JP2019192682A - フレーム位置決め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で省スペースに設置可能なフレーム位置決め装置を提供する。【解決手段】ウェーハ(11)を保持するフレーム(12)をカセット(20)に対して搬出入するフレーム搬出入手段(25)と、フレームを仮置きする一対のガイドレール(30)と、一対のガイドレールのカセット側の先端部に配設されたフレーム位置決め手段(40)を備え、フレーム位置決め手段は、ガイドレールに設けられ、フレームが搬出入される第1の方向(A)に直交する第2の方向(B)のフレーム両端に当接する一対の回転ローラー(41)と、狭持位置に各回転ローラーを付勢し且つ挟持位置から待避位置への回転ローラーの移動を許す一対の付勢部材(42)を備える。位置決め領域でフレーム搬出入手段によるフレームの把持を解除すると、一対の回転ローラーが付勢部材により挟持位置に位置付けられてフレームを第2の方向で位置決めする。【選択図】図2

Description

本発明は、半導体ウェーハを加工する加工装置に配設されて、半導体ウェーハを保持するフレームの位置決めを行うフレーム位置決め装置に関する。
ウェーハ等の薄板状の被加工物に対して加工を行う加工装置の多くは、被加工物を吸着保持して加工面を露出させるチャックテーブルと、チャックテーブルに吸着保持された被加工物の加工面を加工する加工手段と、を備えている。加工手段は加工の種類によって様々である。一例として、切削を行う切削装置は切削ブレードを備え、レーザー加工を行うレーザー加工装置はレーザー光照射手段を備える。この種の加工装置では、被加工物が加工領域に搬送される際に、加工手段により適切に加工を行えるように被加工物の位置決めを行う。
例えば、特許文献1に記載された切削装置では、カセットから搬出されたダイシング前の半導体ウェーハを保持するフレームと、ダイシング後の半導体ウェーハを保持するフレームとが仮置きされるフレーム仮置き領域に、開状態と挟持状態とに位置付けられる一対のフレームガイドレールを配設している。フレームを載置してから一対のフレームガイドレールを挟持状態とし、その挟持状態を維持したままフレームを押し込むことによりフレームの位置決めを行う。
特開平11−204461号公報
しかしながら、特許文献1の切削装置では、一対のガイドレールを開状態及び挟持状態に位置付けるためのモータ及びベルト等の駆動機構が必要であり、位置決め用の機構が複雑化して部品コストが増大してしまう。また、長尺部材であるガイドレールに開閉動作を行わせるので、広い設置スペースを要する。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、複雑な駆動機構を用いず省スペースに設置可能なフレーム位置決め装置を提供することを目的とする。
本発明は、半導体ウェーハを加工する加工装置に配設され、半導体ウェーハを保持するフレームの位置決めを行うフレーム位置決め装置に関するものである。フレーム位置決め装置は、加工装置のカセット載置領域に載置されたカセットからフレームを搬出すると共にカセットにフレームを搬入するフレーム搬出入手段と、フレーム搬出入手段によって搬出入されるフレームが一時的に上部に仮置きされる一対のガイドレールと、一対のガイドレールのカセット側の先端部にそれぞれ配設されたフレーム位置決め手段と、を備えている。フレーム位置決め手段は、フレームの搬出入方向である第1の方向に直交する第2の方向のフレーム両端に当接し且つ一対のガイドレールそれぞれに配設される一対の回転ローラーと、位置決め領域において一対の回転ローラーがフレームの両端を挟持して第2の方向の位置決めを行う狭持位置に同じ付勢力で各回転ローラーを位置付けると共にフレームがカセットから位置決め領域に移動する間に一対の回転ローラーを狭持位置から第1の方向に沿って待避させてフレームの移動を許容する待避位置に位置づける一対の付勢部材と、を備えている。フレームをカセットからガイドレールに搬出する際は、フレーム搬出入手段がカセットに収容されたフレームの第1の方向の一端を把持して位置決め領域に移動し、フレーム搬出入手段がフレーム一端の把持を解除すると、回転ローラーが付勢部材により狭持位置に位置づけられると共にフレームを摺動させて第2の方向の位置決めを行う。
本発明のフレーム位置決め装置によれば、一対の回転ローラーをガイドレール先端に付ける簡易な構成でフレームの位置決めを行うことが可能であり、既存のフレーム位置決め装置に比して設置スペースを大幅に減少させることができ、且つ複雑な駆動機構を使用しないので経済的である。
本発明によれば、複雑な駆動機構を用いず省スペースに設置可能なフレーム位置決め装置を得ることができる。
本実施の形態に係るフレーム位置決め装置で、カセットからフレームを搬出している状態を示す上面図である。 フレーム位置決め装置の位置決め領域でフレームの位置決めを行った状態を示す上面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態のフレーム位置決め装置を説明する。図1と図2に示すフレーム位置決め装置10は、被加工物であるウェーハ11に対して切削やレーザー加工等の所定の加工を行う加工装置に配設される。加工装置において、フレーム位置決め装置10と直接に関係しない部分については、図示及び具体的な説明を省略する。
ウェーハ11は、環状のフレーム12の開口部内に、テープ13を介して貼着保持されている。ウェーハ11の表面には、格子状の分割予定ラインによって区画された複数の矩形状の領域にそれぞれ半導体デバイス14が形成されている。
フレーム12はアルミニウム製である。テープ13を介してウェーハ11を保持した状態のフレーム12が、カセット20(図1)に収容される。カセット20内には、複数のフレーム12を上下方向に並べて収容可能な複数の収容段部(図示略)が設けられている。加工装置はカセット載置領域を有しており、図1はカセット載置領域にカセット20を載置した状態を示している。
カセット20の側面にはフレーム12を挿脱可能な開口が設けられている。カセット20は、図1の紙面上方に開口を向けてカセット載置領域に載置されている。そして、図1及び図2に両矢線で示す第1の方向Aが、カセット20に対するフレーム12の搬出入が行われる方向となる。第1の方向Aの一方は、カセット20内に収容されているフレーム12を引き出して搬出する搬出方向A1であり、第1の方向Aの他方は、カセット20内にフレーム12を搬入する搬入方向A2である。また、フレーム位置決め装置10を上面視した状態で第1の方向Aに直交する第2の方向Bを各図中に両矢線で示した。第1の方向A及び第2の方向Bはそれぞれ水平を向き、第1の方向A及び第2の方向Bに対して直交する方向(図1及び図2の紙面直交方向)が、上下方向(鉛直方向)となる。
フレーム12は、第2の方向Bにおける両側に一対の被挟持部12aを有する。被挟持部12aは互いに平行な直線状の縁部である。カセット20内の各収納段部に対して、各フレーム12は、被挟持部12aの延設方向が第1の方向Aと略平行になる向きで収容されている。フレーム12の外周部分には、一対の被挟持部12aの間に円弧状の湾曲部12bが形成されている。
フレーム位置決め装置10は、フレーム搬出入手段25を備える。フレーム搬出入手段25は、フレーム12のうち搬出方向A1側の一端を把持する把持部25aを有する。駆動機構25b(図1及び図2に概念的に示す)によって、把持部25aを第1の方向A及び上下方向に移動させることが可能である。第1の方向Aへの把持部25aの移動により、カセット20に対するフレーム12の搬出及び搬入を行う。上下方向への移動によって、カセット20内の複数の収容段部に対して把持部25aを選択的に位置付けて、複数のフレーム12の中から任意のフレーム12に対して搬出及び搬入を実行可能となる。
フレーム位置決め装置10は、カセット載置領域から第1の方向Aに沿って延びる一対のガイドレール30を有する。各ガイドレール30は、樹脂、又はアルミニウム等の金属により形成されており、図3に示すように階段状の断面形状を有している。より詳しくは、各ガイドレール30は、上方に向く載置面を有する載置部30aと、載置部30aから上方に突出する側壁部30bと、側壁部30bの上端から第2の方向Bに突出する側方突出部30cと、を有する。ガイドレール30は、図示を省略するレール駆動機構によって、上下方向に位置調整可能である。
一対のガイドレール30は、第2の方向Bに離間して配置されており、互いの載置部30aの縁部が向き合う関係で、第2の方向Bで対称となるように配置されている。一対のガイドレール30は第2の方向Bに相対移動を行わず、互いの間隔が一定である。一対のガイドレール30の互いの側壁部30bの間隔C1は、フレーム12の一対の被挟持部12aの間隔C2よりも僅かに大きい。
各ガイドレール30には、第1の方向Aにおけるカセット20側(搬入方向A2側)の先端部に、フレーム位置決め手段40が設けられている。フレーム位置決め手段40は、側方突出部30cに固定した支持ブラケット30d上に支持される、回転ローラー41と付勢部材42を備えている。回転ローラー41は、円筒形状の当接部41aを外周部分に備えている。回転ローラー41は鉄やステンレス鋼等の材質で形成されており、アルミニウム製のフレーム12が当接しても摩耗しにくい。
より詳しくは、支持ブラケット30dには、第1の方向A及び第2の方向Bに対して直交する方向(鉛直方向)に延びる軸43を中心として揺動するアーム44が支持されている。アーム44の先端部に、軸43と平行な軸45を中心として回転可能に回転ローラー41が支持されている。一対のフレーム位置決め手段40は、互いの回転ローラー41が第2の方向Bに向き合うように対称に配置されている。そして、軸43を中心とするアーム44の揺動に応じて、第2の方向Bにおける一対の回転ローラー41の間隔が変化する。
一対のフレーム位置決め手段40におけるアーム44がいずれも第2の方向Bに向けて延びる状態(軸43の中心と軸45の中心を結ぶ直線が第2の方向Bと平行になる状態)で、一対の回転ローラー41の間隔が最も小さくなる。この回転ローラー41の最小間隔は、フレーム12における一対の被挟持部12aの間隔C2と同じである。この最小間隔となる位置を回転ローラー41の挟持位置とする。
一対のフレーム位置決め手段40のいずれかが、回転ローラー41を挟持位置に保持する状態からアーム44が軸43を中心に回転すると、回転ローラー41が第1の方向Aに沿って待避しながら、第2の方向Bで他方の回転ローラー41に対する間隔を広げる。挟持位置よりも他方の回転ローラー41に対する間隔を拡大した回転ローラー41の位置を、待避位置とする。
付勢部材42は引張バネであり、一端部が支持ブラケット30d上のバネ掛け部46に掛けられ、他端部がアーム44に接続している。各アーム44は、付勢部材42によって、回転ローラー41の挟持位置に付勢されている。各フレーム位置決め手段40に対してフレーム12等から力を加えない状態では、各付勢部材42の付勢力によって各回転ローラー41は挟持位置に保持される。一対のフレーム位置決め手段40における付勢部材42は、互いに同じ大きさの付勢力を有する。各アーム44は、挟持位置から正逆の方向に回転することが可能であり、いずれの方向に回転した場合も、付勢部材42は挟持位置に向けてアーム44を付勢する。
続いて、フレーム位置決め装置10の動作を説明する。フレーム位置決め装置10は制御部(図示略)を備えており、以下の動作は制御部の制御の下で行われる。
加工装置によってウェーハ11の加工を行う場合、フレーム位置決め装置10のカセット載置領域に載置されたカセット20の内部に収容されたフレーム12を、フレーム搬出入手段25によって引き出してから加工装置に搬送する。フレーム搬出入手段25は、カセット20内の複数のフレーム12のうち、搬出対象となる特定のフレーム12に把持部25aの位置を合わせて、把持部25aによって当該フレーム12を把持する。把持部25aは、フレーム12の搬出方向A1側の端部を把持する。把持対象のフレーム12に対する把持部25aの上下方向位置が異なる場合は、把持部25aを上下方向に移動させて位置調整する。このとき、把持部25aと合わせて、一対のガイドレール30の上下方向位置も調整される。
把持部25aによりフレーム12を把持したら、駆動機構25bによって把持部25aを搬出方向A1へ移動させる。図1の例では、カセット20から引き出される段階で、フレーム12の被挟持部12aの延設方向は、第1の方向Aと略平行になっている。但し、後述する位置決めの際にフレーム12の向きが補正されるので、被挟持部12aの延設方向が第1の方向Aに対して多少傾いていてもよい。
フレーム12をカセット20から引き出す前は、各フレーム位置決め手段40は付勢部材42の付勢力によって回転ローラー41を挟持位置に保持している。すなわち、第2の方向Bにおける一対の回転ローラー41の間隔は、フレーム12の一対の被挟持部12aの間隔C2と同じである。
フレーム搬出入手段25によってフレーム12が搬出方向A1に所定量移動されると、一対のフレーム位置決め手段40の回転ローラー41の間をフレーム12が通過する。このとき、フレーム搬出入手段25により搬出方向A1に引き出されているフレーム12が、ガイドレール30に対して第2の方向Bに位置ずれしていると、一対の回転ローラー41のうち一方に対してフレーム12の湾曲部12bが接触する。このとき回転ローラー41における円筒状の当接部41aに対してフレーム12が当接するので、衝撃や異音が抑えられて、滑らかに動作させることができる。
この状態でフレーム搬出入手段25により搬出方向A1へのフレーム12の移動を継続すると、湾曲部12bが当接した側の回転ローラー41が押圧され、付勢部材42の付勢力に抗してアーム44が軸43を中心として回転する。その結果、回転ローラー41が第1の方向A(搬出方向A1)に沿って待避しながら第2の方向Bに移動し、挟持位置から待避位置になる。図1に示す例では、搬出方向A1に向かって右方向にフレーム12がずれており、右側の回転ローラー41が押圧されて待避位置に移動(アーム44が時計方向に回転)している。このように回転ローラー41が待避位置に移動することで、第2の方向Bでの位置がずれているフレーム12であっても、搬出方向A1への移動が許容される。
フレーム搬出入手段25によるフレーム12の搬出方向A1への移動をさらに継続すると、一対の被挟持部12aが一対の回転ローラー41に挟まれる位置決め領域(図2)に達する。位置決め領域に達したら、把持部25aによるフレーム12の把持を一旦解除する。把持解除により、第2の方向Bへのフレーム12の移動が許容される。すると、フレーム12の通過に伴って待避位置に押圧移動されていた回転ローラー41(図1及び図2の右側の回転ローラー41)は、付勢部材42の付勢力によって待避位置から挟持位置に移動しながら、フレーム12を図1及び図2の左側へ押圧する。押圧されたフレーム12は、右側の回転ローラー41に対して摺動しながら第2の方向Bで左側に移動する。
図2に示すように、押圧移動されたフレーム12の左側の被挟持部12aが左側の回転ローラー41(付勢部材42によって挟持位置に保持されている)に当接すると、第2の方向Bにおけるフレーム12の位置が定まる。そして、右側の回転ローラー41が挟持位置に達して右側の被挟持部12aに当接し、それぞれが挟持位置にある一対の回転ローラー41によってフレーム12の両端(一対の被挟持部12a)が挟持された状態になる。一対の付勢部材42の付勢力が同じであるため、一対の回転ローラー41は挟持位置に安定して保持され、フレーム12を第2の方向Bで正確に位置づける。また、第1の方向Aに対してフレーム12が傾いた状態で位置決め領域まで搬送された場合には、一対の被挟持部12aを両側から均等な付勢力で押圧することにより、フレーム12の傾きが補正される。このフレーム12の位置決めは、把持部25aの把持を解除すると、付勢部材42の付勢力によって瞬時に行われるので、余分な駆動力を要さずにレスポンスに優れた位置決めを実現できる。
位置決め領域でフレーム12が位置決めされると、フレーム搬出入手段25の把持部25aによってフレーム12を再び把持し、把持部25aを搬出方向A1にさらに移動させる。すると、カセット20からフレーム12が完全に引き出される。
フレーム位置決め装置10は、搬出方向A1へのフレーム12の移動量(カセット20からの引き出し量)を決める搬出規制部(図示略)を備えている。フレーム12が搬出規制部に当接して搬出方向A1への移動が制限された段階で、把持部25aによるフレーム12の把持を解除すると、一対のガイドレール30の載置部30a上にフレーム12が載置(仮置き)される。ガイドレール30上に仮置きされたフレーム12は、第2の方向Bでの位置決めが完了している。一対のガイドレール30の側壁部30bの間隔C1が、フレーム12の一対の被挟持部12aの間隔C2よりも大きいため、位置決め後のフレーム12に対して側壁部30bが干渉しない。続いて、図示を省略する搬送機構によって、加工装置の加工領域にフレーム12が搬送され、ウェーハ11が所定の加工を受ける。
加工装置で行う加工は、ウェーハ11をフレーム12で保持した状態で行うものであれば、どのようなものでも良い。一例として、切削加工やレーザー加工等が挙げられる。
ウェーハ11に対する加工が完了したら、カセット20内にフレーム12を戻す。まず、加工装置から取り出されたフレーム12を、一対のガイドレール30の載置部30a上に載置する。このとき、一対の被挟持部12aがそれぞれのガイドレール30の側壁部30bに対向するように、フレーム12の向きが定められる。
続いて、フレーム搬出入手段25の把持部25aによって、フレーム12の搬出方向A1側の一端を把持し、把持部25aをカセット20への搬入方向A2に移動させる。先に説明した搬出方向A1への引き出し動作と同様に、フレーム12が第2の方向Bで位置ずれしている場合は、湾曲部12bが一方の回転ローラー41を押圧して、付勢部材42の付勢力に抗して挟持位置から待避位置へ移動させる。
そして、フレーム12が図2に示す位置決め領域まで達すると、把持部25aによる把持を一旦解除する。これにより、各回転ローラー41が付勢部材42の付勢力で挟持位置に保持され、一対の回転ローラー41で両側の被挟持部12aを挟持されたフレーム12が、第2の方向Bで位置決めされる。
位置決め後に把持部25aによりフレーム12を再度把持し、把持部25aをさらに搬入方向A2に移動させると、位置決め済みのフレーム12がカセット20内に収容される。
なお、カセット20からの搬出時とカセット20への搬入時のいずれにおいても、フレーム12が第2の方向で位置ずれしていない場合は、フレーム12が各回転ローラー41を待避位置に押圧することなく、位置決め領域に達する。
以上のように、本実施の形態のフレーム位置決め装置10では、各ガイドレール30のうちカセット20側の端部に一対のフレーム位置決め手段40を設け、各フレーム位置決め手段40における回転ローラー41を挟持位置と待避位置とに移動可能としている。そして、第1の方向Aに移動するフレーム12がフレーム位置決め手段40の設置位置に達した際に、挟持位置にある一対の回転ローラー41によって、第2の方向Bにおけるフレーム12の両端(一対の被挟持部12a)を挟持することで、フレーム12の位置決めを行っている。
フレーム位置決め手段40は、ガイドレール30の全体を第2の方向Bに移動させるのではなく、付勢部材42の付勢力で挟持位置と待避位置に移動する回転ローラー41を用いるので、大型で複雑な駆動機構を要さず、省スペース且つ低コストにフレーム12の位置決めを行うことができる。
フレーム位置決め手段40の細部構造は、上記実施の形態と異なるものでもよい。例えば、回転ローラー41を付勢する付勢部材42として、引張バネに代えてトーションバネ等を用いることも可能である。
上記実施の形態では、回転ローラー41が、アーム44の揺動によって挟持位置と待避位置に移動している。これと異なり、溝(第1の方向A及び第2の方向Bに対する傾き成分を含む溝や、第2の方向Bに延びる溝)を支持ブラケット30dに形成し、該溝に回転ローラー41の軸45を挿入した構成にすることも可能である。この場合、付勢部材42に代えて、溝の一端(互いの回転ローラー41が第2の方向Bで接近する方向)に向けて回転ローラー41を付勢する付勢部材を設ける。この構成では、溝に沿って回転ローラー41が移動することによって、挟持位置と待避位置に達する。
上記実施の形態の回転ローラー41は、鉄やステンレス鋼等で形成されており耐摩耗性に優れるが、フレーム12が当接したときの衝撃吸収性を重視して、回転ローラー41のうち当接部41aを異なる材質(樹脂、弾性体等)で形成することも可能である。
本発明は、加工装置における加工対象のウェーハの種類を問うものではなく、加工の種類に応じて様々なウェーハをフレームに保持させることができる。
また、本発明の各実施の形態を説明したが、本発明の他の実施の形態として、上記実施の形態及び変形例を全体的又は部分的に組み合わせたものでもよい。
また、本発明の実施の形態は上記の実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施形態をカバーしている。
以上説明したように、本発明は、ウェーハを保持するフレームの位置決めを簡単且つ省スペースな構成で行うことができるという効果を有し、フレームの位置決めを要する様々な加工装置に有用である。
10 :フレーム位置決め装置
11 :ウェーハ
12 :フレーム
12a :被挟持部
12b :湾曲部
13 :テープ
14 :半導体デバイス
20 :カセット
25 :フレーム搬出入手段
25a :把持部
25b :駆動機構
30 :ガイドレール
30a :載置部
30b :側壁部
30c :側方突出部
30d :支持ブラケット
40 :フレーム位置決め手段
41 :回転ローラー
41a :当接部
42 :付勢部材
43 :軸
44 :アーム
45 :軸
46 :バネ掛け部
A :第1の方向
A1 :搬出方向
A2 :搬入方向
B :第2の方向

Claims (1)

  1. 半導体ウェーハを加工する加工装置に配設され、半導体ウェーハを保持するフレームの位置決めを行うフレーム位置決め装置であって、
    該加工装置のカセット載置領域に載置されたカセットからフレームを搬出すると共に該カセットにフレームを搬入するフレーム搬出入手段と、該フレーム搬出入手段によって搬出入されるフレームが一時的に上部に仮置きされる一対のガイドレールと、該一対のガイドレールの該カセット側の先端部にそれぞれ配設されたフレーム位置決め手段と、を含み、
    該フレーム位置決め手段は、フレームの搬出入方向である第1の方向に直交する第2の方向のフレーム両端に当接し且つ該一対のガイドレールそれぞれに配設される一対の回転ローラーと、位置決め領域において一対の該回転ローラーが該フレームの両端を挟持して該第2の方向の位置決めを行う狭持位置に同じ付勢力で各回転ローラーを位置付けると共にフレームがカセットから位置決め領域に移動する間に該一対の回転ローラーを該狭持位置から該第1の方向に沿って待避させてフレームの移動を許容する待避位置に位置づける一対の付勢部材と、を含み、
    フレームを該カセットから該ガイドレールに搬出する際は、該フレーム搬出入手段がカセットに収容されたフレームの第1の方向の一端を把持して該位置決め領域に移動し、該フレーム搬出入手段が該フレーム一端の把持を解除すると、該回転ローラーが該付勢部材により該狭持位置に位置づけられると共にフレームを摺動させて該第2の方向の位置決めを行うことを特徴とする、フレーム位置決め装置。
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