JP5529452B2 - シャワーヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、湯水(湯又は水)を浴室内の壁面、目地、コーナ部等の部材に向けて吐水し、掃除をするにあたり、手、手首又は腕に加わる負担を軽減することができるとともに、掃除を容易かつ迅速に行うことができるシャワーヘッドに関する。
一般に、シャワーヘッドは、片手で握って保持し内部に湯水を流通させる流路を有するシャワーヘッド本体と、該シャワーヘッド本体の先端部に設けられ前記流路を通った湯水を外部に吐水する吐水口部とを備えている。この吐水口部には、前記流路に連通する複数の連通路と、複数の吐水形態に切り替え可能な吐水フェース部とが設けられている。そして、シャワーヘッド本体の流路を通過した湯水は吐水口部の連通路を通り、吐水フェース部から予め設定された所望の吐水形態にて外部へ吐水されるようになっている。
この種のシャワーヘッドとして、例えば本願出願人は吐水切換構造を備えたシャワーヘッドを提案している(特許文献1を参照)。すなわち、このシャワーヘッドは吐水形態の数に応じた数の弁体及び弁口を備え、弁体は弁口に圧着されて該弁口を閉止する傾斜外周部と、シャワーヘッド本体側に保持される被保持部とを有し、傾斜外周部が弁口に対してほぼ垂直方向に往復移動されて弁口を開閉するように構成されている。このシャワーヘッドによれば、操作が軽く、吐水形態によって操作感が変わらず、操作性の向上を図ることができる。
特開2005−131143号公報(第2頁、第3頁及び図1)
しかしながら、特許文献1に記載されているシャワーヘッドにおいては、弁口から吐水される湯水の吐水形態がほぼ棒状吐水(マッサージシャワー)であり、吐水範囲が狭い(特許文献1の図1参照)。このため、浴室内の例えば壁面全体に向けてシャワーヘッドから吐水して掃除をする場合には、弁口を壁面全体に向けるように手首を上下方向又は左右方向に大きく曲げたり、それぞれの位置で保持したりする操作をしなければならない。また、壁面の目地やコーナ部を掃除する場合にも、弁口を目地やコーナ部に向けるように手首を上下、左右に大きく曲げる動作をしなければならない。
この場合、手、手首又は腕に加わる負担が大きく、また手首を曲げた状態で操作しなければならないため掃除がしずらく、疲れが生じ、掃除に予想外の時間を要するという問題があった。従って、手、手首又は腕に加わる負担を緩和し、掃除を容易に行うことができるシャワーヘッドが求められている。
本発明は以上のような従来技術の問題点に着目してなされたものであって、その目的とするところは、浴室内の部材を掃除するにあたり、手、手首又は腕に加わる負担を軽減することができるとともに、掃除を容易かつ迅速に行うことができるシャワーヘッドを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明のシャワーヘッドは、把持部を有し内部に湯水を流通させる流路を設けたシャワーヘッド本体と、該シャワーヘッド本体の先端部に設けられ前記流路に連通する連通路が形成された吐水口部とを備え、該吐水口部には吐水フェース部を有し、該吐水フェース部には前記連通路の湯水を外部に吐水するための吐水ノズルを有している。そして、前記吐水ノズルは、浴室内の部材に向けて吐水して掃除をすべくその吐水口がシャワーヘッド本体の軸線方向と直交する横長方向に延びる長孔状に開口されるとともに、吐水ノズルはその内面側に半球状凹部が設けられ、外面側にシャワーヘッド本体の軸線方向と直交する横長方向に延びる横長凹部が前記半球状凹部に連通するように構成されていることを特徴とする。
請求項に記載のシャワーヘッドは、請求項に係る発明において、前記横長凹部は下面が横長方向に延び下に凸の皿状面で構成され、上面が斜め上方向へ吐水する吐水角度を設定する傾斜面で構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、次のような効果を発揮することができる。
本発明のシャワーヘッドにおいては、その吐水ノズルは浴室内の部材に向けて吐水して掃除をすべくその吐水口が長孔状に開口されている。このため、吐水口から吐水される湯水は例えば長円状に形成され、従来の棒状吐水に比べて吐水範囲が拡大される。従って、浴室内の壁面、目地、コーナ部等の部材を掃除する場合には、シャワーヘッド本体を把持した手首を無理に曲げて吐水方向を変更する必要がなく、円滑に掃除を行うことができる。
よって、本発明のシャワーヘッドによれば、浴室内の部材を掃除するにあたり、手、手首又は腕に加わる負担を軽減することができるとともに、掃除を容易かつ迅速に行うことができる。
第1実施形態におけるシャワーヘッドの吐水口部を示す要部拡大縦断面図。 シャワーヘッドの吐水口部を示す横断面図。 シャワーヘッドの吐水口部の吐水フェース部を示す正面図。 シャワーヘッドを示す斜視図。 シャワーヘッドの作用を示す斜視図。 第2実施形態におけるシャワーヘッドの吐水口部を示す要部縦断面図。 シャワーヘッドの吐水口部を示す要部横断面図。 シャワーヘッドの吐水口部の吐水フェース部を示す正面図。 シャワーヘッドの作用を示す斜視図。 第3実施形態におけるシャワーヘッドの吐水口部を示す要部縦断面図。 シャワーヘッドの吐水口部を示す要部横断面図。 シャワーヘッドの吐水口部の吐水フェース部を示す正面図。 シャワーヘッドの作用を示す斜視図。 シャワーヘッドの作用を示す斜視図。
以下、本発明のシャワーヘッドを具体化した実施形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態のシャワーヘッドについて図1〜図5に基づいて説明する。図1及び図4に示すように、本実施形態のシャワーヘッド10は、把持部11を有し内部に湯水を流通させる流路12を設けたシャワーヘッド本体13と、該シャワーヘッド本体13の先端部に設けられた吐水口部14とを備えている。シャワーヘッド本体13の側部には止水ボタン15がシャワーヘッド本体13を貫通するように設けられ、該止水ボタン15を一方向へ押圧することにより流路12を遮断し、止水ボタン15を逆方向へ押圧することにより流路12を開放するようになっている。前記吐水口部14は、シャワーヘッド本体13の流路12に連通される連通路16と、該連通路16に連通され複数の吐水形態を採り得るように構成された吐水フェース部17とを有している。該吐水フェース部17の中心部には、湯水を外部に吐水するための吐水ノズル18が設けられている。
前記連通路16は、吐水口部14の中心に位置する第1連通路16a、その外周に位置する第2連通路16b及びさらにその外周に位置する第3連通路16cに分けられ、切替機構19によりいずれかの連通路16a、16b、16cがシャワーヘッド本体13の流路12と連通するように構成されている。切替機構19は吐水フェース部17の外周に回動可能に設けられた操作環20の操作摘み21を回動操作することにより切替えられるようになっている。
すなわち、切替機構19は弁体収容室22内に収容された球状の弁体23と、その弁体23を前方(図1の左方)へ付勢するコイルスプリング24と、弁体23の移動を規制したり開放したりする操作環20に一体形成された係合部材25とより構成されている。そして、操作環20を回動させることにより、該操作環20と一体形成された係合部材25を回動させ、弁体23をコイルスプリング24の付勢力に抗して移動させたり、開放したりすることで湯水の流路切替えを行うようになっている。
前記吐水ノズル18は吐水フェース部17の中心位置で前方へ突出した突出部26に設けられ、吐水フェース部17の内面側の半球状凹部27と、外面側の横長凹部としての唇状凹部28とにより構成されている。該唇状凹部28は、内奥部から開口側へ向かって拡げられるようにその上面28a及び下面28bが横長の円弧面にて上下左右対称に形成されている。唇状凹部28はその上下左右の中央位置で前記半球状凹部27に連通され、吐水口30が形成されている。そのため、半球状凹部27に到った湯水は唇状凹部28で横方向に拡げられた状態で吐水口30から吐水される。なお、吐水フェース部17の前面には正面横長に形成された切欠き部31が設けられ、その切欠き部31に前記唇状凹部28が開口されている。
そして、第1連通路16aからの湯水は吐水ノズル18に到り、半球状凹部27から唇状凹部28を通って前方へ吐水され、正面横長長円状をなす長円状吐水32a(図5参照)を形成するようになっている。この長円状吐水32aは、吐水口部14の軸線方向xに延びるように形成される。このような長円状吐水32aにより、浴室33内の壁面34、目地35、コーナ部36等の部材を掃除する際に、手首38を大きく曲げることなく楽に作業を行うことができる。
図1〜図3に示すように、前記吐水フェース部17の吐水ノズル18より外周位置には多数の吐水孔43が正面円環状の領域に貫通形成され、五月雨状吐水(ハードシャワー)を形成するようになっている。吐水フェース部17の吐水孔43よりも外周位置には多数の散水孔44が正面円環状の領域に透設され、霧状吐水(ソフトシャワー)を形成するようになっている。そして、前記切替機構19の操作摘み21を回動操作することにより、長円状吐水32a、五月雨状吐水又は霧雨状吐水に切替可能に構成されている。
吐水フェース部17の上端部には操作環20の回動位置を確認するための基準目印45が設けられる一方、操作環20には吐水ノズル18からの吐水状態を示す長円状吐水32aの目印46、吐水孔43からの五月雨状吐水の目印47及び散水孔44からの霧雨状吐水の目印48が設けられている。そして、操作摘み21が最下部に位置しているときには長円状吐水32aの目印46が基準目印45に対向し、その位置から図3の反時計方向へ約45°回動させたときには五月雨状吐水の目印47が基準目印45に対向し、図3の時計方向へ約45°回動させたときには霧雨状吐水の目印48が基準目印45に対向するようになっている。
次に、本実施形態のシャワーヘッド10についてその作用を説明する。
さて、図5に示すように、浴室33内でシャワーヘッド10を使用する場合には、シャワーヘッド本体13の把持部11を右手又は左手で把持し、吐水フェース部17の外周に設けられている操作環20を回動操作し、所望の吐水形態を示す目印46〜48が基準目印45に対向するように設定する。例えば、操作環20を最下部の位置から図3の反時計方向へ約45°回動させて五月雨状吐水の目印47が基準目印45に対向するように設定し、その状態で吐水孔43から吐水させることにより、五月雨状吐水で体を洗ったり、シャンプーした髪を濯いだりすることができる。
その後、シャワーヘッド10により浴室33内の壁面34、目地35、コーナ部36等の部材を掃除(洗浄)する場合には、前記操作環20を最下部に位置させて長円状吐水32aの目印46が基準目印45に対向するように設定する(掃除モード)。その状態で第1連通路16aからの湯水は吐水ノズル18で半球状凹部27から唇状凹部28へと流れ、吐水口30から長円状吐水32aの形態で前方の壁面34、目地35又はコーナ部36へ向けて吐水される。このとき、長円状吐水32aは壁面34の横方向に延びる目地35に沿って横長長円状に形成されていることから、従来の真円状の吐水に比べて吐水範囲を横方向に十分に拡大させることができる。従って、横方向に延びる目地35や壁面34全体を掃除する際に手首を大きく曲げたり、手を持ち替えたりすることなく作業を速やかに行うことができる。
以上の実施形態により発揮される効果について以下にまとめて記載する。
(1) 実施形態におけるシャワーヘッド10においては、吐水ノズル18はその吐水口30が横長長円状に開口されている。このため、吐水口30から吐水される湯水は横長の長円状吐水32aとなり、従来の棒状吐水に比べて吐水範囲が拡大される。従って、浴室33内の部材を掃除する場合には、シャワーヘッド本体13を把持した手首を無理に曲げて吐水方向を変更する必要がなく、円滑に掃除を行うことができる。
よって、このシャワーヘッド10によれば、浴室33内の部材を掃除するにあたり、手39、手首38又は腕40に加わる負担を軽減することができるとともに、掃除を容易かつ迅速に行うことができる。その結果、浴室33内の部材として壁面34、目地35又はコーナ部36に付着した泡、洗剤などを速やかに流すことができるとともに、掃除を短時間で行うことができる。加えて、浴室33内の部材として浴槽(エプロン部を含む)、洗い場などの掃除も容易かつ速やかに行うことができる。
(2) 前記吐水口30はシャワーヘッド本体13の軸線方向yと直交する横長方向に延びる横長孔状に開口されていることから、特に横方向に延びる目地35や壁面34全体を掃除する場合に好適である。
(3) 前記吐水ノズル18はその内面側に半球状凹部27が設けられ、外面側に横長方向に延びる唇状凹部28が前記半球状凹部27に連通するように構成されている。そのため、吐水口30から吐水される長円状吐水32aを横長方向に所定範囲で拡大させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明のシャワーヘッドを具体化した第2実施形態について、図6〜図9に基づいて説明する。なお、第2実施形態においては、主に前記第1実施形態と異なる部分について説明し、同じ部材については同じ部材番号を付してその説明を省略する。
図6〜図8に示すように、吐水ノズル18は吐水フェース部17の内面側の半球状凹部27と、外面側の唇状凹部28とにより構成されている。該唇状凹部28はその下面がシャワーヘッド本体13の軸線方向yと直交方向であるほぼ横長方向に延び下に凸の皿状面50となり、上面が斜め上方向へ吐水する吐水角度θを設定すべく外面側ほど高くなるように斜め上方へ傾斜する傾斜面51となっている。皿状面50は水平面に近い緩やかな円弧面となっている。前記半球状凹部27のほぼ上半部において唇状凹部28が交差し、連通されて吐水口30が形成されている。そのため、半球状凹部27に到った湯水は唇状凹部28で横方向に拡げられる。
そして、第1連通路16aからの湯水は吐水ノズル18に到り、半球状凹部27から唇状凹部28を通って吐水口30から前方へ吐水され、正面扇状をなす扇状吐水32b(図9参照)を形成するようになっている。前記吐水角度θは、吐水方向が吐水口部14の軸線方向xよりもシャワーヘッド本体13の軸線方向(上方向)yへ向くように設定される。ここで、吐水角度θは、吐水口部14の軸線方向xに対し、吐水ノズル18から吐水される湯水の中心部分がなす角度を意味する。吐水口30からの吐水は、前記湯水の中心部分の周囲に一定幅で形成される(図6に示す二点鎖線の範囲)。また、図6の二点鎖線に示すように、吐水口30から吐水される湯水は、吐水口30から一定距離だけ離れると周囲へ散る傾向を示す。
さて、図9に示すように、シャワーヘッド10により浴室33内の部材を掃除する場合には、前記操作環20を最下部に位置させて扇状吐水32bの目印46が基準目印45に対向するように設定する(掃除モード)。図6に示すように、その状態で第1連通路16aからの湯水は吐水ノズル18の半球状凹部27から唇状凹部28へと流れ、吐水口30から扇状吐水32bの形態で前方の壁面34、目地35又はコーナ部36へ向けて吐水される。このとき、吐水口30から吐水される湯水は横方向へ拡がる扇状吐水32bであることから、浴室33内の部材を掃除する際に手首38を大きく曲げたり、手39を持ち替えたりすることなく作業を円滑に行うことができる。しかも、扇状吐水32bは例えば横方向へ延びる目地35を広く覆うと同時に、十分な幅を有していることから目地35に対する洗浄効果を高めることができる。
従って、第2実施形態のシャワーヘッド10によれば、手(手のひら)39、手首38又は腕40に加わる負担を軽減することができるとともに、掃除を容易かつ迅速に行うことができる。よって、浴室33内の部材に付着した泡、洗剤などを速やかに洗い流すことができる。その上、吐水ノズル18は半球状凹部27の上半部と唇状凹部28とが連通するように構成されていることから、吐水形態を横方向に扇状に拡がる扇状吐水32bにすることができ、吐水範囲を効果的に拡大することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明のシャワーヘッドを具体化した第3実施形態について、図10〜図14に基づいて説明する。なお、第3実施形態においては、主に前記第1実施形態と異なる部分について説明し、同じ部材については同じ部材番号を付してその説明を省略する。
図10〜図12に示すように、吐水ノズル18は吐水フェース部17の中心位置で前方へ突出する円筒状の突出部26及び後方へ突出する円筒状の筒部52の内側に回動可能に支持されている。すなわち、吐水フェース部17の突出部26及び筒部52内には吐水ノズル18が回動可能に嵌合され、その後端部に位置する一対の第1係合突起53及び第2係合突起54が筒部52に形成された係合段部55に係合されることにより前方へ抜け出し不能に構成されている(図11参照)。なお、吐水ノズル18はその後端部が吐水口部14に係合して後方への移動が規制されている。
吐水ノズル18の前面において前方へ突出する一対の突出板56の間には一定長さ及び一定幅の間隙に基づく吐水口30としてのスリット57が形成され、該スリット57から膜状吐水32cが発せられるようになっている。これらの突出板56は摘み部56aとなり、指で挟んで突出板56を回動操作することができ、スリット57を横長方向又は縦長方向に変更できるようになっている。また、吐水ノズル18の内部には対向面が前記スリット57に向かうに従って幅狭になるテーパ状の絞り空間59が設けられ、該絞り空間59がスリット57に連通し、前記吐水口30を形成するようになっている。なお、吐水ノズル18の外周面には環状溝60が設けられ、該環状溝60にはゴム製のOリング61が嵌着されて吐水ノズル18と吐水フェース部17の突出部26との間が水密状態に保持されている。
前記第1連通路16aからの湯水は吐水ノズル18に到り、絞り空間59でその流れが絞られ、スリット57から膜状吐水32cが発せられるようになっている。この膜状吐水32cは、図10及び図11に示すように、スリット57から出た直後にはスリット57の幅及び長さとほぼ同じ幅及び長さの膜状に発せられ、図13及び図14に示すように、スリット57から離れるに従って幅及び長さが拡がるように形成される。
前述のように、吐水ノズル18の突出板56が横長方向に設定された場合にはスリット57から横長の膜状吐水32cが形成され、浴室33の壁面34や横長方向の目地35を容易に掃除することができる。一方、突出板56が縦長方向に設定された場合にはスリット57から縦長の膜状吐水32cが形成され、浴室33のコーナ部36や縦長方向の目地35を容易に掃除することができる。このように摘み部56aの回動操作で膜状吐水32cの延びる方向を横長又は縦長に簡単に設定できることから、浴室33内の部材を掃除する際に、手首38を大きく曲げたり、シャワーヘッド本体13の把持部11を他方の手に持ち替えたりすることなく、簡単に作業を行うことができる。
さて、シャワーヘッド10により浴室33内の部材を掃除する場合には、前記操作環20を最下部に位置させて膜状吐水32cの目印46が基準目印45に対向するように設定する。その状態で第1連通路16aからの湯水は吐水ノズル18で絞り空間59からスリット57へと流れ、そのスリット57から膜状吐水32cの形態で前方の浴室33内の部材へ向けて吐水される。
例えば、摘み部56aを回動操作して突出板56を横長方向に設定するとスリット57から横長の膜状吐水32cが発せられ、その横長の膜状吐水32cは図13に示すように浴室33内の横長方向に延びる目地35に沿って形成されることから、手首38を大きく曲げることなく目地35の掃除を円滑に行うことができる。また、この横長の膜状吐水32cを浴室33内の壁面34に沿って横へ動かし、さらに下へ動かすことによって壁面34を簡単に掃除することができる。
続いて、摘み部56aを回動操作して突出板56を縦長方向に設定するとスリット57から縦長の膜状吐水32cが発せられ、その縦長の膜状吐水32cは図14に示すように浴室33内のコーナ部36に沿って形成される。そのため、手首38を大きく曲げることなくコーナ部36の掃除を円滑に行うことができる。また、この縦長の膜状吐水32cは浴室33の壁面34の縦長方向に延びる目地35に沿って形成されていることから、縦長方向の目地35も簡単に掃除することができる。
従って、第3実施形態のシャワーヘッド10においては、吐水ノズル18がスリット57を有し、該吐水ノズル18が回動可能に構成されている。このため、吐水ノズル18を回動操作してスリット57が横長方向又は縦長方向を向くように簡単に設定することができる。そして、浴室33内の部材を掃除するとき、シャワーヘッド本体13を把持した手首38を無理に曲げることなく容易に行うことができる。よって、手39、手首38又は腕40に加わる負担を軽減することができるとともに、掃除を容易かつ迅速に行うことができる。
なお、前記各実施形態を次のように変更して実施することも可能である。
・ 前記第1実施形態における吐水ノズル18の吐水口30をシャワーヘッド本体13の軸線方向yである縦長方向に延びるように構成することもできる。
・ 前記第1実施形態及び第2実施形態では吐水ノズル18を、半球状凹部27と唇状凹部28とが連通するようにして構成したが、1つの孔で形成するように構成することも可能である。
・ 前記第2実施形態の吐水口30を、唇状凹部28が半球状凹部27の上下方向(シャワーヘッド本体13の軸線方向y)中央位置で連通するように構成し、扇状吐水32bを吐水口部14の軸線方向xに吐水されるように形成することもできる。
・ 前記第3実施形態において、吐水ノズル18を360°回動可能に形成し、スリット57がシャワーヘッド本体13の軸線方向yに対して所定角度をなす位置(任意の位置)で停止できるように構成することができる。この場合、スリット57による吐水形態として任意の方向を選択することができ、浴室33内の部材の掃除を一層容易かつ短時間で行うことができる。
・ 前記吐水ノズル18の吐水口30の形状を長菱形状に形成したり、長六角形状等に形成したりすることもできる。
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
(イ)前記横長凹部は半球状凹部のシャワーヘッド本体の軸線方向における中央位置で連通されていることを特徴とする請求項に記載のシャワーヘッド。このように構成した場合、請求項に係る発明の効果に加えて、吐水形態を正面横長円状に形成することができるとともに、吐水口部の軸線方向に吐水させることができる。
10…シャワーヘッド、11…把持部、12…流路、13…シャワーヘッド本体、14…吐水口部、16…連通路、16a…第1連通路、16b…第2連通路、16c…第3連通路、17…吐水フェース部、18…吐水ノズル、27…半球状凹部、28…横長凹部としての唇状凹部、28a…上面、28b…下面、30…吐水口、33…浴室、34…壁面、35…目地、36…コーナ部、50…皿状面、51…傾斜面、57…スリット、y…シャワーヘッド本体の軸線方向、θ…吐水角度。

Claims (2)

  1. 把持部を有し内部に湯水を流通させる流路を設けたシャワーヘッド本体と、該シャワーヘッド本体の先端部に設けられ前記流路に連通する連通路が形成された吐水口部とを備え、該吐水口部には吐水フェース部を有し、該吐水フェース部には前記連通路の湯水を外部に吐水するための吐水ノズルを有するシャワーヘッドであって、
    前記吐水ノズルは、浴室内の部材に向けて吐水して掃除をすべくその吐水口がシャワーヘッド本体の軸線方向と直交する横長方向に延びる長孔状に開口されるとともに、吐水ノズルはその内面側に半球状凹部が設けられ、外面側にシャワーヘッド本体の軸線方向と直交する横長方向に延びる横長凹部が前記半球状凹部に連通するように構成されていることを特徴とするシャワーヘッド
  2. 前記横長凹部は下面が横長方向に延び下に凸の皿状面で構成され、上面が斜め上方向へ吐水する吐水角度を設定する傾斜面で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシャワーヘッド。
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