JP5544814B2 - ゴム組成物及びその製造方法 - Google Patents
ゴム組成物及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5544814B2 JP5544814B2 JP2009232778A JP2009232778A JP5544814B2 JP 5544814 B2 JP5544814 B2 JP 5544814B2 JP 2009232778 A JP2009232778 A JP 2009232778A JP 2009232778 A JP2009232778 A JP 2009232778A JP 5544814 B2 JP5544814 B2 JP 5544814B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- acid
- polyamide elastomer
- diamine
- examples
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B7/00—Mixing; Kneading
- B29B7/74—Mixing; Kneading using other mixers or combinations of mixers, e.g. of dissimilar mixers ; Plant
- B29B7/7476—Systems, i.e. flow charts or diagrams; Plants
- B29B7/7495—Systems, i.e. flow charts or diagrams; Plants for mixing rubber
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B7/00—Mixing; Kneading
- B29B7/002—Methods
- B29B7/007—Methods for continuous mixing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B7/00—Mixing; Kneading
- B29B7/30—Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices
- B29B7/58—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29B7/72—Measuring, controlling or regulating
- B29B7/726—Measuring properties of mixture, e.g. temperature or density
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B7/00—Mixing; Kneading
- B29B7/80—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29B7/82—Heating or cooling
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B7/00—Mixing; Kneading
- B29B7/80—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29B7/88—Adding charges, i.e. additives
- B29B7/90—Fillers or reinforcements, e.g. fibres
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B7/00—Mixing; Kneading
- B29B7/30—Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices
- B29B7/34—Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices
- B29B7/38—Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices rotary
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Polyamides (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
(2) (1)の溶融混練り物とゴム補強剤(D)1〜100重量部及び(C)と(D)以外の添加剤(E)をポリアミドエラストマーの融点以上の温度で溶融混練りする工程を特徴とする前記のゴム組成物の製造方法に関する。
(2) (1)の溶融混練り物とゴム補強剤(D)1〜100重量部及び(C)と(D)以外の添加剤(E)をポリアミドエラストマーの融点以上の温度で溶融混練りする工程により製造されることを特徴とする前記のゴム組成物に関する。
本発明で使用する加硫可能なゴムとしては、特に制限なく、公知のものを使用することができる。例えば、天然ゴム、ブタジエンゴム(BR)、シンジオタクチック−1.2−ポリブタジエン含有のブタジエンゴム(VCR)、イソプレンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴムなどのジエン系単量体の重合体;アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、ニトリルクロロプレンゴム、ニトリルイソプレンゴムなどのアクリロニトリル−ジエン共重合ゴム;スチレンブタジエンゴム(SBR)、スチレンクロロプレンゴム、スチレンイソプレンゴムなどのスチレン−ジエン共重合ゴム,エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)などが挙げられる。この中で、ブタジエンゴム、シンジオタクチック−1.2−ポリブタジエン含有のブタジエンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、天然ゴム,イソプレンゴムが好ましい。これらは単独で、または2種類以上を組み合わせて使用することができる。
加硫剤としては、硫黄、加熱により硫黄を生成させる化合物、有機過酸化物、酸化マグネシウム等の金属酸化物、多官能性モノマー、シラノール化合物等が挙げられる。加熱により硫黄を生成させる化合物としては、テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド等が挙げられる。
老化防止剤としては、アミン・ケトン系、イミダゾール系、アミン系、フェノール系、硫黄系及び燐系等の老化防止剤が挙げられる。より具体的には、老化防止剤としてはフェノール系の2,6一ジーt−ブチル−p−クレゾール(BHT)、リン系のトリノニルフェニルフォスファイト(TNP)、硫黄系の4.6−ビス(オクチルチオメチル)−o−クレゾール、ジラウリル−3,3’−チオジプロピオネート(TPL)等が挙げられる。
充填剤としては、炭酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、クレー、リサージュ、珪藻土等の無機充填剤、再生ゴム、粉末ゴム等の有磯充填剤が挙げられ、プロセスオイルとしては、アロマティック系、ナフテン系、パラフィン系のプロセスオイルが挙げられる。
本発明に用いられる融点が100〜180℃のポリアミドエラストマーは、ハードセグメントはポリアミドであり、ソフトセグメントはポリエーテルやポリエステルを用いたマルチブロックコポリマーである。アミド成分はナイロン6,66,610,11,12などであり、ポリエーテルの代表例はジオールポリ(オキシテトラメチレン)グリコール,ポリ(オキシプロピレン)グリコールなどであり、ポリエステルの代表例はポリ(エチレンアジペート)グリコール,ポリ(ブチレン−1,4アジペート)グリコールなどである。
次に、アミノカルボン酸化合物(D1)及びラクタム化合物(D2)について説明する。
本発明に使用するアミノカルボン酸化合物(D1)は、下記式(1)で表される化合物である。
H2N−R1−COOH (1)
本発明に使用するXYX型トリブロックポリエーテルジアミン(E)は、下記式(3)で表される化合物であり、ポリ(オキシテトラメチレン)グリコールなどの両末端にプロピレンオキシドを付加することによりポリプロピレングリコールとした後、このポリプロピレングリコールの末端にアンモニアなどを反応させることによって製造されるポリエーテルジアミンなどを用いることができる。
本発明に使用するジカルボン酸化合物(F)は、下記式(4)で表される化合物である。
HOOC−(R3)m−COOH (4)
ここで、R3は、炭化水素鎖を含む連結基を表わし、炭素数1〜20の脂肪族、脂環族若しくは芳香族の炭化水素基又は炭素数1〜20のアルキレン基であることが好ましく、さらに好ましくは炭素数1〜15の上記炭化水素基又は炭素数1〜15のアルキレン基であり、より好ましくは炭素数2〜12の上記炭化水素基又は炭素数2〜12のアルキレン基であり、特に好ましくは炭素数4〜10の上記炭化水素基又は炭素数4〜10のアルキレン基を示すものである。また、mは0又は1を示す。
ポリエーテルポリアミドエラストマーの製造方法として、一例を挙げると、ポリアミド形成性モノマー、XYX型トリブロックポリエーテルジアミン及びジカルボン酸の三成分を、加圧及び/又は常圧下で溶融重合し、必要に応じさらに減圧下で溶融重合する工程からなる方法を用いることができ、さらにポリアミド形成性モノマー、XYX型トリブロックポリエーテルジアミン及びジカルボン酸の三成分を同時に、加圧及び/又は常圧下で溶融重合し、必要に応じさらに減圧下で溶融重合する工程からなる方法を用いることができる。なお、ポリアミド形成性モノマーとジカルボン酸の二成分を先に重合させ、ついで、XYX型トリブロックポリエーテルジアミンを重合させる方法も利用できる。
これらの使用量は、最終的に得られるエラストマーの相対粘度が1.2〜3.5(0.5質量/容量%メタクレゾール溶液、25℃)の範囲になるように適宜添加することが好ましい。
射出成形、押出成形、ブロー成形、真空成形などの公知の成形方法により、シート状成形物を得ることができる。
またポリエーテルポリアミドエラストマーは、ゴムに添加して加硫する場合に加硫を促進する効果があり、ゴム製品の生産性向上に寄与できる。
本発明に係るゴム組成物に配合されるシランカップリング剤(C)としては、アルコキシシラン類、例えば、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジエトキシジエチルシラン、ジメトキシジフェニルシラン、ジメトキシジメチルシラン、ジメトキシメチルフェニルシラン、トリエトキシエチルシラン、トリメトキシフェニルシラン、トリメトキシプロピルシラン、フェニルトリエトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、オクタデシルトリエトキシシラン、オクタデシルトリメトキシシラン、N-ドデシルトリエトキシシランである。
アクリロキシ基またはメタクリロキシ基を有するアルコキシシラン類、例えば、3-アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3-メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3-メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3-メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシランである。
同様にエポキシ基を有するシランカップリング剤でも同様の効果が得られる。
本発明に係るゴム組成物にはゴム補強剤を配合しても良い。
シリカが10%より少ないと、エネルギーロスが大きくなり、90%より多いと加工性や摩耗性が悪くなる欠点がある。
混練時の最高温度はポリアミドエラストマーの融点と同じ温度〜融点よりも50℃高い温度の範囲が好ましい、さらに好ましくは、融点よりも5℃高い温度〜融点よりも40℃高い温度である。
混練時の最高温度はポリアミドエラストマーの融点より低いとポリアミドエラストマーが溶融分散せず、融点よりも50℃高い温度であると加硫可能なゴムが劣化する場合がある。
本発明に係るゴム組成物には、必要に応じて、加硫剤、加硫助剤・活性剤、スコーチ防止剤、老化防止剤、充填剤、プロセスオイル、亜鉛華、ステアリン酸など、通常ゴム業界で用いられる配合剤を混練してもよい。
酸化亜鉛の量としては、加硫可能なゴム(A)100重量部に対して0.5〜10重量部が好ましく、
ステアリン酸の量としては、加硫可能なゴム(A)100重量部に対して0.1〜5重量部が好ましく、老化防止剤の量としては、加硫可能なゴム(A)100重量部に対して0.1〜5重量部が好ましい。
本願発明で得られるゴム組成物は、以下の2段階工程による製造方法で得ることが出来る。
(1)加硫可能なゴム(A)とポリアミドエラストマー(B)及び該シランカップリング剤(C)をポリアミドエラストマーの融点以上の温度で溶融混練りする工程を行い、次いで(2)前述の(1)の工程で得られた溶融混練り物とゴム補強剤(D)1〜100重量部及び(C)と(D)以外の添加剤(E)をポリアミドエラストマーの融点以上の温度で溶融混練りする工程に基づいてゴム組成物を生成することが望ましい。
(1)ムーニー粘度(ML)
ムーニー粘度(ML)は、JIS−K6300に準拠し、100℃にて予熱1分測定4分の値をムーニー粘度計(島津製作所製、SMV−202)により測定した。
固有粘度[η]は、試料ゴム0.1gとトルエン100mlを三角フラスコに入れて30℃で完全溶解させ、その後、30℃に維持された恒温水槽中で、キャノンフェンスケ動粘度計に上記溶液10mlを入れ、溶液の落下時間(T)を測定し、下記式により求めた値とする。
ηsp=T/T0−1(T0:トルエンだけの落下時間)
ηsp/c=[η]+k’[η]2c
(ηsp:比粘度、k’:ハギンズ定数(0.37)、c:試料濃度(g/ml))
トルエン溶液粘度(Tcp)は、ポリマー2.28gをトルエン50mlに溶解した後
、標準液として粘度計校正用標準液(JIS−Z8809)を用い、キャノンフェンスケ粘度計No.400を使用して、25℃で測定した。
ミクロ構造は、赤外吸収スペクトル分析によって行った。シス740cm−1、トランス967cm−1、ビニル910cm−1の吸収強度比からミクロ構造を算出した。
ηsp/cは、1.2ポリブタジエン結晶繊維の分子量の目安として、0.20g/dlのo−ジクロロベンゼン溶液から135℃で還元粘度を測定した。
ムーニー粘度(ML1+4,100℃)は、JIS−K6300に準拠し、100℃にて
予熱1分測定4分の値をムーニー粘度計(島津製作所製、SMV−202)により測定した。数値が小さいほど粘度が低く、流動性が良好なことを示す。
JIS−A硬度は、JIS−K6253に規定されている測定法に従ってタイプAで測定した、数値が大きいほど硬度が高いことを示す。
(1)相対粘度(ηr)(0.5質量/容量%メタクレゾール溶液、25℃)
試薬特級品のm−クレゾールを溶媒として、5g/dm3の濃度で、オストワルド粘度計を用いて25℃で測定した。
重合物約1gに40ミリリットルのベンジルアルコールを加え、窒素ガス雰囲気で加熱溶解し、得られた試料溶液に指示薬としてフェノールフタレインを加えて、N/20水酸化カリウム−エタノール溶液で滴定した。
(3)末端アミノ基濃度([NH2])
重合物約1gを40ミリリットルのフェノール/メタノール混合溶媒(容量比:9/1)に溶解し、得られた試料溶液に指示薬としてチモールブルーを加えて、N/20塩酸で滴定した。
Tm及びTcは、株式会社島津製作所製示差走査熱量計DSC−50を用いて窒素雰囲気下で測定した。室温から230℃まで10℃/minの速度で昇温し(昇温ファーストランと呼ぶ)、230℃で10分保持したのち、−100℃まで10℃/minの速度で降温し(降温ファーストランと呼ぶ)、次に230℃まで10℃/minの速度で昇温した(昇温セカンドランと呼ぶ)。得られたDSCチャートから降温ファーストランの発熱ピーク温度をTc、昇温セカンドランの吸熱ピーク温度をTmとした。
(5)組成
ポリエーテルポリアミドエラストマーの組成は、重トリフロロ酢酸を溶媒として、4質量%の濃度で、日本電子株式会社製JNM−EX400WB型FT−NMRを用いて、室温で測定したプロトンNMRスペクトルから各成分の組成を求めた。
ASTM D2240に準拠してショアーDを測定した。射出成形により成形した厚さ6mmのシートを用いて測定した。測定は、温度23℃で行った。
(7)機械的物性:以下に示す(i)〜(iv)の測定は、下記の試験片を射出成形により成形し、これを用いて行った。
(i)引張り試験(引張り降伏点強さ及び引張り破断伸び):ASTM D638に記載のTypeIの試験片をASTM D638準拠して測定した。
(ii)曲げ試験(曲げ弾性率及び曲げ強度):試験片寸法6.35mm×12.7mm×127mmの試験片を用いてASTM D790に準拠して測定した。
(iii)衝撃強さ(アイゾットノッチ付):試験片寸法12.7mm×12.7mm×63.5mmの試験片を用いてASTM D256に準拠し、23℃で測定した。
(iv)荷重たわみ温度:試験片寸法6.35mm×12.7mm×127mmの試験片を用いてASTM D648に準拠し、荷重0.45MPaで測定した。
撹拌機、温度計、トルクメーター、圧力計、窒素ガス導入口、圧力調整装置及びポリマー取り出し口を備えた70リットルの圧力容器に宇部興産(株)製12−アミノドデカン酸8.000kg、ABA型のトリブロックポリエーテルジアミン(HUNTSMAN社製、商品名:XTJ−542)10.471kg及びアジピン酸1.529kg及びを仕込んだ。容器内を十分窒素置換した後、窒素ガスを流速300リットル/分で供給しながら徐々に加熱を行った。3時間かけて室温から230℃まで昇温し、230℃で8時間重合を行った。加熱を始めてから容器内の圧力は0.05MPaに調整した。次に、撹拌を停止し、ポリマー取り出し口から溶融状態の無色透明のポリマーを紐状に抜き出し、水冷した後、ペレタイズして、約12kgのペレットを得た。得られたペレットは白色強靱でゴム弾性に富む柔軟なポリマーであり、ηr=2.16、[COOH]=1.28×10−5eq/g、[NH2]=1.86×10−5eq/g、Mn=63700、Tm=135℃、Tc=59℃であった。ポリマー組成はPA12/XTJ−542/AA=40.7/52.9/6.4(重量%)(ただし、PA12、XTJ−542及びAAはポリマー中の各成分を表し、PA12はナイロン12単位を、XTJ−542はABA型トリブロックポリエーテルジアミン単位を、AAはアジピン酸単位をそれぞれ表す。)であった。得られたペレットを射出成形し、各種物性測定用試料得た。得られた試料のショアーD硬度及び機械的物性は、以下のとおりである。
ショアーD硬度:40,曲げ弾性率:76MPa,曲げ強度:4.3MPa,引張り降伏強度:6.3MPa,引張り破断伸び:300%以上,衝撃強さ:NB,荷重たわみ温度:48℃。
撹拌機、温度計、トルクメーター、圧力計、窒素ガス導入口、圧力調整装置及びポリマー取り出し口を備えた70リットルの圧力容器に宇部興産(株)製12−アミノドデカン酸11.200kg、ABA型のトリブロックポリエーテルジアミン(HUNTSMAN社製、商品名:XTJ−542)7.678kg及びアジピン酸1.121kg及びを仕込んだ。容器内を十分窒素置換した後、窒素ガスを流速300リットル/分で供給しながら徐々に加熱を行った。3時間かけて室温から230℃まで昇温し、230℃で6時間重合を行った。加熱を始めてから容器内の圧力は0.05MPaに調整した。次に、撹拌を停止し、ポリマー取り出し口から溶融状態の無色透明のポリマーを紐状に抜き出し、水冷した後、ペレタイズして、約12kgのペレットを得た。得られたペレットは白色強靱でゴム弾性に富む柔軟なポリマーであり、ηr=2.22、[COOH]=1.61×10−5eq/g、[NH2]=2.17×10−5eq/g、Mn=52900、Tm=154℃、Tc=109℃であった。ポリマー組成はPA12/XTJ−542/AA=56.5/38.9/4.6(重量%)(ただし、PA12、XTJ−542及びAAはポリマー中の各成分を表し、PA12はナイロン12単位を、XTJ−542はABA型トリブロックポリエーテルジアミン単位を、AAはアジピン酸単位をそれぞれ表す。)であった。得られたペレットを射出成形し、各種物性測定用試料得た。得られた試料のショアーD硬度及び機械的物性は、以下のとおりである。
ショアーD硬度:48,曲げ弾性率:132MPa,曲げ強度:7.2MPa,引張り降伏強度:9.2MPa,引張り破断伸び:300%以上,衝撃強さ:NB,荷重たわみ温度:73℃。
撹拌機、温度計、トルクメーター、圧力計、窒素ガス導入口、圧力調整装置及びポリマー取り出し口を備えた70リットルの圧力容器に宇部興産(株)製12−アミノドデカン酸14.000kg、ABA型のトリブロックポリエーテルジアミン(HUNTSMAN社製、商品名:XTJ−542)5.236kg及びアジピン酸0.764kg及びを仕込んだ。容器内を十分窒素置換した後、窒素ガスを流速300リットル/分で供給しながら徐々に加熱を行った。3時間かけて室温から230℃まで昇温し、230℃で6.5時間重合を行った。加熱を始めてから容器内の圧力は0.05MPaに調整した。次に、撹拌を停止し、ポリマー取り出し口から溶融状態の無色透明のポリマーを紐状に抜き出し、水冷した後、ペレタイズして、約13kgのペレットを得た。得られたペレットは白色強靱でゴム弾性に富む柔軟なポリマーであり、ηr=2.05、[COOH]=2.48×10−5eq/g、[NH2]=2.82×10−5eq/g、Mn=37700、Tm=163℃、Tc=123℃であった。ポリマー組成はPA12/XTJ−542/AA=70.1/26.6/3.3(重量%)(ただし、PA12、XTJ−542及びAAはポリマー中の各成分を表し、PA12はナイロン12単位を、XTJ−542はABA型トリブロックポリエーテルジアミン単位を、AAはアジピン酸単位をそれぞれ表す。)であった。得られたペレットを射出成形し、各種物性測定用試料得た。得られた試料のショアーD硬度及び機械的物性は、以下のとおりである。
ショアーD硬度:55,曲げ弾性率:232MPa,曲げ強度:11.9MPa,引張り降伏強度:14.8MPa,引張り破断伸び:300%以上,衝撃強さ:NB,荷重たわみ温度:78℃。
ラボプラストミル(東洋精機製作所製)を使用して、表1の組成に従ってBR150LとPEA2及びシランカップリング剤(表中SC表示)を投入し、スタート温度120℃で3分間混練した。混練物の排出時の温度は160℃であった。
表2に示す配合処方のうち、加硫促進剤、硫黄を除く参考例の混練り物とNR及び配合剤をラボプラストミル(東洋精機製作所製)を使用してスタート温度90℃で5分間混練し、一次混練物を得た。この際、最高混練温度は160℃〜170℃であった。
次いで、一次混練物を60℃の6インチロール上で加硫促進剤、硫黄を混練し、二次混練物を得た。
次に、二次混練物を金型に入れて150℃×15分間プレス加硫を行い、加硫物を得た。得られた加硫物の物性を測定し、結果はまとめて表2示した。
また、比較例2はPAEを配合していないため、硬度や引張応力が低く、発熱性が低下した。
表3に示す配合処方のうち、加硫促進剤、硫黄を除く参考例の混練り物やゴム・PAE及び配合剤をラボプラストミル(東洋精機製作所製)を使用してスタート温度90℃で5分間混練し、一次混練物を得た。この際、最高混練温度は160℃〜170℃であった。
次いで、一次混練物を60℃の6インチロール上で加硫促進剤、硫黄を混練し、二次混練物を得た。
次に、二次混練物を金型に入れて150℃×15分間プレス加硫を行い、加硫物を得た。得られた加硫物の物性を測定し、結果は、まとめて表3に示した。
また、比較例4はPAEを配合していないため、硬度や引張応力が低く、摩耗性や発熱性が低下した。
ラボプラストミル(東洋精機製作所製)を使用して、表4の組成に従ってBR14HとPEA及びシランカップリング剤(表中SC表示)を投入し、スタート温度120℃で4分間混練した。混練物の排出時の温度は160℃であった。
表5に示す配合処方のうち、加硫促進剤、硫黄を除く参考例の混練り物やゴム・PAE及び配合剤をラボプラストミル(東洋精機製作所製)を使用してスタート温度90℃で5分間混練し、一次混練物を得た。この際、最高混練温度は160℃〜170℃であった。
次いで、一次混練物を60℃の6インチロール上で加硫促進剤、硫黄を混練し、二次混練物を得た。得られた二次混練物をRPA2000を用いてフィラー分散性(FDI)を測定した。
次に、二次混練物を金型に入れて150℃×15分間プレス加硫を行い、加硫物を得た。得られた加硫物の物性を測定し、結果は、まとめて表3に示した。
次にFDI=G’(42%)/G’(1.4%)を計算し、比較例5を100として指数で表示した。数値が大きいほどフィラーの分散性が良いことを示す。
Claims (2)
- 加硫可能なゴム(A)、ポリアミドエラストマー(B)及びシランカップリング剤(C)をポリアミドエラストマーの融点以上の温度で溶融混練りする第1工程と、
該第1工程で得られた溶融混練り物、ゴム補強剤(D)、並びに加硫促進剤及び硫黄以外の添加剤(E)をポリアミドエラストマーの融点以上の温度で溶融混練りする第2工程と、を備えることを特徴とするゴム組成物の製造方法。 - 前記第2工程で得られた溶融混練り物、加硫促進剤及び硫黄を混練りする第3工程を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のゴム組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009232778A JP5544814B2 (ja) | 2008-10-16 | 2009-10-06 | ゴム組成物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008267096 | 2008-10-16 | ||
JP2008267096 | 2008-10-16 | ||
JP2009111692 | 2009-05-01 | ||
JP2009111692 | 2009-05-01 | ||
JP2009173428 | 2009-07-24 | ||
JP2009173428 | 2009-07-24 | ||
JP2009232778A JP5544814B2 (ja) | 2008-10-16 | 2009-10-06 | ゴム組成物及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011042774A JP2011042774A (ja) | 2011-03-03 |
JP5544814B2 true JP5544814B2 (ja) | 2014-07-09 |
Family
ID=43830421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009232778A Expired - Fee Related JP5544814B2 (ja) | 2008-10-16 | 2009-10-06 | ゴム組成物及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5544814B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5141731B2 (ja) * | 2010-04-30 | 2013-02-13 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ |
DE102012010317B4 (de) * | 2011-06-01 | 2024-10-17 | Sumitomo Chemical Co., Ltd. | Verfahren zur Herstellung einer Kautschukzusammensetzung, Verfahren zur Herstellung einer vulkanisierbaren Kautschukzusammensetzung, und Verfahren zur Herstellung einer vulkanisierten Kautschukzusammensetzung |
DE102011084520A1 (de) * | 2011-10-14 | 2013-04-18 | Evonik Industries Ag | Rückfolie für Photovoltaikmodule mit verbesserter Pigmentdispergierung |
JP6361352B2 (ja) * | 2013-08-12 | 2018-07-25 | 宇部興産株式会社 | ポリアミドエラストマー組成物、及びそれを用いた成形体 |
JP6187074B2 (ja) * | 2013-09-17 | 2017-08-30 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ |
WO2016052705A1 (ja) * | 2014-10-01 | 2016-04-07 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ骨格体およびタイヤ |
JP6530173B2 (ja) | 2014-10-27 | 2019-06-12 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
FR3044011B1 (fr) * | 2015-11-24 | 2017-11-24 | Michelin & Cie | Pneumatique pourvu d'une bande de roulement comprenant un elastomere thermoplastique et un elastomere dienique |
FR3045632A1 (fr) * | 2015-12-18 | 2017-06-23 | Michelin & Cie | Pneumatique pourvu d'une bande de roulement comprenant un elastomere dienique, un elastomere thermoplastique et un peroxyde |
US11097571B2 (en) | 2016-02-26 | 2021-08-24 | Bridgestone Corporation | Tire |
WO2017146038A1 (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
WO2024203824A1 (ja) * | 2023-03-29 | 2024-10-03 | デンカ株式会社 | ゴム組成物、加硫成形体、及びゴムロール |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6072940A (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-25 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴム組成物 |
JPS62267342A (ja) * | 1986-05-16 | 1987-11-20 | Daiseru Hiyurusu Kk | ゴム状組成物 |
JPH0749495B2 (ja) * | 1986-10-09 | 1995-05-31 | 宇部興産株式会社 | ビ−ドフイラ−ゴム組成物 |
JPH0655854B2 (ja) * | 1986-11-18 | 1994-07-27 | 宇部興産株式会社 | 乗用車用タイヤ |
JPS6381137A (ja) * | 1986-09-26 | 1988-04-12 | Ube Ind Ltd | 強化ゴム組成物およびその製造法 |
JP3967958B2 (ja) * | 2001-05-30 | 2007-08-29 | ダイセル・デグサ株式会社 | 複合分散体及びその製造方法 |
-
2009
- 2009-10-06 JP JP2009232778A patent/JP5544814B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011042774A (ja) | 2011-03-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5544814B2 (ja) | ゴム組成物及びその製造方法 | |
JP5521314B2 (ja) | 更生タイヤ用ゴム組成物および更生タイヤ | |
JP2014037551A (ja) | サイドウォール用ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ | |
JP5472116B2 (ja) | ゴム組成物及びポリアミド積層体 | |
JP5376112B2 (ja) | 多層構造体 | |
US20100249278A1 (en) | Rubber composition for inner liner and tire having inner liner comprising thereof | |
US20080242771A1 (en) | Butyl Rubber Composition for Tire Treads | |
WO2011027703A1 (ja) | ポリエーテルポリアミドエラストマー及びポリアミド積層体 | |
JP7055808B2 (ja) | ゴム組成物、架橋ゴム組成物、タイヤ及び工業用ゴム部品 | |
JP4978425B2 (ja) | ポリアミド積層体 | |
JP2006167919A (ja) | 積層体、その製造方法及びそれを用いたタイヤ | |
JP2009255489A (ja) | 多層構造体 | |
JP2010018691A (ja) | シリカ配合ジエン系ゴム組成物の製造法 | |
JP6121995B2 (ja) | 熱安定化ポリアミド充填アクリレートポリマーの製造方法 | |
JPH11269313A (ja) | シリカ配合ゴム組成物及びその製造方法 | |
JP2009029961A (ja) | ゴム組成物用マスターバッチおよびその製造方法 | |
JP2010095604A (ja) | ゴム組成物 | |
JP4902166B2 (ja) | サイドウォール用ゴム組成物およびその製造方法、ならびに該ゴム組成物を用いた空気入りタイヤ | |
JP2009249616A (ja) | アクリルゴム組成物 | |
JP2011225651A (ja) | ゴム組成物用マスターバッチ、およびマスターバッチを用いたゴム組成物 | |
JPH11255964A (ja) | ゴム組成物 | |
JP6701714B2 (ja) | ゴム組成物及び空気入りタイヤ | |
EP1878590B1 (en) | Rubber composition for covering carcass cord and tire having carcass using same | |
EP0068468B1 (en) | Cis-1,4-polyisoprene rubber composition | |
JP4748898B2 (ja) | 大型車両用ラジアルタイヤ及びゴム組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120730 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130819 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130828 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131024 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20131024 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131119 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140320 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140415 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140428 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5544814 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |