JP5531824B2 - 空調情報供与装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空調情報供与装置に関する。
従来、空調機において、新しい制御を開始しようとすると、特許文献1(特開2007−78221号公報)に開示のように新たな制御プログラムの更新や、新たな制御に必要な制御要素(例えば、センサ等)の追加・変更等が必要になり、ひいては、制御要素に対応できるように空調機自体の更新(改造)が必要になることが多い。
ここで、新たな制御を開始しようとする度に空調機自体の更新が必要になると、コストや、製品が出来あがるまでの時間の観点からは好ましくない。また、制御毎に空調機の更新が必要になると、汎用性の観点からも好ましくない。
そこで、本発明の課題は、空調機の更新の手間を抑制できる空調情報供与装置を提供することにある。
本発明の第1観点に係る空調情報供与装置は、空調室内機に情報を与える空調情報供与装置であって、第1検出部と、第2検出部と、受信部と、人工対象温度生成部と、送信部とを備える。第1検出部は、空調室内機が空調を行う対象空間の対象空間温度を検出する。第2検出部は、第1検出部とは別の検出部である。受信部は、第1検出部及び第2検出部の検出信号を受信する。人工対象空間温度生成部は、データ受信部が受信した第2検出部による検出値に基づいて、対象空間温度の所定の演算に基づいて補正した情報である人工対象空間温度を生成する。送信部は、人工対象空間温度を、対象空間温度の代わりに、空調室内機の制御部に送信する。
本発明の第1観点に係る空調情報供与装置では、検出部の情報から対象空間温度のような室内環境の人工的な情報を、所定の演算に基づいて生成し、当該人工的に生成した情報を実情報の代わりに空調室内機に送信することができる。例えば、湿度情報を加味した空調制御を行いたい場合、従来ならば、湿度情報を検出する検出部に対応するような回路を空調機に組み込まなければならないが、本発明の空調情報供与装置においては、上述のような処理を行うことができるので、当該回路を空調機に組み込まなくても湿度情報を加味した空調制御を行うこともできる。よって、空調機の更新の手間を抑制できる。
本発明の第2観点に係る空調情報供与装置は、第1観点に係る空調情報供与装置であって、第2検出部には、複数の種類の検出部が含まれ、少なくとも所定の温度を検出する温度検出部と、所定の湿度を検出する湿度検出部とが含まれる。
本発明の第2観点に係る空調情報供与装置では、温度の情報だけでなく、湿度の情報を加味して人工室内温度を生成できる。これにより、湿度の情報を加味した空調室内機の制御を行うことが可能になる。
本発明の第3観点に係る空調情報供与装置は、第2観点に係る空調情報供与装置であって、第2検出部は、空調室内機の各利用者に保持され、又は、第2検出部には、利用者の人数を検出する人数検出部が含まれる。人工対象空間温度生成部は、データ受信部が受信した第2検出部からの検出信号によって、利用者の人数を把握し、把握された利用者の人数に基づいて、人工対象空間温度を生成する。
本発明の第3観点に係る空調情報供与装置では、第2検出部の検出信号、すなわち、通信できた第2検出部の数によって、又は、人数検出部によって、利用者の人数を把握できる。これにより、把握した利用者の人数の多少に基づいて人工対象空間温度を生成できる。よって、利用者の状況に応じた空調室内機の制御が可能になる。
本発明の第4観点に係る空調情報供与装置は、第2観点又は第3観点に係る空調情報供与装置であって、受信部は、空調室内機の設定温度の情報をさらに受信する。人工対象空間温度生成部は、設定温度の情報をさらに加味して、人工対象空間温度を生成する。
本発明の第4観点に係る空調情報供与装置では、人工対象空間温度を生成する際の基準にする温度、すなわち、設定温度を把握できる。よって、より効率的に人工対象空間温度を生成できる。
本発明の第5観点に係る空調情報供与装置は、第2観点〜第4観点のいずれかに係る空調情報供与装置であって、補正部をさらに備える。補正部は、人工対象空間温度生成部によって生成された人工対象空間温度を、第1検出部によって検出された対象空間温度に基づいて補正する。送信部は、補正部によって補正された人工対象空間温度を、対象空間温度の代わりに、空調室内機の制御部に送信する。
本発明の第5観点に係る空調情報供与装置では、第1検出部によって検出された対象空間温度によって、人工対象空間温度を補正できる。よって、人工対象空間温度と第1検出部によって検出された対象空間温度とに乖離が発生している場合等に対応できる。
本発明の第6観点に係る空調情報供与装置は、第2観点〜第5観点のいずれかに係る空調情報供与装置であって、第2検出部には、空調室内機の利用者の動きを把握する動き把握検出部が含まれる。人工対象空間温度生成部は、動き把握検出部によって把握される利用者の動きをさらに加味して、人工対象空間温度を生成する。
本発明の第6観点に係る空調情報供与装置では、動き把握検出部によって、例えば、利用者が対象空間において運動をしている等を把握することができる。そして、当該利用者の動きに応じて人工対象空間温度を生成できるので、利用者の状況に応じた空調室内機の制御が可能になる。
本発明の第7観点に係る空調情報供与装置は、第2観点〜第6観点のいずれかに係る空調情報供与装置であって、第2検出部には、生理量検出部が含まれ、快/不快度把握部をさらに備える。生理量検出部は、空調室内機の利用者の生理量を検出する。快/不快度把握部は、生理量検出部によって検出される検出値に基づいて、利用者の快/不快度を把握する。人工対象空間温度生成部は、快/不快度把握部によって把握される利用者の快/不快度をさらに加味して、人工対象空間温度を生成する。
本発明の第7観点に係る空調情報供与装置では、利用者の状態を検出することによって、利用者の快/不快を把握できる。これにより、利用者の状態に応じた空調室内機の制御が可能になる。
本発明の第8観点に係る空調情報供与装置は、第1観点又は第2観点に係る空調情報供与装置であって、第2検出部は、空調室内機の各利用者に保持され、且つ、利用者のID情報が付与される。人工対象空間温度生成部は、利用者毎に、人工対象空間温度を生成する。
例えば、一般に、各利用者に対して空調を行うパーソナル空調が知られているが、発明の第8観点に係る空調情報供与装置では、このような空調設備に適用される場合により有効である。すなわち、各利用者の好み(状態)に応じた空調制御を行うことができる。
本発明の第1観点に係る空調情報供与装置では、空調機の更新の手間を抑制できる。
本発明の第2観点に係る空調情報供与装置では、湿度の情報を加味した空調室内機の制御を行うことが可能になる。
本発明の第3観点に係る空調情報供与装置では、把握した利用者の人数の多少に基づいて人工対象空間温度を生成できる。よって、利用者の状況に応じた空調室内機の制御が可能になる。
本発明の第4観点に係る空調情報供与装置では、より効率的に人工対象空間温度を生成できる。
本発明の第5観点に係る空調情報供与装置では、人工対象空間温度と第1検出部によって検出された対象空間温度とに乖離が発生している場合等に対応できる。
本発明の第6観点及び第7観点に係る空調情報供与装置では、利用者の状況に応じた空調室内機の制御が可能になる。
本発明の第8観点に係る空調情報供与装置では、各利用者の好み(状態)に応じた空調制御を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る空調制御システムの概略構成図。 空調室内機の概略構成図。 空調情報供与装置の概略構成図。 第2センサと空調情報供与装置との通信イメージ図。 環境評価決定―人工室内温度決定マップを示す図。 衣服内温度及び衣服内湿度に基づく快適度の決定のグラフの一例を示す図。 空調情報供与装置の制御処理の流れを示すフローチャート。 変形例1Aに係る空調情報供与装置の概略構成図。 変形例1Cに係る空調情報供与装置の概略構成図。 変形例1Dに係る空調情報供与装置の概略構成図。 変形例1Eに係る空調情報供与装置の概略構成図。 変形例1Fに係る空調情報供与装置の概略構成図。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る空調情報供与装置70a1,70a2,・・・,70anを含む空調制御システム100について説明する。
(1)空調制御システム100の全体の概略構成
図1は、本発明の実施形態に係る空調制御システム100の概略構成図である。
空調制御システム100は、ビル等の建物内の各部屋等の空調を行うために当該各部屋等に設置される複数の空調室内機30a1,30a2,・・・,30an、を含む空調機10aの制御を行うためのシステムである。
簡単に説明すると、空調制御システム100では、まず、空調室内機30a1,30a2,・・・,30anの室内制御部13a1,13a2,・・・,13an(後述する)が、空調室内機30a1,30a2,・・・,30anの利用者や管理者による運転指令に基づく制御を行うか、空調情報供与装置70a1,70a2,・・・,70anから取得する各種の情報に基づく制御を行うか、を選択して決定している。そして、空調室内機30a1,30a2,・・・,30anの室内制御部13a1,13a2,・・・,13anは、空調室外機20aの室外制御部12a(後述する)と協調しつつ、決定した制御に基づいて空調機10aの制御を行っている。
空調制御システム100の具体的な構成について説明すると、空調制御システム100は、図1に示すように、主として、空調機10aと、コントローラ40と、空調情報供与装置70a1,70a2,・・・,70anとを備えている。
以下、空調制御システム100を主として構成する各部の構成について適宜図面を参照しながら説明する。
(2)各部の構成
(2−1)空調機10aについて
以下、図1を用いて空調機10aの構成について説明する。なお、本実施形態の空調機10aは、いわゆるマルチ式の空調機を前提としているが、ペア式の空調機であってもよい。また、本実施形態では、1台の空調機10aのみを示しているが、複数の空調機があることを前提とする。
空調機10aは、図1に示すように、主として、空調を行う居室の外部に設置される空調室外機20aと、居室内の天井や壁に設置され居室の空調を行う複数の空調室内機30a1,30a2,・・・,30anと、空調室外機20aと空調室内機30a1,30a2,・・・,30anとを接続する冷媒配管(図示せず)とを有している。
空調室外機20a及び空調室内機30a1,30a2,・・・,30anは、それぞれ、図示しない室外側冷媒回路、室内側冷媒回路を有しており、これらが冷媒配管によって接続されることで1の冷媒回路が形成されている。空調室外機20aの本体ケーシング内には、圧縮機や室外熱交換器等の室外側冷媒回路を構成する機器や室外ファンが収容されている。空調室内機30a1,30a2,・・・,30anの本体ケーシング内には、室内熱交換器、室内膨張弁等の室内側冷媒回路を構成する機器や室内ファンが収容されている。
空調機10aの制御部11aは、空調機10aを構成する空調室外機20a及び空調室内機30a1,30a2,・・・,30anがそれぞれ有する、室外制御部12a、13a1,13a2,・・・,13anの集合体である。室外制御部12aと室内制御部13a1,13a2,・・・,13anとは、専用の通信線を介して接続されており、互いに制御信号のやり取りが可能である。
空調機10aの制御部11aは、専用の通信線5を介してコントローラ40と接続されている。
以下、空調室内機30a1,30a2,・・・,30anについて説明する。
(2−1−1)空調室内機30a1,30a2,・・・,30anについて
図2は、空調室内機30a1,30a2,・・・,30anの概略構成図(ここでは、代表として空調室内機30a1の構成のみを示している)である。
複数の空調室内機30a1,30a2,・・・,30anは、居室内の空調を行う対象空間S(図4を参照)毎に1台が対応するように、居室内に配置される。
空調室内機30a1,30a2,・・・,30an(具体的には、空調室内機30a1,30a2,・・・,30anの室内制御部13a1,13a2,・・・,13an)は、居室内等に設置され空調室内機30a1,30a2,・・・,30anの利用者が操作可能なリモコン99a1,99a2,・・・,99anと無線又は専用の通信線を介して接続されている。また、空調室内機30a1,30a2,・・・,30an(空調室内機30a1,30a2,・・・,30anの室内制御部13a1,13a2,・・・,13an)は、空調情報供与装置70a1,70a2,・・・,70anと、専用の通信線を介して接続されている。
ここで、空調室内機30a1,30a2,・・・,30anの構成は、全て同様であるため、以下の説明においては、空調室内機30a1の構成についてのみ説明し、空調室内機30a2,・・・,30anについては、説明を省略する。
空調室内機30a1は、図2に示すように、主として、室内制御部13a1と、通信部14a1と、記憶部15a1とを有している。
通信部14a1は、空調室内機30a1を他の機器と通信可能にするネットワークインターフェースである。
記憶部15a1は、主として、ハードディスク等から構成されており、運転データベース16a1と、選択制御データベース17a1と、取得データベース18a1とを有している。
(2−1−1−1)運転データベース16a1
運転データベース16a1には、空調室内機30a1の運転データ(後述する)が格納される。
(2−1−1−2)選択制御データベース17a1
選択制御データベース17a1には、室内制御部13a1によって選択された制御(後述する)が記憶される。
(2−1−1−3)取得データベース18a1
取得データベース18a1には、室内制御部13a1が他の各種機器から取得した取得データが記憶される。具体的には、取得データには、空調情報供与装置70a1から送信された各種のデータ(後述する)、空調室内機30a1の本体ケーシング内に配備される各種のセンサから取得した検出データ(室内温度のデータ等)、リモコン99a1やコントローラ40からの運転指令のデータ等が含まれる。
室内制御部13a1は、コントローラ40又はリモコン99a1を介して利用者や管理者から入力される運転指令に基づいて、同冷媒回路に属する空調室外機20aの室外制御部12aと協調しつつ、空調機10a内に含まれる各種機器の動作を制御するか(ここでは、当該制御を第1制御という)、後に詳述する空調情報供与装置70a1から与えられた各種の情報に基づいて、同冷媒回路に属する空調室外機20aの室外制御部12aと協調しつつ、空調機10a内に含まれる各種機器の動作を制御するか(ここでは、当該制御を第2制御という)を選択して決定する。そして、室内制御部13aは、選択した制御(すなわち、第1制御又は第2制御)を行っている。なお、室内制御部13a1が選択した制御は、選択制御データベース17a1に記憶される。
ここで、コントローラ40又はリモコン99a1を介して利用者や管理者から入力される運転指令とは、空調室内機30a1の起動/停止指令、空調室内機30a1の設定温度の変更指令、空調室内機30a1の運転モード(冷房モード/暖房モード)の変更指令等が含まれる。また、空調機10a内に含まれる各種機器の動作の制御とは、圧縮機の回転数の調整、室外ファンや室内ファンの回転数の調整、室内膨張弁の開度の調整等が挙げられる。
また、室内制御部13a1は、コントローラ40からの制御指令に応じて、空調室内機30a1の運転実績に関するデータ(以下、運転データという)をコントローラ40に送信する。空調室内機30a1の運転データには、起動/停止の状態のデータ、設定温度のデータ、冷房/暖房/除湿等の運転モードのデータや、空調室内機30a1内の各種機器の状態値(室内ファンの回転数、室内膨張弁の開度、冷媒温度、冷媒圧力等)を示すデータが含まれる。
また、室内制御部13a1には、各種のセンサが接続されている。各種のセンサには、対象空間Sの温度(対象空間温度)を検出する室内温度センサ19a1(第1検出部に相当)、冷媒温度や冷媒圧力を検出する冷媒温度センサ(図示せず)、冷媒圧力センサ(図示せず)等が含まれる。室内温度センサ19a1は、空調室内機30a1の吸込口付近に設置される。ここでは、空調室内機30a1に吸い込まれる吸込空気の温度(吸込温度)を室内温度として検出している。
なお、室外制御部12aには、空調室外機20aの吸込口付近に設置され、空調室外機20aの近傍の外気温度(室外温度)を検出する室外温度センサ等が接続される。
(2)コントローラ40について
コントローラ40は、空調機10a1,10a2,・・・,10anが設置される建物内の管理室等に配置され、空調機10a1,10a2,・・・,10anの監視及び制御を行う機器である。なお、本実施形態では、空調室内機30a1,30a2,・・・,30anの室内制御部13a1,13a2,・・・,13anは、上述したように、第1制御を行うか第2制御を行うかを選択することができる。よって、空調情報供与装置70a1,70a2,・・・,70anから取得する情報に基づいて、空調室内機30a1,30a2,・・・,30an内の各種機器を制御する場合は、コントローラ40からの運転指令は無効になる。
コントローラ40は、空調室内機30a1,30a2,・・・,30anの室内制御部13a1,13a2,・・・,13anから空調室内機30a1,30a2,・・・,30anの運転データを取得したり、空調室外機20aの制御部12aから空調室外機20aの運転データ(具体的には、通常運転モード/能力制限モードのデータや、空調室外機20a内の各種機器の状態値(室外ファンの回転数、圧縮機の回転数(周波数)、冷媒温度、冷媒圧力等))を取得したりする。
(3)空調情報供与装置70a1,70a2,・・・,70anについて
図3は、空調情報供与装置70a1,70a2,・・・,70anの概略構成図(ここでは、代表として空調情報供与装置70a1の構成のみを示している)である。図4は、第2センサ172a1(後述する)と空調情報供与装置70a1,70a2,・・・,70an(ここでは、代表として空調情報供与装置70a1のみを示している)との通信イメージ図である。
空調室内機30a1,30a2,・・・,30anは、上述したように、第1制御か第2制御かを選択できる。空調情報供与装置70a1,70a2,・・・,70anは、空調室内機30a1,30a2,・・・,30anが第2制御を選択した場合に、空調室内機30a1,30a2,・・・,30an(空調機10a)に空調情報を与える装置である。
ここで、従来の技術について簡単に説明する。従来、空調機において、新しい制御を開始しようとすると、特許文献1(特開2007−78221号公報)に開示のように新たな制御プログラムの更新や、新たな制御に必要な制御要素(例えば、センサ等)の追加・変更等が必要になり、ひいては、制御要素に対応できるように(センサの信号を処理するような回路を組み込むために)空調機自体の更新(改造)が必要になることが多い。しかし、新たな制御を開始しようとする度に空調機自体の更新が必要になると、コストや、製品が出来あがるまでの時間の観点からは好ましくない。また、制御毎に空調機の更新が必要になると、汎用性の観点からも好ましくない。
よって、本願では、空調機の更新の手間を抑制するために、空調情報供与装置70a1,70a2,・・・,70anを用いた制御(第2制御)を行うことができる。具体的には、本実施形態では、新たな種々の制御の更新に対応できるようにするため、空調情報供与装置70a1,70a2,・・・,70anにおいて、多種多様なセンサからの情報を受信でき、各種のセンサの情報に基づいて居室内の空調環境等の情報にモデル化でき、作成したモデルに基づいて各種のセンサの情報を空調機10aが対応できる信号に変換できる(すなわち、センサの情報を人工的に生成した情報に置き換えて空調機10aに送信している)。よって、センサが追加されても、空調情報供与装置70a1,70a2,・・・,70anにおいて、センサの情報をモデル化でき、それを空調機10aが対応できる信号に変換できることにより、空調機10a自体の更新の手間が省ける、又は、空調機10a自体の更新の手間が少なくなる。
以下、図3を用いて具体的に空調情報供与装置70a1,70a2,・・・,70anについて説明するが、空調情報供与装置70a1,70a2,・・・,70anは、全て同様の構成を有するため、代表として空調情報供与装置70a1の構成についてのみ説明し、空調情報供与装置70a2,・・・,70anの構成については、説明を省略する。そして、以下では、モデル化される居室内の空調環境として室内温度を一例に挙げて説明する。具体的には、室内温度センサ19a1以外の第2センサ172a1によって検出されたセンサ値(検出値)に基づいて、室内温度の人工的な情報(所定の演算に基づいて補正した情報)である人工室内温度Ta(人工対象空間温度に相当)を生成し、実際の情報である室内温度の代わりに、当該人工室内温度Taを空調室内機30a1,30a2,・・・,30anの室内制御部13a1,13a2,・・・,13anに送信する場合を例に挙げている。
空調情報供与装置70a1は、図3に示すように、主として、通信部71a1と、検出部72a1(複数の検出部に相当)と、記憶部73a1と、制御部74a1とを有している。
通信部71a1は、空調情報供与装置70a1の空調室内機30a1との通信を可能にするネットワークインターフェースである。当該通信部71a1を介して、空調情報供与装置70a1から空調室内機30a1へ各種のデータ(情報)が送信される。
検出部72a1は、空調室内機30a1に設置される室内温度センサ19a1と、室内温度センサ19a1以外のセンサである第2センサ172a1(第2検出部に相当)と、を有する。第2センサ172a1は、空調機10a(空調室内機30a1)の各利用者に保持されるセンサである。第2センサ172a1には、複数の種類のセンサが含まれる。具体的には、第2センサ172aには、衣服内温度センサ173a1と、衣服内湿度センサ174a1とが含まれる。衣服内温度センサ173a1は、各利用者の衣服内の温度(衣服内温度T1という)を検出するセンサである。衣服内湿度センサ174a1は、各利用者の衣服内の湿度(衣服内湿度H1という)を検出するセンサである。衣服内温度センサ173a1及び衣服内湿度センサ174a1(つまり、第2センサ172a1)は、持ち運びが可能なセンサで各利用者のポケット等に入れることが可能なものであってもよいし、図4に示すように各利用者の衣服の襟元等に固定されるようなものであってもよい。
記憶部73a1は、取得データベース273a1と、指標生成データベース274a1と、環境評価決定―人工室内温度決定データベース275a1と、人工室内温度データベース276a1とを保持している。記憶部73a1は、RAMやROMなどの内部メモリ、ハードディスクなどの外部メモリ、及び、両者を含むもの、のいずれであってもよい。
(3−1−1)取得データベース273a1
取得データベース273a1には、データ受信部374a1(後述する)が他の機器(空調室内機30a1(空調機10a)やコントローラ40)から受信して取得した各種のデータが記憶される。また、取得データベース273a1には、データ受信部374a1によって受信された検出部72a1の検出データが記憶される。
(3−1−2)指標生成データベース274a1
指標生成データベース274a1には、指標生成部377a1(後述する)が空調室内機30a1に情報(具体的には、人工室内温度Taのデータ)を送信するための決定処理(具体的には、後述する利用者の空調環境の評価の決定処理)に用いる指標Z、を生成するための指標生成データが記憶されている。ここで、指標Zは、相対湿度(%)である。指標生成データとは、具体的には、第2センサ172a1(具体的には、衣服内温度センサ173a1及び衣服内湿度センサ174a1)によって検出されたセンサ値(検出値)を変数とした関数式である。当該関数式は、Z=f(T1,H1)で表される。
(3−1−3)環境評価決定―人工室内温度決定データベース275a1
図5は、環境評価決定―人工室内温度決定マップを示す図である。ここで、Zは、上述した通り、指標生成部377a1によって生成された指標である。x1,x2は、予め決定されている閾値である。αは、予め決定されている任意の値である。また、Tbは、人工室内温度Taを決定する際の基準となる基準温度であり、例えば、27度に設定される。
環境評価決定―人工室内温度決定データベース275a1には、図5に示すように、利用者の空調環境の評価(具体的には、暑い、寒い、快適といった利用者が感じると推定される空調環境の評価、以下、空調環境評価という)と、当該空調環境評価を決定するための環境評価決定条件と、当該空調環境評価に基づいて決定される人工室内温度Taと、の関係が示される環境評価決定―人工室内温度決定マップが記憶されている。
図5について簡単に説明すると、指標Zがx1未満といった環境評価条件を満たせば、空調環境評価は寒いと決定され、指標Zがx1以上x2未満といった環境評価条件を満たせば、空調環境評価は快適と決定され、指標Zがx2以上といった環境評価条件を満たせば、空調環境評価は暑いと決定される。
ここで、図6は、衣服内温度T1及び衣服内湿度H1に基づく利用者の快適度の決定のグラフの一例を示す図である。当該グラフも、環境評価決定―人工室内温度決定データベース275a1に記憶されている。そして、図5の空調環境評価の決定は、具体的には、図6に基づいて決定されている。図6においては、快適度は、A>B>C>D>Eとなる。例えば、生成された指標ZがAやBの範囲内であれば、快適と決定される。また、生成された指標ZがC、D、Eの範囲内であれば、不快と決定される。よって、生成された指標ZがAやBの範囲内であれば、空調環境評価は快適と決定され、生成された指標ZがC、Dの範囲内であれば、空調環境評価は寒い又は暑いと決定され、生成された指標ZがEの範囲内であれば、暑いと決定される。
そして、図5に基づいて、空調環境評価が寒いと決定されれば、人工室内温度Taは、基準温度Tbから任意の値αを減算した値に決定される。また、空調環境評価が快適であると決定されれば、人工室内温度Taは、基準温度Tbと同様の値に決定される。また、空調環境評価が暑いと決定されれば、人工室内温度Taは、基準温度Tbに任意の値αが加算された値に決定される。
(3−1−4)人工室内温度データベース276a1
人工室内温度データベース276a1には、人工室内温度決定部379a1(後述する)によって決定された人工室内温度Taのデータが記憶されている。
制御部74a1は、主として、CPU、ROM、RAM等から構成されている。制御部74a1は、記憶部73a1に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、データ受信部374a1、データ送信部375a1、人工室内温度生成部376a1(指標生成部377a1、環境評価決定部378a1、人工室内温度決定部379a1)等として機能する。
(3−1―5)データ受信部374a1
データ受信部374a1は、他の機器(空調室内機30a1(空調機10a)やコントローラ40)から各種のデータを受信する。また、検出部72a1(具体的には、室内温度センサ19a1及び第2センサ172a1)からの検出信号を受信する。
(3−1−6)データ送信部375a1
データ送信部375a1は、記憶部73a1に格納されている各種のデータを各種機器(空調室内機30a1(空調機10a)やコントローラ40)に送信する。
(3−1−7)人工室内温度生成部376a1(人工対象空間温度生成部に相当)
人工室内温度生成部376a1は、空調室内機30a1(空調機10a)に送信する人工室内温度Taのデータを生成する。具体的には、以下に説明する、指標生成部377a1、環境評価決定部378a1、人工室内温度決定部379a1が、人工室内温度Taのデータを生成するための人工室内温度生成部として機能している。
(3−1−7−1)指標生成部377a1
指標生成部377a1は、データ受信部374a1が受信した第2センサ172a1のセンサ値(検出値)と、指標生成データベース274a1に記憶されている指標生成データとに基づいて、指標Zを生成する。
(3−1−7−2)環境評価決定部378a1
環境評価決定部378a1は、環境評価決定―人工室内温度決定データベース275a1に記憶されている環境評価決定―人工室内温度決定マップ及び衣服内温度T1及び衣服内湿度H1に基づく利用者の快適度の決定のグラフに基づいて、空調環境評価を決定する。
(3−1−7−3)人工室内温度決定部379a1
人工室内温度決定部379a1は、環境評価決定―人工室内温度決定マップを参照して、人工室内温度Taを決定する。そして、人工室内温度決定部379a1は、当該決定した人工室内温度Taを、人工室内温度データベース276a1に格納する。
(4)空調情報供与装置70a1の制御処理の流れ
図7は、空調情報供与装置70a1の制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図7を用いて、空調情報供与装置70a1の制御処理の流れを説明する。
まず、ステップS101では、第2センサ172a1に、駆動信号を送信する。
ステップS102では、指標生成部377a1は、第2センサ172a1の検出信号を受信したか否かを判定する。受信したと判定する場合は、ステップS103へ移行し、他方、受信していないと判定する場合は、ステップS102の処理を繰り返す。
ステップS103では、指標生成部377a1は、指標Zを生成する。
ステップS104では、環境評価決定部378a1は、指標生成部377a1が生成した指標Zを用いて、環境評価決定―人工室内温度決定マップ及び衣服内温度T1及び衣服内湿度H1に基づく利用者の快適度の決定のグラフから、空調環境評価を決定する。
ステップS105では、人工室内温度決定部379a1は、環境評価決定部378a1が決定した空調環境評価から人工室内温度Taを決定する。このようにして、指標生成部377a1、環境評価決定部378a1、人工室内温度決定部379a1は、人工室内温度Taのデータを生成するための人工室内温度生成部376a1として機能している。
最後に、ステップS106では、データ送信部375a1は、人工室内温度データベース276a1に格納された人工室内温度Taを、通信部71a1を介して空調室内機30a1の室内制御部13a1(空調機10aの制御部11a)に送信する。
以上のようにして、空調室内機30a1,30a2,・・・,30anの室内制御部13a1,13a2,・・・,13an(空調機10aの制御部11a)は、空調情報供与装置70a1,70a2,・・・,70anから与えられる情報(具体的には、人工室内温度Ta)に基づいて、空調室内機30a1,30a2,・・・,30anの制御を行っている。具体的には、空調室内機30a1,30a2,・・・,30anの室内制御部13a1,13a2,・・・,13an(空調機10aの制御部11a)は、空調情報供与装置70a1,70a2,・・・,70anから送られる人工室内温度Taと、空調室内機30a1,30a2,・・・,30anの設定温度との乖離度に基づいて、空調機10aの各種機器(圧縮機、室外ファン、室内ファン、膨張弁等)の動作を制御している。
(5)特徴
(5−1)
本実施形態では、空調情報供与装置70a1(代表として、空調情報供与装置70a1を挙げて説明する)は、各種のセンサ(ここでは、衣服内温度センサ173a1及び衣服内湿度センサ174a1)の情報(検出信号)を受信して、当該センサの情報(検出値)を記憶部73a1に記憶されるデータベースに基づいて、室内環境情報である室内温度にモデル化(指標Zの生成や指標Zを用いた空調環境評価の決定)できる。そして、当該作成したモデルに基づいて、センサ(衣服内温度センサ173a1及び衣服内湿度センサ174a1)の情報を人工的な情報(所定の演算に基づいて補正した情報)である人工室内温度Taに置き換え、実際に検出される室内温度の代わりに、当該人工室内温度Taを、空調室内機30a1(空調機10a)に送信している。
すなわち、空調情報供与装置70a1は、複数の検出部72a1のうち、室内温度センサ19a1以外の第2センサ172a1のセンサ値(検出値)に基づいて、実際に検出される室内温度の代わりとなる人工室内温度Taを生成できる。
そして、空調室内機30a1の室内制御部13a1は、空調情報供与装置70a1から送られた人工室内温度Taに基づいて、空調室外機20aの制御部12aと協調しつつ、空調機10aの各種機器の動作を制御している。
ここでは、新たな制御(例えば、上述したように、人の衣服内の温度・湿度を検出することによる空調室内機30a1(空調機10a)の制御)を開始しようとして新たなセンサ(例えば、上述したように、衣服内温度センサ173a1及び衣服内湿度センサ174a1)が追加されたとしても、空調情報供与装置70a1において、当該センサの情報をモデル化でき、空調機10a(空調室内機30a1)が対応できるサーミスタの情報(室内環境情報である室内温度に相当する情報、すなわち、人工室内温度Ta)に変換することができるので、空調機10a自体に新たなセンサに対応する回路を新たに設けなくてもすむ。
これにより、空調機10a自体の更新の手間が省ける、又は、空調機10a自体の更新の手間が少なくなる。よって、空調機10aの更新の手間を抑制できる。
(5−2)
本実施形態では、人工室内温度Taを生成する際に、衣服内温度T1だけでなく、衣服内湿度H1を用いている。これにより、利用者の発汗状態等を把握できるので、利用者の状況に応じて、人工室内温度Taを生成できる。よって、利用者の状況に応じた空調室内機30a1,30a2,・・・,30anの制御が可能になる。
なお、従来であれば、温度情報に湿度情報を加味した制御を行おうとすると、空調機に当該湿度情報を検出する湿度センサに対応する回路を組み込まなければならないが、本実施形態では、空調情報供与装置70a1,70a2,・・・,70anにおいて、上述で説明した処理を行うことができるので、空調機10aに新たな回路を組み込まなくても、湿度情報を加味した空調制御を行うことができる。よって、空調機10aの更新の手間が抑制できる。
(5−3)
本実施形態では、空調情報供与装置70a1の記憶部73a1は、外部メモリであってもよいと説明した。これにより、モデルの書き換え(更新)を容易に行うことができる。よって、空調室内機30a1(空調機10a)の新たな制御を開始する際、主として、新たなセンサの追加と、モデルの書き換えとを行うだけですむ。よって、空調機10aの更新の手間を抑制できる。
(6)変形例
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、上記の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(6−1)変形例1A
上記実施形態では、第2センサ172a1には、衣服内温度センサ173a1と衣服内湿度センサ174a1とが含まれると説明したが、これに限られるものではない。
例えば、第2センサ172a1には、両センサ173a1,174a1ではなく、室内温度センサ19a1以外の、1種類又は複数の種類の他のセンサが含まれていてもよい。
また、第2センサ172a1は、両センサ173a1,174a1のみに限られるものではなく、両センサ173a1,174a1以外の他のセンサが含まれていてもよい。
他のセンサには、例えば、利用者の動きを把握する動き把握センサ175a1(後述する)、サーモグラフィー等の画像を検出する画像センサ等がある。
また、第2センサ172a1は、各利用者に保持されると説明したが、これに限られるものではなく、衣服内温度センサ173a1や衣服内湿度センサ174a1のように人が保持すべきセンサでなければ、壁等に設置されるリモコン99a1等に配備されていてもよい。
以下、第2センサ172a1に、衣服内温度センサ173a1と、衣服内湿度センサ174a1と、動き把握センサ175a1とが含まれる場合の空調情報供与装置70a1の構成及び制御について説明する。
図8は、本変形例1Aに係る空調情報供与装置70a1の概略構成図である。
図8に示すように、第2センサ172a1に、利用者の動きを把握する動き把握センサ175a1が含まれている場合は、人工室内温度生成部376a1は、当該動き把握センサ175a1によって検出される利用者の動きをさらに加味して、人工室内温度Taを生成する。ここで、動き把握センサ175a1には、例えば、利用者の動くスピードを検出する加速度センサがある。
この場合、記憶部73a1は、さらに、動き―人工室内温度シフト値データベース277a1を保持する。動き―人工室内温度シフト値データベース277a1には、動き把握センサ175a1によって検出されたセンサ値(検出値)(すなわち、利用者の動くスピード)がどの程度であれば、空調環境評価から導かれる人工室内温度をどの程度シフトさせるかといった関係を示す動き―人工室内温度シフト値マップが記憶されている。具体的には、動き―人工室内温度シフト値マップには、冷房モード時において、利用者の動くスピードが所定の閾値より大きければ、シフト値は、+βであり、他方、利用者の動くスピードが0以上所定の閾値未満であれば、シフト値は0であるといった関係等が示されている。
以下、人工室内温度生成部376a1の具体的な制御について説明する。
まず、上記実施形態と同様に、指標生成部377a1が、衣服内温度T1と衣服内湿度H1から指標Zを生成し、環境評価決定部378a1が環境表環境評価決定―人工室内温度決定マップや衣服内温度T1及び衣服内湿度H1に基づく利用者の快適度の決定のグラフから空調環境評価を決定して、人工室内温度決定部379a1が空調環境評価から人工室内温度Taを決定する。
このとき、人工室内温度決定部379a1は、動き―人工室内温度シフト値データベース277a1に記憶されている動き―人工室内温度シフト値マップを読み出して、動き把握センサ175a1によって検出されたセンサ値(検出値)から、空調環境評価から導かれる人工室内温度のシフト値を決定する。よって、冷房モード時において、利用者の動くスピードが所定の閾値より大きければ、シフト値は、+βとなるので、空調環境評価から導かれる人工室内温度にシフト値βを加算して人工室内温度Taを決定する。すなわち、人工室内温度Ta=Tb−α+βとなる。
(6−2)変形例1B
上記実施形態では、人工室内温度生成部376a1は、衣服内温度センサ173a1及び衣服内湿度センサ174a1のセンサ値(検出値)に基づいて、人工室内温度Taを生成しているが、これに限られるものではない。
例えば、データ受信部374a1が、空調室内機30a1の設定温度を、リモコン99a1、コントローラ40、又は、空調室内機30a1から受信する場合は、人工室内温度生成部376a1は、当該設定温度の情報をさらに加味して、人工室内温度Taを生成してもよい。
以下、冷房モード時において、人工室内温度生成部376a1が空調環境評価を寒いと決定して、空調環境評価から導かれる人工室内温度を25度に決定している場合を例にとって、空調情報供与装置70a1の制御について説明する。
この場合、空調情報供与装置70a1は、空調環境評価を寒いと決定しているので、空調機10a(空調室内機30a1)に対してこれ以上冷房を行わないような指令を送る必要がある。しかし、設定温度が23度であれば、空調機10aは、人工室内温度Taと設定温度との乖離度に基づいて空調機10aの各種機器を制御するので、より冷房能力を強める運転を行うことになる。
よって、空調情報供与装置70a1が設定温度の情報を受信して取得できれば、空調機10a(空調室内機30a1)に対してこれ以上冷房を行わないように(すなわち、サーモオフ状態にするように)、人工室内温度Taを23度(設定温度)以下にして、空調室内機30a1に送ることができる。
このように、設定温度を把握できれば、人工室内温度Taを生成する際の基準にする温度を把握できるので、より効率的に人工室内温度Taを生成することができる。
なお、空調情報供与装置70a1は、空調室内機30a1の暖房モード時においては、人工室内温度Taを設定温度以上にして、空調室内機30a1に送信する。
(6−3)変形例1C
図9は、本変形例1Cに係る空調情報供与装置70a1の概略構成図である。
人工室内温度生成部376a1は、上記実施形態以外の制御を行ってもよい。
例えば、人工室内温度生成部376a1は、データ受信部374a1が受信した第2センサ172a1の検出信号(すなわち、通信できた第2センサ172a1の数)によって、利用者の人数を把握し、把握した利用者の人数に基づいて、人工室内温度Taを生成してもよい。
この場合、図9に示すように、記憶部73a1は、人数―人工室内温度シフト値データベース278a1をさらに保持する。人数―人工室内温度シフト値データベース278a1には、通信できた第2センサ172a1の数(すなわち、利用者の人数)と、空調環境評価から導かれる人工室内温度のシフト値との関係を示す人数―人工室内温度シフト値マップが記憶されている。具体的には、人数―人工室内温度シフト値マップには、冷房モード時において、利用者の人数が1以上5未満であれば、シフト値は0であり、5以上10未満であれば、シフト値は+0.5度であり、10以上15未満であれば、シフト値は+1度である、といった関係等が示されている。
以下、この場合の人工室内温度生成部376a1の具体的な制御について説明する。
まず、上記実施形態と同様に、指標生成部377a1が、衣服内温度T1と衣服内湿度H1から指標Zを生成し、環境評価決定部378a1が環境表環境評価決定―人工室内温度決定マップや衣服内温度T1及び衣服内湿度H1に基づく利用者の快適度の決定のグラフから空調環境評価を決定して、人工室内温度決定部379a1が空調環境評価から人工室内温度Taを決定する。
このとき、人工室内温度決定部379a1は、人数―人工室内温度シフト値データベース278a1に記憶されている人数―人工室内温度シフト値マップを読み出して、通信できた第2センサ172a1の数(利用者の人数)から、空調環境評価から導かれる人工室内温度のシフト値を決定する。具体的には、冷房モード時において、通信できた第2センサ172a1の数(利用者の人数)が3である場合、シフト値は0であるので、人工室内温度決定部379a1は、空調環境評価から導かれる人工室内温度を人工室内温度Taとして決定する。
なお、通信できた第2センサ172a1の数(利用者の人数)が0である場合は、人工室内温度生成部376a1は、空調機10aをサーモオフ状態にするために、冷房モード時においては、設定可能な温度の下限値以下、また、暖房モード時においては、設定可能な温度の上限値以上、の人工室内温度Taを生成する。なお、通信できた第2センサ172a1の数(利用者の人数)が0の場合で、変形例1Bに記載のように、空調情報供与装置70a1が設定温度の情報を受信している場合は、サーモオフ状態にするには、人工室内温度Taを、冷房モード時において設定温度以下にすればよく、暖房モード時においては設定温度以上にすればよい。
(6−4)変形例1D
図10は、本変形例1Dに係る空調情報供与装置70a1の概略構成図である。
上記実施形態では、第2センサ172a1は、持ち運びが可能なセンサで各利用者のポケット等に入れることが可能なものであってもよいし、図4に示すように各利用者の衣服の襟元等に固定されるようなものであってもよいと説明し、各利用者に保持されるものであると説明した。しかし、これに限られるものではなく、各利用者に保持されなくてもよい。
この場合、図10に示すように、第2センサ172a1には、居室内又は対象空間Sの利用者の人数を把握する人数把握センサ176a1(人数検出部に相当)が含まれる。人数把握センサとしては、具体的には、熱画像センサ、画像センサ、電波センサ等が挙げられる。
そして、人工室内温度生成部376a1は、データ受信部374a1が受信した第2センサ172a1(具体的には、人数把握センサ176a1)の検出信号によって、利用者の人数を把握し、把握した利用者の人数に基づいて、人工室内温度Taを生成する。
この場合の人工室内温度生成部376a1の具体的な制御としては、変形例1Cに記載の制御と同様である。すなわち、人数―人工室内温度シフト値マップを用いて、人数把握センサ176a1によって把握できた利用者の人数から、空調環境評価から導かれる人工室内温度のシフト値を決定している。
(6−5)変形例1E
図11は、本変形例1Eに係る空調情報供与装置70a1の概略構成図である。
人工室内温度生成部376a1は、上記実施形態以外の制御を行ってもよい。
例えば、図11に示すように、第2センサ172a1に、利用者の生理量(脳波や脳血流量、心拍等)を検出する生理量センサ177a1が含まれている場合、人工室内温度生成部376a1は、当該生理量センサ177a1によって検出される利用者の生理量をさらに加味して、人工室内温度Taを生成してもよい。この場合、制御部74a1は、生理量センサ177a1による検出値(センサ値)に基づいて、利用者の快/不快度を把握する快/不快度把握部380a1としてさらに機能する。
なお、記憶部73a1の所定のデータベースには、予め、利用者の生理量と、利用者の快/不快度との関係が示されるマップが記憶されているものとする。そして、快/不快度把握部380a1は、当該マップに基づいて、生理量センサ177a1の検出値(センサ値)から、利用者の快/不快度を把握している。
具体的な制御としては、例えば、空調環境評価(暑い)から導かれた人工室内温度がTb+αであったとする。この場合、人工室内温度決定部379a1は、快/不快度把握部380a1が利用者が快と感じていると把握した場合に、人工室内温度TaをTbと決定し、快/不快度把握部380a1が利用者が不快と感じていると把握した場合は、人工室内温度TaをTb+αと決定する。
また、さらに、所定時間が経った後の制御として考えられるのは、快/不快度把握部380a1が利用者が快と感じていると把握した場合は、人工室内温度TaをTb+αのまま維持するように決定し、快/不快度把握部380a1が利用者が不快と感じていると把握した場合は、さらにαの値を大きくする制御である。
以上のような制御により、利用者の状態に応じた制御を行うことが可能になる。
なお、空調環境評価が寒い場合は、上述の+αを、−αに変更する制御を行えばよい。
(6−6)変形例1F
図12は、本変形例1Fに係る空調情報供与装置70a1の概略構成図である。
上記実施形態では、人工室内温度生成部376a1は、室内温度センサ19a1以外の第2センサ172a1のセンサ値(検出値)に基づいて、人工室内温度Taを生成しているが、室内温度センサ19a1によって検出される室内温度を用いて、人工室内温度Taを補正してもよい。
この場合、図12に示すように、制御部74a1は、人工室内温度生成部376a1によって生成された人工室内温度Taを、室内温度センサ19a1によって検出された室内温度に基づいて補正する補正部381a1としてさらに機能する。
また、記憶部73a1は、乖離度―シフト値データベース279a1をさらに保持する。乖離度―シフト値データベース279a1には、人工室内温度生成部376a1によって生成された人工室内温度Taと、室内温度センサ19a1によって検出された室内温度との乖離度と、人工室内温度Taのシフト値との関係を示す乖離度―シフト値マップが記憶されている。乖離度―シフト値マップは、具体的には、冷房モード時において、人工室内温度Taと室内温度との乖離度が所定の閾値よりも大きければ、シフト値を+γとする、といった関係等が示されている。
そして、補正部381a1は、当該マップに基づいて、人工室内温度生成部376a1によって生成された人工室内温度Taを、実際に検出される室内温度の情報に基づいて、補正している。
これにより、人工室内温度Taと室内温度とに乖離がある場合(例えば、利用者が服を着込みすぎていて、実際の室内温度が低いに関わらず快適と感じている等)等、利用者の種々の状況に対応して、人工室内温度Taを補正できる。そして、補正した人工室内温度Taを空調室内機30a1に送信することで、利用者の状況に応じた空調室内機30a1の制御が可能になる。
(6−7)変形例1G
上記実施形態の第2センサ172a1は、利用者のID情報が付与されるものであってもよい。例えば、利用者のID情報が付与されるセンサとしては、RFID方式のセンサがある。
この場合、人工室内温度生成部376a1は、当該ID情報(すなわち、利用者)毎に、人工室内温度Taを生成する。具体的な制御としては、上記実施形態と同様である。
なお、ID情報に、利用者の空調環境に関する情報(例えば、暑がり/寒がりである等)が含まれている場合は、当該情報を加味した制御を行ってもよい。具体的には、暑がりの人の場合は、空調環境評価から導かれる人工室内温度に予め記憶部73a1の所定のデータベースに記憶される任意の値を加算して人工室内温度Taを生成し、寒がりの人の場合は、空調環境評価から導かれる人工室内温度に予め記憶部73a1の所定のデータベースに記憶される任意の値を減算して人工室内温度Taを生成する。
これは、例えば、パーソナル空調のような個人的な空調を行う場合に有効である。これにより、各利用者の好み(状態)に応じた空調制御を行うことができる。
(6−8)変形例1H
上記実施形態では、湿度情報として、衣服内湿度H1を用いているが、これに限られるものではない。例えば、居室内の湿度情報(空調室内機に吸い込まれる吸込空気の湿度情報等)であってもよい。この場合、居室内の湿度情報を検出する室内湿度センサ(図示せず)が空調室内機30a1,30a2,・・・,30anや他の場所に設けられることになる。
(6−9)変形例1I
上記実施形態では、第2センサ172a1は、外部からの給電によって駆動するパッシブ型のセンサを想定して説明したが、これに限られるものではなく、自身の電池で稼働するアクティブ型のセンサであってもよい。この場合、図5に示すステップS101の処理は省かれる。
(6−10)変形例1J
上記実施形態では、空調室内機30a1,30a2,・・・,30an毎に空調情報供与装置70a1,70a2,・・・,70anが接続されているものに限定して説明したが、これに限られるものではない。
例えば、壁等に設置されるリモコンに空調情報供与装置70a1,70a2,・・・,70anの機能を内蔵し、当該リモコンにおいて、当該リモコンが制御を行う複数の空調室内機を一括に制御してもよい。すなわち、リモコンは、複数の空調室内機に対して、一律の人工室内温度Taを送信する。
なお、この場合、冷房モード時において、複数の空調室内機のうち、実際に室内温度センサによって検出される室内温度が、他の空調室内機に比べて所定値以上高い空調室内機(第1空調室内機という)や、暖房モード時において、複数の空調室内機のうち、実際に室内温度センサによって検出される室内温度が、他の空調室内機に比べて所定値以上低い空調室内機(第2空調室内機という)がある場合、リモコンは、第1空調室内機や第2空調室内機に対して、補正した人工室内温度Taを送信する。
具体的には、変形例1Dで説明した補正部が、予め空調情報供与装置の記憶部が保持する所定のデータベースに記憶されている、人工室内温度Taと室内温度との乖離度と、人工室内温度Taのシフト値との関係を示すマップに基づいて、シフト値を決定し、人工室内温度Taを補正している。
より具体的には、補正部は、冷房モード時においては、シフト値の分を人工室内温度Taに加算し、暖房モード時においては、シフト値の分を人工室内温度Taに減算して、人工室内温度Taを補正している。
(6−11)変形例1K
上記実施形態では、室内温度センサ19a1以外の第2センサ172a1によって検出されたセンサ値(検出値)に基づいて、室内温度の人工的な情報である人工室内温度Ta(人工対象空間温度に相当)を生成し、実際の情報である室内温度の代わりに、当該人工室内温度Taを空調室内機30a1の室内制御部13a1に送信する場合を例に挙げて具体的に説明したが、基本的に空調情報供与装置70a1,70a2,・・・,70anは、以下のような機能を有していれば成立する(すなわち、空調機10aの更新の手間を抑制できるといった課題を解決できる)。
空調室内機とのデータのやり取りやセンサ(検出部)からの通信を可能にする通信部(上記実施形態の通信部71a1に相当)と、センサの情報等を受信する受信部(上記実施形態の制御部74a1を構成するデータ受信部374a1に相当)と、受信したセンサの情報をモデル化し、作成したモデルに基づいてセンサの情報を空調機が対応できるサーミスタの情報に変換する情報変換部(上記実施形態の人工室内温度生成部376a1に相当)と、センサの情報やモデル等を記憶する記憶部(上記実施形態の記憶部73a1に相当)と、情報変換部で変換した情報を空調室内機の室内制御部(空調機の制御部)に送信する送信部(上記実施形態の制御部74a1を構成するデータ送信部375a1に相当)とである。
本発明は、各種のセンサ情報を人工的な室内環境情報(室内温度)に変換し、当該変換した室内温度(人工室内温度)を空調室内機(空調機)に送信して、空調室内機(空調機)を制御する、種々の空調制御システムに適用可能である。
13a1,13a2,・・・,13an 空調室内機の室内制御部
19a1 室内温度センサ(第1検出部)
30a1,30a2,・・・,30an 空調室内機
70a1,70a2,・・・,70an 空調情報供与装置
172a1 第2センサ(第2検出部)
173a1 衣服内温度センサ(温度検出部)
174a1 衣服内湿度センサ(湿度検出部)
175a1 動き把握センサ(動き把握検出部)
176a1 人数把握センサ(人数検出部)
177a1 生理量センサ(生理量検出部)
374a1 データ受信部(受信部)
375a1 データ送信部(送信部)
376a1 人工室内温度生成部(人工対象空間温度生成部)
380a1 快/不快度把握部
381a1 補正部
特開2007−78221号公報

Claims (8)

  1. 空調室内機(30a1,30a2,・・・,30an)に情報を与える空調情報供与装置であって、
    前記空調室内機(30a1,30a2,・・・,30an)が空調を行う対象空間の対象空間温度を検出する第1検出部(19a1)と、
    前記第1検出部(19a1)とは別の第2検出部(172a1)と、
    前記第1検出部(19a1)及び前記第2検出部(172a1)の検出信号を受信する受信部(374a1)と、
    前記受信部(374a1)が受信した前記第2検出部(172a1)による検出値に基づいて、前記対象空間温度の所定の演算に基づいて補正した情報である人工対象空間温度を生成する人工対象空間温度生成部(376a1)と、
    前記人工対象空間温度を、前記対象空間温度の代わりに、前記空調室内機(30a1,30a2,・・・,30an)の制御部(13a1,13a2,・・・,13an)に送信する送信部(375a1)と、
    を備える、空調情報供与装置(70a1,70a2,・・・,70an)。
  2. 前記第2検出部(172a1)には、複数の種類の検出部が含まれ、少なくとも所定の温度を検出する温度検出部(173a1)と、所定の湿度を検出する湿度検出部(174a1)とが含まれる、
    請求項1に記載の空調情報供与装置(70a1,70a2,・・・,70an)。
  3. 前記第2検出部(172a1)は、前記空調室内機(30a1,30a2,・・・,30an)の各利用者に保持され、又は、前記第2検出部(172a1)には、前記利用者の人数を検出する人数検出部(176a1)が含まれ、
    前記人工対象空間温度生成部(376a1)は、前記データ受信部(374a1)が受信した前記第2検出部(172a1)からの検出信号によって、前記利用者の人数を把握し、把握された前記利用者の人数に基づいて、前記人工対象空間温度を生成する、
    請求項2に記載の空調情報供与装置(70a1,70a2,・・・,70an)。
  4. 前記受信部(374a1)は、前記空調室内機(30a1,30a2,・・・,30an)の設定温度の情報をさらに受信し、
    前記人工対象空間温度生成部(376a1)は、前記設定温度の情報をさらに加味して、前記人工対象空間温度を生成する、
    請求項2又は3に記載の空調情報供与装置(70a1,70a2,・・・,70an)。
  5. 前記人工対象空間温度生成部(376a1)によって生成された人工対象空間温度を、前記第1検出部(19a1)によって検出された対象空間温度に基づいて補正する補正部(381a1)、をさらに備え、
    前記送信部(375a1)は、前記補正部(381a1)によって補正された前記人工対象空間温度を、前記対象空間温度の代わりに、前記空調室内機(30a1,30a2,・・・,30an)の制御部(13a1,13a2,・・・,13an)に送信する、
    請求項2〜4のいずれか1項に記載の空調情報供与装置(70a1,70a2,・・・,70an)。
  6. 前記第2検出部(172a1)には、前記空調室内機(30a1,30a2,・・・,30an)の利用者の動きを把握する動き把握検出部(175a1)が含まれ、
    前記人工対象空間温度生成部(376a1)は、前記動き把握検出部(175a1)によって把握される利用者の動きをさらに加味して、前記人工対象空間温度を生成する、
    請求項2〜5のいずれか1項に記載の空調情報供与装置(70a1,70a2,・・・,70an)。
  7. 前記第2検出部(172a1)には、前記空調室内機(30a1,30a2,・・・,30an)の利用者の生理量を検出する生理量検出部(177a1)が含まれ、
    前記生理量検出部(177a1)によって検出される検出値に基づいて、前記利用者の快/不快度を把握する快/不快度把握部(380a1)をさらに備え、
    前記人工対象空間温度生成部(376a1)は、前記快/不快度把握部(380a1)によって把握される前記利用者の快/不快度をさらに加味して、前記人工対象空間温度を生成する、
    請求項2〜6のいずれか1項に記載の空調情報供与装置(70a1,70a2,・・・,70an)。
  8. 前記第2検出部(172a1)は、前記空調室内機(30a1,30a2,・・・,30an)の各利用者に保持され、且つ、前記利用者のID情報が付与され、
    前記人工対象空間温度生成部(376a1)は、前記利用者毎に、前記人工対象空間温度を生成する、
    請求項1又は2に記載の空調情報供与装置(70a1,70a2,・・・,70an)。
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