JP5534995B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式により複数色のトナーを用いて多色画像形成を行う画像形成装置に関し、特に、本発明は、回転式現像装置を備え、中間転写体を用い4パス多重転写方式により多色画像を形成する画像形成装置に好適に具現化し得る。
従来より、像担持体に形成したトナー像を一旦中間転写体に転写し、その後転写材に転写して画像を得る中間転写方式の画像形成装置は、様々な転写材への対応が可能であるといった特徴を有している。従って、特に複数色の色を重ねるカラー画像形成装置として多数提案されている。
このようなカラー画像形成装置においても、特に、回転式現像装置を備え、中間転写体を用い4パス多重転写方式により多色画像を形成する画像形成装置が広く使用されている。この画像形成装置は、複数の現像器を回転体(ロータリー)に搭載し、所定の現像器を像担持体と対向した現像位置へと移動して、像担持体上の静電潜像をトナー像とし、このトナー像を中間転写体に転写する構成とされる。
中間転写体は、通常、無端状のベルト体であり、半導電性のゴムや樹脂材(ポリイミド、ポリカーボネート、PVDF等)で構成されたものが多用されている。これら樹脂ベルトに適当な張力を付与し、ベルト体を駆動ローラを用いて回転駆動する。従って、一連の画像形成プロセスによって形成された各色のトナー画像を中間転写ベルト上に重畳して形成することが可能である。
このような中間転写体をクリーニングする手法としては、一般的にファーブラシクリーニングやブレードクリーニングが用いられるが、これらの手法では中間転写体表面を力学的に摺擦するため、表面の劣化やトナーの融着が発生しやすいという問題があった。
また、クリーニングしたトナーを回収するための機構や廃トナーを貯めるための容器が必要になり、ユーザーメンテナンスに劣るという問題もあった。
そこで、特許文献1には、転写されなかった中間転写体上の残余トナーを帯電手段によって再帯電し、感光ドラムに回収する方法が提案されている。この方法では、残余トナーを感光ドラムのクリーニング装置に回収できるため、余分な廃トナー容器が不要になるだけでなく、中間転写体の劣化が少ないというメリットがある。
さらに、この方法では、感光ドラムから中間転写体へのトナーの転写を行いながらも同時に残余トナーの回収も行う転写同時クリーニングを行うことが可能である。
特開平9−50167号公報
電子写真方式の多色画像形成装置としては、近年4つの画像形成部を備えたタンデム方式の装置が商品化されている。タンデム方式は、その最大の特徴として高速な印字速度が挙げられる。4パス多重転写方式においては原理的には単純計算で印字速度がタンデム方式の25%にしか過ぎない。このため、4パス多重転写方式では、より一層のコンパクト化及びローコスト化が必要とされつつある。
従来例のようなクリーニング手法において、一般的にトナーの帯電手段としては、ブラシやローラが用いられている。そして、ネガトナーを用いたイメージ露光、反転現像系の電子写真装置では、帯電ローラに正バイアスを印加し、負に帯電されている感光ドラムに残余トナーを回収する。
4パス多重転写方式においては、多色画像形成時には帯電手段は中間転写体に対して離間する必要があるため、帯電手段を当接離間させる機構を備えるものが一般的である。
また、帯電手段としては、一般的にローラやブラシが用いられ、それらを複数備えるものもある。
さらに、コストダウンのため帯電手段に電圧を印加する電源を転写用バイアスの電源など他の構成部材と共通にする場合には、帯電手段専用の電源を持つ場合と同等の印字速度を保つために、帯電手段が離間している時にも電圧を印加する場合もある。
そのため、特にブラシを帯電手段に用いる場合では、ブラシの先端が自由状態になるため、周りの構成部材への電流のリークが発生し易いという問題がある。
リークの発生を防止するために、帯電手段に電圧を印加する電源を専用に設けることが考えられる。また、電源を他の構成部材と共通化していても電気的なスイッチを設けるなどして、他の構成部材へ電圧を印加中であっても、帯電手段への電圧印加はストップすることなども考えられる。しかし、いずれもコストアップを招いてしまう。
また、リークが発生することのないように絶縁距離を確保するということも考えられるが、複雑な離間機構が必要になるか、若しくは、画像形成装置本体のサイズアップを招いてしまう。
本発明の目的は、上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、帯電手段としてブラシを使用する場合に、ブラシにおける電流リークの発生を抑制する画像形成装置を提供することにある。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、トナー像を担持する像担持体と、
一次転写部で前記像担持体からトナー像を一次転写され、二次転写部で記録材にトナー像を二次転写するために移動可能な中間転写体と、
前記中間転写体の移動方向において、前記二次転写部の下流側で、且つ、前記一次転写部の上流側に配置され、前記中間転写体に対して当接離間する帯電部材と、
前記中間転写体の移動方向において、前記帯電部材に隣接して配置され、前記中間転写体に対して当接離間する帯電ブラシと、を有し、前記帯電部材と前記帯電ブラシは、前記中間転写体に当接した状態で、前記二次転写部で転写材に転写されず残留した残留トナーを帯電する画像形成装置において、
前記帯電ブラシと前記帯電部材の間に、前記帯電ブラシの毛先を規制するシート部材を有し、前記シート部材の先端部は、前記帯電ブラシが前記中間転写体から離間した状態において、前記帯電ブラシの先端より前記中間転写体側へと突出していることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、帯電ブラシにおける電流リークの発生を抑制することが可能である。
本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構成断面図である。 図1の画像形成装置における中間転写体回りの構成を説明する拡大断面図である。 従来の中間転写体クリーニング用の帯電手段の当接状態を示す概略図である。 従来の中間転写体クリーニング用の帯電手段の離間状態を示す説明図である。 本発明の第一の実施例に係る中間転写体クリーニング用の帯電手段の当接状態を示す説明図である。 本発明の第一の実施例に係る中間転写体クリーニング用の帯電手段の離間状態を示す説明図である。 本発明の第二の実施例に係る中間転写体クリーニング用の帯電手段の当接状態を示す説明図である。 本発明の第二の実施例に係る中間転写体クリーニング用の帯電手段の離間状態を示す説明図である。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
(画像形成装置の全体的な概略構成)
図1、図2に、本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構成を示す。本実施例の画像形成装置は、中間転写体としての中間転写ベルト用いた4パス多重転写方式のカラー画像形成装置の一例である。
本実施例の画像形成装置は、像担持体としてのドラム状の電子写真感光体(以下、「感光ドラム」という。)1を備えている。感光ドラム1の周面には、図中R1方向に沿って順に、帯電器2、感光ドラム1にレーザー光を照射する露光装置4、現像装置8、中間転写体である中間転写ベルト80、及び感光ドラムクリーニング装置3が配置されている。現像装置8は、本実施例では、回転式現像装置とされ、回転体であるロータリ22に、4色の現像器8a、8b、8c、8dが搭載されて構成されている。ロータリ22は、駆動手段(図示せず)により駆動制御され、所定の現像器を感光ドラム1と対向した現像位置へと回転移動する。
回転方向R1に表面速度100mm/secで回転駆動される感光ドラム1は、その表面が帯電器2によって負極性に帯電される。帯電器2には、帯電器電源6により交番電圧に直流電圧を重畳した帯電バイアスが印加される。帯電器2によって帯電された感光ドラム1表面の電位は、通常、−500V程度である。
帯電された感光ドラム1は、画像情報に応じた露光装置4の露光5により表面に静電潜像が形成される。ここで、露光装置3は、レーザー等の光源、ラスタスキャンを行うための6面のポリゴンミラー、結像のためのレンズ、折り返しミラー等を備えている。この静電潜像は、現像装置8のロータリ22により現像位置に配置された1色目のイエローの現像器8aによって負極性に帯電されたイエローのトナーが付着し、トナー像として現像される。
中間転写ベルト80は、駆動ローラ11、補助ローラ12、テンションローラ13からなる複数の支持ローラに支持されている。中間転写ベルト80は、厚さ0.05mm〜0.3mm程度の無端状の樹脂ベルトを、カーボン、ZnO、SnO2、TiO2、その他の導電性の充填材により、体積抵抗率107〜1011Ω・cm程度に抵抗調整したものを用いることができる。この場合、樹脂ベルトの材質としては、例えば、PVdF(ポリフッ化ビニリデン)、ナイロン、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PI、PEEK、PPS、ポリカーボネート等を用いることができる。
そして、駆動ローラ11の図中R2方向への回転に伴って、中間転写ベルト80は図中R3方向に回転する。そして、第1の転写位置に配置された、中間転写ベルト80に従動回転する第1の転写手段としての一次転写ローラ81に、バイアス電源84から正極性の一次転写バイアスが印加される。それにより、感光ドラム1上のトナー像は、一次転写ニップ部N1を介して中間転写ベルト80に一次転写される。ここでは一次転写バイアスとして、直流電圧を用いている。また、一次転写ローラ81としては、EPDM、ウレタンゴム、CR、NBR等にカーボンなどの抵抗調整剤を加え、体積抵抗率を調整した材料を用いることが一般的である。
一次転写後の感光ドラム1は、弾性体ブレードを有する感光ドラムクリーナー3によって表面の一次転写残トナーが除去される。
以上の帯電、露光、現像、一次転写、クリーニングの一連の画像形成プロセスを、各現像器8b、8c、8dに収納された2色目マゼンタ、3色目シアン、4色目ブラックのトナーについても行う。つまり、一連の画像形成プロセスを、ロータリ22を回転させて各色それぞれの現像器を現像位置に移動させて繰り返し行って、中間転写ベルト80上に4色のトナー像を重ね合わせる。
そして、第2の転写位置に配置された、図中R4方向に回転する第2の転写手段としての二次転写ローラ82に、バイアス電源85から正極性の二次転写バイアスが印加される。これにより、中間転写ベルト80上のトナー像は、二次転写対向ローラ11上の二次転写ニップ部N2を介して転写材P表面に一括して二次転写される。なお、二次転写バイアスとして、直流電圧を用いている。
表面に未定着トナー像を担持した転写材Pは、定着装置20に搬送され、ここで表面のトナー像が定着されて画像形成が完了する。
一方、上述の二次転写が終了した後、転写材Pに転写されずに中間転写ベルト80上に残った転写残トナー(即ち、残余トナー)は、帯電手段(帯電部材)88、89が配置された位置に搬送される。帯電部材88、89は、ブラシ帯電部材(即ち、帯電ブラシ)89及びローラ帯電部材(即ち、帯電ローラ)88にて構成される。
ここで、帯電ブラシ89と帯電ローラ88は、二次転写ローラ82と一次転写ローラ81との間にて、中間転写ベルト80に対向して配置されている。帯電ローラ88は、帯電ブラシ89より中間転写ベルト80の移動方向下流側に配置されている。
帯電ブラシ89はバイアス電源85から、また、帯電ローラ88はバイアス電源84から、それぞれ電圧が印加されて、本実施例では正極性の電荷が付与される。バイアス電源84は一次転写ローラ81の一次転写バイアス電源と帯電ローラ88のバイアス電源とを兼ねている。また、バイアス電源85は、二次転写ローラ82の二次転写バイアスと帯電ブラシ89のバイアス電源を兼ねている。
次に、帯電ブラシ89と帯電ローラ88との作用について、次に簡単に説明する。
本実施例では、帯電ブラシ89は、材料はナイロンであり、繊度は7デシテックス、パイル長さ5mm、ブラシ幅は5mm、電気抵抗値は1.0×106Ωに設定されている。
ここで、中間転写ベルト80上の残余トナーは、正規の帯電極性(本実施例では負極性)とは逆極性(正極性)に帯電されているトナーが多い。しかし、全ての残余トナーが正極性に反転しているわけではなく、部分的には中和され電荷を持たないトナーや、負極性を維持しているトナーも存在する。
そこで、中間転写ベルト80のクリーニング動作時に、帯電ブラシ89に正極性の電圧を印加することで、中間転写ベルト80上の残余トナーのうち、負極性に帯電したトナーを帯電ブラシ89にて回収できる。これにより、帯電ローラ88を通過するトナーの量を減少することができる。また、帯電ブラシ89に正極性の電圧を印加することにより、負極性のトナーを回収することに加えて、帯電ブラシ89と残余トナーとの間で放電を起こしてトナーを正極性側に帯電させることができる。そのため、帯電ブラシ89に回収されなかった残余トナーの中には負極性のトナーはほとんど存在しなくなる。
このように、帯電ブラシ89は、帯電ローラ88を通過するトナーの量を抑え、また、負極性のトナーを取り除くことにより、トナーを帯電させるために正極性の電圧が印加される帯電ローラ88の表面へのトナー付着量を大幅に減少させることができる。その結果、帯電ローラ88によるトナー帯電が安定して行うことができ、より良好なクリーニング性能を確保することができる。
本実施例では、帯電ローラ88は、NBRゴムにカーボンブラックを分散し、体積抵抗率を1.0×108Ω・cm程度に調整した材料を芯金にローラ形状に成型した部材を用いた。さらに、ローラ表面を研磨し、Rz0.2μm程度に加工した。二次転写残トナーの帯電時には、当接離間機構51を用いて中間転写ベルト80に当接する。
なお、帯電ローラ88及び帯電ブラシ89が中間転写ベルト80を介して当接するニップ部N3及びニップ部N4の裏面にあたる駆動ローラ11は、帯電効率を上げるために接地している。
帯電ブラシ89及び帯電ローラ88により、正極性に再帯電された残余トナーは、一次転写ニップ部N1にて、次のトナー画像を一次転写すると同時に感光ドラム1へ静電的に逆転写され、中間転写ベルト80上に残った残余トナーは除去される。感光ドラム1上に戻された残余トナーは感光ドラムクリーナー3によって掻き落とされ、回収される。
(中間転写体クリーニング用帯電部材の当接・離間)
次に、図3〜図6を用いて、クリーニングのための帯電部材の当接及び離間の動作について説明する。通常、帯電ブラシ89及び帯電ローラ88は、中間転写ベルト80のクリーニング動作時にのみ中間転写ベルト80と当接している。そして、中間転写ベルト80上にトナー画像を重ね転写している画像形成工程時には、中間転写ベルト80から離間した状態に維持されている。
図3及び図4は、従来の中間転写体クリーニング用の帯電部材の当接、離間状態を示す。図5及び図6は、本実施例の中間転写体クリーニング用の帯電部材の当接、離間状態を示す。
図3及び図5は、帯電ブラシ89及び帯電ローラ88が中間転写ベルト80に当接している場合の説明図である。図2に示すように、帯電ブラシ89は二次転写バイアスの電源と共通の電源であるバイアス電源85から直流電圧を印加されており、帯電ローラ88は一次転写バイアスの電源と共通の電源であるバイアス電源84から直流電圧を印加されている。
図4及び図6は、帯電ブラシ89及び帯電ローラ88が中間転写ベルト80から離間している場合の説明図である。帯電ブラシ89及び帯電ローラ88は、中間転写ベルト80との当接状態から、中間転写ベルト80から離間した状態へと、それぞれ、例えば、ソレノイド等を利用した当接離間機構52、51により一定距離だけ離間移動されている。
本実施例では、上述のように、帯電ブラシ89は、二次転写バイアスの電源と共通の電源であるバイアス電源85から直流電圧を印加されている。また、帯電ローラ88は、一次転写バイアスの電源と共通の電源であるバイアス電源84から直流電圧を印加されている。そのため、本実施例では、一次転写工程若しくは二次転写工程中には帯電ブラシ89及び帯電ローラ88が離間中であっても電圧が印加される場合がある。そこで、帯電ブラシ89及び帯電ローラ88専用の電源を備えるなどして、離間時には帯電ブラシ89及び帯電ローラ88には電圧が印加されない構成とすることもできる。
また、帯電ブラシ89及び帯電ローラ88が中間転写ベルト80から離間する距離及び方向はそれぞれ異なっていても良い。
図3及び図4は、帯電ブラシ89の毛先の姿勢を規制する本発明のシート部材90(図5、図6)を設けない、従来技術に従った場合の当接、離間の動作状態を示したものである。
図3に示すように、中間転写ベルト80に帯電ブラシ89が当接している場合には、中間転写ベルト80の移動方向に力が働くため、帯電ブラシ89の先端89cは中間転写ベルト80の移動方向になびく。
また、帯電ブラシ89と帯電ローラ88に印加するバイアス電圧に電位差があると、帯電ブラシ89と帯電ローラ88の間に十分な絶縁距離がないとリーク電流が流れてしまう。
図4に示すように、中間転写ベルト80から帯電ブラシ89が離間している場合には、帯電ブラシ89と帯電ローラ88に印加するバイアス電圧に電位差があると、静電引力が働き、帯電ブラシ89の先端89cは帯電ローラ88の方向になびく。
当接している場合と同じく、帯電ブラシ89と帯電ローラ88の間に十分な絶縁距離がないとリーク電流が流れてしまう。
これに対して、図5及び図6は、本発明に従って構成される帯電部材、即ち、帯電ブラシ89及び帯電ローラ88を示す。本実施例では、帯電ブラシ89は、ブラシ89bが保持部材89aに保持されており、保持部材89aが当接離間機構52に接続されている。更に、本実施例では、帯電ブラシ89の毛先89cの姿勢を規制するシート部材90が設けられる。図5及び図6は、本実施例の帯電ブラシ89及び帯電ローラ88の当接、離間の動作状態を示したものである。
シート部材90は、帯電ブラシ89の中間転写ベルト80の搬送方向(移動方向)下流側にあり、ブラシ89bの毛先89cの姿勢を規制するために、図6に示すように、シート部材90がブラシ89bに対して角度θをつけて接触させるように配置し、シート部材90の上部90aが保持部材89aに固定してある。また、本実施例では、シート部材90の先端部90bはブラシ89bの毛先89cより中間転写ベルト80側へと僅かに突出している。
本実施例においては、上述のように、シート部材90は、ブラシ89bが固定されている部材89aに固定されており、帯電ブラシ89が中間転写ベルト80に対して当接及び離間の動作をする際にも、シート部材90と帯電ブラシ89との相対位置関係は変わらない。
シート部材90は、中間転写ベルト80に当接するため、中間転写ベルト80の表面に摺擦による傷の発生がないように、剛性の低い、例えば薄いポリウレタンフィルムなどを用いる。従って、図5に示すように、帯電ブラシ89が中間転写ベルト80に当接している場合には、シート部材90の自由端先端部90bは、中間転写ベルト80の移動方向へと曲げられ、シート部材90の自由端先端部90bがブラシ89bの先端部89cに対して角度をもって接触している。
従って、図5に示すように、中間転写ベルト80に帯電ブラシ89が当接している場合には、中間転写ベルト80の移動方向に力が働くため、帯電ブラシ89の先端89cは中間転写ベルト80の移動方向になびこうとする。しかし、シート部材90があるためブラシ89bの毛先89cはシート部材90に押さえられる。
このため、帯電ブラシ89と帯電ローラ88に印加するバイアス電圧に電位差があった場合にも、シート部材90がない構成に比べてリーク電流を発生させないために必要な絶縁距離は少なくて良い。
本実施例では、中間転写ベルト80に帯電ブラシ89が当接している場合には、シート部材90もその先端部90bが中間転写ベルト80に当接する構成となっているが、シート部材90は中間転写ベルト80に当接しない構成でも良い。
本実施例では、図6に示すように、中間転写ベルト80から帯電ブラシ89が離間している場合には、角度θで傾斜したシート部材90の先端部90bが帯電ブラシ89のブラシ89b全体を規制している。そのため、帯電ブラシ89と帯電ローラ88に印加するバイアス電圧に電位差があると、静電引力が働き、帯電ブラシ89の先端89cは帯電ローラ88の方向になびこうとするが、シート部材90があるためブラシ89bの毛先89cはシート部材90に押さえられ、それ以上の帯電ローラ88方向への移動が阻止される。
このため、帯電ブラシ89と帯電ローラ88に印加するバイアス電圧に電位差があった場合にも、シート部材90がない構成に比べてリーク電流を発生させないために必要な絶縁距離は少なくて良い。
実施例2
以下に、本発明の第二の実施例を説明する。本実施例にて画像形成装置の全体構成は、実施例1にて図1〜図3に示した画像形成装置と同一構成であるため、実施例1の説明を援用し、ここでの再度の説明は省略する。
本実施例が実施例1と異なる点は、帯電ブラシ89の毛先89cの姿勢を規制するシート部材90と帯電ブラシ89の相対位置関係が当接状態と離間状態で異なる点にある。つまり、本実施例では、図7に示すように、帯電ブラシ89が中間転写ベルト80に当接している状態でもシート部材90は、その先端部90bが中間転写ベルト80に当接してはいない。
図7及び図8は、帯電ブラシ89が中間転写ベルト80に対して当接及び離間する動作状態を示したものである。
シート部材90は、帯電ブラシ89の中間転写ベルト80の移動方向下流側にあり、毛先89cの姿勢を規制するために、シート部材90の先端部分90bはブラシ89bに対して角度θをつけて接触するように配置し、上部90aは支持部材91に固定してある。
本実施例においては、シート部材90は帯電ブラシ89が固定されている部材89aとは異なる部材91に固定されている。従って、帯電ブラシ89が中間転写ベルト80に対して当接離間機構52により当接及び離間の動作をする際にも、シート部材90の絶対位置は変わらない。
シート部材90は、中間転写ベルト80に当接することはないため、摺擦による傷の発生などの懸念はないため、剛性は高くてもよく、材質も制限要因が少なくて済む。
図7に示すように、中間転写ベルト80に帯電ブラシ89が当接している場合には、中間転写ベルト80の移動方向に力が働くため、帯電ブラシ89の先端89cは移動方向になびこうとするが、シート部材90があるためブラシ89bの毛先89cはシート部材90に押さえられる。
このため、帯電ブラシ89と帯電ローラ88に印加するバイアス電圧に電位差があった場合にも、シート部材90がない構成に比べてリーク電流を発生させないために必要な絶縁距離は少なくて良い。
図8に示すように、中間転写ベルト80から帯電ブラシ89が離間している場合には、帯電ブラシ89と帯電ローラ88に印加するバイアス電圧に電位差があると、静電引力が働き、帯電ブラシ89のブラシ89bの先端89cは帯電ローラ88の方向になびこうとするが、シート部材90があるためブラシ89bの毛先89cはシート部材90に押さえられる。
このため、帯電ブラシ89と帯電ローラ88に印加するバイアス電圧に電位差があった場合にも、シート部材90がない構成に比べてリーク電流を発生させないために必要な絶縁距離は少なくて良い。
1 感光ドラム(像担持体)
51、52 当接離間機構
80 中間転写ベルト(中間転写体)
81 一次転写ローラ(第1の転写手段)
82 二次転写ローラ(第2の転写手段)
88 帯電ローラ(ローラ帯電部材)
89 帯電ブラシ(ブラシ帯電部材)
90 シート部材(規制部材)

Claims (10)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    一次転写部で前記像担持体からトナー像を一次転写され、二次転写部で記録材にトナー像を二次転写するために移動可能な中間転写体と、
    前記中間転写体の移動方向において、前記二次転写部の下流側で、且つ、前記一次転写部の上流側に配置され、前記中間転写体に対して当接離間する帯電部材と、
    前記中間転写体の移動方向において、前記帯電部材に隣接して配置され、前記中間転写体に対して当接離間する帯電ブラシと、を有し、前記帯電部材と前記帯電ブラシは、前記中間転写体に当接した状態で、前記二次転写部で転写材に転写されず残留した残留トナーを帯電する画像形成装置において、
    前記帯電ブラシと前記帯電部材の間に、前記帯電ブラシの毛先を規制するシート部材を有し、前記シート部材の先端部は、前記帯電ブラシが前記中間転写体から離間した状態において、前記帯電ブラシの先端より前記中間転写体側へと突出していることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記シート部材は、前記帯電ブラシのパイル長さより長いことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記帯電部材は、帯電ローラであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記帯電ブラシと前記シート部材は、同一の保持部材により保持され、前記中間転写体に対する当接又は離間する動作を同時に行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか項に記載の画像形成装置。
  5. 前記シート部材は、前記中間転写体から離間した状態で固定されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記像担持体にトナー像を現像する現像装置を有し、前記現像装置は、複数の現像器を回転体に搭載し、所定の現像器を前記像担持体と対向した現像位置へと移動して、前記像担持体の静電潜像をトナー像とする回転式現像装置であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記シート部材は、ポリウレタンフィルムであることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記帯電ブラシが前記中間転写体から離間した状態において、前記帯電ブラシと前記帯電部材の間で電位差が生じていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記帯電ブラシと前記帯電部材が前記中間転写体から離間した状態において、前記帯電ブラシと前記帯電部材に電圧を印加することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記帯電ブラシと前記帯電部材によって帯電された前記残留トナーは、前記一次転写部において、前記像担持体から前記中間転写体へトナー像を一次転写するのと同時に前記中間転写体から前記像担持体へ移動することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれ一項に記載の画像形成装置。
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