端子Pi、ダイオードD8、ダイオードD3、電源端子Vddを結ぶ経路に電流が流れる。これにより入力端子Pinの電位を、Vdd+2×Vfにてクランプすることができ、内部回路を保護することができる。
また、入力端子Pinに、接地電圧Vgndよりも低い電圧が印加されると、接地端子Vgnd、第4ダイオードD4、第7ダイオードD7、入力端子Piを結ぶ経路に電流が流れる。これにより入力端子Piの電位を、−2×Vfにてクランプすることができ、内部回路を保護することができる。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
1…電子機器、2…音源、4…信号処理回路、6…メインアンプ、8…電気音響変換素子、C1…カップリングキャパシタ、100,102,104…初段増幅回路、10…演算増幅器、R1…第1抵抗、R2…第2抵抗、R3…第3抵抗、R4…第4抵抗、R5…第5抵抗、R6…第6抵抗、D1…第1ダイオード、D2…第2ダイオード、D3…第3ダイオード、D4…第4ダイオード、Pi…入力端子、Po…出力端子。

Claims (12)

  1. 外部からの入力信号が入力される複数の入力端子と、
    それぞれが前記複数の入力端子ごとに設けられ、それぞれの第1端子が対応する前記入力端子と接続された複数の第1抵抗と、
    それぞれが前記複数の入力端子ごとに設けられ、それぞれの第1端子が対応する前記第1抵抗の第2端子と接続された複数の第2抵抗と、
    それぞれが前記複数の入力端子ごとに設けられ、それぞれの第1端子が対応する前記第2抵抗の第2端子と接続された複数のスイッチと、
    その反転入力端子が前記複数のスイッチそれぞれの第2端子と接続され、その非反転入力端子に基準電圧が印加された演算増幅器と、
    前記演算増幅器の出力端子とその反転入力端子の間に設けられた第3抵抗と、
    それぞれが前記複数の入力端子ごとに設けられ、それぞれが対応する前記第1抵抗の前記第2端子と第1固定電圧端子の間に、カソードが前記第1固定電圧端子側となる向きで設けられた複数の第1ダイオードと、
    それぞれが前記複数の入力端子ごとに設けられ、それぞれが対応する前記第1抵抗の前記第2端子と第2固定電圧端子の間に、カソードが前記第1抵抗の前記第2端子側となる向きで設けられた複数の第2ダイオードと、
    を備え、ひとつの半導体基板に集積化されることを特徴とする初段増幅回路。
  2. 外部からの入力信号が入力される入力端子と、
    その第1端子が前記入力端子と接続された第4抵抗と、
    その第1端子が前記第4抵抗の第2端子と接続され、その第2端子に基準電圧が印加された第5抵抗と、
    その非反転入力端子が前記第5抵抗の第1端子と接続され、その反転入力端子とその出力端子とが接続された演算増幅器と、
    前記第4抵抗の前記第2端子と第1固定電圧端子の間に、カソードが前記第1固定電圧端子側となる向きで設けられた第3ダイオードと、
    前記第4抵抗の前記第2端子と第2固定電圧端子の間に、カソードが前記第4抵抗の前記第2端子側となる向きで設けられた第4ダイオードと、
    前記第4抵抗の第2端子と前記第5抵抗の第1端子の間に設けられた第6抵抗と、
    を備え、ひとつの半導体基板に集積化されることを特徴とする初段増幅回路。
  3. 外部からの入力信号が入力される複数の入力端子と、
    それぞれが前記複数の入力端子ごとに設けられ、それぞれの第1端子が対応する前記入力端子と接続された複数の第4抵抗と、
    それぞれが前記複数の入力端子ごとに設けられ、それぞれの第1端子が対応する前記第4抵抗の第2端子と接続され、それぞれの第2端子が共通に接続された複数のスイッチと、
    その第1端子が前記複数のスイッチの共通に接続された第2端子と接続され、その第2端子に基準電圧が印加された第5抵抗と、
    その非反転入力端子が前記第5抵抗の第1端子と接続され、その反転入力端子とその出力端子とが接続された演算増幅器と、
    それぞれが前記複数の入力端子ごとに設けられ、それぞれが対応する前記第4抵抗の前記第2端子と第1固定電圧端子の間に、カソードが前記第1固定電圧端子側となる向きで設けられた複数の第3ダイオードと、
    それぞれが前記複数の入力端子ごとに設けられ、それぞれが対応する前記第4抵抗の前記第2端子と第2固定電圧端子の間に、カソードが前記第4抵抗の前記第2端子側となる向きで設けられた複数の第4ダイオードと、
    前記複数のスイッチの共通に接続された第2端子と、前記第5抵抗の第1端子の間に設けられた第6抵抗と、
    を備え、ひとつの半導体基板に集積化されることを特徴とする初段増幅回路。
  4. 外部からの差動信号の一方が入力される第1入力端子と、
    外部からの差動信号の他方が入力される第2入力端子と、
    その第1端子が前記第1入力端子と接続された第1抵抗と、
    その第1端子が前記第1抵抗の第2端子と接続された第2抵抗と、
    その反転入力端子が前記第2抵抗の第2端子と接続された演算増幅器と、
    前記演算増幅器の出力端子とその反転入力端子の間に設けられた第3抵抗と、
    その第1端子が前記第2入力端子と接続された第4抵抗と、
    その第1端子が前記第4抵抗の第2端子および前記演算増幅器の非反転入力端子と接続され、その第2端子に基準電圧が印加された第5抵抗と、
    前記第1抵抗の前記第2端子と第1固定電圧端子の間に、カソードが前記第1固定電圧端子側となる向きで設けられた第1ダイオードと、
    前記第1抵抗の前記第2端子と第2固定電圧端子の間に、カソードが前記第1抵抗の前記第2端子側となる向きで設けられた第2ダイオードと、
    前記第4抵抗の前記第2端子と第1固定電圧端子の間に、カソードが前記第1固定電圧端子側となる向きで設けられた第3ダイオードと、
    前記第4抵抗の前記第2端子と第2固定電圧端子の間に、カソードが前記第4抵抗の前記第2端子側となる向きで設けられた第4ダイオードと、
    を備え、ひとつの半導体基板に集積化されることを特徴とする初段増幅回路。
  5. 前記第4抵抗の第2端子と前記第5抵抗の第1端子の間に設けられた第6抵抗をさらに備え、ひとつの半導体基板に集積化されることを特徴とする請求項に記載の初段増幅回路。
  6. 前記第1抵抗と並列に、第1の向きで設けられた第5ダイオードと、
    前記第1抵抗と並列に、前記第1の向きと反対の第2の向きで設けられた第6ダイオードと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の初段増幅回路。
  7. 前記第4抵抗と並列に、第1の向きで設けられた第7ダイオードと、
    前記第4抵抗と並列に、前記第1の向きと反対の第2の向きで設けられた第8ダイオードと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項2または3に記載の初段増幅回路。
  8. 前記第1抵抗と並列に、第1の向きで設けられた第5ダイオードと、
    前記第1抵抗と並列に、前記第1の向きと反対の第2の向きで設けられた第6ダイオードと、
    前記第4抵抗と並列に、第1の向きで設けられた第7ダイオードと、
    前記第4抵抗と並列に、前記第1の向きと反対の第2の向きで設けられた第8ダイオードと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項4または5に記載の初段増幅回路。
  9. 外部からの入力信号が入力される入力端子と、
    その第1端子が前記入力端子と接続された第1抵抗と、
    その第1端子が前記第1抵抗の第2端子と接続された第2抵抗と、
    その反転入力端子が前記第2抵抗の第2端子と接続され、その非反転入力端子に基準電圧が印加された演算増幅器と、
    前記演算増幅器の出力端子とその反転入力端子の間に設けられた第3抵抗と、
    前記第1抵抗の前記第2端子と第1固定電圧端子の間に、カソードが前記第1固定電圧端子側となる向きで設けられた第1ダイオードと、
    前記第1抵抗の前記第2端子と第2固定電圧端子の間に、カソードが前記第1抵抗の前記第2端子側となる向きで設けられた第2ダイオードと、
    前記第1抵抗と並列に、第1の向きで設けられた第5ダイオードと、
    前記第1抵抗と並列に、前記第1の向きと反対の第2の向きで設けられた第6ダイオードと、
    を備え、ひとつの半導体基板に集積化されることを特徴とする初段増幅回路。
  10. 外部からの入力信号が入力される入力端子と、
    その第1端子が前記入力端子と接続された第4抵抗と、
    その第1端子が前記第4抵抗の第2端子と接続され、その第2端子に基準電圧が印加された第5抵抗と、
    その非反転入力端子が前記第5抵抗の第1端子と接続され、その反転入力端子とその出力端子とが接続された演算増幅器と、
    前記第4抵抗の前記第2端子と第1固定電圧端子の間に、カソードが前記第1固定電圧端子側となる向きで設けられた第3ダイオードと、
    前記第4抵抗の前記第2端子と第2固定電圧端子の間に、カソードが前記第4抵抗の前記第2端子側となる向きで設けられた第4ダイオードと、
    前記第4抵抗と並列に、第1の向きで設けられた第7ダイオードと、
    前記第4抵抗と並列に、前記第1の向きと反対の第2の向きで設けられた第8ダイオードと、
    を備え、ひとつの半導体基板に集積化されることを特徴とする初段増幅回路。
  11. 外部からの入力信号が入力される複数の入力端子と、
    それぞれが前記複数の入力端子ごとに設けられ、それぞれの第1端子が対応する前記入力端子と接続された複数の第4抵抗と、
    それぞれが前記複数の入力端子ごとに設けられ、それぞれの第1端子が対応する前記第4抵抗の第2端子と接続され、それぞれの第2端子が共通に接続された複数のスイッチと、
    その第1端子が前記複数のスイッチの共通に接続された第2端子と接続され、その第2端子に基準電圧が印加された第5抵抗と、
    その非反転入力端子が前記第5抵抗の第1端子と接続され、その反転入力端子とその出力端子とが接続された演算増幅器と、
    それぞれが前記複数の入力端子ごとに設けられ、それぞれが対応する前記第4抵抗の前記第2端子と第1固定電圧端子の間に、カソードが前記第1固定電圧端子側となる向きで設けられた複数の第3ダイオードと、
    それぞれが前記複数の入力端子ごとに設けられ、それぞれが対応する前記第4抵抗の前記第2端子と第2固定電圧端子の間に、カソードが前記第4抵抗の前記第2端子側となる向きで設けられた複数の第4ダイオードと、
    前記第4抵抗と並列に、第1の向きで設けられた第7ダイオードと、
    前記第4抵抗と並列に、前記第1の向きと反対の第2の向きで設けられた第8ダイオードと、
    を備え、ひとつの半導体基板に集積化されることを特徴とする初段増幅回路。
  12. オーディオ信号を発生する音源と、
    前記オーディオ信号の経路上に設けられたキャパシタと、
    前記キャパシタを介して入力される前記オーディオ信号を増幅する請求項1から11のいずれかに記載の初段増幅回路と、
    前記初段増幅回路により増幅されたオーディオ信号を出力する音声出力部と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
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