JP5550227B2 - 吸音体 - Google Patents

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本発明は吸音体に関する。
騒音は振動とともに身近な問題であり、吸音体への要求は依然として高い。また、用途や目的に応じて要求特性も多岐にわたり、最近では、低周波領域での吸音性能が高い材料が望まれている。
従来の吸音材料として、例えば、グラスウール、ロックウールのように繊維を綿状またはボード状に成型した材料や、ポリウレタンフォームのように高分子材料を発泡させた材料などの多孔質材料が知られている。これらの多孔質材料に音波が入射すると、音波が材料内の隙間の空気を振動させるため、空気自身の粘性および周囲との摩擦によって、振動エネルギーの一部が熱エネルギーに変換、散逸されて吸音効果が得られる。
特に、500Hz以下の低周波領域における良好な吸音効果が得られる吸音体として、本発明者等は先に、枠体に設けられた開口部を、特定の貯蔵弾性率を有する吸音材で覆った構成を有する吸音体を提案している(特許文献1)。
特開2008−96826号公報
吸音特性は、例えば周波数を横軸、吸音率を縦軸とするグラフで表わされ、低周波領域において吸音効果を得るためには、吸音率がピークとなる周波数(ピーク周波数)が低く、吸音率のピーク値が高いことが好ましい。
また吸音材の設置場所によっては、ピーク形状がブロードで良好な吸音が生じる周波数の範囲が広いことが要求される。その指標として、ピーク周波数が500Hz以下である場合には、例えばピーク周波数±50Hzの範囲における吸音率の平均を表わす平均吸音率を用いることができる。吸音率のピーク値が同じである場合、該平均吸音率がより高い方が、ピーク形状がよりブロードであることを示す。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、低周波領域において良好な吸音効果が得られるとともに、高い平均吸音率を達成できる吸音体を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の吸音体は、開口部を有する枠体と、該開口部を覆う吸音材とを有し、前記枠体の厚みT2が5〜20mm、前記開口部の内径Dが70〜160mm、前記吸音材の厚みT1が0.5〜3mm、前記吸音材の比重Gが0.9〜1.6、前記吸音材の貯蔵弾性率E’が1×108〜1×109Paであり、かつ前記吸音材の20Hz、15℃におけるtanδが0.07以上であり、
前記吸音材が、樹脂または樹脂とフィラーの混合物からなり、
前記樹脂がポリプロピレン(PP)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、エチレンブテンゴム(EBR)、エチレン−αオレフィン共重合体、および塩素化ポリエチレン(CPE)からなる群から選ばれる1種以上と、
スチレンイソプレンスチレンブロック共重合体またはその水添物(SIS)との混合樹脂であることを特徴とする。
本発明によれば、低周波領域において良好な吸音効果が得られるとともに、高い平均吸音率を達成できる吸音体が得られる。
本発明における貯蔵弾性率(E’)の値は JIS K7244−4(引張振動)に準処する測定方法により、サンプルサイズを長さ40mm、幅10mm、厚さ1mmとし、測定条件をスパン間距離20mm、歪振幅6μm、25℃、20Hzとして得られる値(単位:Pa)である。
またtanδ(損失正接)は、貯蔵弾性率(E’)に対する損失弾性率(E”)の比(E”/E’)の絶対値で表される値である。該貯蔵弾性率(E’)およびtanδの測定周波数は、一般的に測定可能な範囲(0.2〜50Hz)の中で、実際の吸音周波数により近いという理由で20Hzを採用した(なお、50Hzではデータのばらつきが多い為、20Hzとした。)。
また低周波領域(250〜400Hz程度)における常温(25℃)での粘弾性特性は、マスターカーブに基づいて推測すると、20Hzにおける15℃での粘弾性特性と類似するため、tanδの測定温度は15℃を採用した。
貯蔵弾性率(E’)およびtanδ(損失正接)は材質によって決まる値である。
尚、貯蔵弾性率(E’)およびtanδ(損失正接)の測定は、エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社製、粘弾性スペクトロメータEXSTAR6000 DMS、形式名DMS6100を使用した。
本明細書における吸音率は「垂直入射吸音率」の意味であり、JIS A 1405−2に準処する方法で、直径100mmのインピーダンス管内にサンプルをセットして測定される値である。サンプル直径は100mm弱とし、スペーサーを介して、インピーダンス管内に固定する。背後空気層厚(すなわち、枠体の厚さT)の変更は、サンプルの背後にある剛体(ピストン)の位置を調整することによって行うことができる。またサンプル径(すなわち、枠体の開口部の内径D)の変更は、スペーサーの内径を調整することによって行うことができる。
入射周波数を変化させながら吸音率を測定し、吸音率が最も高くなるときの周波数をピーク周波数という。
また、本発明の吸音体による吸音は膜振動型吸音であるため、共振する周波数での吸音となる。そこで、良好な吸音が生じる周波数の範囲の広さの指標となる値として、ピーク周波数±50Hzの範囲における吸音率の平均をとり、平均吸音率と定義する。
図1は本発明の吸音体の一実施形態を示したもので、図1(a)は平面図、(b)は(a)中のB−B線に沿う断面図である。図中符号1は吸音体、2は枠体、3は吸音材、4は吸音体が取り付けられている施工面を示している。枠体2はその表面と裏面とを連通する貫通孔を有し、表面および裏面においてそれぞれ開口部2aが形成されている。枠体2の表面側の端面2bは平坦面である。吸音材3は開口部2aを覆うように、表面側の端面2b上に積層、固定されている。
枠体2の裏面側の端面2cも平坦面である。裏面側の端面2cは施工面4に接着固定されている。すなわち裏面側の開口部2aは施工面4によって閉じられており、吸音材3と施工面4との間に背後空気層5が形成されている。
本実施形態の枠体2は、外形形状が円形で、同心円状の貫通孔を有する。枠体2は表面側に開口部2aを有し、該開口部2aに連続して背後空気層5が形成される構成であればよく、外形形状は任意とすることができる。本実施形態において枠体2自身は、吸音性能を有していてもよく、有していなくてもよい。枠体2の材質は特に制限されないが、軽量化の点からは樹脂などの比重の低い材料が好ましい。
枠体2の厚さTによって吸音材3の施工面4側に形成される背後空気層5の厚さが決まる。本発明において枠体2の厚さTは5〜20mmであり、好ましくは6〜15mmである。5mm以上であると吸音材の良好な一次振動が得られやすい。20mm以下であると、小型化、軽量化を実現しやすい。
枠体2の厚さが開口部2aにおいて不均一である場合は、Tとして平均値を用いる。
枠体2の表面側における開口部2aの形状(表面側の端面2bにおける開口の形状)は円形に限らず、多角形など任意の形状とすることができる。
本発明において開口部2aの内径Dは70〜160mmであり、好ましくは80〜135mm、より好ましくは90〜110mmである。70mm以上であるとピーク周波数が低くなり易く、160mm以下であると小型化の点で好ましい。開口部2aが小さい方が一定の面積内に設けることができる開口部2aの数が多くなり、該一定の面積における吸音性能が向上する。
本発明において開口部2aが円形でない場合、開口部2aの内径Dの値は、該開口部2aの面積と同面積の円の直径の値を用いるものとする。
開口部2aが正方形である場合、1辺の長さは62〜142mmが好ましく、71〜120mmがより好ましく、80〜97mmがさらに好ましい。
吸音材3は、その材質によって、比重G、貯蔵弾性率E’およびtanδが変わる。
本発明において吸音材3の比重Gは0.9〜1.6であり、1.0〜1.4が好ましい。比重Gが0.9以上であると、低周波領域における良好な吸音効果が得られやすい。1.6以下であると軽量化の点で好ましい。
本発明において吸音材3の貯蔵弾性率E’は1×10〜1×10Paであり、1×10〜5×10が好ましい。
貯蔵弾性率E’が1×10Pa以上であると、吸音材の良好な一次振動が得られやすく、低周波領域における良好な吸音効果が得られやすい。1×10Pa以下であるとピーク周波数が低くなりやすい。
本発明において吸音材3のtanδは0.07以上である。0.07以上であると平均吸音率が顕著に向上する。tanδの上限は特に限定されないが、他のパラメータの好ましい範囲を満たすためには0.3以下が好ましい。
吸音材3は、単一の材料からなっていてもよく、2種以上の材料の組み合わせであってもよい。
吸音材3の構成材料としては、例えば、熱可塑性樹脂を用いることができ、具体的にはPE(ポリエチレン)、CPE(塩素化ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、EBR(エチレンブテンゴム)、エチレン−αオレフィン共重合体、EEA(エチレンエチルアクリレート)、EVA(酢酸ビニル共重合体)、スチレンイソプレンスチレンブロック共重合体またはその水添物(以下、総称してSISという)、SEBS(スチレンエチレンブチレンスチレンブロック共重合体)、SEPS(スチレンエチレンプロピレンスチレンブロック共重合体)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、アクリル樹脂、ポリメチルペンテン、ポリブテン、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、環状オレフィン、ポリ乳酸から選ばれる1種または2種以上の樹脂を用いることができる。また、これらの樹脂をベース樹脂とし、これに無機フィラー及び/又は有機フィラーを適宜添加した混合物も好ましい。
なお、可塑剤を添加した軟質PVC等の、材料中に結晶性またはガラス状物質を有していない材料は、自重による変形が起き易く、この変形により、吸音特性が大幅に変化する(主に高周波数側に大きくシフトする)恐れがある。
上記に挙げた樹脂の中でも、PE(特に直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE))、PP、CPE、EBR、SIS、またはこれらの混合樹脂が好ましい。
特に、PP、LLDPE、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、EBR、エチレン−αオレフィン共重合体、CPEから選ばれる1種以上と、SISとの混合樹脂が好ましい。概ね、前者の配合割合が多くなると貯蔵弾性率E’が増大する傾向にあり、後者の配合割合が多くなるとtanδが増大する傾向いある。またフィラーの種類および配合量によって比重を調整できる。
無機フィラーの例としては、マイカ、タルク、炭酸カルシウム、水酸化マグネシウム、硫酸バリウム等が挙げられる。
無機フィラーを配合する場合、その配合量は特に限定されず、吸音材の比重G、貯蔵弾性率E’、およびtanδの良好な範囲が得られる範囲であればよい。機械強度の点からは、吸音材3の構成材料中80質量%以下が好ましく、60質量%以下がより好ましい。
有機フィラーの例としては、3,3’,3’’,5,5’,5’’−ヘキサ−tert−ブチル−a,a’,a’’−(メシチレン−2,4,6−トリイル)トリ−p−クレゾール(例えば、製品名:アデカスタブ AO−330、ADEKA社製)、トリス(2,4ジ−tert−ブチルフェニル)フォスファイト(例えば、製品名:Irg168、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)が好ましい。
有機フィラーを配合する場合、その配合量は特に限定されず、吸音材の比重G、貯蔵弾性率E’、およびtanδの良好な範囲が得られる範囲であればよい。機械強度の点からは、吸音材3の構成材料中50質量%以下が好ましく、30質量%以下がより好ましい。
本発明において吸音材3の厚さTは、0.5〜3mmであり、好ましくは0.6〜2mmである。0.5mm以上であると吸音材の良好な一次振動が得られやすい。3mm以下であると軽量化の点で好ましい。
吸音材3の厚さが不均一である場合は、Tとして平均値を用いる。
枠体2に吸音材3を固定する手段としては、接着剤、両面テープ等の接着手段を用いてもよく、圧着、溶融圧着により固定してもよい。
さらに吸音材3の表面上(枠体2側とは反対側)に、他の吸音層(図示せず)を積層してもよい。かかる他の吸音層の材質は特に制限されず、従来の吸音材として公知の材料を適宜使用できる。例えば、吸音材3により吸音効果が得られる周波数領域よりも、高周波数領域において吸音効果を奏する吸音層を吸音材3上に積層して設けることにより、吸音体1全体として、吸音効果が得られる周波数領域をより広くすることができる。かかる他の吸音層の材質としては、例えば、発泡樹脂、フェルト、繊維材料、グラスウール、ロックウール、木粉セメント等が挙げられる。特に発泡樹脂、フェルト、繊維材料、グラスウールが好ましい。
吸音体1は、枠体の厚みT、開口部の内径D、吸音材の厚みT、吸音材の比重G、吸音材の貯蔵弾性率E’、およびtanδを上記の範囲とすることにより、小型かつ軽量であり、吸音率のピーク周波数が500Hz以下、好ましくは450Hz以下であり、該ピーク周波数における吸音率(ピーク値)が0.5以上であり、平均吸音率が0.4超、好ましくは0.45以上であるような、低周波領域における高度な吸音効果が得られる。また驚くべきことに、特にtanδを0.07以上とすることにより、後述の実施例および比較例に示されるように平均吸音率の値が格段に向上する。
なお、本発明の吸音体は、開口部を有する枠体と、該開口部を覆う吸音材を備えた構成であればよく、図1に示す形態に限らず、各種の構成とすることができる。例えば図2に示すように、板状の枠体22に複数の開口部22aが設けられており、該枠体22の一面上に、該複数の開口部22aを一括的に覆うように吸音材23が積層、固定された構成を有する吸音体21であってもよい。図2は吸音体21を枠体22側から見た斜視図である。
このように、枠体22に複数の開口部22aが設けられている場合、該複数の開口部22aの形状および大きさは均一でもよく、異なっていてもよい。
また該複数の開口部22aの配置は任意であるが、隣り合う開口部22aどうしの距離dが小さいほど吸音体21における吸音の効率が高くなる。
このような構成の吸音体21においても、枠体の厚みT、開口部の内径D、吸音材の厚みT、吸音材の比重G、吸音材の貯蔵弾性率E’、およびtanδを上記の範囲とすることにより、小型かつ軽量で、低周波領域における高度な吸音効果を有し、しかも平均吸音率が高い吸音体が得られる。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(例1〜16)
表1に示す配合の膜材料(樹脂とフィラーの混合物)を用いて膜状の吸音材3を作製した。使用した樹脂およびフィラー(硫酸バリウム)は表2の通りである。
表1の配合の欄において( )内の数値は配合量(単位:質量%)である。例えば「LLDPE(50)/EBR(20)/硫バリ(30)」は、LLDPEの50質量%とEBRの20質量%と硫酸バリウムの30質量%との混合物であることを示す。
吸音材3の厚みTは表1に示す値とした。吸音材3を構成する材料の貯蔵弾性率E’(25℃、20Hz)、比重G、tanδ(15℃および25℃)を測定した結果を表1に示す。貯蔵弾性率E’の欄において、「3E+08」は「3×10」を表わす。
例1,4,5はSISを用いず、tanδ(20Hz、15℃)の値が0.07未満である比較例である。例8はSISを用いず、その代わりにCPEを用いてtanδ(20Hz、15℃)の値が0.07以上になった参考例である。
得られた膜状の吸音材3を用いて図1に示す構成の吸音体1を作製した。枠体2の材質はアクリル樹脂であり、開口部2aは円形とした。枠体の厚みTおよび開口部2aの内径Dは表1示す値とした。吸音材3と枠体2とは、両面テープにて固定した。
作製した吸音体1について、上述した測定方法により吸音特性(ピーク周波数、吸音率ピーク値、および平均吸音率)を測定した。表1に測定結果を示す。
図3は、15℃、20Hzにおけるtanδを横軸、平均吸音率を縦軸とし、各例の結果をプロットしたグラフである。
Figure 0005550227
Figure 0005550227
表1および図3に示されるように、例1〜16のピーク周波数はいずれも430Hz以下であり、低周波領域に吸音効果がある。特に、図3に示されるように、tanδの値が0.07を堺にして、高tanδの領域で平均吸音率が格段に向上している。すなわち、tanδの値が0.07未満である例1,4,5に比べて、tanδが0.07以上である例2、3、6〜16は平均吸音率が0.44以上と高く、ピーク形状がブロードで良好な吸音が生じる周波数の範囲が広いことがわかる。
本発明の吸音体の一実施形態を示すもので(a)は平面図、(b)は(a)中のB−B線に沿う断面図である。 本発明の吸音体の他の実施形態を示す斜視図である。 実施例および比較例にかかる吸音率測定結果の例を示すグラフである。
符号の説明
1、21…吸音体、
2、22…枠体、
2a、22a…開口部、
3、23…吸音材、
5…背後空気層。

Claims (1)

  1. 開口部を有する枠体と、該開口部を覆う吸音材とを有し、
    前記枠体の厚みTが5〜20mm、前記開口部の内径Dが70〜160mm、前記吸音材の厚みTが0.5〜3mm、前記吸音材の比重Gが0.9〜1.6、前記吸音材の貯蔵弾性率E’が1×10〜1×10Paであり、かつ前記吸音材の20Hz、15℃におけるtanδが0.07以上であり、
    前記吸音材が、樹脂または樹脂とフィラーの混合物からなり、
    前記樹脂がポリプロピレン(PP)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、エチレンブテンゴム(EBR)、エチレン−αオレフィン共重合体、および塩素化ポリエチレン(CPE)からなる群から選ばれる1種以上と、
    スチレンイソプレンスチレンブロック共重合体またはその水添物(SIS)との混合樹脂であることを特徴とする吸音体。
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