JP5549300B2 - 撮像装置、撮像方法、屋内外判定装置、屋内外判定方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像方法、屋内外判定装置、屋内外判定方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、像装置によって撮像された画像に基づいて、屋内か屋外かを判断する撮像装置撮像方法、屋内外判定装置、屋内外判定方法及びプログラムに関する。
近年、撮影した画像データに撮影時の位置情報を記録することができるGPS(Global Positioning System)装置を搭載した撮像装置が知られている。GPS装置は、複数のGPS衛星からのGPS信号を受信して、現在位置の情報を算出するもので、電力を消費する。GPS装置は、屋内などの受信環境の悪い環境下においては、衛星の補足が困難で測位に長い時間がかかる場合や測位自体ができなくなる場合が多い。したがって、GPS装置を搭載した撮像装置は、GPS信号の受信環境が良好であるか否かの区別なく受信動作を行った場合、無駄な電力を消費することがある。
一方で、AF(Auto Focus)により被写体との距離を測定して、屋内であるか屋外であるかを判断する撮像装置が、例えば、特許文献1に開示されている。この撮像装置では、AFによる測定結果により、屋内であると判断された場合にはレンズをワイド側に駆動し、屋外であると判断された場合にはテレ側に駆動する。
また、特許文献1には、屋内か屋外かを判断する他の方法として、屋内と被写体の輝度や色温度を取り込み、この輝度や色温度が所定数値未満の場合には屋内であると判断し、所定数値以上の場合には屋外であると判断する方法、さらに、人工光源のフリッカーによる変動成分が存在するか否かを判断し、存在の有無に応じて屋内であるか屋外であるか判断する方法も開示されている。
特開平10−254004号公報
従来のGPS装置を搭載した撮像装置においては、受信環境が良好な屋外であるか否かに応じて電源のオン又はオフを制御することが必要なものの、その制御はユーザが判断して行う必要があるため、煩雑であった。
また、特許文献1に記載された、AFにより被写体との距離を測定して、屋内であるか屋外であるかを判断する方法は、そもそも撮影時にワイド端とテレ端を切り替えることを目的とするものであって、被写体との距離が近い場合は屋内であると判断してレンズをワイド側に駆動しているが、これでは屋内と屋外とを判断するには条件が不十分である。特に屋外で人物を撮影する場合にあっては、誤判断される可能性が高い。
また、被写体の輝度により判別する場合にあっては、屋外で撮影した画像には、画面上部に空の部分が撮影されるという仮定に基づいて判断している。具体的には、撮影した画像の画面上部の輝度を検出し、画面上部の輝度が高い場合は空があると判断する。このため、夜に屋外で撮影した画像には、画面上部の輝度が低い場合が多いため、屋内と誤判断される可能性が高くなる。また、被写体の色温度により屋内と屋外とを判別する場合にあっては、タングステンランプや蛍光灯が使用されている屋内で撮影された画像は、夜撮影された画像であっても屋内であると誤判断されることがある。さらに、近年、照明としてインバーター蛍光灯が多用されており、また、白熱球やLED(Light Emitting Diode)灯も使用されるようになった。このような照明の下で撮影した画像は、フリッカーの変動が少ない。したがって、照明に人工光源を用いているか否かを判断して屋内と屋外とを判別することは困難になっている。
本発明は、上述の従来の課題に鑑みてなされたものであり屋内であるか屋外であるかを正確に判断することができる撮像装置撮像方法、屋内外判定装置、屋内外判定方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様による撮像装置は、屋内と屋外とにおいて異なる制御を必要とする被制御部を備えた撮像装置であって、前記撮像装置は、被写体に光を照射する発光手段と、前記被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された画像データにより屋内であるか屋外であるかを判断する判断手段と、前記判断手段による判断結果によって前記被制御部の制御を変更する制御変更手段とを備え、前記撮像手段は、前記発光手段により前記被写体に光を照射した状態と、前記発光手段により前記被写体に光を照射していない状態との2回、前記被写体を撮像し、前記判断手段は、前記撮像手段によって撮像され前記2回分の2つの画像データの輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が第2の閾値を下回る場合には屋外と判断し、前記輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が前記第2の閾値以上の場合には屋内と判断する、ことを特徴とする。
本発明の第の態様による撮像装置は、前記第1の閾値は、前記発光手段によって照射され、前記被写体によって反射されて前記撮像手段に入射する光の光量に基づいて設定され、前記第2の閾値は、前記画像データが表す画像において、前記画像の全体に対する、前記被写体に対応する部分の割合に基づいて設定され、前記制御変更手段は、前記判断手段により屋内であると判断された場合には前記被制御部の動作を停止する変更を行い、前記判断手段により屋外であると判断された場合には前記被制御部の動作を起動する変更を行う、ことを特徴とする。
本発明の第の態様による撮像装置は、ズームレンズを移動することにより焦点距離を変更する焦点距離変更手段と、前記撮像装置の傾斜を測定する傾斜角度測定手段と、を更に備え、前記撮像手段により前記2回を行う場合には、前記焦点距離変更手段により前記ズームレンズの焦点距離をワイド端に変更し、前記撮像手段は、前記傾斜角度測定手段により測定された前記撮像装置の傾斜の度合いが第3の閾値以上であると判断された場合には、前記2回の撮像を行わない、ことを特徴とする。
本発明の第の態様による撮像方法は、屋内と屋外とにおいて異なる制御を必要とする被制御部を備えた撮像装置による撮像方法であって、写体に光を照射する発光ステップと、前記被写体を撮像する撮像ステップと、前記撮像ステップによって撮像された画像データにより屋内であるか屋外であるかを判断する判断ステップと、前記判断ステップによる判断結果によって前記被制御部の制御を変更する制御変更ステップと、を含み、前記撮像ステップ、前記発光ステップにより前記被写体に光を照射した状態と、前記発光ステップにより前記被写体に光を照射していない状態との2回、前記被写体を撮像し、前記判断ステップ、前記撮像ステップによって撮像された前記2回分の2つの画像データの輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が第2の閾値を下回る場合には屋外と判断し、前記輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が前記第2の閾値以上の場合には屋内と判断する、ことを特徴とする。
本発明の第5の態様によるプログラムは、被写体に光を照射する発光部と、前記被写体を撮像する撮像部と、屋内と屋外とにおいて異なる制御を必要とする被制御部と、を備えた撮像装置のコンピュータに、前記発光部の発光を制御する発光制御機能と、前記撮像部による撮像動作を制御する撮像制御機能と、前記撮像部によって撮像された画像データにより屋内であるか屋外であるかを判断する判断機能と、前記判断機能による判断結果によって前記被制御部の制御を変更する制御変更機能と、を実行させるプログラムであって、前記撮像制御機能は、前記発光部により前記被写体に光を照射した状態と、前記発光部により前記被写体に光を照射していない状態との2回、前記被写体を撮像するように前記撮像部を制御し、前記判断機能は、前記撮像部によって撮像された前記2回分の2つの画像データの輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が第2の閾値を下回る場合には屋外と判断し、前記輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が前記第2の閾値以上の場合には屋内と判断する、ことを特徴とする。
本発明の第6の態様による屋内外判定装置は、撮像装置による被写体の撮像時の環境が屋内か屋外かを判定する屋内外判定装置であって、前記撮像装置によって撮像された画像データにより屋内であるか屋外であるかを判断する判断手段を備え、前記判断手段は、前記撮像装置によって撮像された、前記被写体に光が照射された状態の画像データと、前記被写体に光が照射されていない状態の画像データとの2つの画像データを取得すると共に、前記2つの画像データの輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が第2の閾値を下回る場合には屋外と判断し、前記輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が前記第2の閾値以上の場合には屋内と判断する、ことを特徴とする。
本発明の第7の態様による屋内外判定方法は、撮像装置による被写体の撮像時の環境が屋内か屋外かを判定する屋内外判定方法であって、前記撮像装置によって撮像された画像データにより屋内であるか屋外であるかを判断する判断ステップを含み、前記判断ステップは、前記撮像装置によって撮像された、前記被写体に光が照射された状態の画像データと、前記被写体に光が照射されていない状態の画像データとの2つの画像データを取得すると共に、前記2つの画像データの輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が第2の閾値を下回る場合には屋外と判断し、前記輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が前記第2の閾値以上の場合には屋内と判断する、ことを特徴とする。
本発明の第8の態様によるプログラムは、撮像装置による被写体の撮像時の環境が屋内か屋外かを判定する屋内外判定装置のコンピュータに、前記撮像装置によって撮像された画像データにより屋内であるか屋外であるかを判断する判断機能を実行させるプログラムであって、前記判断機能は、前記撮像装置によって撮像された、前記被写体に光が照射された状態の画像データと、前記被写体に光が照射されていない状態の画像データとの2つの画像データを取得すると共に、前記2つの画像データの輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が第2の閾値を下回る場合には屋外と判断し、前記輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が前記第2の閾値以上の場合には屋内と判断する、ことを特徴とする。
本発明によれば、像装置によって撮像された画像に基づいて、屋内であるか屋外であるかを正確に判断することができる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置のブロック図である。 本発明の撮像装置により実行される撮影処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態に係る撮像装置による屋内の撮影例を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る撮像装置による屋外の撮影例を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置のハードウェア構成を示すブロック図である。撮像装置は、例えば、GPS(Global Positioning System)機能を搭載したデジタルカメラ1により構成することができる。
デジタルカメラ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、メモリ12と、被写体を撮像して画像データを出力する撮像部13と、データベース用不揮発性メモリ14と、ユーザの操作を受け付ける操作部15と、表示部16と、GPS受信部17とGPS受信アンテナ18と、ストロボ20と、傾斜センサ21と、ドライブ23と及びリムーバブルメディア24とを含む。
CPU11は、メモリ12に記録されているプログラムにしたがって各種の処理を実行する。メモリ12は、例えば、図示されていないROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などで構成されている。
メモリ12に含まれるROMには、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なプログラムなどが記憶されており、RAMには、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
さらに、メモリ12に含まれるDRAMには、後述する撮像部13から出力された画像データや、図示されていない音声入力部から出力された音声データなどが一時記憶される。また、メモリ12は、各種画像処理や音声処理に必要な各種データ、例えば、画像データ、各種フラグの値、閾値なども記憶する。また、メモリ12には、画像表示用の画像データの保存と読み出しを行うための表示メモリ領域も含まれている。
撮像部13は、フォーカスレンズ13aと、ズームレンズ13dと、イメージセンサ13bと、ズームレンズ13dを移動することにより焦点距離を変更する焦点距離変更部13cとを備える。フォーカスレンズ13aは、イメージセンサ13bの受光面に被写体像を結像させるレンズである。焦点距離変更部13cが本願発明の焦点距離変更手段に相当する。この焦点距離変更部13cにより、ズームレンズ13dを移動してワイド端にしたり、テレ端にしたりすることができる。
イメージセンサ13bは、例えば、光電変換素子や、AFE(Analog Front End)などから構成される。光電変換素子は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子などから構成される。光電変換素子には、フォーカスレンズ13aからシャッタ部(図示せず)を介して被写体像が入射される。そこで、光電変換素子は、一定時間毎に被写体像を光電変換(撮影)して画像信号を蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号としてAFEに順次供給する。AFEは、このアナログの画像信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理などの各種信号処理を実行する。各種信号処理によって、ディジタル信号が生成され、イメージセンサ13bの出力信号として出力される。なお、以下、画像信号のディジタル信号を、「画像データ」と呼ぶ。このように呼称すると、イメージセンサ13bからは画像データが出力されて、メモリ12に供給される。
データベース用不揮発性メモリ14は、各種データを記憶する。例えば、各種地図データ、位置情報が算出された画像データも、位置情報を含むメタデータと対応付けられてデータベース用不揮発性メモリ14に記憶される。
操作部15は、図示は省略するが、ストロボキー、シャッターキー、電源ボタン、ズームキー、及びモード切替キーなどを含み、各操作に基づき操作信号を発生してCPU11へ送出する。
また、例えば、ユーザによりモード切替キーが操作されて、GPSの起動が指示されると、操作信号がCPU11に送られ、CPU11は、GPS受信部17を起動する。この他にもユーザによる操作部15の操作に伴い、各種操作信号がCPU11に送られ、CPU11は、操作信号に応じて処理を行う。
GPS受信部17は、GPS受信アンテナ18を介して、複数のGPS用衛星からGPS信号を受信する。CPU11は、GPS受信部17が受信したGPS信号に基づいて、デジタルカメラ1の現在位置を示す緯度及び経度を算出する。GPS受信部17は、既に説明したように屋内において起動してもGPS信号を受信できないばかりか、電力を消費してしまうので、屋内においては停止する必要がある。一方、屋外においてはGPS信号を受信して現在位置の情報を取得するために起動する必要がある。このように、GPS受信部17は屋内と屋外とにおいて異なる制御を必要とする被制御部に相当する。
ストロボ20は、キセノン管などの発光管、及び発光用コンデンサ、その充電回路、発光管の駆動回路を含み、CPU11の命令に従い発光管を駆動し撮影補助光を発光することにより、被写体に光を照射する。ストロボ20が本願発明の発光手段に相当する。
傾斜センサ21は、例えば、加えられた角速度に対応した電圧値を出力する圧電振動ジャイロなどの角速度センサから構成される。CPU11は、傾斜センサ21から出力される電圧値を積分して傾斜の変化量を表わす傾斜変化量データを生成し、得られた傾斜変化量データからデジタルカメラ1の傾斜を算出する。これによって、傾斜センサ21により、デジタルカメラ10が傾斜している状態で使用されているか否かを判断することができる。具体的には、傾斜センサ21により測定されるデジタルカメラ10の傾斜の度合い、例えば、デジタルカメラ10の傾斜角度が所定の値以上であると判断された場合には、屋内であるか屋外であるかを正確に判断することができないと判断して、2回の撮影を行わないように制御してもよい。傾斜センサ21が本願発明の傾斜角度測定手段に相当する。
ドライブ23には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア24が適宜装着される。そして、それらから読み出されたプログラムが、必要に応じてデータベース用不揮発性メモリ14にインストールされる。また、リムーバブルメディア24は、データベース用不揮発性メモリ14の代わりに、表示対象の画像データなどの各種データも記憶することができる。また、リムーバブルメディア24は、メモリ12に記憶されている画像データなどの各種データも、ドライブ23と同様に記憶することができる。
<撮影処理>
図2は、本実施の形態に係るデジタルカメラ1の撮影処理について説明するためのフローチャートである。以下の処理は、CPU11がメモリ12のROMに記憶されたプログラムにしたがって、各種構成部を制御することによって行われる。以下、図2に示すフローチャートに基づいて、屋内と屋外に応じたGPS受信部17の制御を含む、撮影処理を説明する。また、以下、デジタルカメラ1はオートフォーカス機能を備えているものとして説明するが、本発明はこれに限定されることはない。
ユーザにより操作部15の電源スイッチ(図示されていない)が操作されデジタルカメラ1の主電源がONとなると、デジタルカメラ1が起動する(ステップS1)。具体的には、CPU11は、ユーザの操作に応じて操作部15から送出される操作信号にしたがって、デジタルカメラ1を起動する。
続いて、ステップS2では、GPSが起動する。具体的には、ユーザが操作部15のモード切替キーを操作してGPSモードに切り替える。CPU11は、操作部15から送出される操作信号にしたがって、GPS受信部17を起動して、GPS動作フラグを1に設定する。GPS動作フラグは、ステップS3においてGPS受信部17を起動するか否かを判断するための情報である。GPS動作フラグの状態はメモリ12に含まれるRAMに記憶される。GPS動作フラグは、このステップS2の他、後述のステップS12において、GPS受信部17を起動する場合、すなわち、CPU11により屋外であると判別された場合には1に設定される。後述のステップS14において、GPS受信部17を起動しない場合、すなわち、CPU11により屋内であると判別された場合には0に設定される。CPU11は、ステップS2、ステップS12又はステップS14において設定されたGPS動作フラグの情報に基づいて、GPS受信部17を起動するか否かを判断する。
続いて、ステップS3では、CPU11は、GPS動作フラグを判断し、GPS動作フラグが0であるか1であるかを判断する。GPS動作フラグが1であると判断された場合には、CPU11はステップS4の処理に進み、GPS動作フラグが0であると判断された場合には、CPU11はステップS5の処理に進む。
ステップS4では、GPSの測位を行う(ステップS4)。具体的には、CPU11は、GPS受信部17を起動し、GPS受信アンテナ18を介して、複数のGPS用衛星からGPS信号を受信する。そして、CPU11は、GPS受信部17が受信したGPS信号に基づいて、デジタルカメラ1の現在位置を示す緯度及び経度を算出して現在位置の測位を行う。この処理が終了すると、ステップS5の処理を行う。
ステップS5では、CPU11は、デジタルカメラ1が起動しているか否かを判断する。デジタルカメラ1が起動していると判断された場合には、ステップS6の処理に進み、デジタルカメラ1が起動していないと判断された場合には、ステップS15の処理に進む。
次に、ステップS6では、第1の撮影を行う。ここでは、ユーザが操作部15のストロボキーを操作して、ストロボ光を発光する状態とした後に、シャッターキーを操作して撮影を行うものとする。操作部15から出力される操作信号にしたがって、CPU11は、ストロボ20を起動し、被写体に対しストロボ光を照射した状態で、シャッターキーの操作に応じて、撮像部13を制御して第1の撮影を行い、ストロボ発光時の画像データを取得する。
続いて、ステップS7では、第2の撮影を行う。この処理では、第1の撮影がストロボ発光撮影であったことから、CPU11は、ストロボ20の起動は行わず、被写体に対しストロボ光の照射を行わない状態で、第1の撮影と同じシャッター時間で撮像部13を制御して第2の撮影を行い、ストロボ未発光時の画像データを取得する。
尚、本実施の形態では説明を容易にするため、ステップS6の第1の撮影において、ストロボ発光撮影を行い、続いてステップS7の第2の撮影においてストロボ未発光撮影を行う順で、ストロボ発光時の画像データとストロボ未発光時の画像データとを取得する場合について説明した。しかしながら、ストロボ発光撮影とストロボ未発光撮影とを行う順序はこれに限られるものではなく、ユーザの操作に依存してよい。
例えば、ステップS6で、ユーザが操作部15のストロボキーを操作して、ストロボ光を発光しない状態とした後に、シャッターキーを操作した場合、CPU11は、操作部15から出力される操作信号にしたがって、ストロボ20を起動させない状態とする。そして、シャッターキーの操作に応じて、被写体に対しストロボ光を照射しない状態で、撮像部13を制御して第1の撮影を行い、ストロボ未発光時の画像データを取得する。
続いて、ステップS7では、第1の撮影がストロボ発光撮影であったことから、CPU11は、ストロボ20を起動して、被写体に対しストロボ光の照射を行う状態で、撮像部13を制御して第2の撮影を行いストロボ発光時の画像データを取得する。
これにより、最初にユーザが指示した発光条件において撮影した後に、ユーザが指示していない発光条件において撮影が行われる。すなわち、ユーザが所望したタイミングと発光条件で第1の撮影をした後に、ユーザが所望していない発光条件で屋内であるか屋外であるかを判別するための第2の撮影を行うことができる。このため、必要とするストロボ発光時の画像データとストロボ未発光時の画像データとを確実に取得することができる。ストロボキーを含む操作部15が本願発明の操作手段に相当する。
続いて、ステップS8では、CPU11は、画像差分の算出を行う。この処理では、はじめに、ステップS6において得られたストロボ発光時の画像データと、ステップS7において得られたストロボ未発光時の画像データとをそれぞれ輪郭抽出とパターンマッチングの処理により位置合わせする。次いで、上記位置合わせを行った後、ストロボ発光時画像データからストロボ未発光時画像データを各画素単位で減算することで、各画素単位毎の輝度の差分を行い、この輝度の差分を画像差分として算出する。
続いて、ステップS9では、CPU11は、画像差分が第1の閾値以上の範囲の面積を算出する。この処理では、ステップS8の処理において算出した輝度の差分が第1の閾値以上である単位画素を検出する。次いで、第1の閾値以上であると検出された画素の範囲の面積を算出する。ここで、第1の閾値以上であると検出された画素の範囲はストロボの発光と未発光との影響を受けた範囲と考えられる。したがって、この範囲の面積が小さい程、撮影された場所は、奥行きが広いと考えられるため、屋外である可能性が高い。一方で、この範囲の面積が大きい程、奥行きが狭いと考えられるため、屋内である可能性が高い。
続いて、ステップS10では、CPU11は、ステップS9で算出された第1の閾値以上の画素の範囲の面積が第2の閾値以上であるか否かを判別する。第1の閾値以上の画素の範囲の面積が第2の閾値以上存在すると判別された場合には、今回の撮影は屋内で行われたと判断して、ステップS13に進む。一方で、第1の閾値以上の範囲の面積が第2の閾値以上存在しないと判別された場合には、今回の撮影は屋外で行われたと判断して、ステップS11に進む。
ステップS11では、CPU11は、GPS受信部17の起動状態を維持する。すなわち、この処理では、第1の閾値以上の範囲の面積が第2の閾値以上存在しないと判別された場合には、CPU11により屋外であると判断されることとなり、GPSの測位が引き続き行われる。続いて、ステップS12では、CPU11は、GPS動作フラグを1に設定する。続いて、ステップS15に進む。
ステップS13では、CPU11は、GPS受信部17の起動状態を停止する。すなわち、この処理では、第1の閾値以上の範囲の面積が第2の閾値以上存在する判別された場合には、CPU11により屋内であると判断されることとなり、GPSの測位が停止される。続いて、ステップS14では、CPU11は、GPS動作フラグを0に設定する。続いて、ステップS15に進む。
ステップS15では、CPU11は、撮影終了であるか否かを判断する。撮影終了であるか否かは、ユーザにより電源スイッチが操作されデジタルカメラ1の主電源がOFFに設定されたか否かにより判断される。撮影終了ではないと判断した場合には、ステップS3に戻り、撮影終了であると判断した場合には撮影処理を終了する。
<撮影例の説明>
図3に、本実施の形態に係るデジタルカメラ1で、屋内と屋外とにおいて撮影する撮影例を示す。図3を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ1で、屋内と屋外とにおいて撮影した場合に得られる画像データの相違について説明する。
図3(1)に、屋内において被写体5に対して撮影を行った場合の撮影例を、図3(2)に、屋内において被写体5をストロボ発光して撮影を行って取得した画像データに基づいて表示部16などによって表示される画像(以下、「表示画像」と呼ぶ)の一例を示す。
先ず、屋内においてデジタルカメラ1でストロボ発光撮影を行った場合について説明する。ストロボ20によるストロボ発光撮影が行われると、デジタルカメラ1から発光されたストロボ光は、被写体5と壁7に照射される。ここで、被写体5に照射されるストロボ光をストロボ光L5とし、壁7に照射されるストロボ光をストロボ光L7とする。被写体5と壁7に照射されたストロボ光L5、L7は、それぞれ被写体5と壁7によって反射される。デジタルカメラ1は、被写体5と壁7とを、それぞれストロボ光L5、L7の反射光R5、R7によって照射された状態で撮影する。このため、ストロボ発光時に撮像されて得られた画像データでは、被写体5と壁7によってそれぞれ反射されたストロボ光L5とL7の反射光R5、R7によって輝度が高くなる範囲が広くなる。
屋内の場合、デジタルカメラ1と被写体5の背景である壁7などとの距離は比較的短い。このため、屋内の場合、例えば、被写体5と壁7に照射されたストロボ光L5とL7からの反射光R5とR7の影響が画像データに共に大きく反映されると考えられる。換言すると、被写体5と壁7に照射されたストロボ光L5とL7からの反射光R5とR7の影響は、共に画像データの広い範囲に反映される。このため、ストロボ発光時に撮影された画像データでは、ストロボ光の反射光によって、輝度が増加する範囲は増加する。
図3(2)に示すように、このように屋内でストロボ発光して撮影された画像データに基づいて表示される表示画像100では、被写体5が表す被写体の画像部分5’と壁7が表す壁の画像部分7’の両方ともがストロボ発光の影響を受けて明るく表示される。このため、ステップS8で算出されるストロボ発光時画像データと、ストロボ未発光時画像データとの輝度の差分は、ストロボ発光時に被写体5と壁7に照射されたストロボ光L5とL7からの反射光R5とR7の影響を受ける画像部分5’、7’に相当する範囲では大きくなる。
ここで、ステップS9で算出される、画像差分が第1の閾値以上の範囲の面積を算出する際に用いる第1の閾値を、被写体5に照射されたストロボ光L5の反射光R5の影響分の所定割合に相当するように考慮して設定する。例えば、第1の閾値を、デジタルカメラ1のイメージセンサ13bに入射する、被写体5によるストロボ反射光R5の予想される光量に基づいて設定する。このようにして、ステップS10で判別される画像データにおいて、第1の閾値以上の画像差分が算出された範囲を、ストロボ反射光の影響が及ぶ範囲、すなわち、図3(2)に示す表示画像100では、部分5’と部分7’に対応する画素が存在する範囲に対応させるようにする。
このようにして設定された第1の閾値に基づいて、ステップS10において、ストロボ発光時画像データと、ストロボ未発光時画像データとの輝度の差分が第1の閾値以上である範囲の面積が大きいと判定されたことは、図3(2)の表示画像100において部分5’と部分7’に示されるように、表示画像100においてストロボ光の影響を受けたと考えられる範囲の面積が大きいということを意味する。したがって、ストロボ発光時画像データと、ストロボ未発光時画像データとの輝度の差分が第1の閾値以上である範囲の面積が大きい、ということはストロボ光の反射光が画像データに及ぶ範囲が広い、すなわち、デジタルカメラ1が撮影した空間の奥行きが狭いということを意味する。このため、ストロボ発光時画像データと、ストロボ未発光時画像データとの輝度の差分が第1の閾値以上である範囲の面積が大きい、すなわち、第2の閾値以上存在していると判断された場合には屋内であると判別することができる。
図4(1)に、屋外において被写体5に対して撮影を行った場合の撮影例を、図4(2)に、屋内において被写体5をストロボ発光して撮影を行った場合に取得した画像データが表す画像の一例を示す。
屋外においてデジタルカメラ1でストロボ発光撮影が行われると、デジタルカメラ1から発光されたストロボ光は、被写体5と遠方の物体、この場合木8に照射される。ここで、被写体5に照射されるストロボ光をストロボ光L5とし、木8に照射されるストロボ光をストロボ光L8とする。被写体5と木8に照射されたストロボ光L5、L8は、それぞれ被写体5と木8によって反射されるが、木8は遠方にあるため、木8によって反射されたストロボ光L8の反射光R8はデジタルカメラ1にごく僅かしか届かない。このため、デジタルカメラ1は、被写体5のみをストロボ光L5によって照射された状態で撮影することになる。ストロボ発光時に撮像されて得られた画像データが表す表示画像101では、主にストロボ発光時に被写体5によって照射されるストロボ光L5の反射光R5が及ぶ範囲の画素では輝度が高くなる。
屋外の場合、デジタルカメラ1と木8などの被写体5の背景との距離は比較的遠い。このため、図4(2)に示すように、ストロボ発光撮影時の画像データが表す表示画像101では、被写体5が表す被写体の画像部分5’の画素のみがストロボ発光の影響を強く受けて輝度が高くなるが、木8の画像部分8’を含む、その他の部分の画素は、図3(2)の屋内の場合に撮影した画像データの場合と比較して、輝度の増加は少なくなる。被写体5に照射されたストロボ光L5からの反射光R5の影響は、画像データが表す被写体5に対応する部分の画像を表す範囲の画素には反映されるが、木8に照射されたL8などの反射光R8の影響が、画像データが表す対応する部分の画素に反映されることは少ないためである。この結果、ステップS8で算出される、ストロボ発光で照射されたストロボ光の影響に起因する、ストロボ発光時画像データと、ストロボ未発光時画像データとの間で、画像差分が大きくなる範囲は減少する。
ステップS9において、画像差分が第1の閾値以上の範囲を算出する際に用いる第1の閾値を、ストロボ光L5からの反射光R5の影響分の所定割合に相当するように考慮して設定する。屋外の場合、ストロボ発光時の画像データにおいて、被写体5に照射されたストロボ光L5からの反射光R5は被写体5の像に対応する範囲の画素には大きく影響する。一方で、ストロボ発光時に被写体5を除く木8などに照射されたストロボ光L8からの反射光R8の影響は画像データの対応する部分の画素に及びにくい。換言すると、ストロボ発光時の画像データにおいて、被写体5の像以外に対応する範囲の画素にはストロボ光からの反射光の影響はごく僅かしか影響しない。このことから、ステップS10で判別される、ストロボ光の影響によって、第1の閾値以上の輝度を有するようになったと想定される画素が存在する範囲は小さくなる。
図4(2)の表示画像の例では、木8の像の部分8’を含む、斜線で表した、被写体像5’を除く部分全体に対応する部分が、ストロボ発光時画像データが表す画像において、被写体5を除く木8などに照射された反射光R8などに対応する部分の画素、すなわちストロボ光の影響の少ない範囲の画素に相当する。換言すると、ステップS10では、ストロボ発光時画像データにおいて、被写体5を除く木8などに照射された反射光R8などに対応する部分、すなわち、図4(2)の表示画像の例では、部分8’を含む、斜線で表した、被写体像5’を除く部分全体に対応する部分の画素が、第1の閾値以下の輝度を有する画素が存在する範囲として判別される。したがって、ストロボ発光時画像データと、ストロボ未発光時画像データとの輝度の差分が第1の閾値以上である範囲の面積が小さい、すなわち、第2の閾値以下であると判断された場合には屋外であると判別することができる。第2の閾値は、画像データが表す画像において、画像の全体に対する、被写体が占めると予想される部分の割合に基づいて設定することができる。
このように本実施の形態に係るデジタルカメラ1によると、屋内であるか屋外であるかを正確に判断し、屋内と屋外とにおいて異なる制御が必要なGPS受信部17などの制御装置の制御変更を確実に行うことができる。
また、屋内であるか屋外であるかの判断をストロボ20によるストロボ光を照射した場合と照射しない場合と条件を変えて撮影した得られた2つの画像データを用いて行う。具体的には、これら条件を変えて得られた2つの画像データの輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が第2の閾値以上であるか否かに応じて屋内か屋外かを判断するようにした。このため、昼や夜などの周りの環境による影響を抑え、屋内であるか屋外であるかを比較的正確に判断することができる。
また、屋内であると判別された場合には、屋内では必要のないGPS受信部17などの制御を停止することにより、屋外であると判別された場合には、屋外においてのみ必要なGPS受信部17などの制御を開始することにより、屋外、屋内に移動する度にユーザが判断して制御を切り換える必要がなく容易に扱うことができる。
屋内であると判別された場合には、屋内では必要のないGPS受信部17などの制御を停止することにより、受信環境が悪い状況でのGPS受信動作を停止し、屋外であると判別された場合には、GPS受信部17を起動することで、必要な場所においてのみ使用することができることから、無駄な電力消費を無くすことができる。
<その他の実施の形態>
以上、本発明の一実施の形態について説明したが本発明はこれに限定されない。
上記実施例においては、ステップS5において、CPU11が、デジタルカメラ1は起動していると判断した場合には、デジタルカメラ1の傾斜量にかかわらず、ステップS6の第1の撮影及びステップS7の第2の撮影による撮影を2回行い、GPSの起動又は停止を決定しているがこれに限られない。
すなわち、ステップS6において、CPU11は、ユーザの操作による第1の撮影を行った後、CPU11は、傾斜センサ21により所定の角度以上傾斜しているか否かを判断する処理を行う。この処理により、CPU11は、傾斜センサ21により所定の角度以上傾斜していないと判断された場合には、上記実施例と同様に、ステップS7の第2の撮影に移動して、ステップS7において、ステップS6とは異なる、ストロボ発光撮影又はストロボ未発光撮影を行い、GPSの起動又は停止を決定する。一方で、CPU11は、ステップS6において、CPU11は、ユーザの操作による第1の撮影を行った後、傾斜センサ21により所定の角度以上傾斜していると判断された場合には、ステップS7の処理に移動して2回の撮影を行わずにステップS15の処理に移動する。これにより、デジタルカメラ1が傾斜しており、例えば地面を向いているにも関わらず、2回目の撮影と不要な演算処理を行い、かつ、GPSが誤作動することを未然に防止することができる。
また、上記実施例においては、ステップS5において、CPU11が、デジタルカメラ1は起動していると判断した場合には、ズームレンズ13dの位置にかかわらず、ステップS6のストロボ発光撮影及びステップS7のストロボ未発光撮影による2回撮影を行い、GPSの起動又は停止を決定しているがこれに限られない。
すなわち、ステップS5において、CPU11は、デジタルカメラ1が起動していると判断した後の処理において、CPU11は、ズームレンズ13dの位置を焦点距離変更部13cによりワイド端に移動する処理を行う。この処理の後は、ズームレンズ13dの位置がワイド端に移動した状態で、ステップS6の処理に移動してステップS6の第1の撮影及びステップS7の第2の撮影による2回撮影を行い、GPSの起動又は停止を決定する。このように2回撮影前には強制的にワイド端側に移動しておくことで、例えば、ズームレンズ13dの位置がテレ端で撮影すると、撮影する範囲が狭くなり、背景である壁7や木8などが撮影されない被写体5だけになり、正確な判別ができなくなるという問題を未然に防止することができる。
また、上記実施例においては、2回撮影により得られた判断結果により、GPSの起動又は停止を決定しているが、本発明はこれに限られない。例えば、屋内と屋外とにおいて異なる制御が必要となる被制御部であればGPS装置に限らず、任意の装置に適用可能である。例えば、屋内において点灯する必要がある手元ランプの点灯又は消灯も、2回撮影により得られた判断結果により制御するようにしてもよい。
さらに、本実施の形態では、ストロボ20による発光の有無に対応して2回連続して撮影することにより得られた画像データを判断することにより屋内であるか屋外であるかを判別しているがこれに限られない。例えば、超音波センサにより被写体の背後にある壁や木などの背景の距離を測定することができる測距手段により距離を測定し、屋内であるか屋外であるかを判断してもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良などは本発明に含まれるものである。
例えば、上述した実施の形態では、本発明が適用される画像処理装置は、デジタルカメラとして構成される例として説明した。しかしながら、本発明は、デジタルカメラに特に限定されず、電子機器一般に適用することができる。具体的には例えば、本発明は、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、ポータブルゲーム機などに適用可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータなどにネットワークや記録媒体からインストールされる。コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパソコンであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、図示はしないが、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布されるリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体などで構成される。リムーバブルメディアは、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスクなどにより構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)などにより構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)などにより構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図2のROM32や、図示せぬハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
1 デジタルカメラ
L5、L7、L8 ストロボ光
R5、R7、R8 ストロボの反射光
5 被写体
7 壁
8 木
11 CPU
12 メモリ
13 撮像部
13a フォーカスレンズ
13b イメージセンサ
13c 焦点変更部
14 データベース用不揮発性メモリ
15 操作部
16 表示部
17 GPS受信部
18 GPS受信アンテナ
20 ストロボ
21 傾斜センサ
23 ドライブ
24 リムーバブルメディア

Claims (8)

  1. 屋内と屋外とにおいて異なる制御を必要とする被制御部を備えた撮像装置であって、
    前記撮像装置は、
    被写体に光を照射する発光手段と、
    前記被写体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段によって撮像された画像データにより屋内であるか屋外であるかを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断結果によって前記被制御部の制御を変更する制御変更手段とを備え、
    前記撮像手段は、前記発光手段により前記被写体に光を照射した状態と、前記発光手段により前記被写体に光を照射していない状態との2回、前記被写体を撮像し、
    前記判断手段は、前記撮像手段によって撮像され前記2回分の2つの画像データの輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が第2の閾値を下回る場合には屋外と判断し、前記輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が前記第2の閾値以上の場合には屋内と判断する、ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1の閾値は、前記発光手段によって照射され、前記被写体によって反射されて前記撮像手段に入射する光の光量に基づいて設定され
    前記第2の閾値は、前記画像データが表す画像において、前記画像の全体に対する、前記被写体に対応する部分の割合に基づいて設定され、
    前記制御変更手段は、前記判断手段により屋内であると判断された場合には前記被制御部の動作を停止する変更を行い、前記判断手段により屋外であると判断された場合には前記被制御部の動作を起動する変更を行う、ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. ズームレンズを移動することにより焦点距離を変更する焦点距離変更手段と、
    前記撮像装置の傾斜を測定する傾斜角度測定手段と、を更に備え、
    前記撮像手段により前記2回を行う場合には、前記焦点距離変更手段により前記ズームレンズの焦点距離をワイド端に変更し、
    前記撮像手段は、前記傾斜角度測定手段により測定された前記撮像装置の傾斜の度合いが第3の閾値以上であると判断された場合には、前記2回の撮像を行わない、ことを特徴とする求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 屋内と屋外とにおいて異なる制御を必要とする被制御部を備えた撮像装置による撮像方法であって、
    写体に光を照射する発光ステップと、
    前記被写体を撮像する撮像ステップと、
    前記撮像ステップによって撮像された画像データにより屋内であるか屋外であるかを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップによる判断結果によって前記被制御部の制御を変更する制御変更ステップと、を含み、
    前記撮像ステップ、前記発光ステップにより前記被写体に光を照射した状態と、前記発光ステップにより前記被写体に光を照射していない状態との2回、前記被写体を撮像し、
    前記判断ステップ、前記撮像ステップによって撮像された前記2回分の2つの画像データの輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が第2の閾値を下回る場合には屋外と判断し、前記輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が前記第2の閾値以上の場合には屋内と判断する、ことを特徴とする撮像方法。
  5. 被写体に光を照射する発光部と、前記被写体を撮像する撮像部と、屋内と屋外とにおいて異なる制御を必要とする被制御部と、を備えた撮像装置のコンピュータに、
    前記発光部の発光を制御する発光制御機能と、
    前記撮像部による撮像動作を制御する撮像制御機能と、
    前記撮像部によって撮像された画像データにより屋内であるか屋外であるかを判断する判断機能と、
    前記判断機能による判断結果によって前記被制御部の制御を変更する制御変更機能と、を実行させるプログラムであって、
    前記撮像制御機能は、前記発光部により前記被写体に光を照射した状態と、前記発光部により前記被写体に光を照射していない状態との2回、前記被写体を撮像するように前記撮像部を制御し、
    前記判断機能は、前記撮像部によって撮像された前記2回分の2つの画像データの輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が第2の閾値を下回る場合には屋外と判断し、前記輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が前記第2の閾値以上の場合には屋内と判断する、ことを特徴とするプログラム。
  6. 撮像装置による被写体の撮像時の環境が屋内か屋外かを判定する屋内外判定装置であって、
    前記撮像装置によって撮像された画像データにより屋内であるか屋外であるかを判断する判断手段を備え、
    前記判断手段は、前記撮像装置によって撮像された、前記被写体に光が照射された状態の画像データと、前記被写体に光が照射されていない状態の画像データとの2つの画像データを取得すると共に、前記2つの画像データの輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が第2の閾値を下回る場合には屋外と判断し、前記輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が前記第2の閾値以上の場合には屋内と判断する、ことを特徴とする屋内外判定装置。
  7. 撮像装置による被写体の撮像時の環境が屋内か屋外かを判定する屋内外判定方法であって、
    前記撮像装置によって撮像された画像データにより屋内であるか屋外であるかを判断する判断ステップを含み、
    前記判断ステップは、前記撮像装置によって撮像された、前記被写体に光が照射された状態の画像データと、前記被写体に光が照射されていない状態の画像データとの2つの画像データを取得すると共に、前記2つの画像データの輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が第2の閾値を下回る場合には屋外と判断し、前記輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が前記第2の閾値以上の場合には屋内と判断する、ことを特徴とする屋内外判定方法。
  8. 撮像装置による被写体の撮像時の環境が屋内か屋外かを判定する屋内外判定装置のコンピュータに、
    前記撮像装置によって撮像された画像データにより屋内であるか屋外であるかを判断する判断機能を実行させるプログラムであって、
    前記判断機能は、前記撮像装置によって撮像された、前記被写体に光が照射された状態の画像データと、前記被写体に光が照射されていない状態の画像データとの2つの画像データを取得すると共に、前記2つの画像データの輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が第2の閾値を下回る場合には屋外と判断し、前記輝度の差分が第1の閾値以上となる範囲の面積が前記第2の閾値以上の場合には屋内と判断する、ことを特徴とするプログラム。
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