JP5546508B2 - 画像表示装置及び画質設定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばテレビジョン受像機等の映像表示装置、DVD、またはセットトップボックス等の映像処理装置における画質調整の技術に関する。
映像表示装置などの映像処理装置において、表示映像の画質調整を行う際に、特定の画質調整を施した映像と施していない映像とを同時に表示する技術が、例えば下記特許文献1に開示されている。特許文献1は、例えばその図5(B)に示されるように、DVDプレーヤからの再生映像を圧縮し、その圧縮映像に対し特定の画質調整を施したものと原映像とを並列表示することにより、画質調整前後の映像の比較を行いつつ画質調整を可能にすることを開示する。
特開2001-268475号公報(図1、図5)
上記特許文献1は、例えばDVDプレーヤからの再生映像を用いて画質調整前後の映像を並列表示している。従って、DVDプレーヤで再生されるメディア(映像)の内容によっては、画質調整前と後の状態を比較するのに適さない映像を用いて上記並列表示する場合がある。例えば、赤や青等の特定の色を調整しようとする場合に、全体的に彩度が低く暗い映像(例えば夜の森林の映像)を用いて並列表示しても、色調整前と後との相違が視認しづらい。このような場合は、画質調整がユーザにとって好ましいものであるかどうかを確認するのが困難となる。
本発明は、上記のような課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、画質調整をより容易に行い得るようにして、画質調整に係る使い勝手を向上させるのに好適な技術を提供することにある。
上記目的を達成するためには、例えば、特許請求の範囲に記載されるように構成すればよい。
本発明によれば、画質調整に係る使い勝手が向上し、ユーザの好みの画質を得ることが容易になる。
本発明に係る映像表示装置の第1実施例のブロック図。 第1実施例に係る画質調整処理のフローチャート。 第1実施例に係るI/P変換設定処理のフローチャート。 メニュー画面の一表示例を示す図。 記憶媒体10に記憶されている動画サンプルの一例を示す図。 調整用映像データ処理部20から出力された動画サンプルの一例を示す図。 映像処理部40から出力された動画サンプルの一例を示す図。 表示部の画面上に表示されるサンプル映像の一例を示す図。 本発明に係る映像表示装置の第2実施例における動画サンプルの一例を示す図。 本発明に係る映像表示装置の第2実施例における表示されたサンプル映像の一例を示す図。 本発明に係る映像表示装置の第3実施例のブロック図。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しつつ以下に説明する。
図1は、本発明に係る映像処理装置の第1実施例を示すブロック図である。以下の説明においては、映像処理装置として、表示部90を備えた例えばテレビジョン受像機等の映像表示装置を例にして説明する。図1において、映像信号源80は、例えばアナログテレビジョン放送信号及び/またはデジタルテレビジョン放送信号を受信するためのチューナを含んで構成される。また、映像信号源80は、DVD、VTR、セットトップボックス等の外部映像出力機器からの映像信号が入力される入力端子を含むものであってもよい。この映像信号源80からの出力信号は、セレクタ30の一方の入力端子に供給される。
本実施例は、上記映像信号源80からの映像信号をデジタル形式で記録可能な記憶媒体10を備えている。この記憶媒体10は、例えばハードディスクドライブ、またはフラッシュメモリなどの半導体メモリで構成されており、例えばマイコン60で構成される制御部60からの制御信号に応じて制御される。映像記録時は、例えば操作部70への操作に応答した制御部60からの書き込み命令により、映像信号源80からの映像信号(及び音声信号)が記録される。また映像再生時は、例えば操作部70への操作に応答した制御部60からの読み出し命令により、記録媒体10に記録された映像信号(及び音声信号)が読み出される。本実施形態に係る記録媒体10は、上記のように映像の録画再生機能を備えるだけでなく、映像の画質調整に用いられる動画サンプルが予め記憶されており、画質調整時にも利用される。この記憶媒体10に記憶された動画サンプルは、映像の各種画質調整を行うのに適した形態と成っている。例えば、色調整用の動画サンプルとして、例えば赤、青、緑等の原色が鮮やかな動画像が記憶されている。また、例えば水平・垂直のエンハンサ(輪郭補正、シャープネス補正)の調整を行うための動画サンプルとして、例えば水平・垂直の空間周波数が高い動画像が記憶されている。更にまた、インターレース−プログレッシブ変換(以下、I/P変換と呼ぶ)処理の調整を行うための動画サンプルとして、例えば斜め線を含む物体が移動している動画像が記憶されている。このように、本実施例に係る記録媒体10には、画質調整の種類に対応して複数の動画像が記憶されている。そして記録媒体10に記憶された動画サンプルは、制御部60からの読み出し命令により読み出される。この読み出された動画サンプルは、調整用映像データ処理部20に供給される。調整用映像データ処理部20は、記憶媒体10から読み出された動画サンプルのデータに対し所定の信号処理を施してセレクタ30の他方の入力端子に出力する。
セレクタ30は、その一方の入力端子に供給された上記映像信号源80からの映像信号と、その他方の入力端子に供給された動画サンプルとを、例えば操作部70への操作に応答して、制御部60からの指令に応じて切り替えて出力する。制御部60は、通常動作モード(テレビジョン放送等を全画面に表示する通常の表示モード)では映像信号源80からの映像信号を選択し、画質調整モードでは動画サンプルを選択して出力するような指令をセレクタ30に与える。すなわち、セレクタ30はモードセレクタの機能を有するものであり、映像表示装置のモードに応じて表示部90の画面上に表示する映像のソースを選択する。セレクタ30により選択された映像信号または動画サンプルは、映像処理部40に供給される。
映像処理部40は、制御部60からの指令に応じ、セレクタ30の選択信号がインターレース形式の場合は、それをプログレッシブ形式に変換するI/P変換処理、選択信号を表示パネル90の精細度に合致するように水平及び垂直方向の画素補間を行うスケーリング処理、選択信号のフレームレート(1秒間におけるフレーム数)を変換するフレームレート変換処理(以下FR変換と呼ぶ)、コントラスト補正、ノイズリダクション処理、明るさ補正、ガンマ補正、色補正(色相、彩度補正)等の画質調整を含む各種信号処理を行う。映像処理部40で信号処理された信号は、情報多重部50に供給され、制御部60で生成されたカーソル等のグラフィック情報が多重される。情報多重部から出力された信号は、表示部90に供給され、表示部90は供給された信号に基づきその画面上に映像の表示を行う。表示部90は、例えばPDP、LCD、FED等のフラットパネルディスプレイデバイスで構成されるものとする。しかしながら、この表示部90はCRTでもよく、また本実施例の映像表示装置は、投射型表示装置にも適用可能である。尚、上記操作部70は、例えば映像表示装置を操作するためのリモコン装置で構成される。
次に、本実施例において画像調整モードが選択されたときの各部の動作について、図2及び図3のフローチャートを参照しつつ、図2〜8を併用して説明する。図2のステップ10において、例えば操作部70に設けられた特定ボタンを操作することにより、画質調整のフローが開始される。ステップ10では、上記特定ボタンが押されることに応答して、制御部60は情報多重部50を制御する。情報多重部は、例えば図4に示されるようなメニュー画面260を生成して映像信号源80からの映像250と多重し、表示部90の画面上に表示する。メニュー画面260は、図4に示されるように、例えば第1及び第2ウィンドウを含む。第1ウィンドウには、「画質調整」、「音質設定」、「初期設定」のいずれかの調整または設
定をユーザに選択させるためのアイテムが表示されている。この第1ウィンドウのアイテムは、操作部70に設けられたカーソルキーに対する操作により選択され、その選択に応答して、第1ウィンドウの右隣に第2ウィンドウが表示される。ここで、第1ウィンドウにおいて「画質調整」が選択された場合は、第2ウィンドウにおいて、どの画質を調整または設定するかを選択するためのアイテム、すなわち「一括設定」、「インターレース−プログレッシブ変換設定」、「フレームレート変換設定」の各アイテムが表示される。図4では、図示の簡略化のために画質調整/設定のアイテムとして、一括設定、I/P変換調整及びFR変換設定の3種類しか示していないが、当然ながら、これ以外にも画質に係る項目を表示するようにしてもよい。例えば、第2ウィンドウには、色相(色合い)調整、彩度調整、シャープネス設定(輪郭補正)、コントラスト調整、ガンマ設定、ノイズリダクション設定、明るさ調整、色温度調整等を選択するためのアイテムを含むことができる。その後、ステップ12に進み、ユーザは、操作部70のカーソルキーを操作していずれかの画質調整をメニュー画面260の第2ウィンドウから選択する。第2ウィンドウから画質調整/設定のためのいずれかのアイテムが選択されると、映像表示装置の動作モードが通常動作モードから画質調整モードへ切り替えられる。尚、第2のウィンドウから「戻る」のアイテムが選択されると画質調整処理は終了し、元の画面に戻る。
ステップ13では、ステップ12で(すなわち第2ウィンドウから)選択された画質調整が「一括設定」を選択したか否かを判定する。「一括設定」が選択された場合は、第2ウィンドウにおいて「一括設定」の下に羅列された複数の画質調整/設定が、所定のシーケンスに従って連続的に実行可能にされる。図4の例では、I/P変換設定とFR変換設定とが続けて行われる。ステップ13で「一括設定」が選択された、すなわち「Y」の場合はステップ15に進んでI/P変換設定処理を行い、一方「一括設定」が選択されない、すなわち「N」の場合はステップ14に進む。ステップ14では、ステップ12で選択された画質調整がI/P変換設定を選択したか否かを判定する。その結果、「Y」であればステップ15へ進んでI/P変換設定処理を行い、「N」であればステップ16へ進んで「フレームレート変換設定」が選択されたか否かを判定する。
ここで、ステップ15におけるサブルーチン処理の内容、すなわちI/P変換設定処理の一具体例について、図3を参照しつつ説明する。まず、図3のステップ31において、制御部60は、記憶媒体10を制御して所定の動画サンプルの再生制御を行う。ここでは、I/P変換設定が選択されているため、記憶媒体に記憶された複数の動画サンプルのうち、I/P変換設定に対応する動画サンプル、例えば斜め線を含む物体がスクロールしている映像の動画サンプルを読み出すように記憶媒体10が制御される。次に、制御部60は、記憶媒体10から読み出された動画サンプルに対して所定の処理を行うように、調整用映像データ処理部20を制御する。調整用映像データ処理部20は、動画サンプルが例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)などにより圧縮された映像データである場合には、この圧縮映像データを伸張処理も行う。この伸張処理が施された動画サンプルは、例えば図5に示すような映像200となり、この映像サイズは、例えば表示部90の映像表示面と同じとする。さらに調整用映像データ処理部20は、図5に示された動作サンプルについて、水平の画素数を半分にするためのサイズ縮小処理を行う。そのサイズ縮小処理の方法としては、例えば次のものが挙げられる。すなわち、動作サンプルの水平方向における偶数番目の画素をP2N、奇数番目の画素をP2N+1、出力画素をPOUT Nとしたとき、下記数1に従って水平方向のサイズが縮小された動画サンプルを構成する画素を作成する。
(数1) POUT N =(P2N + P2N+1)/2 (但し、Nは自然数)
上記のように作成された出力画素POUT Nは、調整用映像データ処理部20内の図示しないメモリに書き込まれる。上記数1に限らず、これよりも大規模なフィルタを用いに縮小動画サンプルを生成してもよい。また、上記P2Nのデータだけを取り出してメモリに書き込んでもよいし、図5に示された元の動画サンプルの左側半分だけを取り出してメモリに書き込むような、単純な方法を用いてもよい。そして、上記生成された出力画素POUT Nを、上記メモリにおける水平1ライン分の記憶エリアのうち、例えば左半分のエリアに書き込み、次にこのデータを2回読み出す。これにより、図6に示されるような、画面の中央で分割された2つの同じ画像が並んだ動画サンプル210、211を生成して出力する。このように、調整用映像データ処理部20は、図5に示されるような動画サンプルを水平方向に1/2に縮小し、図6に示されるように、この縮小動画サンプルを左右に並べるような処理を行う。
ステップ31で動画サンプルの再生、分割制御が行われた後、ステップ32へ進む。ステップ32では、セレクタ30が調整用映像データ処理部20からの出力信号を選択するように、制御部60がセレクタ30を制御する。これによってセレクタ30は、映像信号源80の出力信号から調整用映像データ処理部20の出力信号へ切替え制御する。そしてステップ32へ進み、セレクタ30からの出力信号、ここでは調整用映像データ処理部20の出力信号に対して映像処理部40で画質補正処理を行う。本実施例においては、図6に示されているように動画サンプルが中央で水平方向に2分割されているため、映像処理部40は、この動画サンプルの水平方向の中央で映像処理部の設定値が切り替えられる。ここではI/P変換設定が選択されているため、例えば、I/P変換に用いられる補間画素を作成するための例フィルタ係数の値が映像の中央で切り替えられる。例えば、図6の左側の動画サンプル210に対しては第1のフィルタ係数を用いたI/P変換処理を施し、右側の動画サンプル211に対しては第2のフィルタ係数を用いたI/P変換処理を施す。ここで、第1のフィルタ係数は、静止画に近い遅い動きに適した係数とし、第2のフィルタ係数は速い動きに適した係数とする。
周知のように、I/P変換を行う際、インターレース映像の各走査線間に補間走査線が挿入される。この補間走査線(補間画素)は、あるフィールドの前後にある2枚のフィールドの画素データ、及びある補間走査線の上下に位置する2つの走査線の画素データを用いて作成される。ここで、前後フィールドの画素データを用いて補間画素を作成することをフィールド間補間とし、上下走査線の画素データを用いて補間画素を作成することをライン間補間とする。このフィールド間補間とライン間補間の混合割合は、映像の動きによって定まる。すなわち、動きが小さい場合はフィールド間補間の混合割合を大きくし、動きが大きい場合はライン間補間の混合割合が大きくなる。すなわち、上記第1のフィルタ係数は、フィールド間補間の混合割合を大きくするための係数であり、上記第2のフィルタ係数は、ライン間補間の混合割合を大きくするための係数である。
よって、この例では、左側の動画サンプル210に対しては、フィールド間補間の混合割合を大きくするための第1のフィルタ係数を用いてI/P変換処理が為され、右側の動画サンプル211に対しては、ライン間補間の混合割合を大きくするための第2のフィルタ係数を用いてI/P変換処理が為される。これによって、画面左側と右側とで互いにI/P変換に係る視覚的効果が異なる、例えば図7に示されるようなサンプル映像が作成される。すなわち、図7に示されたサンプル映像は、画質が第1の状態とされた第1サンプル映像と、画質が第2の状態とされた第2サンプル映像とを含んでおり、ユーザにより指定された画質についての視覚的項が容易に認識できるようにされる。尚、I/P変換処理の設定値以外の画質に関する設定値、例えばガンマ補正やコントラスト補正に用いるための設定値は、左右のサンプル映像ともに初期設定値を用いる。これにより、I/P変換処理以外については、左右のサンプルの視覚的効果を等しくする。上記I/P変換処理の設定値、すなわち第1のフィルタ係数及び第2のフィルタ係数は、制御部60に予め格納されており、画質調整モードに突入後、分割された動画サンプルにそれぞれ画質調整を施す際に読み出されて映像処理部40に設定される。他の画質調整に係る設定値に付いても同様であり、ユーザが選択した画質調整の種類に対応した設定値が制御部から読み出されて映像処理部40に設定される。第1のフィルタ係数及び第2のフィルタ係数を含む各画質調整の設定値は、動画サンプルに対応付けして記憶媒体10に予め記憶させておいてもよい。そしてユーザが選択した画質調整の種類に対応した設定値が、画質調整モード突入時に動画サンプルとともに記憶媒体10から読み出され、これを、制御部60を介して映像処理部40に設定してもよい。
その後、ステップ34に進む。ステップ34において、情報多重部50は制御部60の指令に応答して、図7のサンプル映像に例えばカーソル240を多重して、図8に示されるような映像を表示部90の画面上に表示する。このカーソル240は、操作部70に設けられたカーソルキーの操作に連動してサンプル映像上を移動可能であり、左側サンプル映像220と右側サンプル映像221のいずれか一を選択しているのかをユーザに認識させるものである。サンプル映像に多重して表示するアイテムは、図8に示されるように、カーソル240以外に、左右のサンプル映像220及び220のそれぞれに対応した識別番号231及び232、更にユーザに対しサンプル映像の選択を促すための文字情報を含むメッセージ230を含む。この識別番号231及び2並びにメッセージ230も情報多重部によってサンプル映像に多重される。
その後ステップ35に進み、表示された2つのサンプル映像231及び232の、いずれか好みの画質のものを選択する。表示された2つのサンプル映像231及び232選択は、上述のようにカーソル240で行ってもよい。このとき、カーソル230を好みのサンプル映像に合わせ、その後操作部70に設けられた決定ボタンを押すことでサンプル映像の選択が為される。また、識別番号231、232に対応する操作部70に設けられたチャンネルボタンを押し下げすることによっても、サンプル映像231及び232が選択可能である。例えば、操作部70のチャンネルボタン「1」が押された場合は、「1」の識別番号231が付加された左側のサンプル映像231が選択される。
いずれか好みのサンプル映像が選択されると、ステップ36に進み、選択されたサンプル映像の画質に関する設定値が取得(すなわち選択)される。例えば、ステップ35でサンプル映像231が選択されると、そのサンプル映像のI/P変換処理には第1のフィルタ係数が用いられているため、この第1のフィルタ係数を通常動作モード時のI/P変換処理に用いられる設定値として取得され、設定される。
以上の動作により、I/P変換設定処理のサブルーチンが終了する。再び図2に戻り、ステップ15のサブルーチンが終了すると、ステップ17に進む。ステップ17では、再び「一括設定」が選択されたか否かを判定する。その結果、「N」の場合はステップ18へ進み、ステップ15で取得されたフィルタ係数を用いて、映像処理部40におけるI/P変換処理の設定値のみが更新され(FR変換処理の設定値は更新しない)、ステップ23へ進む。一方、ステップ17での判定結果が「Y」の場合、及び上記ステップ16における判定の結果が「Y」の場合は、ステップ19へ進み、FR変換設定処理のサブルーチンを実行する。基本的には、ステップ19におけるサブルーチン処理は、上述したステップ15におけるI/P変換設定のサブルーチン処理であるため、このサブルーチン処理の詳細な説明は省略する。このFR変換設定のサブルーチン処理で、I/P変換設定のサブルーチン処理と異なる点は、次のとおりである。(1)記憶媒体10に記憶されている複数の動画サンプルの中から、FR変換設定に対応する動画サンプル、例えばパンしているような映像を選択して読み出すように記憶媒体10を制御する。(2)図6に示された左右それぞれの動画サンプルに対し、それぞれ異なるFR処理を施す。
例えば、図6に示された左側の動画サンプルを、例えば2-3プルダウン方式で24Hzから60Hzにフレームレート変換されたものとする。これは、毎秒24コマの映像の第1フレームAを2回連続し、第2フレームBを3回連続し、これを周期的に繰り返すことにより60Hzのフレームレートに変換したものである。よって、左側に表示される動画サンプルのフレームは、AAABB・・・となる。一方、右側の動画サンプルは、フレームレート24Hzの映像について、上記第1及び第2フレームを用いて動き補償により補間フレームを生成し、この補間フレームを当該映像に挿入して60Hzのフレームレートに変換するものである。
よって、左側に表示される動画サンプルのフレームは、例えばAA1A2B1B2・・・となる。よって、この場合は、右側の動画サンプルの方が左側の動画サンプルよりも動きは滑らかとなる。
記憶媒体10には、例えばフレームレートが24Hzの動画サンプルが記憶されている。そして映像処理部40において、左側に表示される動画サンプルに対しては、上記2-3プルダウン方式の処理を施してフレームレートを60Hzに変換する。また右側に表示される動画サンプルに対しては、上記動き補償の補間フレーム挿入処理を施してフレームレートを60Hzに変換する。すなわち、ここではフレームレートの変換処理を左右で異ならせるようにしているものである。このようにして得られた動画サンプルを用い、互いにフレームレート変換処理が異なる2つのサンプル映像を、図7または8に示されるように左右に並べて表示する。そして、上記と同様にして、左右いずれか好みのほうを選択し、その選択されたFR変換処理の方式(例えば右側を選択した場合は補間フレームの挿入処理)に関する設定値が、通常動作モード時におけるFR処理の変換処理における設定値とされる。ここで、記憶媒体10に記憶される動画サンプルを、予め2-3プルダウンされた60Hzのフレームレートを持つものとしてもよい。この場合、例えば左側に表示される動画サンプルに対しては、映像処理部40でFR変換に関する処理は施さず、左側に表示される動画サンプルにのみ、映像処理部40で上記補間フレームの挿入処理を施すようにしてもよい。
ステップ19におけるサブルーチン処理が終了した後、ステップ20に進み、「一括設定」が選択されたか否かを判定する。その結果、「Y」であれば、ステップ15で取得したI/P変換のフィルタ係数とステップ19で取得したFR変換の設定値とを用いて、映像処理部40におけるI/P変換処理及びFR変換処理の設定値を更新する。ステップ19での判定の結果、「N」の場合はステップ22へ進み、ステップ19で取得された設定値を用いて、映像処理部40におけるFR変換処理の設定値のみが更新され(I/P変換処理の設定値は更新しない)、ステップ23へ進む。ステップ23では、全ての画質調整が終了したものとして、セレクタ30は制御部60からの指令に応答して、映像信号源80からの映像信号を選択するように動作する。これにより、画質調整の処理が終了し、通常動作モードに戻る。尚、ステップ16での判定の結果、「N」の場合は図4に示されたメニュー画面260から画質調整に関するアイテムが何も選択されなかったものとして、処理を終了する。
以上のような処理により、映像処理部40の画質補正に係る各種設定値は、動画サンプルの選択に応じて更新される。そして通常動作モードにおいて、その更新された設定値に従った画質補正が、映像信号源80からの映像信号に施される。従って、本実施例によれば、画質調整の程度もしくは画質調整の有無が互いに相違する動画サンプルを並べて表示しているので、画質調整前後の映像の様子が視覚的に確認しやすい。更に、本実施例では予め画質補正用の動画サンプルを記憶媒体に記憶しているので、画質調整の種類に適した映像を得ることができる。また本実施例では、表示されるサンプル映像が動画のため、動画でのみに視覚的効果があるような画質調整、例えばI/P変換処理、FR変換処理について、その処理方式の相違が視覚的に確認できる。
上記した実施例の説明では、I/P変換とFR変換を画質調整の例として説明したが、当然ながら他の画質調整でも同様に適用できる。また、本実施例では、記憶媒体10に画質調整に適した複数の動画サンプルを記憶できる。例えばコントラスト補正を行う場合は比較的暗めの動画サンプルを、特定の色(例えば赤や青)についての色相や彩度調整を行う場合は原色が鮮やかな比較的明るい動画サンプルを記憶してもよい。更に、シャープネスの調整を行う際は、高周波成分が多く含まれる動画サンプルを記憶するようにしてもよい。更にまた、画質補正がノイズリダクションの場合は、例えば左右一方のサンプル映像に対してはノイズリダクションをON、他方をOFFにして表示するようにしてもよい。
また上記説明では、ユーザが所望する画質の選択を1度しか行っていないが、画質調整の設定や調整に使用する動画サンプルを変更して複数回実行してもよい。そして、それぞれで取得した画質調整の設定値を用いて各種画質調整の設定値を決定するようにしてもよい。また、図2の処理が終了する前に動画サンプルの再生が終了した場合には、制御部60は、再度同じ動画サンプルを再生するよう記憶媒体10を制御する。これにより、画質調整処理が終了するまでは、動画サンプルの再生を繰り返すようにしてもよい。
第1実施例では、2つのサンプル映像を左右並べて表示しているが、これに限られるもいのではない。例えば、調整用映像データ処理部20内のメモリに、読み出された動画サンプルを水平方向に1/3に縮小したものを書き込み、3回読出して3つ並べて表示してもよい。また、読み出された動画サンプルを垂直・水平方向にそれぞれ1/2ずつ圧縮したものをメモリに書き込み、4回読出して上下左右に4分割してもよい。同様な処理で9分割してもよい。4分割にした例を本発明の第2実施例として、図1、図9及び図10を参照しつつ説明する。
画質調整モードにおいて、記憶媒体10から読み出された動画サンプルは、調整用映像データ処理部20によって上記数1に従い垂直・水平方向にそれぞれ1/2に縮小される。その縮小された動画サンプルのデータは、調整用映像データ処理部20内のメモリに書き込まれる。そしてこれを4回連続して読み出してセレクタ30を介して映像処理部40に供給する。この結果、動画サンプルは、上下左右方向に4分割される。映像処理部40は、この4分割された動画サンプルのそれぞれに対し、画質調整を行い、図9に示されるようなサンプル映像を得る。例えば画質調整として「エンハンサ」(シャープネス)が選択された場合には、例えば左上のサンプル270、右上のサンプル271、左下のサンプル272、右下のサンプル273の順にエンハンサの程度を変える。その結果、エンハンサが4段階に変化された動画サンプルが得られる。図9に示された動作サンプルに対し、情報多重部50は、図10に示されるように、カーソル240、識別番号234〜237、メッセージ233を多重して表示部90の画面上に表示する。この表示されたサンプル映像の選択及びこの選択に伴う画質設定値の取得については、第1実施例で説明した通りである。
このような構成によれば、より細かく画質調整の程度を視覚的に確認することが可能となり、よりきめ細かな画質調整が可能となる。本実施例では4分割してサンプル映像を表示しているが、上述した様に9分割としてもよい。
次に、本発明の第3実施例について、図11を用いて説明する。図11に示される第3実施例は、第1実施例にネットワーク接続部100を付加し、このネットワーク接続部100を介して外部のネットワークと通信可能にしたものである。画質調整の構成については、第1実施例、第2実施例と同じである。
本実施例では、ネットワーク接続部100を介して、ユーザが設定した画質調整の設定データをネットワークに送信することを可能にしたものである。また、逆にネットワーク上の画質調整の設定データ取り込んだりすることをも可能にする。上記ネットワーク接続部100は、制御部61と接続され、制御部61の制御に応じてデータの送受信が行われる。これにより、適切に設定された画質調整の設定データを他の人と共有することが可能になる。つまり、本実施例によれば、映像表示装置で上記のように設定した画質調整の設定値を、ネットワークを介して他人に提供することが可能となる。逆に、他人が別の映像表示装置で設定した画質調整の設定値のデータを、ネットワークを介して取得することができる。これにより、様々なデータを用いて画質調整を行うことができる。
また、ネットワーク接続部100を通して、ネットワーク上から新たな画質調整のための動画サンプルを取込むことも可能となる。取込んだ動画サンプルは、制御部61を介して記憶媒体11に書き込まれる。そして、画質調整モードにおいて、この新規の動画サンプルにより画質調整を行うことが可能となる。これにより、(特定の)画質調整に、より適した動画サンプルを得ることが可能となり、より好適に画質調整が行える。
次に、本発明に係る第4実施例について、図1、図10を参照しつつ説明する。この第4実施例は、第1実施例のように、記憶媒体10から読み出された動画サンプルに対し分割処理及び画質調整処理を施すのではなく、予め分割された状態で、且つ分割映像ごとに予め画質補正が為された動画サンプルを記憶媒体に記憶させておくものである。予め為された画質調整は、映像処理部40で処理可能な画質調整と同じ物とする。
調整用映像データ処理部20では、第1の実施例と同様に、記憶媒体10に記憶されている動画サンプルが非圧縮の場合には、映像処理部40で処理可能な形式の映像データ形式に変換する。また、記憶媒体10に記憶されている動画サンプルが圧縮された映像データである場合には、調整用映像データ処理部20は、その圧縮動画サンプルのデータを伸張し、さらに映像処理部40で処理可能な形式の映像データ形式に変換して出力する。しかしながら、本実施例における調整用映像データ処理部20は、第1実施例とは異なり、映像サイズを縮小したり、メモリから複数回データを読出したりして画面分割を行う機能はない。それは、記憶媒体10に記憶されている動画サンプルが、予め分割されているからである。
映像処理部40は、第1の実施例と同様に、映像信号に対してエンハンサ、I/P変換処理、FR変換処理、ガンマ処理、液晶表示装置の動画応答改善用オーバドライブ処理などの画質調整を行う機能を有している。ただし、本実施例は第1の実施例とは異なり、画質調整モードにおいて、分割された動画サンプルのそれぞれに対して画質調整を行う機能、すなわち動画サンプルの位置によって画質調整の設定値を変化させる機能を有していない。それは、本実施例においては、記憶媒体10に記憶されている動画サンプルが予め分割されており、かつその分割サンプルのそれぞれに対して予め画質補正が為されているためである。
制御部60は、第1の実施例と同様に、操作部70に対する操作により画質調整モードに入った場合、記憶媒体10、調整用映像データ処理部20、セレクタ30、映像処理部40及び情報多重部50を制御して、ユーザに好みの画質を選択させるための処理を行う。
例えばエンハンサ処理の画質調整を選択した場合には、図10に示されるように、サンプル映像270〜273のそれぞれに対して4段階の異なる程度のエンハンサが与えられる。この動画サンプルは、元々記憶媒体10に、4段階の異なったエンハンサが与えられた状態で動画サンプルとして記憶されていたものである。ユーザは、この4段階種のエンハンサが与えられた映像サンプルの中から、第1実施例と同様な方法で好みのエンハンサが与えられた映像サンプルを選択する。エンハンサのみ画質調整の場合には、ユーザが選択した映像と同じエンハンサ量になるように、映像処理部40のエンハンサ量の設定のみを変更する。このエンハンサ量の設定値は、記憶媒体10に予め記憶させておき、ユーザが選択したサンプル映像に対応するエンハンサ量を記憶媒体から検索して読み出し、映像処理部40に設定するようにしてもよい。また、制御部60に、動画サンプルの表示位置に対応させてそれぞれエンハンサ量の設定値を記憶しておき、ユーザが選択したサンプル映像に対応するエンハンサ量を制御部60から引き出して映像処理部40に設定するようにしてもよい。
また「一括調整」が選択された場合には、制御部60は映像処理部41に選択されたサンプル映像に対応するエンハンサ量の設定値を記憶しておく。引き続いて他の画質調整を行うために、その画質調整の種類に対応する動画サンプルを記憶媒体10から読み出して、上記と同様な処理を実行する。そして全ての画質調整処理が完了した時点で、制御部60に記憶しておいた各画質調整の設定値を用いて、最終的に映像処理部40の設定を行う。
このような構成によれば、画質調整モードにおける映像処理部40及び調整用映像データ処理部20が行う処理の工数が低減される。従って、ユーザが画質調整モードを選択するための操作に迅速に応答して、画質調整のための処理を実行することができる。
上述したように、本実施例では、動画サンプルが予め分割された状態で、かつそれぞれに対し画質調整が施された状態で記憶媒体10に記憶されている。しかしながら、映像処理部40が分割された動画サンプルごとに画質調整の設定値を切り替えるための機能を有する場合には、予め画質調整を施す必要はない。すなわち、この場合は、画質調整は施さずに、予め分割された動画サンプルを記憶媒体10に記憶させておけばよい。
本発明は、LCDパネルやプラズマディスプレイ、CRTを用いた映像表示装置の画質調整に用いることが可能である。それ以外にも、DVDプレーヤなど映像出力装置における画質調整にも同様に適用可能である。
10…記憶媒体、20…調整用映像データ処理部、30…セレクタ、40…映像処理部、50…情報多重部、60…制御部、70…操作部、80…映像信号源、90…表示部、100…ネットワーク接続部。

Claims (16)

  1. 画質設定が可能な画像表示装置であって、
    前記画質設定の対象となる入力画像を入力する入力部と、
    同一の表示内容を示すが互いに画質が異なる複数のサンプル画像であって、該同一の表示内容が、前記画質設定の対象となる入力画像の表示内容とは異なる複数のサンプル画像を予め記憶している記憶部と、
    前記入力部から入力された入力画像、前記記憶部に記憶されるサンプル画像、またはメニュー情報を表示可能な表示部と、
    前記入力部から入力された入力画像について、設定された画質に基づいて画質調整を行う画質調整部と、
    ユーザの操作情報を入力する操作情報入力部と
    を備え、
    所定の操作情報が入力された場合に、前記表示部は、前記記憶部に予め記憶された複数のサンプル画像と、該複数のサンプル画像から1つのサンプル画像を選択することにより画質設定が可能なことを示す旨の表示とを同一画面上に表示し、
    前記表示部に表示される複数のサンプル画像のうち、1つのサンプル画像を選択する操作情報が入力された場合に、前記選択されたサンプル画像の画質に対応する画質が、前記入力画像についての表示画質として設定されることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記表示部は、前記記憶部に予め記憶された複数のサンプル画像と、該複数のサンプル画像から1つのサンプル画像を選択することにより画質設定が可能なことを示す旨の前記表示とを表示する際に、ぞれぞれのサンプル画像を識別する識別番号情報を前記同一画面上に表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記同一画面上に表示される識別番号情報は、それぞれのサンプル画像につき一文字であることを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記画質設定は、シャープネス調整、ノイズリダクション調整、コントラスト調整、色相調整、彩度調整、ガンマ調整、色温度調整のいずれかの画質調整についての設定を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  5. 表示画像の画質設定を行う画質設定方法であって、
    予め同一の表示内容を示すが互いに画質が異なる複数のサンプル画像であって、該同一の表示内容が、前記画質設定の対象画像の表示内容とは異なる複数のサンプル画像を記憶する記憶ステップと、
    ユーザからの所定の操作情報が入力された場合に、予め記憶された前記複数のサンプル画像と、該複数のサンプル画像から1つのサンプル画像を選択することにより画質設定が可能なことを示す旨の表示とを同一画面上に表示する表示ステップと、
    表示される前記複数のサンプル画像のうち、1つのサンプル画像を選択する操作情報が入力された場合に、前記選択されたサンプル画像の画質に対応する画質を表示画質として設定する画質設定ステップ
    とを備えることを特徴とする画質設定方法。
  6. 予め記憶された前記複数のサンプル画像と、該複数のサンプル画像から1つのサンプル画像を選択することにより画質設定が可能なことを示す旨の前記表示とを表示する際に、ぞれぞれのサンプル画像を識別する識別番号情報を前記同一画面上に表示する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画質設定方法。
  7. 前記同一画面上に表示される識別番号情報は、それぞれのサンプル画像につき一文字であることを特徴とする請求項6に記載の画質設定方法。
  8. 前記画質設定は、シャープネス調整、ノイズリダクション調整、コントラスト調整、色相調整、彩度調整、ガンマ調整、色温度調整のいずれかの画質調整についての設定を含むことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項に記載の画質設定方法。
  9. 画質設定が可能な画像表示装置であって、
    前記画質設定の対象となる入力画像を入力する入力部と、
    同一表示内容を示すが互いに画質が異なる複数のサンプル画像を1つの組として、表示内容の異なる複数組のサンプル画像を予め記憶している記憶部と、
    前記入力部から入力された入力画像、前記記憶部に記憶されるサンプル画像、またはメニュー情報を表示可能な表示部と、
    前記入力部から入力された入力画像について、設定された画質に基づいて画質調整を行う画質調整部と、
    ユーザの操作情報を入力する操作情報入力部と
    を備え、
    前記記憶部に記憶されている前記複数組のサンプル画像の表示内容は、いずれも前記画質設定の対象となる入力画像の表示内容とは異なるものであり、
    前記表示部は、前記操作情報入力部に所定の操作情報が入力された場合にメニュー情報を表示し、前記操作情報入力部に入力される操作情報によって該表示されたメニュー情報から所定の画質設定が選択された場合に、前記記憶部に予め記憶された前記複数組のサンプル画像のうちの1つの組の複数のサンプル画像と、該複数のサンプル画像から1つのサンプル画像を選択することにより画質設定が可能なことを示す旨の表示とを同一画面上に表示し、前記操作情報入力部に入力される操作情報により前記1つの組の複数のサンプル画像から1つのサンプル画像が選択されたあとに、次の組の複数のサンプル画像と、該次の組の複数のサンプル画像から1つのサンプル画像を選択することにより画質設定が可能なことを示す旨の表示とを同一画面上に表示することにより、複数の組のサンプル画像の選択を連続して行うことを可能とし、
    各組の画質設定画面において前記選択されたサンプル画像に対応する画質が、該それぞれの組のサンプル画像の表示内容に対応する入力画像を表示するための画質として設定されることを特徴とする画像表示装置。
  10. 前記表示部は、前記記憶部に予め記憶された複数のサンプル画像と、該複数のサンプル画像から1つのサンプル画像を選択することにより画質設定が可能なことを示す旨の前記表示とを表示する際に、ぞれぞれのサンプル画像を識別する識別番号情報を前記同一画面上に表示する
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像表示装置。
  11. 前記同一画面上に表示される識別番号情報は、それぞれのサンプル画像につき一文字であることを特徴とする請求項10に記載の画像表示装置。
  12. 前記画質設定は、シャープネス調整、ノイズリダクション調整、コントラスト調整、色相調整、彩度調整、ガンマ調整、色温度調整のいずれかの画質調整についての設定を含むことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  13. 表示画像の画質設定方法であって、
    予め同一表示内容を示すが互いに画質が異なる複数のサンプル画像を1つの組として、表示内容の異なる複数組のサンプル画像を記憶する記憶ステップであって、前記複数組のサンプル画像の表示内容は、いずれも画質設定の対象画像の表示内容とは異なる記憶ステップと、
    所定の操作情報が入力された場合にメニュー情報を表示するメニュー表示ステップと、
    入力される操作情報によって該表示されたメニュー情報から所定の画質設定が選択された場合に、予め記憶された前記複数組のサンプル画像のうちの1つの組の複数のサンプル画像と、該複数のサンプル画像から1つのサンプル画像を選択することにより画質設定が可能なことを示す旨の表示とを同一画面上に表示して、入力される操作情報により前記1つの組の複数のサンプル画像から1つのサンプル画像を選択可能とする第1の選択ステップと、
    表示した前記1つの組の複数のサンプル画像のうち1つが選択されたあとに、次の組の複数のサンプル画像と、該次の組の複数のサンプル画像から1つのサンプル画像を選択することにより画質設定が可能なことを示す旨の表示とを同一画面上に表示して、入力される操作情報により前記次の組の複数のサンプル画像から1つのサンプル画像を選択可能とする第2の選択ステップと、
    表示内容の異なるサンプル画像のそれぞれの組について、前記選択されたサンプル画像に対応する画質を、該サンプル画像のそれぞれの表示内容に対応する入力画像の表示のための画質として設定する設定ステップとを備えることを特徴とする画質設定方法。
  14. 予め記憶された前記複数のサンプル画像と、該複数のサンプル画像から1つのサンプル画像を選択することにより画質設定が可能なことを示す旨の前記表示とを表示する際には、ぞれぞれのサンプル画像を識別する識別番号情報を前記同一画面上に表示することを特徴とする請求項13に記載の画質設定方法。
  15. 前記同一画面上に表示される識別番号情報は、それぞれのサンプル画像につき一文字であることを特徴とする請求項14に記載の画質設定方法。
  16. 前記画質設定は、シャープネス調整、ノイズリダクション調整、コントラスト調整、色相調整、彩度調整、ガンマ調整、色温度調整のいずれかの画質調整についての設定を含むことを特徴とする請求項13乃至15のいずれか一項に記載の画質設定方法。
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