JP5549196B2 - 車両用ドア開閉装置 - Google Patents

車両用ドア開閉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5549196B2
JP5549196B2 JP2009265144A JP2009265144A JP5549196B2 JP 5549196 B2 JP5549196 B2 JP 5549196B2 JP 2009265144 A JP2009265144 A JP 2009265144A JP 2009265144 A JP2009265144 A JP 2009265144A JP 5549196 B2 JP5549196 B2 JP 5549196B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw shaft
housing
back door
nut member
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009265144A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011106227A (ja
Inventor
健二 堀
顕義 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Aisin Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2009265144A priority Critical patent/JP5549196B2/ja
Publication of JP2011106227A publication Critical patent/JP2011106227A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5549196B2 publication Critical patent/JP5549196B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、車両用ドア開閉装置に関するものである。
従来、車両用ドア開閉装置として種々のものが提案されている。例えば特許文献1では、中空ハウジング(1)内に電動モータ(21)及び減速機(20)を備えており、ねじスピンドル(8)及びスピンドルナット(9)からなるねじ機構を介して回転運動を直進運動に変換することで、バックドア(跳ね上げフラップ)を開閉駆動する。また、特許文献2でも、同様に中空ハウジング(11)内に電動モータ(12)及び減速機(13)を備えており、ねじスピンドル(14a)及びスピンドルナット(17)からなるねじ機構を介して回転運動を直進運動に変換することで、バックドアを開閉駆動する。
特開2007−10146号公報 特開2002−331837号公報
ところで、特許文献1では、手動操作によるバックドアの開閉操作を軽微に行なえるよう、減速機及びねじスピンドル間の動力伝達を断接するクラッチ(7)を備える必要があり、部品点数の増大を余儀なくされる。また、クラッチを中空ハウジング内に同軸上に配置する場合には、その配置スペース分、全体として軸方向に長くなってしまう。一方、特許文献2では、そもそも手動操作によるバックドアの開閉操作を想定しておらず、例えば電動モータが故障等した場合には、バックドアが開閉不能になるなどその利便性が損なわれることになる。
本発明の目的は、部品点数の増大及び装置全体としての大型化を抑制しつつ、手動操作によるバックドアの開閉操作の利便性を確保することができる車両用ドア開閉装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車体及びバックドアのいずれか一方に回動自在に連結される第1ハウジングと、電気的駆動源に回転駆動されるねじ軸と、前記車体及び前記バックドアのいずれか他方に回動自在に連結される第2ハウジングと、前記第2ハウジングに収容され、前記ねじ軸と係合して該ねじ軸の回転運動をねじ作用で直線運動に変換し前記第2ハウジング内で前記ねじ軸を進退させるとともに、前記ねじ軸により軸方向に押圧されて前記第2ハウジング内での前記ねじ軸の進退を許容するように径方向に弾性変形するナット部材とを備え、前記ナット部材は、コイルスプリングであって、該コイルスプリングの1巻き当たりの軸方向の長さが、前記ねじ軸のピッチ又は前記ねじ軸のピッチの整数倍と一致し、前記ナット部材には、前記ねじ軸のピッチ又は前記ねじ軸のピッチの整数倍と一致する凹凸形状を呈し前記ねじ軸との間に介装される円筒状の介装プレートが装着されていることを要旨とする。
同構成によれば、前記ねじ軸及び前記ナット部材の係合により、前記電気的駆動源に回転駆動される前記ねじ軸の回転運動が直線運動に変換されることで、前記第2ハウジング内で前記ねじ軸が進退され、前記車体及び前記バックドアに連結される前記第1及び第2ハウジング間の距離が伸縮されて、前記バックドアが開閉駆動される。一方、前記バックドアを手動操作で開閉すべく、前記ねじ軸によりその軸方向に前記ナット部材を押圧すると、該ナット部材が径方向に弾性変形することで、前記第2ハウジング内での前記ねじ軸の進退が許容される。これにより、手動操作によるバックドアの開閉操作が可能となる。このように、例えば動力伝達を断接するクラッチを設けることなく、手動操作によるバックドアの開閉操作が可能となるため、部品点数の増大及び装置全体としての大型化を抑制することができる。
同構成によれば、前記ナット部材は、1巻き当たりの軸方向の長さが、前記ねじ軸のピッチ又は前記ねじ軸のピッチの整数倍と一致するコイルスプリングであることで、径方向に弾性変形可能であるものの、前記ねじ軸との係合状態を堅固に保持することができる。
同構成によれば、前記ねじ軸及び前記ナット部材間には、前記介装プレートが介装されていることで、例えば該介装プレートの前記ねじ軸側の面に塗布する摩擦材の摩擦力を調整することで、係合状態にある前記ねじ軸及び前記ナット部材の保持力を簡易に調整することができる。また、この摩擦材の塗布は、介装プレートの片側面(ねじ軸側の面)のみでよいため、摩擦材の消費量を削減することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の車両用ドア開閉装置において、前記第2ハウジング内で進退する前記ねじ軸の先端部に設けられ、該第2ハウジングの内壁面に弾接する緩衝部材を備えたことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、車体及びバックドアのいずれか一方に回動自在に連結される第1ハウジングと、電気的駆動源に回転駆動されるねじ軸と、前記車体及び前記バックドアのいずれか他方に回動自在に連結される第2ハウジングと、前記第2ハウジングに収容され、前記ねじ軸と係合して該ねじ軸の回転運動をねじ作用で直線運動に変換し前記第2ハウジング内で前記ねじ軸を進退させるとともに、前記ねじ軸により軸方向に押圧されて前記第2ハウジング内での前記ねじ軸の進退を許容するように径方向に弾性変形するナット部材とを備え、前記第2ハウジング内で進退する前記ねじ軸の先端部に設けられ、該第2ハウジングの内壁面に弾接する緩衝部材を備えたことを要旨とする。
請求項3に記載の発明の構成によれば、前記ねじ軸及び前記ナット部材の係合により、前記電気的駆動源に回転駆動される前記ねじ軸の回転運動が直線運動に変換されることで、前記第2ハウジング内で前記ねじ軸が進退され、前記車体及び前記バックドアに連結される前記第1及び第2ハウジング間の距離が伸縮されて、前記バックドアが開閉駆動される。一方、前記バックドアを手動操作で開閉すべく、前記ねじ軸によりその軸方向に前記ナット部材を押圧すると、該ナット部材が径方向に弾性変形することで、前記第2ハウジング内での前記ねじ軸の進退が許容される。これにより、手動操作によるバックドアの開閉操作が可能となる。このように、例えば動力伝達を断接するクラッチを設けることなく、手動操作によるバックドアの開閉操作が可能となるため、部品点数の増大及び装置全体としての大型化を抑制することができる。
また、請求項2,3に記載の発明の構成によれば、前記緩衝部材が前記第2ハウジングの内壁面に弾接することで、前記ねじ軸に対する前記第2ハウジングの直線運動の振れを抑制することができる。
本発明では、部品点数の増大及び装置全体としての大型化を抑制しつつ、手動操作によるバックドアの開閉操作の利便性を確保することができる車両用ドア開閉装置を提供することができる。
(a)(b)(c)は、本発明の一実施形態を示す断面図。 (a)(b)は、駆動体を示す斜視図。 車両の後部を示す側面図。 駆動体の製造態様を示す斜視図。 駆動軸の一部を示す平面図及び斜視図。 (a)(b)は、同実施形態の動作を示す断面図。 本発明の変形形態を示す平面図及び斜視図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図3は、本発明が適用される車両1の後部を示す側面図である。同図に示すように、車体2の後部には、その上部に設けられたドアヒンジ2aを介してバックドア3が開閉自在に取着されている。そして、車体2及びバックドア3には、車両高さ方向に延在するドア駆動ユニット10が連結されている。このドア駆動ユニット10は、バックドア3に固定素子11aにおいて回転自在に連結された下側部材11と、車体2に固定素子12aにおいて回転自在に連結された上側部材12とを備える。ドア駆動ユニット10は、下側部材11及び上側部材12(固定素子11a,12a)間の距離を伸長させることでバックドア3を開駆動するとともに、当該距離を短縮させることでバックドア3を閉駆動する。
図1(a)は、ドア駆動ユニット10を示す縦断面図である。また、図1(b)は、下側部材11及び上側部材12の係合部(図1(a)の範囲Z)を示す拡大図であり、図1(c)は、下側部材11及び上側部材12の係合部におけるピッチ円位置の縦断面図である。
図1(a)に示すように、下側部材11は、前記固定素子11aに一体に設けられた第2ハウジングとしての有底略円筒状の移動管13を備える。この移動管13の開口端部は、段差13aを介して拡開されて支持部13bを形成する。この支持部13bには、駆動体14が回転不能に固定される。図2(a)(b)に示すように、この駆動体14は、支持部13bの内径と同等の外径を有して該支持部13bに固定される略円筒状のホルダ15を備えるとともに、該ホルダ15に軸方向に移動不能且つ回転不能に固定されるナット部材としてのコイルスプリング16を備え、更に周囲にコイルスプリング16の巻き付けられた介装プレートとしての略円筒状のロールプレート17を備える。コイルスプリング16は、軸方向に圧縮された状態でホルダ15に保持されており、その1巻き当たりの軸方向の長さΔLは、一定に設定されている。また、ロールプレート17は、図4に示すように、上記長さΔLの半分(=ΔL/2)に一致するピッチpで凹凸する、条数が偶数(本実施例では「2」)の溝切りプレートPLが略円筒状に丸められてなる。従って、ロールプレート17は、溝切りプレートPLの重なる両縁部が凹凸に沿うことで径方向に弾性変形可能となる。ロールプレート17が上記ピッチpで凹凸する、即ちピッチpの歯溝を有することはいうまでもない。なお、移動管13の外周部には、所定角度位置でその長手方向に延在する突部13cが形成されている。
一方、上側部材12は、前記固定素子12aに一体に設けられた第1ハウジングとしての有蓋略円筒状の中空ハウジング21を備える。この中空ハウジング21には、電気的駆動源としての電動モータ22が収容・固定されるとともに、該電動モータ22の出力軸に連結された減速機23が収容されている。そして、減速機23の出力軸には、中空ハウジング21から突出するねじ軸としての棒状の駆動軸24が連結されている。電動モータ22、減速機23及び駆動軸24は、回転駆動部を構成する。
駆動軸24は、図5に示すように、ロールプレート17のピッチpと同等の間隔で軸方向に間欠的に刻設された複数の係合歯24aを有する。これら係合歯24aは、駆動軸24の径方向両側に左右対称に対で配設されており、軸方向の直交方向(接線方向)に平行配置されている。そして、図2(b)に示すように、駆動軸24の径方向両側の各係合歯24aは、条数が「2」であるロールプレート17の各凹部に嵌入している。つまり、ロールプレート17は、その波状の凹凸によりリード角に沿って係合歯24aと係合(噛合)する歯溝を形成している。なお、各係合歯24aには、ロールプレート17との噛み合いを容易にするためのクラウニング(面取り)処理等が施されている。
中空ハウジング21の開口端部には、その内径と同等の外径及び前記支持部13bの外径と同等の内径を有する略円筒状の中空ハウジング25が固着されている。この中空ハウジング25の下端部には、移動管13の外径と同等の内径を有する略円筒状のガイド壁25aが形成されるとともに、前記突部13cに対応する角度位置で該突部13cに対し移動可能に嵌合するガイド溝25bを有する。従って、中空ハウジング25は、ガイド溝25bが突部13cに案内される態様で、移動管13に対し軸方向に相対移動可能となっている。
また、駆動軸24の下端には、移動管13の内径と同等の外径を有する円盤状の緩衝部材としてのブッシュ26が固着されている。従って、駆動軸24は、ブッシュ26が移動管13の内周面に案内される態様で、移動管13に対し軸方向に相対移動可能となっている。この際、ブッシュ26により駆動軸24に対する移動管13の直線運動の振れが抑制される。
このような構成にあって、図6(a)に示すように、電動モータ22により駆動軸24が回転駆動されると、係合歯24aがロールプレート17及びコイルスプリング16を撓ませつつ、ロールプレート17等との間のねじ作用で回転運動が直線運動に変換される。そして、下側部材11及び上側部材12は、移動管13の内周面でブッシュ26が案内され、且つ、ガイド溝25bが突部13cに案内されて、これら下側部材11及び上側部材12(固定素子11a,12a)間の距離が伸縮される。そして、バックドア3が開閉駆動される。
また、例えばバックドア3の開状態において該バックドア3を閉操作すべく、これを押し下げるように負荷を加えると、図6(b)に示すように、駆動軸24(係合歯24a)により軸方向に押圧されるロールプレート17及びコイルスプリング16が径方向に弾性変形しつつ、係合歯24aがロールプレート17(凹凸)を滑る動作が順次、繰り返されて、移動管13内での駆動軸24の進退が許容される。これにより、手動操作でのバックドア3の閉操作が可能となる。そして、バックドア3の負荷が解放されると、コイルスプリング16等が弾性復帰して駆動軸24を締め付け、該駆動軸24を再び保持する。手動操作でのバックドア3の開操作についても同様である。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、駆動軸24及びロールプレート17(コイルスプリング16)の係合により、電動モータ22に回転駆動される駆動軸24の回転運動が直線運動に変換されることで、移動管13内で駆動軸24が進退され、車体2及びバックドア3に連結される移動管13及び中空ハウジング21,25間の距離が伸縮されて、バックドア3が開閉駆動される。一方、バックドア3を手動操作で開閉すべく、駆動軸24(係合歯24a)によりその軸方向にロールプレート17及びコイルスプリング16を押圧すると、該ロールプレート17等が径方向に弾性変形することで、移動管13内での駆動軸24の進退が許容される。これにより、手動操作によるバックドア3の開閉操作が可能となる。このように、例えば動力伝達を断接するクラッチを設けることなく、手動操作によるバックドア3の開閉操作が可能となるため、部品点数の増大及び装置全体としての大型化を抑制することができる。そして、部品点数が少ない分、製造コストを削減することができる。
(2)本実施形態では、コイルスプリング16は、径方向に弾性変形可能であるものの、駆動軸24との係合状態を堅固に保持することができる。
(3)本実施形態では、駆動軸24及びコイルスプリング16間には、ロールプレート17が介装されていることで、例えば該ロールプレート17の駆動軸24側の面に塗布する摩擦材の摩擦力を調整することで、係合状態にある駆動軸24及びロールプレート17の保持力を簡易に調整することができる。また、この摩擦材の塗布は、ロールプレート17の片側面(駆動軸24側の面)のみでよいため、摩擦材の消費量を削減することができる。
(4)本実施形態では、ブッシュ26が移動管13の内壁面に弾接することで、駆動軸24に対する移動管13の直線運動の振れを抑制することができる。
(5)本実施形態では、駆動体14(ナット部材)と係合する駆動軸24の係合歯24aを、径方向両側に左右対称に突出させたことで、いわゆる汎用の雄ねじを成形する場合のように比較的高価な加工を要することがなく、例えば係合歯24aの突出する径方向両側に型割れする対の金型を利用した安価なプレス加工が可能となる。一方、駆動体14のロールプレート17も、安価なプレス加工による溝切りプレートPLを略円筒状に丸めることで成形することができる。
(6)本実施形態では、駆動体14、電動モータ22及び減速機23等を中空ハウジング21,25内に直列的に配置したものの、クラッチの配置スペースが不要になる分、限られたスペース内(固定素子11a,12a間)での駆動軸24のストローク(伸び代)をより多く確保することができる。
(7)本実施形態では、コイルスプリング16及びロールプレート17に径方向への伸縮性を持たせたことで、駆動体14又は駆動軸24の精度ばらつきを吸収することができ、その精度管理の負荷を軽減することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図7に示すように、略90°間隔で径方向外側に突出する4つの係合歯31aが軸方向に間欠的に刻設された駆動軸31であってもよい。この場合、条数が「4」又はその公倍数であるロールプレートを採用することで、四方の各係合歯31aが当該ロールプレートの各凹部に嵌入する。この場合、係合歯31aの1歯当たりの負荷を減少することができる。
・前記実施形態において、コイルスプリング16の1巻き当たりの軸方向の長さΔLは、駆動軸(ねじ軸)のピッチp又はその整数倍であればよい。
・前記実施形態において、ロールプレート17は、駆動軸(ねじ軸)のピッチp又はその整数倍と一致する凹凸形状を呈すればよい。
・前記実施形態において、ロールプレート17を割愛し、コイルスプリング16のみで駆動軸24(係合歯24a)と係合させてもよい。あるいは、十分な保持力が得られるのであれば、コイルスプリング16を割愛し、ロールプレート17のみで駆動軸24(係合歯24a)と係合させてもよい。
・前記実施形態において、移動管13及び駆動軸24間に、該駆動軸24の軸方向への相対移動を助勢又は緩衝する適宜のダンパ(コイルばねなど)を介装してもよい。
・前記実施形態において、固定素子12a(中空ハウジング21等)をバックドア3に連結するとともに、固定素子11a(移動管13等)を車体2に連結してもよい。
・前記実施形態において、駆動軸24,31の係合歯24a,31aの形状は、軸方向の位置で異なっていてもよい。これにより、バックドア3の開閉位置に応じて、手動操作によるバックドアの開閉操作力を変化させることができる。例えば、操作力が増す位置(閉動作時のドア全閉位置付近)にて、駆動体14(ロールプレート17等)の歯溝形状は変化させず、係合歯24a,31aの突出長のみを縮め、歯形を小さくすると、弱い操作力での閉操作が可能となる。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
・前記ねじ軸は、前記ナット部材のピッチと同等の間隔で軸方向に間欠的に刻設され、軸方向に対し直交する方向に平行な複数の係合歯を有することを特徴とする。
2…車体、3…バックドア、13…移動管(第2ハウジング)、14…駆動体(ナット部材)、16…コイルスプリング(ナット部材)、17…ロールプレート(介装プレート)、21…中空ハウジング(第1ハウジング)、22…電動モータ(電気的駆動源)、23…減速機、24…駆動軸(ねじ軸)、26…ブッシュ(緩衝部材)。

Claims (3)

  1. 車体及びバックドアのいずれか一方に回動自在に連結される第1ハウジングと、
    電気的駆動源に回転駆動されるねじ軸と、
    前記車体及び前記バックドアのいずれか他方に回動自在に連結される第2ハウジングと、
    前記第2ハウジングに収容され、前記ねじ軸と係合して該ねじ軸の回転運動をねじ作用で直線運動に変換し前記第2ハウジング内で前記ねじ軸を進退させるとともに、前記ねじ軸により軸方向に押圧されて前記第2ハウジング内での前記ねじ軸の進退を許容するように径方向に弾性変形するナット部材とを備え、
    前記ナット部材は、コイルスプリングであって、該コイルスプリングの1巻き当たりの軸方向の長さが、前記ねじ軸のピッチ又は前記ねじ軸のピッチの整数倍と一致し、
    前記ナット部材には、前記ねじ軸のピッチ又は前記ねじ軸のピッチの整数倍と一致する凹凸形状を呈し前記ねじ軸との間に介装される円筒状の介装プレートが装着されていることを特徴とする車両用ドア開閉装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ドア開閉装置において、
    前記第2ハウジング内で進退する前記ねじ軸の先端部に設けられ、該第2ハウジングの内壁面に弾接する緩衝部材を備えたことを特徴とする車両用ドア開閉装置。
  3. 車体及びバックドアのいずれか一方に回動自在に連結される第1ハウジングと、
    電気的駆動源に回転駆動されるねじ軸と、
    前記車体及び前記バックドアのいずれか他方に回動自在に連結される第2ハウジングと、
    前記第2ハウジングに収容され、前記ねじ軸と係合して該ねじ軸の回転運動をねじ作用で直線運動に変換し前記第2ハウジング内で前記ねじ軸を進退させるとともに、前記ねじ軸により軸方向に押圧されて前記第2ハウジング内での前記ねじ軸の進退を許容するように径方向に弾性変形するナット部材とを備え、
    前記第2ハウジング内で進退する前記ねじ軸の先端部に設けられ、該第2ハウジングの内壁面に弾接する緩衝部材を備えたことを特徴とする車両用ドア開閉装置。
JP2009265144A 2009-11-20 2009-11-20 車両用ドア開閉装置 Expired - Fee Related JP5549196B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009265144A JP5549196B2 (ja) 2009-11-20 2009-11-20 車両用ドア開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009265144A JP5549196B2 (ja) 2009-11-20 2009-11-20 車両用ドア開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011106227A JP2011106227A (ja) 2011-06-02
JP5549196B2 true JP5549196B2 (ja) 2014-07-16

Family

ID=44229997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009265144A Expired - Fee Related JP5549196B2 (ja) 2009-11-20 2009-11-20 車両用ドア開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5549196B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102900302A (zh) * 2011-07-26 2013-01-30 单金龙 推杆式电动开窗机窗户
CN103375545B (zh) * 2012-04-17 2017-10-13 德昌电机(深圳)有限公司 驱动组件、车辆动力提升门用驱动组件、自动剪草机
US9103373B1 (en) 2014-04-30 2015-08-11 Hi-Lex Controls, Inc. Bearing-shaft assembly with bearing and method of attaching a bearing to a shaft
JP6466699B2 (ja) * 2014-11-20 2019-02-06 株式会社ハイレックスコーポレーション 伸縮駆動装置及び開閉機構
JP6937563B2 (ja) * 2015-11-24 2021-09-22 株式会社ユーシン 車両用ドア開閉装置
US10745958B2 (en) 2015-11-24 2020-08-18 U-Shin Ltd. Door opening and closing apparatus for vehicle
JP6873847B2 (ja) * 2017-07-05 2021-05-19 株式会社ミツバ 開閉体駆動装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59167277U (ja) * 1983-04-25 1984-11-09 トヨタ車体株式会社 自動車バツクドアの開閉装置
JPH0585269A (ja) * 1991-09-27 1993-04-06 Nippon Plast Co Ltd グローブボツクスの開閉装置
JP2956011B1 (ja) * 1998-04-01 1999-10-04 ソケー工業株式会社 物体移動装置および該物体移動装置を用いた自動昇降装置付座椅子
EP2250401B1 (en) * 2008-02-08 2013-04-10 Linak A/S Actuator

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011106227A (ja) 2011-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5549196B2 (ja) 車両用ドア開閉装置
US10544615B2 (en) Actuator for opening and closing a vehicle door
JP4761083B2 (ja) ローラブラインド装置用の巻取りシャフト
TW531608B (en) Shaft transmission
JP5185278B2 (ja) リニアアクチュエータ
CN107614929B (zh) 扁平式波动齿轮装置
JP6916156B2 (ja) 駆動装置
JP5294007B2 (ja) ラック軸支持装置および車両用操舵装置
CA2627947A1 (en) Robust slide adjustable wrench
JP5678623B2 (ja) 減速機、これを備える電動パワーステアリング装置、ならびに減速機の製造方法
KR20110095111A (ko) 액츄에이터
KR20150078303A (ko) 직렬 탄성 액츄에이터 장치
KR102111614B1 (ko) 전동 클램핑 장치
JP5148940B2 (ja) 減速装置
KR20170085390A (ko) 중공축 모터와 볼트스크류를 직결한 너트구동형 직렬 탄성 액츄에이터 장치
JP5807558B2 (ja) 駆動機構
JP5313801B2 (ja) 回転連結機構
JP6130193B2 (ja) 送り装置
JP7112927B2 (ja) 車両用ドア開閉装置
JP5241843B2 (ja) 波動式直動機構および把持機構
JP2006342909A (ja) 回転体連結構造及び電動ドアミラー装置
KR20210036365A (ko) 텐셔너
JP6350671B2 (ja) ウォーム減速機およびウォーム減速機の組立方法
WO2019093195A1 (ja) 車両用ドア開閉装置
JP6325867B2 (ja) ステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121011

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130528

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140422

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140505

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5549196

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees