JP5526794B2 - 画像形成材料、画像形成材料の製造方法、色素含有組成物および色素含有組成物の製造方法 - Google Patents
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そして、その750nm以上1000nm以下の近赤外領域に吸収を有する画像形成材料としては、例えば、ナフタロシアニン色素、スクアリリウム色素、クロコニウム色素などを用いた画像形成材料が挙げられる(例えば、下記特許文献1から6を参照)。
すなわち、請求項1に係る発明は、
下記式(1)で表される構造を有し、Cuターゲットで波長が1.5405ÅのX線照射により測定される粉末X線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)で7°以上37°以下に回折ピークを示さないかまたはブラッグ角(2θ±0.2°)で24.9°に示される回折ピークの半値全幅が1.0°以上であり、且つ体積平均粒径が2nm以上20nm以下であるペリミジン系スクアリリウム色素を含有する画像形成材料である。
前記式(1)で表される構造を有するペリミジン系スクアリリウム色素(a)と界面活性剤(b)とを、(a):(b)の比率(質量比)で1:0.1乃至1:1となるよう混合した混合物を得る混合工程、
前記混合物1リットルに対し、14000Jh/L以上のエネルギーが付与されるよう攪拌して前記ペリミジン系スクアリリウム色素を粉砕する粉砕工程、および、
粉砕された前記ペリミジン系スクアリリウム色素を少なくとも含有する画像形成材料を調製する画像形成材料調製工程、を有する画像形成材料の製造方法である。
前記式(1)で表される構造を有し、Cuターゲットで波長が1.5405ÅのX線照射により測定される粉末X線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)で7°以上37°以下に回折ピークを示さないかまたはブラッグ角(2θ±0.2°)で24.9°に示される回折ピークの半値全幅が1.0°以上であり、且つ体積平均粒径が2nm以上20nm以下であるペリミジン系スクアリリウム色素を含有する色素含有組成物である。
前記式(1)で表される構造を有するペリミジン系スクアリリウム色素(a)と界面活性剤(b)とを、(a):(b)の比率(質量比)で1:0.1乃至1:1となるよう混合した混合物を得る混合工程、
前記混合物1リットルに対し、14000Jh/L以上のエネルギーが付与されるよう攪拌して前記ペリミジン系スクアリリウム色素を粉砕する粉砕工程、および、
粉砕された前記ペリミジン系スクアリリウム色素を少なくとも含有する色素含有組成物を調製する色素含有組成物調製工程、を有する色素含有組成物の製造方法である。
[画像形成材料]
本実施形態に係る画像形成装置は、下記(A)乃至(C)の要件を備えるペリミジン系スクアリリウム色素(以下、単に「特定のペリミジン系スクアリリウム色素」と称する場合がある)を含有する。
(A)下記式(1)で表される構造を有し
(B)Cuターゲットで波長が1.5405ÅのX線照射により測定される粉末X線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)で7°以上37°以下に回折ピークを示さないかまたはブラッグ角(2θ±0.2°)で24.9°に示される回折ピークの半値全幅が1.0°以上であり
(C)体積平均粒径が2nm以上20nm以下である
ここで、上記粉末X線回折スペクトルは、X線回折装置(「D8 DISCOVER」、ブルカー・エイエックスエス株式会社製)を用い、Cuターゲットでλ=1.5405ÅのX線照射による粉末X線回折の測定を行って得られたものである。
ここで、上記体積平均粒径は、動的光散乱式粒度分布測定装置(マイクロトラックUPA9230:日機装社製)を用いて測定された値である。測定法としては、例えば、試料を固形分で2gになるように調整し、これにイオン交換水を添加して、40mlにする。これをセルに適当な濃度になるまで投入し、2分待ったところで測定する。得られたチャンネルごとの粒径を、粒径の小さい方から累積し、体積で累積50%になったところを体積平均粒径とする。
また、回折ピークを示し且つブラッグ角(2θ±0.2°)で24.9°における回折ピークの半値全幅が1.0°未満であると、近赤外光波長領域に吸収の大きなスペクトルが得られず、赤外吸収性に劣る。
また上記体積平均粒径は、10nm以上20nm以下がより望ましい。
なお、本明細書において、「不可視」とは、可視光において、目視により認識されにくい(即ち、理想的には不可視である)ことを意味する。
本実施形態に係る画像形成材料は、後述するように特定のペリミジン系スクアリリウム色素以外の成分を更に含有してもよいが、画像形成材料全体に対する特定のペリミジン系スクアリリウム色素の含有量が0.03質量%以上3質量%以下であることが望ましく、0.1質量%以上1.5質量%以下がより望ましい。
帯電制御剤としては正帯電用のものと負帯電用のものがあり、正帯電用の帯電制御剤としては、例えば、第4級アンモニウム系化合物が挙げられる。また、負帯電用の帯電制御剤としては、例えば、アルキルサリチル酸の金属錯体、極性基を含有したレジンタイプの帯電制御剤等が挙げられる。オフセット防止剤としては、例えば、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン等が挙げられる。
水としては、例えば、イオン交換水、限外濾過水、純水等が挙げられる。
インクジェットプリンター用インク中の有機溶媒の含有率としては、例えば、1質量%以上60質量%以下の範囲が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、アルコールアミン類、アンモニウム塩類、金属水酸化物等が挙げられる。また、比抵抗調製剤としては、例えば、有機塩類、無機塩類が挙げられる。金属封鎖剤としては、例えば、キレート剤等が挙げられる。
ポリマーとしては、例えば、蛋白質、ゴム、セルロース類、シエラック、コパル、でん粉、ロジン等等の天然樹脂;ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ノボラック型フェノール樹脂等の熱可塑性樹脂;レゾール型フェノール樹脂尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ、不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂等が挙げられる。
また、有機溶媒としては、例えば、上記インクジェットプリンター用インクの説明において例示された有機溶媒が挙げられる。
以下、上記本実施形態に係る画像形成材料の製造方法の一例について説明する。
(A)式(1)で表される構造を有し
(B)Cuターゲットで波長が1.5405ÅのX線照射により測定される粉末X線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)で7°以上37°以下に回折ピークを示さないかまたはブラッグ角(2θ±0.2°)で24.9°に示される回折ピークの半値全幅が1.0°以上であり
(C)体積平均粒径が2nm以上20nm以下である
上記(A)乃至(C)の要件を備える前記特定のペリミジン系スクアリリウム色素を含有する本実施形態に係る画像形成材料は、特に限定されるものではないが、以下の(混合工程)、(粉砕工程)および(画像形成材料調製工程)を経ることにより製造される。
前記式(1)で表される構造を有するペリミジン系スクアリリウム色素(a)と界面活性剤(b)とを、(a):(b)の比率(質量比)で1:0.1乃至1:1となるよう混合した混合物を得る工程である。
ペリミジン系スクアリリウム色素(a)に対する界面活性剤(b)の比率が大きいほど、粉砕工程においてエネルギー(例えば、後述のビーズミル加工装置であればビーズミル投入エネルギー)が与えられることによりペリミジン系スクアリリウム色素が凝集よりも微粒子化する方向に調整される傾向にある。一方ペリミジン系スクアリリウム色素(a)に対する界面活性剤(b)の比率が小さいほど、粉砕工程においてエネルギー(例えば、後述のビーズミル加工装置であればビーズミル投入エネルギー)が与えられることによりペリミジン系スクアリリウム色素が微粒子化よりも凝集方向に調整される傾向にある。
即ち、(a):(b)の比率が上記範囲であることにより、ペリミジン系スクアリリウム色素が凝集せずに微粒子化して分散が効率的に進む。ペリミジン系スクアリリウム色素(a)に対する界面活性剤(b)の比率が0.1以上であることにより、凝集せずに微粒子化が効率的に促進され、また上記比率が1以下であることにより、粘度が高くなり過ぎず微粒子化が効率的に促進される。
前記混合物1リットルに対し、14000Jh/L以上のエネルギーが付与されるよう攪拌して、前記式(1)で表される構造を有するペリミジン系スクアリリウム色素を粉砕する工程である。尚、この粉砕工程は、該ペリミジン系スクアリリウム色素を、Cuターゲットで波長が1.5405ÅのX線照射により測定される粉末X線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)で7°以上37°以下に回折ピークを示さないかまたはブラッグ角(2θ±0.2°)で24.9°に示される回折ピークの半値全幅が1.0°以上であり、且つ体積平均粒径が2nm以上20nm以下となるように、付与するエネルギーを調整して粉砕を行う工程である。
即ち、エネルギーの量が上記範囲であることにより、ペリミジン系スクアリリウム色素の粒径が前述の範囲に調整される。
・容器の内径とディスクの外径との比/1:0.65乃至1:0.95
・ディスクの厚み/7mm以上50mm以下
・ディスクの枚数/2枚以上7枚以下
・ディスクの回転数/400rpm以上10000rpm以下
・ビーズの径/0.1mm以上2mm以下
・ビーズ充填率/70体積%以上90体積%以下
・混合物の量/0.3L以上600L以下
・処理時間/10時間以上200時間以下
上記の方法によって得られた前記特定のペリミジン系スクアリリウム色素と、例えば前述の<その他の成分>等を混合することにより、本実施形態に係る画像形成材料が製造される。
次いで、前記混合工程に用いる前記式(1)で表される構造を有するペリミジン系スクアリリウム色素の合成方法について説明する。ペリミジン系スクアリリウム色素は、例えば以下の反応スキームに従って得られる。
以上のようにして、前記式(1)で表される構造を有するペリミジン系スクアリリウム色素が合成される。
本実施形態に係る画像形成材料は、印字被覆率100%の部分において、下記式(4)および(5)で表される条件を満たすことが望ましい。下記式(4)および(5)で表される条件を満たすことで、画像形成材料の色味によらず、情報の不可視性と不可視情報の読み取りやすさとが両立され、不可視情報が記録された記録媒体における長期信頼性が実現される。
式(4):0≦ΔE≦16
式(5):(100−R)≧75
ただし、上記式(4)中、ΔEは下記式(6)で表されるCIE1976L*a*b*表色系における色差を示し、式(5)中、R(単位:%)は前記印字被覆率100%の部分における波長850nmの赤外線反射率を示す。
上記L1、a1、b1、L2、a2、b2は反射分光濃度計を用いて得られる。本実施形態においては、反射分光濃度計として、例えばエックスライト株式会社製、x−rite939を用いて測定される。
前述した特定のペリミジン系スクアリリウム色素は、上記画像形成材料に限られず、例えば、赤外光の吸収により発熱する発熱体や赤外線フィルター等に用いる色素含有組成物に適用しても、優れた赤外吸収性が得られる。
<ペリミジン系スクアリリウム色素の調製:二段階合成>
1,8−ジアミノナフタレン4.843部(98%,30.0mmol)、3,5−ジメチルシクロヘキサノン3.886部(98%,30.2mmol)、p−トルエンスルホン酸一水和物0.01部(0.053mmol)とトルエン45部の混合液を窒素ガスの雰囲気中に攪拌しながら加熱し、5時間還流させた。反応中にできた水を共沸蒸留により除去した。反応終了後、トルエンを蒸留して得られた暗茶色固体はアセトンで抽出し、アセトンとエタノールの混合溶媒から再結晶することにより精製し、乾燥してから、茶色固体7.48部(収率93.6%)を得た。得られた茶色固体の1H−NMRスペクトル(CDCl3)による分析結果を以下に示す。
δ=7.25、7.23、7.22、7.20、7.17、7.15(m,4H,Harom);6.54(d×d,J1=23.05Hz,J2=7.19Hz,2H,Harom);4.62(br s,2H,2×NH);2.11(d,J=12.68Hz,2H,CH2);1.75、1.71、1.70、1.69、1.67、1.66(m,3H,2×CH、CH2);1.03(t,J=12.68Hz,2H,CH2);0.89(d,J=6.34Hz,6H,2×CH3);0.63(d,J=11.71Hz,1H,CH2)
νmax=3487、3429、3336(NH),3053(=C−H),2947(CH3),2914、2902(CH2),2864(CH3),2360,1618、1599、1558、1541(C=C ring),1450、1421、1363(CH3、CH2),1315、1223、1201(C−N),1163、1119(C−O−),941,924,822,783,715cm−1
δ=10.52(m,2H,NH);7.80、7.78(d,2H,Harom);7.35、7.33(m,2H,Harom);7.25(m,2H,NH);6.82、6.80、6.78(m,4H,Harom);6.74、6.72、6.52、6.50(m,2H,Harom);2.17(m,5H,CH2);1.91(m,3H,CH2);1.71(m,2H,CH、CH2);1.15、1.12(m,4H,CH2);0.92、0.91(m,12H,4×CH3);0.66(m,2H,CH2)
m/z=610(M+,100%),611(M++1,47.5%)
C:78.6%(実測値)、78.66%(計算値)
H:6.96%(実測値)、6.93%(計算値)
N:9.02%(実測値)、9.17%(計算値)
O:5.42%(実測値)、5.24%(計算値)
λmax=809nm(テトラヒドロフラン溶液中)
εmax=1.68×105M−1cm−1(テトラヒドロフラン溶液中)
得られたペリミジン系スクアリリウム色素(色素化合物A)85gと、界面活性剤(化合物名:アルキルベンゼンスルホン酸系、2.5%水溶液)415gと、を混合し、ペリミジン系スクアリリウム色素と界面活性剤との比率が1:0.12(質量比)である混合物を得た。
上記混合物を下記規格および下記条件であるビーズミル加工装置(アイメックス株式会社製 SVM−015)に投入し、19000Jh/Lのエネルギーにて粉砕を行い、顔料粒子を得た。
・容器の内径とディスクの外径との比/1:0.7
・ディスクの厚み/10mm
・ディスクの枚数/2枚
・ディスクの回転数/1000rpm
・ビーズの径/0.3mm
・ビーズ充填率/85体積%
・混合物の量/0.5L
・処理時間/16時間
得られた顔料粒子を界面活性剤水溶液中に分散させた分散液(試料濃度0.165質量%)40.4μlと、樹脂(ポリスチレンアクリル酸n−ブチル)を水中に分散させた水溶液(試料濃度40質量%)15μlと、蒸留水5gと、を混合した混合液を、ウルトラタックス(イカジャパン社製)で分散化処理して、混合スラリーとした。得られた混合スラリーにアルミニウム系凝集剤を加えてトナー分散液を調製し、フィルター紙(商品名「GSWP04700」、MILLIPORE社製、孔径:220nm)上にろ過堆積させ、空気中で乾燥して画像形成材料を得た。
得られた画像形成材料に含まれる顔料粒子の粉末X線回折スペクトルおよび体積平均粒径を以下のようにして測定した。
まず、顔料粒子を、粉末X線回折測定用ホルダにセットし、測定を行った。また、顔料粒子を界面活性剤水溶液中に分散させた分散液を粒度分布測定器UPA(日機装社製)を用いて粒度分布を測定した。
得られた顔料粒子の粉末X線回折スペクトルを上記方法により測定した結果を図1に示す。図1に示されたように、顔料粒子の粉末X線回折スペクトルでは、回折ピークが現れなかった。
また、得られた顔料粒子1の体積平均粒径を上記方法により測定した結果を表1に示す。
得られた顔料粒子を界面活性剤水溶液中に分散された分散液を、試料濃度0.001質量%に希釈し、0.1mmガラスセルにセットし、透過スペクトル測定装置(U−4100:Hitachi社製)で透過スペクトルを測定した。測定結果の吸光度(可視域:410nmと赤外域:820nm)と顔料濃度より、モル吸光係数を算出した。
測定した透過スペクトルの結果を図2に示し、且つ410nm(可視光領域)および820nm(赤外光領域)におけるモル吸光係数、並びに410nmにおけるモル吸光係数と820nmにおけるモル吸光係数との比(ε820nm/ε410nm)を表1に示す。
実施例1において、混合工程における界面活性剤の量を5gとし、ペリミジン系スクアリリウム色素と界面活性剤との比率が1:0.06(質量比)である混合物を得た以外は、実施例1と同様にして顔料粒子を得、且つ画像形成材料を得た。
顔料粒子の粉末X線回折スペクトルを実施例1と同様にして測定した結果を図1に示す。図1に示されたように、顔料粒子の粉末X線回折スペクトルでは、14.1°、20.0°、22.0°、23.3°、24.9°に回折ピークが現れた。24.9°に現れた回折ピークの半値全幅を表1に示す。また、顔料粒子の体積平均粒径を実施例1と同様にして測定した結果を表1に示す。
実施例1において、粉砕工程におけるビーズの径を0.3mm、ディスクの回転数を1000rpm、処理時間を4時間とし、付与するエネルギーを4000Jh/Lにした以外は、実施例1と同様にして顔料粒子を得、且つ画像形成材料を得た。
顔料粒子の粉末X線回折スペクトルを実施例1と同様にして測定したところ、顔料粒子の粉末X線回折スペクトルでは、回折ピークが現れなかった。また、顔料粒子の体積平均粒径を実施例1と同様にして測定した結果を表1に示す。
実施例1において、混合工程における界面活性剤の量を200gとし、ペリミジン系スクアリリウム色素と界面活性剤との比率が1:2.4(質量比)である混合物を得た以外は、実施例1と同様にして顔料粒子を得、且つ画像形成材料を得た。
顔料粒子の粉末X線回折スペクトルを実施例1と同様にして測定した結果を図1に示す。図1に示されたように、顔料粒子の粉末X線回折スペクトルでは、14.1°、20.0°、22.0°、23.3°、24.9°に回折ピークが現れた。24.9°に現れた回折ピークの半値全幅を表1に示す。また、顔料粒子の体積平均粒径を実施例1と同様にして測定した結果を表1に示す。
Claims (4)
- 下記式(1)で表される構造を有し、Cuターゲットで波長が1.5405ÅのX線照射により測定される粉末X線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)で7°以上37°以下に回折ピークを示さないかまたはブラッグ角(2θ±0.2°)で24.9°に示される回折ピークの半値全幅が1.0°以上であり、且つ体積平均粒径が2nm以上20nm以下であるペリミジン系スクアリリウム色素を含有する画像形成材料。
- 下記式(1)で表される構造を有するペリミジン系スクアリリウム色素(a)と界面活性剤(b)とを、(a):(b)の比率(質量比)で1:0.1乃至1:1となるよう混合した混合物を得る混合工程、
前記混合物1リットルに対し、14000Jh/L以上のエネルギーが付与されるよう攪拌して前記ペリミジン系スクアリリウム色素を粉砕する粉砕工程、および、
粉砕された前記ペリミジン系スクアリリウム色素を少なくとも含有する画像形成材料を調製する画像形成材料調製工程、を有する画像形成材料の製造方法。
- 下記式(1)で表される構造を有し、Cuターゲットで波長が1.5405ÅのX線照射により測定される粉末X線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)で7°以上37°以下に回折ピークを示さないかまたはブラッグ角(2θ±0.2°)で24.9°に示される回折ピークの半値全幅が1.0°以上であり、且つ体積平均粒径が2nm以上20nm以下であるペリミジン系スクアリリウム色素を含有する色素含有組成物。
- 下記式(1)で表される構造を有するペリミジン系スクアリリウム色素(a)と界面活性剤(b)とを、(a):(b)の比率(質量比)で1:0.1乃至1:1となるよう混合した混合物を得る混合工程、
前記混合物1リットルに対し、14000Jh/L以上のエネルギーが付与されるよう攪拌して前記ペリミジン系スクアリリウム色素を粉砕する粉砕工程、および、
粉砕された前記ペリミジン系スクアリリウム色素を少なくとも含有する色素含有組成物を調製する色素含有組成物調製工程、を有する色素含有組成物の製造方法。
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