JP5527589B2 - トナー搬送装置、クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents

トナー搬送装置、クリーニング装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、トナーを搬送するトナー搬送装置、そのトナー搬送装置を備えたクリーニング装置及び画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置において、感光体、帯電装置、現像装置、クリーニング装置等を、プロセスユニットとしてユニット化し、画像形成装置本体に対して一体的に着脱可能に構成したものが多く採用されている。また、画像形成装置には、感光体などから除去された使用済みの廃トナーを回収するための廃トナー収容器が設けてあり、プロセスユニットはトナー移送ホース等を介して廃トナー収容器と接続されている。このような構成の場合、プロセスユニットを画像形成装置本体から取り外すと、プロセスユニットのトナー排出口とトナー移送ホースの入口部との接続が解除されため、トナー排出口からプロセスユニット内のトナーが漏出する虞がある。
そのため、例えば、特許文献1に記載のプロセスユニットには、トナー排出口からのトナーの漏出を防止するために、トナー排出口を開閉するシャッタ部材を設けている。また、このシャッタ部材は、プロセスユニットの着脱動作に伴ってトナー搬送路内でスライド可能に構成されている。これにより、トナー排出口の内部にトナーが付着していても、その付着したトナーをスライドするシャッタ部材で掻き落とすことができ、トナーがプロセスユニットの外部に飛散しないようにしている。
しかし、上記シャッタ部材のスライド動作は、プロセスユニットの着脱動作に伴って行われるため、プロセスユニットが長期に亘って取り外されることなく使用された場合は、シャッタ部材のスライド移動も長期に亘って行われない。その結果、シャッタ部材とトナー搬送路内面との間でトナーが滞留して固着することがある。そして、固着したトナーが経時的に成長してある程度の大きさの塊となると、そのトナーの塊がトナー搬送路を塞ぐことによってトナー搬送不良が生じたり、トナーの塊が搬送スクリューの回転を妨げることによってトナー搬送機能が低下したりするなどの不具合が発生する。
さらに、近年では、高画質化や印刷生産性の向上を図るために、画像形成装置に用いられるトナーは小粒径化又は低融点化する傾向にある。特に、このようなトナーを使用した場合は、搬送路内でのトナーの流動性が低下するため、搬送路内でのトナーの滞留や固着が発生しやすい環境となる。
本発明は、斯かる事情に鑑み、シャッタ部材の周辺部においてトナーを滞留させることなく搬送可能なトナー搬送装置、そのトナー搬送装置を備えたクリーニング装置及び画像形成装置を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、トナーを搬出するための排出口を設けたトナー搬送路に、前記排出口を開閉するシャッタ部材を設け、前記シャッタ部材は、内部を通過するトナーを前記排出口へ搬出するための開口部が形成された円筒状部材で構成され、円筒状部材がその周方向に回転することで、開口部を排出口に対向する位置に配設した開放状態と、開口部を排出口に対向しない位置に配設した閉鎖状態とに、切換えられるように構成されたトナー搬送装置において、前記シャッタ部材を任意のタイミングで回転させることが可能な駆動手段を設け、前記円筒状部材の内周面に回転動作によってトナーを前記開口部へ導くための螺旋状の溝又は凸部を設けたものである。
駆動手段によってシャッタ部材を回転させることにより、トナー搬送路内のトナーがほぐされ、シャッタ部材の周辺部においてトナーが滞留又は固着するのを防止できる。また、このシャッタ部材の駆動を任意のタイミングで行うことができるため、トナー搬送路内でトナーが滞留又は固着する前にシャッタ部材を駆動させてトナーをほぐすことができる。
また、シャッタ部材を回転させた際、螺旋状の溝又は凸部によってシャッタ部材内のトナーを開口部へと導くことができるので、トナー搬送性が向上する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のトナー搬送装置において、少なくともトナー搬送時に、前記駆動手段によって前記シャッタ部材を回転させるように構成したものである。
トナーが滞留しやすいトナー搬送時にシャッタ部材を回転させることにより、トナーの滞留又は固着を効果的に防止できる。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のトナー搬送装置において、前記シャッタ部材の回転位置を検知する回転位置検知手段を備え、当該回転位置検知手段の検知情報に基づいて前記駆動手段を制御可能に構成したものである。
回転位置検知手段によってシャッタ部材の回転位置を検知し、その検知情報に基づいて駆動手段を制御してシャッタ部材の回転を所定の位置で停止させることにより、排出口を確実に開閉することが可能となる。
請求項の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載のトナー搬送装置において、前記シャッタ部材を、導電性材料で構成すると共に接地したものである。
シャッタ部材を導電性材料で構成すると共に接地したことによって、シャッタ部材が回転動作によって摩擦帯電するのを防止できる。これにより、シャッタ部材が摩擦帯電することによるトナーの付着を防止することができ、トナーの搬送性を向上させることが可能である。
請求項の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載のトナー搬送装置において、前記シャッタ部材を、低摩擦性部材又は低摩擦加工された部材で構成したものである。
シャッタ部材を低摩擦性部材又は低摩擦加工された部材で構成したことにより、シャッタ部材とトナーとの間の付着力を低減させトナー搬送性を向上させることができる。
請求項の発明は、クリーニング対象物に付着したトナーを除去するトナー除去手段と、前記トナー除去手段によって除去したトナーを搬送するトナー搬送装置とを備えたクリーニング装置において、前記トナー搬送装置として請求項1からのいずれか1項に記載のトナー搬送装置を備えたものである。
クリーニング装置が、請求項1からのいずれか1項に記載のトナー搬送装置を備えているので、これらのトナー搬送装置による上記効果が得られる。
請求項の発明は、請求項に記載のクリーニング装置において、前記クリーニング対象物を、感光体上のトナー画像が転写されると共にその転写された画像を紙に転写する中間転写体としたものである。
特に、中間転写体の表面をクリーニングするクリーニング装置においては、中間転写体上に付着している紙粉もトナーと一緒に除去されるため、除去したトナー中に紙粉が混在することによって、トナーが凝集しやすく、トナー搬送路内でトナーの滞留や固着が生じやすい。このようなトナーの滞留や固着が生じやすいクリーニング装置に、本発明のトナー搬送装置を設けることにより、上記トナーの滞留及び固着の防止効果を顕著に発揮することができる。
請求項の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載のトナー搬送装置、あるいは、請求項又はに記載のクリーニング装置を備えた画像形成装置である。
画像形成装置が、請求項1からのいずれか1項に記載のトナー搬送装置、あるいは、請求項又はに記載のクリーニング装置を備えているので、これらのトナー搬送装置又はクリーニング装置による上記効果が得られる。
本発明によれば、シャッタ部材を任意のタイミングで回転させることができるので、シャッタ部材の回転動作がプロセスユニットの着脱動作などに拘束されることがない。このため、トナー搬送路内でトナーが滞留又は固着する前にシャッタ部材を回転させてトナーをほぐすことができ、トナー搬送性を良好に維持することが可能である。
本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本発明に係るクリーニング装置の概略構成図である。 前記クリーニング装置を中間転写ベルト側から見た図である。 トナー排出部の拡大断面図である。 トナー排出部の拡大断面図である。 シャッタ部材の外観を表す斜視図である。 光センサを前記シャッタ部材の軸方向から見た図である。 光センサを前記シャッタ部材の軸方向から見た図である。 前記シャッタ部材の他の実施形態を示す図である。 前記シャッタ部材の他の実施形態を示す図である。
図1は、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の概略構成図である。図1に示す画像形成装置は、4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkを備えている。各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、画像形成装置本体100に対して着脱可能に構成してある。各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっている。
具体的には、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、静電潜像担持体としての感光体2と、感光体2の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ3と、感光体2の表面にトナー像を形成する現像手段としての現像装置4と、感光体2の表面に残留するトナーを除去するトナー除去手段としてのクリーニングブレード5を備えている。
図1において、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの上方には、各感光体2の表面を露光する露光手段としての露光装置7が配設されている。一方、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの下方には、転写装置6が配設されている。転写装置6は、中間転写体としての中間転写ベルト10を有する。中間転写ベルト10は、複数のローラ21〜24に掛け渡された無端状のベルト部材から成る。また、複数のローラ21〜24のうちの1つが駆動ローラとして回転することによって、中間転写ベルト10は図の矢印に示す方向に周回走行可能に構成されている。
4つの感光体2に対向した位置に、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ11が配設されている。各一次転写ローラ11はそれぞれの位置で中間転写ベルト10の内周面を押圧しており、中間転写ベルト10の押圧された部分と各感光体2とが接触する箇所に一次転写ニップが形成されている。また、中間転写ベルト10を張架する1つのローラ24に対向した位置に、二次転写手段としての二次転写ローラ12が配設されている。この二次転写ローラ12は中間転写ベルト10の外周面を押圧しており、二次転写ローラ12と中間転写ベルト10とが接触する箇所に二次転写ニップが形成されている。また、中間転写ベルト10の下面に対向した位置に、中間転写ベルト10の表面(外周面)をクリーニングするクリーニング装置9が配設されている。
画像形成装置本体100の下部には、シート材である記録用紙P(記録媒体)を収容した複数の給紙カセット13が配設されている。各給紙カセット13には、収容されている記録用紙Pを送り出す給紙ローラ14が設けてある。また、画像形成装置本体100の図の左側の外面には、機外に排出された記録用紙Pをストックする排紙トレイ20が設けてある。
画像形成装置本体100内には、記録用紙Pを給紙カセット13から二次転写ニップを通って排紙トレイ20へ搬送するための搬送経路R1が配設されている。搬送経路R1において、二次転写ローラ12の位置よりも記録用紙搬送方向上流側にはレジストローラ15が配設されている。また、二次転写ローラ12の位置よりも記録用紙搬送方向下流側には、搬送ベルト19と、定着装置8と、一対の排紙ローラ16とが順次配設されている。搬送ベルト19は、複数のローラによって周回走行可能に保持されている。定着装置8は、内部に加熱源を有する加熱ローラ17と、その加熱ローラ17を加圧する加圧ローラ18を有する。加熱ローラ17と加圧ローラ18は互いに圧接しており、その圧接部において定着ニップを形成している。
また、画像形成装置本体100内に、両面印刷を行う際に記録用紙Pを表裏反転させて供給するための反転路R2が配設されている。反転路R2は、定着装置8と排紙ローラ16との間で搬送経路R1から分岐し、レジストローラ15の上流側で搬送経路R1に合流している。反転路R2には正逆方向に回転するスイッチバックローラ26が設けてある。
以下、図1を参照して上記画像形成装置の基本的動作について説明する。
各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの感光体2が図の反時計回りに回転駆動され、帯電ローラ3によって各感光体2の表面が所定の極性に一様に帯電される。図示しない読取装置によって読み取られた原稿の画像情報に基づいて、露光装置7から帯電された各感光体2の表面にレーザ光が照射されて、各感光体2の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体2に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体2上に形成された静電潜像に、各現像装置4によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として可視像化される。
中間転写ベルト10を張架するローラの1つが回転駆動し、中間転写ベルト10を図の矢印の方向に周回走行させる。また、各一次転写ローラ11に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加されることによって、各一次転写ローラ11と各感光体2との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。そして、各感光体2に形成された各色のトナー画像が、上記一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、中間転写ベルト10上に順次重ね合わせて転写される。かくして中間転写ベルト10はその表面にフルカラーのトナー画像を担持する。また、転写後の各感光体2の表面には、中間転写ベルト10に転写しきれなかったトナーが残留している。この感光体2上に残留したトナーは、クリーニングブレード5によって除去される。
また、給紙ローラ14が回転することによって、給紙カセット13から記録用紙Pが搬出される。搬出された記録用紙Pは、レジストローラ15によってタイミングを計られて、二次転写ローラ12と中間転写ベルト10との間の二次転写ニップに送られる。このとき二次転写ローラ12には、中間転写ベルト10上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、二次転写ニップに転写電界が形成されている。そして、二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト10上のトナー画像が記録用紙上に一括して転写される。また、転写後の中間転写ベルト10の表面に残留するトナーは、クリーニング装置9によって除去される。
トナー画像が転写された記録用紙Pは、回転する搬送ベルト19によって定着装置8へと搬送される。定着装置8に送り込まれた記録用紙Pは、加熱ローラ17と加圧ローラ18間に挟まれて加熱・加圧され、トナー画像が記録用紙P上に定着される。その後、記録用紙Pは一対の排出ローラ16によって排紙トレイ20に排出される。
また、両面印刷を行う場合は、片面(表側の面)に画像を定着した記録用紙Pを、図示しない分岐爪によって排紙トレイ20に排出せずに反転路R2へ案内する。反転路R2に案内された記録用紙Pは、スイッチバックローラ26による逆回転によって逆向きに搬送され、再び搬送経路R1へと送られる。これを、一般に、スイッチバック動作と呼び、この動作によって記録用紙Pの表裏を反転させる。
反転された記録用紙Pは二次転写ニップへと搬送され、二次転写ニップにおいて、上記片面に画像を転写した場合と同様にして、記録用紙Pの裏面に画像が転写される。そして、定着装置8によって記録用紙Pの裏面に画像を定着させた後、その記録用紙Pを排紙トレイ20へ排出する。
以上の説明は、記録用紙にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニットを使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
以下、図2〜図8に基づいて、上記クリーニング装置9の構成について説明する。なお、図2〜図8において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
図2は、クリーニング装置9の概略構成図である。
図2に示すように、このクリーニング装置9は、中間転写ベルト10上のトナーを除去するトナー除去手段としてのブレード30と、中間転写ベルト10上の紙粉を除去する紙粉除去部材としてのブラシローラ31と、除去されたトナーを搬送するトナー搬送手段としての搬送スクリュー32と、内部にトナーを搬送するためのトナー搬送路が形成されたケーシング34等によって構成されている。ブレード30、ブラシローラ31、搬送スクリュー32は、ケーシング34に保持されており、ケーシング34は画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されている。
ブレード30及びブラシローラ31は、それぞれ中間転写ベルト10の外周面に当接している。ブレード30及びブラシローラ31と対向する位置には対向ローラ33が配設されている。対向ローラ33は、中間転写ベルト10の内周面側からブレード30及びブラシローラ31を支持しており、それらの中間転写ベルト10に対する当接性を安定させている。ブラシローラ31は、ブレード30のベルト走行方向上流側(図の下方)に配設されている。また、本実施形態では、ブラシローラ31は、走行する中間転写ベルト10と連れ回りするように構成されている。ブレード30の材料としては、ポリウレタンゴム等を適用でき、ブラシローラ31の材料としては、PET樹脂等を適用可能である。搬送スクリュー32はケーシング34内のトナー搬送路に配設されており、図示しない駆動手段によって搬送スクリュー32は回転可能に構成されている。
図3は、クリーニング装置を中間転写ベルト側から見た図である。
図3において、ケーシング34の右側面の下部には、ケーシング34内のトナーを排出(搬出)するトナー排出部35が突出して設けてある。トナー排出部35の先端には排出口35a(搬送口)が形成されており、排出口35aは図示しない廃トナー収容器に接続されている。
図4及び図5は、上記トナー排出部35の拡大断面図である。
図4又は図5に示すように、トナー排出部35のトナー搬送路35b内には、上記搬送スクリュー32の一端部が収容されている。また、トナー搬送路35b内には、排出口35aを開閉するシャッタ部材36が収容されている。
図6は、シャッタ部材36の斜視図である。
図6に示すように、シャッタ部材36は、円筒状部材で構成されている。詳しくは、シャッタ部材36は、一端側が開口し他端側が閉塞された有底円筒状の本体部36aと、その本体部36aの閉塞された端面から軸方向に突出した突起部36bによって構成されている。本体部36aの周方向の一部には、内外を貫通する開口部36cが形成されている。なお、本実施形態では、開口部36cは1つだけ形成されているが、開口部36cを複数形成してもよい。また、突起部36bは、円柱状に形成されているが、板状やその他の形状に形成することも可能である。
また、図4又は図5に示すように、シャッタ部材36の本体部36aは、トナー搬送路35b内に収容されているが、突起部36bはトナー排出部35の図の右端面に形成された貫通孔35cから外部に露出して配設されている。その露出した突起部36bの先端部は、駆動力伝達部材37に連結されている。駆動力伝達部材37は、図示しない駆動手段によって回転可能に構成されており、駆動力伝達部材37が回転することによって、シャッタ部材36も軸心回りに回転するようになっている。これにより、シャッタ部材36は、開口部36cを排出口35aに対向する位置に配設した開放状態(図4参照)と、開口部36cを排出口35aに対向しない位置に配設した閉塞状態(図5参照)とに、切換られるようになっている。
また、図4又は図5に示すように、シャッタ部材36の突起部36bに対向した位置に、シャッタ部材36の回転位置を検知する回転位置検知手段としての光センサ38が配設されている。ただし、回転位置検知手段は、光センサ38に限定されるものではない。
図7及び図8は、光センサ38をシャッタ部材36の軸方向から見た図である。
図7又は図8に示すように、光センサ38はコの字型に形成されている。そして、光センサ38の図の右側の端部には発光部38aが配設され、図の左側の端部には受光部38bが配設されている。また、図7と図8に示すように、シャッタ部材36の突起部36bは、シャッタ部材36の回転軸から偏心した位置に配設されており、シャッタ部材36の回転に伴って、突起部36bは発光部38aと受光部38bとの間に介在したり離脱したりするようになっている。突起部36bが発光部38aと受光部38bとの間に介在するときは、発光部38aから発せられた光は突起部36bによって遮断されるため受光部38bには達しない(図7に示す状態)。一方、突起部36bが発光部38aと受光部38bとの間から離脱した状態では、発光部38aから発せられた光は受光部38bに達し受光される(図8に示す状態)。このように、本実施形態では、受光部38bでの受光の有無を検知することよって、突起部36bの位置を把握し、シャッタ部材36の回転位置を検知するように構成されている。すなわち、本実施形態の突起部36bは、光センサ38によって検知される被検知部としての機能と、上記駆動力伝達部材37とシャッタ部材36とを連結する連結部材としての機能を兼ねている。
図9と図10は、それぞれ上記シャッタ部材36の他の実施形態を示す図である。
図9に示す実施形態では、本体部36aの内周面に螺旋状の溝36dが形成されている。また、図10に示す実施形態では、本体部36aの内周面に螺旋状の凸部36eが形成されている。この螺旋状の溝36d又は凸部36eは、本体部36aの内周面全体に形成されている場合に限らず、その一部に形成されている場合であってもよい。また、図10に示す実施形態では、螺旋状の凸部36eを本体部36aと一体的に形成しているが、それらを別体で構成し、本体部36a内に螺旋状の部材を貼り付けるなどしてもよい。
また、上記本発明の各実施形態におけるシャッタ部材36は、導電性材料で構成されると共に接地(アース接続)されていることが好ましい。これにより、シャッタ部材36の回転に伴う摩擦帯電を防止することができるので、シャッタ部材36にトナーが付着しにくくなり、トナーの搬送性を向上させることが可能である。
また、シャッタ部材36は、低摩擦性部材又は低摩擦加工された部材で構成されることが好ましい。この場合も、シャッタ部材36に対してトナーが付着しにくくなるので、トナーの搬送性が向上する。
以下、クリーニング装置9の動作について説明する。
図2において、中間転写ベルト10が図の矢印の方向に移動することによって中間転写ベルト10上の残留トナーがブレード30によって掻き取られ除去される。このように、ブレード30をトナー除去手段として用いることにより、安価で確実なクリーニング性を確保できる。しかし、このようなブレード30によるクリーニング方式では、紙粉がブレード30と中間転写ベルト10との間に挟まると、クリーニング不良が発生する虞がある。特に、本実施形態は、中間転写ベルト10に記録用紙が接触する構成となっており、中間転写ベルト10上に紙粉が付着することは避けられない。
そこで、本実施形態では、紙粉がブレード30と中間転写ベルト10との間に挟まるのを防止するために、ブレード30のベルト走行方向上流側(図の下方)に紙粉除去部材としてのブラシローラ31を配設している。このブラシローラ31が走行する中間転写ベルト10と連れ回りすることにより、ブラシローラ31によって中間転写ベルト10上の紙粉が除去される。また、ブラシローラ31に駆動力を与えて回転させてもよい。その場合は、ブラシローラ31を中間転写ベルト10と異なる線速で回転させることにより、紙粉除去性能を向上させることが可能である。また、ブラシローラ31によって紙粉除去と同時にトナーの除去も行うことができるので、ブレード30の負担を軽減し、ブレード30の寿命を延ばすという効果も期待できる。
ブレード30によって除去されたトナーは、回転する搬送スクリュー32によって図4に示すトナー排出部35の排出口35aへ搬送される。ところで、本実施形態では、搬送スクリュー32がトナー排出部35の内面やシャッタ部材36の内面と接触することによる、搬送スクリュー32の駆動性の低下や振動及び騒音を抑制するために、搬送スクリュー32の外径を、トナー排出部35の内径よりも小さくしている(図4参照)。このため、搬送スクリュー32とトナー排出部35との間には隙間が生じている。そして、この隙間においては、トナーに対する搬送スクリュー32の搬送力はほとんど発揮されないため、トナーが滞留し、トナー排出部35の内周面やシャッタ部材36の内周面にトナーが固着しやすい。
特に、中間転写ベルト10の表面をクリーニングするクリーニング装置9においては、中間転写ベルト10上に付着している紙粉や潤滑剤もトナーと一緒に除去されるため、除去したトナー中に紙粉や潤滑剤が混在することによって、トナーが凝集しやすく、トナー搬送路内でトナーの滞留や固着が生じやすい。さらに、本実施形態のようなカラー画像形成装置では、モノクロ画像形成装置に比べてトナー搬送路内を通過する廃トナー量も多くなるので、トナーの滞留や固着が生じやすい傾向にある。
そこで、本実施形態では、上記搬送スクリュー32によるトナー搬送時に、図示しない駆動手段によってシャッタ部材36を回転させて、回転するシャッタ部材36によってトナーをほぐし、シャッタ部材36の周辺部でトナーが滞留するのを防止している。これにより、シャッタ部材36の内周面及びトナー排出部35の内周面にトナーが固着するのを防止できるので、トナー搬送路35b内でのトナー搬送不良や搬送スクリュー32のロック等の不具合が発生することなく、トナー搬送性を良好に維持することができる。
また、シャッタ部材36を回転させている間、シャッタ部材36の開口部36cが排出口35aに対向する位置に配設されたとき(図4参照)、排出口35aが開放されるので、そのときに排出口35aからトナーが排出され、図示しない廃トナー収容器にトナーが回収される。また、シャッタ部材36の回転動作は、連続的又は間欠的に行うことができ、トナー搬送時以外の任意のタイミングで行うことも可能である。
トナー搬送の終了後は、光センサ38によって検知されたシャッタ部材36の回転位置の情報に基づいてシャッタ部材36の回転を停止して、排出口35aがシャッタ部材36によって閉塞された状態にする(図5参照)。これにより、トナー搬送終了後、クリーニング装置9(ケーシング34)を画像形成装置本体から取り外しても、排出口35aからトナーが漏れるのを防止できる。このように、本実施形態では、光センサ38によってシャッタ部材36の回転位置を検知することができるので、シャッタ部材36の回転を所定の位置で停止させて、排出口35aを確実に開閉することが可能である。
また、図9又は図10に示す実施形態のように、シャッタ部材36の内周面に螺旋状の溝36d又は凸部36eを設けている場合は、シャッタ部材36を回転させた際、螺旋状の溝36d又は凸部36eによってシャッタ部材36内のトナーを開口部36cへと導くことができ、トナー搬送性を向上させることが可能である。
以上のように、本発明によれば、シャッタ部材を任意のタイミングで回転させることができるので、シャッタ部材の回転動作がプロセスユニットの着脱動作などに拘束されることがない。このため、トナー搬送路内でトナーが滞留又は固着する前にシャッタ部材を回転させてトナーをほぐすことができ、トナー搬送性を良好に維持することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、特に、本実施形態のように、紙粉等が混在してトナーの滞留や固着が生じやすい中間転写ベルトのクリーニング装置に本発明の構成を適用した場合は、トナーの滞留及び固着の防止効果を顕著に発揮することが可能である。ただし、本発明の構成はそれ以外のクリーニング装置にも適用可能である。例えば、感光体の表面をクリーニングするクリーニング装置に、トナーの搬送口を開閉するためのシャッタ部材が設けてある場合、そのシャッタ部材を回転させることによって同様の作用・効果を発揮することが可能である。
また、本実施形態のように、モノクロ画像形成装置に比べてトナーの滞留や固着が生じやすいカラー画像形成装置に本発明の構成を適用した場合も、トナーの滞留及び固着の防止効果を顕著に発揮することができる。ただし、本発明の構成は、カラー画像形成装置に限らず、モノクロ画像形成装置や、それ以外の、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等にも適用可能である。
また、本発明の構成は、クリーニング装置以外の装置又は部分にも適用可能である。具体的には、画像形成装置内に設けたトナー搬送路において、トナーを搬入又は搬出するための搬送口を開閉するためのシャッタ部材を設けた箇所であれば、本発明の構成を適用可能である。また、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
9 クリーニング装置
10 中間転写ベルト(中間転写体)
30 ブレード(トナー除去手段)
35a 排出口(搬送口)
35b トナー搬送路
36 シャッタ部材
36c 開口部
36d 螺旋状の溝
36e 螺旋状の凸部
38 光センサ(回転位置検知手段)
特開2005−49900号公報

Claims (8)

  1. トナーを搬出するための排出口を設けたトナー搬送路に、前記排出口を開閉するシャッタ部材を設け
    前記シャッタ部材は、内部を通過するトナーを前記排出口へ搬出するための開口部が形成された円筒状部材で構成され、
    円筒状部材がその周方向に回転することで、開口部を排出口に対向する位置に配設した開放状態と、開口部を排出口に対向しない位置に配設した閉鎖状態とに、切換えられるように構成されたトナー搬送装置において、
    前記シャッタ部材を任意のタイミングで回転させることが可能な駆動手段を設け
    前記円筒状部材の内周面に回転動作によってトナーを前記開口部へ導くための螺旋状の溝又は凸部を設けたことを特徴とするトナー搬送装置。
  2. 少なくともトナー搬送時に、前記駆動手段によって前記シャッタ部材を回転させるように構成した請求項1に記載のトナー搬送装置。
  3. 記シャッタ部材の回転位置を検知する回転位置検知手段を備え、当該回転位置検知手段の検知情報に基づいて前記駆動手段を制御可能に構成した請求項1又は2に記載のトナー搬送装置。
  4. 前記シャッタ部材を、導電性材料で構成すると共に接地した請求項1から3のいずれか1項に記載のトナー搬送装置。
  5. 前記シャッタ部材を、低摩擦性部材又は低摩擦加工された部材で構成した請求項1から4のいずれか1項に記載のトナー搬送装置。
  6. クリーニング対象物に付着したトナーを除去するトナー除去手段と、前記トナー除去手段によって除去したトナーを搬送するトナー搬送装置とを備えたクリーニング装置において、
    前記トナー搬送装置として請求項1から5のいずれか1項に記載のトナー搬送装置を備えたことを特徴とするクリーニング装置
  7. 前記クリーニング対象物を、感光体上のトナー画像が転写されると共にその転写された画像を紙に転写する中間転写体とした請求項6に記載のクリーニング装置。
  8. 請求項1から5のいずれか1項に記載のトナー搬送装置、あるいは、請求項6又は7に記載のクリーニング装置を備えたことを特徴とする画像形成装置
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