JP5530954B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池に関するものである。
燃料ガス(例えば、水素)と酸化剤ガス(例えば、酸素)との電気化学反応によって発電する燃料電池がエネルギ源として注目されている。この燃料電池には、電解質膜として固体高分子膜を用いた固体高分子型燃料電池がある。固体高分子型燃料電池は、一般に、電解質膜の両面に、それぞれ、触媒層と、ガス拡散層とを、この順に備える。
ところで、固体高分子型燃料電池は、比較的低温で発電が行われるため、発電によって生成された生成水は、液体になりやすい(以下、液体の水を液水とも言う)。そして、燃料電池の内部に液水が過剰に滞留すると、ガス拡散層から触媒層へのガスの供給が阻害され、発電性能の低下を招く。
そこで、従来、固体高分子型燃料電池について、生成水の排水性を向上させ、ガス拡散層から触媒層へのガス拡散性(以下、単に「ガス拡散層のガス拡散性」とも言う)を向上させるために、ガス拡散層に撥水性を付与することが提案されている。例えば、下記特許文献1には、固体高分子電解質と触媒粒子とを含む触媒層と導電性多孔質体を含むガス拡散層とを備える燃料電池用電極において、導電性多孔質体が有孔性フッ素樹脂をフッ素化して得られた有孔性樹脂を含むことが記載されている。
特開2000−228106号公報
しかし、上記特許文献1に記載された技術によっても、ガス拡散層が含む導電性多孔質体において、有孔性樹脂の細孔が有効に機能しない部分が生じたり、細孔が生成水によって閉塞されたりして、ガス拡散層のガス拡散性を妨げる場合があった。つまり、ガス拡散層のガス拡散性について、改善の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、燃料電池が備えるガス拡散層のガス拡散性を向上させることを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
本発明の第1の形態は、
燃料電池であって、
電解質膜と、
前記電解質膜の表面に形成された触媒層と、
前記触媒層の前記電解質膜とは反対側の表面に形成されたガス拡散層と、
を備え、
前記ガス拡散層は、前記触媒層と当接する部位に、導電体と撥水剤とを含む微小多孔質層を備え、
前記微小多孔質層は、前記撥水剤として、分子間をガスが透過する性質を有するガス透過性樹脂を含み、
前記微小多孔質層は、前記ガス透過性樹脂として、非晶質のフッ素樹脂を含み、
前記微小多孔質層は、該微小多孔質層の厚さ方向の全体に亘って、前記非晶質のフッ素樹脂を結晶質のフッ素樹脂よりも多く含む、
燃料電池である。
本発明の第2の形態は、
燃料電池であって、
電解質膜と、
前記電解質膜の表面に形成された触媒層と、
前記触媒層の前記電解質膜とは反対側の表面に形成されたガス拡散層と、
を備え、
前記ガス拡散層は、前記触媒層と当接する部位に、導電体と撥水剤とを含む微小多孔質層を備え、
前記微小多孔質層は、前記撥水剤として、分子間をガスが透過する性質を有するガス透過性樹脂を含み、
前記微小多孔質層は、前記ガス透過性樹脂として、非晶質のフッ素樹脂を含み、
前記微小多孔質層は、
前記触媒層側に配置された第1の微小多孔質層であって、前記非晶質のフッ素樹脂を結晶質のフッ素樹脂よりも多く含む第1の微小多孔質層と、
前記第1の微小多孔質層の前記触媒層側とは反対側に配置された第2の微小多孔質層であって、前記結晶質のフッ素樹脂を前記非晶質のフッ素樹脂よりも多く含む第2の微小多孔質層と、を備える
燃料電池である。
本発明の第3の形態は、
燃料電池であって、
電解質膜と、
前記電解質膜の表面に形成された触媒層と、
前記触媒層の前記電解質膜とは反対側の表面に形成されたガス拡散層と、
を備え、
前記ガス拡散層は、前記触媒層と当接する部位に、導電体と撥水剤とを含む微小多孔質層を備え、
前記微小多孔質層は、前記撥水剤として、分子間をガスが透過する性質を有するガス透過性樹脂を含み、
前記微小多孔質層は、前記ガス透過性樹脂として、非晶質のフッ素樹脂を含み、
前記微小多孔質層は、該微小多孔質層の厚さ方向の全体に亘って、前記非晶質のフッ素樹脂と、結晶質のフッ素樹脂との混合物を含む、
燃料電池である。
[適用例1]
燃料電池であって、
電解質膜と、
前記電解質膜の表面に形成された触媒層と、
前記触媒層の前記電解質膜とは反対側の表面に形成されたガス拡散層と、
を備え、
前記ガス拡散層は、前記触媒層と当接する部位に、導電体と撥水剤とを含む微小多孔質層を備え、
前記微小多孔質層は、前記撥水剤として、分子間をガスが透過する性質を有するガス透過性樹脂を含む、
燃料電池。
適用例1の燃料電池では、ガス拡散層が備える微小多孔質層が、撥水剤として、上記ガス透過性樹脂を含むので、ガスは、上記ガス透過性樹脂の分子間を透過することができる。したがって、本適用例の燃料電池によって、ガス拡散層のガス拡散性を向上させることができる。本適用例の燃料電池は、微小多孔質層の細孔が生成水(液水)によって閉塞されやすい条件下において、特に効果的である。
なお、適用例1の燃料電池において、ガス透過性樹脂とは、分子間をガスが透過する性質を有する樹脂であり、例えば、光学顕微鏡によって観察可能な細孔を有する樹脂とは異なる。
[適用例2]
適用例1記載の燃料電池であって、
前記微小多孔質層は、前記ガス透過性樹脂として、非晶質のフッ素樹脂を含む、
燃料電池。
[適用例3]
適用例2記載の燃料電池であって、
前記微小多孔質層は、該微小多孔質層の厚さ方向の全体に亘って、前記非晶質のフッ素樹脂を結晶質のフッ素樹脂よりも多く含む、
燃料電池。
なお、適用例3の燃料電池において、微小多孔質層は、分子間をガスが透過しない結晶質のフッ素樹脂を含まないことが好ましい。
[適用例4]
適用例2記載の燃料電池であって、
前記微小多孔質層は、
前記触媒層側に配置された第1の微小多孔質層であって、前記非晶質のフッ素樹脂を結晶質のフッ素樹脂よりも多く含む第1の微小多孔質層と、
前記第1の微小多孔質層の前記触媒層側とは反対側に配置された第2の微小多孔質層であって、前記結晶質のフッ素樹脂を前記非晶質のフッ素樹脂よりも多く含む第2の微小多孔質層と、
を備える燃料電池。
なお、適用例4の燃料電池において、第1の微小多孔質層は、分子間をガスが透過しない結晶質のフッ素樹脂を含まないことが好ましい。
[適用例5]
適用例2記載の燃料電池であって、
前記微小多孔質層は、該微小多孔質層の厚さ方向の全体に亘って、前記非晶質のフッ素樹脂と、結晶質のフッ素樹脂との混合物を含む、
燃料電池。
非晶質のフッ素樹脂は、結晶質のフッ素樹脂よりも高価である。適用例4,5の燃料電池では、微小多孔質層の厚さ方向の一部に非晶質のフッ素樹脂を用いるので、適用例3の燃料電池よりもコストを低下させることができる。
[適用例6]
適用例1ないし5のいずれかに記載の燃料電池であって、さらに、
前記触媒層は、前記微小多孔質層と当接する部位に、前記非晶質のフッ素樹脂を含む、
燃料電池。
非晶質のフッ素樹脂は、撥水性およびガス透過性を有するから、適用例6の燃料電池によって、触媒層から微小多孔質層への排水性を向上させ、触媒層へのガス拡散性を、さらに向上させることができる。
[適用例7]
適用例1ないし6のいずれかに記載の燃料電池であって、
前記ガス透過性樹脂のガス透過係数は、100×10−10(cm3・cm/(cm2・s・cmHg))以上である、
燃料電池。
適用例7の燃料電池では、ガス透過性樹脂のガス透過係数が、例えば、水の酸素透過係数である約80×10−10(cm3・cm/(cm2・s・cmHg))よりも高いので、微小多孔質層内に液水が存在しても、微小多孔質層におけるガスの通路を確保することができる。
[適用例8]
適用例1ないし7のいずれかに記載の燃料電池であって、
前記微小多孔質層において、前記ガス透過性樹脂の前記導電体に対する質量比率は、0.05〜0.6である、
燃料電池。
適用例8の燃料電池によって、上記微小多孔質層が上記ガス透過性樹脂を含むことによって電気抵抗が高くなるのを抑制することができる。
なお、本発明は、上述した種々の特徴を必ずしも全て備えている必要はなく、その一部を省略したり、適宜、組み合わせたりして構成することができる。例えば、上記微小多孔質層の面内の一部の領域に、上記いずれかの適用例における微小多孔質層を適用するようにしてもよい。
本発明の第1実施例としての燃料電池100の概略構成を示す説明図である。 微小多孔質層30の断面を示す説明図である。 第1実施例の燃料電池100の効果を示す説明図である。 微小多孔質層30Aの断面を示す説明図である。 第2実施例の燃料電池の効果を示す説明図である。 微小多孔質層30Bの断面を示す説明図である。 第3実施例の燃料電池の効果を示す説明図である。 微小多孔質層30Cの断面を示す説明図である。 第4実施例の燃料電池の効果を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき説明する。
A.第1実施例:
図1は、本発明の第1実施例としての燃料電池100の概略構成を示す説明図である。図1では、燃料電池100の断面構造を模式的に示した。図示するように、燃料電池100は、電解質膜10の両面に、それぞれ、触媒層20と、微小多孔質層30と、ガス拡散層基材40とを、この順に備える。微小多孔質層30、および、ガス拡散層基材40は、課題を解決するための手段におけるガス拡散層に相当する。
本実施例では、電解質膜10として、ナフィオン(登録商標)を用いるものとした。電解質膜10として、プロトン伝導性を有する他の固体高分子膜を用いるものとしてもよい。また、触媒層20は、アイオノマ(例えば、ナフィオン)と、触媒(例えば、白金)を担持した担体(例えば、カーボンブラック)とを含んでいる。また、微小多孔質層30は、発電によって生成された生成水の排水性を向上させるため層であり、本実施例では、導電体としてのカーボンブラックと、撥水剤としてのポリテトラフルオロエチレンとを含んでいる。この微小多孔質層30については、後から詳しく説明する。また、本実施例では、ガス拡散層基材40として、カーボンクロスを用いるものとした。ガス拡散層基材40として、カーボンペーパ等、ガス拡散性、および、導電性を有する他の材料を用いるものとしてもよい。
図2は、微小多孔質層30の断面を示す説明図である。図示するように、微小多孔質層30は、厚さ方向の全体に亘って、カーボンブラック32(黒丸で示した)と、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34(斜めハッチングで示した)とを含んでおり、結晶質のポリテトラフルオロエチレンを含まない。そして、カーボンブラック32と、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34との間には、細孔30hが存在する。ガスや、発電によって生成された生成水は、この細孔30hを通過する。また、本実施例では、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34の酸素透過係数は、水の酸素透過係数である80×10−10(cm3・cm/(cm2・s・cmHg))よりも高く、100×10−10(cm3・cm/(cm2・s・cmHg))以上であり、微小多孔質層30内に液水が存在していても、ガス(例えば、酸素)は、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34の分子間を透過することもできる。なお、本実施例では、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34として、テフロンAF(デュポン社製、テフロンは登録商標)を用いるものとした。
また、本実施例では、微小多孔質層30において、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34のカーボンブラック32に対する質量比率は、0.05〜0.6であるものとした。このような質量比率とすることによって、微小多孔質層30が非晶質のポリテトラフルオロエチレン34を含むことによって電気抵抗が高くなるのを抑制することができる。
図3は、第1実施例の燃料電池100の効果を示す説明図である。図3に、比較例の燃料電池と、第1実施例の燃料電池100について、それぞれ、燃料電池の温度が30(℃)、電流密度が1.2(A/cm)の条件で、発電を行ったときの電圧を示した。なお、図示は省略しているが、比較例の燃料電池の構成は、微小多孔質層の構成が第1実施例の燃料電池100の微小多孔質層30と異なること以外は、第1実施例の燃料電池100の構成と同じである。具体的には、第1実施例の燃料電池100では、微小多孔質層30が非晶質のポリテトラフルオロエチレン34を含むのに対し、比較例の燃料電池では、微小多孔質層が非晶質のポリテトラフルオロエチレン34の代わりに結晶質のポリテトラフルオロエチレンを含んでいる。結晶質のポリテトラフルオロエチレンは、分子間をガスが透過しない。また、燃料電池の温度を通常の発電時の温度よりも低い30(℃)としたのは、液水が多くなり、この液水によって微小多孔質層の細孔が閉塞されやすく、微小多孔質層のガス拡散性が低下しやすい条件下での発電性能の比較を行うためである。また、図3における各電圧は、比較例の燃料電池の電圧を1として規格化されている。
図3から分かるように、先に説明した発電条件において、第1実施例の燃料電池100では、比較例の燃料電池よりも電圧が30(%)向上した。これは、第1実施例の燃料電池100では、液水が多い条件でも、微小多孔質層30に含まれる非晶質のポリテトラフルオロエチレン34によって、ガスの通路が確保されたためである。
以上説明した第1実施例の燃料電池100では、ガス拡散層を構成する微小多孔質層30が、ガス透過性を有する非晶質のポリテトラフルオロエチレン34を含むので、ガスは、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34の分子間を透過することができる。したがって、第1実施例の燃料電池100によって、ガス拡散層のガス拡散性を向上させることができる。
B.第2実施例:
第2実施例の燃料電池は、図示は省略するが、第1実施例の燃料電池100における微小多孔質層30の代わりに、後述する微小多孔質層30Aを備えている。これ以外は、第1実施例の燃料電池100と同じである。
図4は、微小多孔質層30Aの断面を示す説明図である。図示するように、微小多孔質層30Aは、触媒層20側に配置され、カーボンブラック32(黒丸で示した)と、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34(斜めハッチングで示した)とを含み、結晶質のポリテトラフルオロエチレン36(クロスハッチングで示した)を含まない第1の微小多孔質層30A1と、第1の微小多孔質層30A1の触媒層20側とは反対側に配置され、カーボンブラック32と、結晶質のポリテトラフルオロエチレン36とを含み、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34を含まない第2の微小多孔質層30A2と、を備える。なお、第1の微小多孔質層30A1の構成は、第1実施例の燃料電池100における微小多孔質層30の構成と同じである。また、第2の微小多孔質層30A2の構成は、先に第1実施例において説明した比較例の燃料電池における微小多孔質層の構成と同じである。また、本実施例では、微小多孔質層30Aの厚さは、第1実施例の燃料電池100における微小多孔質層30の厚さと同じであるものとした。したがって、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34を含む第1の微小多孔質層30A1の厚さは、第1実施例の燃料電池100における微小多孔質層30の厚さよりも薄い。
図5は、第2実施例の燃料電池の効果を示す説明図である。図5に、比較例の燃料電池と、第2実施例の燃料電池について、それぞれ、燃料電池の温度が30(℃)、電流密度が1.2(A/cm)の条件で、発電を行ったときの電圧を示した。なお、比較例の燃料電池は、先に第1実施例において説明した比較例の燃料電池と同じである。また、図5における各電圧は、図3と同様に、比較例の燃料電池の電圧を1として規格化されている。
図5から分かるように、先に説明した発電条件において、第2実施例の燃料電池では、比較例の燃料電池よりも電圧が10(%)向上した。これは、第2実施例の燃料電池では、液水が多い条件でも、第1の微小多孔質層30A1に含まれる非晶質のポリテトラフルオロエチレン34によって、ガスの通路が確保されたためである。また、先に説明した第1実施例の燃料電池100では、比較例の燃料電池よりも電圧が30(%)向上したのに対し、第2実施例の燃料電池では、比較例の燃料電池よりも電圧が10(%)しか向上しなかったのは、第2実施例の燃料電池では、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34を含む第1の微小多孔質層30A1の厚さが、第1実施例の燃料電池100における微小多孔質層30の厚さよりも薄いためである。
以上説明した第2実施例の燃料電池では、ガス拡散層を構成する微小多孔質層30Aにおける第1の微小多孔質層30A1が、ガス透過性を有する非晶質のポリテトラフルオロエチレン34を含むので、ガスは、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34の分子間を透過することができる。したがって、第2実施例の燃料電池によっても、ガス拡散層のガス拡散性を向上させることができる。
また、第2実施例の燃料電池では、微小多孔質層30Aにおいて、比較的高価な非晶質のポリテトラフルオロエチレン34の使用量が、第1実施例の燃料電池100における微小多孔質層30よりも少ないので、第1実施例の燃料電池100よりも、コストを低下させることができる。
C.第3実施例:
第3実施例の燃料電池は、図示は省略するが、第1実施例の燃料電池100における微小多孔質層30の代わりに、後述する微小多孔質層30Bを備えている。これ以外は、第1実施例の燃料電池100と同じである。
図6は、微小多孔質層30Bの断面を示す説明図である。図示するように、微小多孔質層30Bは、厚さ方向の全体に亘って、カーボンブラック32(黒丸で示した)と、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34(斜めハッチングで示した)と結晶質のポリテトラフルオロエチレン36(クロスハッチングで示した)との混合物とを含んでいる。なお、本実施例では、微小多孔質層30Bの厚さは、第1実施例の燃料電池100における微小多孔質層30の厚さと同じであるものとした。
図7は、第3実施例の燃料電池の効果を示す説明図である。図7に、比較例の燃料電池と、第3実施例の燃料電池について、それぞれ、燃料電池の温度が30(℃)、電流密度が1.2(A/cm)の条件で、発電を行ったときの電圧を示した。なお、比較例の燃料電池は、先に第1実施例において説明した比較例の燃料電池と同じである。また、図7における各電圧は、図3と同様に、比較例の燃料電池の電圧を1として規格化されている。
図7から分かるように、先に説明した発電条件において、第3実施例の燃料電池では、比較例の燃料電池よりも電圧が20(%)向上した。これは、第3実施例の燃料電池では、液水が多い条件でも、微小多孔質層30Bに含まれる非晶質のポリテトラフルオロエチレン34によって、ガスの通路が確保されたためである。また、先に説明した第1実施例の燃料電池100では、比較例の燃料電池よりも電圧が30(%)向上したのに対し、第3実施例の燃料電池では、比較例の燃料電池よりも電圧が20(%)しか向上しなかったのは、第3実施例の燃料電池では、微小多孔質層30Bに、分子間をガスが透過しない結晶質のポリテトラフルオロエチレン36が混在しており、第1実施例の燃料電池100における微小多孔質層30よりもガスの通路が少なくなったためである。
以上説明した第3実施例の燃料電池では、ガス拡散層を構成する微小多孔質層30Bが、ガス透過性を有する非晶質のポリテトラフルオロエチレン34を含むので、ガスは、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34の分子間を透過することができる。したがって、第3実施例の燃料電池によっても、ガス拡散層のガス拡散性を向上させることができる。
また、第3実施例の燃料電池では、微小多孔質層30Bにおいて、比較的高価な非晶質のポリテトラフルオロエチレン34の使用量が、第1実施例の燃料電池100における微小多孔質層30よりも少ないので、第1実施例の燃料電池100よりも、コストを低下させることができる。
D.第4実施例:
第4実施例の燃料電池は、図示は省略するが、第1実施例の燃料電池100における微小多孔質層30の代わりに、後述する微小多孔質層30Cを備えている。また、第4実施例の燃料電池は、第1実施例の燃料電池100における触媒層20の代わりに、後述する触媒層20Cを備えている。これら以外は、第1実施例の燃料電池100と同じである。
図8は、微小多孔質層30Cの断面を示す説明図である。図示するように、微小多孔質層30Cは、厚さ方向の全体に亘って、カーボンブラック32(黒丸で示した)と、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34(斜めハッチングで示した)とを含んでおり、結晶質のポリテトラフルオロエチレンを含まない。また、触媒層20Cは、微小多孔質層30Cと当接する部位に、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34を含んでいる。
図9は、第4実施例の燃料電池の効果を示す説明図である。図9に、比較例の燃料電池と、第4実施例の燃料電池について、それぞれ、燃料電池の温度が30(℃)、電流密度が1.2(A/cm)の条件で、発電を行ったときの電圧を示した。なお、比較例の燃料電池は、先に第1実施例において説明した比較例の燃料電池と同じである。また、図9における各電圧は、図3と同様に、比較例の燃料電池の電圧を1として規格化されている。
図9から分かるように、先に説明した発電条件において、第4実施例の燃料電池では、比較例の燃料電池よりも電圧が35(%)向上した。これは、第4実施例の燃料電池では、液水が多い条件でも、微小多孔質層30Cに含まれる非晶質のポリテトラフルオロエチレン34、および、触媒層20Cに含まれる非晶質のポリテトラフルオロエチレン34によって、ガスの通路が確保されたためである。また、先に説明した第1実施例の燃料電池100では、比較例の燃料電池よりも電圧が30(%)向上したのに対し、第4実施例の燃料電池では、比較例の燃料電池よりも電圧が35(%)向上したのは、第4実施例の燃料電池では、触媒層20Cに、ガス透過性を有する撥水剤としての非晶質のポリテトラフルオロエチレン34が含まれており、第1実施例の燃料電池100よりも、触媒層20Cから微小多孔質層30Cへの排水性が向上し、ガス拡散性が向上したためである。
以上説明した第4実施例の燃料電池では、ガス拡散層を構成する微小多孔質層30Cが、ガス透過性を有する非晶質のポリテトラフルオロエチレン34を含むので、ガスは、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34の分子間を透過することができる。したがって、第4実施例の燃料電池によっても、ガス拡散層のガス拡散性を向上させることができる。
E.変形例:
以上、本発明のいくつかの実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。例えば、以下のような変形が可能である。
E1.変形例1:
上記第1実施例の燃料電池100では、触媒層20のほぼ全面に、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34を含む微小多孔質層30を配置するものとしたが、本発明は、これに限られない。例えば、触媒層20の面内における一部の領域に、微小多孔質層30を配置するようにし、他の領域に、他の微小多孔質層を配置するようにしてもよい。具体的には、触媒層20の面内において、水が過剰になりやすい領域に、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34を含む微小多孔質層30を備えるようにし、乾燥しやすい領域に、他の微小多孔質層を備えるようにしてもよい。こうすることによって、燃料電池100における局所的なフラッディングや、ドライアップを抑制することができる。これは、第2〜4実施例の燃料電池における微小多孔質層30A,30B,30Cについても同様である。
E2.変形例2:
上記第1実施例の燃料電池100では、微小多孔質層30は、導電体として、カーボンブラックを含むものとしたが、本発明は、これに限られない。カーボンブラックの代わりに、繊維状のカーボン(例えば、カーボンナノチューブ)を用いるものとしてもよい。これは、第2〜4実施例の燃料電池における微小多孔質層30A,30B,30Cについても同様である。
E3.変形例3:
上記第1実施例の燃料電池100では、微小多孔質層30は、結晶質のポリテトラフルオロエチレンを含まないものとしたが、本発明は、これに限られない。微小多孔質層30は、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34を結晶質のポリテトラフルオロエチレンよりも多く含んでいればよい。
E4.変形例4:
上記第2実施例の燃料電池では、第1の微小多孔質層30A1は、結晶質のポリテトラフルオロエチレン36を含まないものとしたが、本発明はこれに限られない。第1の微小多孔質層30A1は、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34を結晶質のポリテトラフルオロエチレン36よりも多く含んでいればよい。
また、上記第2実施例の燃料電池では、第2の微小多孔質層30A2は、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34を含まないものとしたが、本発明は、これに限られない。第2の微小多孔質層30A2は、結晶質のポリテトラフルオロエチレン36を非晶質のポリテトラフルオロエチレン34よりも多く含んでいればよい。
E5.変形例5:
上記第1実施例の燃料電池100では、微小多孔質層30は、非晶質のポリテトラフルオロエチレン34を含むものとしたが、本発明は、これに限られない。非晶質のポリテトラフルオロエチレン34の代わりに、他の非晶質のフッ素樹脂、さらには、他の非晶質のフッ素樹脂の代わりに、撥水性および分子間をガスが透過する性質を有する樹脂を含むものとしてもよい。
100…燃料電池
10…電解質膜
20,20C…触媒層
30,30A,30B,30C…微小多孔質層
30A1…第1の微小多孔質層
30A2…第2の微小多孔質層
30h…細孔
32…カーボンブラック
34…ポリテトラフルオロエチレン(非晶質)
36…ポリテトラフルオロエチレン(結晶質)
40…ガス拡散層基材

Claims (6)

  1. 燃料電池であって、
    電解質膜と、
    前記電解質膜の表面に形成された触媒層と、
    前記触媒層の前記電解質膜とは反対側の表面に形成されたガス拡散層と、
    を備え、
    前記ガス拡散層は、前記触媒層と当接する部位に、導電体と撥水剤とを含む微小多孔質層を備え、
    前記微小多孔質層は、前記撥水剤として、分子間をガスが透過する性質を有するガス透過性樹脂を含み、
    前記微小多孔質層は、前記ガス透過性樹脂として、非晶質のフッ素樹脂を含み、
    前記微小多孔質層は、該微小多孔質層の厚さ方向の全体に亘って、前記非晶質のフッ素樹脂を結晶質のフッ素樹脂よりも多く含む、
    燃料電池。
  2. 燃料電池であって、
    電解質膜と、
    前記電解質膜の表面に形成された触媒層と、
    前記触媒層の前記電解質膜とは反対側の表面に形成されたガス拡散層と、
    を備え、
    前記ガス拡散層は、前記触媒層と当接する部位に、導電体と撥水剤とを含む微小多孔質層を備え、
    前記微小多孔質層は、前記撥水剤として、分子間をガスが透過する性質を有するガス透過性樹脂を含み、
    前記微小多孔質層は、前記ガス透過性樹脂として、非晶質のフッ素樹脂を含み、
    前記微小多孔質層は、
    前記触媒層側に配置された第1の微小多孔質層であって、前記非晶質のフッ素樹脂を結晶質のフッ素樹脂よりも多く含む第1の微小多孔質層と、
    前記第1の微小多孔質層の前記触媒層側とは反対側に配置された第2の微小多孔質層であって、前記結晶質のフッ素樹脂を前記非晶質のフッ素樹脂よりも多く含む第2の微小多孔質層と、を備える
    燃料電池。
  3. 燃料電池であって、
    電解質膜と、
    前記電解質膜の表面に形成された触媒層と、
    前記触媒層の前記電解質膜とは反対側の表面に形成されたガス拡散層と、
    を備え、
    前記ガス拡散層は、前記触媒層と当接する部位に、導電体と撥水剤とを含む微小多孔質層を備え、
    前記微小多孔質層は、前記撥水剤として、分子間をガスが透過する性質を有するガス透過性樹脂を含み、
    前記微小多孔質層は、前記ガス透過性樹脂として、非晶質のフッ素樹脂を含み、
    前記微小多孔質層は、該微小多孔質層の厚さ方向の全体に亘って、前記非晶質のフッ素樹脂と、結晶質のフッ素樹脂との混合物を含む、
    燃料電池。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の燃料電池であって、さらに、
    前記触媒層は、前記微小多孔質層と当接する部位に、前記非晶質のフッ素樹脂を含む、
    燃料電池。
  5. 請求項1から4までのいずれか一項に記載の燃料電池であって、
    前記ガス透過性樹脂のガス透過係数は、100×10-10(cm3・cm/(cm2・s・cmHg))以上である、
    燃料電池。
  6. 請求項1から5までのいずれか一項に記載の燃料電池であって、
    前記微小多孔質層において、前記ガス透過性樹脂の前記導電体に対する質量比率は、0.05〜0.6である、
    燃料電池。
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