JP5542875B2 - エレベータ - Google Patents

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Description

本発明は、乗場ドアの上方部にヘッダーケースを備えたエレベータに係り、特に乗りかごの上昇時におけるバフ音を低減するエレベータに関する。
エレベータの昇降路の壁面に開口された乗場出入口の上部には、図4に要部概略構成を示すように前記乗場出入口を開閉する乗場ドアパネル1を幅方向にスライド自在に懸架したハンガー機構2を収容するヘッダーケース3が設けられる。尚、ハンガー機構2は、乗場ドアパネル1の上部を支持するハンガー2aと、このハンガー2aに取り付けられたローラ2bの移動を案内するハンガーレール2cを主体として構成される。
ヘッダーケース3は、乗場出入口の上部躯体壁面4と平行に立設されるベース体3aと、このベース体3aの上端に連なって昇降路側に突出し、前記ハンガー機構2の上部を覆う天板3bとからなり、上階の乗場から落下してくる掃除の水や塵・ほこり等から前記ハンガー機構2を保護する役割を担う。そしてこのヘッダーケース3の昇降路側に突出する先端部、つまり前記天板3bの先端部にはこのヘッダーケース3の内部を覆うヘッダーカバー5が設けられる(例えば特許文献1を参照)。
このヘッダーカバー5は、図5に示すように前記ヘッダーケース3の幅方向に沿って延びる横長の長方形状の板体からなる。更に図4に示すように前記天板3bの先端部と上階の乗場の敷居(図示せず)の先端部との間には、前記ヘッダーカバー5と同一面を形成して前記昇降路の壁面を形成するフェッシャープレート6が設けられる。
特開2011−152996号公報
ところで図4に示すように、前記昇降路を昇降する乗りかご7の乗降口に設けられた敷居8の先端部と、前記ヘッダーカバー5および前記フェッシャープレート6、更には乗場の床面に連なる乗場敷居(図示せず)の先端部によって形成される前記昇降路の壁面との間の距離(クリアランス)wは、その隙間から物が落ちないように、また車いすや台車の車輪が挟まらないようになるべく狭く設定されている。尚、図4において符号9は、乗りかご7の乗降口に開閉自在に設けられたドアパネルを示している。
この為、乗りかご7が乗場に停止することなく走行する際、特に乗りかご7の上昇時には、この乗りかご7の敷居8によって押し上げられる空気が図中点線Aで示すように前記ヘッダーケース3とヘッダーカバー5との間に形成される空間部に入り込んで圧縮される。その後、上述した如く圧縮された空気は、前記乗りかご7の通過に伴って昇降路内に解放される。するとこの空気の圧縮・開放に伴ってバフ音が発生し、このバフ音が騒音として乗場や乗りかご1内に伝播する可能性がある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、エレベータの乗りかごの上昇時におけるバフ音の発生を抑制し、乗場や乗りかご内における騒音レベルを低減することのできるエレベータを提供することにある。
上述した目的を達成するべく本発明に係るエレベータは、乗りかごの昇降路の壁面に開口された乗場出入口を開閉する乗場ドアパネルと、この乗場ドアパネルをスライド自在に懸架したハンガー機構と、このハンガー機構を収容するヘッダーケースと、このヘッダーケースの内部を覆う板状のヘッダーカバーと、を備え、
前記ヘッダーカバーは、前記乗場ドアパネルの上端に沿って水平方向に延長形成され、その下端は、前記水平方向に沿ってその沿直方向の位置が変化するように形成されていることを特徴としている。
このような下端形状のヘッダーカバーを採用することで、乗りかごの上昇時にこの乗りかごの敷居が前記ヘッダーカバーの下端部を通過する時間(タイミング)に差が生じ、ヘッダーカバーの内側に入り込んで圧縮される空気の圧力変動が緩やかになる。この結果、空気の圧力変動に伴って発生するバフ音の周波数が低下するので、このバフ音の周波数を人間の可聴周波数未満とすることで、乗場や乗りかご内における騒音レベルを低減することが可能となる。
本発明に係るエレベータにおけるヘッダーカバーの第1の実施形態を示す図。 本発明に係るエレベータにおけるヘッダーカバーの第2の実施形態を示す図。 本発明に係るエレベータにおけるヘッダーカバーの第3の実施形態を示す図。 エレベータの乗場出入口における上部構造と、乗りかごとの関係を示す要部概略構成図。 従来の一般的なヘッダーカバーの例を示す図。
以下、図面を参照して本発明に係るエレベータの実施形態について説明する。
図1は第1の実施形態に係るエレベータの要部の構成を示す断面図であり、特にヘッダーケース3と、このヘッダーケース3の先端部に取り付けられるヘッダーカバー11とを示している。なお、この実施形態に係るエレベータのその他の部分の概略構成は、図4に示した従来技術と実質的に同一であるため、その説明は省略する。
ヘッダーカバー11は、その下端部形状が、図中左端から右端に掛けて斜めに沿直方向の高さが変化する形状を有している。即ち、ヘッダーケース3の前端部に水平に取り付けられる前記ヘッダーカバー11の上端部を基準として、このヘッダーカバー11の左側下端部の高さHLよりも右側下端部の高さHRが低く設定されている。従って左側下端部と右側下端部とを結ぶこのヘッダーカバー11の下端部形状は、水平方向に対して、いわゆる右肩上がりの角度をもつ直線状の傾斜辺を形成している。
このような下端部形状のヘッダーカバー11によれば、図4を参照して前述したように乗りかご7の上昇に伴ってこの乗りかご7の敷居8によって押し上げられる空気は、前記ヘッダーカバー11の左端側において最も早く前記ヘッダーケース3の内側に入り込んで圧縮され、前記ヘッダーカバー11の右端側においては最も遅く前記ヘッダーケース3の内側に入り込んで圧縮される。換言すれば前記ヘッダーケース3の内側に入り込む空気は、ヘッダーカバー11の左端側と右端側とにおいて、前記乗りかご7の敷居8が通過する時間差を経て圧縮される。
このためヘッダーケース3の内側に入り込んで圧縮された後、前記敷居8の通過に伴って昇降路内に解放される空気の圧力変動が緩やかになり、空気の圧力変動に伴うバフ音の発生周波数が低くなる。
具体的には、例えば乗りかご7の上昇速度が120m/分であり、前記敷居8の厚みd(図4を参照)が20mmであるとすれば、図5に示したように下端部形状が水平方向に延びる直線形状をなす前記ヘッダーカバー3の場合、前記敷居8がこのヘッダーカバー3の下端部を通過する時間tは0.01秒となり、100Hz(f=1/t)のバフ音が発生する。
しかし下端部形状が水平方向に対して斜めに傾斜した形状を有する前記ヘッダーカバー11の場合には、例えば下端部の左側と右側の高さに80mmの差があるとすれば、前記敷居8が前記ヘッダーカバー11の左側下端に到達した後、その右側下端を通過するまでの時間tは、前記高さの差80mmに前記敷居8の厚み20mmを加えた計100mm分が通過する時間となり、0.05秒となる。この結果、乗りかご7の上昇に起因する空気の圧力変動が緩やかになり、この場合には20Hz(f=1/t)のバフ音が発生することになる。
従ってバフ音の周波数(20Hz)を人間の可聴周波数(一般的には50Hz〜15kHz)よりも低く抑えることができ、上記バフ音が騒音として伝播することがなくなる。即ち、上記実施形態によればバフ音の発生時間を長くすることによってその周波数を低下させ、これによって可聴周波数帯域の騒音の発生を抑えて静音効果を持たせることが可能となる。
図2は第2の実施形態に係るヘッダーカバー12を示している。このヘッダーカバー12は、このヘッダーカバー12の水平方向に延びる上端部を基準として、その中央下端部の高さHCよりも左右両下端部の高さHL,HRを低く設定し、中央部が突出した凸型の下端部形状を有する。即ち、中央下端部と左右の両下端部とをそれぞれ結ぶヘッダーカバー12の下端部形状は、水平方向に対して左肩上がり、および右肩上がりの角度をもつ2つの直線状の傾斜辺を形成した凸型形状となっている。
このようなヘッダーカバー12においても、前述した図1に示すヘッダーカバー11と同様に、前記敷居8が当このヘッダーカバー12の下端部を通過する時間に差を持たせることができるので、乗りかご7の上昇に起因する空気の圧力変動を緩やかにすることができる。従って先の実施形態と同様にバフ音の周波数を低く抑え、静音効果を持たせることが可能となる。
図3は、第3の実施形態に係るヘッダーカバー13を示している。このヘッダーカバー13は、このヘッダーカバー13の水平方向に延びる上端部を基準として、その中央下端部の高さHCよりも左右両下端部の高さHL,HRを高く設定し、中央部が窪んだ凹型の下端部形状を有する。即ち、中央下端部と左右の両下端部とをそれぞれ結ぶヘッダーカバー13の下端部形状は、水平方向に対して右肩上がり、および左肩上がりの角度をもつ2つの直線状の傾斜辺を形成した凹型形状となっている。
このようなヘッダーカバー13においても、前述した図1および図2に示すヘッダーカバー11,12と同様に、前記敷居8が当このヘッダーカバー13の下端部を通過する時間に差を持たせることができるので、乗りかご7の上昇に起因する空気の圧力変動を緩やかにすることができる。従って先の各実施形態と同様にバフ音の周波数を低く抑え、静音効果を持たせることが可能となる。
以上説明したように本発明に係るエレベータによれば、乗りかご7の乗降口に設けられた敷居8の先端部と、前記ヘッダーカバー11,12,13および前記フェッシャープレート6、更には乗場の床面に連なる乗場敷居(図示せず)の先端部によって形成される前記昇降路の壁面との間の距離(クリアランス)wが狭く、また乗りかご7が高速に昇降走行する場合であっても、乗りかご7が乗場を通過する際に発生するバフ音の周波数を下げることができるので、バフ音に起因する騒音の発生を効果的に抑制することができる。従ってエレベータを静かに運転することができる。
尚、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。例えばヘッダーカバー11,12,13の下端部形状の傾き角度は、乗りかご7の敷居8の厚みdや、その上昇速度に応じて、空気の圧縮・開放に伴って発生するバフ音の周波数が人間の可聴周波数未満となるように設定すれば十分である。また各実施形態においては、ヘッダーカバー11,12,13の下端部形状を直線として形成したが、下方に向けて凸状または凹状をなす緩やかな湾曲辺として形成しても良い。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 乗場ドアパネル
3 ヘッダーケース
5 ヘッダーカバー
6 フェッシャープレート
7 乗りかご
8 敷居
9 ドアパネル
11 ヘッダーカバー(第1の実施形態)
12 ヘッダーカバー(第2の実施形態)
13 ヘッダーカバー(第3の実施形態)

Claims (6)

  1. 乗りかごの昇降路の壁面に開口された乗場出入口を開閉する乗場ドアパネルと、この乗場ドアパネルをスライド自在に懸架したハンガー機構と、このハンガー機構を収容するヘッダーケースと、このヘッダーケースの内部を覆う板状のヘッダーカバーと、を備え、
    前記ヘッダーカバーは、前記乗場ドアパネルの上端に沿って水平方向に延長形成され、その下端は、前記水平方向に沿ってその沿直方向の位置が変化するように形成されていることを特徴とすることを特徴とするエレベータ。
  2. 前記ヘッダーカバーの下端形状は、このヘッダーカバーの水平方向の一端部から他端部に向けて斜めに直線的に変化する形状であることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
  3. 前記ヘッダーカバーの下端形状は、このヘッダーカバーの水平方向中央部から両側部に向けて斜めに直線的に変化する凸型の形状であることを特徴とする請求項に記載のエレベータ。
  4. 前記ヘッダーカバーの下端形状は、このヘッダーカバーの水平方向中央部から両側部に向けて斜めに直線的に変化する凹型の形状であることを特徴とする請求項に記載のエレベータ。
  5. 前記ヘッダーカバーの下端形状の水平方向に対する角度は、前記エレベータの乗りかごの上昇速度に応じて定められることを特徴とする請求項2に記載のエレベータ。
  6. 前記ヘッダーカバーの下端形状の水平方向に対する角度は、エレベータの乗りかごの敷居がこのヘッダーカバーの下端を通過する時間によって定まる空気の振動周波数が、人間の可聴周波数未満となるように設定されることを特徴とする請求項に記載のエレベータ。
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