JP5528166B2 - 同軸ケーブルコネクタ - Google Patents

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本発明は、同軸ケーブルの端部に装着されて、同軸ケーブルをテレビ端子等の同軸接栓に接続するための同軸ケーブルコネクタに関する。
従来、建造物の壁面に設置されたテレビ端子や、各種受信機器に設けられたアンテナ端子には、同軸型で外部導体側が突出され、その外周面にねじ山が形成されたF型接栓が使用されている。
そして、この種のF型接栓に同軸ケーブルを接続するための同軸ケーブルコネクタとしては、同軸ケーブルの芯線の周囲の絶縁部材と絶縁部材の周囲の外部導体との間に挿入される筒状の挿入部と、挿入部を同軸ケーブルに挿入した際に外部導体若しくは外部導体周囲の被覆部材に当接されて同軸ケーブルを位置決めする鍔部と、挿入部の同軸ケーブル側とは反対側に設けられてF型接栓の外部導体に嵌合(外嵌)可能な嵌合部と、から構成されたものが知られている。
また、この同軸ケーブルコネクタには、挿入部に対し嵌合部を回転可能に固定し、嵌合部の内周面に、F型接栓の外部導体周囲に形成されたねじ山と螺合可能なねじ山を形成したものと、嵌合部の内周面にはねじ山は形成せず、単に嵌合部内にF型接栓の外部導体を挿入するようにしたものと、の2種類が知られている。
この内、前者のものは、F型接栓の外部導体側に形成されたねじ山を利用して、同軸ケーブルをF型接栓にしっかりと固定できるようになるが、F型接栓への装着時に嵌合部を回転させる必要があるため、使用できないことがあった。
つまり、テレビ端子やアンテナ端子として使用されるF型接栓は、外部導体側が突出されることから、その設置箇所(つまり、建造物の壁面や受信機器の筐体)には、F型接栓が外に突出することのないよう凹部が形成されることがある。
しかし、この場合、F型接栓周囲のスペースが狭いと、同軸ケーブルコネクタを装着する際に嵌合部を回転させることができないため、上記前者の同軸ケーブルコネクタは、使用することができなくなる。
一方、嵌合部の内周面にねじ山を形成せず、嵌合部内にF型接栓の外部導体を挿入するようにした同軸ケーブルコネクタは、嵌合部を回転させる必要がないので、構造が簡単になり、しかも、F型接栓が凹部に設けられていても、F型接栓に簡単に装着することができる。
しかし、この種の同軸ケーブルコネクタは、F型接栓に装着する際には、F型接栓の外部導体を嵌合部に挿入するだけであるため、一旦装着しても、同軸ケーブルの移動(引っ張り)等によって外れ易くなる。
このため、例えば、テレビ端子と録画装置との接続に利用した際、予約録画時にその接続が外れていて、録画できなかった、というような不具合が生じ易くなり、このような不具合が生じることのないよう、信頼性を向上することが望まれていた。
そして、この要望に応えるために、従来では、嵌合部の開口端側にスリットを形成することで、嵌合部の開口端側の径を拡大/縮小できるようにし、その嵌合部の開口端側周囲にリングばねと、リングばねを嵌合部の軸方向に移動させるスライド・カラーとを設けることが提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
そして、この提案の同軸ケーブルコネクタによれば、嵌合部の開口端側の径を拡大/縮小できるので、嵌合部の開口部を広げた状態で、同軸ケーブルコネクタをF型接栓に装着し、その後、嵌合部の開口端を縮径させることによって、同軸ケーブルコネクタ(延いては同軸ケーブル)をF型接栓にしっかりと固定できるようになる。
特開2001−297838号公報
しかしながら、上記提案の同軸ケーブルコネクタにおいては、嵌合部の開口端の径を拡大/縮小させるために、リングばねとスライド・カラーとを用いることから、構成が複雑になるという問題があった。
また、スライド・カラーは、単にリングばねを移動させるためのものであるため、嵌合部の開口端側に形成したスリットを電気的に遮蔽することができず、スリットを通ってノイズが侵入することがあった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、同軸ケーブルをテレビ端子やアンテナ端子等のF型接栓にしっかりと固定することができ、しかも、構成が簡単でノイズの侵入を防止することのできる同軸ケーブルコネクタを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、
筒状で、一方の開口端側が同軸ケーブルの外部導体と接続可能に形成され、内部空間内に、前記同軸ケーブルの芯線若しくは該芯線に接続された棒状端子を挿通可能なケーブル接続部と、
前記ケーブル接続部の前記外部導体接続側とは反対側の開口端に設けられ、接続対象となる同軸接栓を挿入可能な筒状の接栓接続部と、
を備え、前記ケーブル接続部と接栓接続部とが導電性の金属にて構成された同軸ケーブルコネクタにおいて、
前記接栓接続部の側壁は、前記ケーブル接続部側から前記ケーブル接続部とは反対側の開口端に向けて、当該接栓接続部の中心軸に平行な複数のスリットにより複数に分断され、
しかも、その分断された複数の側壁部は、前記中心軸周りに交互に、前記ケーブル接続部に連結される連結片、若しくは、該連結片よりも短く一端が開放された嵌合片、となるよう前記中心軸方向の長さが設定されており、
前記接栓接続部の側壁周りには、前記スリット及び前記スリットにより分断された側壁部を覆うように、前記中心軸周りに回転可能な筒状の回転リングが設けられ、
該回転リングの内周面には、当該回転リングの回転位置により、前記嵌合片に当接されて前記嵌合片を定常位置から前記接栓接続部の内側に変位させるか、前記嵌合片から外れて前記嵌合片を定常位置に戻すかを切り換え可能な凸部が形成され、
前記接栓接続部の前記ケーブル接続部とは反対側の開口部は、前記回転リングを前記ケーブル接続部との間で保持するように、前記各片にて形成される側壁の外周よりも大径に形成されていることを特徴とする。
次に、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の同軸ケーブルコネクタにおいて、前記接線接続部の前記ケーブル接続部とは反対側の開口部又は前記ケーブル接続部において前記回転リングの開口端と対向する対向部、及び、該対向部と対向する前記回転リングの開口端には、前記回転リングの凸部が前記嵌合片に当接されて前記嵌合片を前記接栓接続部の内側に変位させる固定位置にて互いに係合し、前記回転リングを当該固定位置に位置決めする一又は複数対の凹・凸部が形成されていることを特徴とする。
また次に、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の同軸ケーブルコネクタにおいて、前記嵌合片の開放端には、前記同軸接栓の外周面に形成されたねじ山に係合可能な爪部が形成されていることを特徴とする。
接栓接続部の側壁は、ケーブル接続部側からケーブル接続部とは反対側の開口端に向けて、当該接栓接続部の中心軸に平行な複数のスリットにより複数に分断され、しかも、その分断された複数の側壁部は、前記中心軸周りに交互に、前記ケーブル接続部に連結される連結片、若しくは、該連結片よりも短く一端が開放された嵌合片、となるよう前記中心軸方向の長さが設定されている。
また、接栓接続部の側壁周りには、スリット及び前記スリットにより分断された側壁部を覆うように、中心軸周りに回転可能な筒状の回転リングが設けられており、この回転リングの内周面には、当該回転リングの回転位置により、嵌合片に当接されて嵌合片を定常位置から前記接栓接続部の内側に変位させるか、嵌合片から外れて嵌合片を定常位置に戻すかを切り換え可能な凸部が形成されている。
このため、本発明の同軸ケーブルコネクタによれば、回転リングを回転させることで、接栓接続部の嵌合片を内側に変位させるか、或いは、嵌合片をその内側に変位した位置よりも外側の定常位置にするかを切り換えることができる。
従って、接栓接続部の嵌合片を定常位置にした状態で、接栓接続部に同軸接栓を挿入し、その後、回転リングを回転させて、接栓接続部の嵌合片を接栓接続部の内側に変位させれば、嵌合片が同軸接栓の外周面に当接(押圧)されて、当該同軸ケーブルコネクタ(延いては当該同軸ケーブルコネクタに接続された同軸ケーブル)を、同軸接栓にしっかりと固定できることになる。
また、接栓接続部にはスリットが形成されるが、その周囲に回転リングが設けられることから、回転リングを導電性金属にて形成すれば、このスリットを通ってノイズが侵入するのを防止することができる。
また、本発明の同軸ケーブルコネクタによれば、接栓接続部のケーブル接続部とは反対側の開口部は、回転リングを前記ケーブル接続部との間で保持するように、各片にて形成される側壁の外周よりも大径に形成されている。
このため、本発明の同軸ケーブルコネクタによれば、回転リングが、接栓接続部の周りで中心軸方向に移動するのを防止し、回転リングの内周面に形成された凸部を、常に、嵌合片を変位させるのに適した適正位置に配置して、回転リングの回転操作によって嵌合片を適正に変位させることができるようになる。
次に、請求項2に記載の同軸ケーブルコネクタによれば、接線接続部のケーブル接続部とは反対側の開口部又はケーブル接続部において回転リングの開口端と対向する対向部、及び、この対向部と対向する回転リングの開口端には、回転リングの凸部が嵌合片に当接されて嵌合片を接栓接続部の内側に変位させる固定位置にて互いに係合する一又は複数対の凹・凸部が形成されている。
このため、請求項2に記載の同軸ケーブルコネクタによれば、使用者は、回転リングを回転操作しつつ、当該同軸ケーブルコネクタを同軸接栓に固定可能な固定位置を簡単に見つけることができるようになり、当該同軸ケーブルコネクタを同軸接栓に固定する際の操作性を向上できる。
次に、請求項3に記載の同軸ケーブルコネクタによれば、嵌合片の開放端に、同軸接栓の外周面に形成されたねじ山に係合可能な爪部が形成されている。このため、上記のように接栓接続部に同軸接栓を挿入して、回転リングを回転させ、接栓接続部の嵌合片を接栓接続部の内側に変位させれば、単に嵌合片を同軸接栓の外周面に当接させるだけでなく、嵌合片の開放端に形成された爪部を同軸接栓に形成されたねじ山と係合させることができる。
よって、請求項3に記載の同軸ケーブルコネクタによれば、同軸ケーブルコネクタを同軸接栓に装着した際、当該同軸ケーブルコネクタが同軸接栓から外れるのを防止し、同軸接栓に対して同軸ケーブルをより強固に固定することができる。
なお、各嵌合片に形成される爪部は、接栓接続部の中心軸周りで環を形成するように構成してもよいが、同軸接栓の外周面に形成されるねじ山の形状に対応して、接栓接続部の中心軸周りで螺旋を形成するように構成してもよい。
そして、このようにすれば、接栓接続部と同軸接栓との中心軸を一致させた状態で、各嵌合片に形成された全ての爪部を同軸接栓のねじ山に係合させることができるようになり、同軸ケーブルコネクタが同軸接栓から外れるのをより確実に防止することができる。
実施形態の同軸ケーブルコネクタの外観を表す斜視図である。 同軸ケーブルコネクタを分解した状態を表す斜視図である。 同軸ケーブルコネクタの内部構成及びその動作を説明する断面図である。 同軸ケーブルコネクタの変形例を表す側面図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
本実施形態の同軸ケーブルコネクタ1は、テレビ端子やアンテナ端子等を構成するF型接栓2に同軸ケーブル4を接続するためのものであり(図3(a−1),(b−1)参照)、図1,図2に示すように、同軸ケーブル4を接続するためのケーブル接続部10と、F型接栓2を接続するための接栓接続部20と、接栓接続部20の周囲に回転自在に設けられた円筒状の回転リング30とを備える。
この内、ケーブル接続部10は、図3(a−1),(b−1)に示すように、同軸ケーブル4の芯線5周囲の絶縁部材6と、その絶縁部材6周囲の外部導体7との間に挿入されることで、同軸ケーブル4の外部導体に接続される円筒状の挿入部12を備える。
そして、挿入部12のケーブル挿入側とは反対側には、挿入部12を同軸ケーブル4に挿入した際に同軸ケーブル4の外部導体7若しくは外部導体7周囲の被覆部材8が当接されることにより、挿入部12(延いてはケーブル接続部10)を同軸ケーブル4の先端に位置決めする鍔部14が設けられている。
鍔部14は、挿入部12の開口端の外径と略同じ内径を有する環状に形成されており、その中空部分に挿入部12の開口端を嵌入することで挿入部12の先端に固定されている。また、鍔部14には、後述する接栓接続部20の連結片24を嵌入することにより、接栓接続部20とケーブル接続部10とを接続するための連結孔16が、その中心軸周りに略等間隔で複数(本実施形態では4箇)形成されている。
なお、ケーブル接続部10を構成する挿入部12、鍔部14は、導電性金属(例えば、C3604B)にて形成されている。また、接栓接続部20も、ケーブル接続部10と同様の導電性金属にて形成されている。
次に、接栓接続部20は、全体形状は、F型接栓2を挿通可能な内径を有する円筒形状であり、ケーブル接続部10とは反対側の開口部28は環状になっているが、開口部28からケーブル接続部10側の側壁は、ケーブル接続部10側から開口部28に向けて、当該接栓接続部20の中心軸に平行な複数(8本)のスリットを形成することで、円筒の側壁を中心軸周りに複数(8個)に分断した形状になっている。
そして、その複数に分断された側壁部は、接栓接続部20の中心軸周りに交互に、ケーブル接続部10の鍔部14に連結される連結片24、この連結片24よりも短く先端が開放された嵌合片26となるよう、中心軸方向の長さが設定されている。
ここで、連結片24は、その先端を鍔部14の連結孔16に嵌入することで、接栓接続部20をケーブル接続部10に固定するためのものであり、鍔部14の連結孔16と同様、接栓接続部20の中心軸周りに略等間隔で複数(本実施形態では4個)形成されている。
また、嵌合片26は、後述の回転リング30の回転により接栓接続部20の内側に向けて押圧されて、接栓接続部20の開口部28側から挿入されたF型接栓2の側壁に当接されることにより、F型接栓2を接栓接続部20内に固定するためのものである。
そして、嵌合片26の先端には、F型接栓2の外周面に形成されたねじ山に係合して、接栓接続部20が抜けるのを防止する爪部27が形成されている。
また次に、回転リング30は、接栓接続部20の側壁部(連結片24及び嵌合片26)よりも径が大きい円筒形状になっており、その側壁部周囲に、側壁部の中心軸周りに回転可能に設けられている。
そして、回転リング30の内周面には、回転リング30の回転位置により、嵌合片26に当接されて嵌合片26を定常位置から接栓接続部20の内側に変位させるか、嵌合片26から外れて嵌合片26を定常位置に戻すかを切り換え可能な凸部32が形成されている。
なお、接栓接続部20の開口部28は、ケーブル接続部10の鍔部14との間で回転リング30を挟み、回転リング30の中心軸方向への移動を阻止できるように、外径が、連結片24及び嵌合片26が形成された側壁部の外径よりも大きくなっている。
このように構成された本実施形態の同軸ケーブルコネクタ1を使用する際には、まず、同軸ケーブル4の先端を、図3(a−1),(b−1)に示すように加工する。つまり、同軸ケーブル4において、芯線5が、絶縁部材6の先端から回転リング30の中心軸方向の長さに略対応した長さだけ突出し、しかも、絶縁部材6が、被覆部材8及び外部導体7の先端から鍔部14の中心軸方向の厚み分だけ突出するように加工する。
次に、上記のように加工した同軸ケーブル4の外部導体7と絶縁部材6との間に、同軸ケーブルコネクタ1の挿入部12を挿入し、その周囲から固定用のリング等で外部導体7を挿入部12に締め付け固定する。
この結果、同軸ケーブルコネクタ1は、同軸ケーブル4の先端にしっかりと固定され、同軸ケーブル4の芯線5を接栓接続部20で囲んだ接栓接続用の端子となる。
ところで、本実施形態の同軸ケーブルコネクタ1において、接栓接続部20の側壁部には、その中心軸周りに複数(4個)の嵌合片26が設けられており、回転リング30の回転位置により、この嵌合片26に回転リング30の内周面に形成された凸部32を当接させて、嵌合片26を、図3(a−2)に示す通常位置から、図3(b−2)に示す内側(固定位置)に変位させるか、或いは、嵌合片26を、図3(b−2)に示す固定位置から、図3(a−2)に示す通常位置に戻すかを切り替えることができる。
そして、接栓接続部20の嵌合片26が図3(b−2)に示す固定位置にあるときには、嵌合片26の先端部分が接栓接続部20の内側に変位しており、その先端部分が邪魔になって、接栓接続部20内にF型接栓2を挿入することができない。
そこで、上記のように同軸ケーブルコネクタ1を同軸ケーブル4の先端に装着した後、同軸ケーブルコネクタ1をF型接栓2に装着する際には、回転リング30を回転操作することにより、図3(a−2)に示すように、凸部32が連結片24と対向し、嵌合片26を内側に変位させることのない通常位置に設定し、その後、接栓接続部20をF型接栓2に装着する。
この結果、同軸ケーブル4の芯線5がF型接栓2の中心導体に接続され、同軸ケーブル4の外部導体7がケーブル接続部10及び接栓接続部20を介して、F型接栓2の外部導体に接続されることになる。
また、このように、同軸ケーブルコネクタ1をF型接栓2に装着しただけでは、同軸ケーブルコネクタ1がF型接栓2から外れ易いことから、F型接栓2への装着後は、回転リング30を回転操作することにより、図3(b−2)に示すように、凸部32が嵌合片26に当接して、嵌合片26が接栓接続部20の内側に変位した固定位置に設定する。
この結果、嵌合片26が、F型接栓2の外周面に当接されると共に、嵌合片26の先端に形成された爪部27が、F型接栓2の外周面に形成されたねじ山(図示せず)の谷部分に入って、F型接栓2内に接栓接続部20をしっかりと保持することになり、同軸ケーブルコネクタ1がF型接栓2から外れるのを防止できる(図3(a−2),(b−2)参照)。
なお、回転リング30は、内周面に形成された凸部32によって嵌合片26を変位させるためのものであるため、合成樹脂にて形成してもよいが、例えば、回転リング30を導電性金属にて形成したり、合成樹脂製の回転リング30の表面を導電性金属にて金属メッキしたりすることにより、回転リング30に導電性を持たせれば、接栓接続部20のスリット22を通って同軸ケーブルコネクタ1の内部にノイズが侵入するのを防止することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて種々の態様をとることができる。
例えば、図4に示すように、接栓接続部20の開口部28において回転リング30を鍔部14との間で保持するための回転リング30側端面、及び、回転リング30の開口部28側開口端面に、それぞれ、回転リング30が図3(b−2)に示した固定位置にて互いに係合して回転リング30を固定位置に位置決めするための係合凸部29及び係合凹部34を設けるようにしても良い。
そして、このようにすれば、使用者は、回転リング30を回転操作ししつつ、同軸ケーブルコネクタ1をF型接栓2に固定可能な固定位置を簡単に見つけることができるようになり、同軸ケーブルコネクタ1をF型接栓2に固定する際の操作性を向上できる。
なお、係合凸部29及び係合凹部34は、接栓接続部20の開口部28と回転リング30の開口端とに、それぞれ複数対設けるようにしてもよい。
また、係合凸部29及び係合凹部34は、接栓接続部20の開口部28ではなく、ケーブル接続部10の鍔部14の回転リング30側端面と、と回転リング30の開口端とに、回転リング30の鍔部14側開口端面とに、それぞれ、一対又は複数対設けるようにしてもよい。
また次に、接栓接続部20の各嵌合片26に形成される爪部27は、接栓接続部20の中心軸周りで環を形成するように構成してもよいが、F型接栓2の外周面に形成されるねじ山の形状に対応して、接栓接続部20の中心軸周りで螺旋を形成するように構成してもよい。
そして、このようにすれば、接栓接続部20とF型接栓2との中心軸を一致させた状態で、各嵌合片26に形成された全ての爪部27をF型接栓2のねじ山に係合させることができるようになり、同軸ケーブルコネクタ1がF型接栓2から外れるのをより確実に防止することができる。
また回転リング30の外周面には、滑り止め用の凹凸を形成するか、或いは、合成樹脂(例えば、軟質PVC)からなるリングカバーを設けることで、使用者が、回転リング30を回転操作する際の操作性を改善するようにしてもよい。
1…同軸ケーブルコネクタ、2…F型接栓、4…同軸ケーブル、5…芯線、6…絶縁部材、7…外部導体、8…被覆部材、10…ケーブル接続部、12…挿入部、14…鍔部、16…連結孔、20…接栓接続部、22…スリット、24…連結片、26…嵌合片、27…爪部、28…開口部、29…係合凸部、30…回転リング、32…凸部、34…係合凹部。

Claims (3)

  1. 筒状で、一方の開口端側が同軸ケーブルの外部導体と接続可能に形成され、内部空間内に、前記同軸ケーブルの芯線若しくは該芯線に接続された棒状端子を挿通可能なケーブル接続部と、
    前記ケーブル接続部の前記外部導体接続側とは反対側の開口端に設けられ、接続対象となる同軸接栓を挿入可能な筒状の接栓接続部と、
    を備え、前記ケーブル接続部と接栓接続部とが導電性の金属にて構成された同軸ケーブルコネクタにおいて、
    前記接栓接続部の側壁には、前記ケーブル接続部側から前記ケーブル接続部とは反対側の開口端に向けて、当該接栓接続部の中心軸に平行な複数のスリットが形成され、
    前記接栓接続部の側壁は、前記ケーブル接続部側から前記ケーブル接続部とは反対側の開口端に向けて、当該接栓接続部の中心軸に平行な複数のスリットにより複数に分断され、
    しかも、その分断された複数の側壁部は、前記中心軸周りに交互に、前記ケーブル接続部に連結される連結片、若しくは、該連結片よりも短く一端が開放された嵌合片、となるよう前記中心軸方向の長さが設定されており、
    前記接栓接続部の側壁周りには、前記スリット及び前記スリットにより分断された側壁部を覆うように、前記中心軸周りに回転可能な筒状の回転リングが設けられ、
    該回転リングの内周面には、当該回転リングの回転位置により、前記嵌合片に当接されて前記嵌合片を定常位置から前記接栓接続部の内側に変位させるか、前記嵌合片から外れて前記嵌合片を定常位置に戻すかを切り換え可能な凸部が形成され、
    前記接栓接続部の前記ケーブル接続部とは反対側の開口部は、前記回転リングを前記ケーブル接続部との間で保持するように、前記各片にて形成される側壁の外周よりも大径に形成されていることを特徴とする同軸ケーブルコネクタ。
  2. 前記接線接続部の前記ケーブル接続部とは反対側の開口部又は前記ケーブル接続部において前記回転リングの開口端と対向する対向部、及び、該対向部と対向する前記回転リングの開口端には、前記回転リングの凸部が前記嵌合片に当接されて前記嵌合片を前記接栓接続部の内側に変位させる固定位置にて互いに係合し、前記回転リングを当該固定位置に位置決めする一又は複数対の凹・凸部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の同軸ケーブルコネクタ。
  3. 前記嵌合片の開放端には、前記同軸接栓の外周面に形成されたねじ山に係合可能な爪部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の同軸ケーブルコネクタ。
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