JP5547034B2 - 運行記録計 - Google Patents

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Description

本発明は、運行記録計に係り、特に、車両の走行情報を記録紙に記録する運行記録計に関するものである。
トラックやバス、タクシー等の車両に搭載される運行記録計は、時間の経過と共に回転させた円形の記録紙に記録針を接触させ、この記録針を記録紙の径方向に駆動することにより、車両の走行速度や走行距離などの車両情報が記録針の軌跡上の記録紙箇所に記録されるように構成されている(特許文献1)。
上述した運行記録計は、イグニッションオフ、アクセサリオフ時においても、記録紙上に運行時間記録を残すために常に記録紙を回転させている。このため、従来の運行記録計は、イグニッションオフ、アクセサリオフ時もモータを駆動する必要があり、暗電流が大きい、という問題があった。
特開2001−167566号公報
そこで、本発明は、イグニッションオフ、アクセサリオフ時の暗電流の低減を図った運行記録計を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための請求項1記載の発明は、記録紙を回転させる時計モータと、車両の運行中に前記時計モータを制御して前記記録紙を通常速度で回転させる第1モータ制御手段と、前記記録紙に接触して車両の走行情報の記録を行う記録針と、前記第1モータ制御手段によって前記記録紙が通常速度で回転されている間に、前記車両の走行情報に応じて前記記録針を記録紙の径方向に駆動する記録針駆動手段と、を備えた運行記録計において、前記車両の運行中にイグニッションオフ又はアクセサリーオフを検出すると、前記時計モータの回転を停止させるモータ停止手段と、前記モータ停止手段により前記時計モータの回転が停止されると時間カウントを開始するカウント手段と、前記モータ停止手段による前記時計モータの停止中にイグニッションオン又はアクセサリーオンを検出すると、前記時計モータを制御して前記カウント手段によりカウントされた時間カウントに応じた時間だけ前記記録紙を前記通常速度より速い高速度で回転させる第2モータ制御手段と、前記モータ停止手段による前記時計モータの停止中に運行終了操作を検出すると、前記時計モータを制御して前記カウント手段によりカウントされた時間カウントに応じた時間だけ前記記録紙を前記通常速度より速い高速度で回転させた後、前記時計モータの回転を停止させる第3モータ制御手段と、を備え、前記第1モータ制御手段が、前記モータ停止手段による前記時計モータの停止中にイグニッションオン又はアクセサリーオンを検出すると、前記第2モータ制御手段による前記時計モータの高速回転が終了するのを待って前記記録紙を通常速度で回転させることを特徴とする運行記録計に存する。
請求項2記載の発明は、前記カウント手段によりカウントされた時間カウントが所定時間に達する毎に、前記所定時間に応じた時間だけ前記記録紙を前記高速度で回転させた後、前記時計モータの回転を停止する第4モータ制御手段と、前記カウント手段によりカウントされた時間カウントが所定時間に達する毎に、前記時間カウントを0リセットとするリセット手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の運行記録計に存する。
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、モータ停止手段が、車両の運行中にイグニッションオフ又はアクセサリーオフを検出すると、時計モータの回転を停止させるので、イグニッションオフ、アクセサリオフ時の暗電流の低減を図ることができる。しかも、カウント手段が、モータ停止手段により時計モータの回転が停止されると時間カウントを開始し、第2モータ制御手段が、モータ停止手段による時計モータの停止中にイグニッションオン又はアクセサリーオンを検出すると、時計モータを制御してカウント手段によりカウントされた時間カウントに応じた時間だけ記録紙を通常速度より速い高速度で回転させ、第3モータ制御手段が、モータ停止手段による時計モータの停止中に運行終了操作を検出すると、時計モータを制御してカウント手段によりカウントされた時間カウントに応じた時間だけ記録紙を通常速度より速い高速度で回転させた後、時計モータの回転を停止させるので、イグニッションオフ、アクセサリオフ時に時計モータを停止しても、イグニッションオフ、アクセサリオフ中の運行時間記録を行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、イグニッションオフ、アクセサリオフ中に所定時間毎に記録紙を高速回転するので、イグニッションオン、アクセサリオンしてからの高速回転時間を短縮して直ちに第1モータ制御手段による記録紙の通常回転を開始して、記録針駆動手段による記録針の駆動を開始して車両情報の記録を行うことができる。
本発明の運行記録計の一実施形態を示す斜視図である。 図1の回転テーブル上に保持される記録紙の要部平面図である。 図1に示した運行記録計のカートリッジの筐体内部構造を示す平面図である。 図1に示す運行記録計の電気構成図である。 図4に示すCPUの第1実施形態における処理手順を示すフローチャートである。 図1に示す運行記録計の動作の詳細を説明するための記録紙の要部平面図である。 図4に示すCPUの第2実施形態における処理手順を示すフローチャートである。
第1実施形態
以下、第1実施形態における本発明の運行記録計を図1乃至図4を参照して説明する。図1は、本発明の運行記録計の一実施形態を示す斜視図である。図2は、図1の回転テーブル上に保持される記録紙の要部平面図である。図3は、図1に示した運行記録計のカートリッジの筐体内部構造を示す平面図である。図4は、図1に示す運行記録計の電気構成図である。
本発明の一実施形態にかかる運行記録計1は、図1に示すように、円形の記録紙10に走行情報を記録するための記録針2A、2B、2Cと、これら記録針2A、2B、2Cを記録紙10の径方向に沿って互いに独立して移動する記録針駆動機構3A、3B、3Cと、これら記録針2A、2B、2Cなどが内部に配設された略箱形の本体4と、記録紙10などを保持する保持体としてのカートリッジ5と、記録紙10を回転させる時計機構6(図3)と、カートリッジ5を本体4外の出入位置と本体4内の記録紙10に走行情報を記録する記録位置とに亘ってカートリッジ5を移動させる図示しないローディング機構などを備えている。
前述した記録針2A、2B、2Cは、本体4内の記録位置に収容されるカートリッジ5に上方から相対するように、上方から下方に向かってそれぞれ垂設されている。上記記録針2A、2B、2Cは、記録紙10の回転中に記録紙10に接触して車両の走行情報としての走行距離や走行速度等を記録する。
これら記録針2A、2B、2Cによって走行情報が記録される記録紙10は、図2に示すように、円形を呈し、後述する係止突起に係合可能な略水滴形の中心孔10aを中央部に有している。前記中心孔10aの外側の記録紙10領域には、該中心孔10aから近い順に、走行距離記録領域10c、乗務員交代記録領域10d、走行速度記録領域10eが同心円上にそれぞれ形成され、これら走行距離記録領域10c、乗務員交代記録領域10d、走行速度記録領域10eにより走行情報記録領域10bが構成されている。尚、前記走行速度記録領域10eには、「0km/h」から10km/h刻みで目盛10hが記されている。
そして、上記記録針2Aが、記録紙10の走行距離記録領域10cに走行距離情報を記録する距離記録用であり、記録針2Bが、記録紙10の乗務員交代記録領域10dに乗務員交代情報を記録する交代記録用であり、記録針2Cが、記録紙10の走行速度記録領域10eに走行速度情報を記録する速度記録用である。
これら記録針2A、2B、2Cはそれぞれ、記録針駆動機構3A、3B、3C(図1)によって、記録紙10の径方向に沿って互いに独立して移動されるように支持されている。上記記録針駆動機構3A、3B、3Cは、図示しない単一の記録針昇降機構によって、記録紙10に接離する方向に沿って移動されるように支持されている。
上記記録針昇降機構は、昇降モータ31(図4)と、図示しない昇降フレームと、昇降モータ31及び昇降フレームの間に設けられ、昇降モータ31の駆動力を昇降フレームに伝達して昇降フレームを昇降させる(=記録紙10に接離する方向に移動させる)図示しない昇降伝達機構と、を備えている。
上記記録針駆動機構3A、3B、3Cはそれぞれ、上記昇降フレームに搭載されていて、走行距離モータ32A、乗務員交代モータ32B、走行速度モータ32C(図4)と、図示しないフレームと、これらモータ32A、32B、32C及びフレームの間にそれぞれ設けられ、モータ32A、32B、32Cの駆動力をフレームに伝達してフレームを前後方向(=記録紙10の径方向)に移動させる図示しない前後伝達機構と、を備えている。
以上の構成によれば、上記昇降フレームは、昇降モータ31の正逆回転により昇降され、記録針2A、2B、2Cが記録紙10の走行距離記録領域10c、乗務員交代記録領域10d、走行速度記録領域10eにそれぞれ接触する接触位置と、各領域10c、10d、10eから上方に離間する離間位置と、の間を移動する。また、フレームは、モータ32A、32B、32Cの正逆回転により前後方向に移動し、記録針2A、2B、2Cが記録紙10の各領域10c、10d、10e上の前後方向に移動する。
前記本体4は、図1に示すように下ケース41と、上ケース42と、これら下及び上ケース41、42の全部に取り付けられる前面パネル43と、下ケース41に取り付けられる開閉蓋44などを備えている。
前面パネル43には、時計43a、操作ボタン43b、開閉スイッチ43cがそれぞれ前面側に露出した状態で配されているとともに、本体4の内部と外部とを互いに連通するカートリッジ挿抜口43dが形成されている。
操作ボタン43bは、本体4を組み立てた状態で押圧操作することによって、時計43aの時刻を進まる操作や、乗務員交代の入力操作が行われる。開閉スイッチ43cは、本体4を組み立てた状態で押圧操作することによって、図示しないローディング機構がカートリッジ5を本体4内外に出し入れするように構成されている。
上記開閉蓋44は、下ケース41の前端部に枢支されている。開閉蓋44は、後述するカートリッジ挿抜口43dを開閉可能に下ケース41に取り付けられている。開閉蓋44は、カートリッジ挿抜口43dを閉じるように図示しないばねによって付勢されている。
上記カートリッジ5は、筐体51と、記録紙収容部52と、本体4内に配された時計モータ61(図3に示す)の動力を記録紙収容部52の後述する回転テーブル52aに伝達する筐体51内に設けられた動力伝達歯車群53(図3に示す)と、を備えている。
筐体51は、図1などに示す互いに連結されるアッパハウジング51aと、ロアハウジング51bと、を備えている。アッパハウジング51aは、天井壁51a−1と、この天井壁51a−1の縁部から立設された周壁51a−2と、を備えている。ロアハウジング51bは、底壁51b−1と、この底壁51b−1の縁部から立設された周壁51b−2と、を備えている。アッパハウジング51aとロアハウジング51bとが互いに連結されると、天井壁51a−1と底壁51b−1とは互いに間隔を空けて互いに相対し、周壁51a−2、51b−2は互いに連なる。
筐体51は、アッパハウジング51aとロアハウジング51bとが互いに連結された状態で、カートリッジ挿抜口43dの開口及び本体4の奥行きに対応する薄い箱状に形成されている。筐体51の周壁51a−2、51b−2には、開口部51cが設けられている。
記録紙収容部52は、記録紙10を収容することが可能となっており、アッパハウジング51aの天井壁51a−1の上面側に形成されている。前記記録紙収容部52は、記録紙10を保持する回転テーブル52aを備えている。回転テーブル52aは、記録紙収容部52の略中央に配されている。回転テーブル52aは、円盤状に形成されており、中央から上方に向かって立設した係止突起52bと回転軸52cと凸部52dなどを備えている。回転テーブル52aの外周面には、前記動力伝達歯車群53の回転テーブル52a側の一つと噛み合う歯52a−1(図3)が形成されている。
上記係止突起52b、回転軸52c及び凸部52dは、記録紙収容部52に露出して配されている。係止突起52bは、回転テーブル52aの略中央に配され、平面形状が略水滴状に形成されている。係止突起52bには、記録紙10の中央孔10aが係止可能となっている。
回転軸52cは、係止突起52bの上面から立設され、回転テーブル52aの略中央に配されている。また、回転軸52cは、平面形状が略円形に形成されていて、押え部材7が嵌着可能となっている。上記凸部52dは、回転軸52cと間隔を空けて設けられ、係止突起52bの上方から立設されている。
前述した構成によって、回転テーブル52aは、中心孔10aに回転軸52c、凸部52dを挿入しかつ係止突起52bを中心孔10aに係合させて、記録紙10を位置決めして保持する。さらに、回転軸52cに押え部材7を嵌着することによって、この押え部材7が記録紙10を回転テーブル52aに向かって押さえつけた状態で、記録紙10を固定する。
上記動力伝達歯車群53は、図3に示すように、それぞれ、アッパハウジング51a及びロアハウジング51bに回転自在に支持された複数の伝達歯車53aと、バックラッシュ防止歯車53bと、で構成されている。
上記複数の伝達歯車53aのうち回転テーブル52aから離れた側の一つは、その外周面に形成された歯の一部が前記開口部51cを介して筐体51の外に露出するように配されている。バックラッシュ防止歯車53bは、回転テーブル52aの歯52a−1と互いに噛み合っているとともに、図示しない渦巻きばねなどによって、例えば、図3中に示した反時計回りの矢印Fに沿って付勢される。バックラッシュ防止歯車53bは、回転テーブル52aを、例えば、図3中に示す時計回りの矢印H1に沿って付勢して、バックラッシュを防止する。
また、筐体51内には、図3に示すように、操作歯車55が設けられている。この操作歯車55は、アッパハウジング51a及びロアハウジング51bに回転自在に支持されている。操作歯車55は、その一部が筐体51に設けた開口部51dを介して、筐体51の外部に向かって突出した状態で配される。操作歯車55は、手などによって回転操作できるように構成されている。
また、筐体51内には、複数の伝達歯車56が設けられている。この複数の伝達歯車56は、アッパハウジング51a及びロアハウジング51bに回転自在に支持されていて、操作歯車55と複数の伝達歯車53aの一つとの間に設けられている。
前述した構成によって、回転テーブル52aは、前記筐体51内に配された動力伝達歯車群53と連動して回転するようになる。さらに、回転テーブル52aは、操作歯車55と連動して回転するようになる。
上記時計機構6は、上記カートリッジ5が本体4内に収容された際に、カートリッジ5の開口部51c側の側方に配されている。時計機構6は、回転テーブル52aを回転させて記録紙10を回転させるための時計モータ61と、この時計モータ61及び前記動力伝達歯車群53の間に設けられ、時計モータ61の駆動力を動力伝達歯車群53に伝達する動力伝達機構62と、を備えている。
上記動力伝達機構62は、図3に示すように、それぞれ、アッパハウジング51a及びロアハウジング51bに回転自在に支持された複数の伝達歯車62a−1、62a−2、62a−3と、この伝達歯車62a−3の上面に設けられた揺動レバー62bと、揺動レバー62bの先端に取り付けられた伝達歯車62cと、を備えている。
上記揺動レバー62bは、図2中点線で示す、伝達歯車62cが開口部51cから露出している伝達歯車53aと噛み合わない非伝達位置と、図2中実線で示す、伝達歯車62cが開口部51cから露出している伝達歯車53aと噛み合う伝達位置と、の間で揺動可能に伝達歯車62a−3に支持されている。
揺動レバー62bは、カートリッジ5が本体4外にある出入位置にあるときは、図2中の点線で示す非伝達位置にあり、カートリッジ5が本体4内にある記録位置にあるときは、ローディング機構により図2中の実線に示す伝達位置になる。上記伝達歯車62cは、非伝達位置及び伝達位置の双方の位置で歯車62a−3に噛み合うように設けられている。
前述した構成により、カートリッジ5が本体4外の出入位置にあるときは、伝達歯車62cは開口部51cから露出している伝達歯車53aと噛み合わない非伝達位置にあり、時計モータ61の駆動力が回転テーブル52aに伝達しない。一方、カートリッジ5が本外4外の記録位置にあるときは、伝達歯車62cは伝達歯車62a−3及び開口部51cから露出している伝達歯車53aの双方の歯に噛み合う伝達位置にあり、時計モータ61の駆動力が回転テーブル52aに伝達される。
上記ローディング機構は、ローディングモータ81(図4)と、このローディングモータ81の駆動力を上記カートリッジ5に伝達して、カートリッジ5を本体4内外に出し入れする図示しない伝達機構と、を備えている。
次に、上述した運行記録計1の電気構成図について図4を参照して説明する。運行記録計1は、記録計全体の制御を司るCPU9と、バッテリから電源電圧を生成してCPU9に供給する電源回路11と、イグニッションスイッチのアクセサリ、イグニッションのオンオフを検出するAcc検出部12と、バッテリからアクセサリ系の電源電圧を生成するAcc系電源回路13と、不揮発性のメモリであるNVM14と、をさらに備えている。上記Acc検出部12は、イグニッションスイッチのポジションを検出して検出結果をCPU9に対して出力する。
また、このCPU9には、開閉スイッチ43cが接続されている。また、CPU9は、モータ出力I/F15A、15Bを介して、ローディングモータ81、昇降モータ31が接続されている。
上記CPU9は、カートリッジ5が本体4外にあるときに開閉スイッチ43cの操作(即ち、運行開始操作)が行われると、ローディングモータ81を制御してカートリッジ5を本体4内の記録位置に移動させた後、昇降モータ31を制御して記録針2A、2B、2Cを記録紙10に接触させる接触位置に移動させるローディング処理を行う。一方、カートリッジ5が本外4内にあるときに開閉スイッチ43cのイジェクト操作(即ち、運行終了操作)が行われると、昇降モータ31を制御して記録針2A、2B、2Cを記録紙10から離間させる離間位置に移動させた後、ローディングモータ81を制御してカートリッジ5を本体4外の出入位置に移動させるイジェクト処理を行う。
また、上記CPU9には、SPパルスインタフェース(I/F)15Cを介して走行パルスが供給されている。走行パルスは、車両が単位距離走行する毎に走行センサから出力されるパルスである。この走行パルスから車両の速度、走行距離を検出することができる。また、上記CPU9は、モータI/F15D、15E、15F、15Gを介して上述した時計モータ61、走行距離モータ32A、乗務員交代モータ32B、走行速度モータ32Cに接続されている。
上記CPU9は、第1モータ制御手段として働き、記録針2A、2B、2Cが記録紙10に接触している状態で時計モータ61を制御して、時間の経過とともに回転テーブル52aを通常速度で回転させて、記録紙10を回転させる記録処理を行う。この記録処理においてCPU9は、走行パルスから走行距離、走行速度を求めて、これら走行距離、走行速度に応じて走行距離モータ32A、走行速度モータ32Cを制御して記録紙10に走行距離、走行速度を書き込む。また、この記録処理においてCPU9は、操作ボタン43bの操作によって乗務員交代を検出すると、乗務員交代モータ32Bを制御して記録紙10に乗務員交代を書き込む。このことからCPU9及び記録針駆動機構3A、3B、3Cが、請求項中の記録針駆動手段を構成することが分かる。
次に、上述した構成の運行記録計1の動作を図5のフローチャートを参照して以下説明する。まず、CPU9は、上述したように、カートリッジ5が本体4外にあるときに開閉スイッチ43cの操作(=運行開始操作)が行われると、ローディングモータ81を制御してカートリッジ5を本体4内の記録位置に移動させた後、昇降モータ31を制御して記録針2A、2B、2Cを記録紙10に接触させる接触位置に移動させるローディング処理を行う。
CPU9は、このローディング処理に続いて図5に示す処理を開始する。まず、CPU9は、Acc検出部12の検出結果を取り込んでイグニッションオン又はアクセサリオンであるかを判定する(ステップS1)。イグニッションオフ又はアクセサリオフを検出すると(ステップS1でN)、CPU9は、モータ停止手段として働き、時計モータ61の駆動を停止して(ステップS2)、カウント手段として働き、時計カウントを開始してその時間カウントをNVM14に保存した後(ステップS3)、ステップS4に進む。
一方、イグニッションオン又はアクセサリオンである場合(ステップS1でY)、CPU9は、NVM14から時計カウントを読み出す(ステップS11)。次に、CPU9は、読み出した時計カウントが0であるか否かを判定する(ステップS12)。時計カウントが0でなければ(ステップS12でN)、次に、CPU9は、時計モータ61を上述した記録処理における通常回転よりも速い高速回転で回転させて記録紙10を高速で回転させた後(ステップS13)、時間カウントをデクリメントさせる(ステップS14)。このステップS13の記録紙10の高速回転とステップS14の時間カウントのデクリメントは時間カウントが0になるまで繰り返し行われる。
CPU9は、ステップS14で時間カウントのデクリメントを行った結果、時間カウントが0になると(ステップS15でY)、上述した記録処理を開始して時計モータ61を通常速度で回転させた後(ステップS16)、ステップS4に進む。以上のステップS12〜ステップS15においてCPU9が、第2モータ制御手段として働くことが分かる。動作から明らかなように、CPU9は、これに対して、時計カウントが0であれば(ステップS12でY)、CPU9は、ステップS13〜S15を行うことなく直ちにステップS16に進む。
ステップS4においてCPU9は、開閉スイッチ43cのイジェクト操作(運行終了操作)が行われたか否かを判定する。イジェクト操作が行われていなければ(ステップS4でN)、CPU9は再びステップS1に戻る。これに対して、イジェクト操作が行われていれば(ステップS4でY)、CPU9はNVM14から時間カウントを読み出す(ステップS5)。
読み出した時計カウントが0でなければ(ステップS6でN)、CPU9は、時計モータ61の高速回転を開始して記録紙10を高速で回転させた後(ステップS7)、時間カウントをデクリメントさせる(ステップS8)。このステップS7の記録紙10の高速回転とステップS8の時間カウントのデクリメントは時間カウントが0になるまで繰り返し行われる。
CPU9は、ステップS8で時間カウントのデクリメントを行った結果、時間カウントが0になると(ステップS9でY)、上述したイジェクト処理を行ってカートリッジ5を本体4外に排出した後(ステップS10)、処理を終了する。上述したステップS6〜S10においてCPU9が、第3モータ制御手段として働くことが分かる。
これに対して、時計カウントが0であれば(ステップS6でY)、CPU9は、ステップS7〜S9を行うことなく直ちにステップS10に進む。
上述した運行記録計1の動作の詳細について図6を参照して以下説明する。図6は、図1に示す運行記録計1の動作の詳細を説明するための記録紙10の要部平面図である。同図(A)に示すように、イグニッションオン又はアクセサリオンを検出すると、CPU9は、記録紙10を通常速度で回転させて、記録針2A、2B、2Cによって記録紙10に走行情報を書き込む。
その後、イグニッションオフ又はアクセサリオフを検出すると、CPU9は時計モータ61を停止し、時間カウントを開始する。次に、イグニッションオン又はアクセサリオフが検出されると、CPU9は、図6(B)に示すように、時計モータ61を制御して時間カウントに応じた時間だけ記録紙10を通常速度より速い高速度で回転させた後、通常速度で回転させて、記録処理を行う。一方、開閉スイッチ43cのイジェクト操作を検出すると、時計モータ61を制御して時間カウントに応じた時間だけ記録紙10を通常速度より速い高速度で回転させた後、時計モータ61の回転を停止させてイジェクト処理を行う。
上述した第1実施形態によれば、CPU9が、車両の運行中にイグニッションオフ又はアクセサリーオフを検出すると、時計モータ61の回転を停止させるので、イグニッションオフ、アクセサリオフ時の暗電流の低減を図ることができる。しかも、CPU9が、時計モータ61の回転が停止されると時間カウントを開始し、そして、この時計モータ61の停止中にイグニッションオン又はアクセサリーオンを検出すると、時計モータ61を制御して時間カウントに応じた時間だけ記録紙10を通常速度より速い高速度で回転させる。さらに、CPU9が、この時計モータ61の停止中に開閉スイッチ43cのイジェクト操作(運行終了操作)を検出すると、時計モータ61を制御して時間カウントに応じた時間だけ記録紙10を通常速度より速い高速度で回転させた後、時計モータ61の回転を停止させるので、イグニッションオフ、アクセサリオフ時に時計モータ61を停止しても、イグニッションオフ、アクセサリオフ中の運行時間記録を行うことができる。
第2実施形態
次に、第2実施形態における本発明の運行記録計1について説明する。第1実施形態の運行記録計1と第2実施形態の運行記録計1との構成は同じであるため、ここではその詳細な説明を省略する。
第2実施形態における運行記録計1の動作を図7のフローチャートを参照して説明する。図7は、図4に示すCPUの第2実施形態における処理手順を示すフローチャートである。なお、同図において、上述した図5について上述した第1実施形態で説明した動作と同一の動作については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
まず、CPU9は、上述したように、カートリッジ5が本体4外にあるときに開閉スイッチ43cの操作(運行開始操作)が行われると、ローディングモータ81を制御してカートリッジ5を本体4内の記録位置に移動させた後、昇降モータ31を制御して記録針2A、2B、2Cを記録紙10に接触させる接触位置に移動させるローディング処理を行う。
CPU9は、第1実施形態と同様に、このローディング処理に続いて図7に示す処理を開始する。まず、CPU9は、第1実施形態と同様にステップS1〜ステップS3を行う。第2実施形態では、このステップS3の後に、CPU9が、時間カウントが所定時間に達したか否かを判定する(ステップS17)。
時間カウントが所定時間に達していれば(ステップS17でY)、CPU9は、時計モータ61を上述した記録処理における通常回転よりも早い高速回転で回転させて記録紙10を高速で回転させた後(ステップS18)、時間カウントをデクリメントさせる(ステップS19)。このステップS18の高速回転とステップS19の時間カウントのデクリメントは時間カウントが0になるまで繰り返し行われる。
CPU9は、ステップS19で時間カウントのデクリメントを行った結果、時間カウントが0になると(ステップS20)、上述した第1実施形態で説明したステップS4に進む。一方、時間カウントが所定時間に達していなければ(ステップS17でN)、CPU9は、上記ステップS18〜S20を行うことなく直ちにステップS4に進む。上記ステップS17〜S20においてCPU9が請求項中の第2モータ制御手段、リセット手段として働くことが分かる。上記ステップS4〜ステップS16は、上述した第1実施形態と同様であるため詳細な説明を省略する。
上述した第2実施形態によれば、イグニッションオフ、アクセサリオフ中に所定時間毎に記録紙10を高速回転するので、イグニッションオン、アクセサリオンしてからの高速回転時間を短縮して直ちに記録紙10の通常回転を開始して、記録針2A、2B、2Cの駆動を開始して車両情報の記録を行うことができる。
なお、上述した実施形態によれば、走行情報として、走行距離、運転者交代、走行速度を挙げていたが本発明はこれに限ったものではない。例えば、エンジン回転数など他の走行情報であってもよい。
また、上述した実施形態によれば、開閉スイッチ43cの操作を運行開始操作、運行終了操作としていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、開閉スイッチ43cとは別のスイッチを操作して運行開始、運行終了操作を行ってもよい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 運行記録計
2A、2B、2C 記録針
3A、3B、3C 記録針駆動機構(記録針駆動手段)
9 CPU(第1モータ制御手段、記録針駆動手段、モータ停止手段、カウント手段、第2モータ制御手段、第3モータ制御手段、第4モータ制御手段、リセット手段)
61 時計モータ

Claims (2)

  1. 記録紙を回転させる時計モータと、車両の運行中に前記時計モータを制御して前記記録紙を通常速度で回転させる第1モータ制御手段と、前記記録紙に接触して車両の走行情報の記録を行う記録針と、前記第1モータ制御手段によって前記記録紙が通常速度で回転されている間に、前記車両の走行情報に応じて前記記録針を記録紙の径方向に駆動する記録針駆動手段と、を備えた運行記録計において、
    前記車両の運行中にイグニッションオフ又はアクセサリーオフを検出すると、前記時計モータの回転を停止させるモータ停止手段と、
    前記モータ停止手段により前記時計モータの回転が停止されると時間カウントを開始するカウント手段と、
    前記モータ停止手段による前記時計モータの停止中にイグニッションオン又はアクセサリーオンを検出すると、前記時計モータを制御して前記カウント手段によりカウントされた時間カウントに応じた時間だけ前記記録紙を前記通常速度より速い高速度で回転させる第2モータ制御手段と、
    前記モータ停止手段による前記時計モータの停止中に運行終了操作を検出すると、前記時計モータを制御して前記カウント手段によりカウントされた時間カウントに応じた時間だけ前記記録紙を前記通常速度より速い高速度で回転させた後、前記時計モータの回転を停止させる第3モータ制御手段と、を備え、
    前記第1モータ制御手段が、前記モータ停止手段による前記時計モータの停止中にイグニッションオン又はアクセサリーオンを検出すると、前記第2モータ制御手段による前記時計モータの高速回転が終了するのを待って前記記録紙を通常速度で回転させる
    ことを特徴とする運行記録計。
  2. 前記カウント手段によりカウントされた時間カウントが所定時間に達する毎に、前記所定時間に応じた時間だけ前記記録紙を前記高速度で回転させた後、前記時計モータの回転を停止する第4モータ制御手段と、
    前記カウント手段によりカウントされた時間カウントが所定時間に達する毎に、前記時間カウントを0リセットとするリセット手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の運行記録計。
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