JP2004178216A - 位置情報端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】人や移動中の物についての位置情報を適切なタイミングで送信する。
【解決手段】対応テーブル記憶部5に、物体の複数の動作状態を規定する動作状態情報、各動作状態情報ごとに規定された物体の異常又は正常を判断する異常/正常判断情報を含むテーブルを予め記憶させておく。位置検出部2により物体の現在位置を検出すると共に、状態検出部3により物体の動作を検出する。状態判断部4では、検出された物体の動作に基づき、テーブルの動作状態情報に該当する現在の物体の動作状態を判断し、異常判断部6では、現在の物体の動作状態に対応した正常/異常判断情報をテーブルから読み出し、物体の動作が異常か否かを判断する。異常判断部6により異常と判断した場合には異常発生情報を生成し、位置情報と共に位置情報送信部1にて送信する。一方、正常と判断した場合には位置情報の送信をしない。
【選択図】 図1
【解決手段】対応テーブル記憶部5に、物体の複数の動作状態を規定する動作状態情報、各動作状態情報ごとに規定された物体の異常又は正常を判断する異常/正常判断情報を含むテーブルを予め記憶させておく。位置検出部2により物体の現在位置を検出すると共に、状態検出部3により物体の動作を検出する。状態判断部4では、検出された物体の動作に基づき、テーブルの動作状態情報に該当する現在の物体の動作状態を判断し、異常判断部6では、現在の物体の動作状態に対応した正常/異常判断情報をテーブルから読み出し、物体の動作が異常か否かを判断する。異常判断部6により異常と判断した場合には異常発生情報を生成し、位置情報と共に位置情報送信部1にて送信する。一方、正常と判断した場合には位置情報の送信をしない。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装着している人や物の移動経路や、異常発生に関する情報を送信するための位置情報端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、GPS受信機等を使用した位置検出部と、移動体通信方式を利用した情報送信部とを内蔵し、人や物に装着されて異常発生時に位置情報を遠隔に設置された管理センタ等に送信する位置情報端末や、当該位置情報端末を利用したシステムが知られている(下記特許文献1参照)。
【0003】
また、従来より、人や物の位置情報と共に、各種の状態を状態検出部により検出して、位置情報と併せて状態検出情報を管理センタ等に送る技術が知られている(下記特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−98573号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平7−312774号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の位置情報端末では、内蔵した振動センサにより振動を検知した場合や外部センサから信号を入力した場合に位置情報等を送信しており、例えば駐車中の車両の振動等を検出していたが、人や移動中の物の位置情報を送信する場合には、振動等により位置情報を送信することになるために、頻繁に位置情報等の送信をしなければならなくなる。これは、人や移動中の物に上述の位置情報端末を装着した場合には、例えば駐車中の車両のように静止状態を明確にすることができないことによる。
【0007】
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、人や移動中の物についての位置情報を適切なタイミングで送信することができる位置情報端末を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る位置情報端末は、位置情報の送信が必要とされる物体に装着され、必要に応じて位置情報を送信するに際して、テーブル記憶手段に、物体の複数の動作状態を規定する動作状態情報と、当該各動作状態情報ごとに規定された物体の異常又は正常を判断する異常/正常判断情報と対応させたテーブルを予め記憶させておく。そして、位置情報端末では、位置検出手段により物体の現在位置を検出すると共に、状態検出手段により物体の動作を検出する。
【0009】
このとき、状態判断手段では、状態検出手段により検出された物体の動作に基づいて、テーブル記憶手段に記憶されたテーブルの動作状態情報に該当する現在の物体の動作状態を判断し、異常判断手段では、状態判断手段により判断された現在の物体の動作状態に対応した正常/異常判断情報をテーブル記憶手段に記憶されたテーブルから読み出して、上記物体の動作が異常か否かを判断する。
【0010】
異常判断手段により異常と判断した場合には、異常判断手段により異常発生情報を生成し、位置情報と共に送信する。一方、異常判断手段により正常と判断した場合には、位置情報の送信をしない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態〜第9実施形態について図面を参照して説明する。
【0012】
[第1実施形態]
本発明を適用した第1実施形態に係る位置情報端末は、図1に示すように構成される。
【0013】
この位置情報端末は、例えばユーザ、車両やユーザの装着物等の物のように移動する物体に装着され、内部のマイクロコンピュータやメモリ等により、図1に示す各部を構成する。また、この位置情報端末は、図示しない管理センタや他の端末と位置情報送信部1が無線接続されてなり、必要に応じて位置情報送信部1から現在位置情報を送信する。この位置情報送信部1は、例えば携帯電話網に対応した通信プロトコルに従って動作することで、無線電波を管理センタや他の端末に送信する。
【0014】
また、この位置情報端末は、例えばGPS衛星と通信をすることで、GPS信号を受信して、当該GPS信号を用いて現在位置情報を検出する位置検出部2を備える。この位置検出部2は、位置情報端末が起動しているときにおいて、例えば所定期間毎に現在位置情報を生成する。
【0015】
更に、この位置情報端末は、位置情報端末の状態を判定することで、搭載されている物やユーザの状態を検出する状態検出部3、この状態検出部3にて検出した状態情報に基づいて搭載されている物やユーザの状態を判断する状態判断部4、及び、この状態判断部4の状態判断結果及び対応テーブル記憶部5に記憶された対応テーブルを参照して位置情報端末の異常判断をする異常判断部6を備える。
【0016】
状態検出部3は、例えば加速度センサを備え、当該加速度センサからのセンサ値に基づいて位置情報端末の状態を判断することで、搭載されている物やユーザの状態を検出して、状態検出情報を状態判断部4に送る。
【0017】
このとき、状態検出部3は、例えば予めセンサ値(加速度値)についての閾値を保持しておき、センサ値のレベルと閾値とを比較して位置情報端末の状態を検出する。また、状態検出部3は、例えば時間的に連続したセンサ値の周波数解析をして、周波数解析結果に基づいて位置情報端末の状態を検出しても良く、更に周波数解析結果とセンサ値のレベルとを組み合わせても良い。
【0018】
状態判断部4は、状態検出部3からの状態検出信号から、現在の位置情報端末の状態を判断することで、搭載されている物や人の状態を判断する。状態判断部4は、例えば搭載されている物やユーザの状態を示す状態判断結果と、状態検出情報とを対応づけて記憶している。すなわち、この状態判断部4では、対応テーブル記憶部5に記憶されている対応テーブルに規定されている動作状態に該当する現在の物体の動作状態を判断する。
【0019】
ここで、状態判断部4は、その一例を図2に示すように、ユーザが停止していることを示す「停止」、ユーザが歩いていることを示す「歩く」、ユーザが走っていることを示す「走る」、ユーザが倒れたことを示す「倒れる」、ユーザが自転車に乗っていることを示す「自転車」、ユーザが電車に乗っていることを示す「電車」、ユーザが車に乗っていることを示す「車」に区別した状態判断結果を生成する。
【0020】
異常判断部6は、状態判断部4からの状態判断結果が入力されると、対応テーブル記憶部5に記憶されている図2の対応テーブルを読み出して、状態判断結果に対応して搭載された物やユーザが異常か正常かを判断する。ここで、対応テーブルは、状態判断結果に相当する複数の端末状態情報に対応して、正常/異常判断情報が格納されている。
【0021】
例えば、異常判断部6は、搭載されている物や人の状態判断結果が「停止」、「歩く」又は「電車」であった場合には、対応テーブルを参照して「正常」であると判断し、状態判断結果が「走る」、「倒れる」、「自転車」又は「車」であった場合には対応テーブルを参照して「異常」であると判断する。この図2に示す対応テーブルは、例えば位置情報端末を装着しているユーザや、当該ユーザの位置情報を知りたいユーザ、又は管理センタなどにて予め設定されている。
【0022】
異常判断部6は、異常と判断した場合には、状態判断結果に対応する情報を異常発生情報として生成して、位置情報送信部1に送る。この異常発生情報は、位置情報送信部1が搭載されている物やユーザの状態を示す情報となる。これにより、位置情報送信部1では、異常と判断した場合には、異常発生情報及び当該異常発生情報を生成したときの位置情報を管理センタに送信する。
【0023】
一方、異常判断部6では、正常と判断した場合には異常発生情報及び位置情報の送信を行わないように位置情報送信部1を制御する。
【0024】
このような第1実施形態に係る位置情報端末によれば、位置情報端末の状態を判断してユーザの異常又は正常を判断するので、異常発生情報として詳細な情報や、人や移動中の物についての位置情報を適切なタイミングで送信することができ、異常発生情報及び位置情報の信頼性を向上させることができる。
【0025】
また、この位置情報端末によれば、異常が発生していないと判断した場合に、位置情報を送信しないので、不要な通信料を削減することができると共に、位置情報送信部1にて使用する消費電力を低減することができる。
【0026】
[第2実施形態]
つぎに、本発明を適用した第2実施形態に係る位置情報端末について説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0027】
第2実施形態に係る位置情報端末は、図3に示すように、状態判断部4により判断した状態判断結果に対応した状態が継続する時間を監視する状態監視部11を備えた点で、上述の実施形態に係る位置情報端末とは異なる。
【0028】
この状態監視部11は、状態判断部4にて状態判断結果を生成すると、その旨の情報を受けて、経過時間の計測を開始する。そして、状態監視部11では、現在の状態判断結果とは異なる状態判断結果を生成した旨の情報を受けると、経過時間の計測を停止して、計測していた経過時間をリセットする。ここで、状態監視部11は、状態判断部4から状態判断結果を生成した旨の情報を入力して時間計測開始及び停止をしても良く、状態判断部4の処理を監視して時間計測開始及び停止をしても良い。
【0029】
また、第2実施形態における位置情報端末の対応テーブル記憶部5には、図4に示すような対応テーブルが記憶されている。この対応テーブルは、端末状態情報に対応して継続時間情報が記憶されており、継続時間情報に対応して正常/異常判断情報が記憶されている。具体的には、「停止」の端末状態情報に対応した継続時間情報は、一例として「30分未満」、「30分以上」の2つが設定されており、各継続時間情報に対応して正常/異常判断情報が格納されている。
【0030】
異常判断部6では、状態判断部4からの判断結果情報が入力されると、当該判断結果が継続している経過時間を状態監視部11から取得する。そして、異常判断部6は、図4に示す対応テーブルを参照して、搭載された物やユーザが異常か正常かを判断する。具体的には、異常判断部6は、状態判断部4からの「停止」の判断結果情報が入力された場合において、状態監視部11での経過時間が30分未満である場合には「正常」と判定し、状態監視部11での経過時間が30分以上である場合には「異常」と判定する。
【0031】
次に、異常判断部6では、対応テーブルを使用して正常と判定した場合には異常発生情報及び位置情報の送信をさせず、異常と判定した場合には、経過時間及び状態判断結果の双方を含む異常発生情報及び位置情報を送信するように位置情報送信部1を制御する。
【0032】
このような第2実施形態に係る位置情報端末によれば、状態監視部11により状態判断結果が継続した経過時間を監視して異常判断部6により正常/異常の判断をするので、異常発生情報の内容をより詳細にできると共に、より正確に異常判断をすることができる。したがって、この位置情報端末によれば、送信する情報の信頼性を更に向上させると共に、更に通信量及び消費電力を削減することができる。
【0033】
[第3実施形態]
つぎに、本発明を適用した第3実施形態に係る位置情報端末について説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0034】
第3実施形態に係る位置情報端末は、図5に示すように、対応テーブル記憶部5に記憶された対応テーブルの内容を変更可能な対応テーブル変更部21を備える点で、第1実施形態に係る位置情報端末とは異なる。
【0035】
この対応テーブル変更部21は、例えば図2に示した対応テーブルを、図6に示すような対応テーブルに変更する。このとき、対応テーブル変更部21は、例えば位置情報端末を保有するユーザにより図示しないスイッチ機構が操作されることにより対応テーブルの内容を変更しても良く、位置情報端末からの位置情報及び異常発生情報を知りたいユーザの端末からの情報を位置情報送信部1により受けて対応テーブルの内容を変更しても良い。
【0036】
これにより、対応テーブル変更部21では、例えば状態判断部4の状態判断結果が「自転車」、「車」である場合には異常判断部6に正常と判断させ、状態判断部4の状態判断結果が「電車」である場合には異常判断部6に異常と判断させるような対応テーブルに変更する。
【0037】
このような第3実施形態に係る位置情報端末によれば、装着する人や物の利用形態に応じて正常又は異常の判断を変更するように対応テーブルを変更することができる。
【0038】
したがって、この位置情報端末によれば、例えば装着する人が平日に徒歩通学する子供とした場合には状態判断結果の「停止」及び「歩く」以外の動作を異常と異常判断部6により判断し、休日に自転車を利用するときには状態判断結果の「自転車」を正常と異常判断部6により判断する対応テーブルを作成することができる。また、この位置情報端末によれば、通勤に自転車とバスを利用する人に装着した場合には、状態判断結果の「停止」、「歩く」、「自転車」、「電車」以外の動作を異常と異常判断部6により判断する対応テーブルを作成することができる。
【0039】
したがって、この位置情報端末によれば、利用形態に応じて異なる異常又は正常の判断を正確にすることができる。
【0040】
なお、この第3実施形態に係る位置情報端末では、対応テーブル変更部21により異常/正常判断情報のみを変更する場合について説明したが、端末状態情報の変更、追加、削除や、第2実施形態における経過時間情報の変更をすることができるのは勿論である。
【0041】
[第4実施形態]
つぎに、本発明を適用した第4実施形態に係る位置情報端末について説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0042】
第4実施形態に係る位置情報端末は、図7に示すように、位置検出部2としてGPS受信機31を使用すると共に、管理センタと通信をする管理センタ用通信部32及び移動体通信部33を備える点で、第1実施形態に係る位置情報端末とは異なる。
【0043】
この位置情報端末では、状態判断部4での状態判断結果に基づいて図2や図6に示すような対応テーブルを参照して異常判断部6により異常と判断した場合に、異常発生情報を管理センタ用通信部32に送る。これに応じて、管理センタ用通信部32では、GPS受信機31により取得した位置情報と共に異常発生情報を管理センタに送信する。
【0044】
この管理センタ用通信部32は、異常発生情報及び位置情報を管理する専用の管理センタと通信するための専用の通信プロトコルのみならず、他の通信プロトコル、例えばインターネットに接続可能な通信プロトコル、携帯電話やFAX受信機と接続可能な通信プロトコル等を実装していても良い。これにより、管理センタ用通信部32では、例えば電子メールやFAX通信をして、異常発生情報及び位置情報の送信をする。
【0045】
また、この位置情報端末では、管理センタ用通信部32にて専用の管理センタに異常発生信号及び位置情報を送信すると共に、位置情報端末を装着しているユーザの状態を知りたいユーザの端末が異常発生信号及び位置情報の受信及び表示に対応している場合には移動体通信部33により送信をする。この移動体通信部33は、中継局を介して他の端末との通信を実現する移動体通信プロトコルに従って通信処理をする。
【0046】
したがって、第4実施形態に係る位置情報端末によれば、管理センタ用通信部32及び移動体通信部33を利用して、より広範囲に異常発生情報及び位置情報を通知することができると共に、確実に他のユーザに異常発生情報及び位置情報を通知することができる。
【0047】
[第5実施形態]
つぎに、本発明を適用した第5実施形態に係る位置情報端末について説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0048】
第5実施形態に係る位置情報端末は、図8に示すように、GPS受信機31や移動体通信部33の電波受信状態を監視して周囲状況を判断する状況判断部41を備える点で、第4実施形態に係る位置情報端末とは異なる。
【0049】
この状況判断部41では、GPS受信機31とGPS衛星との通信状態を監視すると共に、移動体通信部33と移動体通信用基地局との通信状態を監視して、GPS受信機31の電波受信状態及び移動体通信部33の電波受信状態を取得する。すなわち、この状況判断部41では、対応テーブル記憶部5に記憶されている対応テーブルに規定されている周囲状況に該当する現在の物体の周囲状況を判断する。
【0050】
そして、この状況判断部41では、GPS受信機31の電波受信状態及び移動体通信部33の電波受信状態が共に高い場合には位置情報端末の周囲状況が「室外」との状況判断結果を生成して異常判断部6に送る。また、状況判断部41では、GPS受信機31の電波受信状態及び移動体通信部33の電波受信状態が共に低い場合には位置情報端末の周囲状況が「室内」との状況判断結果を生成して異常判断部6に送る。更に、状況判断部41では、GPS受信機31の電波受信状態が高く、移動体通信部33の電波受信状態が低い場合には、位置情報端末の周囲状況が「山間部」との状況判断結果を生成して異常判断部6に送る。更にまた、状況判断部41では、GPS受信機31の電波受信状態が低く、移動体通信部33の電波受信状態が高い場合には、位置情報端末の周囲状況が「地下街」との状況判断結果を生成して異常判断部6に送る。
【0051】
これに対し、異常判断部6では、状況判断部41からの状況判断結果を取得すると、図9に示すような対応テーブルを参照して、異常と判断した場合に状況判断部41により判断した周囲状況を含む異常発生情報を生成して管理センタ用通信部32に送る。そして、管理センタ用通信部32では、異常発生情報を取得するとGPS受信機31から位置情報を取得して管理センタに送信する。
【0052】
この対応テーブルは、例えば状態判断結果に相当する端末状態情報の「停止」に対応して、状況判断結果の「室外」、「室内」、「山間部」、「地下街」が記憶され、各状況判断結果に対応した正常/異常判断情報が記憶されている。なお、図9に示す対応テーブルでは、端末状態情報の「停止」に対応した状況判断結果や正常/異常判断情報のみを図示したが、他の端末状態情報に対応させた状況判断結果及び正常/異常判断情報を登録可能である。
【0053】
このような第5実施形態に係る位置情報端末によれば、図9に示すように端末の状態及び周囲の状況に応じて正常/異常の判断をするので、より正確にユーザの状態が異常と判断することができる。
【0054】
また、この位置情報端末によれば、異常発生情報に周囲の状況を付加することができるので、より詳細な異常発生情報を送信することができる。
【0055】
[第6実施形態]
つぎに、本発明を適用した第6実施形態に係る位置情報端末について説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0056】
第6実施形態に係る位置情報端末は、図10に示すように、異常判断部6及び移動体通信部33と接続された電波状態監視部51を備える点で、第4実施形態に係る位置情報端末と異なる。
【0057】
電波状態監視部51は、移動体通信部33での電波状態を監視し、電波状態が所定のレベル以下となったか否かを判断する。この電波状態監視部51では、移動体通信部33の電波状態が所定のレベル以下となったら、位置情報端末にて移動体通信部33を用いた通信が不能となる可能性が高いと判断して、その旨の情報を異常判断部6に送る。これに応じて、異常判断部6では、異常発生情報を生成して管理センタ用通信部32に送る。
【0058】
このように動作する位置情報端末では、移動体通信部33の電波状態が所定のレベル以下となった時点では移動体通信部33による通信が可能となっていても、移動体通信部33の電波状態が所定のレベルよりも更に低下した場合に状態判断部4の状態判断結果により異常の発生を通知できないために異常とみなすようにする。
【0059】
このような第6実施形態に係る位置情報端末によれば、移動体通信部33による通信が不能となる前に、移動体通信部33による通信が不能となる可能性がある旨の情報を異常発生情報として位置情報と共に送信することができる。
【0060】
また、異常判断部6では、状態判断部4の状態判断結果から異常と判断しない場合であっても、移動体通信部33の電波状態が所定のレベル以下となった場合には、その旨を含む異常発生情報を生成する。このとき、管理センタ用通信部32や移動体通信部33では、以後に移動体通信部33による通信が不能となる可能性があるので、以前にGPS受信機31にて取得した複数の位置情報を異常発生情報と共に送信する。これにより、位置情報端末では、管理センタや異常を知りたいユーザに、過去に取得した複数の位置情報を提示して、位置情報端末を装着しているユーザや物の行き先の推測を容易とさせる。
【0061】
[第7実施形態]
つぎに、本発明を適用した第7実施形態に係る位置情報端末について説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0062】
第7実施形態に係る位置情報端末は、図11に示すように、状態判断部4及びGPS受信機31と接続されたGPS電源制御部61を備える点で、上述の実施形態に係る位置情報端末とは異なる。
【0063】
このGPS電源制御部61は、状態判断部4にて「停止」との状態判断結果を受けて、位置情報の取得を停止するために、GPS受信機31の動作を停止するように電源をオフにする。
【0064】
ここで、この位置情報端末では、図2、図4又は図6に示した対応テーブルを異常判断部6により参照して、正常との判断をしている。そして、状態判断部4により再度「停止」以外の動作を示す状態判断結果を得た場合には、GPS受信機31の電源をオンにするようにGPS電源制御部61にて制御をする。
【0065】
このような位置情報端末によれば、装着しているユーザや物が停止している場合には位置情報の検出が不要であると判断してGPS受信機31の電源をオフにするので、消費電力を低減することができる。したがって、この位置情報端末によれば、電源が無くなって位置情報及び異常発生情報の送信が不能になることを抑制することができる。
【0066】
[第8実施形態]
つぎに、本発明を適用した第8実施形態に係る位置情報端末について説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0067】
第8実施形態に係る位置情報端末は、図12に示すように、状況判断部41によりGPS受信機31や移動体通信部33の電波状態から周囲の状況を判断し、周囲の状況が「室内」や「地下街」と判断した場合には、GPS電源制御部61にその旨の情報を送る。
【0068】
これに応じて、GPS電源制御部61では、GPS受信機31の電源をオフにする。このとき、異常判断部6では、対応テーブル記憶部5から図6に示すような対応テーブルを読み出して、正常/異常の判断をする。
【0069】
このような位置情報端末によれば、位置情報の検出が困難である場合には、GPS受信機31の電源をオフにするので、消費電力を低減することができる。したがって、この位置情報端末によれば、電源が無くなって位置情報及び異常発生情報の送信が不能になることを抑制することができる。
【0070】
[第9実施形態]
つぎに、本発明を適用した第9実施形態に係る位置情報端末について説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0071】
第9実施形態に係る位置情報端末は、図13に示すように、状況判断部41によりGPS受信機31や移動体通信部33の電波状態から周囲の状況を判断し、周囲の状況が「室内」や「地下街」と判断した場合には、GPS電源制御部61にその旨の情報を送ると共に、状態判断部4から「停止」を示す状態判断結果をGPS電源制御部61に送る。
【0072】
これにより、GPS電源制御部61では、GPS受信機31の電源をオフにし、「室内」や「地下街」を示す周囲の状況以外の周囲の状況、「停止」以外の動作を示す状態判断結果を得た場合にはGPS受信機31をオンのままに維持する。
【0073】
このような位置情報端末によれば、第8実施形態と比較してより正確にGPS受信機31の電源を制御することができ、消費電力を低減することができる。
【0074】
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【0075】
【発明の効果】
本発明に係る位置情報端末によれば、物体の複数の動作状態を規定する動作状態情報と、当該各動作状態情報ごとに規定された物体の異常又は正常を判断する異常/正常判断情報と対応させたテーブルを予め記憶させておき、現在の物体の動作状態に対応した正常/異常判断情報をテーブルを参照して、物体の動作が異常であると判断した場合に位置情報と共に送信するので、人や移動中の物についての位置情報を適切なタイミングで送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1実施形態に係る位置情報端末の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した第1実施形態に係る位置情報端末にて使用する対応テーブルを示す図である。
【図3】本発明を適用した第2実施形態に係る位置情報端末の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明を適用した第2実施形態に係る位置情報端末にて使用する対応テーブルを示す図である。
【図5】本発明を適用した第3実施形態に係る位置情報端末の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明を適用した第3実施形態に係る位置情報端末にて使用する対応テーブルを示す図である。
【図7】本発明を適用した第4実施形態に係る位置情報端末の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明を適用した第5実施形態に係る位置情報端末の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明を適用した第5実施形態に係る位置情報端末にて使用する対応テーブルを示す図である。
【図10】本発明を適用した第6実施形態に係る位置情報端末の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明を適用した第7実施形態に係る位置情報端末の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明を適用した第8実施形態に係る位置情報端末の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明を適用した第9実施形態に係る位置情報端末の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 位置情報送信部
2 位置検出部
3 状態検出部
4 状態判断部
5 対応テーブル記憶部
6 異常判断部
11 状態監視部
21 対応テーブル変更部
31 GPS受信機
32 管理センタ用通信部
33 移動体通信部
41 状況判断部
51 電波状態監視部
61 GPS電源制御部
【発明の属する技術分野】
本発明は、装着している人や物の移動経路や、異常発生に関する情報を送信するための位置情報端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、GPS受信機等を使用した位置検出部と、移動体通信方式を利用した情報送信部とを内蔵し、人や物に装着されて異常発生時に位置情報を遠隔に設置された管理センタ等に送信する位置情報端末や、当該位置情報端末を利用したシステムが知られている(下記特許文献1参照)。
【0003】
また、従来より、人や物の位置情報と共に、各種の状態を状態検出部により検出して、位置情報と併せて状態検出情報を管理センタ等に送る技術が知られている(下記特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−98573号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平7−312774号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の位置情報端末では、内蔵した振動センサにより振動を検知した場合や外部センサから信号を入力した場合に位置情報等を送信しており、例えば駐車中の車両の振動等を検出していたが、人や移動中の物の位置情報を送信する場合には、振動等により位置情報を送信することになるために、頻繁に位置情報等の送信をしなければならなくなる。これは、人や移動中の物に上述の位置情報端末を装着した場合には、例えば駐車中の車両のように静止状態を明確にすることができないことによる。
【0007】
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、人や移動中の物についての位置情報を適切なタイミングで送信することができる位置情報端末を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る位置情報端末は、位置情報の送信が必要とされる物体に装着され、必要に応じて位置情報を送信するに際して、テーブル記憶手段に、物体の複数の動作状態を規定する動作状態情報と、当該各動作状態情報ごとに規定された物体の異常又は正常を判断する異常/正常判断情報と対応させたテーブルを予め記憶させておく。そして、位置情報端末では、位置検出手段により物体の現在位置を検出すると共に、状態検出手段により物体の動作を検出する。
【0009】
このとき、状態判断手段では、状態検出手段により検出された物体の動作に基づいて、テーブル記憶手段に記憶されたテーブルの動作状態情報に該当する現在の物体の動作状態を判断し、異常判断手段では、状態判断手段により判断された現在の物体の動作状態に対応した正常/異常判断情報をテーブル記憶手段に記憶されたテーブルから読み出して、上記物体の動作が異常か否かを判断する。
【0010】
異常判断手段により異常と判断した場合には、異常判断手段により異常発生情報を生成し、位置情報と共に送信する。一方、異常判断手段により正常と判断した場合には、位置情報の送信をしない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態〜第9実施形態について図面を参照して説明する。
【0012】
[第1実施形態]
本発明を適用した第1実施形態に係る位置情報端末は、図1に示すように構成される。
【0013】
この位置情報端末は、例えばユーザ、車両やユーザの装着物等の物のように移動する物体に装着され、内部のマイクロコンピュータやメモリ等により、図1に示す各部を構成する。また、この位置情報端末は、図示しない管理センタや他の端末と位置情報送信部1が無線接続されてなり、必要に応じて位置情報送信部1から現在位置情報を送信する。この位置情報送信部1は、例えば携帯電話網に対応した通信プロトコルに従って動作することで、無線電波を管理センタや他の端末に送信する。
【0014】
また、この位置情報端末は、例えばGPS衛星と通信をすることで、GPS信号を受信して、当該GPS信号を用いて現在位置情報を検出する位置検出部2を備える。この位置検出部2は、位置情報端末が起動しているときにおいて、例えば所定期間毎に現在位置情報を生成する。
【0015】
更に、この位置情報端末は、位置情報端末の状態を判定することで、搭載されている物やユーザの状態を検出する状態検出部3、この状態検出部3にて検出した状態情報に基づいて搭載されている物やユーザの状態を判断する状態判断部4、及び、この状態判断部4の状態判断結果及び対応テーブル記憶部5に記憶された対応テーブルを参照して位置情報端末の異常判断をする異常判断部6を備える。
【0016】
状態検出部3は、例えば加速度センサを備え、当該加速度センサからのセンサ値に基づいて位置情報端末の状態を判断することで、搭載されている物やユーザの状態を検出して、状態検出情報を状態判断部4に送る。
【0017】
このとき、状態検出部3は、例えば予めセンサ値(加速度値)についての閾値を保持しておき、センサ値のレベルと閾値とを比較して位置情報端末の状態を検出する。また、状態検出部3は、例えば時間的に連続したセンサ値の周波数解析をして、周波数解析結果に基づいて位置情報端末の状態を検出しても良く、更に周波数解析結果とセンサ値のレベルとを組み合わせても良い。
【0018】
状態判断部4は、状態検出部3からの状態検出信号から、現在の位置情報端末の状態を判断することで、搭載されている物や人の状態を判断する。状態判断部4は、例えば搭載されている物やユーザの状態を示す状態判断結果と、状態検出情報とを対応づけて記憶している。すなわち、この状態判断部4では、対応テーブル記憶部5に記憶されている対応テーブルに規定されている動作状態に該当する現在の物体の動作状態を判断する。
【0019】
ここで、状態判断部4は、その一例を図2に示すように、ユーザが停止していることを示す「停止」、ユーザが歩いていることを示す「歩く」、ユーザが走っていることを示す「走る」、ユーザが倒れたことを示す「倒れる」、ユーザが自転車に乗っていることを示す「自転車」、ユーザが電車に乗っていることを示す「電車」、ユーザが車に乗っていることを示す「車」に区別した状態判断結果を生成する。
【0020】
異常判断部6は、状態判断部4からの状態判断結果が入力されると、対応テーブル記憶部5に記憶されている図2の対応テーブルを読み出して、状態判断結果に対応して搭載された物やユーザが異常か正常かを判断する。ここで、対応テーブルは、状態判断結果に相当する複数の端末状態情報に対応して、正常/異常判断情報が格納されている。
【0021】
例えば、異常判断部6は、搭載されている物や人の状態判断結果が「停止」、「歩く」又は「電車」であった場合には、対応テーブルを参照して「正常」であると判断し、状態判断結果が「走る」、「倒れる」、「自転車」又は「車」であった場合には対応テーブルを参照して「異常」であると判断する。この図2に示す対応テーブルは、例えば位置情報端末を装着しているユーザや、当該ユーザの位置情報を知りたいユーザ、又は管理センタなどにて予め設定されている。
【0022】
異常判断部6は、異常と判断した場合には、状態判断結果に対応する情報を異常発生情報として生成して、位置情報送信部1に送る。この異常発生情報は、位置情報送信部1が搭載されている物やユーザの状態を示す情報となる。これにより、位置情報送信部1では、異常と判断した場合には、異常発生情報及び当該異常発生情報を生成したときの位置情報を管理センタに送信する。
【0023】
一方、異常判断部6では、正常と判断した場合には異常発生情報及び位置情報の送信を行わないように位置情報送信部1を制御する。
【0024】
このような第1実施形態に係る位置情報端末によれば、位置情報端末の状態を判断してユーザの異常又は正常を判断するので、異常発生情報として詳細な情報や、人や移動中の物についての位置情報を適切なタイミングで送信することができ、異常発生情報及び位置情報の信頼性を向上させることができる。
【0025】
また、この位置情報端末によれば、異常が発生していないと判断した場合に、位置情報を送信しないので、不要な通信料を削減することができると共に、位置情報送信部1にて使用する消費電力を低減することができる。
【0026】
[第2実施形態]
つぎに、本発明を適用した第2実施形態に係る位置情報端末について説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0027】
第2実施形態に係る位置情報端末は、図3に示すように、状態判断部4により判断した状態判断結果に対応した状態が継続する時間を監視する状態監視部11を備えた点で、上述の実施形態に係る位置情報端末とは異なる。
【0028】
この状態監視部11は、状態判断部4にて状態判断結果を生成すると、その旨の情報を受けて、経過時間の計測を開始する。そして、状態監視部11では、現在の状態判断結果とは異なる状態判断結果を生成した旨の情報を受けると、経過時間の計測を停止して、計測していた経過時間をリセットする。ここで、状態監視部11は、状態判断部4から状態判断結果を生成した旨の情報を入力して時間計測開始及び停止をしても良く、状態判断部4の処理を監視して時間計測開始及び停止をしても良い。
【0029】
また、第2実施形態における位置情報端末の対応テーブル記憶部5には、図4に示すような対応テーブルが記憶されている。この対応テーブルは、端末状態情報に対応して継続時間情報が記憶されており、継続時間情報に対応して正常/異常判断情報が記憶されている。具体的には、「停止」の端末状態情報に対応した継続時間情報は、一例として「30分未満」、「30分以上」の2つが設定されており、各継続時間情報に対応して正常/異常判断情報が格納されている。
【0030】
異常判断部6では、状態判断部4からの判断結果情報が入力されると、当該判断結果が継続している経過時間を状態監視部11から取得する。そして、異常判断部6は、図4に示す対応テーブルを参照して、搭載された物やユーザが異常か正常かを判断する。具体的には、異常判断部6は、状態判断部4からの「停止」の判断結果情報が入力された場合において、状態監視部11での経過時間が30分未満である場合には「正常」と判定し、状態監視部11での経過時間が30分以上である場合には「異常」と判定する。
【0031】
次に、異常判断部6では、対応テーブルを使用して正常と判定した場合には異常発生情報及び位置情報の送信をさせず、異常と判定した場合には、経過時間及び状態判断結果の双方を含む異常発生情報及び位置情報を送信するように位置情報送信部1を制御する。
【0032】
このような第2実施形態に係る位置情報端末によれば、状態監視部11により状態判断結果が継続した経過時間を監視して異常判断部6により正常/異常の判断をするので、異常発生情報の内容をより詳細にできると共に、より正確に異常判断をすることができる。したがって、この位置情報端末によれば、送信する情報の信頼性を更に向上させると共に、更に通信量及び消費電力を削減することができる。
【0033】
[第3実施形態]
つぎに、本発明を適用した第3実施形態に係る位置情報端末について説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0034】
第3実施形態に係る位置情報端末は、図5に示すように、対応テーブル記憶部5に記憶された対応テーブルの内容を変更可能な対応テーブル変更部21を備える点で、第1実施形態に係る位置情報端末とは異なる。
【0035】
この対応テーブル変更部21は、例えば図2に示した対応テーブルを、図6に示すような対応テーブルに変更する。このとき、対応テーブル変更部21は、例えば位置情報端末を保有するユーザにより図示しないスイッチ機構が操作されることにより対応テーブルの内容を変更しても良く、位置情報端末からの位置情報及び異常発生情報を知りたいユーザの端末からの情報を位置情報送信部1により受けて対応テーブルの内容を変更しても良い。
【0036】
これにより、対応テーブル変更部21では、例えば状態判断部4の状態判断結果が「自転車」、「車」である場合には異常判断部6に正常と判断させ、状態判断部4の状態判断結果が「電車」である場合には異常判断部6に異常と判断させるような対応テーブルに変更する。
【0037】
このような第3実施形態に係る位置情報端末によれば、装着する人や物の利用形態に応じて正常又は異常の判断を変更するように対応テーブルを変更することができる。
【0038】
したがって、この位置情報端末によれば、例えば装着する人が平日に徒歩通学する子供とした場合には状態判断結果の「停止」及び「歩く」以外の動作を異常と異常判断部6により判断し、休日に自転車を利用するときには状態判断結果の「自転車」を正常と異常判断部6により判断する対応テーブルを作成することができる。また、この位置情報端末によれば、通勤に自転車とバスを利用する人に装着した場合には、状態判断結果の「停止」、「歩く」、「自転車」、「電車」以外の動作を異常と異常判断部6により判断する対応テーブルを作成することができる。
【0039】
したがって、この位置情報端末によれば、利用形態に応じて異なる異常又は正常の判断を正確にすることができる。
【0040】
なお、この第3実施形態に係る位置情報端末では、対応テーブル変更部21により異常/正常判断情報のみを変更する場合について説明したが、端末状態情報の変更、追加、削除や、第2実施形態における経過時間情報の変更をすることができるのは勿論である。
【0041】
[第4実施形態]
つぎに、本発明を適用した第4実施形態に係る位置情報端末について説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0042】
第4実施形態に係る位置情報端末は、図7に示すように、位置検出部2としてGPS受信機31を使用すると共に、管理センタと通信をする管理センタ用通信部32及び移動体通信部33を備える点で、第1実施形態に係る位置情報端末とは異なる。
【0043】
この位置情報端末では、状態判断部4での状態判断結果に基づいて図2や図6に示すような対応テーブルを参照して異常判断部6により異常と判断した場合に、異常発生情報を管理センタ用通信部32に送る。これに応じて、管理センタ用通信部32では、GPS受信機31により取得した位置情報と共に異常発生情報を管理センタに送信する。
【0044】
この管理センタ用通信部32は、異常発生情報及び位置情報を管理する専用の管理センタと通信するための専用の通信プロトコルのみならず、他の通信プロトコル、例えばインターネットに接続可能な通信プロトコル、携帯電話やFAX受信機と接続可能な通信プロトコル等を実装していても良い。これにより、管理センタ用通信部32では、例えば電子メールやFAX通信をして、異常発生情報及び位置情報の送信をする。
【0045】
また、この位置情報端末では、管理センタ用通信部32にて専用の管理センタに異常発生信号及び位置情報を送信すると共に、位置情報端末を装着しているユーザの状態を知りたいユーザの端末が異常発生信号及び位置情報の受信及び表示に対応している場合には移動体通信部33により送信をする。この移動体通信部33は、中継局を介して他の端末との通信を実現する移動体通信プロトコルに従って通信処理をする。
【0046】
したがって、第4実施形態に係る位置情報端末によれば、管理センタ用通信部32及び移動体通信部33を利用して、より広範囲に異常発生情報及び位置情報を通知することができると共に、確実に他のユーザに異常発生情報及び位置情報を通知することができる。
【0047】
[第5実施形態]
つぎに、本発明を適用した第5実施形態に係る位置情報端末について説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0048】
第5実施形態に係る位置情報端末は、図8に示すように、GPS受信機31や移動体通信部33の電波受信状態を監視して周囲状況を判断する状況判断部41を備える点で、第4実施形態に係る位置情報端末とは異なる。
【0049】
この状況判断部41では、GPS受信機31とGPS衛星との通信状態を監視すると共に、移動体通信部33と移動体通信用基地局との通信状態を監視して、GPS受信機31の電波受信状態及び移動体通信部33の電波受信状態を取得する。すなわち、この状況判断部41では、対応テーブル記憶部5に記憶されている対応テーブルに規定されている周囲状況に該当する現在の物体の周囲状況を判断する。
【0050】
そして、この状況判断部41では、GPS受信機31の電波受信状態及び移動体通信部33の電波受信状態が共に高い場合には位置情報端末の周囲状況が「室外」との状況判断結果を生成して異常判断部6に送る。また、状況判断部41では、GPS受信機31の電波受信状態及び移動体通信部33の電波受信状態が共に低い場合には位置情報端末の周囲状況が「室内」との状況判断結果を生成して異常判断部6に送る。更に、状況判断部41では、GPS受信機31の電波受信状態が高く、移動体通信部33の電波受信状態が低い場合には、位置情報端末の周囲状況が「山間部」との状況判断結果を生成して異常判断部6に送る。更にまた、状況判断部41では、GPS受信機31の電波受信状態が低く、移動体通信部33の電波受信状態が高い場合には、位置情報端末の周囲状況が「地下街」との状況判断結果を生成して異常判断部6に送る。
【0051】
これに対し、異常判断部6では、状況判断部41からの状況判断結果を取得すると、図9に示すような対応テーブルを参照して、異常と判断した場合に状況判断部41により判断した周囲状況を含む異常発生情報を生成して管理センタ用通信部32に送る。そして、管理センタ用通信部32では、異常発生情報を取得するとGPS受信機31から位置情報を取得して管理センタに送信する。
【0052】
この対応テーブルは、例えば状態判断結果に相当する端末状態情報の「停止」に対応して、状況判断結果の「室外」、「室内」、「山間部」、「地下街」が記憶され、各状況判断結果に対応した正常/異常判断情報が記憶されている。なお、図9に示す対応テーブルでは、端末状態情報の「停止」に対応した状況判断結果や正常/異常判断情報のみを図示したが、他の端末状態情報に対応させた状況判断結果及び正常/異常判断情報を登録可能である。
【0053】
このような第5実施形態に係る位置情報端末によれば、図9に示すように端末の状態及び周囲の状況に応じて正常/異常の判断をするので、より正確にユーザの状態が異常と判断することができる。
【0054】
また、この位置情報端末によれば、異常発生情報に周囲の状況を付加することができるので、より詳細な異常発生情報を送信することができる。
【0055】
[第6実施形態]
つぎに、本発明を適用した第6実施形態に係る位置情報端末について説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0056】
第6実施形態に係る位置情報端末は、図10に示すように、異常判断部6及び移動体通信部33と接続された電波状態監視部51を備える点で、第4実施形態に係る位置情報端末と異なる。
【0057】
電波状態監視部51は、移動体通信部33での電波状態を監視し、電波状態が所定のレベル以下となったか否かを判断する。この電波状態監視部51では、移動体通信部33の電波状態が所定のレベル以下となったら、位置情報端末にて移動体通信部33を用いた通信が不能となる可能性が高いと判断して、その旨の情報を異常判断部6に送る。これに応じて、異常判断部6では、異常発生情報を生成して管理センタ用通信部32に送る。
【0058】
このように動作する位置情報端末では、移動体通信部33の電波状態が所定のレベル以下となった時点では移動体通信部33による通信が可能となっていても、移動体通信部33の電波状態が所定のレベルよりも更に低下した場合に状態判断部4の状態判断結果により異常の発生を通知できないために異常とみなすようにする。
【0059】
このような第6実施形態に係る位置情報端末によれば、移動体通信部33による通信が不能となる前に、移動体通信部33による通信が不能となる可能性がある旨の情報を異常発生情報として位置情報と共に送信することができる。
【0060】
また、異常判断部6では、状態判断部4の状態判断結果から異常と判断しない場合であっても、移動体通信部33の電波状態が所定のレベル以下となった場合には、その旨を含む異常発生情報を生成する。このとき、管理センタ用通信部32や移動体通信部33では、以後に移動体通信部33による通信が不能となる可能性があるので、以前にGPS受信機31にて取得した複数の位置情報を異常発生情報と共に送信する。これにより、位置情報端末では、管理センタや異常を知りたいユーザに、過去に取得した複数の位置情報を提示して、位置情報端末を装着しているユーザや物の行き先の推測を容易とさせる。
【0061】
[第7実施形態]
つぎに、本発明を適用した第7実施形態に係る位置情報端末について説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0062】
第7実施形態に係る位置情報端末は、図11に示すように、状態判断部4及びGPS受信機31と接続されたGPS電源制御部61を備える点で、上述の実施形態に係る位置情報端末とは異なる。
【0063】
このGPS電源制御部61は、状態判断部4にて「停止」との状態判断結果を受けて、位置情報の取得を停止するために、GPS受信機31の動作を停止するように電源をオフにする。
【0064】
ここで、この位置情報端末では、図2、図4又は図6に示した対応テーブルを異常判断部6により参照して、正常との判断をしている。そして、状態判断部4により再度「停止」以外の動作を示す状態判断結果を得た場合には、GPS受信機31の電源をオンにするようにGPS電源制御部61にて制御をする。
【0065】
このような位置情報端末によれば、装着しているユーザや物が停止している場合には位置情報の検出が不要であると判断してGPS受信機31の電源をオフにするので、消費電力を低減することができる。したがって、この位置情報端末によれば、電源が無くなって位置情報及び異常発生情報の送信が不能になることを抑制することができる。
【0066】
[第8実施形態]
つぎに、本発明を適用した第8実施形態に係る位置情報端末について説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0067】
第8実施形態に係る位置情報端末は、図12に示すように、状況判断部41によりGPS受信機31や移動体通信部33の電波状態から周囲の状況を判断し、周囲の状況が「室内」や「地下街」と判断した場合には、GPS電源制御部61にその旨の情報を送る。
【0068】
これに応じて、GPS電源制御部61では、GPS受信機31の電源をオフにする。このとき、異常判断部6では、対応テーブル記憶部5から図6に示すような対応テーブルを読み出して、正常/異常の判断をする。
【0069】
このような位置情報端末によれば、位置情報の検出が困難である場合には、GPS受信機31の電源をオフにするので、消費電力を低減することができる。したがって、この位置情報端末によれば、電源が無くなって位置情報及び異常発生情報の送信が不能になることを抑制することができる。
【0070】
[第9実施形態]
つぎに、本発明を適用した第9実施形態に係る位置情報端末について説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0071】
第9実施形態に係る位置情報端末は、図13に示すように、状況判断部41によりGPS受信機31や移動体通信部33の電波状態から周囲の状況を判断し、周囲の状況が「室内」や「地下街」と判断した場合には、GPS電源制御部61にその旨の情報を送ると共に、状態判断部4から「停止」を示す状態判断結果をGPS電源制御部61に送る。
【0072】
これにより、GPS電源制御部61では、GPS受信機31の電源をオフにし、「室内」や「地下街」を示す周囲の状況以外の周囲の状況、「停止」以外の動作を示す状態判断結果を得た場合にはGPS受信機31をオンのままに維持する。
【0073】
このような位置情報端末によれば、第8実施形態と比較してより正確にGPS受信機31の電源を制御することができ、消費電力を低減することができる。
【0074】
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【0075】
【発明の効果】
本発明に係る位置情報端末によれば、物体の複数の動作状態を規定する動作状態情報と、当該各動作状態情報ごとに規定された物体の異常又は正常を判断する異常/正常判断情報と対応させたテーブルを予め記憶させておき、現在の物体の動作状態に対応した正常/異常判断情報をテーブルを参照して、物体の動作が異常であると判断した場合に位置情報と共に送信するので、人や移動中の物についての位置情報を適切なタイミングで送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1実施形態に係る位置情報端末の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した第1実施形態に係る位置情報端末にて使用する対応テーブルを示す図である。
【図3】本発明を適用した第2実施形態に係る位置情報端末の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明を適用した第2実施形態に係る位置情報端末にて使用する対応テーブルを示す図である。
【図5】本発明を適用した第3実施形態に係る位置情報端末の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明を適用した第3実施形態に係る位置情報端末にて使用する対応テーブルを示す図である。
【図7】本発明を適用した第4実施形態に係る位置情報端末の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明を適用した第5実施形態に係る位置情報端末の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明を適用した第5実施形態に係る位置情報端末にて使用する対応テーブルを示す図である。
【図10】本発明を適用した第6実施形態に係る位置情報端末の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明を適用した第7実施形態に係る位置情報端末の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明を適用した第8実施形態に係る位置情報端末の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明を適用した第9実施形態に係る位置情報端末の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 位置情報送信部
2 位置検出部
3 状態検出部
4 状態判断部
5 対応テーブル記憶部
6 異常判断部
11 状態監視部
21 対応テーブル変更部
31 GPS受信機
32 管理センタ用通信部
33 移動体通信部
41 状況判断部
51 電波状態監視部
61 GPS電源制御部
Claims (9)
- 位置情報の送信が必要とされる物体に装着され、必要に応じて位置情報を送信する位置情報端末であって、
上記物体の現在位置を検出する位置検出手段と、
上記物体の複数の動作状態を規定する動作状態情報と、当該各動作状態情報ごとに規定された上記物体の異常又は正常を判断する異常/正常判断情報と対応させたテーブルを記憶するテーブル記憶手段と、
上記物体の動作を検出する状態検出手段と、
上記状態検出手段により検出された上記物体の動作に基づいて、上記テーブル記憶手段に記憶されたテーブルの動作状態情報に該当する現在の物体の動作状態を判断する状態判断手段と、
上記状態判断手段により判断された現在の物体の動作状態に対応した正常/異常判断情報を上記テーブル記憶手段に記憶されたテーブルから読み出して、上記物体の動作が異常か否かを判断し、異常と判断した場合に異常発生情報を生成する異常判断手段と、
上記異常判断手段により異常発生情報が生成された場合に、上記位置検出手段により検出された位置情報及び異常発生情報を送信する送信手段と
を備えることを特徴とする位置情報端末。 - 上記状態判断手段により判断した現在の物体の動作状態の継続時間を監視する状態監視手段を更に備え、
上記テーブル記憶手段に記憶されたテーブルには、上記各動作状態情報に対応して少なくとも一つの継続時間情報、当該継続時間情報に対応して上記異常/正常判断情報が規定され、
上記異常判断手段は、上記状態判断手段により判断された現在の物体の動作状態及び上記状態監視手段により監視されている継続時間に基づいて、上記テーブルを参照して上記物体の動作が異常か否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の位置情報端末。 - 上記テーブル記憶手段に記憶されたテーブルに規定された情報を変更可能な変更手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の位置情報端末。
- 上記位置検出手段はGPS衛星からの信号に基づいて位置情報を生成するGPS受信機能を有し、上記送信手段は中継局を介して他の端末と通信する移動体通信プロトコルに従って通信処理をする移動体通信機能を有することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の位置情報端末。
- 上記テーブル記憶手段は、上記各動作状態情報に対応して少なくとも一つの周囲状況を示す周囲状況情報、当該各周囲状況情報に対応した正常/異常判断情報が規定され、
上記GPS受信機能による信号受信状態又は上記移動体通信機能の電波状態に基づいて、上記テーブル記憶手段に記憶されたテーブルの周囲状況情報に該当する周囲状況を判断する状況判断手段を更に備え、
上記異常判断手段は、上記状態判断手段により判断された現在の物体の動作状態及び上記状況判断手段により判断された現在の周囲状況に基づいて、上記テーブルを参照して上記物体の動作が異常か否かを判断することを特徴とする請求項4に記載の位置情報端末。 - 上記移動体通信機能の電波状態を判断する電波状態監視手段を更に備え、
上記異常判断手段は、上記電波状態監視手段により電波状態が所定レベル以下となったと判断された場合に異常発生情報を作成し、
上記送信手段は、異常発生情報と共に位置情報を送信することを特徴とする請求項4に記載の位置情報端末。 - 上記状態判断手段により上記物体が停止していると判断した場合に、上記GPS受信機能への電源を停止させる電源制御手段を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の位置情報端末。
- 上記GPS受信機能による信号受信状態又は上記移動体通信機能の電波状態に基づいて、周囲状況を判断する状況判断手段と、
上記状況判断手段により判断した周囲状況に基づいて上記GPS受信機能への電源を停止させる電源制御手段と
を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の位置情報端末。 - 上記電源制御手段は、上記状態判断手段により判断した現在の物体の動作状態に基づいて上記GPS受信機能への電源を停止させることを特徴とする請求項8に記載の位置情報端末。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011199703A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Casio Computer Co Ltd | 撮像装置及び撮像方法 |
JP2016066908A (ja) * | 2014-09-25 | 2016-04-28 | Kddi株式会社 | 通信端末装置、位置提供システム、位置送信方法、及び、位置送信制御用プログラム |
JP2022024844A (ja) * | 2020-07-28 | 2022-02-09 | ヤフー株式会社 | 端末装置、制御方法、制御プログラム、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム |
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2002
- 2002-11-26 JP JP2002342844A patent/JP2004178216A/ja not_active Withdrawn
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