JP5529791B2 - タイヤ空気圧監視システムの受信機 - Google Patents

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Description

この発明は、タイヤ空気圧監視システムの受信機に関する。
従来、タイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)が知られている。TPMSが搭載される車両の各タイヤには、タイヤ空気圧を検出するセンサユニットが設けられている。各センサユニットは、タイヤ空気圧の検出結果を含む情報信号を車載機に送信する。車載機は受信した情報信号に基づきタイヤの空気圧が閾値以下となったとき、インジケータを通じてユーザにその旨を警告する。
例えば特許文献1においては、タイヤの空気圧がメーカの推奨空気圧に調整されたときに初期化スイッチが操作される。これにより、車載機は初期化モードに移行する。車載機は、初期化モードにおいて各センサユニットから情報信号を受信すると、同信号に含まれるタイヤ空気圧の一定割合(例えば20%)だけ減少させた値を閾値として設定する。
特開2003−211925号公報
タイヤの空気圧は、タイヤの温度上昇に伴い高くなることが知られている(ボイルシャルルの法則)。ここで、タイヤの温度は、外気温や走行時の道路との摩擦熱により変化する。従って、上記特許文献1に記載の構成においては、初期化スイッチの操作時におけるタイヤ温度に応じた空気圧に基づき閾値が設定される。このため、閾値設定後にタイヤの温度が上昇することによって、そのときの空気圧から一定割合に亘って空気圧が減少しても警告が行われないおそれがある。また、閾値設定後にタイヤの温度が低下することによって、空気圧の一定割合の減少前に警告が行われるおそれがある。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、より適切なタイミングで警告を行うことができるタイヤ空気圧監視システムの受信機を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、各タイヤに装着されるセンサユニットからタイヤの空気圧及びタイヤの温度に関する情報を含む情報信号を受信するとともに、その情報信号に含まれるタイヤの空気圧が第1の閾値以下となったとき警告を行うタイヤ空気圧監視システムの受信機において、タイヤの温度とタイヤの空気圧との関係において、そのタイヤの空気圧が前記第1の閾値であって、そのタイヤの温度が前記情報信号に含まれるタイヤの温度である基準点を設定し、その基準点を通過するとともに前記情報信号に含まれるタイヤの温度とタイヤの空気圧から導き出されるボイルシャルルの法則に従った傾きを有する閾値直線を設定し、その後に受信した情報信号に含まれるタイヤの温度に応じて前記閾値直線上の第2の閾値を設定し、前記タイヤの空気圧が前記第2の閾値以下となったとき警告を行うことをその要旨としている。
同構成によれば、情報信号の受信時に、その信号に含まれるタイヤの温度であって空気圧が第1の閾値となる基準点が設定される。この基準点は、情報信号に含まれるタイヤの空気圧を基準としないため、ユーザ等によって調整された現在のタイヤの空気圧に依存しない。そして、この基準点を通過するとともに情報信号に含まれるタイヤの温度とタイヤの空気圧から導き出されるボイルシャルルの法則に従った傾きを有する閾値直線を設定する。その後に受信した情報信号に含まれるタイヤの温度が、例えば前回の情報信号の受信時の温度より高い場合には、閾値が閾値直線上において第1の閾値より大きい第2の閾値に設定される。従って、タイヤに温度変化があった場合でも、適切なタイミングで警告を行うことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のタイヤ空気圧監視システムの受信機において、前記閾値直線は、前記基準点より低い温度においては前記第1の閾値に設定されることをその要旨としている。
同構成によれば、閾値直線において第1の閾値が下限値として設定される。このため、タイヤの温度が基準点における温度より低くなった場合であっても、第2の閾値が過度に低く設定されることが抑制される。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のタイヤ空気圧監視システムの受信機において、過去の一定時間において受信した前記情報信号に含まれるタイヤの温度における最低値を認識し、その最低値に基づき前記基準点を設定することをその要旨としている。
同構成によれば、過去の一定時間におけるタイヤの温度の最低値に基づき基準点が設定される。ここで、基準点における温度が低いほど閾値直線、ひいては第2の閾値が高めに設定される。これにより、空気圧の減少時における警告の確実性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のタイヤ空気圧監視システムの受信機において、前記各センサユニットから受ける前記情報信号に含まれるタイヤ温度のうち、最低の温度に基づき基準点を設定することをその要旨としている。
例えば太陽光やエンジンの余熱等による外乱によって、特定のタイヤの温度が上昇する場合が考えられる。上記構成によれば、各センサユニットから受ける情報信号に含まれるタイヤ温度のうち、最低の温度に基づき基準点が設定される。これにより、上記外乱の影響のない外気温に近い温度にて基準点を設定すること、ひいてはその基準点に基づき閾値直線を設定することができる。従って、より適切なタイミングで警告を行うことができる。
本発明によれば、タイヤ空気圧監視システムの受信機において、より適切なタイミングで警告を行うことができる。
第1の実施形態におけるタイヤ空気圧監視システムの構成図。 第1の実施形態における基準点及び基準直線を示した空気圧及び温度のグラフ。 第1の実施形態における基準点及び基準直線を示した空気圧及び温度のグラフ。 第1の実施形態における基準点及び閾値直線の設定にかかるCPUの処理手順を示すフローチャート。 第2の実施形態における温度及び時間のグラフ。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかるタイヤ空気圧監視システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)の受信機を具体化した第1の実施形態について図1〜図3を参照して説明する。
図1に示すように、車両1の各タイヤのバルブ部分にはセンサユニット30が設けられている。センサユニット30は、図1の下側に拡大して示すように、圧力センサ33と、温度センサ34と、CPU(Central Processing Unit)31と、送信回路32と、送信アンテナ32aとを備える。
圧力センサ33はタイヤの空気圧を検出するとともに、その検出結果をCPU31に出力する。CPU31は、圧力センサ33からの検出結果に基づき、タイヤの空気圧を認識する。
また、温度センサ34はタイヤの温度を検出するとともに、その検出結果をCPU31に出力する。CPU31は、温度センサ34からの検出結果に基づき、タイヤの温度を認識する。
そして、CPU31は、一定周期毎にタイヤの空気圧及び温度情報を含む情報信号を生成し、その情報信号を送信回路32に出力する。送信回路32は、情報信号を変調し、その信号を送信アンテナ32aを介して無線送信する。
車両1に搭載される受信機10は、CPU11と、受信回路12と、受信アンテナ12aと、メモリ13とを備える。CPU11にはインジケータ15と、車速センサ16とが電気的に接続されている。
メモリ13には最小低空気圧閾値Th1が記憶されている。この最小低空気圧閾値Th1は、例えばメーカの推奨圧を20%減少させた値に設定される。
受信回路12は、受信アンテナ12aを介して情報信号を受信する。そして、受信回路12は、受信した情報信号を復調し、その復調した情報信号をCPU11に出力する。CPU11は、復調された情報信号に基づき、タイヤの空気圧及び温度を認識する。
CPU11は、車速センサ16を通じて車両が一定速度以上となったとき、車両が走行を開始した旨判断する。
図2に示すように、CPU11は、車両が走行を開始した旨判断したときに、最初に受信した情報信号S1に含まれるタイヤの温度T1と、最小低空気圧閾値Th1とが交わる基準点K1を設定する。そして、この基準点K1を通過する閾値直線L1を設定する。この閾値直線L1の傾きは、情報信号に含まれるタイヤの温度とタイヤの空気圧から導き出されるボイルシャルルの法則に従って決まる。また、閾値直線L1は、基準点K1より低い温度領域において最小低空気圧閾値Th1に設定される。
ここで、走行時のタイヤの空気圧は、道路との摩擦熱によるタイヤの温度上昇を通じて高くなる。このため、走行開始後に受ける情報信号S2に含まれる温度は、走行開始時の温度T1より高い温度T2となる。このため、図2の×印で示すように、タイヤの空気圧は、ボイルシャルルの法則に従って、すなわち閾値直線L1と平行をなして、温度変化に伴って変化する。
CPU11は、情報信号S2を受けると、閾値直線L1上における温度T2のときの空気圧を補正低空気圧閾値Th2とする。そして、CPU11は、情報信号S2に含まれるタイヤの空気圧が補正低空気圧閾値Th2以下であるとき、インジケータ15を通じて低空気圧の警告を行う。
この基準点及び閾値直線の設定は例えば走行開始毎に行われる。よって、図3に示すように、走行開始毎に基準点K1〜Knと、その基準点K1〜Knを基準とした閾値直線L1〜Lnとが設定される。
本実施形態においては、この基準点K1〜Kn及び閾値直線L1〜Lnの設定は各タイヤに装着されるセンサユニット30毎に実施される。よって、CPU11は、各センサユニット30に対応した閾値直線L1〜Lnを有する。
以上の構成によれば、走行に伴ってタイヤの温度が上昇した場合であっても、それに応じた補正低空気圧閾値Th2が設定される。従って、空気圧低下時において、より適切なタイミングで警告を行うことができる。
また、基準点K1〜Knは、情報信号に含まれるタイヤの空気圧を基準としないため、
上記背景技術における構成と異なってユーザによって調整されたタイヤの空気圧に依存しない。よって、基準点K1〜Kn及び閾値直線L1〜Ln、最終的には補正低空気圧閾値Th2をより正確な値とすることができる。
また、たとえタイヤの温度が走行開始時の温度T1未満となった場合であっても、閾値は最小低空気圧閾値Th1で維持される。すなわち、最小低空気圧閾値Th1が閾値における下限値とされている。従って、閾値が過剰に低く設定されることが抑制されて、タイヤの空気圧がメーカの推奨圧に対して低くなった場合(例えば推奨圧の20%減)には、確実に警告を行うことができる。
また、自動で補正低空気圧閾値Th2が設定されるため、上記背景技術における初期化スイッチを省略して構成することができる。
なお、最小低空気圧閾値Th1は第1の閾値に相当し、補正低空気圧閾値Th2は第2の閾値に相当する。
以下、CPU11における基準点K1〜Kn及び閾値直線L1〜Lnの設定に係る処理手順について図4のフローチャートを参照しつつ説明する。当該フローチャートは、走行開始時、すなわち車速が一定速度以上となったときに開始される。
まず、情報信号の受信が待たれる(S101でNO)。そして、情報信号が受信されたとき(S101でYES)、その信号に含まれるタイヤの温度に基づき最小低空気圧閾値Th1上において基準点K1〜Knが設定される(S102)。つぎに、その基準点K1〜Knに基づき閾値直線L1〜Lnが設定される(S103)。これにて、CPU11による処理が終了される。
以上、説明した実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)情報信号の受信時に、その信号に含まれるタイヤの温度であって空気圧が最小低空気圧閾値Th1となる基準点K1〜Knを設定する。そして、この基準点K1〜Knを通過するとともに前記情報信号に含まれるタイヤの温度とタイヤの空気圧から導き出されるボイルシャルルの法則に従った傾きを有する閾値直線L1〜Lnを認識する。その後に受信した情報信号に含まれるタイヤの温度が、例えば前回の情報信号の受信時の温度より高い場合には、閾値直線L1〜Ln上において最小低空気圧閾値Th1より大きい補正低空気圧閾値Th2が設定される。従って、タイヤに温度変化があった場合でも、より適切なタイミングで警告を行うことができる。
(2)基準点K1〜Knを設定する際には、情報信号に含まれるタイヤの空気圧は利用されず、タイヤの温度のみが利用される。従って、基準点K1〜Kn及び閾値直線L1〜Ln、最終的には補正低空気圧閾値Th2は、上記背景技術の構成と異なってユーザによって調整されたタイヤの空気圧に依存することがない。よって、補正低空気圧閾値Th2をより正確な値とすることができる。
(3)閾値直線L1〜Lnにおいて最小低空気圧閾値Th1が下限値として設定される。このため、タイヤの温度が基準点K1〜Knにおける温度より低くなった場合であっても、補正低空気圧閾値Th2が過度に低く設定されることが抑制される。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図5を参照して説明する。この実施形態は、基準点が設定される際に採用されるタイヤの温度が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお、この実施形態の構成は、図1に示す第1の実施形態の構成と同様である。
図5に示すように、タイヤの温度は車両の走行に伴って徐々に上昇する。そして、車両が停止されて車両のイグニッション(IG)がオフ状態とされると、継続的にタイヤが放熱することでその温度が減少していく。このイグニッションのオフ状態においては情報信号が受信されないため、その間の温度変動を検出することができない。よって、再びイグニッションがオン状態とされると、前回のイグニッションのオン状態時において最後に検出された温度より低い温度が検出される。
CPU11は、現在を基準とした過去の一定時間t0における空気圧をメモリ13に記憶させる。具体的には、CPU11は、時刻t1においては、同時刻t1から過去の一定時間t0における最低のタイヤ温度T3を認識する。CPU11は、第1の実施形態と同様に、このタイヤ温度T3に基づき基準点K1〜Knを設定し、その基準点K1〜Knに基づき閾値直線L1〜Lnを設定する。
また、時刻t1から時間が経過して時刻t2になったとき、CPU11は、時刻t2から過去の一定時間t0における最低のタイヤ温度T4を認識する。このタイヤ温度T4は、上記タイヤ温度T3より高くなる。CPU11は、このタイヤ温度T4に基づき基準点K1〜Knを設定し、その基準点K1〜Knに基づき閾値直線L1〜Lnを設定する。以下、第1の実施形態と同様に、閾値直線L1〜Lnは補正低空気圧閾値Th2の設定に利用される。
過去の一定時間t0における最低のタイヤ温度が基準点K1〜Knの設定に利用されることで、減圧時における警告の確実性を向上させることができる。なぜなら、最低のタイヤ温度に基づき基準点を設定することで、図3に示される基準点K1〜Knを左側(低温側)にずらすことができる。これにより、閾値直線L1〜Lnが上側(高圧側)に設定されて、空気圧の一定割合(例えば欧州法規で定められている20%)減少時における警告の確実性を向上させることができる。
以上、説明した実施形態によれば、第1の実施形態の(1)〜(3)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(4)過去の一定時間t0におけるタイヤ温度の最低値に基づき基準点K1〜Knが設定される。ここで、基準点K1〜Knにおける温度が低いほど閾値直線L1〜Lnが高めに設定される。これにより、空気圧の一定割合減少時における警告の確実性を向上させることができる。
また、タイヤの温度は、上記走行に加えて、太陽光やエンジン熱等の外乱によって外気温より高くなることに比べて、外気温より低くなることは少ない。従って、タイヤ温度の最低値は、外気温である可能性が高い。このため、タイヤ温度の最低値に基づき基準点K1〜Kn及び閾値直線L1〜Lnを設定することで、より正確な補正低空気圧閾値Th2を設定することができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について説明する。この実施形態は、基準点を設定する際に利用されるタイヤ温度が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお、この実施形態の構成は、図1に示す第1の実施形態のTPMSと同様の構成である。
CPU11は、各センサユニット30から受ける情報信号に含まれるタイヤ温度のうち、最低のタイヤ温度に基づき基準点K1〜Knを設定する。そして、上記実施形態と同様に、この基準点K1〜Knに基づき閾値直線L1〜Lnを設定する。すなわち、本実施形態においては、タイヤに装着される各センサユニットにおいて同一の基準点K1〜Kn及び閾値直線L1〜Lnが設定される。
ここで、例えば太陽光やエンジンの余熱等による外乱によって、タイヤの温度が上昇する場合が考えられる。しかしながら、太陽光が全てのタイヤに均一に照射されることは考えづらく、特定のタイヤは車両ボデーによって日陰に位置する。このため、何れかのタイヤは太陽光の影響を受けない。また、エンジンは車両前側に搭載されることからリアタイヤはエンジンの余熱の影響を受けない。このように、何れかのタイヤは外乱の影響を受けておらずその温度は外気温に近い。各タイヤ温度のうち最低のものを採用することで、上記外乱の影響のない基準点K1〜Kn、ひいては閾値直線L1〜Lnを設定することができる。すなわち、外乱の影響により基準点K1〜Knが高温側に、そして閾値直線L1〜Lnが低圧側に設定されることが防止される。従って、適切な補正低空気圧閾値Th2を設定することができる。
以上、説明した実施形態によれば、第1の実施形態の(1)〜(3)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(5)各センサユニット30から受ける情報信号に含まれるタイヤ温度のうち、最低のタイヤ温度に基づき基準点K1〜Kn、ひいては閾値直線L1〜Lnを設定することができる。従って、適切な補正低空気圧閾値Th2を設定することができる。
(6)各センサユニット30について同一の基準点K1〜Kn及び閾値直線L1〜Lnが設定される。よって、各タイヤが同一の空気圧に調整されている場合に、空気圧が一定割合だけ減少したときに一斉に全タイヤの空気圧低下の警告を行うことができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・第2の実施形態及び第3の実施形態を組み合わせてもよい。この場合、過去の一定時間t0において全タイヤの温度うち最も低い温度に基づき基準点K1〜Knが設定される。これにより、第2及び第3の実施形態の効果を同時に奏することができる。
・上記各実施形態においては、閾値直線L1〜Lnは、基準点K1〜Knより低い温度領域において最小低空気圧閾値Th1に設定される。しかし、この温度領域においても
基準点K1〜Knより高い温度領域と同様に閾値直線L1〜Lnに従って補正低空気圧閾値Th2を設定してもよい。
・上記各実施形態においては、車両の走行の有無に関わらず、一定周期毎にセンサユニット30から情報信号が送信されていた。しかし、センサユニット30は、車両の走行時にのみ情報信号を受信機10に送信してもよい。この場合、例えば、センサユニット30は、タイヤの回転の有無を加速度として検出する加速度センサを備える。CPU31は、加速度センサの検出結果に基づき、タイヤが回転しているときに限り、送信回路32等を通じて一定周期毎に情報信号を送信する。
・第1の実施形態においては、車両が一定速度以上となったときに、基準点K1及び閾値直線L1を設定していた。しかし、エンジン始動後に最初に車両が一定速度以上となったときのみ基準点K1及び閾値直線L1を設定してもよい。これにより、基準点K1及び閾値直線L1の設定に係る処理の回数を低減することができる。
・第1の実施形態においては、車速センサ16を通じて車両が一定速度以上となったとき、車両が走行を開始した旨判断されていた。しかし、車両が走行を開始した旨判断可能であれば、上記に限らず、例えば、シフトレバーがドライブポジションに操作されたときや、同ポジションに操作された状態でブレーキペダルの操作がなくなったときに車両が走行を開始した旨判断されてもよい。
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想をその効果と共に記載する。
(イ)請求項1又は2に記載のタイヤ空気圧監視システムの受信機において、走行開始後に前記情報信号を受信したとき、その情報信号に含まれるタイヤの温度に基づき前記基準点を設定し、その基準点に基づき前記閾値直線を設定するタイヤ空気圧監視システムの受信機。
同構成によれば、走行開始後に受けた情報信号に基づき閾値直線が設定される。従って、走行開始毎にそのときのタイヤの温度に応じた閾値直線、ひいてはそれに基づき第2の閾値を設定することができる。
1…車両、10…受信機、30…センサユニット、33…圧力センサ、34…温度センサ。

Claims (4)

  1. 各タイヤに装着されるセンサユニットからタイヤの空気圧及びタイヤの温度に関する情報を含む情報信号を受信するとともに、その情報信号に含まれるタイヤの空気圧が第1の閾値以下となったとき警告を行うタイヤ空気圧監視システムの受信機において、
    タイヤの温度とタイヤの空気圧との関係において、そのタイヤの空気圧が前記第1の閾値であって、そのタイヤの温度が前記情報信号に含まれるタイヤの温度である基準点を設定し、その基準点を通過するとともに前記情報信号に含まれるタイヤの温度とタイヤの空気圧から導き出されるボイルシャルルの法則に従った傾きを有する閾値直線を設定し、その後に受信した情報信号に含まれるタイヤの温度に応じて前記閾値直線上の第2の閾値を設定し、前記タイヤの空気圧が前記第2の閾値以下となったとき警告を行うタイヤ空気圧監視システムの受信機。
  2. 請求項1に記載のタイヤ空気圧監視システムの受信機において、
    前記閾値直線は、前記基準点より低い温度においては前記第1の閾値に設定されるタイヤ空気圧監視システムの受信機。
  3. 請求項1又は2に記載のタイヤ空気圧監視システムの受信機において、
    過去の一定時間において受信した前記情報信号に含まれるタイヤの温度における最低値を認識し、その最低値に基づき前記基準点を設定するタイヤ空気圧監視システムの受信機。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載のタイヤ空気圧監視システムの受信機において、
    前記各センサユニットから受ける前記情報信号に含まれるタイヤ温度のうち、最低の温度に基づき基準点を設定するタイヤ空気圧監視システムの受信機。
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