JP5542551B2 - ホース拘束具、及び拘束具付きホース - Google Patents

ホース拘束具、及び拘束具付きホース Download PDF

Info

Publication number
JP5542551B2
JP5542551B2 JP2010156812A JP2010156812A JP5542551B2 JP 5542551 B2 JP5542551 B2 JP 5542551B2 JP 2010156812 A JP2010156812 A JP 2010156812A JP 2010156812 A JP2010156812 A JP 2010156812A JP 5542551 B2 JP5542551 B2 JP 5542551B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
restraint
cylindrical member
sandwiched
restraint tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010156812A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012017823A (ja
Inventor
康 水村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2010156812A priority Critical patent/JP5542551B2/ja
Publication of JP2012017823A publication Critical patent/JP2012017823A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5542551B2 publication Critical patent/JP5542551B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

本発明は、ホース拘束具、及び拘束具付きホースに関する。
従来より、高圧流体を利用してコンクリートや鉄筋を切断したり、古い塗装を剥離させたりする工法が知られている。このような工法は、高圧流体を生成する装置から作業場までの間を高圧に耐えられる1本又は複数本のホースでつなぎ、ホース先端のノズルから高圧流体を噴出して実施される。
しかしながら、長期の使用により、ホースとホースとの接続部、及びホースと高圧流体生成装置との接続部が疲労などで破損してホースの接続状態が解除された場合、圧力の反力によりホースの端部が暴れながら内部流体を周囲に撒き散らしてしまう。
このため、特許文献1、2では、ホースの端部近傍に拘束具を装着し、この拘束具に備えられたチェーンなどの連結材を、固定された取付対象に取り付けてホースの端部近傍と取付対象を連結することで、接続状態が解除されたホースの端部の暴れを抑制している。
特開2000−55265号公報 特開平1−21291号公報
ところで、ホースは、前述した拘束具を装着した状態でドラムなどに巻き取られて出荷又は保管されることがある。このような場合に、拘束具の一部の厚みが他の部位よりも過剰に厚くなっていると、ホースを整列させてドラムに巻き取る作業が難しくなる。また、巻き取られたホースの上記過剰厚み部分が当接する部分には、他の部分よりも荷重が集中するため、損傷などの不具合が発生する虞がある。
特許文献1では、一対の掴み部片でホースを挟むと共に一対の掴み部片の両端部同士をボルト止めしてホースに一対の掴み部片を装着している。このため、一対の掴み部片は、ボルト止めの部分(ボルト孔などを構成する部分)の厚みが他の部位よりも過剰に厚くなっている。
一方、特許文献2では、ホースに装着されたユニオン金具(拘束具を構成する一部材)の外周に、上記チェーンなどの連結材を取り付けるための突起物が設けられている。このため、ユニオン金具は、上記突起物の部分の厚みが他の部位よりも過剰に厚くなっている。
本発明は、厚みを均一に近づけて、ホース装着状態におけるホースの巻取り作業を容易にすると共に巻き取ったホースに不具合が発生するのを抑制するホース拘束具、及びこのホース拘束具が装着された拘束具付きホースを提供することを課題とする。
請求項1のホース拘束具は、筒内中空にホースが挿通され、加締めにより該ホースに装着される円筒部材と、前記円筒部材の内周に沿って配置され、周方向に分割された複数の分割片により構成され、前記円筒部材と共に加締められて前記ホースに装着される挟持部材と、隣接する前記分割片の周方向端部間に配置され該周方向端部同士によって挟持される第1の被挟持部、及び該第1の被挟持部の端部から前記筒内中空の外部へ延出し先端側が取付対象へ取り付けられる延出部を含んで構成される連結部材と、を有している。
請求項1のホース拘束具では、筒内中空にホースが挿通された円筒部材を加締めることにより、この円筒部材がホースに装着される。このとき、円筒部材と共に加締められる挟持部材もホースに装着される。これにより、隣接する分割片の周方向端部同士によって挟持される第1の被挟持部が、挟持部材を介してホースに装着される。
そして、連結部材の延出部の先端側が取付対象へ取り付けられると、ホース拘束具を介してホースと取付対象が連結される。
これにより、例えば、ホースとホースとの接続部やホースと加圧流体生成装置との接続部が損傷してホースの接続状態が解除されても、取付対象とホースがホース拘束具により連結されていることから、取付対象の周囲にホースが拘束されて、ホースの端部の暴れが抑制される。
また、上記ホース拘束具は、円筒部材と共に挟持部材を加締めることによりホースに装着されることから、例えば、拘束具の一部の厚みを他の部位よりも厚くしてその厚み部分でボルト止めをするものと比べて、厚みを均一に近づけることができる。
またさらに、上記ホース拘束具は、連結部材の第1の被挟持部が円筒部材の内周に沿って配置される挟持部材によって挟持されることから、例えば、円筒部材の外周に連結部材取付用の突起物などを設けるものと比べて、厚みを均一に近づけることができる。
以上、上記ホース拘束具によれば、従来のものと比べて、厚みを均一に近づけることができることから、ホース装着状態におけるホースの巻取り作業を容易にすることができると共に巻き取ったホースに損傷などの不具合が発生するのを抑制することができる。
請求項2のホース拘束具は、請求項1のホース拘束具において、隣接する前記分割片の周方向端部同士が互いに嵌り合う凹凸形状とされている。
請求項2のホース拘束具では、隣接する分割片の周方向端部同士が互いに嵌り合う凹凸形状とされていることから、該周方向端部同士に挟持された第1の被挟持部は凹凸形状に沿った形状に変形させられる。これにより、連結部材の引き抜きに対する抵抗力が増し、上記周方向端部同士の間からの第1の被挟持部の抜け出しが効果的に防止される。
請求項3のホース拘束具は、請求項1又は請求項2に記載のホース拘束具において、前記円筒部材の筒軸方向の一端側には、径方向内側へ延出する内側延出部が形成され、前記連結部材は、前記挟持部材の前記筒軸方向の一端部と前記内側延出部との間に配置され該一端部と該内側延出部とによって挟持される第2の被挟持部を含んで構成されている。
請求項3のホース拘束具では、連結部材の第2の被挟持部が挟持部材の筒軸方向の一端部と円筒部材の内側延出部とによって挟持されることから、連結部材の引き抜きに対する抵抗力が増し、円筒部材内からの連結部材の抜け出しが効果的に防止される。
請求項4のホース拘束具は、請求項3のホース拘束具において、前記円筒部材の内周壁は、前記内側延出部の根元から筒軸方向の他端へ向かって径が漸増する形状とされ、前記挟持部材の外周壁は、前記円筒部材の内周壁に沿った形状とされている。
請求項4のホース拘束具では、円筒部材の内周壁が上記形状とされ、挟持部材の外周壁が円筒部材の内周壁に沿った形状とされていることから、挟持部材を筒軸方向の他端側から円筒部材内に差し込みやすくなる。また、円筒部材と共に挟持部材を加締めてホースに装着した際の、円筒部材の内周壁と挟持部材の外周壁との接触面積が、例えば、挟持部材の外周壁が円筒部材の内周壁に沿った形状でないものと比べて、増加する。これにより、ホース装着後の円筒部材と挟持部材との筒軸方向の相対移動を抑制することができる。
請求項5の拘束具付きホースは、請求項1〜4のいずれか1項に記載のホース拘束具が装着されている。
請求項5の拘束具付きホースでは、請求項1〜4のいずれか1項に記載のホース拘束具が装着されていることから、連結部材の延出部の先端側を取付対象へ取り付けることで該ホース拘束具を介してホースと取付対象が簡単に連結される。
また、請求項5の拘束具付きホースは、引用している請求項1〜4のいずれか1項に記載のホース拘束具の作用効果を奏することができる。
以上説明したように本発明のホース拘束具によれば、厚みを均一に近づけて、ホース装着状態におけるホースの巻取り作業を容易にすることができると共に巻き取ったホースに不具合が発生するのを抑制することができる。
また、本発明の拘束具付きホースによれば、ホースと取付対象を簡単に連結することができ、ホースの巻取り作業を容易にすることができると共に巻き取ったホースに不具合が発生するのを抑制することができる。
第1実施形態のホース拘束具の使用態様を示す側面図である。 第1実施形態のホース拘束具の分解斜視図である。 第1実施形態のホース拘束具の斜視図である。 第1実施形態のホース拘束具のホース装着状態における一部破断側面図である。 図4のA−A線断面図である。 第2実施形態のホース拘束具の側面図である。 図6のB−B線断面図である。 その他の実施形態のホース拘束具の挟持部材及び連結部材を、筒軸方向の一方側から見た正面図である。 その他の実施形態のホース拘束具の使用態様を示す側面図である。
以下、本発明に係るホース拘束具及び拘束具付きホースの一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図中の符号CLはホース拘束具の筒軸、符号Xはホース拘束具の筒軸方向、符号Yはホース拘束具(後述する円筒部材)の周方向を示している。
[第1実施形態]
図1に示すように、加圧流体を生成する加圧流体生成装置10(以下、単に装置10と記載する。)の流体送出口(図示省略)には、口金具12を取り付けたホース14が接続されている。この装置10とホース14は、第1実施形態のホース拘束具20(詳細は後述)により連結されている。
図4に示すように、ホース14は、ホース最内層を構成する可撓性を有する合成樹脂製の内管14Aと、この内管14Aの外周側に配置され繊維やワイヤーによって構成される補強層14Bと、補強層14Bの外周側に配置されホース最外層を構成する可撓性を有する合成樹脂製の外管14Cと、で構成されている。なお、本実施形態のホース14は、内管14A、補強層14B、及び外管14Cで構成されるが、本発明はこの構成に限定されず、ホース14は、補強層14Bを複数層とし、隣接する補強層14Bの間に中間層を配置するなどの多層構造で構成されてもよい。
また、補強層14Bは、繊維(例えば、金属繊維や有機繊維)やワイヤーを、内管14Aの外周にスパイラル状に巻き付けて構成(スパイラル構造)されてもよく、内管14Aの外周にブレード状に編み上げて構成(ブレード構造)されてもよい。
さらに、内管14Aは、合成ゴム(例えば、エラストマ)で構成されてもよい。
図1に示すように、ホース14の端部には、口金具12が加締めにより取り付けられている。この口金具12は、筒軸方向の一端側にホース14の加締め部12Aが形成され、筒軸方向の他端側に装置10の流体送出口(図示省略)に形成された雌ねじ(図示省略)に捩じ込まれる雄ねじ12Bが形成され、筒軸方向の中間部に六角ナット形状の突起部12Cが形成されている。
次に、ホース拘束具20について詳細に説明する。
図2及び図3に示すように、ホース拘束具20は、金属製の円筒部材22を有している。円筒部材22の筒内中空22Sには、ホース14が挿通されるようになっている。この筒内中空22Sにホース14を挿通させて円筒部材22を加締めることにより、円筒部材22がホース14に装着される。
図4に示すように、円筒部材22の筒軸方向の一端部には、径方向内側へ延出する内側延出部23が設けられている。
一方、円筒部材22の内周壁22Bは、内側延出部23の根元から筒軸方向の他端側(図4では左側)へ向かって径が漸増する形状とされている。
図2及び図3に示すように、ホース拘束具20は、円筒部材22の内周に沿って配置される環状の挟持部材25を有している。この挟持部材25は、周方向(本実施形態では、周方向Yに対応)に分割された複数(本実施形態では2つ)の分割片24により構成されている。また、この挟持部材25は、円筒部材22と共に加締められてホース14に装着されるようになっている。
図5に示すように、挟持部材25の外周壁25A(複数の分割片24の外周壁24Aにより構成される)は、円筒部材22の内周壁22Bに沿った形状とされている。これにより、挟持部材25を筒軸方向の他端側から円筒部材22の筒内中空22Sに差し込みやすくなる。また、円筒部材22と共に挟持部材25を加締めてホース14に装着した際の、円筒部材22の内周壁22Bと挟持部材25の外周壁25Aとの接触面積が、例えば、挟持部材25の外周壁24Aが円筒部材22の内周壁22Bに沿った形状でないものと比べて、増加する。これにより、ホース装着後の円筒部材22と挟持部材25との筒軸方向Xの相対移動を抑制することができる。
挟持部材25の内周壁25B(複数の分割片24の内周壁24Bにより構成される)は、ホース14の外周に沿った形状とされている。これにより、挟持部材25が円筒部材22と共に加締められたときの、内周壁25Bとホース14との接触面積が十分に確保され、ホース14に挟持部材25が強固に装着される。
一方、図4に示すように、分割片24の内周壁24Bには、挟持部材25の径方向内側へ突起する突起24T(図2、3では図示省略している)が複数形成されている。この突起24Tは、挟持部材25が円筒部材22と共に加締められたときに、ホース14の外周(外管14Cの外周)に食い込むようになっている。これにより、ホース14に挟持部材25がより強固に装着される。
なお、突起24Tは、分割片24の一方の周方向端部24Yから他方の周方向端部24Yへ周方向に沿って連続して延びる形状とされることが好ましい。この場合には、ホース14に挟持部材25が最も強固に装着される。
図1及び図3に示すように、ホース拘束具20は、挟持部材25により挟持される第1被挟持部26A、及びこの第1被挟持部26Aの筒軸方向の他端部から円筒部材22の外部へ延出し先端側が取付対象の一例としての装置10へ取り付けられる延出部26Bを含んで構成される連結コード部材26(連結部材の一例)を有している。
具体的に説明すると、第1被挟持部26Aは、隣接する分割片24の周方向端部24Y間に配置され該周方向端部24Y同士によって挟持されている。
一方、延出部26Bの先端側には、端部付近を折り返して形成されたリング部27が形成されている(図1参照)。このリング部27は、装置10の壁面に設けられたフック11に引っ掛けられるようになっている。
なお、本実施形態では、延出部26Bの先端側にリング部27を構成したが、本発明はこの構成に限定されず、延出部26Bの先端側にフックなどを取り付けて、装置10のフック11に引っ掛ける構成としてもよい。つまり、延出部26Bの先端側を装置10に取り付けられれば、延出部26Bの先端側にどのような部材を取り付けても構わない。もちろん、延出部26Bの先端側を例えば、フック11に結び付ける構成でも構わない。
また、図2及び図3に示すように、連結コード部材26は、第1被挟持部26Aの筒軸方向の一端部から延出して挟持部材25の筒軸方向の一端部25Xと内側延出部23との間に配置され一端部25Xと内側延出部23とによって挟持される第2被挟持部26Cを含んで構成されている。
また、連結コード部材26は、1本の補強繊維(例えば、金属繊維など)からなるモノフィラメント、又は複数本の補強繊維(例えば、金属繊維など)を撚り合せたマルチフィラメントにより構成されたコード部材である。
なお、本実施形態の連結コード部材26は、1本の長尺なコード部材によって構成されており、長手方向の中央部が一端部25Xと内側延出部23との間に配置されて第2被挟持部26Cとされ、上記中央部よりも長手方向の両外側部分が隣接する分割片24の周方向端部24Y間に配置されて第1被挟持部26Aとされている。また、各々の第1被挟持部26Aの長手方向外側部分が円筒部材22の外部へ延出する延出部26Bとされている。そして、各々の延出部26Bの先端側には、前述のリング部27が形成されている。
次に、ホース拘束具20をホース14に装着する手順の一例について説明する。
まず、円筒部材22の筒軸方向の一端側から筒内中空22Sにホース14を挿通する。そして、ホース14の外周に分割片24を周方向Yに間隔をあけて複数(本実施形態では、2つ)配置してホース14の外周に挟持部材25を構成する(図3参照)。ここで、挟持部材25(分割片24)を配置する位置は、ホース14の端部14Eの近傍とすることが好ましい。なお、本実施形態では、該端部14Eと挟持部材25(分割片24)の筒軸方向の他端部との距離Lが10cm以内となるように、挟持部材25(分割片24)を配置している。
次に、連結コード部材26の長手方向の中央部を一方の分割片24の一端部24Xに引っ掛け、該中央部よりも長手方向の両外側部分を隣接する分割片24の周方向端部24Y間に通す。
そして、円筒部材22をホース14に沿ってスライドさせて筒軸方向の他端側から挟持部材25を筒内中空22Sに差し込ませる。ここで、前述したように、挟持部材25の外周壁25Aが、円筒部材22の内周壁22Bに沿った形状とされていることから、挟持部材25を筒軸方向の他端側から円筒部材22の筒内中空22Sに差し込みやすくなる。これにより、ホース拘束具20のホース14への取付け作業が容易になる。
なお、挟持部材25は、連結コード部材26の長手方向の中央部が一端部25Xと内側延出部23とによって挟持される位置まで円筒部材22に差し込む。これにより、連結コード部材26の第1被挟持部26A、延出部26B、及び第2被挟持部26Cが構成される。
その後、円筒部材22を加締めることにより円筒部材22と共に挟持部材25が加締められて円筒部材22及び挟持部材25がホース14に装着される。これにより、隣接する分割片24の周方向端部24Y同士によって挟持される第1被挟持部26Aが、挟持部材25を介してホース14に装着される。
このようにして、ホース拘束具20を装着した拘束具付きホース28が構成される。
なお、本装着手順は一例であり、ホース拘束具20をホース14に装着する手順としては他の手順でも構わない。
次に、第1実施形態のホース拘束具20、及び拘束具付きホース28の作用効果について説明する。
前述したように、ホース拘束具20では、円筒部材22を加締めることにより円筒部材22と共に挟持部材25が加締められて円筒部材22及び挟持部材25がホース14に装着され、且つ連結コード部材26の第1被挟持部26Cが挟持部材25を介してホース14に装着される。このようにして、ホース拘束具20がホース14に装着される。
そして、延出部26Bのリング部27を装置10のフック11へ引っ掛けることでホース拘束具20を介してホースと装置10が連結される(図1参照)。
これにより、ホース14と装置10との接続部(口金具12)が損傷してホース14が口金具12から抜け出たり、口金具12が装置10の流体送出口から抜け出たりしても、装置10とホース14がホース拘束具20により連結されていることから、装置10の周囲にホース14が拘束され、ホース14の端部14Eの暴れが抑制される。
さらに、ホース拘束具20をホース14に装着した拘束具付きホース28として出荷することで、作業現場において、作業者は、ホース14にホース拘束具20を装着させる作業を省略することができる。これにより、作業現場において、作業者は、連結コード部材26のリング部27を装置10のフック11へ引っ掛けるという簡単な作業のみでホース拘束具20を介してホース14と装置10を連結することができる。また、拘束具付きホース28として出荷することで、作業現場でホース拘束具20をホース14へ装着するよりも、安定した装着品質を確保することができる。なお、ここでいう装着品質とは、加締め部分への異物混入の有無や加締め力が適正か否かを指す。
また、連結コード部材26の第2被挟持部26Cが挟持部材25の一端部25Xと内側延出部23とによって挟持されていることから、連結コード部材26の引き抜きに対する抵抗力が増し、連結コード部材26の円筒部材22内からの抜け出しが効果的に防止される。
特に、本実施形態では、連結コード部材26が1本のコード部材により構成され、両方のリング部27が装置10のフック11に引っ掛けられていることから、連結コード部材26の引き抜きに対する抵抗力(ここでは、分割片24を円筒部材22から引き抜く力)がさらに増し、連結コード部材26の円筒部材22内からの抜け出しがさらに効果的に防止される。
また、ホース拘束具20は、円筒部材22と共に挟持部材25を加締めることによりホース14に装着されることから、例えば、拘束具の一部の厚みを他の部位よりも厚くしてその厚み部分でボルト止めをするものと比べて、厚みを均一に近づけることができる(図4参照)。
またさらに、ホース拘束具20は、連結コード部材26の第1被挟持部26Aが円筒部材22の内周に沿って配置される挟持部材25によって挟持されることから、例えば、円筒部材22の外周壁22Aに連結部材取付用の突起物などを設けるものと比べて、厚みを均一に近づけることができる。
以上、ホース拘束具20によれば、従来のものと比べて、厚みを均一に近づけることができることから、ホース装着状態におけるホース14の巻取り作業を容易にすることができると共に巻き取ったホース14に局部的に荷重が作用するのが抑制されて損傷などの不具合が発生するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、ホース14の端部14E近傍にホース拘束具20を配置(距離Lが10cm以内となる位置)していることから、ホース14の端部14Eの暴れがより効果的に抑制される。そして、ホース14の端部14E近傍にホース拘束具20を配置することで、巻取り作業をより容易にすることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態のホース拘束具について図6、7を参照しながら説明する。第2実施形態のホース拘束具30では、第1実施形態の挟持部材25の代わりに挟持部材35を用い、第1実施形態の連結コード部材26の代わりに2本の連結コード部材36を用いている。なお、その他の構成は、第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図6に示すように、挟持部材35は、周方向に分割された複数の分割片34により構成されている。隣接する分割片34の周方向端部34Y同士は、互いに嵌り合う凹凸形状とされている。具体的には、一方の周方向端部34Yの凸部が他方の周方向端部34Yの凹部に嵌合した状態においては、該凸部の壁面と該凹部の壁面との間に隙間が形成されるように、凹凸は形成されている。
図6、7に示すように、各連結コード部材36は、一方の周方向端部34Y同士によって挟持される第1被挟持部26A、延出部26B、リング部27及び挟持部材35の一端部35X(周方向端部34Yの一端部34X)と円筒部材22の内側延出部23とで挟持される第2被挟持部36Cにより構成されている。また、各第2被挟持部36Cは、挟持部材35の一端部35Xと円筒部材22の内側延出部23との間で終端している。
次に、第2実施形態のホース拘束具30の作用効果について説明する。
隣接する分割片34の周方向端部34Y同士が互いに嵌り合う凹凸形状とされていることから、該周方向端部34Y同士に挟持された第1被挟持部26Aは凹凸形状に沿った形状に変形させられる。これにより、連結コード部材36部材の引き抜きに対する抵抗力が増し、周方向端部34Y同士の間からの第1被挟持部26Aの抜け出しが効果的に防止される。
特に、連結コード部材36のように第2被挟持部36Cを一端部25Xと内側延出部23との間で終端させる、又は、例えば、連結コード部材36を第1被挟持部26A、延出部26B及びリング部27のみで構成する場合には、隣接する分割片34の周方向端部34Y同士を互いに嵌り合う凹凸形状とすることによる第1被挟持部26Aの抜け出し防止効果が効果的に発揮される。
[その他の実施形態]
前述の実施形態では、挟持部材25、35を周方向に2分割された分割片24、34で構成しているが、本発明はこの構成に限定されず、図8に一例を示すように、挟持部材25を周方向に複数分割(図8では4分割)された分割片24で構成してもよい。この場合には、複数本の連結コード部材26を隣接する分割片24の周方向端部24Y同士にそれぞれ挟持させる構成としてもよく、1本の連結コード部材26を隣接する分割片24の周方向端部24Y同士に挟持させる構成としてもよい。
また、前述の実施形態では、装置10とホース14をホース拘束具20、30で連結する構成としたが、本発明はこの構成に限定されず、一方のホース14と他方のホース14とをホース拘束具20、30で連結する構成としてもよい。具体的には、図9に示すように、管継手50の一方側に一方の拘束具付きホース28の口金具12を捩じ込み、管継手50の他方側に他方の拘束具付きホース28の口金具12を捩じ込んで、管継手50を介してそれぞれの拘束具付きホース28を接続し、両拘束具付きホース28のホース拘束具20、30のリング部27同士を着脱輪52に引っ掛ける。これにより、一方の拘束具付きホース28と他方の拘束具付きホース28とが、それぞれのホース拘束具20、30により拘束される。この構成により、一方の拘束具付きホース28と他方の拘束具付きホース28との接続部(口金具12とホース14の接続部、口金具12と管継手50との接続部)が接続解除されても、一方の拘束具付きホース28と他方の拘束具付きホース28とが互いに拘束し合い、両ホース14の端部同士の暴れが抑制される。また、複数本の拘束具付きホース28を管継手50で接続すると共に各々のホース拘束具20、30で連結した状態で出荷することで、作業現場における、拘束具付きホース28の取付け作業を簡単にすることができる。
第2実施形態では、連結部材の一例として、連結コード部材36を用いる構成としたが、本発明はこの構成に限定されず、連結部材の一例として、例えば、隣接する分割片34の周方向端部34Y同士により凹凸形状に変形させられる板状部、及びこの板状部の端部に取付けられ円筒部材22の外部に延出して先端側がフック11に引っ掛けられるチェーンなどで構成される連結部材を用いる構成としてもよい。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
10 加圧流体生成装置(取付対象)
14 ホース
20 ホース拘束具
22 円筒部材
22S 筒内中空
22B 内周壁
23 内側延出部
24 分割片
24A 外周壁
24X 一端部
24Y 周方向端部
25 挟持部材
25A 外周壁
25X 一端部
26 連結コード部材(連結部材)
26A 第1被挟持部(第1の被挟持部)
26B 延出部
26C 第2被挟持部(第2の被挟持部)
X 周方向
Y 筒軸方向

Claims (5)

  1. 筒内中空にホースが挿通され、加締めにより該ホースに装着される円筒部材と、
    前記円筒部材の内周に沿って配置され、周方向に分割された複数の分割片により構成され、前記円筒部材と共に加締められて前記ホースに装着される挟持部材と、
    隣接する前記分割片の周方向端部間に配置され該周方向端部同士によって挟持される第1の被挟持部、及び該第1の被挟持部の端部から前記筒内中空の外部へ延出し先端側が取付対象へ取り付けられる延出部を含んで構成される連結部材と、
    を有するホース拘束具。
  2. 隣接する前記分割片の周方向端部同士が互いに嵌り合う凹凸形状とされている請求項1に記載のホース拘束具。
  3. 前記円筒部材の筒軸方向の一端側には、径方向内側へ延出する内側延出部が形成され、
    前記連結部材は、前記挟持部材の前記筒軸方向の一端部と前記内側延出部との間に配置され該一端部と該内側延出部とによって挟持される第2の被挟持部を含んで構成される請求項1又は請求項2に記載のホース拘束具。
  4. 前記円筒部材の内周壁は、前記内側延出部の根元から筒軸方向の他端へ向かって径が漸増する形状とされ、
    前記挟持部材の外周壁は、前記円筒部材の内周壁に沿った形状とされている請求項3に記載のホース拘束具。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のホース拘束具が装着された拘束具付きホース。
JP2010156812A 2010-07-09 2010-07-09 ホース拘束具、及び拘束具付きホース Expired - Fee Related JP5542551B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010156812A JP5542551B2 (ja) 2010-07-09 2010-07-09 ホース拘束具、及び拘束具付きホース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010156812A JP5542551B2 (ja) 2010-07-09 2010-07-09 ホース拘束具、及び拘束具付きホース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012017823A JP2012017823A (ja) 2012-01-26
JP5542551B2 true JP5542551B2 (ja) 2014-07-09

Family

ID=45603222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010156812A Expired - Fee Related JP5542551B2 (ja) 2010-07-09 2010-07-09 ホース拘束具、及び拘束具付きホース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5542551B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108773078A (zh) * 2018-07-03 2018-11-09 游氏(厦门)卫浴工业有限公司 一种过水组件及其焊接方法以及过水组件的激光焊接装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2179930A (en) * 1937-09-10 1939-11-14 George P Harrington Hose coupling
US3197240A (en) * 1963-01-24 1965-07-27 Colorado Fuel & Iron Corp Safety device
JPH0315900Y2 (ja) * 1987-06-29 1991-04-05
JPH0781660B2 (ja) * 1987-07-16 1995-09-06 ブリヂストンフロ−テック株式会社 超高圧流体ホ−ス離脱防止機構
JPH0652112B2 (ja) * 1990-09-11 1994-07-06 株式会社明治ゴム化成 超高圧ホース用離脱防止装置
JP2848203B2 (ja) * 1993-08-25 1999-01-20 株式会社タツノ・メカトロニクス 安全管継手
JPH08240291A (ja) * 1995-03-03 1996-09-17 Daihachi Ito ホース継手
US5873608A (en) * 1997-07-23 1999-02-23 Tharp; Jeffrey Mcclain Safety device for quick disconnect couplings
JP4153096B2 (ja) * 1998-08-07 2008-09-17 株式会社ブリヂストン ホ−ス用安全装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012017823A (ja) 2012-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8857863B1 (en) Method and apparatus for connecting conduit
JP5619975B2 (ja) 杭の継手構造
JP5542551B2 (ja) ホース拘束具、及び拘束具付きホース
US11497202B2 (en) Reel leg fixing apparatus
JP6112918B2 (ja) 土木工事用パイプ連結構造
JP6730035B2 (ja) リール脚固定装置
US20140239629A1 (en) Garden hose kink mender apparatus
US10892609B2 (en) Flexible clad protection system
JP6730036B2 (ja) リール脚固定装置
CN202674650U (zh) 压缩空气管件的法兰快速连接头
JP6774709B2 (ja) 回転リール、筒状体の回転リールへの取付方法、および回転リールを用いた長尺帯状体の引出し方法
JP5364269B2 (ja) 差し込み容易でかつ抜け出しにくいホ−ス接続構造
JP4572134B2 (ja) グリップリング
JP4943532B2 (ja) 落下防止具
CN211901149U (zh) 一种用于安装油缸的安装装置
CN212959695U (zh) 一种用于钢丝绳绳头自动锁紧的连接装置
WO2024014338A1 (ja) 管継手
CN213243393U (zh) 一种电力穿线装置
JP3137147U (ja) ホースクランプ
JP2015102218A (ja) 保護具
JP2008223935A (ja) ホ−ス抜け防止口金具及びこれを用いたホ−ス抜け防止構造
JP2016116809A (ja) 結束バンドキャップ
RU118714U1 (ru) Хомут универсальный
JP5833080B2 (ja) ケーブル収容管の切断方法
JP2009065739A (ja) 防護管

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5542551

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees