JP5528945B2 - 車両用燃料供給装置 - Google Patents

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本発明は、車体フレームに搭載される燃料タンクからの燃料が導入される燃料ポンプモジュールが、前記燃料タンクの外部で前記車体フレームに支持され、前記燃料ポンプモジュール内の燃料を内燃機関に供給するための燃料ポンプが、前記燃料ポンプモジュールに収容される車両用燃料供給装置に関する。
燃料ポンプモジュールを、有底筒状の筐体と、該筐体の開口端を塞いで前記筐体に着脱可能に取付けられる蓋体とで構成するようにしたものが、特許文献1で知られている。
特開2006−182154号公報
ところが、有底筒状の筐体は、筒部材の絞り成形で形成されるものであるので、製造コストがかかるとともに、材料強度の確保が課題となっている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、製造コストの低減を図るとともに燃料ポンプモジュールの強度確保を容易とした車両用燃料供給装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、車体フレームに搭載される燃料タンクからの燃料が導入される燃料ポンプモジュールが、前記燃料タンクの外部で前記車体フレームに支持され、前記燃料ポンプモジュール内の燃料を内燃機関に供給するための燃料ポンプが、前記燃料ポンプモジュールに収容される車両用燃料供給装置において、前記燃料ポンプモジュールが、パイプ材から成る両端開放の筒体と、該筒体の両端開口部を閉じて前記筒体に取付けられる一対の蓋体とから成り、一対の前記蓋体のうち下方の蓋体に、前記燃料タンクからの燃料を前記燃料ポンプモジュール内に導く燃料流入管と、該燃料流入管から前記燃料ポンプモジュール内に導入される燃料を濾過するフィルタを取付けるための取付け座とが一体に設けられ、一対の前記蓋体のうち上方の蓋体に、前記燃料ポンプから吐出される燃料を前記内燃機関側に給送するための燃料給送管およびエア抜き管が設けられるとともに、前記燃料ポンプが支持されることを第1の特徴とする。
本発明は、車体フレームに搭載される燃料タンクからの燃料が導入される燃料ポンプモジュールが、前記燃料タンクの外部で前記車体フレームに支持され、前記燃料ポンプモジュール内の燃料を内燃機関に供給するための燃料ポンプが、前記燃料ポンプモジュールに収容される車両用燃料供給装置において、前記燃料ポンプモジュールが、パイプ材から成る両端開放の筒体と、該筒体の両端開口部を閉じて前記筒体に取付けられる一対の蓋体とから成り、一対の前記蓋体の一方に、前記燃料タンクからの燃料を前記燃料ポンプモジュール内に導く燃料流入管ならびに前記燃料ポンプから吐出される燃料を前記内燃機関側に給送するための燃料給送管の少なくとも一方が設けられるとともに、前記燃料ポンプが支持され、前記燃料ポンプモジュールが、一対の前記蓋体を支持する支持手段を介して前記車体フレームに取付けられることを第2の特徴とする。
また本発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、一対の前記蓋体が合成樹脂から成り、前記筒体がステンレス鋼製であることを第の特徴とする。
本発明は、第1〜第3の特徴の構成に加えて、前記燃料ポンプモジュールに、前記燃料ポンプから吐出される燃料の圧力を所定の圧力に調整するプレッシャーレギュレータが収容され、該プレッシャーレギュレータおよび前記燃料ポンプが、一対の前記蓋体の一方に集約して支持されることを第の特徴とする
らに本発明は、第1〜第の特徴の構成のいずれかに加えて、前記筒体の両端開口部に、一対の前記蓋体にかしめ係合されることで前記筒体の両端に前記蓋体をそれぞれ固定するための折り曲げ部がそれぞれ形成されることを第の特徴とする。
本発明の第1,2の特徴によれば、燃料ポンプモジュールが、パイプ材から成る両端開放の筒体と、該筒体の両端開口部を閉じて筒体に取付けられる一対の蓋体とから成るので、筒体に絞り加工を施す必要がなく、筒体にクラックやしわ等が発生するのを防止することができる。しかも一対の蓋体の一方に、燃料流入管および燃料給送管の少なくとも一方が設けられるとともに燃料ポンプが支持されるので、筒体に作用する荷重が少なくなり、筒体の強度確保が容易である。
特に、請求項1の特徴によれば、下方の蓋体に、燃料流入管と、燃料流入管から導入される燃料を濾過するフィルタを取付けるための取付け座とが一体に設けられ、上方の蓋体に燃料給送管およびエア抜き管が設けられるので、燃料流入管から導入される燃料が燃料ポンプモジュールに入る前に濾過するようにして、燃料ポンプが吸入する燃料をより厳密に濾過することができる。また下方の蓋体を筒体から取り外すことでフィルタを容易に交換することができるので、優れたメンテナンス性を得ることができる。
特に、請求項2の特徴によれば、一対の蓋体を支持する支持手段を介して燃料ポンプモジュールが車体フレームに取付けられるので、筒体にかかる負荷をより軽減して筒体の強度確保を容易とするとともに、車体フレームに取付けるための支持部等が筒体の外面に設けられないので、支持部等への水の付着によって錆が発生する可能性がない。
また本発明の第の特徴によれば、蓋体が合成樹脂から成り、筒体がステンレス鋼製であるので、蓋体の成形加工を容易とし、筒体に錆が生じることを抑制し、筒体の肉厚を薄くして軽量化を図ることができる。
本発明の第の特徴によれば、プレッシャーレギュレータおよび燃料ポンプが、一対の蓋体の一方に集約して支持されるので、一方の蓋体側にプレッシャーレギュレータおよび燃料ポンプを小組みすることを可能として組み付け性を高めることができる
らに本発明の第の特徴によれば、筒体の両端開口部にそれぞれ形成される折り曲げ部を、一対の蓋体にかしめ係合して筒体の両端に蓋体をそれぞれ固定するので、筒体の両端に蓋体を固定するためのボルト等の締結部材が不要であり、部品点数を低減することができるとともに、燃料ポンプモジュールの更なる軽量化が可能となる。
第1の実施の形態の自動二輪車の側面図である。 車体フレームへの燃料ポンプモジュールの取付け構造を示す側面図である。 燃料ポンプモジュールおよび燃料ポンプの図2と同一方向から見た縦断側面図である。 第2の実施の形態の図3に対応した縦断側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
本発明の第1の実施の形態について図1〜図3を参照しながら説明すると、先ず図1において、車両である自動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを下端部で軸支するフロントフォーク5を操向可能に支承するヘッドパイプ6と、該ヘッドパイプ6から後下がりに延びるメインパイプ7と、該メインパイプ7の後端から下方に延びる左右一対のセンターパイプ8…と、前記メインパイプ7よりも急角度に傾斜して前記ヘッドパイプ6から後下がりに延びるダウンパイプ9と、該ダウンパイプ9の後端および前記両センターパイプ8…間を結ぶ左右一対のロアパイプ10…と、前記センターパイプ8…の上部から後上がりに延びる左右一対のシートレール11…と、前記メインパイプ7および前記ダウンパイプ9の中間部間を結んで後上がりに延びる補強パイプ12と、前記両センターパイプ8…の下部および前記両シートレール11…の中間部間を結んで後上がりに延びる左右一対のリヤステイ13…とを備え、センターパイプ8…およびロアパイプ10…は一体に連なって形成される。
車体フレームFには、空冷の単気筒4サイクルである内燃機関Eの機関本体14が、前記メインパイプ7の後部、前記両センターパイプ8…、前記ダウンパイプ9の下部および前記両ロアパイプ10…で囲まれるようにして搭載されるものであり、この機関本体14は、車幅方向に沿う軸線を有するクランクシャフト15を回転自在に支承するクランクケース16と、該クランクケース16の前側上部に結合されて上方に立ち上がるシリンダブロック17と、該シリンダブロック17の上端に結合されるシリンダヘッド18と、該シリンダヘッド18の上端に結合されるヘッドカバー19とを備える。
前記センターパイプ8…の下部には、スイングアーム20の前端を上下揺動可能に支承するブラケット21が設けられており、前記スイングアーム20の後部には後輪WRが軸支される。またセンターパイプ8…の下部およびスイングアーム20の前部間にはリンク機構22が設けられており、そのリンク機構22の一部を構成するリンク部材23と、前記メインパイプ7の後端部間にはリヤクッションユニット24が設けられる。
ところで前記クランクケース16内には、前記クランクシャフト15の回転動力を変速する歯車式変速機(図示せず)が収容されており、その歯車式変速機の出力軸25は前記クランクケース16の左側壁から側方に突出する。而してクランクケース16から突出した前記出力軸25の端部に固定された駆動スプロケット26と、後輪WRに同軸に設けられた被動スプロケット27とに無端のチェーン28が巻き掛けられ、前記歯車式変速機の出力は前記チェーン28を介して後輪WR側に伝達される。
前記機関本体14の上方で前記メインパイプ7には、該メインパイプ7を跨ぐようにして燃料タンク30が搭載されており、この燃料タンク30の後方には、タンデム型である乗車用シート31が配置され、この乗車用シート31は前記両シートレール11…で支持される。
前記機関本体14における前記シリンダヘッド18の後部側壁には吸気装置32が接続され、前記シリンダヘッド18の前部側壁には排気装置3が接続される。而して排気装置3がその下流端に備える排気マフラー3は後輪WRの右側に配置される。
図2において、前記燃料タンク30の外部には、該燃料タンク30からの燃料が導入される燃料ポンプモジュール35Aが配置されるものであり、この実施の形態で前記燃料ポンプモジュール35Aは、前記車体フレームFにおける左右一対のセンターパイプ8…の後方に配置されながら前記車体フレームFにおける左右一対のシートレール11…のうち左側のシートレール11で支持される。
図3を併せて参照して、前記燃料ポンプモジュール35Aは、ステンレス鋼製のパイプ材から成るとともに両端を開放して上下に延びる筒体37と、該筒体37の両端開口部をそれぞれ閉じて前記筒体37に取付けられる一対の合成樹脂製の蓋体38A,39Aとから成り、該燃料ポンプモジュール35A内の燃料を内燃機関Eに供給するための燃料ポンプ36が前記燃料ポンプモジュール35A内に収容される。
前記筒体37の上端開口部を閉じる前記蓋体38Aは、横断面円形にして前記筒体37と同軸に延びる蓋体主部40と、該蓋体主部40の軸方向中間部外周から半径方向外方に張り出す鍔部41とを一体に有し、また前記筒体37の下端開口部を閉じる蓋体39Aは、横断面円形にして前記筒体37と同軸に延びる蓋体主部42と、該蓋体主部42の軸方向外端外周から半径方向外方に張り出す鍔部43と、前記蓋体主部42の外端中央部に同軸に連なる軸部44とを一体に有する。
前記筒体37の上端部は、前記蓋体38Aにおける蓋体主部40の内端から前記鍔部41までを液密に嵌合し得るように軸方向外方に向かうにつれて段階的に大径となるように形成され、前記筒体37の下端部は、前記蓋体39Aにおける蓋体主部42の内端から前記鍔部43までを液密に嵌合し得るように軸方向外方に向かうにつれて段階的に大径となるように形成されており、前記筒体37の上下両端開口部に形成される折り曲げ部37a,37bが、前記筒体37の両端に前記蓋体38A,39Aを固定すべく、前記蓋体38A,39Aにおける鍔部41,43の外端外周部にかしめ係合される。
前記燃料ポンプモジュール35Aのうち上方の蓋体38Aには、前記燃料タンク30からの燃料を前記燃料ポンプモジュール35A内に導く燃料流入管45と、前記燃料ポンプ36から吐出される燃料を前記内燃機関E側に給送するための燃料給送管46と、エア抜き管47とが一体に設けられており、前記燃料流入管45および前記エア抜き管47は前記蓋体38Aから上方に延出され、前記燃料給送管46は前記蓋体38Aの外周から側方に延出される。而して前記燃料流入管45には、前記燃料タンク30からの燃料を導くゴムホース等の燃料導管48が接続され、前記エア抜き管47には、前記燃料タンク30内の燃料液面よりも上方に一端が配置されるゴムホース等の導管49の他端が接続され、前記燃料給送管46にはゴムホース等の燃料導管50の一端が接続され、この燃料導管50の他端は前記吸気装置32が備えるインジェクタ(図示せず)に接続される。
前記燃料ポンプ36は電動モータ51で駆動されるものであり、この電動モータ51のモータケース52は、円筒状のケース主体53と、該ケース主体53の上端部にかしめ結合される上部軸受ブラケット54と、前記ケース主体53の下端部に結合される下部軸受ブラケット55とから成り、モータケース52の上部が、前記燃料ポンプモジュール35Aにおける上方の蓋体38Aに嵌合、支持される。
一方、前記燃料ポンプ36は、前記モータケース52の下部軸受ブラケット55との間にポンプ室56を形成するようにして下部軸受ブラケット55とともに前記ケース主体53の下端部にかしめ結合されるポンプケース57と、前記電動モータ51のロータ軸58下端部に連結されて前記ポンプ室56に収容されるポンプインペラ59とを備え、前記燃料ポンプモジュール35Aにおける上方の蓋体38Aに前記電動モータ51を介して支持される。
前記ポンプケース57には、前記ポンプ室56に通じる吸入ポート60が設けられ、この吸入ポート60に、前記燃料ポンプ36および前記電動モータ51の側方で上下に延びるようにして前記燃料ポンプモジュール35A内に収容される燃料フィルタ61が接続されており、燃料ポンプモジュール35A内の燃料は前記燃料フィルタ61で浄化された後、前記燃料ポンプ36に吸入される。また前記下部軸受ブラケット55には、前記ポンプ室56から前記モータケース52内に向けて燃料を吐出する吐出口62が設けられる。
前記燃料ポンプ36の前記吐出口62から吐出される燃料は、前記モータケース52内を上方に流通するものであり、前記モータケース52の上部軸受ブラケット54に設けられて前記モータケース52内に通じる最終吐出ポート63と、前記燃料給送管46に通じるようにして前記蓋体38Aに設けられる燃料通路64との間に、前記上部軸受ブラケット54に配設されるようにして逆止弁65が介設される。
ところで前記燃料ポンプモジュール35Aには、前記燃料ポンプ36から吐出される燃料の圧力を所定の圧力に調整するプレッシャーレギュレータ66が収容され、このプレッシャーレギュレータ66および前記燃料ポンプ36が、前記燃料ポンプモジュール35Aが備える一対の蓋体38A,39Aのうち上方の蓋体38Aに集約して支持される。
前記プレッシャーレギュレータ66は、前記燃料通路64に通じる弁孔67を閉塞端に有するとともに開口端を前記モータケース52内に通じさせて前記蓋体38Aに液密に嵌合、支持される有底円筒状の弁ハウジング68と、前記弁孔67を閉じることを可能として弁ハウジング68内に収容される球状の弁体69と、前記弁ハウジング68の開口端内周に嵌着される止め輪70で抜け止め支持されるリテーナ71および前記弁体69間に縮設される調圧ばね72とを備える。
前記燃料ポンプモジュール35Aは、一対の前記蓋体38A,39Aを支持する支持手段75を介して前記車体フレームFのシートレール11に取付けられるものであり、前記支持手段75は、前記燃料ポンプモジュール35Aにおける上方の蓋体38Aとの間に第1マウントラバー76を介在させた第1支持板77と、前記燃料ポンプモジュール35Aにおける下方の蓋体39Aとの間に第2マウントラバー78を介在させて第1支持板77に締結される第2支持板79とを備え、第2支持板79が、前記シートレール11に固着されたステー80に締結される。
第1支持板77は、上方の前記蓋体38Aの鍔部41に上方から対向して前記蓋体38Aの蓋体主部40を囲むように形成されるものであり、前記鍔部41に上方から当接するようにして略C字状に形成される第1マウントラバー76が第1支持板77に保持される。
第2支持板79は、第1支持板77のうち前記燃料ポンプモジュール35Aの側方に配置される部分に下方から重合、当接してボルト81およびナット82で第1支持板77に締結される重合板部79aと、前記燃料ポンプモジュール35Aの側方で上下に延びるように配置されるとともに上端が前記重合板部79aに直角に連設される連結板部79bと、前記燃料ポンプモジュール35Aの下端に下方から対向するようにして前記連結板部79bの下端に直角に連設される下部支持板部79cと、前記シートレール11のステイ80に重なるよにして前記重合板部79aに直角に連設される取付板部79dとを一体に有するものであり、前記燃料ポンプモジュール35Aにおける下方の蓋39Aの蓋主部42に下方から当接するとともに前記蓋39Aの軸部44を貫通させる第2マウントラバー78が前記下部支持板部79cに保持され、前記取付板部79dが前記ステイ80にボルト83およびナット(図示せず)によって取付けられる。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、燃料ポンプモジュール35Aが、パイプ材から成る両端開放の筒体37と、該筒体37の両端開口部を閉じて前記筒体37に取付けられる一対の蓋体38A,39Aとから成り、一対の前記蓋体38A,39Aのうち上方の蓋体38Aに、燃料タンク30からの燃料を前記燃料ポンプモジュール35A内に導く燃料流入管45ならびに燃料ポンプ36から吐出される燃料を内燃機関E側に給送するための燃料給送管46が設けられるとともに、燃料ポンプ36が支持されるので、筒体37に絞り加工を施す必要がなく、筒体37にクラックやしわ等が発生するのを防止することができる。しかも一対の蓋体38A,39Aのうち上方の蓋体38Aに、燃料流入管45および燃料給送管46が設けられるとともに燃料ポンプ36が支持されるので、筒体37に作用する荷重が少なくなり、筒体37の強度確保が容易である。
また一対の前記蓋体38A,39Aが合成樹脂から成り、前記筒体37がステンレス鋼製であるので、蓋体38A,39Aの成形加工を容易とし、筒体37に錆が生じることを抑制し、筒体37の肉厚を薄くして軽量化を図ることができる。
また燃料ポンプモジュール35Aに、燃料ポンプ36から吐出される燃料の圧力を所定の圧力に調整するプレッシャーレギュレータ66が収容され、該プレッシャーレギュレータ66および燃料ポンプ36が、上方の蓋体38Aに集約して支持されるので、上方の蓋体38A側にプレッシャーレギュレータ66および燃料ポンプ36を小組みすることを可能として組み付け性を高めることができる。
また燃料ポンプモジュール35Aが、一対の前記蓋体38A,39Aを支持する支持手段76を介して車体フレームFのシートレール11に取付けられるので、筒体37にかかる負荷をより軽減して筒体37の強度確保を容易とするとともに、車体フレームFに取付けるための支持部等が筒体37の外面に設けられないので、支持部等への水の付着によって錆が発生する可能性がない。
さらに筒体37の両端開口部に、一対の前記蓋体38A,39Aにかしめ係合されることで前記筒体37の両端に前記蓋体38A,39Aをそれぞれ固定するための折り曲げ部37a,37bがそれぞれ形成されるので、筒体37の両端に蓋体38A,39Aを固定するためのボルト等の締結部材が不要であり、部品点数を低減することができるとともに、燃料ポンプモジュール35Aの更なる軽量化が可能となる。
本発明の第2の実施の形態について図4を参照しつつ説明するが、第1の実施の形態に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
燃料ポンプモジュール35Bは、ステンレス鋼製のパイプ材から成るとともに両端を開放して上下に延びる筒体37と、該筒体37の両端開口部をそれぞれ閉じて前記筒体37に取付けられる一対の合成樹脂製の蓋体38B,39Bとから成り、該燃料ポンプモジュール35B内の燃料を内燃機関Eに供給するための燃料ポンプ36が前記燃料ポンプモジュール35B内に収容される。
前記筒体37の上端開口部を閉じる前記蓋体38Bは、横断面円形にして前記筒体37と同軸に延びる蓋体主部40と、該蓋体主部40の軸方向中間部外周から半径方向外方に張り出す鍔部41とを一体に有し、蓋体主部40の内端から前記鍔部41までが筒体37の上部に液密に嵌合され、筒体37の上端部の折り曲げ部37aが鍔部41の外端外周部にかしめ係合される。また前記筒体37の下端開口部を閉じる蓋体39Bは、横断面円形にして前記筒体37と同軸に延びる蓋体主部42と、該蓋体主部42の軸方向外端外周から半径方向外方に張り出す鍔部43とを一体に有し、蓋体主部42の内端から前記鍔部43までが前記筒体37の下部に液密に嵌合され、筒体37の下端部の折り曲げ部37bが前記鍔部43の外端外周部にかしめ係合される。
前記燃料ポンプモジュール35Bのうち上方の蓋体38Bには、前記燃料ポンプ36から吐出される燃料を前記内燃機関E側に給送するための燃料給送管46と、エア抜き管47とが一体に設けられる。
一方、前記燃料ポンプモジュール35Bのうち下方の蓋体39Bには、前記燃料タンク30(第1の実施の形態参照)からの燃料を燃料ポンプモジュール35B内に導く燃料流入管84と、該燃料流入管84から前記燃料ポンプモジュール35B内に導入される燃料を濾過するフィルタ86を取付けるための取付け座85が一体に設けられる。
前記燃料流入管84は、前記蓋体39Bにおける蓋体主部42の外端中央部から下方に突出するようにして該蓋体主部42に一体に連設されており、前記燃料タンク30に連なる燃料導管87が前記燃料流入管84に接続される。
また前記取付け座85は、前記燃料流入管84に通じるようにして前記蓋体39Bにおける蓋体主部42の内端中央部に円形に凹んで形成されるものであり、燃料ポンプモジュール35B内の燃料ポンプ36に接続される燃料フィルタ61とは別のフィルタ86が、前記燃料流入管84から流入する燃料を前記燃料フィルタ61に先駆けて濾過するようにして前記取付け座85に嵌合、保持される。
この第2の実施の形態によれば、燃料流入管84から導入される燃料が燃料ポンプモジュール5Bに入る前にフィルタ86で濾過するようにして、燃料ポンプ36が吸入する燃料をより厳密に濾過することができる。また燃料ポンプ36のポンプケース57に設けられた吸入ポート60に接続されるようにして燃料ポンプ36および電動モータ51の側方で上下に延びる燃料フィルタ61を省略することも可能である。
また下方の蓋体39Bを筒体37から取り外すことでフィルタ86を容易に交換することができるので、優れたメンテナンス性を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
30・・・燃料タンク
35A,35B・・・燃料ポンプモジュール
36・・・燃料ポンプ
37・・・筒体
37a,37b・・・折り曲げ部
38A,38B,39A,39B・・・蓋体
45,84・・・燃料流入管
46・・・燃料給送管
47・・・エア抜き管
66・・・プレッシャーレギュレータ
75・・・支持手段
85・・・取付け座
86・・・フィルタ
E・・・内燃機関
F・・・車体フレーム

Claims (5)

  1. 車体フレーム(F)に搭載される燃料タンク(30)からの燃料が導入される燃料ポンプモジュール(35)が、前記燃料タンク(30)の外部で前記車体フレーム(F)に支持され、前記燃料ポンプモジュール(35)内の燃料を内燃機関(E)に供給するための燃料ポンプ(36)が、前記燃料ポンプモジュール(35)に収容される車両用燃料供給装置において、前記燃料ポンプモジュール(35)が、パイプ材から成る両端開放の筒体(37)と、該筒体(37)の両端開口部を閉じて前記筒体(37)に取付けられる一対の蓋体(38B,39B)とから成り、一対の前記蓋体(38B,39B)のうち下方の蓋体(39B)に、前記燃料タンク(30)からの燃料を前記燃料ポンプモジュール(35)内に導く燃料流入管(84)と、該燃料流入管(84)から前記燃料ポンプモジュール(35B)内に導入される燃料を濾過するフィルタ(86)を取付けるための取付け座(85)とが一体に設けられ、一対の前記蓋体(38B,39B)のうち上方の蓋体(38B)に、前記燃料ポンプ(36)から吐出される燃料を前記内燃機関(E)側に給送するための燃料給送管(46)およびエア抜き管(47)が設けられるとともに、前記燃料ポンプ(36)が支持されることを特徴とする車両用燃料供給装置。
  2. 車体フレーム(F)に搭載される燃料タンク(30)からの燃料が導入される燃料ポンプモジュール(35A,35B)が、前記燃料タンク(30)の外部で前記車体フレーム(F)に支持され、前記燃料ポンプモジュール(35A,35B)内の燃料を内燃機関(E)に供給するための燃料ポンプ(36)が、前記燃料ポンプモジュール(35A,35B)に収容される車両用燃料供給装置において、前記燃料ポンプモジュール(35A,35B)が、パイプ材から成る両端開放の筒体(37)と、該筒体(37)の両端開口部を閉じて前記筒体(37)に取付けられる一対の蓋体(38A,39A;38B,39B)とから成り、一対の前記蓋体(38A,39A;38B,39B)の一方に、前記燃料タンク(30)からの燃料を前記燃料ポンプモジュール(35A,35B)内に導く燃料流入管(45,84)ならびに前記燃料ポンプ(36)から吐出される燃料を前記内燃機関(E)側に給送するための燃料給送管(46)の少なくとも一方が設けられるとともに、前記燃料ポンプ(36)が支持され、前記燃料ポンプモジュール(35A,35B)が、一対の前記蓋体(38A,39A;38B,39B)を支持する支持手段(75)を介して前記車体フレーム(F)に取付けられることを特徴とする車両用燃料供給装置。
  3. 一対の前記蓋体(38A,39A;38B,39B)が合成樹脂から成り、前記筒体(37)がステンレス鋼製であることを特徴とする請求項1または2記載の車両用燃料供給装置。
  4. 前記燃料ポンプモジュール(35A,35B)に、前記燃料ポンプ(36)から吐出される燃料の圧力を所定の圧力に調整するプレッシャーレギュレータ(66)が収容され、該プレッシャーレギュレータ(66)および前記燃料ポンプ(36)が、一対の前記蓋体(38A,39A;38B,39B)の一方に集約して支持されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両用燃料供給装置
  5. 記筒体(37)の両端開口部に、一対の前記蓋体(38A,39A;38B,39B)にかしめ係合されることで前記筒体(37)の両端に前記蓋体(38A,39A;38B,39B)をそれぞれ固定するための折り曲げ部(37a,37b)がそれぞれ形成されることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の車両用燃料供給装置。
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