JP6889228B2 - 手指衛生管理装置、手指衛生管理方法及び手指衛生管理プログラム - Google Patents
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その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
図1は、医療現場6等を説明する図である。医療現場6は、例えば手術室、外科処置室、集中治療室、入院患者用病室等、医療行為が行われる現場である。医療現場6の内部で、患者10がベッドに横たわっている。医療現場6の一角に、手洗台46が設置されている。いま、医療従事者9は、患者10に対してある医療行為を行う目的で、医療現場6に隣接する前室7に入った。医療従事者9は、携帯端末装置8を携帯している。前室7に設置されている入場管理装置2は、医療従事者9の生体情報(指紋、毛細血管、虹彩等)の画像を撮像し、それが医療現場6への入場を予め許可されている者の画像であることを確認した後、入口扉45を開錠する。
図2は、手指衛生管理装置1の構成を示す図である。手指衛生管理装置1は、一般的なコンピュータであり、中央制御装置11、マウス、キーボード等の入力装置12、ディスプレイ等の出力装置13、主記憶装置14、補助記憶装置15及び通信装置16を備える。これらは、バスで相互に接続されている。補助記憶装置15は、個人情報31、医療行為情報32、衛生行為情報33、行為履歴情報34、スコア情報35及び教材情報36(いずれも詳細後記)を格納している。
図3は、個人情報31の一例を示す図である。個人情報31においては、医療従事者ID欄101に記憶された医療従事者IDに関連付けて、医療従事者名欄102には医療従事者名が、資格欄103には資格が、顔情報欄104には顔情報が、生体情報欄105には生体情報が、登録日欄106には登録日が記憶されている。
医療従事者名欄102の医療従事者名は、医療従事者の氏名である。
資格欄103の資格は、医療従事者が有する資格(医師、看護師、検査技師等)である。
生体情報欄105の生体情報は、医療従事者の所定の身体箇所の画像に付与された“記号+拡張子”である。本実施形態における所定の身体箇所は、瞳の“虹彩”である。他の例として、眼球の網膜、指紋、指の毛細血管等が挙げられる。これらの身体箇所の画像は、個体としての医療従事者を一意に特定することができる。なお、手指衛生管理装置1は、生体情報で個人を識別し、ユーザは、顔情報で個人を識別する。
登録日欄106の登録日は、当該レコード(行)が登録された年月日である。
図4は、医療行為情報32の一例を示す図である。医療行為情報32においては、医療行為ID欄111に記憶された医療行為IDに関連付けて、医療行為名欄112には医療行為名が、医療行為内容欄113には医療行為内容が、医療行為見本欄114には医療行為見本が、判定タイミング欄115には判定タイミングが記憶されている。
医療行為名欄112の医療行為名は、医療行為の名称であり、ここでは、“患者への接触”、“清潔操作”、“体液への接触”及び“環境への接触”を含む。
医療行為見本欄114の医療行為見本は、医療従事者が行う医療行為の見本画像に付与された“記号+拡張子”である。医療行為の見本画像は、静止画であってもよいし、動画であってもよい。例えば、“yy011.mov”は、医療従事者が検温等のために患者の頭をなでる動作の見本画像(動画)である。例えば“yy011.mov”は、多数の静止画(コマ送り画像)から構成されており、そのそれぞれが、被撮像行為(図6にて詳細後記)と比較可能である。なお、画像比較以外の方法で医療行為を検知する例を後記する。
図5は、衛生行為情報33の一例を示す図である。衛生行為情報33においては、衛生行為ID欄121に記憶された衛生行為IDに関連付けて、衛生行為名欄122には衛生行為名が、衛生行為内容欄123には衛生行為内容が、衛生行為見本欄124には医療行為見本が、衛生場所名欄125には衛生場所名が、位置欄126には位置が記憶されている。
衛生行為名欄122の衛生行為名は、衛生行為の名称であり、ここでは、“洗剤洗浄”、“ゲル(泡状の洗剤)塗布”、“ウエットタオル使用”、“光線殺菌”及び“クリーム塗布”を含む。
衛生行為見本欄124の衛生行為見本は、医療従事者が行う衛生行為の見本画像に付与された“記号+拡張子”である。衛生行為の見本画像は、静止画であってもよいし、動画であってもよい。例えば、“zz01.mov”は、手指を洗剤で洗浄した後流水で流す動作の見本画像(動画)である。例えば“zz01.mov”は、多数の静止画(コマ送り画像)から構成されており、そのそれぞれが、被撮像行為と比較可能である。なお、画像比較以外の方法で衛生行為を検知する例を後記する。
位置欄126の位置は、衛生場所の2次元の位置情報である。座標系の原点は、医療現場6の床面の任意の場所にある。“#”は、異なる値を省略的に示す(以下同様)。
図6は、行為履歴情報34の一例を示す図である。行為履歴情報34においては、医療従事者ID欄131に記憶された医療従事者IDに関連付けて、位置欄132には位置が、時点欄133には時点が、被撮像行為欄134には被撮像行為が、医療行為ID欄135には医療行為IDが、衛生行為ID欄136には衛生行為IDが、警報フラグ欄137には警報フラグが記憶されている。
位置欄132の位置は、医療従事者の2次元の位置情報である。ここでの座標系は、図5における位置欄126の座標系と同じである。監視カメラ3は、補助記憶装置15に記憶された医療現場6の床面の地図(図示せず)を参照することによって、撮像した医療従事者の画像の背景から、その医療従事者の位置を取得することができる。
時点欄133の時点は、被撮像行為(直ちに後記)が撮像された時点の年月日時分秒である。時点の間隔は、任意に設定され得る。
被撮像行為欄134の被撮像行為は、監視カメラ3が撮像した医療従事者の画像に付与された“記号+拡張子”である。医療従事者の画像は、医療行為を示している場合もあり、衛生行為を示している場合もあり、他の行為(歩行等)を示している場合もある。
・医療従事者P01は、2019年10月1日、医療現場6において少なくとも2回医療行為を行った。その医療行為は、2回とも“A01”(患者への接触)である。患者への接触が、具体的にどの医療行為内容であるかは、ここでは不明である。
・医療従事者P01は、医療行為A01の“前”及び“後”の、合計4回の判定タイミングにおいて、何等かの衛生行為を行うことを義務付けられていた。
・2回目の判定タイミング“10時00分40秒”において、医療従事者P01は、衛生行為を行わなかった。“φ”は、行うべき衛生行為が行われなかったことを示す。その結果、警報が送信された。
・3回目の判定タイミング“13時00分20秒”において、医療従事者P01は、衛生行為B01“洗剤洗浄”を行った。
・4回目の判定タイミング“13時00分40秒”において、医療従事者P01は、衛生行為B01“洗剤洗浄”を行った。
図7は、スコア情報35の一例を示す図である。スコア情報35においては、医療従事者ID欄141に記憶された医療従事者IDに関連付けて、評価日欄142には評価日が、判定タイミング数欄143には判定タイミング数が、衛生行為実施数欄144には衛生行為実施数が、衛生行為実施率欄145には衛生行為実施率が、スコア欄146にはスコアが、摘要欄147には摘要が記憶されている。
評価日欄142の評価日は、医療従事者にスコア(直ちに後記)を付与する単位となる期間であり、ここでは1日である。
判定タイミング数欄143の判定タイミング数は、判定タイミングの数である。図6の例では、医療従事者P01について、2019年10月1日における判定タイミング数は、少なくとも“4”であった。つまり、医療行為の“前”及び“後”が、それぞれ、“1”とカウントされる。
衛生行為実施率欄145の衛生行為実施率Qは、衛生行為実施数Yを判定タイミング数Xで除算した結果の百分率である。
Pnow=Pold+Ynow−(Xnow−Ynow)
ここで、Poldは、前評価日のスコアである。前評価日が存在しない場合、Poldは、所定の初期値(例えば図7では、50点)である。Ynowは、評価日の衛生行為実施数である。Xnowは、評価日の判定タイミング数である。
スコア情報35は、すべての医療従事者について作成される。よって、管理者は、例えば、誰(P02)が、どの教材(C04)を、いつどれだけの時間(20191014 15:00〜15:10)をかけて視聴したか、教材を視聴した効果はどうであったか(合格)を管理することができる。
図8は、教材情報36の一例を示す図である。教材情報36においては、教材ID欄151に記憶された教材IDに関連付けて、教材名欄152には教材名が、教材記号欄153には教材記号が、対象医療従事者欄154には対象医療従事者が、教材内容欄155には教材内容が、再生時間欄156には再生時間が記憶されている。
教材名欄152の教材名は、教材の名称である。
教材記号欄153の教材記号は、教材に付与された“記号+拡張子”である。
教材内容欄155の教材内容は、教材の具体的な内容(テーマ)である。
再生時間欄156の再生時間は、教材が動画である場合、巻き戻し又は早送りをすることなく再生される時間である。
図9は、入場管理処理手順のフローチャートである。入場管理処理手順を開始する前提として、個人情報31(図3)が、手指衛生管理装置1及び入場管理装置2に完成した状態で記憶されているものとする。
ステップS202において、入場管理装置2の生体情報処理部43は、生体情報を取得する。具体的には、生体情報処理部43は、生体撮像カメラ41に医療従事者9の顔の画像を撮像させる。
第2に、生体情報処理部43は、入場画像を、個人情報31(図3)の生体情報欄105に記憶されているすべての生体情報(xx01.png等)と比較する。生体情報処理部43は、任意の方法を使用して、入場画像の形状、色彩、大きさ等と、各生体情報のそれらとを比較し、両者間の類似度を数値化する。
第2に、入場管理部44は、ステップS206の“第1”おいて“登録する”が入力された場合(ステップS206“Yes”)、ステップS207に進み、それ以外の場合(ステップS206“No”)、ステップS208に進む。
ステップS209において、入場管理部44は、入場を許可する。具体的には、入場管理部44は、ディスプレイ42に“医療現場にお入り下さい”とのメッセージを表示し、入口扉45を開錠した後、入場管理処理手順を終了する。
図10は、行為検知処理手順のフローチャートである。行為検知処理手順は、入場管理処理手順(図9)がステップS209を経由して終了したのを契機として開始する。行為検知処理手順を開始する前提として、医療行為情報32(図4)及び衛生行為情報33(図5)が、補助記憶装置15に完成した状態で記憶されているものとする。
以降のステップS303〜S307は、行為履歴情報34のレコードが生成される都度繰り返されるものとする。
第2に、行為検知部22は、以下の条件1及び条件2を満たすような衛生行為見本が存在するか否かを確認する。
〈条件1〉衛生行為見本と衛生行為候補との類似度が所定の閾値以上に大きい。
〈条件2〉衛生行為候補に対応する医療従事者の位置(図6の欄132)と、衛生行為見本に対応する衛生場所の位置(図5の欄126)との間の距離が所定の閾値以下である。
第2に、警報部23は、行為履歴情報34の衛生行為候補に対応するレコードの警報フラグ欄137に“〇”を記憶する。
図11は、評価処理手順のフローチャートである。評価処理手順を開始する前提として、入場管理処理手順(図9)及び行為検知処理手順(図10)が終了した後、各医療従事者についての行為履歴情報34(図6)のレコードが充分な数だけ蓄積されている。さらに、教材情報36(図8)が、補助記憶装置15に完成した状態で記憶されている。フローチャートの説明の途中で、適宜図12〜図15を参照する。
ステップS402において、教育部24は、評価対象期間を受け付ける。具体的には、教育部24は、ユーザが入力装置12を介して任意の過去の期間を入力するのを受け付ける。説明の便宜上、ここで“2019年10月10日〜13日”が入力されたとする。
第2に、教育部24は、ステップS403の“第1”において取得したレコードに基づき、スコア情報35のレコード148a〜148dを作成する。このとき、教育部24は、前記した方法で衛生行為実施率及びスコアを算出し、スコア情報35の各レコードの衛生行為実施率欄145及びスコア欄146に記憶する。
第2に、教育部24は、代表値が所定の閾値を下回る場合(ステップS404“Yes”)、ステップS405に進み、それ以外の場合(ステップS404“No”)、評価処理手順を終了する。
ステップS408において、教育部24は、受講効果通知を送信する。具体的には、第1に、教育部24は、教材の視聴を確認した時点以降現在までの期間における“P02”のスコア情報35をステップS403の処理に準じて作成する。教育部24は、例えば、図7のレコード149a〜149dを作成することになる。
手指衛生管理装置1の教育部24は、任意のタイミングで、例えば医療従事者が勤務する病院内部のホームページにおいて、スコア又は衛生行為実施率の現在値及び過去の推移を公開する。教育部24は、医療従事者個人ごと、又は、医療従事者が属する組織ごとにスコア等を公開する。このとき、教育部24は、上位n番目(例えば、n=10)以内のスコア等を有する個人又は組織のみを公開してもよい。スコアは、ギフト券等の賞品と交換可能であってもよい。
例えば、衛生行為B01(洗剤洗浄)は、所定の正しい手順で行われ、かつ、所定の時間継続しなければ効果を発揮しない。他の衛生行為についても同様であり、ユーザは、衛生行為ごとに手順及び継続時間を設定できる。前記では衛生行為の有無を類似する衛生行為見本の有無に応じて単純に決定した。しかしながら、行為検知部22は、行為履歴情報34の一連の被撮像行為をより詳細に分析し、衛生行為があったと判断してもよい。
〈1〉流水に両手を当てる。〈2〉洗剤を掌に受ける。〈3〉左右の指を互い違いに組んで摩擦する。〈4〉片手で他方の手の手首を摩擦する。〈5〉洗剤を流水で流す。
行為検知部22は、行為検知処理手順(図10)のステップS305において、衛生行為候補が、〈1〉〜〈5〉の動作をその順序で60秒以上に亘って行ったことを示すか否かを判断してもよい。さらに、管理者が〈1〉〜〈5〉の個々の動作ごとに必要最小継続時間を定めておき、行為検知部22は、すべての動作が各必要最小継続時間以上継続していたか否かを判断してもよい。
特定の医療行為に対してすべての衛生行為が同等の効果を発揮するとは限らない。特定の医療行為に対して特に効果的な又は安全な衛生行為が医学的又は統計的に判明している場合がある。補助記憶装置15は、このような相性のよい医療行為と衛生行為との組合せを“相性情報”として記憶していてもよい(図示せず)。行為検知部22は、行為検知処理手順のステップS305において、衛生行為候補が、その医療行為と相性のよい衛生行為を行ったことを示すか否かを判断してもよい。
教育部24は、行為検知処理手順(図10)のステップS306において警報が通知されるタイミングで、受講依頼通知を送信してもよい。また、教育部24は、任意のタイミングでスコア情報35(図7)を医療従事者ごとに又は医療従事者が属する組織ごとに出力装置13を介して出力し、又は、手指衛生管理装置1以外の任意の装置に送信することができる。このことは、JCI認定取得のための資料作成に資する。
行為検知処理手順(図10)のステップS303において、行為検知部22は、対象レコードの被撮像行為が行われた位置に関係なく、当該被撮像行為を医療行為見本と比較している。これは、医療行為見本の画像に、例えば患者10が写り込んでおり、医療行為見本と類似する被撮像行為は、患者10との接触を示すからである。しかしながら、より正確な医療行為の検知を期するため、医療行為情報32(図4)は、医療行為見本に関連付けて、位置情報(ベッドの位置等)を予め記憶していてもよい。そのうえで、行為検知部22は、ステップS305の“第2”に準じて、被撮像行為と医療行為見本との画像としての類似度、及び、医療従事者の位置と医療行為見本の位置との間の距離に基づいて、医療行為を検知してもよい。
行為検知部22は、衛生場所に設置された洗剤ボトル等の残り容量を常時監視しておき、その容量が所定の閾値以上減少した場合、衛生行為があったと検知してもよい。
本実施形態の手指衛生管理装置の効果は以下の通りである。
(1)手指衛生管理装置は、医療従事者を追跡し(段落0054)、必要なタイミングに衛生行為を行わなかった医療従事者に警報を発し(段落0060)、教材を視聴する機会を与える(段落0067)ことができる。
(2)手指衛生管理装置は、教材を視聴した効果を医療従事者に知らせる(段落0070)ことができる。
(3)手指衛生管理装置は、教材そのものを医療従事者に送信する(段落0068)ことができる。
(4)手指衛生管理装置は、衛生行為を行った比率を、個人ごと組織ごとに出力する(段落0070及び0071)ことができる。
(5)手指衛生管理装置は、スコアを与えることによって衛生行為を行う動機を医療従事者に与える(段落0071)ことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆どすべての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
2 入場管理装置
3 監視カメラ
5 ネットワーク
6 医療現場
8 携帯端末装置
9 医療従事者
11 中央制御装置
12 入力装置
13 出力装置
14 主記憶装置
15 補助記憶装置
16 通信装置
21 追跡部
22 行為検知部
23 警報部
24 教育部
31 個人情報
32 医療行為情報
33 衛生行為情報
34 行為履歴情報
35 スコア情報
36 教材情報
Claims (7)
- 医療現場へ入場する医療従事者を特定し、前記医療従事者をカメラに追跡させる追跡部と、
前記カメラが追跡して撮像した医療従事者の画像に基づき、前記医療従事者が医療行為の前後の時点において、自身の手指についての衛生行為を行ったか否かを判断する行為検知部と、
前記医療従事者が前記衛生行為を行わなかった場合、前記医療従事者に対して警報を送信する警報部と、
前記医療従事者が前記衛生行為を行わなかった場合、前記医療従事者に対して、前記医療従事者が衛生行為に関する教材を視聴するべき通知を送信する教育部と、
を備え、
前記行為検知部は、さらに、
効果的な又は安全な前記医療行為と前記衛生行為との組合せが記憶される相性情報が存在するときは前記相性情報を参照し、前記医療従事者の医療行為に対して効果的又は安全な前記衛生行為が行われた場合、前記自身の手指についての衛生行為を行ったと判断すること、
を特徴とする手指衛生管理装置。 - 前記行為検知部は、
前記教材を視聴した医療従事者が医療行為の前後の時点において、自身の手指についての衛生行為を行ったか否かを判断する処理を、前記教材の視聴の前後の期間について行い、
前記教育部は、
前記教材を視聴した前後における前記衛生行為の実施状況を、当該医療従事者に送信すること、
を特徴とする請求項1に記載の手指衛生管理装置。 - 前記教育部は、
前記医療従事者が前記衛生行為を行わなかった場合、前記医療従事者に対して、前記医療従事者が視聴するべき教材を送信すること、
を特徴とする請求項2に記載の手指衛生管理装置。 - 前記教育部は、
前記医療従事者が衛生行為を行わなければならない時点に実際に衛生行為を行った比率を、前記医療従事者ごとに又は前記医療従事者が属する組織ごとに出力すること、
を特徴とする請求項3に記載の手指衛生管理装置。 - 前記教育部は、
前記医療従事者が衛生行為を行わなければならない時点に実際に衛生行為を行ったか否か応じて、前記医療従事者ごとに又は前記医療従事者が属する組織ごとに、賞品に交換可能なスコアを増減させること、
を特徴とする請求項4に記載の手指衛生管理装置。 - 手指衛生管理装置の追跡部は、
医療現場へ入場する医療従事者を特定し、前記医療従事者をカメラに追跡させ、
前記手指衛生管理装置の行為検知部は、
前記カメラが追跡して撮像した医療従事者の画像に基づき、前記医療従事者が医療行為の前後の時点において、自身の手指についての衛生行為を行ったか否かを判断し、
前記手指衛生管理装置の警報部は、
前記医療従事者が前記衛生行為を行わなかった場合、前記医療従事者に対して警報を送信し、
前記手指衛生管理装置の教育部は、
前記医療従事者が前記衛生行為を行わなかった場合、前記医療従事者に対して、前記医療従事者が衛生行為に関する教材を視聴するべき通知を送信し、
前記行為検知部は、さらに、
効果的な又は安全な前記医療行為と前記衛生行為との組合せが記憶される相性情報が存在するときは前記相性情報を参照し、前記医療従事者の医療行為に対して効果的又は安全な前記衛生行為が行われた場合、前記自身の手指についての衛生行為を行ったと判断すること、
を特徴とする手指衛生管理装置の手指衛生管理方法。 - 手指衛生管理装置の追跡部に対し、
医療現場へ入場する医療従事者を特定し、前記医療従事者をカメラに追跡させる処理を実行させ、
前記手指衛生管理装置の行為検知部に対し、
前記カメラが追跡して撮像した医療従事者の画像に基づき、前記医療従事者が医療行為の前後の時点において、自身の手指についての衛生行為を行ったか否かを判断する処理を実行させ、
前記手指衛生管理装置の警報部に対し、
前記医療従事者が前記衛生行為を行わなかった場合、前記医療従事者に対して警報を送信する処理を実行させ、
前記手指衛生管理装置の教育部に対し、
前記医療従事者が前記衛生行為を行わなかった場合、前記医療従事者に対して、前記医療従事者が衛生行為に関する教材を視聴するべき通知を送信する処理を実行させ、
前記行為検知部に対して、さらに、
効果的な又は安全な前記医療行為と前記衛生行為との組合せが記憶される相性情報が存在するときは前記相性情報を参照し、前記医療従事者の医療行為に対して効果的又は安全な前記衛生行為が行われた場合、前記自身の手指についての衛生行為を行ったと判断する処理を実行させること、
を特徴とする手指衛生管理装置を機能させるための手指衛生管理プログラム。
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