JP5529233B2 - ウォーターサーバー - Google Patents

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Description

この発明は、ミネラルウォーター等の飲料水を充填した交換式の水ボトルから飲料水を供給するウォーターサーバーに関する。
従来、主にオフィスや病院などでウォーターサーバーが利用されてきたが、近年、水の安全や健康への関心の高まりから、一般家庭にもウォーターサーバーが普及しつつある。このようなウォーターサーバーとして、特許文献1に示されるように、筐体の上面に交換式の水ボトルをセットし、その水ボトルに充填された飲料水を、筐体内に収容した冷水タンクに重力落下させるようにしたものが一般に知られている。
ここで、水ボトルは、中空筒状の胴部と、その胴部の一端に設けられた底部と、胴部の他端に肩部を介して設けられた首部とを有し、首部に水出口が設けられている。そして、この水ボトルは、水ボトルの最下位置に水出口がくるように、首部を下向きにしてウォーターサーバーにセットされる。また、水ボトルの胴部は、残水量の減少に伴って収縮するように柔軟性をもたせて形成されている。
ところで、特許文献1のウォーターサーバーは、水ボトルが筐体の上面にセットされているので、水ボトルを交換するときに、満水状態の水ボトルを高く持ち上げる必要がある。しかし、満水状態の水ボトルは、通常10〜12リットル程度の飲料水が収容されており、10kg以上の重量がある。そのため、ウォーターサーバーのユーザー(特に女性や高齢者など)にとって、水ボトルの交換作業は大変であった。
そこで、水ボトルの交換作業を楽に行なうことができるようにするために、本願発明の発明者は、ウォーターサーバーのなるべく低い部分に水ボトルをセットすることを検討した。水ボトルの位置が低くなると、相当の重量をもつ満水状態の水ボトルをウォーターサーバーにセットするときに、水ボトルを高く持ち上げる必要がないので、水ボトルの交換作業が楽である。
特開2008−273605号公報
水ボトルをウォーターサーバーの低い部分に配置した場合、冷水タンクに対する水ボトルの高さが低くなるので、水ボトルに充填された飲料水を、重力落下により冷水タンクに供給することが難しくなる。そのため、水ボトルから冷水タンクに飲料水を供給できるようにするためには、水ボトルから飲料水を汲み出すポンプをウォーターサーバーに設ける必要がある。
ここで、本願発明の発明者は、残水量の減少に伴って収縮する水ボトルを採用し、かつ、その水ボトルから飲料水を汲み出すポンプをウォーターサーバーに設けるのであれば、飲料水を重力落下させるときのように水ボトルの最下位置に水出口を配置する必要がなくなるため、ウォーターサーバーに水ボトルをセットするときの水ボトルの姿勢を横向き(すなわち、水ボトルの首部を水平に向けた状態)にすることが可能となる点に着眼した。
水ボトルの姿勢を横向きにすると、ウォーターサーバーの設計の自由度が大きくなる。例えば、原水汲上げ管の端部をウォーターサーバーの筐体内に固定し、一方、ボトル受けを水平にスライド可能に支持し、このボトル受けのスライド動作によって水ボトルの水出口を原水汲上げ管の端部に接続することが可能となる。
ところが、本願発明の発明者が、実際に水ボトルの姿勢を横向きにすることが可能かどうかを確認するため、横向きに載置した状態の水ボトルの飲料水をポンプで汲み出す実験を行なったところ、水ボトルの内部の飲料水が減少して水ボトルが収縮したときに、水ボトルの載置面に沿った領域に飲料水が残りやすく、水ボトルの交換時に残水量が多くなる問題があることが分かった。以下説明する。
すなわち、図9に示すように、上面が平坦に形成されたボトル載置板54の上に満水状態の水ボトル4を載置したときに、水ボトル4の内部の飲料水の重量によって、水ボトル4の胴部40のボトル載置板54に接する部分が突っ張った状態となる。そのため、水ボトル4の内部の飲料水をポンプ7で汲み出して、水ボトル4の内部が減圧しても、水ボトル4の胴部40のボトル載置板54に接する部分が変形しにくい。その結果、水ボトル4が収縮しても、ボトル載置板54に沿った領域に飲料水が残りやすく、水ボトル4の交換時に残水量が多くなる(多いときは、400〜500cc程度残ることがある)。
特に、この問題は、バッグインボックスのバッグ部分に使用されるポリエチレン樹脂(PE)等に比して、高い曲げ弾性をもつポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)で水ボトルを形成したときに生じやすい。
この発明が解決しようとする課題は、水ボトルの首部を水平に向けた状態で、水ボトルの内部の飲料水をなるべく最後まで汲み出すことが可能なウォーターサーバーを提供することである。
上記課題を解決するために、残水量の減少に伴って収縮するように柔軟性をもたせて形成された中空筒状の胴部と、その胴部の一端に設けられた底部と、前記胴部の他端に肩部を介して設けられた首部とを有し、その首部に水出口が設けられた交換式の水ボトルと、
その水ボトルの首部を水平に向けた状態で、水ボトルの胴部を下側から支持するボトル載置板を有するボトル受けと、
前記水ボトルの水出口に接続される原水汲上げ管と、
その原水汲上げ管に設けられ、前記水ボトルから飲料水を汲み出すポンプとを有するウォーターサーバーについて、
前記ボトル載置板の上面に、前記水ボトルが収縮する際に水ボトルの胴部のボトル載置板に接する部分が内側に折り込まれることを誘起する凸部を設けた構成をウォーターサーバーに採用したのである。
このようにすると、ボトル載置板の上に満水状態の水ボトルを載置したときに、水ボトルの胴部のボトル載置板に接する部分が、凸部によって折れ曲がった状態となり、突っ張らない。そのため、水ボトルの内部の飲料水をポンプで汲み出したときに、水ボトルの胴部のボトル載置板に接する部分が、水ボトルの内部の減圧により内側に折り込まれるように変形する。その結果、水ボトルが収縮したときに、ボトル載置板に沿った領域に飲料水が残りにくくなり、水ボトルの交換時の残水量を抑えることが可能となる。
上記凸部は、例えば、水ボトルの胴部の中央を横切って延びるように形成したものを採用することができる。
また、前記凸部の上面に、凸部の頂から水ボトルの水出口側に下る斜面と、凸部の頂から水ボトルの水出口とは反対側に下る斜面とが形成され、前記凸部の頂から水ボトルの水出口とは反対側に下る斜面の傾斜角が30°以下に設定された構成を採用すると好ましい。このようにすると、水ボトルの内部の飲料水が水出口から汲み出されて水ボトルが収縮する際に、変形した水ボトルが凸部に引っ掛かって水ボトルの収縮が妨げられる事態を防止することができる。
水ボトルが収縮したときに、ボトル載置板に沿った領域に飲料水が多く残る問題は、特に、比較的高い曲げ弾性をもつポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)で水ボトルを形成したときに生じやすい。そのため、この発明は、水ボトルの胴部をPET樹脂で形成したときに特に有効である。
この発明のウォーターサーバーは、ボトル載置板の上に満水状態の水ボトルを載置したときに、水ボトルの胴部のボトル載置板に接する部分が、凸部によって折れ曲がった状態となり、突っ張らない。そのため、水ボトルの内部の飲料水をポンプで汲み出したときに、水ボトルの胴部のボトル載置板に接する部分が、水ボトルの内部の減圧により内側に折り込まれるように変形する。したがって、水ボトルが収縮したときに、ボトル載置板に沿った領域に飲料水が残りにくくなり、水ボトルの内部の飲料水をなるべく最後まで汲み出すことが可能である。
この発明の実施形態のウォーターサーバーを側方から見た断面図 図1のボトル受け近傍の拡大図 図2のIII−III線に沿った断面図 図2に示すボトル受けを筐体から引き出した状態を示す図 図2のジョイント部近傍の拡大断面図 図5に示すジョイント部に水ボトルを接続する過程を示す拡大断面図 図6に示すジョイント部に、水ボトルの水出口の栓体が接触した状態を示す拡大断面図 図2に示す水ボトルが次第に収縮する状態を示す図 図2に示すボトル受けに凸部を設けない場合に、水ボトルが次第に収縮する状態を示す図 図1に示すウォーターサーバーの殺菌運転状態を示す断面図 図1に示すウォーターサーバーの他の例を示す断面図
図1に、この発明の実施形態のウォーターサーバーを示す。このウォーターサーバーは、縦長の筐体1と、筐体1の上部に収容された冷水タンク2および温水タンク3と、筐体1の下部に収容された交換式の水ボトル4と、水ボトル4を載置するボトル受け5と、水ボトル4と冷水タンク2との間を連通する原水汲上げ管6と、原水汲上げ管6に設けられたポンプ7と、冷水タンク2と温水タンク3を接続するタンク接続路8とを有する。冷水タンク2と温水タンク3は、温水タンク3が冷水タンク2の下方に位置するよう上下に並べて配置されている。
筐体1は、底板9と、底板9の周囲から立ち上がる周壁10と、周壁10の上端に設けられた天板11とを有する。周壁10の前面下部には、水ボトル4を出し入れするための開口部12と、開口部12を開閉する前面扉13とが設けられている。
原水汲上げ管6の一端は、水ボトル4の水出口14に着脱するジョイント部15に接続され、原水汲上げ管6の他端は冷水タンク2に接続されている。この原水汲上げ管6は、ジョイント部15よりも低い位置を通るように、ジョイント部15から下方に延び出した後、上方に向きを変えるように設けられている。そして、原水汲上げ管6のジョイント部15よりも低い部分にポンプ7が配置されている。
ポンプ7は、原水汲上げ管6内の飲料水を水ボトル4側から冷水タンク2側に移送する。ポンプ7としてダイヤフラムポンプを用いることができる。ダイヤフラムポンプは、図示しないダイヤフラムを往復動させる駆動装置と、ダイヤフラムの往復動により容積が増減するポンプ室と、ポンプ室の吸入口に配置され、ポンプ室内に流入する方向の流れのみを許容する吸入側逆止弁と、ポンプ室の吐出口に配置され、ポンプ室から流出する方向の流れのみを許容する吐出側逆止弁とからなる。
原水汲上げ管6のポンプ7の吐出側には、流量センサ16が設けられている。流量センサ16は、ポンプ7の作動時に原水汲上げ管6内の飲料水の流れが無くなると、その状態を検知可能となっている。
原水汲上げ管6のジョイント部15とポンプ7の間には、第1切替バルブ17が設けられている。図では、ジョイント部15から離れた位置に第1切替バルブ17を配置しているが、第1切替バルブ17は、ジョイント部15に直接接続してもよい。第1切替バルブ17には、温水タンク3に連通する第1バイパス管18が接続されている。第1バイパス管18の温水タンク3側の端部は、温水タンク3の上面に接続されている。
第1切替バルブ17は、ジョイント部15とポンプ7の間を連通し、かつ、第1バイパス管18とポンプ7の間を遮断する通常運転状態(図1参照)と、ジョイント部15とポンプ7の間を遮断し、かつ、第1バイパス管18とポンプ7の間を連通する殺菌運転状態(図10参照)との間で流路を切り替えることができるように構成されている。
原水汲上げ管6の冷水タンク2側の端部には、温水殺菌用の第2切替バルブ19が設けられている。第2切替バルブ19には、温水タンク3に連通する第2バイパス管20が接続されている。第2バイパス管20の温水タンク3側の端部は、温水タンク3の下面に接続されている。また、第2バイパス管20には、筐体1の外部に延びるドレン管21が接続されている。ドレン管21の出口はプラグ22で閉鎖されている。プラグ22にかえて開閉弁を設けてもよい。
第2切替バルブ19は、原水汲上げ管6と冷水タンク2の間を連通し、かつ、原水汲上げ管6と第2バイパス管20の間を遮断する通常運転状態(図1参照)と、原水汲上げ管6と冷水タンク2の間を遮断し、かつ、原水汲上げ管6と第2バイパス管20の間を連通する殺菌運転状態(図10参照)との間で流路を切り替えることができるように構成されている。
図では、第1切替バルブ17と第2切替バルブ19をそれぞれ単一の三方弁で構成した例を示しているが、複数の開閉弁を組み合わせて同一の作用をもつ切替バルブを構成するようにしてもよい。
冷水タンク2は、空気と飲料水を上下二層に収容している。冷水タンク2には、冷水タンク2内に収容された飲料水を冷却する冷却装置23が取り付けられている。また、冷水タンク2内には、冷水タンク2の内部を上下に仕切るバッフル板24が設けられている。冷却装置23は、冷水タンク2の下部外周に配置され、冷水タンク2内のバッフル板24よりも下方の飲料水を低温(5℃程度)に保つようになっている。
冷水タンク2には、冷水タンク2内に溜まった飲料水の水位を検知する水位センサ25が取り付けられている。この水位センサ25で検知される水位が下がると、その水位の低下に応じてポンプ7が作動し、水ボトル4から冷水タンク2に飲料水が供給される。バッフル板24は、水ボトル4から冷水タンク2に飲料水が供給されるときに、冷却装置23で冷却されて冷水タンク2の下部に溜まった低温の飲料水が、水ボトル4から冷水タンク2内に供給される常温の飲料水で攪拌されるのを防止する。バッフル板24は、その外周縁から下方に延びる筒状の垂下壁26を有し、この垂下壁26で囲まれた領域に空気を保持することで、バッフル板24の上側と下側の間の断熱効果を高めている。
冷水タンク2の底面には、冷水タンク2内の下部に溜まった低温の飲料水を外部に注出する冷水注出路27が接続されている。冷水注出路27には、筐体1の外部から操作可能な冷水コック28が設けられ、この冷水コック28を開くことによって冷水タンク2から低温の飲料水をカップ等に注出できるようになっている。冷水タンク2の容量は、水ボトル4の容量よりも小さく、2〜4リットル程度である。
バッフル板24の中央には、冷水タンク2と温水タンク3を接続するタンク接続路8の上端が開口している。タンク接続路8の冷水タンク2側の端部には、冷水タンク2側から温水タンク3側への飲料水の流れを許容し、かつ、温水タンク3側から冷水タンク2側への飲料水の流れを規制するチェックバルブ29が設けられている。チェックバルブ29は、温水タンク3内の高温の飲料水が熱対流によって冷水タンク2に流入するのを防止して、冷水タンク2および温水タンク3でのエネルギーロスを防止する。
温水タンク3は、飲料水で満たされた状態となっている。温水タンク3には、温水タンク3内の飲料水を加熱する加熱装置39が取り付けられており、温水タンク3内の飲料水を高温(90℃程度)に保つようになっている。図では、加熱装置39にシースヒーターを採用した例を示しているが、バンドヒーターを採用することもできる。シースヒーターは、金属製のパイプの中に通電により発熱する発熱線を収容したものであり、温水タンク3の壁面を貫通して温水タンク3の内部を延びるように取り付けられる。バンドヒーターは、通電により発熱する発熱線が埋め込まれた円筒形の発熱体であり、温水タンク3の外周に密着して取り付けられる。
冷水タンク2には、空気導入路30を介して空気殺菌チャンバ31が接続されている。空気殺菌チャンバ31は、空気取り入れ口32が形成された中空のケース33と、ケース33内に設けられたオゾン発生体34とからなる。オゾン発生体34としては、例えば、空気中の酸素に紫外線を照射して酸素をオゾンに変化させる低圧水銀灯や、絶縁体で覆われた対向一対の電極間に交流電圧を負荷して電極間の酸素をオゾンに変化させる無声放電装置などを使用することができる。この空気殺菌チャンバ31は、一定時間ごとにオゾン発生体34に通電してオゾンを発生することにより、常時、ケース33内にオゾンが溜まった状態となっている。
空気導入路30は、冷水タンク2内の水位の低下に応じて冷水タンク2内に空気を導入して冷水タンク2内を大気圧に保つ。また、このとき冷水タンク2内に導入される空気が、空気殺菌チャンバ31を通過してオゾン殺菌された空気なので、冷水タンク2内の空気は清浄に保たれる。
冷水タンク2内には、原水汲上げ管6から送り込まれる飲料水が、冷水タンク2内に溜まった飲料水の水面に到達するまでの飲料水の流れを拡散させる拡散板35が設けられている。この拡散板35を設けることによって、飲料水が冷水タンク2内の空気中のオゾン(空気殺菌チャンバ31から冷水タンク2内に流入したもの)と広い面積で触れるようにし、冷水タンク2内の飲料水の衛生を高めている。
タンク接続路8は、温水タンク3の上面から温水タンク3の内側を下方に延びるタンク内配管36を有する。タンク内配管36の下端は、温水タンク3の底面近傍で開口している。これにより、加熱装置39で加熱された高温の飲料水の上昇流が、タンク内配管36の下端開口に直接流入するのを防止している。
温水タンク3の上面には、温水タンク3内の上部に溜まった高温の飲料水を外部に注出する温水注出路37が接続されている。温水注出路37には、筐体1の外部から操作可能な温水コック38が設けられ、この温水コック38を開くことによって温水タンク3から高温の飲料水をカップ等に注出できるようになっている。温水タンク3から飲料水を注出すると、その飲料水と同量の飲料水が、タンク接続路8を通って冷水タンク2から温水タンク3に流入するので、温水タンク3は常に満水状態に保たれる。温水タンク3の容量は1〜2リットル程度である。
図2に示すように、水ボトル4は、中空筒状の胴部40と、その胴部40の一端に設けられた底部41と、胴部40の他端に肩部42を介して設けられた首部43とを有し、この首部43に水出口14が設けられている。首部43の外周にはフランジ44が形成されている。水ボトル4の胴部40は、残水量の減少に伴って水ボトル4が収縮するように柔軟性をもたせて形成されている。水ボトル4は、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)のブロー成形によって形成されている。水ボトル4の容量は、満水状態で10〜20リットル程度である。
図5に示すように、水ボトル4の首部43の先端にはキャップ45が取り付けられている。キャップ45の中央には、水ボトル4の内部に向かって首部43と平行に延びる両端が開口した内筒46が形成されている。内筒46の内部の領域が水ボトル4の水出口14を形成し、この水出口14に栓体47が着脱可能に嵌め込まれる。キャップ45は、ポリエチレン樹脂(PE)の射出成形で形成されている。
図6に示すように、内筒46の内周面には、水ボトル4の内部に向かって小径となる段部48が形成されている。栓体47は、筒部49と、筒部49の一端に形成された閉塞端部50と、筒部49の他端の内周に沿って形成された爪部51とを有する有底筒状である。栓体47は、水ボトル4の外側に向けて開口する向きで内筒46に嵌合する。筒部49の外周面には、内筒46の段部48に係止する突起52が形成されている。筒部49の水ボトル4の内側の端部には、内筒46の端部と軸方向に対向する対向片53が形成されている。
図2、図3に示すように、水ボトル4の胴部40は、断面方形の角筒形状とされている。ボトル受け5は、水ボトル4を下側から支持するボトル載置板54と、水ボトル4を挟んで左右に位置する側面板55と、水ボトル4の前方に位置する前面板56と、水ボトル4の後方に位置する後面板57とを有する。ここで、前後の方向は、ウォーターサーバーに向かって立つユーザーから見て手前側を前方、奥側を後方としている。ボトル受け5は、前後方向に延びる左右一対のスライドレール60で支持されている。
図4に示すように、スライドレール60は、筐体1の底板9に固定した前後方向に延びる固定側レール61と、固定側レール61にスライド可能に支持された中間レール62と、中間レール62にスライド可能に支持された移動側レール63とからなる。移動側レール63は、ボトル受け5のボトル載置板54に固定されている。ボトル受け5は、スライドレール60を構成する3つのレール61,62,63が相対的にスライドすることにより、筐体1内に水ボトル4が収容される収容位置(図2の位置)と、筐体1から水ボトル4が出る引出位置(図4の位置)との間を水平に移動可能となっている。
水ボトル4は、ボトル受け5が引出位置から収容位置に移動するときのボトル受け5の移動方向(ここでは後方)に水ボトル4の水出口14が向いた状態でボトル受け5に載置されている。ここで、水ボトル4は、首部43が水平を向いた姿勢となっている。
ジョイント部15は、図4に示すように、ボトル受け5を引出位置に移動させたときに水ボトル4の水出口14から切り離され、図2に示すように、ボトル受け5を収容位置に移動させたときに水ボトル4の水出口14に接続するように筐体1内に固定されている。
筐体1の前面扉13は、ボトル受け5と一体にスライドするようにボトル受け5に固定されている。そのため、前面扉13を手前に引いて開口部12を開く操作を行なうと、これに連動してボトル受け5が筐体1から引き出される。また、前面扉13を奥に押し戻して開口部12を閉じる操作を行なうと、これに連動してボトル受け5が筐体1内に収容される。
前面扉13の下部には、筐体1の載置面に転がり接触する車輪64が取り付けられている。この車輪64は、筐体1からボトル受け5を引き出した状態でボトル受け5に荷重(例えば満水状態の水ボトル4の重量や人の体重など)が作用したときに、その荷重を支えることで、筐体1の転倒を防止する。筐体1の底板9には、車輪64を収納する凹部65が形成されている。
図2に示すように、ボトル載置板54の上面には、水ボトル4の胴部40の中央を横切るように延びる凸部66が設けられている。凸部66の上面には、凸部66の頂から水出口14側に下る斜面67と、凸部66の頂から水出口14とは反対側に下る斜面68とが形成されている。水出口14とは反対側の斜面68は、水出口14側の斜面67よりも傾斜が緩やかとなるように形成されている。斜面68の傾斜角は30°以下となるように設定されている。
図3に示すように、ボトル受け5の後面板57には、後面板57の上縁に開放する切欠き70が形成されている。切欠き70は、後面板57の上縁から下方に向かって次第に幅が狭くなる導入部71と、その導入部71の下側に連続して、水ボトル4の首部43の外周に嵌合する半円状の拘束部72とからなる。拘束部72は、首部43のフランジ44よりも胴部40側の部分に嵌合している。
拘束部72は、水ボトル4の首部43のフランジ44の外径よりも小径の円弧状に形成されている。拘束部72は、首部43の外周に嵌合して首部43を径方向に位置決めすることで、水ボトル4をジョイント部15に接続する際に、水ボトル4の水出口14の位置がジョイント部15の位置からずれるのを防止する。また、図2に示すように、拘束部72は、首部43のフランジ44と係止して首部43を軸方向に位置決めすることで、水ボトル4の水出口14のジョイント部15から外れる方向の移動を拘束している。
図5に示すように、ジョイント部15は、水ボトル4の水出口14に嵌合するように形成された水平に延びる筒体である。ジョイント部15は、外周が円筒面のストレート部73と、半球状の先端部74とを有する。ストレート部73の直径は、水ボトル4の水出口14(すなわち内筒46)に締め代をもって嵌合する大きさとされている。ストレート部73には、ジョイント部15が水ボトル4の水出口14に嵌合した状態で水ボトル4の内部に開口する通水孔75が形成されている。通水孔75は、ジョイント部15の下半分の領域にのみ設けられており、上半分の領域には存在しない。
図6、図7に示すように、先端部74の中心には、ジョイント部15を内外に貫通する貫通孔76が形成されている。この貫通孔76の径は1.0mm以下に設定されている。また、ジョイント部15の外周には、ストレート部73と先端部74の境界位置に、栓体47の爪部51が係合する周溝77が形成されている。
図5に示すように、ジョイント部15の根元には、紫外線発光部78が設けられている。紫外線発光部78は、ジョイント部15の内部の飲料水およびジョイント部15の内面に紫外線を照射して殺菌する。紫外線発光部78としては、紫外線LEDや水銀ランプを用いることができる。
ジョイント部15は、ジョイント部15を囲むように設けられたカップ部80に固定されている。カップ部80は、水ボトル4に向かって開口する有底筒状に形成され、その底部をジョイント部15が貫通している。カップ部80の開口縁には、水ボトル4に向かって拡径するテーパ面81が形成されている。テーパ面81は、図4の鎖線に示すように、水ボトル4を筐体1内に収容するときに、水ボトル4の首部43の位置がジョイント部15からずれた場合にも、その首部43をジョイント部15に向けて誘導する。
原水汲上げ管6としては、シリコンチューブを用いることも可能であるが、シリコンは酸素の透過性をもつことから、シリコンを透過する空気中の酸素により原水汲上げ管6で雑菌が繁殖しやすくなる問題がある。そこで、原水汲上げ管6は、金属管(例えば、ステンレススチール管や銅管)を用いることができる。このようにすると、原水汲上げ管6の管壁を空気が透過するのを防止して、原水汲上げ管6での雑菌の繁殖を効果的に防止することが可能となる。また、温水循環時の耐熱性も確保することができる。原水汲上げ管6としてポリエチレンチューブや耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管を用いても、原水汲上げ管6の管壁を空気が透過するのを防止して、原水汲上げ管6での雑菌の繁殖を防止することが可能である。
上述したウォーターサーバーの使用例について説明する。
図1に示す通常運転状態において、ウォーターサーバーのユーザーが、冷水コック28を操作して、冷水タンク2内の低温の飲料水をカップ等に注出すると、冷水タンク2内の水位が下がる。また、温水コック38を操作して、温水タンク3内の高温の飲料水をカップ等に注出しても、その飲料水と同量の飲料水が、タンク接続路8を通って冷水タンク2から温水タンク3に導入されるので、冷水タンク2内の水位が下がる。そして、冷水タンク2内の水位があらかじめ設定された下限水位を下回ったことを水位センサ25が検出すると、ポンプ7が作動して、水ボトル4から冷水タンク2に飲料水を汲み上げる。
そして、冷水タンク2または温水タンク3の飲料水の使用に伴い、水ボトル4の飲料水が次第に減少し、空の状態になる。水ボトル4が空の状態になると、ポンプ7が作動しているのにもかかわらず、原水汲上げ管6内の飲料水の流れが無くなるので、この状態を流量センサ16で検知し、筐体1の正面に配置した図示しない容器交換ランプを点灯させ、水ボトル4の交換時期であることをユーザーに報知する。
水ボトル4が空の状態になると、ユーザーは次のようにして水ボトル4の交換作業を行なう。まず、図4に示すように、前面扉13を手前に引いて、筐体1からボトル受け5を引き出す。このとき、ボトル受け5と一体に水ボトル4が移動するので、水ボトル4が筐体1内に固定されたジョイント部15から引き抜かれた状態となる。そして、ボトル受け5から空の状態の水ボトル4を取り出す。その後、満水状態の水ボトル4の首部43を横向きの状態でボトル受け5に載置する。このとき、水ボトル4の首部43をボトル受け5の切欠き70に嵌合させる。最後に、前面扉13を押して、筐体1内にボトル受け5を収容する。このとき、ボトル受け5と一体に水ボトル4が移動するので、水ボトル4が筐体1内に固定されたジョイント部15に接続される。
ところで、図8に示すように、水ボトル4は、内部の飲料水がポンプ7で汲み出されるにしたがい、大気圧によって収縮する。このとき、上記ウォーターサーバーは、ボトル受け5のボトル載置板54に凸部66を設けているので、水ボトル4の胴部40のボトル載置板54に接する部分が内側に折り込まれる変形が誘起され、水ボトル4の内部の飲料水をなるべく最後まで汲み出すことができるようになっている。
すなわち、図9に示すように、ボトル載置板54の上面を平坦に形成し、凸部66を設けない場合、ボトル載置板54の上に満水状態の水ボトル4を載置したときに、水ボトル4の内部の飲料水の重量によって、水ボトル4の胴部40のボトル載置板54に接する部分が突っ張った状態となる。そのため、水ボトル4の内部の飲料水をポンプ7で汲み出して、水ボトル4の内部が減圧しても、水ボトル4の胴部40のボトル載置板54に接する部分が変形しにくい。また、水ボトル4の肩部42も、首部43が後面板57の拘束部72で拘束されているので、変形しにくい。したがって、図9の鎖線に示すように、水ボトル4が収縮するとき、水ボトル4の胴部40の上側部分および底部41が優先的に変形する。その結果、水ボトル4が収縮しても、ボトル載置板54に沿った領域に飲料水が残りやすく、水ボトル4の交換時に残水量が多くなるという問題がある(多いときは、400〜500cc程度残ることがある)。
これに対し、図8に示すように、ボトル受け5のボトル載置板54の上面に凸部66を設けた場合、満水状態の水ボトル4をボトル受け5に載置したときに、水ボトル4の胴部40のボトル載置板54に接する部分が、凸部66に沿って折れ曲がった状態となり、突っ張らない。そのため、水ボトル4の内部の飲料水をポンプ7で汲み出したときに、水ボトル4の胴部40のボトル載置板54に接する部分が、水ボトル4の内部の減圧により内側に折り込まれるように変形する(図8の鎖線参照)。その結果、水ボトル4が収縮したときに、ボトル載置板54に沿った領域に飲料水が残りにくくなり、水ボトル4の交換時の残水量を抑えることが可能となる。
ここで、水ボトル4が収縮する際に、変形した水ボトル4が凸部66に引っ掛かって水ボトル4の収縮が妨げられる可能性があるが、上記実施形態では、凸部66の斜面68の傾斜を緩やかに設定することにより、水ボトル4が凸部66に引っ掛かる事態を防止している。
また、上記のウォーターサーバーは、ボトル受け5を筐体1から引き出したときは、水ボトル4が原水汲上げ管6の端部から切り離され、ボトル受け5を筐体1に収容したときは、水ボトル4が原水汲上げ管6の端部に接続される。すなわち、原水汲上げ管6を、ボトル受け5の移動に追従させる必要がない。そのため、原水汲上げ管6を短くして、原水汲上げ管6で雑菌が繁殖するのを防止することが可能である。
また、上記のウォーターサーバーは、原水汲上げ管6をボトル受け5の移動に追従させる必要がないので、原水汲上げ管6にスパイラルチューブやフレキシブルチューブを用いる必要がなく、原水汲上げ管6として硬質のものを採用することが可能となる。したがって、原水汲上げ管6として、酸素バリヤ性および耐熱性にきわめて優れた金属管(ステンレススチール管、銅管など)を用いることが可能となる。
また、上記のウォーターサーバーは、定期的に殺菌運転を行なうことにより原水汲上げ管6を殺菌し、長期にわたり衛生を確保することが可能となっている。この殺菌運転について説明する。
まず、図10に示すように、第1切替バルブ17を切り替えて、第1バイパス管18とポンプ7の間を連通するとともに、第2切替バルブ19を切り替えて、原水汲上げ管6と第2バイパス管20の間を連通する。そして、ポンプ7を作動させる。これにより、温水タンク3内の高温の飲料水が、第1バイパス管18、第1切替バルブ17、原水汲上げ管6、第2切替バルブ19、第2バイパス管20を順に通り、温水タンク3に戻る。つまり、温水タンク3内の高温の飲料水が原水汲上げ管6を介して循環する。このとき、温水タンク3の加熱装置39を通電することで、循環する飲料水の温度を殺菌に適した高温に保つことができる。以上のようにして、原水汲上げ管6の内部の飲料水、原水汲上げ管6の内面、ポンプ7の内部を熱殺菌することができる。
殺菌運転が終了した後、ポンプ7を停止し、図1に示すように、第1切替バルブ17を切り替えて、ジョイント部15とポンプ7の間を連通するとともに、第2切替バルブ19を切り替えて、原水汲上げ管6と冷水タンク2の間を連通し、通常運転状態に戻る。
ここで、殺菌運転が終了してから通常運転状態に戻る前に、第1切替バルブ17を、第1バイパス管18とポンプ7の間を連通した殺菌運転状態とし、一方、第2切替バルブ19を、原水汲上げ管6と冷水タンク2の間を連通した通常運転状態とし、この状態でポンプ7を所定時間作動させることができる。このようにすると、原水汲上げ管6から冷水タンク2に高温の飲料水が流入するので、原水汲上げ管6の第2切替バルブ19と冷水タンク2の間の部分を殺菌することができる。このとき、冷水タンク2に所定量の高温の飲料水が流入するが、バッフル板24が冷水タンク2内の飲料水の攪拌を防止し、さらにバッフル板24の垂下壁26で囲まれた空気がバッフル板24の上側から下側への伝熱を抑えるので、冷水タンク2の下部に溜まった飲料水は低温に保たれる。
以上の殺菌運転を定期的に行なうことにより、通常運転時に常温の飲料水が流れる原水汲上げ管6を殺菌し、長期にわたり衛生を確保することが可能である。
ところで、仮に水ボトル4として、全体に剛性をもたせて形成したタイプのものを採用した場合、その水ボトル4の水出口14を水平に向けると、その水ボトル4内の飲料水をポンプ7で汲み出すことが困難となる。これに対し、上記のウォーターサーバーは、残水量の減少に伴って収縮するように柔軟性をもたせて形成した水ボトル4を採用しているので、水ボトル4の水出口14を水平に向けても、その水ボトル4内の飲料水をポンプ7で汲み出すことが可能となっている。
また、上記のウォーターサーバーは、ボトル受け5の拘束部72で水ボトル4の水出口14の移動を拘束しているので、水ボトル4の水出口14がジョイント部15に接続するときに、柔軟性をもたせた水ボトル4の変形により水出口14の位置が不安定となるのを防止することが可能となっている。
また、上記のウォーターサーバーは、原水汲上げ管6を、ジョイント部15よりも低い位置を通るように設け、その原水汲上げ管6のジョイント部15よりも低い部分にポンプ7を配置しているので、ジョイント部15から水ボトル4の水出口14を切り離したときに、原水汲上げ管6の内部に残存している飲料水がその自重でジョイント部15から流出するのを防止することが可能となっている。
また、上記のウォーターサーバーは、ジョイント部15の通水孔75が、ジョイント部15の比較的低い部分(下半分の領域)に位置するので、水ボトル4内の飲料水が残り少なくなったときでも、その飲料水をなるべく最後まで汲み出すことができる。また、ジョイント部15の上半分の領域に通水孔75が存在しないので、ジョイント部15から水ボトル4を切り離したときに、ジョイント部15の内部に空気が流入するのを防止して、ジョイント部15の内部の飲料水が流出するのを防止できる。
また、上記のウォーターサーバーは、ジョイント部15の先端に貫通孔76を形成しているので、図6、図7に示すように、ジョイント部15の先端部74に栓体47が嵌合するときに、栓体47と先端部74との間に囲まれる空気が、貫通孔76を通ってジョイント部15の内部に逃げる。そのため、ジョイント部15の先端部74に栓体47をスムーズに嵌合させることができる。
ここで、貫通孔76の径を1.0mm以下、より好ましくは0.8mm以下に設定すると、ジョイント部15から水ボトル4を切り離したときに、貫通孔76からジョイント部15の内部に空気が流入するのを水の表面張力で防止して、ジョイント部15の内部の飲料水が通水孔75から流出するのを防止することができる。
また、上記のウォーターサーバーは、ジョイント部15の周囲に、水ボトル4の首部43をジョイント部15に向けて誘導するテーパ面81が設けられているので、水ボトル4をジョイント部15に接続するときに、その接続を確実に行なうことが可能である。
上記実施形態では、水ボトル4の首部43にフランジ44を形成したが、フランジ44は、首部43に装着するキャップ45に形成してもよい。また、水ボトル4の首部43にフランジを形成せず、その首部43を把持するクランプ手段をボトル受け5に設け、そのクランプ手段で水ボトル4の水出口14の移動を拘束するようにしてもよい。
また、上記実施形態のように、ボトル受け5を筐体1から前後方向に出し入れするようにすると、ウォーターサーバーの設置スペースを抑えることができるが、ボトル受け5を筐体1から出し入れする方向が左右方向となるように構成することも可能である。
上記実施形態では、ボトル受け5を筐体1から引き出したときに、水ボトル4が原水汲上げ管6から切り離され、ボトル受け5を筐体1に収容したときに、水ボトル4が原水汲上げ管6に接続されるウォーターサーバーを例に挙げて説明したが、この発明は、図11に示すように、ボトル受け5を筐体1から引き出したときに、水ボトル4が原水汲上げ管6に接続された状態を保つウォーターサーバーにも適用可能である。なお、図11では、原水汲上げ管6として伸縮自在のスパイラルチューブを採用しているが、原水汲上げ管6としてボトル受け5の移動に追従できる程度の十分なたるみを持たせたフレキシブルチューブを採用してもよい。
4 水ボトル
5 ボトル受け
6 原水汲上げ管
7 ポンプ
14 水出口
40 胴部
41 底部
42 肩部
43 首部
54 ボトル載置板
66 凸部
67 斜面
68 斜面

Claims (4)

  1. 残水量の減少に伴って収縮するように柔軟性をもたせて形成された中空筒状の胴部(40)と、その胴部(40)の一端に設けられた底部(41)と、前記胴部(40)の他端に肩部(42)を介して設けられた首部(43)とを有し、その首部(43)に水出口(14)が設けられた交換式の水ボトル(4)と、
    その水ボトル(4)の首部(43)を水平に向けた状態で、水ボトル(4)の胴部(40)を下側から支持するボトル載置板(54)を有するボトル受け(5)と、
    前記水ボトル(4)の水出口(14)に接続される原水汲上げ管(6)と、
    その原水汲上げ管(6)に設けられ、前記水ボトル(4)から飲料水を汲み出すポンプ(7)とを有するウォーターサーバーであって、
    前記ボトル載置板(54)の上面に、前記水ボトル(4)が収縮する際に水ボトル(4)の胴部(40)のボトル載置板(54)に接する部分が内側に折り込まれることを誘起する凸部(66)を設けたことを特徴とするウォーターサーバー。
  2. 前記凸部(66)は、前記水ボトル(4)の胴部(40)の中央を横切って延びるように形成されている請求項1に記載のウォーターサーバー。
  3. 前記凸部(66)の上面に、前記凸部(66)の頂から水ボトル(4)の水出口(14)側に下る斜面(67)と、前記凸部(66)の頂から水ボトル(4)の水出口(14)とは反対側に下る斜面(68)とが形成され、前記凸部(66)の頂から水ボトル(4)の水出口(14)とは反対側に下る斜面(68)の傾斜角が30°以下に設定されている請求項1または2に記載のウォーターサーバー。
  4. 前記水ボトル(4)の胴部(40)がPET樹脂で形成されている請求項1から3のいずれかに記載のウォーターサーバー。
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