JP5546299B2 - クランプ装置及び基板ホルダー - Google Patents

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Description

本発明は、基板を固定するためのクランプ装置及び基板ホルダーに関する。
例えば、成膜装置などの各種の基板処理装置においては、被処理基板は被処理面が露出されて基板ホルダーに固定された状態で所定の処理が施される。また装置によっては、被処理基板が基板ホルダーに固定された状態で搬送されることもある。被処理基板を基板ホルダーに固定するための構造は種々提案されているが、例えば、被処理基板の外周部を複数のクランプによって固定するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
またこのクランプの構造も様々あるが、例えば、スライド式のクランプ装置が多く採用されている。図8は、従来技術にかかるスライド式のクランプ装置を有する基板ホルダーの一例である。この基板ホルダー100は、被処理基板Sが収容される保持部材200と、被処理基板S上に配されるバックプレート300と、保持部材200に被処理基板Sを固定するためのクランプ装置400とで構成される。クランプ装置400は、バックプレート300にスライド可能に設けられた挿入部材410と、保持部材200に設けられて挿入部材410が挿入される挿入穴420を画成する被挿入部材430とで構成される。挿入部材410の被挿入部材430側の先端部は、バックプレート300の表面から若干浮き上がるように形成されており、挿入部材410をスライドさせて弾性変形させながら被挿入部材430の挿入穴420に挿入することで、その弾性力によって挿入部材410が被挿入部材430に係止されるようになっている。
また、被処理基板をクランプするクランプ装置(機構)としては、例えば、水平軸を支点として回動可能であって一端側に被処理基板の押さえ部を有するアームと、このアームの他端側に基板をクランプするための付勢力を付与するばね機構とを有するものもある(特許文献2参照)。
特開2009−228105号公報(図2等) 特開平10−296072号公報(図3等)
上記のようなクランプ装置によっても、被処理基板を保持部材に良好に保持することはできる。しかしながら、前者のスライド式のクランプ装置では、被挿入部材に挿入した際の挿入部材の弾性力が、例えば、保持部材や被処理基板のうねり(変形)等の影響を受けやすく、被処理基板を保持部材に良好に固定することができない虞がある。具体的には、挿入部材を被挿入部材に挿入することができなという問題や、挿入部材が弾性力によって被挿入部材に十分に係止されず挿入部材が外れてしまうといった問題が生じる虞がある。
また後者のクランプ装置は、被処理基板を保持部材に固定する際に、例えば、特許文献2に記載されているアンクランプ機構等によってアームを押し下げておく必要がある。保持部材の外周部にこのような機構が存在すると、それによって被処理基板の搬送路が制限されてしまい、被処理基板を搬送し難いという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、被処理基板を容易に搬送することができ且つ保持部材に良好に固定することができるクランプ装置及び基板ホルダーを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、基板が収容される収容部を有する保持部材に設けられ、前記収容部に収容された基板を押圧して前記保持部材に固定するクランプ装置であって、ベース部上に支持シャフトを支点として揺動可能に設けられ、その一端側に前記基板に当接する当接部を有すると共に他端側に操作部を備えたクランプアームと、前記基板に当接した前記当接部によって当該基板が押圧されるように前記クランプアームを付勢する付勢部材と、前記当接部を前記ベース部から離間させた状態で前記クランプアームの揺動を規制可能に設けられる規制部材と、を備え、前記規制部材は、前記当接部が前記ベース部から離間した状態で、前記ベース部と前記クランプアームとの間を前記支持シャフトに沿ってスライド可能に設けられており、前記当接部が前記ベース部から離間した状態で、前記規制部材を所定量スライドさせることで、当該規制部材が前記クランプアームに当接して当該クランプアームの揺動が規制されることを特徴とするクランプ装置にある。
本発明の第の態様は、前記クランプアームには、前記規制部材が所定位置にある場合に、前記当接部が前記ベース部に近接した状態で前記規制部材が挿入される挿入孔が設けられていることを特徴とする第の態様のクランプ装置にある。
本発明の第の態様は、前記クランプアームと前記ベース部とを電気的に接続するアース板をさらに備えることを特徴とする第1又は2の態様のクランプ装置にある。
本発明の第の態様は、基板が収容される収容部を有する保持部材と、該保持部材に設けられ、前記収容部に収容された基板を押圧して当該保持部材に固定するクランプ装置と、を備え、該クランプ装置が、ベース部上に支持シャフトを支点として揺動可能に設けられ、その一端側に前記基板に当接する当接部を有すると共に他端側に操作部を備えたクランプアームと、前記基板に当接した前記当接部によって当該基板が押圧されるように前記クランプアームを付勢する付勢部材と、前記当接部を前記基板から離間させた状態で前記クランプアームの揺動を規制可能に設けられる規制部材と、を備え、前記規制部材は、前記当接部が前記ベース部から離間した状態で、前記ベース部と前記クランプアームとの間を前記支持シャフトに沿ってスライド可能に設けられており、前記当接部が前記ベース部から離間した状態で、前記規制部材を所定量スライドさせることで、当該規制部材が前記クランプアームに当接して当該クランプアームの揺動が規制されることを特徴とする基板ホルダーにある。
かかる本発明では、付勢部材の付勢力によってクランプアームで被処理基板を押圧して保持部材に固定しているため、各被処理基板のうねり等に個体差があった場合でも、各被処理基板を保持部材に良好に固定することができる。また規制部材によってクランプアームを大きく開いた状態で保持することができるため、被処理基板を所望の方向に容易に搬送することができる。さらには、クランプ装置の小型化を図ることもできる。
本発明に係る基板ホルダーの(a)正面図及び(b)裏面図である。 本発明に係る基板ホルダーの断面図である。 本発明に係るクランプ装置の概略斜視図である。 本発明に係るクランプ装置の正面図である。 本発明に係るクランプ装置の動作を説明する図である。 本発明に係るクランプ装置の動作を説明する図である。 本発明に係る基板ホルダーを用いた基板搬送装置の概略図である。 従来技術に係るクランプ装置の平面図及び断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、基板ホルダーの正面図及び裏面図であり、図2は、図1のA−A′断面図である。また図3はクランプ装置の概略斜視図であり、図4はクランプ装置の正面図である。
本実施形態に係る基板ホルダー10は、例えば、CVD法により被処理基板Sに成膜を行う成膜装置等に用いられるものであり、図示するように、被処理基板Sを保持する保持部材20と、バックプレート30と、複数のクランプ装置40とを備える。保持部材20は、例えば、ステンレス鋼(SUS)等で形成され、被処理基板Sの被処理面を露出する開口部21を有して被処理基板Sの外周部を保持する枠状の部材である。保持部材20には、被処理基板Sが収容される凹部である収容部22が画成されている。この収容部22は、被処理基板Sの被処理面に当接する当接部23と被処理基板Sの端面に対向する側壁部24とで構成される。なお収容部22は、被処理基板Sを収容しやすいように、被処理基板Sよりもやや大きく形成されている。
バックプレート30は、被処理基板Sと略同一形状の板状部材であり、保持部材20の収容部22に収容された被処理基板S上に配される。バックプレート30は、被処理基板Sの表面を覆い被処理基板Sと共にクランプ装置40によって保持部材20に固定され、被処理基板Sを基板ホルダー10に固定した際に、被処理基板Sに割れ等が発生するのを防止している。またバックプレート30は、例えば、カーボン等で形成され、成膜装置のアノードとしての役割や、被処理基板Sの均熱を図る役割を果たす場合もある。
クランプ装置40は、保持部材20の裏面側(被処理基板Sの被処理面が露出する面とは反対側)に所定間隔で複数設けられる(図1(b)参照)。本実施形態では、各クランプ装置40は、保持部材20の裏面側に設けられた凹部25内にそれぞれ配されている(図2参照)。各クランプ装置40が保持部材20の収容部22内に収容された被処理基板Sに当接(本実施形態では、バックプレート30を介して被処理基板Sに当接)して被処理基板Sを当接部23側に向かって押圧することで、被処理基板Sが保持部材20に固定される。
本実施形態に係るクランプ装置40は、図3及び図4に示すように、保持部材20に固定されるベース部41と、このベース部41に揺動可能に設けられるクランプアーム42と、クランプアーム42を付勢する付勢部材43(図3では省略)と、所定の状態でクランプアーム42の揺動を規制する規制部材44とを備える。
クランプアーム42は、ベース部41に設けられた支持シャフト45を支点として揺動可能に支持されている。支持シャフト45を挟んだクランプアーム42の一端側には、保持部材20の収容部22に収容された基板(本実施形態では、被処理基板S及びバックプレート30)に当接する当接部46を有する。この当接部46は、クランプアーム42の他の部分よも肉厚に形成され、クランプアーム42を閉じた際にバックプレート30に当接するように形成された部分である。クランプアーム42の他端側には、クランプアーム42を操作するための操作部47が設けられている。この操作部47は、例えば、ロボットアーム等によって押圧される部分であり、確実に押圧されるように本実施形態では内面が傾斜する凹状(すり鉢状)に形成されている。成膜時に基板ホルダー10が加熱或いは冷却されることで、操作部47とロボットアームとの相対位置に多少のズレが生じることがある。しかしながら、操作部47が凹状に形成されていることで、多少の位置ずれが生じた場合でも、確実にクランプアーム42を操作することができる。またクランプアーム42には、規制部材44が所定位置に配された状態で挿入される挿入孔48が設けられている。規制部材44と挿入孔48との関係については詳しく後述する。
付勢部材43は、例えば、コイルばね等のばね部材によって構成され、クランプアーム42の当接部46がベース部41に近づく方向にクランプアーム42を付勢するように設けられている。つまり付勢部材43によってクランプアーム42が付勢されていることで、クランプアーム42の当接部46によって被処理基板Sが押圧されて保持部材20に固定される。例えば、本実施形態では、付勢部材43は、いわゆるダブルトーションコイルバネで構成されており、クランプアーム42が固定された支持シャフト45に装着されている。勿論、この付勢部材43の構成は特に限定されず、クランプアーム42を所定方向に付勢できるものであればよい。
ここで、付勢部材43としてコイルばねを用いる場合、成膜時にバックプレート30等を介して付勢部材43に高周波電流が流れて、コイルばねである付勢部材43が加熱されてしまう虞がある。このため、付勢部材43としてコイルばねを用いる場合には、クランプアーム42とベース部41とをアース板等を介して電気的に接続するようにするのが好ましい。これにより、付勢部材43に電流が流れて付勢部材43が加熱されてしまうのを防止することができる。
規制部材44は、クランプアーム42の当接部46をベース部41から離間させた状態、つまりクランプアーム42を開いた状態で、クランプアーム42の揺動を規制する。この規制部材44は、支持シャフト45に平行して設けられたスライド軸49に固定されている。このスライド軸49は、図5に示すように、その軸方向に沿って所定量だけスライド可能に設けられている。したがって、このスライド軸49に固定された規制部材44も支持シャフト45に沿ってベース部41上を所定量だけスライド可能となっている。具体的には、規制部材44は、規制部材44がクランプアーム42に当接することのない第1の位置と、クランプアーム42を開いた状態で規制部材44がクランプアーム42に当接する第2の位置との間で、スライド可能となっている。
例えば、本実施形態では、上述のようにクランプアーム42に挿入孔48が設けられており、規制部材44は、この挿入孔48に対応する第1の位置(図5(a))と、挿入孔48からずれた第2の位置(図5(b))との間でスライド可能となっている。すなわち、第1の位置(図5(a))では、クランプアーム42を閉じようとすると、規制部材44は挿入孔48に挿入される。したがって、クランプアーム42によって被処理基板Sをクランプすることができる。一方、第2の位置(図5(b))では、クランプアーム42を閉じようとすると、規制部材44がクランプアーム42に当接してしまう。つまり第2の位置では、規制部材44によってクランプアーム42の揺動が規制され、クランプアーム42が開いた状態に維持される。
なお、本実施形態では、クランプアーム42に挿入孔48を設け、クランプアーム42を閉じる際には、この挿入孔48に規制部材44が挿入されるようにしたが、例えば、規制部材44をクランプアーム42の外側までスライドできるようにしてもよい。
ここで、このようなクランプ装置40を具備する基板ホルダー10への被処理基板Sの固定方法について説明する。
初期状態では、規制部材44は第1の位置(図5(a))に配されており、付勢部材43の付勢力によってクランプアーム42がベース部41に近接した状態、つまりクランプアーム42が閉じた状態となっている。
保持部材20の収容部22に被処理基板Sを収容する場合には、図6(a)に示すように、付勢部材43の付勢力に抗してロボットアーム等の押圧手段でクランプアーム42の操作部47を押圧してクランプアーム42を開く。この状態で、規制部材44(スライド軸49)を第2の位置までスライドさせる(図5(b)参照)。その後、押圧手段による操作部47の押圧を解除すれば、クランプアーム42に規制部材44が当接して、クランプアーム42は開いた状態のまま維持される。この状態で、被処理基板S及びバックプレート30を保持部材20まで搬送し、これら被処理基板S及びバックプレート30を保持部材20の収容部22に収容する。
このとき、クランプアーム42は規制部材44によって開いた状態に維持されており、操作部47を押圧するための押圧手段(ロボットアーム)は保持部材20から離れた場所にセットされていればよい。したがって、保持部材20上には比較的広いスペースを確保することができ、被処理基板S及びバックプレート30を所望の向きに搬送することができ、被処理基板S等の取扱いが容易となる。
また被処理基板S等を保持部材20の収容部22に収容する際には、クランプアーム42の当接部46側の先端部は、保持部材20の収容部22の側壁部24よりも外側に位置していることが好ましい。これにより、クランプアーム42に接触させることなく、被処理基板S及びバックプレート30を収容部22に良好に収容することができる。
その後は、ロボットアーム等の押圧手段によりクランプアーム42の操作部47を再び押圧し、その状態で規制部材44を第1の位置まで移動させる(図5(a)参照)。この状態で、押圧手段を徐々に上昇させることで、付勢部材43の付勢力によってクランプアーム42の当接部46が徐々にバックプレート30側に近づいていく。このとき、規制部材44はクランプアーム42の挿入孔48に入り込むことになる。クランプアーム42の当接部46は最終的にバックプレート30に当接し、バックプレート30を介して被処理基板Sがクランプアーム42によって押圧されて保持部材20に固定される。つまり、保持部材20の収容部22に収容された被処理基板S及びバックプレート30が、クランプ装置40によってクランプされる。
このように本発明に係る基板ホルダー10では、付勢部材43の付勢力によってクランプアーム42で被処理基板Sを押圧して保持部材20に固定(クランプ)しているため、被処理基板Sの個体差等に拘わらず、被処理基板Sを確実に保持部材20固定することができる。また規制部材44によってクランプアーム42を大きく開いた状態に維持することができるため、上述のように保持部材20の収容部22内に被処理基板Sを収容し易くなる。さらにはクランプ装置40の小型化を図ることもできる。
なおこのような基板ホルダー10は、例えば、成膜装置等において被処理基板を搬送する基板搬送装置の一部として用いられる。基板搬送装置としては、例えば、図7に示すように、被処理基板Sが収容された基板ホルダー10を、略垂直に吊り下げた状態に保持して搬送するものがある。この基板搬送装置50は、基板ホルダー10を吊り下げて被処理基板Sを略垂直に保持した状態で搬送する搬送手段51を備える。基板ホルダー10の保持部材20には複数の鉤状部52が設けられる一方、搬送手段51の下面側にはU字状の掛止部材53が設けられており、基板ホルダー10は、これら鉤状部52を掛止部材53に引っ掛けることで、搬送手段51に吊り下げられる。
搬送手段51の上面にはラック54が設けられており、このラック54にはピニオンギア55が係合している。ピニオンギア55には、例えば、モータ等の図示しない駆動手段が駆動軸56を介して接続されている。
なお装置のチャンバー内には、基板ホルダー10を搬送する際のガイドとなる上部レールR1及び下部レールR2が設けられている。そして、搬送手段51の側面には、上部レールR1上を移動可能に構成される複数の上部ローラー57が設けられている。また基板ホルダー10の下端には、下部レールR2に挟持される下部ローラー58が設けられている。
そして、図示しない駆動手段によりピニオンギア55が回転駆動すると、ラック54を介して搬送手段51に動力が伝わり、搬送手段51が、上部レールR1及び下部レールR2に沿って移動する。つまり搬送手段51に吊り下げられた基板ホルダー10が上部レールR1及び下部レールR2に沿って搬送されることになる。
このように基板ホルダー10を略垂直に保持した状態で搬送する場合、保持部材20から被処理基板Sが脱落するといった問題が発生する虞があるが、本発明に係るクランプ装置40を採用することで被処理基板Sを保持部材20に確実に固定することができ、このような問題の発生を防止することができる。
勿論、本発明のクランプ装置40及び基板ホルダー10は、被処理基板Sを床面に対して略垂直に保持する縦型の基板搬送装置だけでなく、例えば、被処理基板Sを床面に対して水平に保持する横型の基板搬送装置にも採用することができる。
また上述の実施形態では、保持部材20の収容部22が、当接部23と側壁部24で構成されている例を説明したが、保持部材20の構成は特に限定されず、例えば、収容部22は、当接部23のみで構成されていてもよい。つまり、開口部21が形成された板状の当接部23上に載置した被処理基板Sをクランプ装置40により固定するようにしてもよい。
また上述の実施形態では、付勢部材43としてコイルばねを用いているが、この構成の場合、成膜時にバックプレート30等を介してこのコイルばねに高周波電流が流れ、コイルばねが加熱されてしまう虞がある。このため、クランプアーム42とベース部41とをアース板等を介して電気的に接続するようにし、コイルばねに電流が流れるのを防止するようにしてもよい。これにより、コイルばねである付勢部材43の加熱を防止することができる。
またバックプレート30が比較的割れやすい材料で形成されクランプアーム42が当接する際の衝撃によってバックプレート30の割れ等が生じる虞がある場合には、バックプレート30のクランプアーム42の当接部46が当接する部分に、例えば、ステンレス鋼(SUS)等からなる金属プレートを埋設するようにしてもよい。またバックプレート30は、必ずしも設けられていなくてもよく、勿論、クランプアーム42によって被処理基板Sを直接押圧するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、この実施形態に限定されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲で種々の変更をすることができるものである。
10 基板ホルダー
20 保持部材
21 開口部
22 収容部
23 当接部
24 側壁部
25 凹部
30 バックプレート
40 クランプ装置
41 ベース部
42 クランプアーム
43 付勢部材
44 規制部材
45 支持シャフト
46 当接部
47 操作部
48 挿入孔
49 スライド軸
S 被処理基板

Claims (4)

  1. 基板が収容される収容部を有する保持部材に設けられ、前記収容部に収容された基板を押圧して前記保持部材に固定するクランプ装置であって、
    ベース部上に支持シャフトを支点として揺動可能に設けられ、その一端側に前記基板に当接する当接部を有すると共に他端側に操作部を備えたクランプアームと、
    前記基板に当接した前記当接部によって当該基板が押圧されるように前記クランプアームを付勢する付勢部材と、
    前記当接部を前記ベース部から離間させた状態で前記クランプアームの揺動を規制可能に設けられる規制部材と、
    を備え、
    前記規制部材は、前記当接部が前記ベース部から離間した状態で、前記ベース部と前記クランプアームとの間を前記支持シャフトに沿ってスライド可能に設けられており、
    前記当接部が前記ベース部から離間した状態で、前記規制部材を所定量スライドさせることで、当該規制部材が前記クランプアームに当接して当該クランプアームの揺動が規制されることを特徴とするクランプ装置。
  2. 前記クランプアームには、前記規制部材が所定位置にある場合に、前記当接部が前記ベース部に近接した状態で前記規制部材が挿入される挿入孔が設けられていることを特徴とする請求項に記載のクランプ装置。
  3. 前記クランプアームと前記ベース部とを電気的に接続するアース板をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のクランプ装置。
  4. 基板が収容される収容部を有する保持部材と、
    該保持部材に設けられ、前記収容部に収容された基板を押圧して当該保持部材に固定するクランプ装置と、を備え、
    該クランプ装置が、
    ベース部上に支持シャフトを支点として揺動可能に設けられ、その一端側に前記基板に当接する当接部を有すると共に他端側に操作部を備えたクランプアームと、
    前記基板に当接した前記当接部によって当該基板が押圧されるように前記クランプアームを付勢する付勢部材と、
    前記当接部を前記基板から離間させた状態で前記クランプアームの揺動を規制可能に設けられる規制部材と、
    を備え、
    前記規制部材は、前記当接部が前記ベース部から離間した状態で、前記ベース部と前記クランプアームとの間を前記支持シャフトに沿ってスライド可能に設けられており、
    前記当接部が前記ベース部から離間した状態で、前記規制部材を所定量スライドさせることで、当該規制部材が前記クランプアームに当接して当該クランプアームの揺動が規制されることを特徴とする基板ホルダー。
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