JP5533627B2 - 車両の天井構造 - Google Patents

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本発明は、車両の天井構造に関する。
成形天井の取り付けに寄与するとともに、ランプハウジングにレンズを確実に取り付けることができる構造にした自動車用ルームランプは、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−65092号公報
しかしながら、この特許文献1に記載の構造では、成形天井に形成されたレンズ取付孔を塞ぐようにレンズを取り付けた際、そのレンズ取付孔に挿入されたレンズ取付部とレンズ取付孔の周縁部との間に隙間が形成される。このような隙間が形成されると、レンズ取付孔の周縁部において、成形天井の剛性が確保され難くなる。また、その剛性を確保するために、別途補強部材を設けると、製造コストが増加してしまう。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、天井に形成された部品取付用の開口部の周縁部における剛性を、製造コストを増加させることなく確保できるようにした車両の天井構造を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の車両の天井構造は、車両のルーフヘッドライニングに形成され、該ルーフヘッドライニングに車室側から設けられる部品を取り付けるための開口部と、前記ルーフヘッドライニングの車体上方側に設けられたクッション部材と、前記クッション部材に前記開口部へ張り出すように形成され、該開口部から退避するように折り返されることで前記開口部の周縁部に配置される張出部と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、車両の天井に形成された開口部へ張り出すように、クッション部材に張出部を形成し、その張出部を開口部から退避するように折り返すことで、その開口部の周縁部に配置する。したがって、その張出部を開口部の周縁部に対する補強部材とすることができる。つまり、この張出部により、開口部の周縁部における剛性を、製造コストを増加させることなく確保することができる。
また、請求項2に記載の車両の天井構造は、請求項1に記載の車両の天井構造において、前記張出部と前記クッション部材との連設部分に、該張出部を折り返し易くするための易折返手段が形成されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、張出部の折り返し作業が容易にできる。したがって、折り返される張出部を有する構成であっても、製造効率が低下する懸念がない。
また、請求項3に記載の車両の天井構造は、請求項1又は請求項2に記載の車両の天井構造において、折り返された前記張出部は、前記クッション部材に貼り付けられることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、折り返された張出部は、クッション部材に貼り付けられる。したがって、次の製造工程において、張出部が邪魔になることがない。
また、本発明に係る請求項4に記載の車両の天井構造は、車両のルーフヘッドライニングに形成され、該ルーフヘッドライニングに車室側から設けられる部品を取り付けるための開口部と、前記ルーフヘッドライニングの車体上方側に設けられたクッション部材と、前記クッション部材に前記開口部へ張り出すように形成され、該開口部から退避するように巻かれることで前記開口部の周縁部に配置される張出部と、を有することを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、車両の天井に形成された開口部へ張り出すように、クッション部材に張出部を形成し、その張出部を開口部から退避するように巻くことで、その開口部の周縁部に配置する。したがって、その張出部を開口部の周縁部に対する補強部材とすることができる。つまり、この張出部により、開口部の周縁部における剛性を、製造コストを増加させることなく確保することができる。
また、請求項5に記載の車両の天井構造は、請求項4に記載の車両の天井構造において、前記張出部と前記クッション部材との連設部分に、該張出部の先端部が挿入される係止孔が形成されており、前記係止孔に車体上方側から挿入された前記先端部が、前記開口部に取り付けられる前記部品によって車体上方側へ引き上げられることにより、前記張出部が巻かれる構成とされていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、係止孔に車体上方側から挿入された先端部が、開口部に取り付けられる部品によって車体上方側へ引き上げられることにより、張出部が巻かれる。つまり、部品を取り付ける工程によって、張出部を巻くことができる。したがって、巻かれる張出部を有する構成であっても、製造効率が低下する懸念がない。
以上のように、本発明によれば、天井に形成された部品取付用の開口部の周縁部における剛性を、製造コストを増加させることなく確保できるようにした車両の天井構造を提供することができる。
第1実施形態に係る張出部が折り返される前の開口部付近の構成を示す平面図 第1実施形態に係る張出部が折り返される前の開口部付近の構成を示す断面図 第1実施形態に係る張出部が折り返された後の開口部付近の構成を示す断面図 第2実施形態に係る張出部が巻かれる前の開口部付近の構成を示す平面図 第2実施形態に係る張出部が巻かれる前の開口部付近の構成を示す断面図 第2実施形態に係る張出部が巻かれる途中の開口部付近の構成を示す断面図 第2実施形態に係る張出部が巻かれた後の開口部付近の構成を示す断面図
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、各図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示し、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車幅方向内側を示している。また、車幅方向を車両の左右方向という場合がある。まず、第1実施形態に係る張出部30を備えた天井構造10について説明する。
図1〜図3で示すように、車両の車室内側の天井であるルーフヘッドライニング12には、部品としてのマップランプ20を取り付けるための略矩形状(左右方向に長い略長方形状)の開口部14が形成されている。そして、そのルーフヘッドライニング12の車室側とは反対側である上面側(車体上方側を向く面側)には、開口部14の周縁部14Aにほぼ沿った開口部18を有する略矩形枠状のマップランプブラケット16が配設されている。
マップランプ20は、図示しない光源部と、車室側に露出されるレンズ部22と、開口部14内に挿入される略筒状の取付部24と、取付部24の車体前方側を向く壁面24A及び車体後方側を向く壁面24Bに、それぞれ左右対称に一対で配設された弾性変形可能なクリップ部26と、を有している。
そして、この左右一対とされた2組のクリップ部26が、それぞれその弾性復元力によって、マップランプブラケット16の開口部18の周縁部18Aに係止されることにより、マップランプ20が、開口部14を閉塞するように取り付けられるようになっている。なお、図2、図3では左右一対のクリップ部26のうち、右側のクリップ部26のみがそれぞれ示されている。
また、ルーフヘッドライニング12の上面(車体上方側を向く面)には、ウレタンフォームで成形されたクッション部材28が、ルーフヘッドライニング12のほぼ全面に亘って取り付けられている。なお、このクッション部材28にも、開口部14に対応する開口部29が、打ち抜き等によって形成されている。
また、そのクッション部材28の開口部29の周縁部29A、詳細には周縁部29Aの車体後方側における辺縁部には、開口部14内(車体前方側)へ向けて張り出す略矩形舌片状(張出方向に長い略長方形状)の張出部30が左右対称に一対で形成されている。すなわち、この張出部30は、開口部29を打ち抜くときに、クッション部材28と一体に連設されるように形成されている。
そして、この張出部30は、図2、図3で示すように、ルーフヘッドライニング12の開口部14から退避するように車体上方側へ向けて折り返されて、その開口部14の周縁部14Aに配置されることで、その周縁部14Aの一部を補強する補強部材として利用されるようになっている。
詳細に説明すると、開口部14の周縁部14Aには、マップランプ20を開口部14に取り付けたときに、そのマップランプ20の取付部24の形状や開口部14の形状によって剛性が低下する部位ができる。この張出部30は、その剛性が低下している周縁部14Aの一部を補強するように配置されるようになっている。
なお、この一対の張出部30は、それぞれ車体上方側へ向けて折り返され、そのままクッション部材28の上面(車体上方側を向く面)に、図示しない両面テープ等の貼付手段によって貼り付けられることで、固定されるようになっている。したがって、貼付手段としての両面テープは、一方の剥離紙を残したまま張出部30の先端面(折り返す前における上面)36に予め貼り付けられるようになっている。
また、この張出部30は、図1で示すように、車体上方側へ向けて容易に折り返せるように、クッション部材28との連設部分に、易折返手段としての幅狭部32が形成されている。この幅狭部32は、張出部本体34よりも、その幅が小さく形成されており、幅狭部32を支点として折り返した張出部30が、その弾性復元力によって元の状態(開口部14内へ張り出す状態)に戻るのを抑制するようになっている。
ここで、クッション部材28に一体に連設される張出部30は、開口部14に対応する開口部29を打ち抜くときに一緒に形成されるため、幅狭部32を有する形状であっても、簡単に形成することができる。したがって、クッション部材28に張出部30を一体に設ける構成であっても、製造コストが増加したり、製造効率が低下したりするおそれはない。
以上のような構成の第1実施形態に係る張出部30を備えた天井構造10において、次にその作用について説明する。まず、車両のルーフヘッドライニング12の上面に、ルーフヘッドライニング12のほぼ全面に亘ってクッション部材28を取り付けるが、マップランプ20を取り付けるために、ルーフヘッドライニング12に形成される開口部14に合わせて、クッション部材28にも開口部29を形成する。
但し、このとき、開口部14と同じ形状の開口部29をクッション部材28に形成するのではなく、開口部29内(車体前方側)に張り出す左右一対の張出部30が形成されるように開口部29を打ち抜く。開口部29内に張り出す張出部30をクッション部材28に一体に形成したら、そのクッション部材28をルーフヘッドライニング12の上面に貼り付ける。
そして、開口部14(開口部29)内に張り出す左右一対の張出部30を、それぞれ幅狭部32を支点として車体上方側へ折り返し、各張出部30の先端面36に貼り付けられている両面テープの剥離紙(図示省略)を剥離し、クッション部材28の上面に貼り付ける。これにより、折り返された張出部30がクッション部材28に固定される。
その後、図2、図3で示すように、マップランプ20の取付部24を開口部14内に挿入し、その取付部24に設けられているクリップ部26をマップランプブラケット16の開口部18の周縁部18Aに係止させる。これにより、マップランプ20が開口部14を塞ぐように取り付けられる。
ここで、マップランプ20の取付部24の形状や開口部14の形状により、開口部14の周縁部14Aにおいて剛性が低下する部位が存在することがある。しかしながら、その剛性が低下する部位には、幅狭部32を支点として折り返された張出部30が設けられる構成になっているので、その部位の剛性が確保される。
しかも、この張出部30は、クッション部材28における開口部29を打ち抜くときに形成することができるので、別途補強部材(図示省略)をクッション部材28の上面に貼り付ける構成に比べて、製造コストの増加を防止することができるとともに、部品点数の増加及び重量の増加を防止することができる。
また、張出部30とクッション部材28との連設部分は、幅狭部32とされているので、張出部30の折り返し作業が容易にできるとともに、折り返した張出部30が元の状態に戻るのを抑制することができる。したがって、張出部30を備えた構造であっても、製造効率が低下する懸念がない。更に、折り返された張出部30は、クッション部材28に貼り付けられるため、マップランプ20を開口部14に取り付けるなどの次工程において、張出部30が邪魔になることもない。
次に、第2実施形態に係る張出部40を備えた天井構造10について説明する。なお、この第2実施形態において、第1実施形態と同等の部位には同じ符号を付して詳細な説明(作用も含む)は省略する。また、この第2実施形態におけるマップランプ50は、第1実施形態におけるマップランプ20とはタイプが異なっているが、後述するガイドリブ58を除いてマップランプ20とほぼ同じ構成になっている。
すなわち、図5〜図7で示すように、このマップランプ50は、図示しない光源部と、車室側に露出されるレンズ部52と、開口部14内に挿入される略筒状の取付部54と、取付部54の車体前方側を向く壁面54A及び車体後方側を向く壁面54Bに、それぞれ左右対称に一対で配設された弾性変形可能なクリップ部56と、を有している。なお、図5〜図7では、壁面54Bに取り付けられるクリップ部56は省略されている。
この第2実施形態に係る張出部40は、図4〜図7で示すように、折り返されてクッション部材28に貼り付けられることによって開口部14の周縁部14Aに配置される構成ではなく、ロール状に巻かれることによって開口部14の周縁部14Aに配置される構成になっている。
すなわち、この張出部40のクッション部材28との連設部分には、張出部40の先端部44の幅(車幅方向の長さ)よりも小さい幅とされた矩形状(車幅方向に長い長方形状)の係止孔42が形成されている。そして、張出部40の先端部44には、係止孔42に車体上方側から挿入後、その先端部44が係止孔42から抜けないようにするための抜止手段が形成されている。
この抜止手段は、張出部40の先端部44における左右辺縁部に、張出方向側に直角部分が来るような直角三角形状の切欠部48を形成することで構成されており、その先端部44における左右辺縁部に、車幅方向に延在するエッジ部46が形成されて構成されている。
また、この張出部40の切欠部48よりも張出方向側(車体前方側)の先端部44は、先細り形状とされており、その先端部44を係止孔42に挿入し易いように構成されている。なお、クッション部材28において、この張出部40が一体に連設される位置は、第1実施形態における張出部30と同じ位置である。
また、マップランプ50の取付部54の車体後方側の壁面54Bで、かつ張出部40と対向する部位には、マップランプ50の開口部14への挿入動作に伴って、係止孔42に先端部44が挿入されて巻かれた張出部40の周面40A及びその先端部44に摺接し、その周面40A及び先端部44を車体上方側へ引き上げるようにガイドするガイドリブ58が一体に突設されている。
すなわち、このガイドリブ58は、図5〜図7で示す側面視で、車体上方側に行くに従って先細り形状となるように構成されており、図示は省略するが、張出部40の幅よりも小さい間隔を隔てて車幅方向に複数個(例えば2個)形成されている。
したがって、張出部40は、その周面40Aが、マップランプブラケット16によって車体上方側から押さえられつつ、ガイドリブ58によって車体後方側へ押されながら徐々に巻かれて行き、最終的には、先端部44が車体上方側を向いた状態で押さえられるようになっている。
以上のような構成の第2実施形態に係る張出部40を備えた天井構造10において、次にその作用について説明する。この第2実施形態に係る張出部40は、次のようにして、ロール状に巻回される。
すなわち、図5で示すように、まず人手により、張出部40の先端部44を車体上方側に向けて巻き込み、その先端部44を係止孔42に挿通する。このとき、張出部40の先端部44は先細り形状になっているので、その先端部44は係止孔42に容易に挿入される。
また、このとき、係止孔42の幅は、先端部44の幅よりも小さくなっているので、その先端部44は弾性(撓み)変形して、係止孔42に挿入され、その後、元の形状に復元することにより、切欠部48におけるエッジ部46が係止孔42の周縁部42A(図4参照)に係止される。これにより、張出部40の先端部44が係止孔42に対して抜け止めされる。
続いて、図6で示すように、マップランプ50の取付部54を開口部14内に挿入する。ここで、その取付部54の車体後方側の壁面54Bで、かつ張出部40と対向する部位には、車体上方側に行くに従って先細り形状となるガイドリブ58が車幅方向に複数(張出部40の幅よりも小さい間隔を隔てて)形成されている。
したがって、マップランプ50の取付部54が開口部14内に挿入される動作に伴い、係止孔42に先端部44が挿入されることで巻かれた張出部40の周面40Aは、マップランプブラケット16によって車体上方側から押さえられつつ、かつガイドリブ58によって車体後方側へ向けて押されつつ、更に巻かれて行くようになっており、これによって、先端部44が車体上方側へ引き上げられる。
そして、図7で示すように、マップランプ50の取付部54に設けられたクリップ部56が、マップランプブラケット16の開口部18の周縁部18Aに係止されることで、そのマップランプ50が開口部14を塞ぐように完全に取り付けられると、張出部40の先端部44は、そのガイドリブ58によって車体上方側を向く姿勢に保持される(押さえられる)。
以上のような工程により、張出部40が、ロール状に例えば1回転半程度巻かれる構成であり、その巻かれた状態で、開口部14の周縁部14Aの所定位置に配置される。すなわち、開口部14の周縁部14Aにおいて、マップランプ50の取付部54の形状や開口部14の形状によって剛性が低下してしまう部位があるが、その部位にはロール状に巻かれた張出部40が配置される。
したがって、その部位の剛性が張出部40によって確保される。しかも、この第2実施形態では、マップランプ50を開口部14に取り付ける動作によって、張出部40が自動的に巻かれる構成になっているので、ロール状に巻回される構成の張出部40を備えた構造であっても、製造効率が低下する懸念がない。
以上、説明したように、開口部29を形成するために打ち抜くクッション部材28の一部を切り捨てることなく、補強部材(張出部30、40)として利用することにより、ルーフヘッドライニング12に形成された開口部14の周縁部14Aの剛性を確保することができる。したがって、別途補強部材を設ける構成に比べて、製造コストの増加等を防止することができる。
なお、張出部30の実施態様は、上記第1実施形態で示したものに限定されるものではなく、例えばロール状に巻回してからクッション部材28に貼り付ける構成にしてもよいし、複数回交互に折り返すとともに互いに貼り付けてからクッション部材28に貼り付ける構成にしてもよい。
また、本発明に係る天井構造10は、開口部に部品を取り付けたときに、その部品の形状や開口部の形状によって、その開口部の周縁部の剛性が低下する場合に有効となる。したがって、例えばシートベルト孔周りや天井外周トリミング周りの補強、コンソールカバーとフロアカーペットとの間の補強、インテグラルヒンジを用いたデッキボードの補強、ニードルパンチ製のデッキサイドトリムの補強、ゴム製品でのシール材の一体化などにも、本発明に係る天井構造10を適用することが可能である。
10 天井構造
12 ルーフヘッドライニング
14 開口部
14A 周縁部
20 マップランプ(部品)
28 クッション部材
30 張出部
32 幅狭部(易折返手段)
40 張出部
42 係止孔
44 先端部

Claims (5)

  1. 車両のルーフヘッドライニングに形成され、該ルーフヘッドライニングに車室側から設けられる部品を取り付けるための開口部と、
    前記ルーフヘッドライニングの車体上方側に設けられたクッション部材と、
    前記クッション部材に前記開口部へ張り出すように形成され、該開口部から退避するように折り返されることで前記開口部の周縁部に配置される張出部と、
    を有することを特徴とする車両の天井構造。
  2. 前記張出部と前記クッション部材との連設部分に、該張出部を折り返し易くするための易折返手段が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両の天井構造。
  3. 折り返された前記張出部は、前記クッション部材に貼り付けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両の天井構造。
  4. 車両のルーフヘッドライニングに形成され、該ルーフヘッドライニングに車室側から設けられる部品を取り付けるための開口部と、
    前記ルーフヘッドライニングの車体上方側に設けられたクッション部材と、
    前記クッション部材に前記開口部へ張り出すように形成され、該開口部から退避するように巻かれることで前記開口部の周縁部に配置される張出部と、
    を有することを特徴とする車両の天井構造。
  5. 前記張出部と前記クッション部材との連設部分に、該張出部の先端部が挿入される係止孔が形成されており、
    前記係止孔に車体上方側から挿入された前記先端部が、前記開口部に取り付けられる前記部品によって車体上方側へ引き上げられることにより、前記張出部が巻かれる構成とされていることを特徴とする請求項4に記載の車両の天井構造。
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