JP5530590B2 - 手指衛生の遵守を監視する方法及びシステム - Google Patents

手指衛生の遵守を監視する方法及びシステム Download PDF

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Description

本発明は、手指衛生(hand hygiene)の遵守(compliance)を監視することに関する。より具体的には、本発明は、トリガを用いて手指衛生の遵守を監視するもので、入室した事及びディスペンサーを使用した事が記録される。
病院での感染及びそれに関連する合併症は、患者、医師及びヘルスケアシステムに大きな負担になっている。これまで、これら問題の取組みは数多く行われているが、結局のところ、手指衛生の遵守が、感染の広がりを最も効果的に防止する単純な手段である。ヘルスケアプロバイダーで手指衛生基準に合格するのは30〜40%であると推定されている。
手洗いを追跡する手段は、簡単で、誇示的なものではなく、リアルタイムでフィードバックすることができるものであることが要求される。
本発明は、ヘルスケアプロバイダーが手指衛生を遵守するのを監視することができるシステムに関する。システムは、ヘルスケアプロバイダーが装着可能なデータリーダを具えている。システムは、病室の各ドアの入口部(door portal)に配備された入室トリガ(portal trigger)を具えており、ヘルスケアプロバイダーが病室に入ったとき、データリーダを作動させて、入室した事(entrance event)が記録される。システムは、各病室の中又は入口にある洗浄剤(cleanser)入りの各ディスペンサーに配備されたディスペンサートリガを具えており、ヘルスケアプロバイダーがディスペンサーにより洗浄剤を使用したとき、データリーダを作動させて、ディスペンサーを使用した事(dispensing event)を記録する。データリーダは、ディスペンサーを使用した回数及び入室した回数を表示するディスプレイを有している。
本発明は、ヘルスケアプロバイダーが手指衛生を遵守するのを監視することができる方法に関する。本発明の方法は、ヘルスケアプロバイダーが装着可能なデータリーダを、病室の各ドアの入口部に配備された入室トリガによって作動させるステップ、及びヘルスケアプロバイダーが病室に入ったとき、入室した事を記録するステップを有している。また、各病室の中又は入口にある洗浄剤入りの各ディスペンサーに配備されたディスペンサートリガにより、データリーダを作動させてヘルスケアプロバイダーがディスペンサーの洗浄剤を使用したとき、ディスペンサーを使用した事を記録するステップがある。ディスペンサーを使用した回数及び入室した回数を、データリーダのディスプレイに表示する表示ステップがある。
本発明は、人が手指衛生を遵守するのを監視することができるシステムに関する。システムは、人が装着可能なデータリーダを具えている。システムは、トイレの各ドアの入口部に配備された入室トリガを具えており、ヘルスケアプロバイダーがトイレに入ったとき、データリーダを作動させて、トイレへの入室が記録される。システムは、トイレにある洗浄剤入りの各ディスペンサーに配備されたディスペンサートリガを具えており、ヘルスケアプロバイダーがディスペンサーの洗浄剤を使用したとき、データリーダを作動させて、ディスペンサーを使用した事を記録する。ディスペンサーを使用した回数及び入室した回数を表示するディスプレイを有している。
本発明は、人が手指衛生を遵守するのを監視することができる方法に関する。方法は、人が装着可能なデータリーダを具えている。システムは、人が装着したデータリーダを、トイレの各ドアの入口部に配備された入室トリガによって作動させるステップ、及び人がトイレに入ったとき、トイレに入室したことを記録するステップを有している。また、トイレにある洗浄剤入りの各ディスペンサーに配備されたディスペンサートリガによってデータリーダを作動させるステップ、人がディスペンサーの洗浄剤を使用したとき、ディスペンサーを使用した事を記録するステップがある。ディスペンサーを使用した回数及び入室した回数をディスプレイに表示するステップを有している。
図面中、同じ引用符号は、複数の図において類似又は同一の要素を表すものとする。より具体的には、図5を参照すると、ヘルスケアプロバイダー(医療サービス提供者)が手指衛生を遵守するのを監視することができるシステム(10)が示されている。システム(10)は、ヘルスケアプロバイダーが装着できるようにしたデータリーダ(12)を具えている。システム(10)は、病室(18)の各ドアの入口部(16)に配備された入室トリガ(14)を具えており、ヘルスケアプロバイダーが病室(18)に入ったとき、データリーダ(12)を作動させて、入室した事を記録する。システム(10)は、各病室(18)の中又は入口にある洗浄剤入りの各ディスペンサー(22)に配備されたディスペンサートリガ(20)を具えており、ヘルスケアプロバイダーがディスペンサーの洗浄剤を使用したとき、データリーダを作動させて、ディスペンサーを使用した事を記録する。なお、データリーダ(12)は、ディスペンサーを使用した回数及び入室した回数を表示するディスプレイ(24)を有している。
好ましくは、ディスプレイ(24)は、ディスペンサーを使用した回数と入室した回数の比(ratio)を表示する。ディスプレイ(24)は、好ましくは、その比、入室した事の回数及びディスペンサーを使用した事の回数を同時に表示する。好ましくは、データリーダ(12)は、データリーダ(12)に記録されたディスペンサーを使用した回数、入室した回数及び比へのアクセスを制御するために、ヘルスケアプロバイダーが制御可能なロック(26)を含んでいる。ディスペンサーは、好ましくは、ディスペンサートリガ(20)に接続されたレバー(28)を含んでいる。
ロックは、パスワードコントローラアクセスと同様なものであってよく、ヘルスケアプロバイダーによるデータリーダへのアクセスを可能とするには、ウインドウズ・オペレーティング・システム(ウインドウズは登録商標)で利用されるものと同様、データリーダへ入力される必要がある。
好ましくは、データリーダ(12)は、ディスペンサーを使用した回数、入室した回数及び比を所定時間後にゼロにリセットする。データリーダ(12)は、好ましくは、ディスペンサーを使用した回数、入室した回数及びその比を格納するメモリを含んでいる。好ましくは、データリーダ(12)はタイマー(12)を含んでいる。データリーダ(12)は、好ましくはCPU(34)を含んでいる。
好ましくは、データリーダ(12)は、タグ又はページャ(36)の一部である。トリガは、好ましくは送信機(38)と受信機(40)を有している。好ましくは、データリーダ(12)は、送信機(38)と受信機(40)を有している。メモリ(30)へは、好ましくは、外部から電子的に照会することができる。好ましくは、入室した事は、データリーダ(12)が病室(18)に入るときにのみ起こる。1回の入室に随伴して行われるディスペンサーの使用は多くても2回であることが好ましい。好ましくは、データリーダ(12)は、入室又はディスペンサーの使用のどちらかが起こると動作可能状態(enabled state)となり、データリーダ(12)が動作可能状態のときに入室又はディスペンサーの使用が起こると、データリーダは作動された状態(activated state)となり、データリーダ(12)が作動された状態のときにディスペンサーの使用が起こると、データリーダは終了状態(finalized state)となる。
ディスペンサートリガ(20)は、好ましくは、動作可能状態(enabled position)と作動された状態(activated position)を有している。データリーダ(12)が動作可能状態になると、その結果として及びそれに基づいて、ディスペンサートリガ(20)は動作可能状態になる。ディスペンサーの使用が行われると、ディスペンサートリガ(20)は作動された状態る。好ましくは、システム(10)は、他のヘルスケアプロバイダーが装着できるようにするための追加のデータリーダ(12)を含んでおり、各データリーダ(12)は、対応するデータリーダ(12)を有するヘルスケアプロバイダーによるディスペンサーの使用のみを記録する。ヘルスケアプロバイダーのデータリーダ(12)に関連付けられたディスペンサーが使用される毎に、ディスペンサーは、ディスペンサーが使用された事を示す信号を送信することが好ましい。データリーダ(12)とトリガは、相互の通信を行なうために、RFIDを用いることができるし、或いはまた、ブルートゥース通信(ブルートゥースは登録商標)又はその他の無線技術を用いることもできる。
本発明は、ヘルスケアプロバイダーが手指衛生を遵守するのを監視することができる方法に関する。本発明の方法は、ヘルスケアプロバイダーが装着可能なデータリーダ(12)を、病室(18)の各ドアの入口部(16)に配備された入室トリガ(14)によって作動させるステップ、及びヘルスケアプロバイダーが病室(18)に入ったとき、入室した事を記録するステップを含んでいる。各病室(18)の入口(16)にある洗浄剤入りのディスペンサー(22)に配備されたディスペンサートリガ(20)により、データリーダ(12)を作動させヘルスケアプロバイダーがディスペンサーの洗浄剤を使用したとき、ディスプレイを使用した事を記録するステップがある。ディスペンサーを使用した回数及び入室した回数を、データリーダ(12)のディスプレイ(24)に表示する表示ステップがある。
好ましくは、表示ステップは、ディスペンサーを使用した回数と入室した回数の比をディスプレイ(24)に表示するステップを含んでいる。表示ステップは、好ましくは、その比、入室した回数及びディスペンサーを使用した回数を同時に表示するステップを含んでいる。
好ましくは、データリーダ(12)によって記録されたディスペンサーの使用した回数、入室した回数及びその比へのアクセスを制御するために、ヘルスケアプロバイダーによりデータリーダ(12)のロックを制御するステップがある。好ましくは、ディスペンサーを使用した回数、入室した回数及び所定時間後に比をゼロにリセットするステップがある。
好ましくは、メモリ(30)を外部から電子的に照会する(interrogating)ステップがある。好ましくは、入室するか又はディスペンサーを使用すると、データリーダ(12)を動作可能状態にし、データリーダ(12)が動作可能状態のときに入室するか又はディスペンサーを使用すると、データリーダ(12)を作動された状態にし、データリーダ(12)が作動された状態のときにディスペンサーを使用するデータリーダ(12)を終了状態にするステップがある。好ましくは、データリーダ(12)が動作可能状態になったとき、その結果として及びそれに依存して、ディスペンサートリガ(20)を動作可能状態にし、ディスペンサーを使用すると、ディスペンサートリガ(20)を作動された状態にするステップがある。好ましくは、ヘルスケアプロバイダーのデータリーダ(12)に関連づけされたディスペンサーが使用される毎に、ディスペンサートリガ(20)によってディスペンサーを使用した事を示す信号を送信するステップがある。
好ましい実施例について次に説明する。
[用語の説明]
データリーダ(12)>
システム(10)内にあり、入室した事と、それに随伴して手洗いを行なった事を記録する電子CPU(34)。システム(10)内には、電子ロックA(説明は後記)がある。電子ロックAは、ロックB及びロックCへ信号を送ることができ、電子ロックAから信号が送られると、これらのロックは動作可能位置になる。
<ロックA>
データリーダ(12)の内部にて、閉状態又は開状態で存在する。開状態は、動作可能位置、(動作可能α(enabled-α))、作動された位置、終了位置で動作可能である。
動作可能位置(Enabled): 電子キーから1つの初期信号が送られた後のロックの状態。
動作可能α位置(Enabled-α): 完全に動作可能状態になるためのポテンシャルを示し、基本モデルのシーケンスから外れた手洗い行動を示すロックの状態。
作動された位置(Activated): 第2の信号を電子キーから受信した後のロックの状態。
終了状態(Finalized): 電子キーが第3の信号を受信した後のロックの状態で、回路を閉じることによって起こる。
<ロックB及びC>
ソープディスペンサー及びアルコールゲル剤(alcohol gel wash)ディスペンサーの中に組み込まれ、閉状態又は開状態で作動することができるバーチャル又は電子ロックシステム。開状態は、動作可能位置、作動された位置から構成され、後記する作用によってトリガされた電子キー機構によって“クローズドアウト(closed out)”位置へ進む。
<自律系回路(autonomous circuits)>
一人のデータリーダ(12)によって追跡される電子回路で、ユーザ毎の機能性が保存された(preserved functionality)固有のキーセット(電子的に生成されたコード)を利用する。この回路は、病室(18)へ入る前後に手洗いが行なわれると、独立して進行させることができ、他の者が同時に病室に入ったかどうかとは関係なく、個人の行動の追跡を続けることができる。
<キー>
入室回路の中で生成され、ロックを異なる位置(接続状態)に進めることができる信号。ソープ又はアルコールゲル剤を使用し、出入口(doorway)の敷居(threshold)を通って病室(18)に入ることは、異なる信号又はキーを発生させる手段である。生成されたキーは、システム(10)内のロック間で作用する信号として供される。各人には、病室に入った他のヘルスケアプロバイダーの行動から独立してその行動の如何に拘わらず、各人の具体的行動を追跡する固有の一時キーが与えられる。
<無線通信>
手指衛生の励行を追跡されるべき人が装着可能なデータリーダ(12)に通信する手段である。これは、無線利用個体識別(RFID)技術、磁気カプラー、ブルートゥース技術等を利用しして、描写された(delineated)バーチャル電子ロック及びキーシステムによって達成される。システムは、手指衛生/入室回路を初期化するためのオプションとして認識されたアクションが開始されると、回路が開くように設計及び構成されている。
システム(10)は、2つの部品(無線利用個体識別(RFID)技術、ブルートゥース技術、又は他のシステムの何れかを利用)が配備された装置である。第1は、データリーダ(理想的には、幅約3cm、高さ1cm、奥行き5mm)で、第2の要素であるデータトリガと通信する病院従業員のページャ又は識別タグに慎重に装着されるか又は取り付けられる。トリガは、部屋の内部に配備され、ソープ又はアルコールゲル剤ディスペンサーに取り付けられる。これらの「トリガ」は、ドアの入口部にて(ドアの敷居を物理的に通過すると作動する)、ソープ又はアルコールゲル剤ディスペンサーのレバー機構(ディスペンサー装置を押すと作動する)の内部に配置される。完全な回路は、受診に来た患者が1つの部屋に入室して、手洗いを2回行なう事を必要とする。この比は、この設定での最良の行動であり、患者を診察する前と後に手を洗う事を意味する。その比は、異なる設定に用いる場合は変更可能である。例えば、フードサービス産業では、完全な回路は、トイレに入る毎に手を洗う事になるであろう。
データリーダ装置には、小さなLCDディスプレイ(又はその他のもの)を含むことができ、該ディスプレイは、1)手洗い回数、2)入室回数、3)比(2:1その他)を表す3つのカラムを有する。ユーザは、1日のうちのどの時間にも装置を視覚的に検査し、その状況をチェックすることができる。設定された時間、例えば真夜中にリセットする自動装置は、ヘルスケアプロバイダーに対して、自分の行動を変える機会を与えることになるであろう。このような装置の目的は、トラッカー(追跡手段)として用いられる歩数計と同じように、ユーザに多くの力を与え、行動を促進/変化させるための動機として供されることである。装置を用いる人は、装置に所定間隔で電子的に照会するオプションを有することもできる。ユーザは、格納されたデータにアクセスして、個人的に報告を受けることができる。ユーザは、外部の評価を求めるために、自分のデータリーダ(12)を自発的に開示することもできる。最高の行動には、報奨を与えられることができる。全体的な目的は、手洗いの励行を改善することであり、装着者に対してリアルタイムのフィードバックを行ない、スタッフに権限をもたせて、最終的に感染を防止し、救命を図ることである。これを行なうのに、コンピュータプログラミングの拡張を必要とせず、ソフトウエアの開発も不要であり、病室内の電気配線も不要である。装置は、単純なカウンターとして作用し、ユーザに対して生のデータを表示する。さらにまた、このシステムは、脅迫的なものとして認識されることがある外部監視モデルを作るというのではなく、データを収集する者と、雇用者/スタッフとの対立関係が形成されるのを回避するものである。ある意味で、システム(10)を使用する者は、自らのデータと行動を所有するものである。
この技術は、労働規律として手指の衛生遵守が重要な場所に主に用いられることができる。例えば、病院、クリニック、診療所等の場所や、レストラン又は食品取扱い産業でも使用される他、コンピュータ用プロセッサ製造等のように無菌環境が製造工程で重要とされる産業にも使用可能である。
システム(10)は、雇用者の手指衛生状況に関して、雇用者にリアルタイムのフィードバックを提供することにある。生のデータは、1日のうちのどの時間でも視覚的にチェックするために利用可能であり、計算によって求められた比は、成績として表示又はランク付けすることができる。このようなフィードバックは、行動修正を円滑に行なうための訓練に効果を発揮することが示されている。装置は、電子機器のネットワークや配線の拡張を必要とせず、分析用の複雑なソフトウエアを必要とせず、ユーザに対して不必要な情報を提供することなく、ユーザは自分らの行動に対してより多くの責任をもつことができる。ペースメーカーが医師による診察と診察の間に異常な動き/警報がチェックされることができるように、本発明の装置は、電子的に照会されることができる。情報を集めて広めることにより、作業者グループの行動の総合成果(collective performance)が反映される。データは、匿名でのフィードバックの追加機構として、作業者に対して表示又は送信されることができる。例えば、データは、病院内の全ての医師又は全ての看護スタッフの手指衛生励行を表す全てのものが表示されることができる。各人は、仕事に関する昇進、ボーナス、優待等の業績評価の一部として、自らの個人データを雇用者に自発的に開示するオプションを有することもできる。
アンドリュー医師が病室(18)まで歩いて行く。彼は、病室(18)に隣接する壁に配置された手洗い用アルコールゲルディスペンサーのレバー(28)を押す。この操作により、ロックAは、「閉」位置から「開」位置に移動する。具体的には、この操作によって、ロックAは、「動作可能」位置に移動する。ロックAは、電子ロックであり、アンドリュー医師が装着しているデータリーダ(12)の一部である。ロックAは、「動作可能(enabled)位置」「作動された(activated)位置」「終了(finalized)位置」の3つの開位置を有している。動作可能位置にするには、第1の電子キーによる初期動作が必要であり、作動された位置にするには、第2の電子キーの作動を必要とする。レバー(28)を押すと、手の清浄剤が分配されるが、これは第1キーをスイッチオンすることになり、該キーから、アンドリュー医師が装着しているデータリーダ(12)へ信号が送られ、ロックAは動作可能位置になる。データリーダ(12)は、タイマー(32)機構により、所定時間動作可能位置の儘である。アンドリュー医師が病室(18)へ入らないとき、データリーダ(12)のロックAは、自動的に「閉位置」へ移動して動作を停止し、回路を記録しない。回路は、最初に手洗いを行なった事、次に病室(18)へ入室した事(最初の手洗いから5分以内)、最後に手洗いを行なった事、及び病室(18)からの退室した事から構成される(又は、このテーマでの変形例として、例えば、最初に病室(18)に入った事、病室内で手を洗った事、患者を診察した事、部屋を出るときに壁にあるアルコールゲル剤ディスペンサーを使用した事を示すことができる)。不完全な回路は、入室の前後に手洗いを行わなかった事、又は患者の診察後にだけ手洗いを行なったことを意味する。
上記のとおり進み、アンドリュー医師が歩いて部屋の中へ入ると(出入口の敷居を通る)、この動作により、第2キーが、彼のデータリーダ(12)のロックAを作動させることができる。出入口の敷居を通ることは、ロックAの第2キーを作動させることと同じであり、これは、受動型RFIDカップリング又は他の手段によって達成されることができる。アンドリュー医師が装着したデータリーダ(12)のロックAが一旦作動させられると、データリーダ(12)は、ロックB及びCに電子的に接続された信号(キー3)を発生する。ロックBは、病室の直ぐ外又は内部にあるアルコールゲル剤ディスペンサーの内部に配置され、ロックCは、一般的には、病室に配備されたソープディスペンサーの内部に配置されている。アンドリュー医師が装着したデータリーダ(12)から送られた信号は、キー3をオンにするので、ロックB及びCは動作可能になる。
このとき、アンドリュー医師が装着したデータリーダ(12)のロックAは、作動された位置にあり、ロックB及びC(室内環境にある)は動作可能位置にある。ロックB及びCは、タイムアウトするまで、又は作動された位置に移るまで、動作可能状態にある。
続いて、アンドリュー医師は患者を診察する。診察行為が終了すると、医師は、a)ソープと水で手を洗うか(部屋のシンクにて)、b)病室の直ぐ外又は入口近傍にあるアルコールゲル剤装置を利用して手を洗うか、c)手を洗うことなく部屋を出て行く。
アンドリュー医師がシンクで手を洗う場合、彼は、ディスペンサーのレバー(28)を押して液体ソープを使用する。この操作により、信号は彼のデータリーダ(12)へ送られ、ロックAを終了状態にするための信号を生成する。この信号は、キー4を構成する。キー4により、データリーダ(12)のロックAが終了位置に移動すると、回路は閉じて完了する。アンドリュー医師が装着したシステム(10)(データリーダ(12)が組み込まれている)は、「入室1、手洗い2、比2:1」を読み出す。もし、アンドリュー医師が、患者の診察を終了した後、部屋にあるシンクのソープディスペンサーを使用せずに、出入口に向かって歩いたとしても、この位置で、アルコールゲル剤を使用することができる。これは、アンドリュー医師が装着したデータリーダ(12)に対し、キー4による信号を送信させる代替手段としての役割を果たし、またロックAを終了位置にすることができる。前述の如く、この代替手段が行われると、ロックAは、回路が閉じて完了したものとみなされる。システム(10)は、再び、「入室1、手洗い2、比2:1」を表示する。液体ソープディスペンサー又はアルコールゲル剤ディスペンサーを使用すると、回路は、独立して閉じられるため、患者の診察終了後、データリーダ(12)に2回の手洗いが記録されることがないようにしており、これにより、誤った値つまり誇張された値が記録されないようにしている。
アンドリュー医師が患者を診察した後、病室を退室するときに自分の手を洗わないとき(部屋のシンクで液体ソープを使用せず、病室(18)の直ぐ外又は入口にあるアルコールゲル剤ディスペンサーも使用しない)、データリーダ(12)のロックAは、作動された位置にある。さらに、ロックB(ソープの中)とロックC(ゲル剤ディスペンサーの中)は、依然として動作可能位置の儘である。アンドリュー医師が部屋を出て、出入口の敷居を通ると、ロックA、B及びCは、夫々のタイマー機構がタイムアウトした後に、閉じる。彼のシステムは、「入室1、手洗い1、比1:1」を記録する。
アンドリュー医師がアルコールゲルディスペンサーで手を洗わずに部屋に入ると、キー2により、部屋に入室した信号をデータリーダ(12)へ送信する。ロックAは、開位置になり、動作可能α位置が指定される。このように、動作可能α位置は、医師が承認された行動を異なる順序で行なう回路を示す。アンドリュー医師が病室に入り、シンクで液体ソープを使って手を洗うと、彼のロックAは、入室した記録を同時に検出する。なお、ロック2は動作可能α位置である。この後、手洗いを行なうと、彼のロックAは動作可能状態から作動された状態に即座に移動する。換言すれば、アンドリュー医師のデータリーダ(12)が一旦、入室した事及びソープを使用した事を確認すると、彼のロックAは、正規シーケンスで進行する上記実施例に示された作動された位置に自動的に切り換わる。医師のロックAがアクティブ状態になると、ロックBとCは動作可能状態になる。ロックB及びCは、前述の如く、ソープディスペンサー及びアルコールゲル剤ディスペンサーの中にある。これらのロックは、アンドリュー医師が患者の診察を終了し、どちらかのステーションで手を洗うまでは、動作可能位置の儘である。これらのうちのどちらかの行動が行われると、回路は閉じる。
もし、数人の医師が交互に病室へ入室したとき、彼らが入室した事と手洗いを行なった事は、前述と同じ行動によって作られる分離した自律系回路の形態で、互いに独立して追跡されることになる。各回路が初期化されると、手洗い剤のディスペンサー装置は、次の電子キー(又はデジタルコード)へサイクルが進行し、これによって、ユーザ固有の別の電子ロック及びキーが初期化される。その後のロック及びキーの経路では、多くのヘルスケアプロバイダーが部屋へ入室する事を許容し、各ヘルスケアプロバイダーは、他の者の行動の如何に拘わらずそれに干渉されることなく、自分自身の行動が記録される。
例えば、もしアンドリュー医師が病室(18)の外側まで歩いて行き、アルコールゲル剤を使用すると、彼のロックAは、キー001−1によって動作可能状態になる。ハナー医師がアンドリュー医師の後を歩いて行き、アンドリュー医師の後で、アルコールゲル剤を使用する。ハナー医師がこれを行なうと、ディスペンサーのサイクルは別のキーになる。キー001−1はアンドリュー医師が使用する一時キーになるので(この部屋への入室/手洗い回路)、その代わりに、ハナー医師はキー002−1が与えられる。他の人が部屋に入ると、その人は、例えば、キー003−1を受け取る。他の医師又は人が部屋に入って、ディスペンサーを使用すると、他のキーが与えられ、独立して作動され、シーケンスは自らの回路に設定される。これが起こるようにするには、キーは、原則的には、順次又はランダムに生成された数値コードを反映することができるであろう。
同時回路(concurrent circuits)がどのようにして存在できるかが理解されるように、アルコールゲル剤を使用した後にアンドリュー医師が病室に入り、これによって、彼のデータリーダ(12)のロックAがキー001で動作可能状態になる例を引き続いて説明する。ハナー医師が後に続いて、アルコールゲル剤を使用するために、ディスペンサーのレバー(28)を押すと異なるキーが生成され、ハナー医師のロックAは動作可能状態になる。これを前記のキー002と称する。レバー(28)が押される毎に、新たなキーが初期化され、次のユーザがディスペンサー装置を押すまでの約3〜5秒間ロックされる。このようにして、追加のゲル剤/ソープを使用するためにポンピング操作を2回行なっても、追加のキー信号は発生しない。部屋に入って患者の診察が行われ、アンドリュー医師がドアの敷居を通ると(キー001−2をトリガすることにより)、彼のデータリーダ(12)は、動作可能位置から作動された位置に移る。次に、ハナー医師が出入口の敷居を通ると、彼女のデータリーダ(12)のロックAもまた、同じように動作可能位置から作動された位置に移る(出入口の敷居を通ると、第2のキーがトリガする)。アンドリュー医師がハナー医師と一緒に患者を診察するとき、両人のデータリーダにあるロックAは両方とも作動された位置の儘であり、ソープディスペンサー及びアルコールゲル剤の夫々の内部にあるロックB及びCは、動作可能位置の儘である。より具体的には、ロックB及びCは、同時にサブロック状態にあることを表示することができる。サブロックは、部屋に入った各人の行動によって作動された状態になる。この例では、アンドリュー医師の行動は、ハナー医師から独立した自律系回路を作り出した。もし、チェックが行われると、ロックB及びCは、2人の医師を追跡する役割を有する2つのサブロックは動作可能状態にあることを示す。もし、他の者がアルコールゲルディスペンサーで手洗いを行なった後で入室した場合、ロックB及びCは、動作可能状態の第3のサブロックを登録する。アンドリュー医師及びハナー医師の場合に戻ると、患者の診察が終了すると、アンドリュー医師はシンクで手を洗うことを選択する。この行動により、アンドリュー医師のデータリーダ(12)のロックAが終了状態になり、その回路が閉じられる。ハナー医師は、部屋の入口でアルコールゲル剤ディスペンサーを用いて手を洗うことを選択する。この行動により、ハナー医師のロックAはトリガされて、終了位置となり、これによりハナー医師の回路は終了する。
システム(10)は、持ち運び可能である。ユーザは装置を装着し、チェックしてフィードバックすることができるので、行動の変化を促進することができる。装置は、1日に1回、その値をゼロにリセットできるように構成されている。毎日、手指衛生遵守を向上させるという新たな目標で開始することができる。システム(10)へは、電子的に照会することができる。電磁手段又は直接ポート(例えばUSB)を通じて、データは、ダウンロードされることができ、自分の行動の傾向を知り、調べることができる。システム(10)は、全てのヘルスケアプロバイダーが利用するのが理想であるが、持ち運び可能であれば、利用可能な数が限られている場合、異なるグループのヘルスケアプロバイダーが装着することができる。例えば、全てのナースにシステム(10)を与えることができるし、特定病棟の全てのナースにシステム(10)を与えることができる。また、これは、所定の期間だけ行なうことができる。ユーザは、装置を装着し使用している間は、1日中、間欠的に装置のチェックを行なうことができる。装置を照会すると、 データの明細が個々のユーザに提供される。全ての装置を集めて、蓄積されたデータをダウンロードし、グループの名を伏せて、グループの蓄積値を表示することにより、グループの者に教える手段として用いられることができる。システム(10)は、最も良い行動を行なった者の報奨の手段として、自発的にその者を明らかにすることができる。
図1を参照して説明する。
a)医師は、病室(18)の外に立ち、データリーダ(12)が組み込まれたシステム(10)を装着し、電子ロックAを携行している。
b)医師は、病室(18)の外にあるアルコールゲル剤ディスペンサー(A.G.W.D.)に接近する。医師は、A.G.W.D.を使用する。この行動(キー1)により、ロックAは、動作可能位置となる。
c)医師は病室に入る。出入口の敷居を越えると、この行動(キー2経由)により、ロックAは作動された位置となる。これにより、ロックAは、ロックB及びCに信号を送る(キー3経由)。ロックBとCは、これにより、動作可能位置になる。
d)医師は患者を診察する。
e)医師は、患者の診察を終えて、ドアの敷居を通る。医師は、アルコールゲル剤で手を洗う。この行動(キー4)により、回路は完了する。
f)医師のシステム(10)がチェックされ、システムは、手洗い2、入室1、比2:1を示す。
図2を参照して説明する。
経路(200);部屋に近づいて手を洗うが、部屋には入らない。ロックAは動作可能状態になり、タイムアウト−作動なし(no-activity)が記録される。
経路(201);部屋の外で手を洗う。ロックAが動作可能になる。ドアの敷居を通る。ロックAが作動され、ロックB及びCが動作可能になる。医師は、患者の診察を行ない、部屋の中のシンクで手を洗う。ロックCが作動され、ロックAが終了して、回路が閉じる。
経路(202);手を洗わずに部屋に入る。ドアの敷居を通ると、キー2により、ロックAは動作可能α位置に設定される。これは、理想的手順から逸脱した行動を表す。ドアの敷居を通ると、入室1が記録される。抗菌性ソープディスペンサー(A.S.D.)の所に行き、患者の診察前に手を洗う。この行動により、遡及的に、ロックAは、動作可能位置になり、直ちに作動された位置になる。ロックAは、次に、ロックB及びCに信号を送り、ロックB及びCは、動作可能位置になる。患者の診察が終わると、医師は、A.S.D.に戻り、手を洗う。この行動により、ロックAは終了位置になり、回路が閉じる。
経路(203)(204);医師Aは、A.G.W.D.で手を洗う。医師のデータリーダ(12)のロックAは、動作可能状態になる。医師Bが医師Aの後に続いて、A.G.W.D.で手を洗う。医師AとBは、病室に入る。このとき、両医師のロックは作動される。両医師のロックAは、固有の電子キーによって作動された。これらのキーは、A.G.W.D.を用いて生成される。各医師は、各自の回路内に入る。各医師のロックは、ロックB及びCを動作可能にする。
<実行可能な回路(Possible Circuits)>
・アルコールゲル剤に接近→アルコールゲルを使用→入室せずに、部屋から離れる
・アルコールゲル剤に接近→アルコールゲル剤を使用→入室→患者を診察
・(a)ソープディスペンサー
・(b)アルコールゲル剤
・(c)手を洗わずに、部屋を出て行く
・(d)ソープディスペンサー+アルコールゲル剤
・部屋に入る→ソープディスペンサーを使用→患者を診察
・(a)ソープディスペンサー
・(b)アルコールゲル剤
・(c)手を洗わずに、部屋を出て行く
・(d)ソープディスペンサー+アルコールゲル剤
・部屋に入る→患者を診察
・(a)ソープディスペンサー
・(b)アルコールゲル剤
・(c)手を洗わずに、部屋を出て行く
・(d)ソープディスペンサー+アルコールゲル剤
・部屋に入る→患者を診察しない
・(a)手を洗わずに、部屋を出て行く
・(b)アルコールゲル剤
・(c)ソープディスペンサー
・(d)ソープディスペンサー+アルコールゲル剤
・アルコールゲル剤に接近→患者を診察しない
・(a)手を洗わずに、部屋を出て行く
・(b)アルコールゲル剤
・(c)ソープディスペンサー
・(d)ソープディスペンサー+アルコールゲル剤
・部屋に入る→ソープディスペンサー→患者を診察しない
・(a)手を洗わずに、部屋を出て行く
・(b)アルコールゲル剤
・(c)ソープディスペンサー
・(d)ソープディスペンサー+アルコールゲル剤
ディスペンサーは、ヘルスケアプロバイダーが次のとおりディスペンサーを使用しているか判断する。ディスペンサーは一旦使用されると、装置から最も近距離(約2フィート)の範囲に立っているヘルスケアプロバイダーに対して偵察信号(scouting signal)を速やかに送信する。これは、ユーザに関するID(identity)/電子キーを確認するものである。ディスペンサーは、次に、このデータを受信し、適合する特定の電子キーを直ちに発する。電子的に送られたカスケードから生じるイネーブル状態のディスペンサーに維持されるいかなるキーも、キーが最初にヘルスケアプロバイダーに発せられた時に開始することが想起される。
回路の開始時にキーがヘルスケアプロバイダーへ発せられると、ディスペンサーを動作可能状態にする固有信号が送られる。それゆえ、部屋に入り電子キーが発せられた各ヘルスケアプロバイダーに対して、各ディスペンサーに、特異的な動作可能状態の「サブ状態(sub-state)」がある。それゆえ、ディスペンサーには、各ヘルスケアプロバイダーに固有の電子キーが連繋された動作可能状態の「サブ状態」が多数あることになる。
ヘルスケアプロバイダーのデータリーダ(12)がこの適合キーを受信すると、このヘルスケアプロバイダーに対しては、ディスペンサーはクローズドアウト状態の儘である。しかしながら、他のヘルスケアプロバイダーが部屋に入ると、ディスペンサーは、他の者を動作可能状態のサブ状態(部屋にいる人の数と同じサブ状態がある)にする。
次のヘルスケアプロバイダーがディスペンサーを使用し、レバー(28)を押すと、前記のシナリオの場合と同じように、ディスペンサーから直ちに偵察信号が発せられ、該信号は最も近い位置(2〜3フィート)にいる人だけが受信して、自分のキーをディスペンサー内の動作可能位置にある電子キーと照合することによってヘルスケアプロバイダーを同定し、自分のキーに固有の信号を送信する。データリーダ(12)がキーを受信すると、リーダ(12)は終了状態に進む。
システム(10)はまた、雇用者がトイレの後で手洗いを行なったかを追跡するように改変することができる。
本発明は、手指衛生が励行されているかを監視できるシステム(10)に関する。システム(10)は、ユーザが装着可能なデータリーダ(12)を具えている。システム(10)は、トイレの各ドアの入口部(16)に配備された入室トリガ(14)を具えており、ヘルスケアプロバイダーがトイレに入ったとき、データリーダ(12)を作動させて、トイレに入った事が記録される。システム(10)は、トイレ内の洗浄剤入り各ディスペンサーに配備されたディスペンサートリガ(20)を具えており、ヘルスケアプロバイダーがディスペンサー(22)を操作して洗浄剤を使用したとき、データリーダ(12)を作動させて、ディスペンサーを使用した事が記録される。データリーダ(12)はディスプレイ(24)を有し、該ディスプレイにディスペンサーを使用した事及び入室した事が表示される。なお、1回の入室に対するディスペンサーの使用回数は、多くとも1回であることが好ましい。
本発明は、手指衛生が励行されているかを監視することができる方法に関する。本発明の方法は、ユーザが装着したデータリーダ(12)を、トイレの各ドアの入口部(16)に配備された入口トリガ(14)により、データリーダ(12)を作動させるステップ、及びユーザがトイレに入ったとき、トイレに入った事を記録するステップを含んでいる。また、トイレ内に、洗浄剤入り各ディスペンサーに配備されたディスペンサートリガ(20)により、データリーダ(12)を作動させ、ユーザがディスペンサー(22)を操作して洗浄剤を使用したとき、ディスペンサーを使用した事を記録するステップがある。データリーダ(12)のディスプレイ(24)に、ディスペンサーを使用した事及び入室した事を表示するステップがある。
レストランの従業員がトイレの出入口に近づく。従業員は、データリーダ(12)が組み込まれたシステム(10)を装着している。データリーダの主な特徴はロックAと称され、CPU(34)として機能し、信号を送信及び受信する機能を有している。トイレに入る(出入口の敷居を通る)と、トリガ又は信号が生成される。これは、独自に生成された信号又は“キー”であり、データリーダ(12)又はキーAが受信される。それゆえ、従業員ジェームズがトイレに入り、出入口の敷居を通ると、電子信号又はキーが発生し、これをデータリーダ(12)が受信して、ロックAは動作可能位置になる。一旦、これが起こると、データリーダ(12)は、シンク近傍のソープディスペンサー又はトイレ内のあらゆるソープディスペンサーに組み込まれたロックBに信号を送る。ロックBは、動作可能位置になる。従業員ジェームズに与えられた電子信号又はキーは、ジェームズがトイレに入るとき、彼が装着したデータリーダに維持されており、このデータリーダ(12)からロックBに信号が送られる。上記の如く、ロックBは動作可能位置になるが、固有の電子信号はロックBに送られる。従業員ジェームズが、シンクで手を洗い、ソープを使用すると、レバー(28)の操作行為により、回路が進行する。ディスペンサーは、直ぐ近い位置(2フィート以内)にいるユーザに対して、調査した信号を送信し、ロックA内の固有キー又は電子信号を同定する。ロックBは、次に、ロックBを動作可能位置のホールドしているコードとの照合をチェックする。ここで適合が確認さると、信号は、ロックBからジェームズ従業員のロックAに送られ、彼のロックAは作動された位置に移動する。ロックAは、所定時間経過するか又はトイレを出て出入口の敷居を通ると、自動的に終了位置に進む。トイレに入ったときに生成された固有キー信号により、複数の人がトイレに入って使用することができ、他の従業員の行動の如何に拘わらず、行動をシステム(10)に記録させることができる。
上記シナリオのとおり、ジェームズ従業員がトイレに入り、設備を使用し、手を洗って部屋を出て行ったとき、システム(10)は、入室1、手洗い1、比1:1が記録されることになる。
もし、ジェームズ従業員がトイレに入り(電子信号又はキーを受信して、彼のデータリーダ(12)のロックAは動作可能位置になる)、設備を使用するが、手を洗わずに出て行った場合、ソープディスペンサー内にあるロックB(従業員がトイレに入る毎に固有の電子信号キーで動作可能位置に移る)は、設定時間内で自動的にタイムアウトする。これが起こると、システム(10)には、入室1、手洗い0、比1:0が記録される。
図4を参照して説明する。
1.トイレのドアに接近する。
2.出入口の敷居を通る。
・ロックAは、動作可能位置になる。
3a./3b.設備を使用する。
4.手を洗う。
・ディスペンサーを使用すると、ロックAは、「作動された位置」になる。
5.トイレを出る。
・ロックAは、「終了」位置になる。
システム(10)は、入室1、手洗い1、比1:1を記録する。
例示した実施例において、本発明を詳細に説明したが、それらの詳細は単なる説明のためであって、当該分野の専門家であれば、特許請求の範囲に記載された発明の範囲及び精神から逸脱することなく変形をなし得ることは理解されるべきである。
本発明のシステムの略説明図である。 本発明のシステムの略説明図である。 本発明のシステムのキーに関する説明図である。 トイレに適用されたシステムの略説明図である。 本発明のシステムのブロック図である。

Claims (33)

  1. ヘルスケアプロバイダーが手指衛生を遵守するのを監視できるシステムであって、
    ヘルスケアプロバイダーが装着可能なデータリーダと、
    病室の各ドアの入口部に配備され、ヘルスケアプロバイダーが病室に入ったとき、データリーダを作動させて、入室した事を記録する入室トリガと、
    各病室の中又は入口にある洗浄剤入りの各ディスペンサーに配備され、ヘルスケアプロバイダーがディスペンサーの洗浄剤を使用したとき、データリーダを作動させて、ディスペンサーを使用した事を記録するディスペンサートリガと、を具えており、
    データリーダは、ディスペンサーを使用した回数及び入室した回数を表示する、システム。
  2. データリーダはディスプレイを具えており、該ディスプレイは、ディスペンサーを使用した回数と入室した回数の比を表示する請求項1に記載されたシステム。
  3. ディスプレイは、前記比、入室した回数及びディスペンサーを使用した回数を同時に表示する請求項2に記載されたシステム。
  4. データリーダは、データリーダによって記録されたディスペンサーを使用した回数、入室した回数及びその比へのアクセスを制御するために、ヘルスケアプロバイダーが制御可能なロックを含んでいる請求項3に記載されたシステム。
  5. ディスペンサーは、ディスペンサートリガが接続されたレバーを含んでいる請求項4に記載されたシステム。
  6. データリーダは、ディスペンサーを使用した回数、入室した回数及びその比を所定時間経過後にゼロにリセットする請求項5に記載されたシステム。
  7. データリーダは、ディスペンサーを使用した回数、入室した回数及びその比を格納するメモリを含んでいる請求項6に記載されたシステム。
  8. データリーダは、タイマーを含んでいる請求項7に記載されたシステム。
  9. データリーダは、CPUを含んでいる請求項8に記載されたシステム。
  10. データリーダは、タグ又はページャの一部である請求項9に記載されたシステム。
  11. 入室トリガ及びディスペンサートリガは、送信機と受信機を有している請求項10に記載されたシステム。
  12. データリーダは、送信機と受信機を有している請求項11に記載されたシステム。
  13. メモリは、外部から電子的に照会されることができる請求項12に記載されたシステム。
  14. 入室した事が起こるのは、データリーダが病室の中に入ったときのみである請求項13に記載されたシステム。
  15. 入室1回について、ディスペンサーを使用した回数は、多くても2回である請求項14に記載されたシステム。
  16. データリーダは、電子キーから第1の信号を受け取ると動作可能状態になり、電子キーから第2の信号を受け取ると作動された状態になり、電子キーから第3の信号を受け取ると終了状態になるように構成されている請求項15に記載されたシステム。
  17. ディスペンサートリガは、動作可能状態と作動された状態との間で移動可能に構成されており、データリーダが動作可能状態になると、ディスペンサートリガは動作可能状態となり、ディスペンサーを使用した事が起こると、ディスペンサートリガは作動された状態となる請求項16に記載されたシステム。
  18. 他のヘルスケアプロバイダーが装着した追加のデータリーダを含んでおり、各データリーダは、対応するデータリーダを有するヘルスケアプロバイダーがディスペンサーを使用したことのみを記録する請求項17に記載されたシステム。
  19. ディスペンサーは、ヘルスケアプロバイダーのデータリーダに関連づけされたディスペンサーが使用される毎に、ディスペンサーを使用した事を示す信号をデータリーダに送信する請求項18に記載されたシステム。
  20. データリーダと入室トリガ及びディスペンサートリガは、相互の通信を行なうためにRFIDを用いる請求項17に記載されたシステム。
  21. データリーダと入室トリガ及びディスペンサートリガは、相互の通信を行なうためにブルートゥース通信を用いる請求項17に記載されたシステム。
  22. ヘルスケアプロバイダーが手指衛生を遵守するのを監視することができる方法であって、
    ヘルスケアプロバイダーが装着したデータリーダを、病室の各ドアの入口部に配備された入室トリガによって作動させ、ヘルスケアプロバイダーが病室に入ったとき、入室した事を記録するステップ、
    各病室の入口にある洗浄剤入りの各ディスペンサーに配備されたディスペンサートリガにより、データリーダを作動させ、ヘルスケアプロバイダーがディスペンサーの洗浄剤を使用したとき、ディスペンサーを使用した事を記録するステップ、及び
    ディスペンサーを使用した回数及び入室した回数を、データリーダのディスプレイに表示する表示ステップ、を有している方法。
  23. 表示ステップは、ディスペンサーを使用した回数と入室した回数の比をディスプレイに表示するステップを含んでいる請求項22に記載された方法。
  24. 表示ステップは、前記比、入室した回数及びディスペンサーを使用した回数を同時に表示するステップを含んでいる請求項23に記載された方法。
  25. データリーダによって記録されたディスペンサーを使用した回数、入室した回数及びその比へのアクセスを制御するために、ヘルスケアプロバイダーによってデータリーダのロックを制御するステップを含んでいる請求項24に記載された方法。
  26. ディスペンサーを使用した回数、入室した回数及びその比を所定時間後にゼロにリセットするステップを含んでいる請求項25に記載された方法。
  27. メモリを外部から電子的に照会するステップを含んでいる請求項26に記載された方法。
  28. データリーダが電子キーから第1の信号を受け取ると、データリーダを動作可能状態にするステップ、
    データリーダが電子キーから第2の信号を受け取ると、データリーダを作動された状態にするステップ、
    データリーダが電子キーから第3の信号を受け取ると、データリーダを終了状態にするステップを含んでいる請求項27に記載された方法。
  29. ディスペンサートリガを、動作可能状態と作動された状態との間で移動させるステップを含んでおり、データリーダが動作可能状態になったとき、ディスペンサートリガは動作可能状態となり、ディスペンサーを使用した事が起こると、ディスペンサートリガは作動された状態となる請求項28に記載された方法。
  30. ヘルスケアプロバイダーのデータリーダに関連づけされたディスペンサーを使用する毎に、ディスペンサートリガにより、ディスペンサーを使用した事を示す信号をデータリーダに送信するステップを含んでいる請求項29に記載された方法。
  31. 人が手指衛生を遵守するのを監視することができるシステムであって、
    人が装着可能なデータリーダと、
    トイレの各ドアの入口部に配備され、人がトイレに入ったとき、データリーダを作動させて、トイレへの入室を記録する入室トリガと、
    トイレにある洗浄剤入りの各ディスペンサーに配備され、人がディスペンサーの洗浄剤を使用したとき、データリーダを作動させて、ディスペンサーを使用した事を記録するディスペンサートリガと、を具えており、
    データリーダは、ディスペンサーを使用した回数及び入室した回数を表示するディスプレイを有している、システム。
  32. 入室1回について、ディスペンサーを使用した回数は、多くても1回である請求項31に記載されたシステム。
  33. 人が手指衛生を遵守するのを監視することができる方法であって、
    人が装着したデータリーダを、トイレの各ドアの入口部に配備された入室トリガによって作動させ、人がトイレに入ったとき、トイレに入室したことを記録するステップと、
    トイレにある洗浄剤入りの各ディスペンサーに配備されたディスペンサートリガによってデータリーダを作動させ、人がディスペンサーの洗浄剤を使用したとき、ディスペンサーを使用した事を記録するステップと、
    ディスペンサーを使用した回数及び入室した回数をデータリーダのディスプレイに表示するステップと、を有している方法。
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