JP5535071B2 - 非沈降性グリコール系磁気粘性流体 - Google Patents

非沈降性グリコール系磁気粘性流体 Download PDF

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Description

関連出願との相互参照
本発明は、その開示を出典明示によりここに援用する「非沈降性グリコール系磁気粘性流体」と題された2007年8月1日出願の米国仮特許出願第60/953272号に基づく米国特許法第119条第(e)項の優先権を主張する。
磁気粘性流体は磁界分極性粒子成分と液体担体(キャリア)成分を含む磁場応答性流体である。磁気粘性流体は振動及び/又は雑音を制御するための装置又はシステムにおいて有用である。 磁気粘性流体は、ダンパー、ショックアブソーバー、弾性マウント等の様々な装置における減衰制御に提案されている。磁気粘性流体はまたブレーキ、クラッチ、及びバルブにおける圧力及び/又はトルク制御での使用について提案されている。 磁気粘性流体は、より高い降伏強度を示し、より大なる減衰力を生じせしめうるので、多くの用途において電気粘性流体よりも優れていると考えられる。
粒子成分組成物は典型的にはミクロン粒径の磁気応答性粒子を含む。磁場の存在下で、磁気応答性粒子は分極化し、それによって粒子又は粒子フィブリルの鎖に組織化される。粒子鎖は流体の見かけの粘度(流れ抵抗)を増加させ、磁気粘性流体の流れの発生を誘導するために超えられなければならない降伏応力を有する固体塊を生じせしめる。粒子は、磁場が取り除かれると未組織化状態に戻り、これが流体の粘度を低下させる。
炭化水素又はシリコーン油に基づく磁気粘性(MR)流体は、文献及び数多くの特許においてよく知られており、これらの流体に基づく多くの装置への応用がまた知られている。水性磁気粘性流体もまた知られているが、その限定された温度安定性とその潤滑性の欠如のためにこの流体に対する装置への応用は少ない。炭化水素系磁気粘性流体は、ゴムとキャリア流体の間の非適合性のために天然ゴムを含む装置(例えば自動車エンジンマウント)では満足できるものではないことが分かっている。シリコーン系流体は、ゴム材料とより適合性を有しているが、一般に費用が高く、シリコーン二次汚染の潜在性のために利用者の観点からは望ましいものではない。
グリコール系流体は天然ゴムと適合性があり、シリコーン流体に付随する欠点がなく許容可能な温度安定性を有している。Delphi社に譲受されたグリコール系磁気粘性流体の特許(米国特許第6824700号,Glycol-Based MR Fluids with Thickening Agent) は増粘剤として有機クレーを使用している。かかる流体には、真空に暴露されるとなかなかなくならない泡を形成するという欠点があり、これが、エンジンマウント製造者によって通常使用される真空充填操作にとって重要な問題である。
本発明の目的は、泡を形成せず、エンジンマウント又は類似の装置に満足して使用できる最小の沈降性のグリコール系流体を提供することにある。
本発明の一実施態様では、ヒュームドシリカ、イオン性チキソトロピー添加剤、及び少なくとも幾らかの水を含むグリコール系流体を含有する磁気粘性流体が提供される。このような流体は、特許文献には記載されておらず、特許文献は主として炭化水素、シリコーン油、及び少量のグリコールを含む水性流体を開示している。
本発明の第一の態様では、磁気応答性粒子、増粘剤、イオン性チキソトロピー添加剤、及びキャリア流体(担体流体)を含有し、該キャリア流体が少なくとも50重量%のグリコール化合物を含むグリコール・水混合物を含む磁気粘性流体が提供される。本発明の好適な一実施態様では、キャリア流体はエチレンとプロピレングリコールの混合物を含む。本発明の他の好ましい実施態様では、水が、キャリア流体の重量の50重量パーセントまでの量でキャリア流体中に存在している。本発明のまた更に好ましい実施態様では、水が、キャリア流体の重量の、約0.01から約10重量パーセントまで、約0.1から約5重量パーセントまで、及び少なくとも2.0重量パーセントの量で存在している。
本発明の一実施態様では、増粘剤は、好ましくは200m/g以下のBET表面積を含む、未処理のヒュームドシリカを含む。本発明の他の好ましい実施態様では、増粘剤は、磁気粘性流体の全重量の0.01から5.0重量パーセントで、0.5から3.0重量パーセントで、及び約1.5重量パーセントで、磁気粘性流体中に存在している。
本発明の他の実施態様では、イオン性チキソトロピー化合物は構造AB を有し、ここでAが+yの電荷(価数)を持つカチオンであり、Bが一価アニオンである。本発明の好ましい実施態様では、カチオンはアルカリ金属とアルカリ土類金属の少なくとも一を含み、アニオンは、ハロゲン化物、無機オキソアニオン、カルボキシレート、及びアルコキシドの少なくとも一を含む。
本発明の一実施態様では、アニオンは次の式:
R−CO
(ここで、Rはアルキル又はアリール基を含む)
を含む。本発明の好適な一実施態様では、RはCH又はCを含む。
本発明の好ましい実施態様では、イオン性チキソトロピー添加剤は、亜硝酸ナトリウム及び塩化ナトリウムの少なくとも一を含み、及び/又はイオン性チキソトロピー添加剤は、有機カルボン酸塩、酢酸ナトリウム及び/又は安息香酸ナトリウムを含む。
本発明の好ましい実施態様では、イオン性チキソトロピー添加剤は、キャリア流体1グラム当たり少なくとも約0.0007モルイオンのイオン強度をもたらし、磁気粘性組成物の全重量の少なくとも0.7重量パーセントで存在し、ヒュームド金属酸化物1グラム当たり少なくとも約0.01モルイオンの量で存在し、増粘剤に対して過剰なイオン量を提供するのに効果的な量で存在し、磁気粘性組成物の全重量の0.05から5.0重量パーセントで存在している。
本発明のまた更なる実施態様では、磁気的に応答性の粒子は、磁気粘性流体の全体積の約15から約45体積パーセントの量で存在している。
得られる流体は、これまでにグリコール流体と比較してそれらを顧客が使用するのを容易にする独特のレオロジーを有している。流体は低い起泡性であり、よって有機クレー増粘剤を用いて製造した流体よりも改善されている。グリコール流体への少量の水の添加はその低温粘度を減少させることが期待される。これらの全てがDelphi米国特許第6824700号に対する改善となっている。
このような流体のレオロジーは、休止状態での流体は高降伏応力を持つゲル様構造を有しており、剪断時に降伏応力が大幅に減少する結果、材料が容易に流れるという点で独特である。高降伏応力の回復には何分間から何時間も必要となるので、直ぐにその降伏応力を回復する他の増粘剤を含むグリコール流体と比較すると、脱気及び充填手順が単純化されることになる。
本発明の第一実施態様では、磁気応答性粒子、少なくとも50重量%のグリコール化合物を含むグリコール・水混合物を含むキャリア流体、増粘剤、及びイオン性チキソトロピー添加剤を含有する磁気粘性流体が提供される。
本発明において有用な磁気応答性粒子は、磁気粘性活性を示すことが知られている任意の固体でありうる。本発明において有用である典型的な粒子成分は、例えば常磁性、超常磁性又は強磁性化合物からなる。使用することができる磁気応答性粒子の特定の例は、鉄、鉄合金、酸化鉄、鉄窒化物、炭化鉄、カルボニル鉄、二酸化クロム、低炭素鋼、ケイ素鋼、ニッケル、コバルト、及びそれらの混合物のような材料からなる粒子を含む。酸化鉄は、あらゆる既知の純粋な酸化鉄、例えばFe及びFe、並びにマンガン、亜鉛又はバリウムのような他の元素を少量含むものを含む。酸化鉄の特定の例は、フェライト及び磁鉄鉱を含む。また、磁気応答性粒子成分は、既知の鉄合金の任意のもの、例えばアルミニウム、ケイ素、コバルト、ニッケル、バナジウム、モリブデン、クロム、タングステン、マンガン及び/又は銅を含むものからなりうる。
本発明において磁気応答性粒子として使用することができる鉄合金は、鉄−コバルト及び鉄−ニッケル合金を含む。磁気粘性組成物に使用するのに好ましい鉄−コバルト合金は約30:70から95:5、好ましくは約50:50から85:15の範囲の鉄:コバルト比を有する一方、鉄−ニッケル合金は約90:10から99:1、好ましくは約94:6から97:3の範囲の鉄−ニッケル比を有する。鉄合金は、合金の延性及び機械的性質を改善するために、少量の他の元素、例えばバナジウム、クロム等を含みうる。これらの他の元素は典型的には約3.0重量パーセント未満である量で存在する。
本発明で使用されるために最も好ましい磁気応答性粒子は、約95パーセントを超えるか少なくとも約95パーセントの鉄の高い鉄含有量の粒子である。好ましくは、使用される磁気応答性粒子は約0.01パーセント未満の炭素を有する。特に好ましい実施態様では、磁気応答性粒子は、約98パーセントから約99パーセントの鉄及び約1パーセント未満の酸素及び窒素を含む。かかる粒子は、例えば溶融鉄の水噴霧又はガス噴霧によって得ることができる。これらの特性を有する鉄粒子は市販されている。
本発明に係る粒子成分は、典型的には金属粉末の形態である。磁気応答性粒子の粒径は磁場がかけられたときにそれがマルチドメイン特性を示すように選択されなければならない。磁気応答性粒子の平均数粒径分布は、一般に6及び約100ミクロンの間、好ましくは約10及び約60ミクロンの間である。最も好ましい実施態様では、磁気応答性粉末の平均数粒径分布は約5から約15ミクロンである。粒子成分は、平均数粒径分布が記載された通りである限り、様々な粒径の磁気応答性粒子を含みうる。好ましくは、粒子成分は粒径が少なくとも16ミクロンである粒子を少なくとも約60パーセント含む。最も好ましくは、粒子成分は、少なくとも10ミクロンの粒径である粒子を少なくとも約70パーセント含む。磁気応答性粒子の粒径は、走査型電子顕微鏡、レーザ光散乱法によって決定するか、特定のメッシュサイズを提供する様々な篩いを使用して測定できる。
本発明の磁気応答性粒子は好ましくは球状の形状であるが、また不定形又は他の非球状の形状であってもよい。本発明に係る非球状磁気応答性粒子の粒子分布は、分布内に幾らかの略球状の粒子を有しうる。しかしながら、好ましい実施態様における粒子の約50から約70パーセントは不定形を有する。本発明において有用な最も好ましい磁気応答性粒子は少なくとも99パーセントの鉄を含む球状カルボニル鉄粒子である。
磁気応答性粒子は、全磁気粘性組成物の約60から約90重量パーセントの量で、好ましくは約65から約80重量パーセントの量で、磁気粘性組成物中に存在している。
キャリア流体はキャリア流体の重量に基づいて少なくとも50重量パーセントのグリコール成分を含む。本発明の好ましい実施態様では、グリコール成分は、エチレングリコール、プロピレングリコール、他の市販のグリコール、及びその混合物の少なくとも一を含む。本発明の例示的な実施態様では、グリコール系流体は、本質的にプロピレングリコールとエチレングリコールからなる。プロピレングリコールに対して観察される大なる増粘効果のために、グリコール系流体は有利には約70:30から約0:100のエチレングリコール対プロピレングリコール非を含む。本発明の他の例では、グリコール系流体は少なくとも約50重量のプロピレングリコールと残部エチレングリコールを含む。本発明の他の例では、グリコール系流体は100重量パーセントのプロピレングリコールを含む。
キャリア流体中の水の量は用途に応じて変動する。本発明の一実施態様では、キャリア流体は、キャリア流体の全重量に基づいてほぼ50重量パーセントの水を含みうる。本発明の好ましい実施態様では、水含有量は、磁気粘性流体の全重量に基づいて、約0.01重量パーセントから約10重量パーセントを含む。本発明の更により好ましい実施態様では、水は磁気粘性流体の全重量に基づいて、約0.1から約5重量パーセント存在する。
本発明の更なる実施態様では、増粘剤が、流体の粘度を改善し、沈降防止特性を提供するために加えられる。本発明の好ましい実施態様では、増粘剤は未処理ヒュームドシリカを含む。未処理ヒュームドシリカは、コロイド状シリカ、合成シリカ、コロイド状二酸化ケイ素、シリカコロイダリス・アンハイドリカ(colloidalis anhydrica)及び軽質無水ケイ酸としても知られている。未処理ヒュームドシリカは、二酸化ケイ素の新たに形成された溶融粒子がコロイドになり分岐鎖を形成するときに製造過程中に形成されるその凝集粒子構造のために好ましい増粘剤である。鎖が冷えるとき、一緒に混合して機械的な絡み合いを形成し、これが微細で軽い粉末を生じる。よって、本発明の他の実施態様では、増粘剤は、ヒュームドシリカのものと類似の構造を有する金属酸化物、好ましくはヒュームド金属酸化物を含む。
未処理ヒュームド金属酸化物(シリカ)タイプのなかでは、低い表面積が沈降防止特性を向上させるのにより効果的であり、200m/g又はそれ以下のBET表面積が好ましい。当該分野で知られているように、殆どの金属酸化物粒子の表面積はS. Brunauer, P. H. Emmet, 及びI. Teller, J. Am. Chemical Society, 60, 309 (1938)の方法によって決定することができ、これは一般的にBET法と称される。
本発明の一実施態様では、増粘剤は磁気粘性流体の約0.01から5.0、好ましくは約0.5から3.0体積パーセントの範囲の量で用いられる。発明の他の実施態様では、更なるチキソトロピー剤、例えばコロイドサイズのシリカ粒子及び同様のケイ素含有粒子、例えばアルミノケイ酸塩及びケイ酸マグネシウムを使用することができる。
イオン性チキソトロピー添加剤はヒュームドシリカを含むグリコール流体中において増粘を誘発するために提供される。ヒュームドシリカと組み合わせてこの添加剤を添加すると、予期できない増粘を生じ、沈降防止特性を更に向上させる。
本発明の一実施態様では、イオン性チキソトロピー添加剤は、タイプAB を有し、ここでAは+yの電荷(価数)を持つカチオンであり、Bは一価アニオンである。イオン性化合物はキャリア流体に十分に可溶性でなければならない。適切なカチオンは任意のアルカリ金属イオン又はアルカリ土類金属イオン、Al3+、遷移金属列の酸化還元安定な金属イオンを含む。他の可能なアニオンは、そのような化合物がキャリア流体中で可溶性である限り、小有機モノアニオン、例えばカルボキシレート及びアルコキシドを含みうる。
本発明の好適な一実施態様では、有機アニオンは、一般式R−CO (ここで、RはCH又はCを含む)を有する。より一般的には、Rは、グリコール流体中の得られた塩の溶解度が所望の沈降防止特性を付与するのに十分である限り、任意のアルキル又はアリール基でありうる。有機アニンのカチオンはまた過去に記載された一価カチオンの何れかでもありうる。
本発明の最も好ましい実施態様では、イオン性チキソトロピー添加剤は、亜硝酸ナトリウムと塩化ナトリウムの少なくとも一を含む。理論によって拘束されることを望むものではないが、発明者等はイオンが増粘剤粒子間の相互作用を向上させていると思量する。また、所定量の水が増粘を効果的にするために必要とされることが見出された。
イオン性化合物の推定される作用機序はそのイオン化形態を通してなされるので、流体製剤中のイオン性物質の量はイオン強度によって良好に定まる。他の因子のなかでも、イオン強度はイオン性チキソトロピー添加剤の溶解度及び解離度に依存して変動するので、添加剤の生の重量パーセントは、増粘剤を亢進し補填するのに利用できるイオン性物質の量を必ずしも予測できるものではない。
本発明の好ましい実施態様では、イオン強度は、キャリア流体1グラム当たり少なくとも約0.0007モルイオン、又はヒュームド金属酸化物1グラム当たり少なくとも約0.01モルイオンであるべきである。一例として、最小のイオン量はNaCl及びNaNO.のような化合物に対して全製剤の約0.7重量パーセントである。最大の有用なイオン量は、与えられたイオン性化合物に対する飽和点であり、変動するであろう。しかしながら、増粘剤に対して十分なイオン利用性を確保するために過剰なイオン性チキソトロピー添加剤を提供することも本発明の範囲内である。
本発明の他の実施態様では、イオン性チキソトロピー添加剤は組成物の全重量に基づいて、0.05から5.0重量パーセントの量で存在する。
本発明の他の実施態様では、磁気粘性流体は、場合によっては、更なる粘度調整剤、腐食を制限するための添加剤、例えばアルキルアミン、アルキルアルカノールアミン、分散剤又は界面活性剤、pHシフター、塩、脱酸性化剤(deacidifiers)、酸化防止剤、又は更なる潤滑剤を含んでいてもよい。
本発明の好ましい実施態様では、MR流体のpHは、好ましくは8.5から11の範囲、より好ましくは9から10.5の範囲のアルカリ度を有する。これは、アルカリ金属及びアルカリ土類水酸化物、アンモニア水、有機アミン、又はその混合物を含む任意の一般的なpH調整剤を用いて達成することができる。特に適した化合物は、不凍製剤に一般的に使用されるアルキルアルカノールアミン化合物のような、防食剤としても作用することができるものである。
分散剤の例は、カルボン酸塩石鹸、例えばステアリン酸リチウム、ヒドロキシステアリン酸リチウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム、オレイン酸第一鉄、ナフテン酸第一鉄、ステアリン酸亜鉛、トリステアリン酸及びジステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸ストロンチウム及びそれらの混合物を含む。
酸化防止機能をもたらす任意成分の添加剤の例は、ジチオリン酸亜鉛、ヒンダードフェノール、芳香族アミン、及び硫化フェノールを含む。潤滑剤の例は、有機脂肪酸及びアミド、ラード油、及び高分子量有機リン化合物、リン酸エステルを含む。合成粘度調整剤の例は、オレフィン、メタクリレート、ジエン又はアルキル化スチレンのポリマー及びコポリマーを含む。また、立体的安定化機能をもたらす他の任意成分添加剤は、フルオロ脂肪族ポリマーエステルを含み、化学カップリングをもたらす化合物は、有機チタン酸塩、有機アルミン酸塩、有機シリコーン、及び有機ジルコン酸塩カップリング剤を含む。
脱酸素剤としても知られている錆止め剤の例はよく知られており、典型的には様々な亜硝酸塩又は硝酸塩化合物を含む。錆止め剤の特定の例は、亜硝酸ナトリウム、硝酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、ホウ砂、エタノールアミンリン酸、及びそれらの混合物を含む。また、水酸化ナトリウムのような他のアルカリ化剤を加えて、磁気粘性物質がその寿命の間中アルカリ性のままであることを確保してもよい。水及び水/エチレングリコール混合物のための様々な錆止め剤の記述は、(1)H. H. Uhlig及びR. W. Revie, "Corrosion and Corrosion Control," Third Edition, John Wiley (1985);(2)M. J. Collie編, "Corrosion Inhibitors," Noyes Data Corp. (1983);(3)M. Ash及びI. Ash, "Handbook of Industrial Chemical Additives," VCH Publications, New York (1991),錆止め剤のセクション, pp. 783-785;(4)McCutcheon's "Volume 2: Functional Materials, North American Edition," Mfg. Confectioner Publ. Co. (1992), 錆止め剤のセクション,pp. 73-84;及び(5)R. M. E. Diamant, "Rust and Rot," Argus and Robertson, London (1972), p. 59.に見出すことができる。
当業者であれば特定の製剤において所望される任意の添加剤成分を容易に選択することができる。任意成分の量は、典型的にはそれぞれ、磁気粘性流体の全体積に基づいて約0.25から約12体積パーセントの範囲とすることができる。好ましくは、任意成分はそれぞれ磁気粘性流体の全体積に基づいて約0.5から約7.5体積パーセントの範囲で存在する。
実施例1
Figure 0005535071
実施例1及び実施例2に記載された製剤で製造した流体は、攪拌しないで一晩放置した後、透明な層を有しておらず、濃厚なヨーグルトのような粘稠度を有していた。手で軽く振った後、流体は容易に流れ、攪拌後少なくとも10分間は容易に流れ続けた。
実施例2
Figure 0005535071
上記製剤の全ては、66重量パーセントのカルボニル鉄、2.45重量パーセントの水、1.5重量パーセントの増粘剤及びイオン性チキソトロピー添加剤としての0.83重量パーセントのNaClを用いて調製した。その沈降特性は、製剤を目盛り付きシリンダー中で24時間の間、静置することによって試験した。鉄粒子が沈降を開始すれば「透明層」が流体の上部に見えるようになる。沈降度合いは透明層を占める流体の割合に対応する。
製剤1及び2中のヒュームドシリカは、24時間の間にわたって沈降を示さなかった。380m/gの表面積を持つ製剤3のヒュームドシリカは僅かな沈降を示し、4パーセントの透明層を生じた。
製剤4のコロイド状シリカは効果的ではなく、製剤5−7に示されるように、分極表面が少ないように表面改質された処理ヒュームドシリカも効果的ではなかった。処理ヒュームドシリカはまた流体に空気を保持させたが、これは望ましくなく、泡発生を生じうる。
よって、続く詳細な説明が良好に理解されるため、また当該分野に対する本貢献がより良く理解されるために、本発明のより重要な特徴をかなり広く概説した。明らかに、以下に記載され、添付の特許請求の範囲の主題事項を形成する本発明の更なる特徴が存在する。この点、発明の幾つかの実施態様を詳細に説明する前に、本発明が、次の説明に記載される詳細及び構成及び成分の配置にその応用において限定されないことが理解されなければならない。発明は他の実施態様が可能であり、様々な形で実行され実施できる。
ここでの用語法及び専門用語は明細書記載のためのものであり、如何なる点でも限定するものとみなされるべきではないことがまた理解されなければならない。当業者であればこの開示が基づいている概念を理解し、それがこの開発の幾つかの目的を実施するための他の構造、方法及びシステムを設計するための基礎として即座に利用できることを理解するであろう。特許請求の範囲は、均等な構成を、それが本発明の精神及び範囲から逸脱しない限り、含むものとみなされなければならないことは重要である。

Claims (21)

  1. 磁気応答性粒子、
    未処理のヒュームドシリカを含む増粘剤、
    構造AB (ここでAは+yの電荷(価数)を持つカチオンであり、Bは一価アニオンである)を有するイオン性チキソトロピー添加剤、及び
    なくとも50重量%のグリコール化合物を含むグリコール・水混合物を含むキャリア流体
    を含有する磁気粘性流体。
  2. 未処理のヒュームドシリカが、200m/g以下のBET表面積を有する請求項1に記載の磁気粘性流体。
  3. カチオンがアルカリ金属とアルカリ土類金属の少なくとも一を含む請求項1又は2に記載の磁気粘性流体。
  4. アニオンが、ハロゲン化物、無機オキソアニオン、カルボキシレート、及びアルコキシドの少なくとも一を含む請求項1から3の何れか一項に記載の磁気粘性流体。
  5. アニオンが次の式:
    R−CO
    (ここで、Rはアルキル又はアリール基を含む)
    を含む請求項に記載の磁気粘性流体。
  6. イオン性チキソトロピー添加剤が、亜硝酸ナトリウム及び塩化ナトリウムの少なくとも一を含む請求項1から4の何れか一項に記載の磁気粘性流体。
  7. イオン性チキソトロピー添加剤が、有機カルボン酸塩を含む請求項1から5の何れか一項に記載の磁気粘性流体。
  8. イオン性チキソトロピー添加剤が、酢酸ナトリウムを含む請求項1から4の何れか一項に記載の磁気粘性流体。
  9. イオン性チキソトロピー添加剤が、安息香酸ナトリウムを含む請求項に記載の磁気粘性流体。
  10. キャリア流体が、エチレングリコールとプロピレングリコールの混合物を含む請求項1から9の何れか一項に記載の磁気粘性流体。
  11. 水が、キャリア流体の重量の50重量パーセントまでの量でキャリア流体中に存在している請求項1から10の何れか一項に記載の磁気粘性流体。
  12. 水が、磁気粘性流体の全重量の約0.01から約10重量パーセントまでの量で存在している請求項1から11の何れか一項に記載の磁気粘性流体。
  13. 水が、キャリア流体の重量の少なくとも2.0重量パーセントの量でキャリア流体中に存在している請求項1から12の何れか一項に記載の磁気粘性流体。
  14. 増粘剤が、磁気粘性流体の全重量の0.01から5.0重量パーセントで磁気粘性流体中に存在している請求項1から13の何れか一項に記載の磁気粘性流体。
  15. 増粘剤が、磁気粘性流体の全重量の0.5から3.0重量パーセントで磁気粘性流体中に存在している請求項14に記載の磁気粘性流体。
  16. イオン性チキソトロピー添加剤が、キャリア流体1グラム当たり少なくとも約0.0007モルイオンのイオン強度をもたらす請求項1から15の何れか一項に記載の磁気粘性流体。
  17. イオン性チキソトロピー添加剤が、磁気粘性組成物の全重量の少なくとも0.7重量パーセントで存在している請求項1から15の何れか一項に記載の磁気粘性流体。
  18. イオン性チキソトロピー添加剤が未処理のヒュームドシリカ1グラム当たり少なくと0.01モルイオンの量で存在している請求項1から15の何れか一項に記載の磁気粘性流体。
  19. イオン性チキソトロピー添加剤が増粘剤に対して過剰なイオン量を提供するのに効果的な量で存在している請求項1から15の何れか一項に記載の磁気粘性流体。
  20. イオン性チキソトロピー添加剤が磁気粘性組成物の全重量の0.05から5.0重量パーセントで存在している請求項1から15の何れか一項に記載の磁気粘性流体。
  21. 磁気的に応答性の粒子が、磁気粘性流体の全体積の約15から約45体積パーセントの量で存在している請求項1から20の何れか一項に記載の磁気粘性流体。
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