JP5548298B1 - 歯科インプラントシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1本の歯4に対して、複数のインプラント体2が用いられる歯科インプラントシステム1において、各インプラント体の軸部に、顎骨5に穿設された掛穴51に引掛けられる掛部が設けられ、この掛部は、軸部に対して屈折されており、各インプラント体が、顎骨に引掛けられる際に、この掛部の屈折方向が、複数のインプラント体で異なる構成の歯科インプラントシステムである。
【選択図】図1
Description
歯科インプラント治療は、これらの手順に従って施術されるため、治療期間として6ヶ月〜1年間を要するのが一般的である。
特許文献1に記載の技術は、「歯根として上顎臼歯部の歯槽骨に埋入されて固定され、かつ脚構造を成す3本の脚部インプラント体と、該脚部インプラント体が移動自在に挿入されるために、前記脚部インプラント体の外径より大きい内径の維持孔が設けられ、該維持孔に挿入された前記各脚部インプラント体をまとめる機能を有する歯根台座部と、該歯根台座部と連結され、歯冠を装填するための支台であるアバットメントとを含む複合構造を有する歯科コンポーネントインプラント」である。
やはり治療期間として6ヶ月〜1年間を要するといった問題があった。
特許文献2に記載の技術は、「歯槽骨のうち口腔側に臨む上部歯槽骨に打ち込まれる抜け止め軸と、該抜け止め軸を下端に一体に突設しており、かつ上部には義歯が装着されるアバットメントとを備えた義歯固定装置」であり、「抜け止め軸が複数本からなり、これらの先端および外周の長手方向の複数箇所に抜け止め用の返り突起を有するもの」も提案されている。
1.1本の歯に対して、複数のインプラント体が用いられる歯科インプラントシステムに
おいて、
各インプラント体の軸部に、顎骨に穿設された掛穴に引掛けられる掛部が設けられ、
この掛部は、前記軸部に対して屈折されており、
各インプラント体が、顎骨に引掛けられる際に、この掛部の屈折方向が、複数のインプラント体で異なる構成であって、
2つのインプラント体が対を成し、各インプラント体の掛部の屈折方向が、相対向するように配置され、
少なくとも2対のインプラント体から成り、
一方の対を成す2つのインプラント体について、各インプラント体の掛部の屈折方向が、互いに内側に向かって相対向するように配置され、
他方の対を成す2つのインプラント体について、各インプラント体の掛部の屈折方向が、互いに外側に向かって相対向するように配置される構成であることを特徴とする歯科インプラントシステム。
(1)1本の歯に対して、複数のインプラント体が用いられる歯科インプラントシステムにおいて、
各インプラント体の軸部に、顎骨に穿設された掛穴に引掛けられる掛部が設けられ、
この掛部は、前記軸部に対して屈折されており、
各インプラント体が、顎骨に引掛けられる際に、この掛部の屈折方向が、複数のインプラント体で異なることを特徴とする歯科インプラントシステム。
(2)2つのインプラント体が対を成し、
各インプラント体の掛部の屈折方向が、相対向するように配置される構成であることを特徴とする前記(1)に記載の歯科インプラントシステム。
(3)少なくとも2対のインプラント体から成り、
一方の対を成す2つのインプラント体について、各インプラント体の掛部の屈折方向が、互いに内側に向かって相対向するように配置され、
他方の対を成す2つのインプラント体について、各インプラント体の掛部の屈折方向が、互いに外側に向かって相対向するように配置される構成であることを特徴とする前記(2)に記載の歯科インプラントシステム。
(4)対を成す2つのインプラント体が、各軸部が交差するように配置され、該軸部が交差する位置で枢支される構成であることを特徴とする前記(2)又は(3)に記載の歯科インプラントシステム。
(5)3つ以上のインプラント体が対を成し、
そのうちの少なくとも2つのインプラント体について、各インプラント体の掛部の屈折方向が、相対向するように配置されることを特徴とする前記(1)に記載の歯科インプラントシステム。
(6)3つ以上のインプラント体が対を成し、
そのうちの少なくとも2つのインプラント体が、各軸部が交差するように配置され、該軸部が交差する位置で枢支される構成であることを特徴とする前記(5)に記載の歯科インプラントシステム。
(7)インプラント体の軸部と掛部との間に、軸部に対する掛部の屈折角度を調整するための角度調整部が設けられることを特徴とする前記(1)〜(6)のいずれかに記載の歯科インプラントシステム。
(8)インプラント体の軸部の基端部に、少なくとも掛部の屈折方向とは反対方向に突出した軸固定部が設けられることを特徴とする前記(1)〜(7)のいずれかに記載の歯科インプラントシステム。
(9)インプラント体の軸部に、鍔状の凸部が設けられることを特徴とする前記(1)〜(8)のいずれかに記載の歯科インプラントシステム。
(10)複数のインプラント体の軸部を結合させると共に、義歯が装着される台座となるアバットメント体を有することを特徴とする前記(1)〜(9)のいずれかに記載の歯科インプラントシステム。
(11)アバットメント体の側面に、透孔が設けられることを特徴とする前記(10)に記載の歯科インプラントシステム。
(12)アバットメント体に、顎骨に埋入して固定されるための爪部が設けられることを特徴とする前記(10)又は(11)に記載の歯科インプラントシステム。
(13)アバットメント体に2つの爪部が設けられ、
アバットメント体によって2つのインプラント体の軸部が結合された状態において、
前記2つの爪部が、前記2つのインプラント体の掛部の基端部と、略等辺の四角形を形成する位置に形成されることを特徴とする前記(10)〜(12)のいずれかに記載の歯
科インプラントシステム。
(14)アバットメント体が、複数のインプラント体の軸部を束ねることで結合させる構成であることを特徴とする前記(10)〜(13)のいずれに記載の歯科インプラントシステム。
(15)インプラント体の軸部及び角度調整部は、板状に形成され、
掛部は、柱状又は針状に形成されることを特徴とする前記(1)〜(14)のいずれかに記載の歯科インプラントシステム。
(16)掛部が、直径0.5mm以上5mm以下の柱状体又は針状体であることを特徴とする前記(1)〜(15)のいずれかに記載の歯科インプラントシステム。
(17)インプラント体を顎骨に埋入した後、インプラント体と顎骨との結合を要しないことを特徴とする前記(1)〜(16)のいずれかに記載の歯科インプラントシステム。
即ち、顎骨の骨量等を問わず、多くの患者の治療期間及び治療回数を短縮することができると共に、顎骨への影響を最小限に止めることで、患者の精神的及び身体的負担を軽減することができる歯科インプラントシステムを提供することができる。
前記2に示す発明によれば、インプラント体に設けられた角度調整部によって、掛部の軸部に対する屈折角度を調整することができ、掛部の屈折角度と、顎骨に穿設された掛穴の角度が一致していなくても、歯科医師が臨床現場において、これらの角度を調整し合致させることができる。
前記3に示す発明によれば、軸部の基端部に、少なくとも掛部の屈折方向とは反対方向に突出した軸固定部によって、この軸固定部が、顎骨の表面に当接し、顎骨に埋入された掛部と相俟って、顎骨に取り付けられた軸部が傾くことを防止・抑制することができる。
これらのインプラント体を歯科用セメント等によって一体に結合すれば、複数のインプラント体が顎骨に固定される。
インプラント体に設けられた掛部は、例えば、軸部の端部を屈折させたように、軸部に対して屈折して設けられ、この掛部を、同じく軸部の方向に対して屈折した方向に穿設された掛穴に引掛けるので、軸部方向には抜けることがない。更に、各インプラント体は、掛部の屈折方向が異なるように取り付けられ、これらのインプラント体が一体に結合されるので、掛部の屈折方向にも抜けることがない。
従来のインプラント治療とは異なり、インプラント体を顎骨にねじ込む等して深く埋入させるのではなく、顎骨に浅く穿設された掛穴に、掛部を引掛ける構成であるため、顎骨の骨量や厚さが少ない場合であっても、補助手術等をすることなく施術することができる。また、インプラント体を深く埋入させることによる顎骨への損傷等の影響を最小限に止めることができる。
かかる構成の歯科インプラントシステムであれば、インプラント体を顎骨に引掛け、各インプラント体を一体に結合するだけで、一体に結合されたインプラント体が顎骨に固定されるので、従来のインプラント治療のように、インプラント体と顎骨とが結合する期間が不要であり、治療期間及び治療回数を短縮することができる。また、顎骨の骨量や厚さが少ない患者にも施術でき、補助手術による治療期間の延長を避けることもできる。
即ち、顎骨の骨量等を問わず、多くの患者の治療期間及び治療回数を短縮することができると共に、顎骨への影響を最小限に止めることで、患者の精神的及び身体的負担を軽減することができる歯科インプラントシステムを提供することができる。
前記(2)に示す参考発明によれば、2つのインプラント体の掛部の屈折方向が、相対抗するように配置することによって、各掛部が引掛けられる方向が反対になり、これらの2つのインプラント体が一体に結合されれば、一体に結合されたインプラント体が顎骨から外れることがなく固定される。
前記(3)に示す参考発明によれば、2対のインプラント体について、それぞれ内側に向かって相対向するものと、外側に向かって相対向するものを組み合わせることによって、掛部があらゆる方向に対して抜け難くなり、インプラント体の顎骨への固定がより強化される。
前記(4)に示す参考発明によれば、2つのインプラント体の各軸部が交差するように配置され、該軸部が交差する位置で枢支されるので、石吊り具の要領で、軸部に対して顎骨から引き抜かれる方向に力が加わると、掛部が顎骨を掴むように、内側に向かって力を加えるように働くので、軸部を引き抜こうとすればするほど、顎骨からインプラント体が抜け難くなる。
本発明に係る歯科インプラントシステム1の一実施例として、図1に分解説明図を示す。
る。
インプラント体2は、図2又は図3に表わされるように、少なくとも軸部21及び掛部22から構成され、角度調整部2又は位置決め部24を設けることができる。
軸部21の形状に限定はないが、例えば、図2に示されるように、板状に形成することもできるし、図3に示されるように、角柱状に形成することもできる。尚、軸部21の形状として、円柱状等の非角型を採用することもできるが、後述するように、本発明に係る歯科インプラントシステム1は、2つ以上のインプラント体2を組み合わせて使用するため、この2つ以上のインプラント体2を所定の箇所に配置する際に、板状や角柱状のように側面に平面を有する形状の方が、平面同士を接して固定し易いという利点がある。
尚、軸部21の長さや径又は厚さについては、歯科医師が治療の現場において、患者に合わせて加工することができる。特に、歯科用ドリル等で削ることでサイズや形状を加工することができるので、インプラント体2は、必要なサイズよりもやや大きめであることが好ましい。
掛部22は、図2又は図3に示されるように、軸部21の顎骨5側の端部に又は後述する角度調整部23を介して設けられ、軸部21の軸方向に対して屈折した方向に設けられ、柱状又は針状に形成される。
3つ以上のインプラント体2が対を成す場合においても、そのうちの少なくとも2つのインプラント体2について、各インプラント体2の掛部22の屈折方向が、相対向するように配置される。
図4は、2対のインプラント体2から構成される場合において、掛部22側から軸部21側を臨む方向に観察した場合における概略図である。この図4において、角度調整部23が表れる2つで対を成すインプラント体2は、図2に示される態様であり、軸部21が表れる2つで対を成すインプラント体2は、図3に示される態様である。
また、掛部22の軸部21に対する屈折角度に限定はないが、10度〜60度の範囲であることが好ましく、30度〜50度の範囲であることがより好ましい。この屈折角度が小さいと、インプラント対2が軸方向へ離脱するおそれがあり、屈折角度が大きいと、掛部22(又は掛穴51)の上を覆う顎骨5の厚みが薄くなり、強い力が加わると当該部分が割れるおそれがあり、また掛部21の取り付けも掛穴51の穿設も困難になる。
角度調整部23は、 図2に示されるように、軸部21と掛部22との接続箇所に、軸部21の軸方向に略直交する方向に延設することができる。この延設された角度調整部23は、軸部21よりも細くないし薄く形成することで屈曲し易くなり、この角度調整部23を任意に屈曲させることで、軸部21に対する掛部22の屈折角度を調整することができる。
位置決め部24は、図3に示されるように、軸部21の外周に沿って鍔状に設けることができる。アバットメント体2に軸部21が挿入される際に、位置決め部24の位置まで挿入されると、この位置決め部24にアバットメント体3が当接し、これ以上は挿入されなくなり、この位置でインプラント体2とアバットメント体3とを取り付けることができる。尚、図2に示されるインプラント体2の場合には、軸部21から延設された角度調整部23が位置決め部24の役割を果たすことができる。
突起部は、軸部21の下端に1つ設けてもよいし、この下端の幅方向両端部に1つずつ計2つ設けてもよいし、3つ以上を設けてもよい。
軸固定部25は、インプラント体2の軸部21の基端部に設けられ、少なくとも掛部22の屈折方向とは反対方向に突出させることで設けることができ、該基端部の全周にわたって突出させてもよいし、掛部22の屈折方向とは反対方向に加えて他の方向に突出させてもよい。
図6は、図2に示されるインプラント体2に凸部26が設けられた実施例であり、図7は、図3に示されるインプラント体2に凸部26が設けられた実施例である。
図7に示される軸部21について、軸部21の基端部に設けられた凸部26(図面上で最下段に表わされる凸部26)は、上述した軸固定部25を兼ねることができる。この場合、凸部26は、少なくとも掛部22の屈折方向とは反対方向に突出する態様となる。
2つのインプラント体2が対を成して使用される場合において、図8に示されるように、2つの軸部21が交差するように配置され、該軸部21が交差する位置に枢支部27が設けられ、該枢支部で2つの軸部21が回動可能に枢支される構成を採用することができる。この場合、各インプラント体2の掛部22は、相互に内側に向かって屈折され、相対向するように配置される。
アバットメント体3は、複数のインプラント体2の軸部21を結合させると共に、義歯4が装着される台座となるものである。
図9等に示されるように、アバットメント体3は、台座部31と爪部32とを有する。
台座部31の形状は、図9に示されるように、中空の角柱形状に形成することができる。この形状は、図2に示されるインプラント体2の形状に対応したもので、中空部31aには、複数のインプラント体2の軸部21が挿通される。中空部31aの形状を、任意の数のインプラント体2の軸部21の形状と予め一致させておくことで、中空部31aに挿通された複数の軸部21は、中空部31a内で密状態に収容され、束ねられるような態様で結合ないし固定される。また、中空部31aを挿通される軸部21よりも大きめに形成しておき、軸部21と台座部31の間に生じた空隙Sを、歯科用セメント等で埋めることができる。即ち、例えば、図16に示されるように、2つのインプラント体2の軸部21の間の空隙Sが歯科用セメント等で埋められることにより、2つの軸部21が傾斜したりすることを抑制できる。
尚、図9における形状は上部が開放されているが、この上部が閉鎖された形状を採用することもできる(図示しない)。
れるインプラント体2の形状に対応したもので、それぞれの孔部31bに、インプラント体2のそれぞれの軸部21が挿通される。孔部31bの形状を、軸部21の形状と予め一致させておくことで、複数のインプラント体2は、それぞれの軸部21が孔部31bに挿通されることで結合ないし固定される。
尚、図10〜12に示されるアバットメント体3の態様であっても、孔部31bを挿通される軸部21よりも大きめに形成しておき、軸部21と台座部31の間に生じた空隙Sを、歯科用セメント等で埋めることができる。
インプラント体2が、3つ以上用いられる場合でも、掛部22だけでは横方向の強度が低い方向があり、この方向への強度を補う位置に爪部32が設けられることが好ましい。
にはアバットメント体3を結合させることによって、必要十分な強度を得ることができるのである。
ここでは、図2に示されるインプラント体2を2つと、図9に示されるアバットメント体3を1つ用いた場合の手順を説明する。
掛穴51は、インプラント体2における掛部22の屈折角度と略同一となる角度に穿設することが好ましい。尚、掛穴51を穿設する前に、顎骨5の歯槽骨の表面に球冠状等の窪みを設けておけば、掛穴51を任意の角度に穿設し易い。
また、必要に応じて、顎骨5の歯槽骨に、小穴52も穿設する。小穴52を穿設する位置は、先に説明したとおり、図13に示される位置である。
この際、図15に示されるように、2つのインプラント体2は、それぞれの掛部22が掛穴51に奥まで挿通される過程において、それぞれの軸部21が接し、互いに寄せ合う態様となる。
2つのインプラント体2が接触せず、間に空隙Sが生じる場合(図16参照。)には、この空隙Sを歯科用セメント等で埋めることができ、2つのインプラント体2が一体となって固定されることが好ましい。即ち、例えば、図16に示されるように、2つのインプラント体2の軸部21の間の空隙Sが歯科用セメント等で埋められることにより、2つの軸部21が傾斜したりすることを抑制できる。
尚、掛部22と掛穴51の大きさが合致しない場合には、治療現場において歯科用ドリル等を使用して、掛部22を短く又は細く加工してもよい。
この状態において、2つのインプラント体2は、それぞれの軸部21が、アバットメント3の中空部31aに密状態で収容されるので、顎骨5に固定される。
インプラント体2とアバットメント体3の間に、空隙Sが生じる場合(図16参照。)には、この空隙Sを歯科用セメント等で埋めることができ、インプラント体2とアバットメント体3とが一体となって固定されることが好ましい。
また、アバットメント体3に設けられた爪部32を、予め顎骨5に穿設された小穴52に埋入する。
ント等を用いて、両者を接着固定してもよい。
尚、図16及び17について、アバットメント体3は、部分断面図にて表わされ、アバットメント3に挿通されたインプラント体2の態様が表わされている。
2 インプラント体
21 軸部
22 掛部
22a 先端部
23 角度調整部
24 位置決め部
25 軸固定部
26 凸部
27 枢支部
3 アバットメント体
31 台座部
31a 中空部
31b 孔部
32 爪部
33 透孔
4 義歯
5 顎骨
51 掛穴
52 小穴
6 歯肉
S 空隙
Claims (3)
- 1本の歯に対して、複数のインプラント体が用いられる歯科インプラントシステムにおいて、
各インプラント体の軸部に、顎骨に穿設された掛穴に引掛けられる掛部が設けられ、
この掛部は、前記軸部に対して屈折されており、
各インプラント体が、顎骨に引掛けられる際に、この掛部の屈折方向が、複数のインプラント体で異なる構成であって、
2つのインプラント体が対を成し、各インプラント体の掛部の屈折方向が、相対向するように配置され、
少なくとも2対のインプラント体から成り、
一方の対を成す2つのインプラント体について、各インプラント体の掛部の屈折方向が、互いに内側に向かって相対向するように配置され、
他方の対を成す2つのインプラント体について、各インプラント体の掛部の屈折方向が、互いに外側に向かって相対向するように配置される構成であることを特徴とする歯科インプラントシステム。 - インプラント体の軸部と掛部との間に、軸部に対する掛部の屈折角度を調整するための角度調整部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の歯科インプラントシステム。
- インプラント体の軸部の基端部に、少なくとも掛部の屈折方向とは反対方向に突出した軸固定部が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科インプラントシステム。
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