JP5538759B2 - モータ制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

モータ制御装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、DCモータを制御するモータ制御装置及びこれを有する画像形成装置に関する。
感光ドラムにトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写ベルトへ転写した後、中間転写ベルトから用紙へトナー像を転写する複写機やプリンタがある。高画質化などを目的として、感光ドラムと中間転写ベルトを別々のモータにより駆動する構成をとることがある。この場合、感光ドラムと中間転写ベルトは転写位置で接触しているため、これらが回転する際に感光ドラムと中間転写ベルトに周速差が生じると、感光ドラムや中間転写ベルトに傷が付くことがある。感光ドラムと中間転写ベルトの周速が目標速度で制御されているときはこのような問題はない。しかし、感光ドラムと中間転写ベルトを別々のDCモータで駆動する場合、それぞれが異なる不安定な立ち上がりをしてしまう。
DCモータの立ち上げの安定化を図る提案がいくつかなされている。例えば、少ないオーバシュートで早くDCモータを立ち上げるために、モータ起動時に、回転数を制御するパルス幅変調(PWM)信号を低いオンデューティ比から所定の増加率で増加させることが提案されている(特許文献1参照)。また、DCモータの起動時に、モータに入力するクロック周波数を目標周波数よりも低いクロック周波数に制御し、その後、クロック周波数を目標周波数まで増加させることが提案されている(特許文献2参照)。しかしながら、DCモータの起動時に低い制御値から目標制御値まで増加させる制御を行ったとしても、DCモータの角速度の増加が途中までは線形的であるが、目標角速度に近くなると非線形的になってしまう。これでは、非線形的な立ち上がり期間に感光ドラムと中間転写ベルトに周速差が生じてしまう。
そこで、本出願人は次のような関連技術について特許出願をした(特許文献3参照)。すなわち、DCモータの起動時に、DCモータへ出力するPWM制御信号を制御する制御値を、目標角速度より小さい角速度に対応する第1制御値NSTAから目標角速度より大きい角速度に対応する第2制御値NENDまで一定比率で増加させるフィードフォワード制御を行う(図8(b))。そして、DCモータが目標角速度になったことに応じて、DCモータを目標角速度に維持するための制御値NTAGに切り替え、DCモータの角速度の検知結果に基づくフィードバック制御を開始する(図8(b))。これにより、DCモータの角速度を台形状に立ち上げることが可能になる、すなわち、モータの立ち上がり特性を制御できるようになる(図8(a))。複数のDCモータの立ち上がり特性の台形形状を一致させることができれば、立ち上げ時に感光ドラムと中間転写ベルトに周速差が生じることを防止できる。
特開平7−039181号公報 特開2007−156238号公報 特願2009−046210号
但し、モータの立ち上げはフィードフォワード制御により行うため、モータ立ち上がり特性の傾きや切片は、モータの負荷に応じて異なってくる。従って、前述のフィードフォワード制御とフィードバック制御により、それぞれのモータの立ち上がり特性を台形状にすることができたとしても、立ち上がり特性が一致するとは限らず、立ち上がり特性を合わせるための更なる工夫が必要である。
請求項1にかかる発明は、DCモータを制御するモータ制御装置において、前記DCモータの角速度を検知する検知手段と、前記DCモータにより駆動される被駆動体と、前記DCモータの起動時に、前記DCモータへ指示する制御値を、目標角速度より小さい角速度に対応する第1の制御値から前記目標角速度より大きい角速度に対応する第2の制御値まで所定の増加率で増加させ、前記検知手段の検知結果が前記目標角速度になったことに応じて、前記目標角速度に対応した第3の制御値(前記第1の制御値<前記第3の制御値<前記第2の制御値)に切り替える制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記DCモータの起動時の立ち上がり特性を前記検知手段の検知結果に基づいて検出し、前記検出された立ち上がり特性が目標の立ち上がり特性に近づくように前記第1の制御値および前記所定の増加率を補正することを特徴とする。
本発明によれば、DCモータの角速度を目標角速度までの立ち上げの線形成を向上させることが可能になるとともに、立ち上がり特性を目標の立ち上がり特性に近づけることができる。
本発明の実施形態に係るカラー複写機の断面図。 感光ドラム11の駆動構成を説明する図。 モータ100を制御する制御部200のブロック構成図。 回転速度検知部203における検知を説明する図。 回転速度検知部203におけるカウントと角速度の関係を示す図。 FB制御部205における処理を説明する図。 スロープ生成部206における処理を説明する図。 制御値と角速度の関係を示す図。 駆動信号生成部207のブロック構成図。 モータ100の起動時のフローチャート。 モータ100の角速度の立ち上がり特性を示す図。 立ち上がり特性の切片及び傾きを補正する方法を説明する図。 立ち上がり特性を補正する処理を示すフローチャート。 モータ100a〜eを制御する制御部200のブロック構成図。
図1は、本発明の第1の実施形態に関わる画像形成装置の断面図である。本実施形態のカラー複写機は、複数の画像形成部を並列に配し、且つ中間転写方式を採用している。カラー複写機は、画像読取部1Rと、画像出力部1Pとを有する。
画像読取部1Rは、原稿画像を光学的に読み取り、電気信号に変換して画像出力部1Pに送信する。画像出力部1Pは、複数並設された画像形成部10(10a、10b、10c、10d)と、給紙ユニット20と、中間転写ユニット30と、定着ユニット40と、クリーニングユニット50とを有する。
更に、個々のユニットについて詳しく説明する。各画像形成部10(10a、10b、10c、10d)のそれぞれは同じ構成である。第一の像担持体としての感光ドラム11(11a、11b、11c、11d)が回転自在に軸支され、矢印方向に回転駆動される。感光ドラム11a〜11dの外周面に対向してその回転方向に一次帯電器12(12a、12b、12c、12d)、露光部13(13a、13b、13c、13d)、折り返しミラー16(16a、16b、16c、16d)、現像装置14(14a、14b、14c、14d)、及びクリーニング装置15(15a、15b、15c、15d)が配置されている。
一次帯電器12a〜12dは、感光ドラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷を与える。次いで、露光部13a〜13dは、画像読取部1Rからの記録画像信号に応じて、レーザビームを折り返しミラー16a〜16dを介して感光ドラム11a〜11d上に露光する。これによって、感光ドラム11a〜11d上に静電潜像が形成される。
更に、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックといった4色の現像剤(以下、トナーという)をそれぞれ収納した現像装置14a〜14dによって、感光ドラム11a〜11d上の静電潜像を顕像化する。顕像化された可視画像(トナー画像)は画像転写位置Ta、Tb、Tc、Tdで、中間転写ユニット30における第二の像担持体としての中間転写ベルト31上に転写される。
画像転写位置Ta、Tb、Tc、Tdの下流に設けられたクリーニング装置15a、15b、15c、15dは、中間転写ベルト31に転写されずに感光ドラム11a〜11d上に残されたトナーを掻き落としてドラム表面の清掃を行う。以上に示したプロセスにより、各トナーによる画像形成が順次行われる。
給紙ユニット20は、用紙Pを収納するためのカセット21と、カセット21より用紙Pを一枚ずつ送り出すためのピックアップローラ22と、ピックアップローラ22から送り出された用紙Pを更に搬送するための給紙ローラ対23とを有する。また、給紙ユニット20は、給紙ガイド24と、中間転写ベルト31上の画像に合わせて用紙Pを二次転写位置Teへ送り出すためのレジストレーションローラ25を有する。
中間転写ユニット30について詳細に説明する。中間転写ベルト31は、中間転写ベルト31に駆動を伝達する駆動ローラ32と、中間転写ベルト31の回動に従動する従動ローラ33と、二次転写対向ローラ34によって保持されている。又、駆動ローラ32と従動ローラ33の間に一次転写平面Aが形成される。駆動ローラ32は、モータ(不図示)によって回転駆動される。
各感光ドラム11a〜11dと中間転写ベルト31が対向する一次転写位置Ta〜Tdには、中間転写ベルト31の裏に一次転写帯電器35(35a〜35d)が配置されている。一方、二次転写対向ローラ34に対向して二次転写ローラ36が配置され、中間転写ベルト31とのニップによって二次転写位置Teを形成する。二次転写ローラ36は、中間転写ベルト31に対して適度な圧力で加圧されている。
また、中間転写ベルト31の二次転写位置Teの下流には、中間転写ベルト 31の画像形成面をクリーニングするためのクリーニングユニット50が設けられている。クリーニングユニット50は、中間転写ベルト31上のトナーを除去するためのクリーニングブレード51と、クリーニングブレード51により掻き取られた廃トナーを収納する廃トナーボックス52とを備えている。
定着ユニット40は、内部にハロゲンヒータなどの熱源を備えた定着ローラ41aと、そのローラに加圧される定着ローラ41bとを有する。更に、定着ユニット40は、定着ローラ対41a、41bのニップ部へ用紙Pを導くためのガイド43、定着ユニットの熱を内部に閉じ込めるための定着断熱カバー46を有する。また、定着ローラ対41a、41bから排出されてきた用紙Pをさらに装置外部に導き出すための排紙ローラ44、縦パスローラ45a、45b、排紙ローラ48、及び、用紙Pを積載する排紙トレイ47などを備えている。
次に、上記構成のカラー複写機の動作について説明する。CPUにより画像形成開始信号が発せられると、カセット21から給紙動作を開始する。例えばカセット21から給紙された場合について説明すると、先ず、ピックアップローラ22により、カセット21から用紙Pが一枚ずつ送り出される。そして、給紙ローラ対23によって用紙Pが給紙ガイド24の間を案内されてレジストレーションローラ25まで搬送される。その時レジストレーションローラ25は停止されており、用紙Pの先端はレジストレーションローラ25のニップ部に突き当たる。その後、中間転写ベルト31上に形成された画像に合わせてレジストレーションローラ25は回転を始める。この回転開始タイミングは、用紙Pと中間転写ベルト31上のトナー画像とが二次転写位置Teにおいて一致するようにそのタイミングが設定されている。
一方、画像形成部では、画像形成開始信号が発せられると、感光ドラム11d上に形成されたトナー画像が一次転写位置Tdにおいて一次転写帯電器35dによって中間転写ベルト31に一次転写される。一次転写されたトナー像は次の一次転写位置Tcまで搬送される。そこでは各画像形成部間をトナー像が搬送される時間だけ遅延して画像形成が行われており、前画像の上に位置を合わせて、その次のトナー像が転写される。他の画像形成部でも同様の工程が行われることにより、4色のトナー像が中間転写ベルト31上に一次転写される。
その後、用紙Pが二次転写位置Teに進入し、中間転写ベルト31に接触すると、用紙Pの通過タイミングに合わせて二次転写ローラ36に高電圧を印加する。これにより、前述したプロセスにより中間転写ベルト31上に形成された4色のトナー画像が用紙Pに転写される。その後、用紙Pは搬送ガイド43によって定着ローラ41a、bのニップ部まで案内される。そして、定着ローラ対41a、41bの熱及びニップの圧力によってトナー画像が用紙Pに定着される。その後、用紙Pは、排紙ローラ44、縦パスローラ45a,45b、排紙ローラ48により搬送されて機外に排出され、排紙トレイ47に積載される。
次に、画像形成装置に含まれるモータ制御装置による感光ドラム11の駆動について、図2を参照しながら説明する。本実施形態では、被駆動体としての感光ドラム11(11a〜11d)及び駆動ローラ32(中間転写ベルト31を駆動するローラ)それぞれに対してDCブラシレスモータ等のモータ100が設けられている。モータ100は制御部200により制御される。モータ100の駆動力は、ギア101、駆動軸103及びカップリング102を介して感光ドラム11に伝達される。これにより、感光ドラム11が回転する。
駆動軸103にはエンコーダホイール111が固定されており、駆動軸103とエンコーダホイール111は同じ角速度で回転する。エンコーダ110はエンコーダホイール111及びエンコーダセンサ112を有する。エンコーダホイール111は透明な円板であり、その上に黒色の放射線状の線が等間隔で円周に沿って印刷されている。エンコーダセンサ112は、エンコーダホイール111を挟むようにして設けられた発光部と受光部を有し、円板の黒色部分が受光部の位置に来ると受光部への光が遮られ、円板の透明部分が受光部の位置へ来ると受光部へ光が入射する。エンコーダセンサ112は受光部へ光が入射したか否かに応じて信号を発生する。このようにして、エンコーダ110は、駆動軸103の角速度に応じた周期の信号を制御部200に供給する。そして、制御部200は、エンコーダ110からの信号に基づいて、モータ100を制御する。
図3は制御部200のブロック構成図である。回転速度検知部203はエンコーダ110からのパルス信号の周期を検知する。回転速度検知部203は、図4に示すパルス信号301の1周期(C:パルス信号301の立ち上がりから次の立ち上がり)内でクロック302の数をカウントすることにより、パルス信号301の周期を検知する。クロック302はパルス信号301の周期よりも短い一定周期のパルス信号であり、水晶振動子などにより生成され、回転速度検知部203に入力される。
そして、回転速度検知部203は、検知したパルス幅から角速度を演算する。図5(a)はモータ100を立ち上げたときの駆動軸103の角速度の変化を示し、図5(b)はそのときに回転速度検知部203でカウントしたカウント数(パルス周期)を示す。図5(a)は時間に比例して角速度が増加している様子、図5(b)は時間に反比例してカウント数が減少している様子を示している。これらからわかるように、角速度とカウント数は反比例の関係にある。よって、角速度は式1に基づいて算出される。回転速度検知部203は、検出した角速度を差分演算部204及びCPU201へ出力する。なお、Kは任意の係数である。
Figure 0005538759
差分演算部204は、回転速度検知部203から出力される検知角速度と、CPU201から供給される目標角速度との差分を演算する。FB制御部205は、差分演算部204から出力された差分値、及び、CPU201から供給されるフィードバックゲイン値(K、T、T)に基づいて、駆動軸103が目標角速度で回転するために必要な補正制御値を演算する。
駆動信号生成部207は、FB制御部205から出力される補正制御値とCPU201から出力される目標制御値NTAGを加算して得られた制御値、または、スロープ生成部206から出力される制御値に基づいたデューティのPWM制御信号を生成する。PWM制御信号は、モータ100をPWM制御(パルス幅変調制御)するための信号である。スロープ生成部206は、時間経過に伴って一定比率で増加する制御値を出力する。モータ100を一定の角速度で回転させるときは、FB制御部205から出力される補正制御値とCPU201から出力される目標制御値NTAGを加算して得られた制御値が用いられる。また、モータ100を立ち上げるときは、スロープ生成部206から出力される制御値が用いられる。
図6はFB制御部205における処理を説明する図である。FB制御部205は、差分演算部204から出力された差分値eに基づいたPID制御を行う。PID制御の制御値は式2に基づいて算出される。
Figure 0005538759
ここで、K,T,Tは、PID制御の比例項401、積分項402、微分項403におけるフィードバックゲイン値であり、駆動軸103の角速度に基づいてCPU201により決定される。
図7は、スロープ生成部206における処理を説明する図である。スロープ生成部206は、時間経過に伴って一定比率(所定の増加率)で線形的に増加する制御値(速度指令値)を生成する。図7に示すように、スロープ生成部206は加速制御を行う際、CPU201から入力されるカウントスタート信号に応じて、初期値NSTA(第1の制御値)から最大値NEND(第2の制御値)まで所定時間ΔT毎に所定量ΔKをインクリメントし(所定の増加率で増加し)、この結果を制御値として出力する。CPU201は、カウントスタート信号をスロープ生成部206へ入力する前に、初期値NSTAと最大値NENDをスロープ生成部206に設定する。スロープ生成部206は、最大値NENDまでインクリメントを行ったとき、CPU201にカウントが終ったことを伝えるカウントエンド信号を出力し、インクリメントを停止する。
駆動信号生成部207は、一定比率で線形的に増加する制御値がスロープ生成部206から入力されると、一定比率で線形的にオンデューティが増加するPWM制御信号をモータ100に出力する。モータ100の角速度は、図8(a)のt1〜t2に示すように、図8(b)のt1〜t2に示す線形的に増加する制御値に追従して、線形的に増加する。但し、加速時のモータ100の角速度は、線形的にオンデューティが増加するPWM制御信号に対して遅れて応答するため、PWM制御信号が示す角速度とは一致していない。そのため、図8(b)の点線で示すように、制御値を台形状に変化させると、制御値の増加を止めた後は、制御値に対応する角速度に近づけるフィードバック制御を行うため、モータ100の角速度の立ち上がり特性が非線形的(図8(a)の点線)になってしまう。
そこで、CPU201は、最大値NENDを、モータ100の角速度が少なくとも目標角速度に達するまでは、角速度が図8(a)の実線に示すように線形的に増加するような値に設定する。つまり、増加させる制御値が最大値NENDに達するよりも先にモータの角速度が目標角速度に達するように、目標制御値NTAGに何割か増した値を最大値NENDとする。本実施形態では、CPU201は、目標角速度に10%増しした角速度を指示する制御値を最大値NENDとして設定する。このように、モータ100へ指示する制御値を、目標角速度より小さい角速度に対応する第1の制御値から目標角速度より大きい角速度に対応する第2の制御値まで一定比率で線形的に増加させる。言い換えると、モータ100へ指示する制御値を、目標角速度より小さい角速度に対応する第1の制御値から目標角速度より大きい角速度に対応する第2の制御値まで線形的に増加させるフィードフォワード制御を行う。
そして、CPU201は、モータ100の角速度が目標角速度に達するまで(図8のt2まで)は、図8(b)のt1〜t2に示すように、スロープ生成部206から出力される制御値に基づいてモータ100を加速する。モータ100の角速度が目標角速度に達したとき(図8のt2)、図8(b)のt2以降の実線に示すように、目標角速度で回転すると期待された予め決められた第3の制御値NTAGに変更し、その後目標各速度で回転するようモータ100を制御する。つまり、モータ100が目標角速度になったことに応じて、モータ100へ指示する制御値を、一旦決められた第3の制御値NTAGに変更し、その後回転速度検知部203の検知結果に基づく第4の制御値をモータ100に指示する。言い換えれば、モータ100が目標角速度になったことに応じて、一旦決められた第3の制御値NTAGに変更し、その後回転速度検知部203の検知結果に基づく第4の制御値をモータ100に指示するフィードバック制御に切り替える。
このような制御により、図8(a)の実線に示すように、モータ100の角速度を目標角速度まで線形に立ち上げた後、目標角速度を維持することが可能になる。すなわち、モータ100の角速度を台形状に立ち上げることが可能になる。
なお、所定時間ΔT及び所定量ΔKは、モータ100の性能や、負荷のトルク及びイナーシャに基づき決定される。例えば、定格出力15Wのモータに、30m・Nmの負荷、400g・cmのイナーシャ(モータ含む)が接続されていた場合、ΔT、ΔKは、約300msでモータ100の回転数が0rpmから2000rpmまで増速可能な値に設定するのが好ましい。また、初期値NSTAは、モータ100が回転を開始できる程度の値が好ましく、本実施形態では、PWM制御信号のオンデューティが約10%〜約20%となる制御値とする。
図9は駆動信号生成部207のブロック構成図である。FB制御部205からの制御値とCPU201からの目標角速度を指示する制御値NTAGは、加算部501により加算される。加算部501にて加算された制御値、及び、スロープ生成部206にて生成された制御値はセレクタ502に入力される。セレクタ502は、CPU201からの信号に基づいて、スロープ生成部206からの制御値及び加算部501からの制御値のいずれかを選択する。モータ100を加速するとき、CPU201は、回転速度検知部203の検知結果が目標角速度に達するまで、セレクタ502にスロープ生成部206からの制御値を選択させ、目標角速度に達した後はセレクタ502に加算部501からの制御値を選択させる。
PWM信号生成部503は、セレクタ502からの制御値及びCPU201からのPWM周波数の情報に基づいて、PWM制御信号を生成し、モータ100へ供給する。また、CPU201は、セレクタ502が加算部501からの制御値を選択している間(FB制御部205によるフィードバック制御を行っている間)の制御値(PWMデューティ)を平均化し、この平均制御値(第4の制御値)をメモリ202に記憶する。そして、次回モータ100を起動する際、CPU201はメモリ202に記憶された平均制御値を加算部501へ入力する。つまり、モータ100を立ち上げる際、CPU201は、モータ100の前回の平均制御値(第4の制御値)を第3の制御値として加算部501へ入力する。この加算部501に入力される目標制御値がNTAGである。
図10は、モータ100の起動時にCPU201が実行する処理のフローチャートである。CPU201は、駆動信号生成部207のセレクタ502にスロープ生成部206からの制御値を選択するよう指示する(S601)。そして、CPU201は、カウントスタート信号によりスロープ生成部206により初期値NSTAから最大値NENDまでのインクリメントを開始させる(S602)。スロープ生成部206がインクリメントした制御値はセレクタ502に入力される。
スロープ生成部206がインクリメントを行っている間、CPU201は、スロープ生成部206からカウントエンド信号が出力されたかを監視することにより、インクリメントされている制御値が最大値NENDに達したかを判別する(S603)。ステップS603で最大値NENDに達していない場合、CPU201は、回転速度検知部203の検知結果に基づいて、モータ100の角速度が目標角速度に達したかを判別する(S604)。ステップS604で目標角速度に達していない場合はステップS603へ戻り、目標角速度に達した場合には駆動信号生成部207のセレクタ502に加算部501からの制御値を選択するよう指示する(S605)。前述したように、CPU201から差分演算部204及び加算部501に目標角速度が入力され、CPU201から加算部501に目標制御値NTAGが入力される。また、フィードフォワード制御からフィードバック制御に切り替わるとき、FB制御部205はリセットされるため、FB制御部205内での差分蓄積分はリセットされる。従って、加算部501からの制御値は、目標角速度を維持しようとする制御値となる。ステップS603で目標角速度に達する前に最大値NENDに達した場合は、ステップS605へ進む。
なお、セレクタ502がスロープ生成部206からの制御値を選択している間は、CPU201はFB制御部205をリセットし続ける(FB制御部205にリセット信号を出し続ける)。そして、セレクタ502がFB制御部205(加算部501)からの制御値に切り替えたことに応じて、CPU201はFB制御部205に対するリセットを解除する。このリセット解除のタイミングは、フィードバック制御を開始した直後か、フィードバック制御を開始してから所定時間(例えば50ms)後とする。フィードバック制御開始後所定時間してからリセット解除する場合は、フィードバック制御開始からリセット解除するまでの期間は比例項401の制御となり、目標制御値NTAGの微小な誤差を補完することが可能である。
上述したように、モータの立ち上げはフィードフォワード制御により行うため、モータ立ち上がり特性の傾きや切片は、モータの負荷に応じて異なってくる。互いに接する複数の被駆動体を複数のモータによりそれぞれ駆動する場合に、それぞれのモータの立ち上がり特性が異なると、被駆動体同士がスリップしてしまう。これを防止するためには、それぞれのモータの立ち上がり特性を所定の傾き及び切片に揃える必要がある。そこで本実施形態では、モータ100の立ち上がり特性を検出し、モータ100の立ち上がり特性を所定の立ち上がり特性に近づけるよう補正する。
まず、モータ100の立ち上がり特性を検出する方法を説明する。図11は、モータ100の角速度の立ち上がり特性を示す図である。図11の横軸はモータ100へ駆動信号(PWM制御信号)を出力し始めてからの経過時間であり、縦軸はモータ100の角速度である。CPU201は、モータの立ち上げを時間tで開始すると、一定の時間間隔Δt毎に(時間t〜t10)モータ100の角速度をサンプリングし、それぞれω〜ω10としてメモリ202に格納する。
図11の場合、時間tまでは角速度ωまで線形的に立ち上がっている。また、時間t〜t10の角速度ω〜ω10は同じ値であり、目標角速度に達した状態を示している。また、時間tは立ち上げ直後のため、角速度ωは安定した値が得られない可能性がある。よって、立ち上げ直後と目標角速度到達後を除いた時間t〜tの角速度ω〜ωを用いてモータ100の立ち上がり特性をもとめる。
モータ100の角速度をサンプリングする際のΔtは、立ち上げ直後と目標角速度到達後を除いた時間の角速度を最低2点、好ましくは6点程度サンプリングできるような値Δtに設定する。例えば、モータ100の立ち上げ開始後300msで目標角速度に達するように制御する場合は、Δtは30ms〜40msの間に設定するのが好ましい。
立ち上げ直後と目標角速度到達後を除いた時間の角速度を複数点サンプリングした後、サンプリングした時間と角速度に基づいて、モータ100の立ち上がり特性の切片(立ち上がりタイミング)と傾きを算出する。そして、算出したモータ100の立ち上がり特性の切片と所定の立ち上がり特性の切片の差分が所定値以内であるか、算出したモータ100の立ち上がり特性の傾きと所定の立ち上がり特性の傾きの差分が所定値以内であるか判別する。所定値を超える場合には、モータ100の立ち上がり特性を補正する。
次に、モータ100の立ち上がり特性の切片及び傾きを補正する方法を説明する。ここで、立ち上がり特性の切片は、モータ100へ駆動信号(PWM制御信号)を出力し始めてから、実際にモータ100が始動するまでの時間に対応する。まず、立ち上がり特性の切片の補正方法を図12(a)(b)を参照しながら説明する。図12(b)に示すように、立ち上がり特性の切片を変更するには、制御値の初期値をNSTA1(点線)からNSTA2(実線)に変更する。なお、図12(b)において、スロープ生成部206が制御値を増加させる傾き(図7のΔT、ΔKで決まる)は変えていない。このように変更することにより、図12(a)に示すように、実際にモータ100が始動する時間(立ち上がりタイミング)がt(点線)からt(実線)に変更される。このとき、制御値の初期値の変更前後で立ち上がり特性の傾きはほとんど変わらない。なお、モータの始動時間の変更方法として、駆動信号の出力タイミングにずらす方法もあるが、制御が煩雑になるため、上述の方法が好ましい。
次に、立ち上がり特性の傾きの補正方法を図12(c)(d)を参照しながら説明する。図12(d)に示すように、立ち上がり特性の傾きを変更するには、スロープ生成部206が制御値を増加させる傾きを変更する。例えば、図7のΔTをΔTからΔTに変更、または、ΔKをΔKからΔKに変更する。なお、図12(d)において、制御値の初期値NSTAは変えていない。図12(c)に示すように、制御値を増加させる傾きを大きくするよう変更した場合、モータ100が目標角速度に達する時間は、変更前(点線)の時間tよりも早い時間tとなる。
上述した説明では、立ち上がり特性の切片と傾きの一方を補正する例を説明したが、切片と傾きの両方を変更してもよい。以上のように、制御値の初期値NSTAと制御値を増加させる傾き(ΔT、ΔK)を変更することで、モータ100の立ち上がり特性の切片と傾きを補正することができる。
図13は、CPU201が実行するモータ100の立ち上がり特性を補正する処理を示すフローチャートである。図13の処理は図10の処理と並行して実行される。モータ100の立ち上げ(起動)を開始するとき、CPU201は、一定の時間間隔Δt毎に(時間t〜t10)モータ100の角速度をサンプリングし、それぞれω〜ω10としてメモリ202に格納する(S901)。そして、CPU201は、立ち上げ直後と目標角速度到達後を除いた時間t〜tの角速度ω〜ωを用いて、モータ100の立ち上がり特性の切片(立ち上がりタイミング)ΩCAL及び傾きSCALをもとめる(S902)。
CPU201は、モータ100を停止(S903)した後、モータ100が異常停止したかどうかを判別する(S904)。ここで異常停止とは、モータ100にかかる負荷が重くなり、所定時間(例えば1秒以上)モータ100の角速度が目標角速度から所定量(例えば±7%程度)外れた状態が続いた状態や、エンコーダ110からの信号が所定時間(例えば100ms)入力されなかった状態をいう。
ステップS904で異常停止ではないと判断した場合は、検出した立ち上がり特性の傾きSCALと傾きの目標値であるSTAGとの差分(SCAL−STAG)が所定値−SVALよりも小さいか、すなわち、検出した立ち上がり特性の傾きが目標の傾きよりも所定値以上小さいか判定する(S905)。ここで、所定値SVALは、制御値を増加させる傾きを変更するか否かを決定するための閾値である。検出した立ち上がり特性の傾きが目標の傾きよりも所定値以上小さい場合は、立ち上がり特性の傾きを大きくするために、メモリ202に記憶されているΔKに所定値KVALを加算(増加率を所定量増加)し、加算結果を新しいΔKとしてメモリ202に格納する(S906)。ステップS905で差分(SCAL−STAG)が所定値−SVAL以上の場合、差分(SCAL−STAG)が所定値SVALよりも大きいか、すなわち、検出した立ち上がり特性の傾きが目標の傾きよりも所定値以上大きいか判定する(S907)。検出した立ち上がり特性の傾きが目標の傾きよりも所定値以上大きい場合は、立ち上がり特性の傾きを小さくするために、メモリ202に記憶されているΔKに所定値KVALから減算(増加率を所定量減少)し、加算結果を新しいΔKとしてメモリ202に格納する(S908)。
ステップS907で差分(SCAL−STAG)が所定値SVAL以下の場合、またはステップS906、S908の処理の後、検出した立ち上がり特性の切片ΩCALと切片の目標値であるΩTAGとの差分(ΩCAL−ΩTAG)が所定値−ΩVALよりも小さいか判定する(S909)。すなわち、ステップS909では、検出した立ち上がり特性の切片が目標の切片よりも所定値以上小さいか判定する。ここで、所定値ΩVALは、制御値の初期値を変更するか否かを決定するための閾値である。検出した立ち上がり特性の切片が目標の切片よりも所定値以上小さい場合は、立ち上がり特性の切片を大きくするために、メモリ202に記憶されているNSTAに所定値NVALを加算(第1の制御値を所定量増加)し、加算結果を新しいNSTAとしてメモリ202に格納する(S910)。すなわち、検出したタイミングが目標のタイミングよりも所定値以上遅い場合、第1の制御値を所定量増加させる。ステップS909で差分(ΩCAL−ΩTAG)が所定値−ΩVAL以上の場合、差分(ΩCAL−ΩTAG)が所定値ΩVALより大きいか、すなわち、検出した立ち上がり特性の切片が目標の切片よりも所定値以上大きいか判定する(S911)。検出した立ち上がり特性の切片が目標の切片よりも所定値以上大きい場合は、立ち上がり特性の切片を小さくするために、メモリ202に記憶されているNSTAから所定値NVALを減算(第1の制御値を所定量減少)し、加算結果をNSTAとしてメモリ202に格納する(S912)。すなわち、検出したタイミングが目標のタイミングよりも所定値以上早い場合、第1の制御値を所定量減少させる。
図13のフローによれば、1回のモータ起動につき、傾き及び切片は決められた範囲しか増減できないが、モータを起動するごとに増減処理を行っているので、負荷変動による補正は十分対応できる。また、1回で補正できないような負荷変動が起こった場合でも、数回起動することで補正することが可能であり、その間に生じるスリップ痕は微々たるものであるので問題はない。
このように、DCモータの起動時の立ち上がり特性を検知結果に基づいて検出し、検出した立ち上がり特性に応じて所定の立ち上がり特性に近づけるように、立ち上げ時の制御値の初期値である第1の制御値または立ち上げ時の制御値の増加率を補正する。更に、DCモータの起動時の立ち上がり特性の傾きを検出し、検出した傾きが目標の傾きよりも小さい場合、増加率を増加させ、検出した傾きが目標の傾きよりも大きい場合、増加率を減少させる。より詳しくは、検出した傾きが目標の傾きよりも所定値以上小さい場合、増加率を所定量増加させ、検出した傾きが目標の傾きよりも所定値以上大きい場合、増加率を所定量減少させる。また、DCモータの起動時のDCモータの立ち上がりタイミングを検出し、検出したタイミングが目標のタイミングよりも遅い場合、第1の制御値を増加させ、検出したタイミングが目標のタイミングよりも早い場合、第1の制御値を減少させる。より詳しくは、検出したタイミングが目標のタイミングよりも所定値以上遅い場合、第1の制御値を所定量増加させ、検出したタイミングが目標のタイミングよりも所定値以上早い場合、第1の制御値を所定量減少させる。
上述した制御を、各感光ドラム11を駆動するモータ100、及び、中間転写ベルト31を回動させる駆動ローラ32を駆動するモータに適用することにより、それぞれの立ち上がり特性を図8(a)のようにすることができる。すなわち、それぞれのモータの負荷に関係なく、それぞれのモータを所定の台形状に立ち上げることができ、それぞれのモータの立ち上がり特性を一致させることができる。図14は、各感光ドラム11a〜11dをそれぞれ駆動するDCモータ100a〜100dと、中間転写ベルト31を回転させる駆動ローラ32を駆動するDCモータ100eの制御ブロック図である。制御部200は、DCモータ100a〜eが駆動する各被駆動体の角速度を検知するエンコーダ110a〜eからのパルス信号に基づいて各角速度を検知する。そして、制御部200はDCモータ100a〜eの立ち上がり特性を検出し、DCモータ100a〜eの立ち上がり特性が一致するように、それぞれの第1の制御値または増加率を補正する。これにより、感光ドラム11と中間転写ベルト31の周速差をなくすことができ、一次転写部における感光ドラムと中間転写ベルトのスリップを防止して、感光ドラムや中間転写ベルトに傷が付くことを防止できる。
また、感光体ドラム11の駆動モータと中間転写ベルト31の駆動モータのいずれかがステッピングモータであれば、ステッピングモータは周知の制御により台形状に立ち上げることができる。従って、DCモータの立ち上がり特性をステッピングモータの立ち上がり特性に合わせることで、感光ドラム11と中間転写ベルト31の周速差をなくすことができる。これにより、一次転写部における感光ドラムと中間転写ベルトのスリップを防止して、感光ドラムや中間転写ベルトに傷が付くことを防止できる。
本実施形態では、駆動軸103に取り付けられたエンコーダ110によってモータ100の角速度を検知したが、モータ100からのFG信号に基づいて角速度を検知してもよい。また、感光ドラム11や中間転写ベルト31の周速を検知して、この検知結果に基づいて上述の処理を行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、制御値に基づいてモータ100をPWM制御する構成であったが、制御値に基づいてモータ100を電圧制御する構成にしてもよい。
100 モータ
110 エンコーダ
201 CPU
205 FB(フィードバック)制御部
206 スロープ生成部
207 駆動信号生成部

Claims (10)

  1. DCモータを制御するモータ制御装置において、
    前記DCモータの角速度を検知する検知手段と、
    前記DCモータにより駆動される被駆動体と、
    前記DCモータの起動時に、前記DCモータへ指示する制御値を、目標角速度より小さい角速度に対応する第1の制御値から前記目標角速度より大きい角速度に対応する第2の制御値まで所定の増加率で増加させ、前記検知手段の検知結果が前記目標角速度になったことに応じて、前記目標角速度に対応した第3の制御値(前記第1の制御値<前記第3の制御値<前記第2の制御値)に切り替える制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記DCモータの起動時の立ち上がり特性を前記検知手段の検知結果に基づいて検出し、前記検出された立ち上がり特性が目標の立ち上がり特性に近づくように前記第1の制御値および前記所定の増加率を補正することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記DCモータへ指示する制御値を前記目標角速度に対応した第3の制御値に切り替えた後、前記検知手段によって検知された角度速度と前記目標角速度とから求められた第4の制御値と前記第3の制御値との加算値を前記DCモータへ指示する制御値とすることを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記検知手段の検知結果に基づいて前記前記DCモータの立ち上がり特性の傾きを検出し、該検出した傾きが目標の傾きよりも小さい場合、前記所定の増加率を増加させ、該検出した傾きが該目標の傾きよりも大きい場合、前記所定の増加率を減少させることを特徴とする請求項1または2記載のモータ制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記検知手段の検知結果に基づいて前記DCモータの立ち上がり特性の切片を検出し、該検出した切片の値が目標の切片の値よりも小さい場合、前記第1の制御値を増加させ、該検出した切片の値が該目標の切片の値よりも大きい場合、前記第1の制御値を減少させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のモータ制御装置。
  5. 前記立ち上がり特性は、経過時間とDCモータの角速度との対応関係を示すことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のモータ制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記DCモータの1回の起動につき、前記補正を1回行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のモータ制御装置。
  7. 前記制御値は速度指令値であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のモータ制御装置。
  8. 前記制御手段により指示された前記制御値に基づいて、前記DCモータをパルス幅変調制御するための信号を生成する信号生成手段を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のモータ制御装置。
  9. 感光ドラム、前記感光ドラム上に形成された画像が転写される中間転写ベルトおよび該中間転写ベルトを駆動する駆動ローラとを有する画像形成装置であって、
    前記感光ドラムを駆動する第1のDCモータと、前記駆動ローラを駆動する第2のDCモータと、
    前記第1および第2のDCモータを制御する請求項1乃至8のいずれかに記載のモータ制御装置とを有することを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記検知手段は前記感光ドラムおよび前記中間転写ベルトの駆動軸の角速度を検知するエンコーダであることを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
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