JP5535105B2 - 多気筒回転式圧縮機の組立装置、及びその組立方法 - Google Patents
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Description
また、シリンダー間に挟設されている中間プレートは、回転軸が通過するための軸穴が設けられているが、圧縮室の機密性を確保するため、ピストンとの接触幅を一定以上設ける必要がある。そこで、中間プレートの軸穴は、その軸穴中心が上下軸受中心となるべく一致するように組み立てられる必要がある。
ここで、調芯する各部品(シリンダー、軸受部及び中間プレート)は回転軸の軸芯が基準となる。つまり、シリンダーの内径中心、軸受部の軸受中心及び中間プレートの軸穴中心を回転軸の軸芯と同軸に調芯することが組立の目的であるが、これらは仮組み状態で露出していない為、代わりにシリンダーの外径及び中間プレートの外径を組立の基準としている。よって、シリンダーの内径と外径とは、組立要求スペック内に収まるように同軸(同心)加工されていることが前提となる。同様に、中間プレートの軸穴と外径とは、組立要求スペック内に収まるように同軸(同心)加工されていることが前提となる。また、軸受部の軸受中心と軸受部に隣接するシリンダーの内径中心は、同軸直線上に組み立てられている事が前提となる。
図8に示すように、従来の組立装置は、位置決めクランプ10及び押さえクランプ12を備えている。位置決めクランプ10には、中間プレート7を押圧する(中間プレート7に当接する)中間プレート押圧部10a、及び、第1シリンダー6を押圧する(第1シリンダー6に当接する)第1シリンダー押圧部10bが形成されている。中間プレート押圧部10a及び第1シリンダー押圧部10bの先端部は、直線形状(平坦形状)となっている。また、押さえクランプ12には、平面視略V字形状の中間プレート押圧部12aが設けられている。
前記シリンダー又は前記軸受部の外周部に当接する第1のV溝部と、前記第1の中間プレートの外周部に当接する第2のV溝部と、が形成された位置決めクランプと、前記第1のV溝部が当接する部材と同一部材の外周部に当接する第3のV溝部と、前記第2のV溝部が当接する前記第1の中間プレートと共に前記中間プレートを構成する前記第2の中間プレートの外周部に当接する第4のV溝部と、が形成され、前記位置決めクランプと軸対象となる位置に設けられた押さえクランプと、前記位置決めクランプが設けられ、前記シリンダーの前記シリンダーの前記内径中心と略垂直方向である−X方向に前記位置決めクランプを移動させて、前記位置決めクランプを当接部品に当接させる第1の移動装置と、前記押さえクランプが設けられ、前記押さえクランプをX方向に移動させて、前記押さえクランプを当接部品に当接させる第2の移動装置と、を備えたものである。
なお、従来の多気筒回転式圧縮機の組立に当該組立装置を用いることも勿論可能である。
以下、本実施の形態1では、多気筒回転式圧縮機の一例として、密閉型の2シリンダーロータリー式圧縮機について説明する。なお、多気筒回転式圧縮機の組立装置及びその組立方法で組み立てられる多気筒回転式圧縮機は、2シリンダーロータリー式圧縮機に限定されるものではなく、3つ以上のシリンダーを有する圧縮機でも勿論よい。また、多気筒回転式圧縮機の組立装置及びその組立方法で組み立てられる多気筒式圧縮機は、密閉型に限定されるものではなく、圧縮機構部を駆動する駆動源も後述のモーターに限定されるものではない。
2シリンダーロータリー式圧縮機100は、密閉容器18内に、圧縮機構部50と、この圧縮機構部50の駆動源であるモーター19が収納されて構成されている。
図4は、従来の2シリンダーロータリー式圧縮機の圧縮機構部を示す要部拡大図(縦断面図)である。また、図5は、本発明の実施の形態1に係る2シリンダーロータリー式圧縮機の圧縮機構部を示す要部拡大図(縦断面図)である。以下、これら図4及び図5を用いて、本実施の形態1に係る中間プレートが2つのプレート(第1分割中間プレート及び第2分割中間プレート)で構成されている理由について説明する。なお、図4及び図5は圧縮機構部組立行程における圧縮機構部を示しており、その向きは、完成後の2シリンダーロータリー式圧縮機における圧縮機構部とは逆になっている。また、従来の2シリンダーロータリー式圧縮機及び本実施の形態1に係る2シリンダーロータリー式圧縮機において、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
本実施の形態2では、実施の形態1に係る2シリンダーロータリー式圧縮機100の組立装置(より詳しくは、中間プレート7の調芯機能を有する組立装置)について説明する。なお、本実施の形態2で特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。また、本実施の形態2に係る組立装置の理解を容易にするため、従来の組立装置をまず説明した後、本実施の形態2に係る組立装置について説明する。
ここで、第1シリンダー押圧部11bが本発明における第1のV溝部に相当し、中間プレート押圧部11aが本発明における第2のV溝部に相当する。
ここで、第1シリンダー押圧部13a1が本発明における第3のV溝部に相当し、中間プレート押圧部13b1が本発明における第4のV溝部に相当する。
従来の2シリンダーロータリー式圧縮機の圧縮機構部の組立方法と、実施の形態1で示した2シリンダーロータリー式圧縮機100の圧縮機構部50の組立方法とは、その基本的行程は同一である。
また、本実施の形態2に係る組立装置200は、従来の中間プレート(1枚のプレートで構成されたもの)の位置決めも勿論可能である。
Claims (5)
- シリンダー内径となる円筒状の貫通孔が形成され、該貫通孔の穴中心(以下、内径中心という)に沿った方向に積層された複数のシリンダーと、
複数の前記シリンダーの間に配置され、軸穴が形成された少なくとも1つの中間プレートと、
軸芯が前記シリンダーの前記内径中心及び前記中間プレートの前記軸穴の穴中心(以下、軸穴中心という)と沿うように、前記シリンダーの前記貫通孔及び前記中間プレートの前記軸穴を貫通し、前記シリンダーと対応する位置に偏芯部が形成された回転軸と、
前記回転軸の前記偏芯部に取り付けられた複数のピストンと、
積層方向の最外部側に位置する前記シリンダーにおける前記貫通孔の外側開口部を閉塞すると共に、前記回転軸を回転自在に支持する2つの軸受部と、
を備え、
前記中間プレートを、前記軸穴を通る分割面で分割された第1の中間プレートと第2の中間プレートで構成した多気筒回転式圧縮機を組み立てる組立装置であって、
前記シリンダー又は前記軸受部の外周部に当接する第1のV溝部と、前記第1の中間プレートの外周部に当接する第2のV溝部と、が形成された位置決めクランプと、
前記第1のV溝部が当接する部材と同一部材の外周部に当接する第3のV溝部と、前記第2のV溝部が当接する前記第1の中間プレートと共に前記中間プレートを構成する前記第2の中間プレートの外周部に当接する第4のV溝部と、が形成され、前記位置決めクランプと軸対象となる位置に設けられた押さえクランプと、
前記位置決めクランプが設けられ、前記シリンダーの前記シリンダーの前記内径中心と略垂直方向である−X方向に前記位置決めクランプを移動させて、前記位置決めクランプを当接部品に当接させる第1の移動装置と、
前記押さえクランプが設けられ、前記押さえクランプをX方向に移動させて、前記押さえクランプを当接部品に当接させる第2の移動装置と、
を備えたことを特徴とする組立装置。 - 前記押さえクランプは、前記第3のV溝部が形成された第1の押さえクランプと、前記第4のV溝部が形成された第2の押さえクランプと、を備え、
前記第1の押さえクランプ及び前記第2の押さえクランプの一方が、前記第2の移動装置に設けられ、
前記第1の押さえクランプ及び前記第2の押さえクランプの他方が、前記第1の押さえクランプ及び前記第2の押さえクランプの一方に対して±X方向に移動可能となるように、前記第1の押さえクランプ及び前記第2の押さえクランプの一方に設けられ、
前記第1の押さえクランプ及び前記第2の押さえクランプの他方に対してX方向に所定荷重を付与するクッションを備えたことを特徴とする請求項1に記載の組立装置。 - 前記位置決めクランプは、前記シリンダーの前記内径中心及び前記±X方向と略垂直な±Y方向に移動自在に、前記第1の移動装置に設けられ、
前記押さえクランプは、±Y方向に移動自在に、前記第2の移動装置に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の組立装置。 - シリンダー内径となる円筒状の貫通孔が形成され、該貫通孔の穴中心(以下、内径中心という)に沿った方向に積層された複数のシリンダーと、
複数の前記シリンダーの間に配置され、軸穴が形成された少なくとも1つの中間プレートと、
軸芯が前記シリンダーの前記内径中心及び前記中間プレートの前記軸穴の穴中心(以下、軸穴中心という)と沿うように、前記シリンダーの前記貫通孔及び前記中間プレートの前記軸穴を貫通し、前記シリンダーと対応する位置に偏芯部が形成された回転軸と、
前記回転軸の前記偏芯部に取り付けられた複数のピストンと、
積層方向の最外部側に位置する前記シリンダーにおける前記貫通孔の外側開口部を閉塞すると共に、前記回転軸を回転自在に支持する2つの軸受部と、
を備えた多気筒回転式圧縮機を組み立てる組立装置であって、
前記シリンダー又は前記軸受部の外周部に当接する第1のV溝部と、前記中間プレートの外周部に当接する第2のV溝部と、が形成された位置決めクランプと、
前記第1のV溝部が当接する部材と同一部材の外周部に当接する第3のV溝部と、前記第2のV溝部が当接する部材と同一の前記中間プレートの外周部に当接する第4のV溝部と、が形成され、前記位置決めクランプと軸対象となる位置に設けられた押さえクランプと、
前記位置決めクランプが設けられ、前記シリンダーの前記シリンダーの前記内径中心と略垂直方向である−X方向に前記位置決めクランプを移動させて、前記位置決めクランプを当接部品に当接させる第1の移動装置と、
前記押さえクランプが設けられ、前記押さえクランプをX方向に移動させて、前記押さえクランプを当接部品に当接させる第2の移動装置と、
を備えたことを特徴とする組立装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の組立装置を用いて前記多気筒回転式圧縮機を組み立てる組立方法であって、
調芯して組み付けられた前記シリンダー及び前記軸受部に前記回転軸を貫通させ、前記中間プレートを構成する前記第1の中間プレート及び前記第2の中間プレートを所定の位置に配置したものに、当該シリンダー又は当該軸受部の外周部に前記位置決めクランプ部の前記第1のV溝部を当接させる工程と、
前記第1のV溝部が当接する部材と同一部材の外周部に前記押さえプレートの前記第3のV溝部を当接させ、当該第2の中間プレートの外周部に前記押さえプレートの前記第4のV溝部を当接させ、前記位置決めプレートの前記第2のV溝部と前記押さえプレートの前記第4のV溝部とによって当該中間プレートを構成する当該第1の中間プレート及び当該第2の中間プレートを挟持することにより、当該シリンダーの前記貫通孔と当該中間プレートの前記軸穴との調芯を行う工程と、
を備えたことを特徴とする組立方法。
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