JP5528186B2 - 粉体樹脂組成物、それを用いたポリマーアロイ、およびこれらの製造方法 - Google Patents
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Description
なかでも、2種以上の樹脂を溶融、混合して、ポリマーアロイの成型物を製造する方法は周知技術であり、工業的に実施されている。これらの方法は、比較的容易に実施でき、かつ連続生産ができ、低コストという工業的に大きなメリットがある。しかしながら、樹脂の溶融温度、溶融粘度によっては、均一に相溶、分散させることが困難である。
これらの問題を解決するため相溶化剤を添加する(特許文献1)、超臨界流体溶媒を用いる(特許文献2)ことで、分散樹脂を微細分散し、各種力学物性の向上や、単独のポリマーでは得られない性質を発現させているが、相溶化剤を用いる方法は樹脂の設計および選択は難しく、また、超臨界流体溶媒を用いる方法は工業化に多大な費用がかかる等の問題がある。
[1] 粉体樹脂(A)が、熱可塑性樹脂(a−1)と、
重合体鎖に結合したカルボン酸またはその塩の基を樹脂1グラム当り
式(1)
で表される基換算で0.05〜5ミリモル当量の濃度で含むオレフィン系樹脂(a−2)および/または脂肪酸(a−3)を含み、平均の一次粒子径が50nm〜50μmである粉体樹脂組成物。
[2] 前記粉体樹脂(A)が、更にアニオン型および/またはノニオン型界面活性剤(a−4)を含む[1]に記載の粉体樹脂組成物。
[3] 前記粉体樹脂(A)が、熱可塑性樹脂(a−1)100重量部に対し、オレフィン系樹脂(a−2)および/または脂肪酸(a−3)が0.5〜60重量部、界面活性剤(a−4)が0〜40重量部含有する[2]に記載の粉体樹脂組成物。
[4] 前記熱可塑性樹脂(a−1)の重量平均分子量が50,000以上1,000,000以下で、前記オレフィン系樹脂(a−2)および/または脂肪酸(a−3)の重量平均分子量が220以上50,000未満である[1]に記載の粉体樹脂組成物。
[5] 前記熱可塑性樹脂(a−1)が、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、エンジニアリングプラスチック、これらの官能基含有樹脂から選ばれる少なくとも1種類からなる[1]に記載の粉体樹脂組成物。
[6] 粉体樹脂(A)が、熱可塑性樹脂(a−1)と、重合体鎖に結合したカルボン酸またはその塩の基を樹脂1グラム当り
式(1)
で表される基換算で0.05〜5ミリモル当量の濃度で含むオレフィン系樹脂(a−2)および/または脂肪酸(a−3)と、アニオン型および/またはノニオン型界面活性剤(a−4)を押出機で溶融混練し、その後に塩基と水を添加することで水に分散させ、これを乾燥させる[2]に記載の粉体樹脂組成物の製造方法。
[7] 樹脂(B)と[1]に記載の粉体樹脂(A)を含むポリマーアロイ。
[8] 前記樹脂(B)が、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、エンジニアリングプラスチック、これらの官能基含有樹脂から選ばれる少なくとも1種類からなる[7]に記載のポリマーアロイ。
[9] 二種類以上のポリマーを溶融混練し、連続相と分散相を形成するポリマーアロイにおいて、前記(B)が連続相、前記(A)が分散相となる[8]に記載のポリマーアロイの製造方法。
以下、詳細に述べる。
熱可塑性樹脂(a−1)
本発明に用いられる熱可塑性樹脂(a−1)は、オレフィン系樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ1−ブテン、ポリ4−メチル−1−ペンテンの単独重合体、エチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィン同士のランダムあるいはブロック共重合体、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・ブテン共重合体、エチレン・オクテン共重合体、プロピレン・1−ブテン共重合体、プロピレン・オクテン共重合体、エチレン・プロピレン・1−ブテン共重合体、エチレン・プロピレン・ターポリマー、環状ポリオレフィン、エチレン・酢酸ビニル、エチレン・不飽和カルボン酸の共重合体、エチレン・ビニルアルコール、アイオノマー樹脂等が挙げられる。
スチレン系樹脂としては、ポリスチレン、アクリロニトリル・スチレン樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン樹脂、α−メチルスチレン・スチレン樹脂、スチレン・共役ジエンブロック樹脂(共役ジエンとしてはブタジエン、イソプレン等)、スチレン・共役ジエンブロック樹脂の水素添加物(共役ジエンとしてはブタジエン、イソプレン等)、スチレン・共役ジエン・スチレンのトリブロック樹脂(共役ジエンとしてはブタジエン、イソプレン等)、スチレン・共役ジエン・スチレンのトリブロック樹脂の水素添加物(共役ジエンとしてはブタジエン、イソプレン等)等が挙げられる。
これ等の中で、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、エンジニアリングプラスチックが好ましい。
本発明に用いられるオレフィン系樹脂(a−2)は、重合体鎖に結合したカルボン酸またはその塩の基を樹脂1グラム当り
式(1)
で表される基換算で0.05〜5ミリモル当量の濃度で含むオレフィン系樹脂であり、ポリオレフィンの重合体鎖に結合したカルボン酸の塩の基(部分中和物ないし部分ケン化物の時はカルボン酸基を含む)を、樹脂1グラム当たり、−COO−基として0.05〜5ミリモル、好ましくは0.1〜4ミリモルの濃度で含むオレフィン系樹脂である。
上記オレフィン系樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ1−ブテン、ポリ4−メチル−1−ペンテンの単独重合体、エチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィン同士のランダムあるいはブロック共重合体、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・ブテン共重合体、エチレン・オクテン共重合体、プロピレン・1−ブテン共重合体、プロピレン・オクテン共重合体、エチレン・プロピレン・1−ブテン共重合体、エチレン・プロピレン・ターポリマー、環状ポリオレフィン、エチレン・酢酸ビニル、エチレン・ビニルアルコール等のポリオレフィンの変性物が挙げられ、また、エチレン・不飽和カルボン酸の共重合体、アイオノマー樹脂等も挙げられ、これら単独または2種類以上を混合して用いてもよい。
カルボキシル基を有する単量体としては、カルボキシル基含有ビニル類、無水カルボン酸類等が挙げられ、具体的には、アクリル酸、メタアクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、ω−カルボキシ−ポリカプロラクトンモノアクリレート、フタル酸モノヒドロキシエチルアクリレート、無水マレイン酸、無水シトラコン酸等が挙げられ、これらは単独でも、2種以上でも使用できる。
ここで使用できる有機溶剤としては、キシレン、トルエン、エチルベンゼン等の芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、イソオクタン、イソデカン等の脂肪族炭化水素、シクロヘキサン、シクロヘキセン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン等の脂環式炭化水素、酢酸エチル、n−酢酸ブチル、セロソルブアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、3メトキシブチルアセテート等のエステル系、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール等のアルコール類、メチルセロソルブ、セロソルブ(エチルセロソルブ)、ブチルセロソルブ、メチルカルビトール、エチルカルビトール、ブチルカルビトール等のエーテル系等の有機溶剤を用いることができ、またこれらの2種以上からなる混合物であっても構わない。これらの中でも、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、及び脂環式炭化水素が好ましく、脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素がより好適に用いられる。
本発明に用いる脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、マーガリン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシン酸等の飽和脂肪酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、ネルボン酸等の不飽和脂肪酸等が挙げられ、これらは単独でも、2種以上でも使用できる。また、これらはオレフィン系樹脂(a−2)と併用することもできる。
(a−2)、(a−3)の重量平均分子量(以下、Mwと略記する。重量平均分子量は、例えば、ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(GPC)により、ポリスチレンを標準として測定可能である。)は、220以上50,000未満の範囲、好ましくは220以上45,000未満、さらに好ましくは220〜40,000が好ましい。
本発明に用いられる、アニオン型界面活性剤、ノニオン型界面活性剤は、限定なく公知のものが用いられる。
アニオン型界面活性剤としては、公知のものを用いることができるが、例えば、第一級高級脂肪酸塩、第二級高級脂肪酸塩、第一級高級アルコール硫酸エステル塩、第二級高級アルコール硫酸エステル塩、第一級高級アルキルスルホン酸塩、第二級高級アルキルスルホン酸塩、高級アルキルジスルホン酸塩、スルホン化高級脂肪酸塩、高級脂肪酸硫酸エステル塩、高級脂肪酸硫酸エステルスルホン酸塩、高級アルコールエーテルの硫酸スルホン酸塩、高級アルコールエーテルのスルホン酸塩、高級脂肪酸アミドのアルキロール化硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルフェノールスルホン酸塩、アルキルナフタリンスルホン酸塩、アルキルベンゾイミダゾールスルホン酸塩等が挙げられる。
界面活性剤としては、アニオン型界面活性剤、ノニオン型界面活性剤をそれぞれ単独で使用することができるし、複数を併用することもできる。
本発明の粉体樹脂(A)の製造方法としては、例えば、熱可塑性樹脂(a−1)と、重合体鎖に結合したカルボン酸またはその塩の基を樹脂1グラム当り
式(1)
で表される基換算で0.05〜5ミリモル当量の濃度で含むオレフィン系樹脂(a−2)および/または脂肪酸(a−3)を溶融混練して混合した後に、塩基性物質と水を添加した後、さらに溶融混練して中和及び/又はケン化(転相)を行い、これを冷却、乾燥して粉砕する方法や、熱可塑性樹脂(a−1)と、オレフィン系樹脂(a−2)および/または脂肪酸(a−3)、アニオン型および/またはノニオン型界面活性剤(a−4)を溶融混練して混合した後に、塩基性物質と水を添加した後、さらに溶融混練して中和及び/又はケン化(転相)を行い、これを冷却、乾燥して粉砕する方法等が挙げられる。
ここで粉体樹脂組成物は水を15%以下で含有しても良く、好ましくは10%以下、さらには5%以下が好ましい。
本発明に用いられる樹脂(B)として、以下が挙げられる。
オレフィン系樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ1−ブテン、ポリ4−メチル−1−ペンテンの単独重合体、エチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィン同士のランダムあるいはブロック共重合体、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・ブテン共重合体、エチレン・オクテン共重合体、プロピレン・1−ブテン共重合体、プロピレン・オクテン共重合体、エチレン・プロピレン・1−ブテン共重合体、エチレン・プロピレン・ターポリマー、環状ポリオレフィン、エチレン・酢酸ビニル、エチレン・不飽和カルボン酸の共重合体、エチレン・ビニルアルコール、アイオノマー樹脂等が挙げられる。
上記樹脂は、1価および/または多価不飽和カルボン酸および/またはその無水物、水酸基で変性されたものであってもよく、これら単独または2種類以上を混合して用いてもよい。これ等の中で、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、エンジニアリングプラスチックが好ましい。
本発明における粉体樹脂(A)と樹脂(B)を含むポリマーアロイは、連続相と分散相を形成するポリマーアロイであり、海島構造を有し、(B)が連続相、(A)が島部分(分散相)となる。
前記の溶融混合の方法は特に制限はなく、1軸の押出機、2軸の押出機、多軸押出機、押出機が1台のシングル押出機、押出機が2台繋がったタンデム押出機、押出機が複数台繋がった多段押出機などがある。また成形機も特に制限はなく、押出成形、射出成形、カレンダー成形、圧縮成形等、公知の成形法を採用することができる。
本発明の樹脂(B)と粉体樹脂(A)からなるポリマーアロイにおいて、石油系炭化水素樹脂(C)及び/またはロジン系樹脂(D)及び/またはテルペン系樹脂(E)を混合することができる。添加量としては、樹脂(B)と粉体樹脂(A)の合計100重量に対して、石油系炭化水素樹脂(C)及び/またはロジン系樹脂(D)及び/またはテルペン系樹脂(E)が0〜10重量部が好ましい。
本発明で用いられる石油系炭化水素樹脂(C)としては、例えば、タールナフサのC5留分を主原料とする脂肪族系石油樹脂、C9留分を主原料とする芳香族系石油樹脂およびそれらの共重合系脂環族である。C5系石油樹脂(ナフサ分解油のC5留分を重合した樹脂)、C9系石油樹脂(ナフサ分解油のC9留分を重合した樹脂)、C5C9共重合石油樹脂(ナフサ分解油のC5留分とC9留分を共重合した樹脂)が挙げられ、タールナフサ留分のスチレン類、インデン類、クマロン、その他ジシクロペンタジエン等を含有しているクマロンインデン系樹脂、ρ−ターシャリブチルフェノールとアセチレンの縮合物に代表されるアルキルフェノール類樹脂、ο−キシレン、ρ−キシレン、m−キシレンをホルマリンと反応させたキシレン系樹脂等も挙げられる。これらは単独または2種類以上で組み合わせて使用することができる。これらの中でも、GPCによる測定で重量平均分子量が1,000〜50,000の石油系炭化水素樹脂が好ましく、なかでも1,500〜30,000が好ましい。また、これらの樹脂に極性基を有するものはさらに好ましい。
本発明で用いられるロジン系樹脂(D)としては、天然ロジン、重合ロジン、マレイン酸、フマル酸、(メタ)アクリル酸等で変性した変性ロジンが挙げられる。また、ロジン誘導体としては、前記のロジン類のエステル化物、フェノール変性物およびそのエステル化物等が挙げられ、これらの水素添加物も挙げることができる。
本発明で用いられるテルペン系樹脂(E)としては、α−ピネン、β−ピネン、リモネン、ジペンテン、テルペンフェノール、テルペンアルコール、テルペンアルデヒド等からなる樹脂が挙げられ、α−ピネン、β−ピネン、リモネン、ジペンテン等にスチレン等の芳香族モノマーを重合させた芳香族変性のテルペン系樹脂等が挙げられ、これらの水素添加物も挙げることができる。中でもテルペンフェノール樹脂、芳香族変性テルペン樹脂、およびこれらの水素添加物が好ましい。
さらに、本発明における樹脂(B)と粉体樹脂(A)を含むポリマーアロイに必要に応じて、滑性付与剤(例えば、合成ワックス、天然ワックス等)、架橋剤、成膜助剤、レベリング剤、粘弾性調整剤、濡れ剤、難燃剤(例えば、ポリリン酸アンモニウム等のリン含有樹脂、リン酸エステル、メラミン、ホウ酸亜鉛、水酸化マグネシウム等)、安定化剤、防錆剤、防かび剤、紫外線吸収剤、耐候安定剤、耐熱安定剤、酸化防止剤、起泡剤、消泡剤、湿潤剤、凝固剤、ゲル化剤、老化防止剤、軟化剤、可塑剤、付香剤、粘着防止剤、離型剤、沈降防止剤、酸化防止剤、帯電防止剤、導電性付与剤(例えば、カーボンブラック、フェライト)、染料、顔料、充填剤、有機溶剤、油(例えば、鉱物系潤滑油、鉱物油、合成油、植物油等)などの添加剤を、本発明の目的を損なわない範囲で添加してもよい。これらの添加剤は単独でも用いても、2種以上を併用してもよい。
<製造例1>
充分に窒素置換した2リットルのオートクレーブに、ヘキサンを900cm 3 、1−ブテンを60g仕込み、トリイソブチルアルミニウムを1ミリモル加え、70℃に昇温した後、プロピレンで0.7MPaに加圧した。次いで、ジメチルメチレン(3−tert−ブチル−5−メチルシクロペンタジエニル)フルオレニルジルコニウムジクロリド0.002mmolとアルミニウム換算で0.6mmolのメチルアルミノキサン(東ソー・ファインケム社製)を接触させたトルエン溶液を重合器内に添加し、内温70℃、系内圧力を0.7MPaにプロピレンで保ちながら30分間重合し、20mlのメタノールを添加し重合を停止した。脱圧後、大量のメタノール中でポリマーを回収し、130℃で12時間減圧乾燥し、プロピレン系樹脂を9.2g得た。
尚、得られた樹脂は、ブテン含量は19モル%からなるPBRであり、GPCにより測定した分子量分布(Mw/Mn)は2.0であった。また、DSC測定によるポリマーの融点は80℃であった。
(a−1)をスチレン系エラストマー(旭化成ケミカルズ株式会社製、タフテックH1062)に変更した以外は、実施例1と同様の方法で、平均粒径:0.3μm(TEM観察)の粉体樹脂組成物を得た。
(a−1)をナイロン6(東レ株式会社、アミランCM1007)に、2軸押出機の加熱温度を260℃に変更した以外は、実施例1と同様の方法で、平均粒径:0.4μm(TEM観察)の粉体樹脂組成物を得た。
(B)としてポリプロピレン(プライムポリマー社製、プライムポリプロJ700)90重量部と、(A)として実施例1で得られた粉体樹脂組成物10重量部と、酸化防止剤としてIrganox 1010(チバガイギー社製)0.1重量部と、Irgafos 168(チバガイギー社製)0.1重量部と、光安定剤としてアデカスタブ LA−52(旭電化社製)0.1重量部をタンブラー型混合機にて混合した後、二軸押出機で溶融混練してペレット化した。得られたペレットを樹脂流動長測定用金型(厚さ1mm、幅10mm)を用いて、表1の成形条件で、射出成形機((株)東芝機械製、55ton射出成形機(IS55EPNi1.5B))により射出成形し、物性を測定した。
(A)の粉体樹脂組成物を実施例2に記載のものに変更した以外は、実施例7と同様の方法で成形物を得た。
(A)の粉体樹脂組成物を実施例2に記載のものに、(B)の含有量を80重量部、(A)の含有量を20重量部に変更した以外は、実施例7と同様の方法で成形物を得た。
(A)の粉体樹脂組成物を実施例3に記載のものに変更した以外は、実施例7と同様の方法で成形物を得た。
(A)の粉体樹脂組成物を実施例4に記載のものに変更した以外は、実施例7と同様の方法で成形物を得た。
(A)の粉体樹脂組成物を実施例5に記載のものに変更した以外は、実施例7と同様の方法で成形物を得た。
(A)の粉体樹脂組成物を実施例6に記載のものに変更した以外は、実施例7と同様の方法で成形物を得た。
(B)をポリフェニレンサルファイド(東レ株式会社製、トレリナA900)に変更した以外は、実施例8と同様の方法で成形物を得た。
(B)をナイロン66(東レ株式会社製、アミランCM3007)に変更した以外は、実施例8と同様の方法で成形物を得た。
(B)をポリカーボネート(出光興産株式会社製、タフロンA2200)に変更した以外は、実施例8と同様の方法で成形物を得た。
ポリプロピレン(プライムポリマー社製、プライムポリプロJ700)と、酸化防止剤としてIrganox 1010(チバガイギー社製)0.1重量部と、Irgafos 168(チバガイギー社製)0.1重量部と、光安定剤としてアデカスタブ LA−52(旭電化社製)0.1重量部をタンブラー型混合機にて混合した後、二軸押出機で溶融混練してペレット化した。得られたペレットを樹脂流動長測定用金型(厚さ1mm、幅10mm)を用いて、表1の成形条件で、射出成形機((株)東芝機械製、55ton射出成形機(IS55EPNi1.5B))により射出成形し、物性を測定した。
ポリプロピレン(プライムポリマー社製、プライムポリプロJ700)を、ポリフェニレンサルファイド(東レ株式会社製、トレリナA900)に変更した以外は比較例1と同様の方法で成形物を得た。
ポリプロピレン(プライムポリマー社製、プライムポリプロJ700)を、ナイロン66(東レ株式会社製、アミランCM3007)に変更した以外は比較例1と同様の方法で成形物を得た。
ポリプロピレン(プライムポリマー社製、プライムポリプロJ700)を、ポリカーボネート(出光興産株式会社製、タフロンA2200)に変更した以外は比較例1と同様の方法で成形物を得た。
(曲げ強度)
上記射出成形機を用いて上記条件で試験片を作成し、JIS K7171に準拠して、曲げ強度を測定した。
(耐衝撃性)
上記射出成形機を用いて上記条件で試験片を作成し、JIS K7111に準拠して、シャルピーアイゾット衝撃値を測定した。
Claims (9)
- 更にアニオン型および/またはノニオン型界面活性剤(a−4)を含む請求項1に記載の粉体樹脂組成物。
- 熱可塑性樹脂(a−1)100重量部に対し、オレフィン系樹脂(a−2)を0.5〜60重量部、界面活性剤(a−4)を0〜40重量部含有する請求項2に記載の粉体樹脂組成物。
- 前記熱可塑性樹脂(a−1)の重量平均分子量が50,000以上1,000,000以下で、前記オレフィン系樹脂(a−2)の重量平均分子量が220以上50,000未満である請求項1に記載の粉体樹脂組成物。
- 前記熱可塑性樹脂(a−1)が、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、エンジニアリングプラスチック、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹脂、ポリエステル、ウレタン樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、生分解性樹脂、ならびに、これらの樹脂を、1価および/または多価不飽和カルボン酸および/またはその無水物、水酸基で変性した樹脂から選ばれる少なくとも1種類からなる請求項1に記載の粉体樹脂組成物。
- 樹脂(B)と請求項1に記載の粉体樹脂組成物とを含むポリマーアロイ。
- 前記樹脂(B)が、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、エンジニアリングプラスチック、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹脂、ポリエステル、ウレタン樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、生分解性樹脂、ならびに、これらの樹脂を、1価および/または多価不飽和カルボン酸および/またはその無水物、水酸基で変性した樹脂から選ばれる少なくとも1種類からなる請求項7に記載のポリマーアロイ。
- 前記樹脂(B)が連続相、前記粉体樹脂組成物が分散相となる請求項7に記載のポリマーアロイ。
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