JP5524580B2 - アンテナ装置、及びこれを有する無線通信装置 - Google Patents

アンテナ装置、及びこれを有する無線通信装置 Download PDF

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Description

本発明は、アンテナ装置、及びこれを有する無線通信装置に関し、特に移動体通信端末に用いられるアンテナ装置、及びこれを有する無線通信装置に関する。
近年、無線通信装置には複数の無線通信システムに対応する無線通信機能が搭載され、アンテナには小型化や複数の周波数帯あるいは広帯域に動作するアンテナが求められている。
そこで、複数の周波数で動作するアンテナ装置として周波数帯域を可変するチューナブル・アンテナ(Tunable antenna)がある。例えば、モノポール・アンテナ(Monopole antenna)の給電部分に複数の異なる長さの導体線路を組み合わせた構成からなる調整回路を設けることにより、周波数帯域を可変するアンテナ装置を実現しようとするものがある(例えば、特許文献1参照)。また、アンテナ装置の寄生素子に接続された選択回路を切り替えることで、モノポール・アンテナとの容量性結合を切り替え、共振周波数を可変しようとするものもある(例えば、特許文献2参照)。
国際公開第07/042615号パンフレット 特表2009−510900号公報
しかし、上述した先行技術によるチューナブル・アンテナは、複数の異なる長さの導体線路をスイッチで切り替えることにより周波数帯域を可変しているが、可変する周波数帯域の数に応じた導体線路が必要となる。そのため、可変周波数帯域の数が増えた場合、構造が大きくなり小型化が難しくなるという問題がある。また、寄生素子に選択回路を接続してスイッチで切り替えることにより周波数帯域を可変する場合にも、可変周波数帯域の数が増えた場合に、寄生素子の数を増やす必要があり、構造が大きくなり小型化が難しいという問題がある。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、利用する周波数帯域が増えた場合にもアンテナ装置の構造を大きくすることなく小型化が可能であり、且つ、所望の周波数帯域に共振周波数を容易に可変することを目的とするものである。
本発明の一実施形態に係るアンテナ装置は、誘電体と、前記誘電体の側部に配置された逆L型アンテナと、前記誘電体の一方の面及び他方の面に対向して各々配置され、部材の少なくとも一部が分離した形状を有する複数の導電性部材と、を備え、前記複数の導電性部材は、各々複数の部材を有し、該複数の部材の間に該部材間を導通及び切断する複数のスイッチを有することを特徴とする。本発明の一実施形態に係るアンテナ装置によれば、共振周波数を所望の周波数帯域に容易に可変することができる。
また、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置は、前記導電性部材の分離した部分が開口部を形成し、前記導電性部材の長さはインダクタンス成分を形成し、前記開口部の大きさはキャパシタンス成分を形成し、前記複数の導電性部材は、前記インダクタンス成分と前記キャパシタンス成分を含むLC共振回路を形成し、前記複数のスイッチは、開閉動作により前記複数の部材間を導通又は切断して、前記導電性部材毎に前記複数の部材を接続する接続数を変更して前記複数の導電性部材の前記インダクタンス成分を変更してもよい。本発明の一実施形態に係るアンテナ装置によれば、所望の周波数帯域において動作させることができる。
また、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置は、利用する無線通信周波数帯域に応じて前記複数のスイッチの各開閉動作を制御して前記複数の導電性部材の前記インダクタンス成分を変更する制御部を備え、前記制御部は、無線通信信号の周波数を検出し、検出した周波数に応じて前記複数のスイッチの開閉動作を制御してもよい。本発明の一実施形態に係るアンテナ装置によれば、所望の周波数帯域に自動的に同調させることができる。
また、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置は、前記複数のスイッチは、前記複数の部材の間を電気的に導通及び切断してもよい。本発明の一実施形態に係るアンテナ装置によれば、スイッチの開閉動作を高速化し、ノイズを低減させることができる。
また、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置は、前記複数の導電性部材は、前記誘電体の一方の面及び他方の面に接着されて形成されてもよい。本発明の一実施形態に係るアンテナ装置によれば、設計変更に容易に対応することができる。
また、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置は、前記複数の導電性部材は、前記誘電体の一方の面及び他方の面にエッチング法により形成されてもよい。本発明の一実施形態に係るアンテナ装置によれば、設計変更に容易に対応することができる。
また、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置は、前記誘電体は、薄板状であってもよい。本発明の一実施形態に係るアンテナ装置によれば、アンテナ装置を無線通信機器等に実装可能な形態に成形することが容易になる。
また、本発明の一実施形態に係る無線通信装置は、上述したアンテナ装置を備えることを特徴とする。本発明の一実施形態に係る無線通信装置は、各種通信方式に容易に対応することができる。
上述のように本発明の一実施形態に係るアンテナ装置およびこれを備える無線通信装置によれば、利用する周波数帯域が増えた場合にもアンテナ装置の構造を大きくすることなく小型化が可能であり、且つ、所望の周波数帯域に共振周波数を容易に可変することができる。
本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の概要を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナ装置全体の構成例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナ装置のSRRの構成例を示す平面図であり、(a)は誘電体の表面に形成されたSRRの構成例を示し、(b)は誘電体の裏面に形成されたSRRの構成例を示す平面図である。 図2に示されたアンテナ装置の誘電率の特性を示す図である。 図2に示されたアンテナ装置の透磁率の特性を示す図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナ装置を有する無線通信装置の回路構成を示すブロック図である。 図2に示されたアンテナ装置のLTEの周波数帯を可変した場合のVSWRの周波数特性例を示す図である。 図2に示されたアンテナ装置のGSMの周波数帯を可変した場合のVSWRの周波数特性例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナ装置のSRRの他の形状を例示する平面図であり、(a)は多角形状の一部が分離された形状を示し、(b)は四角形状の一部が分離された形状を示し、(c)はリング形状の一部が分離された形状を示す平面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施形態として図を参照しつつ説明を行う。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の概要を示す平面図である。本発明の一実施形態に係るアンテナ装置は、SRR(Split Ring Resonator;分割リング共振器)の共振周波数付近の材料特性を利用して、SRRを構成する導体上にスイッチを配置してスイッチのON/OFFを切り替えることにより、アンテナ装置の小型化、及び所望の周波数帯域の共振周波数を可変することを目的とするものである。なお、ここで、SRRとは、少なくとも一部が分離された金属(導電性部材)からなる構造体であり、後述するSRRの特性を発現するものとする。
図1に示すアンテナ装置100は、第1SRR101と、第2SRR102と、誘電体103と、エレメント(Element)導体104と、給電点105と、グラウンド導体106とを含む。エレメント導体104は、逆L形状に形成され、逆L型アンテナ(Inverted−L antenna)を構成する。また、エレメント導体104は、給電点105を介してグラウンド導体106と接続され、誘電体103は、グラウンド導体106とエレメント導体104との間に配置される。誘電体103は、薄板状に形成されてもよく、誘電体103の一方の面と他方の面とに対向して、それぞれ第1SRR101と第2SRR102とが配置される。
第1SRR101と、第2SRR102とは、矩形形状の一部が分離された第1開口部101aと第2開口部102aとを有する形状に形成される。但し、矩形形状に限定されず、多角形状またはリング形状の少なくとも一部が分離された形状に形成されてもよい。第1SRR101と、第2SRR102とは、誘電体103を挟んで第1開口部101aと第2開口部102aとが反対側に位置し、互い違いとなるように配置される。例えば、第1SRR101の第1開口部101aが誘電体103の表面において右側に位置する場合は、第2SRR102の第2開口部102aは誘電体103の裏面において誘電体103を挟んで左側に位置する。なお、第1SRR101と、第2SRR102とは、同じ形状であってもよく、異なる形状であってもよい。
図2は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置200全体の構成例を示す。アンテナ装置200における誘電体203は、矩形の薄板状に形成され、その表面と裏面とに、第1SRR201と第2SRR202とが配置されている。図2に図示したように、第1SRR201と第2SRR202とは、それぞれ矩形形状の一辺が分離された部分である第1開口部201aと第2開口部202aとを有して同一形状に形成され、第1開口部201aと第2開口部202aとが誘電体203を挟んで反対側に位置するように配置される。
図3は、図2に示すアンテナ装置200の第1SRR201及び第2SRR202の構成例を示す平面図であり、(a)は誘電体203の表面に形成された第1SRR201の構成例を示し、(b)は誘電体203の裏面に形成された第2SRR202の構成例を示す。
図2及び図3に図示したように、第1SRR201及び第2SRR202は、SRRを構成する導体上に、複数のスイッチが配置される。本発明の実施の形態に係るスイッチは、例えば、MEMSスイッチ、リレー等のスイッチ、又はバリキャップダイオード等の可変容量素子から構成されてもよい。また、本発明の実施の形態に係るスイッチは、ON/OFFを切り替える開閉動作により、第1SRR201及び第2SRR202における配置部分の導体間を機械的に又は電気的に導通又は切断する。導体間を電気的に導通又は切断するスイッチを用いた場合には、開閉動作を高速化し、ノイズを低減させることも可能である。なお、本発明の実施の形態に係るスイッチの動作及び回路構成の詳細については、後述する。
本発明の一実施形態として、図3(a)に図示したように、第1SRR201は、複数の部材201b、201c、201d、201e、201f、201g、201hを有し、部材201bと部材201cとの間にスイッチSW1aが配置され、部材201cと部材201dとの間にスイッチSW2aが配置され、部材201dと部材201eとの間にスイッチSW3aが配置され、部材201eと部材201fとの間にスイッチSW3bが配置され、部材201fと部材201gの間にスイッチSW2bが配置され、部材201gと部材201hの間にスイッチSW1bが配置される。6つのスイッチSW1a、SW1b、SW2a、SW2b、SW3a、SW3bは、それぞれ開閉動作により、複数の部材201b、201c、201d、201e、201f、201g、201h間を導通又は切断させ、部材間を接続する接続数を変更する。
また、本発明の一実施形態として、図3(b)に図示したように、第2SRR202は、複数の部材202b、202c、202d、202e、202fを有し、部材202bと部材202cとの間にスイッチSW4aが配置され、部材202cと部材202dとの間にスイッチSW5aが配置され、部材202dと部材202eとの間にスイッチSW5bが配置され、部材202eと部材202fとの間にスイッチSW4bが配置される。4つのスイッチSW4a、SW4b、SW5a、SW5bは、それぞれ開閉動作により、複数の部材201b、201c、201d、201e、201f、201g、201h間を導通又は切断させ、部材間を接続する接続数を変更する。
また、本発明の一実施形態として、図3に図示したように、第1SRR201のY方向へ延びる2つの線形状の導体上に、スイッチSW1aと対向する位置にスイッチSW1bが、スイッチSW2aと対向する位置にスイッチSW2bが、スイッチSW3aと対向する位置にスイッチSW3bが配置され、第2SRR202のY方向へ延びる2つの線形状の導体上に、スイッチSW4aと対向する位置にスイッチSW4bが、スイッチSW5aと対向する位置にスイッチSW5bが配置されてもよい。なお、本発明の実施の形態においては、仕様に応じて配置されるスイッチの数及び位置は適宜変更してもよい。
次に、図4及び図5を参照して、本発明の実施の形態に係るアンテナ装置の特性について説明する。図4は、図2に示されたアンテナ装置200の誘電率特性を示す図であり、図5は、図2に示されたアンテナ装置200の透磁率特性を示す図である。各々実部(Real)と虚部(Imaginary)の特性を示している。以下、これらの特性に関わるSRRの一般的な特性について説明する。
(SRRの特性)
一般に、SRRはリングの一部に「Split(分割)」をもつ同心円の二つの金属リングから構成される。「2重リングSRR」と呼ばれる金属構造であり、この一つの構成要素が磁気応答を示す人工原子として動作する。この構造によれば、リング部分には、インダクタンス成分(L)を、二つのリング間の間隔部分にはキャパシタンス成分(C)を組み込むことができる。ここで、リングを含む平面に対して垂直な磁場成分をもつ電磁波(入射磁場)が入射すると、リング上に入射磁場を打ち消す反抗磁場を作り出す誘導電流(J)が電磁誘導の原理に従い誘起される。次に、この誘導電流は各リングに沿って流れるが、リングの一部に設けられた分割のためにその流れが遮られ、内側と外側のリング間に等しい量の正負の電荷が蓄積する。そしてこれらの電荷が、リング間のキャパシタンスを介して内側から外側(外側から内側)のリングへと流れることで、「2重リングSRR」の構造内にLC共振の閉回路が構成される。このとき、SRRの共振周波数は、主に構造のもつCとLとによって、次式1のように与えられる。

この共振周波数付近において大きな誘導電流が誘起され、さらに大きな反抗磁場が作り出されることで、SRRで構成されたメタマテリアルの巨視的な透磁率が大きく変化する。SRRの共振周波数に近い周波数をもつ電磁波が入射すると、その電磁波はSRRに共鳴的に吸収される。このとき、吸収に対応する透磁率の虚部(Imaginary)は増大するが、同時に透磁率の実部(Real)も変化する。実部の変化量は、虚部の変化量が大きいほど、すなわち、SRRのQ値が高いほど大きくなり、適切な条件を整えると、共振周波数の高周波数側に負の透磁率を実現することができる。
以上のように、SRRは磁気駆動のLC共振回路がその動作原理となっており、共振器構造の設計次第で、所望の動作周波数に磁気応答を示すメタマテリアルを作り出すことができる。
次に、上述のSRRの特性を利用した本発明の実施の形態に係るアンテナ装置の具体的な特性について説明する。
このSRRの特性を利用して、図2に示したアンテナ装置200は構成されている。例えば、アンテナ装置200はSRRの特性として、図4に示す誘電率特性と、図5に示す透磁率特性を有している。これらの特性を有するアンテナ装置200において、所望の周波数帯域付近で波長短縮効果を得るための、構成上の調整要件について、以下に説明する。
逆L型アンテナは、自由空間においてその長さが概ね1/4波長となる周波数で動作する。そのため、逆L形状のエレメント導体を誘電体上に形成した場合、その誘電体の材料定数に対応した波長短縮効果の影響を受ける。
図2に示すアンテナ装置200は、誘電体203上に形成された逆L形状のエレメント導体204とグラウンド導体206との間に第1SRR201と第2SRR202とを配置することにより、誘電体の材料定数とSRRの共振周波数付近での実効透磁率の変化を掛け合わせて、大きな波長短縮効果を得ることを目的としている。
一般に位相速度Vpは次式2で表される。

cは真空中の光速、μγは媒質の比透磁率、εγは媒質の比誘電率である。つまり、材料定数に応じて、次式3の波長短縮効果があるため、誘電体の材料定数に対してSRRの共振周波数付近での実効透磁率の変化を掛け合わせた波長短縮効果を得ることができる。
よって、図2に示すアンテナ構成によれば、第1SRR201及び第2SRR202の導体長を調整することにより、図4及び図5に示すようなLTEの周波数帯域付近で共振し、この周波数付近で実効透磁率が大きく変化する特性を得ることができる。ここで、LTEとは、携帯電話の高速なデータ通信仕様の一つであり、第3世代携帯電話方式である「W−CDMA」方式の標準化団体3GPPにおいて、「LTE(Long Term Evolution)」と呼ばれ、標準化が進められている次世代の通信システムであり、例えば、700MHzの周波数帯を利用するものである。
次に、上述の特性を利用したアンテナ装置を有する本発明の一実施形態に係る無線通信装置の回路構成を、図6を参照して説明する。図6は、アンテナ装置303を有する無線通信装置300の回路構成を示すブロック図である。
本発明の一実施形態に係る無線通信装置300は、第1SRR301及び第2SRR302の形成されたアンテナ装置303と、通信部304と、操作部305と、表示部306と、制御部307とを有する。
通信部304は、制御部307の制御の下に、外部の通信システムや基地局(図示せず)との各種の制御信号やデータ信号を、アンテナ装置303を介して送受信すると共に、受信信号を制御部307に出力する。制御部307は、CPU、ROM、及びRAMと、通信部304、操作部305、及び表示部306と信号の入出力をそれぞれ行うインタフェース回路等から構成されており、ROMに記憶された制御プログラムに基づいて無線通信装置300の全体動作を制御する。制御部307は、例えば、操作部305から入力された信号を受け、表示部306に所定の画像を表示させ、通信部304にデータ送受信等の動作を行わせる。
また、制御部307は、通信部304により受信される無線通信信号の周波数を検出し、検出した周波数に応じて第1SRR301及び第2SRR302に配置された複数のスイッチの各ON/OFF動作を制御する。複数のスイッチは、複数の配線L1及びL2により制御部307と接続され、制御部307からの制御信号を受けてON/OFF動作が制御される。本実施の形態では、制御部307は、LTEに対応する無線通信信号の周波数を検出した場合は、第1SRR301に配置された複数のスイッチのON/OFF動作を制御し、GSMに対応する無線通信信号の周波数を検出した場合は、第2SRR302に配置された複数のスイッチのON/OFF動作を制御して、アンテナ装置303の後述するVSWRの周波数特性をLTE又はGSMに対応する周波数特性に調整する。なお、ここで、GSM(Global System for Mobile Communications)とは、携帯電話に使われている無線通信方式の一つであり、850MHz、900MHz等の周波数帯を利用するものである。
次に、図6に示した無線通信装置300におけるアンテナ装置303の動作について、図7及び図8を参照して説明する。図7は、アンテナ装置303がLTEに対応する周波数帯域で動作する場合のVSWR特性を示し、図8は、アンテナ装置303がGSMに対応する周波数帯域で動作する場合のVSWR特性を示す。
まず、図7を参照して、LTEの周波数帯域でのアンテナ装置303の動作について説明する。図7に示す動作(A)〜(D)は、第1SRR301に配置されたスイッチの動作である。なお、第1SRR301に配置されたスイッチが動作しているとき、第2SRR302に配置された全てのスイッチは、ON状態であるものとする。
図7に示す動作(A)は、第1SRR301の導体上に配置された全てのスイッチSW1a、SW1b、SW2a、SW2b、SW3a、SW3bをONにした場合の動作である。このとき、第1SRR301の導体長が最も長くなる。図7に示すグラフを参照すると、動作(A)によれば、動作(B)〜(D)と比較して、アンテナ装置303の共振周波数帯域は最も低域側に設定される。
図7に示す動作(B)は、第1SRR301の導体上に配置されたスイッチSW1a、SW1bをOFFとし、スイッチSW2a、SW2b、SW3a、SW3bをONとした場合の動作である。このとき、第1SRR301の導体長は、動作(A)のときの導体長よりも短くなる。図7に示すグラフを参照すると、動作(B)によれば、動作(A)と比較して、アンテナ装置303の共振周波数帯域はより高域側にシフトされる。
図7に示す動作(C)は、第1SRR301の導体上に配置されたスイッチSW1a、SW1b、SW2a、SW2bをOFFとし、スイッチSW3a、SW3bをONとした場合の動作である。このとき、第1SRR301の導体長は、動作(A)及び(B)のときの導体長よりも短くなる。図7に示すグラフを参照すると、動作(C)によれば、動作(B)と比較して、アンテナ装置303の共振周波数帯域はより高域側にシフトされる。
図7に示す動作(D)は、第1SRR301の導体上に配置された全てのスイッチSW1a、SW1b、SW2a、SW2b、SW3a、SW3bをOFFとした場合の動作である。このとき、第1SRR301の導体長が最も短くなる。図7に示すグラフを参照すると、動作(D)によれば、動作(A)〜(C)と比較して、アンテナ装置303の共振周波数帯域は最も高域側にシフトされる。
以上の動作(A)〜(D)に示したスイッチの動作により、第1SRR301の長さを徐々に短くしてインダクタンス成分を小さくすることにより、アンテナ装置303の共振周波数帯域は、LTEの周波数帯域内において低域側から高域側に変更することが可能である。
次に、図8を参照して、GSMの周波数帯域でのアンテナ装置303の動作について説明する。図8に示す動作(E)〜(G)は、第2SRR302に配置されたスイッチの動作である。なお、第2SRR302に配置されたスイッチが動作しているとき、第1SRR301に配置された全てのスイッチは、ON状態であるものとする。
図8に示す動作(E)は、第2SRR302の導体上に配置された全てのスイッチSW4a、SW4b、SW5a、SW5bをOFFにした場合の動作である。このとき、第2SRR302の導体長が最も短くなる。図8に示すグラフを参照すると、動作(E)によれば、動作(F)及び(G)と比較して、アンテナ装置303の共振周波数帯域は最も高域側に設定される。
図8に示す動作(F)は、第2SRR302の導体上に配置されたスイッチSW4a、SW4bをOFFとし、スイッチSW5a、SW5bをONとした場合の動作である。このとき、第2SRR302の導体長は、動作(E)のときの導体長よりも長くなる。図8に示すグラフを参照すると、動作(F)によれば、動作(E)と比較して、アンテナ装置303の共振周波数帯域はより低域側にシフトされる。
図8に示す動作(G)は、第2SRR302の導体上に配置された全てのスイッチSW4a、SW4b、SW5a、SW5bをONとした場合の動作である。このとき、第2SRR302の導体長が最も長くなる。図8に示すグラフを参照すると、動作(G)によれば、動作(E)及び(F)と比較して、アンテナ装置303の共振周波数帯域が最も低域側にシフトされる。
以上の動作(E)〜(G)に示したスイッチの動作により、第2SRR302の長さを徐々に長くしてインダクタンス成分を大きくすることにより、アンテナ装置303の共振周波数帯域は、GSMの周波数帯域内において高域側から低域側に変更することが可能である。
よって、第1SRR301の導体上に配置されたスイッチのON/OFF動作を切り替えるだけで、LTEの周波数帯域内でVSWR特性を容易に可変することができる。また、第2SRR302の導体上に配置されたスイッチのON/OFF動作を切り替えるだけで、GSMの周波数帯域内でVSWR特性を容易に可変することができる。これにより、誘電体の一方の面と他方の面とに形成した、第1SRR301と第2SRR302とで、独立して所望の周波数帯域に共振周波数を調整することが可能になった。
以上より、本発明によれば、SRR導体上にスイッチを配置してON/OFFを切り替えることにより、所望の周波数帯域において共振周波数を可変することが可能である。また、SRR導体上にスイッチを配置してON/OFFを切り替えることで周波数帯域を可変しているため、利用する無線通信システムの周波数帯の数が増えた場合でもアンテナ装置の構造が大きくなることは無く、小型化したまま複数の無線通信システムに適用可能な無線通信装置を提供できる。
なお、本実施の形態の無線通信装置300では、第1SRR301及び第2SRR302に配置された複数のスイッチのON/OFF動作を切り替えて、LTE周波数帯域内又はGSM周波数帯域内において共振周波数を可変させる動作について説明した。この共振周波数の可変動作を利用することにより、無線通信装置300においてオートチューニング動作を行うことも可能である。この場合、初期状態として、例えば、第1SRR301及び第2SRR302に配置された複数のスイッチを全てON状態又は全てOFF状態にしておく。そして、制御部307は、複数のスイッチのON/OFF動作を切り替えて、第1SRR301及び第2SRR302の導電体の長さを徐々に変更して、共振周波数を低域側又は高域側に徐々にシフトさせて、所望の無線通信信号に自動的に同調するようにしてもよい。
次に、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置のSRRの他の形状について、図9を参照して説明する。図9(a)は多角形状の一部が分離された開口部401aを有するSRR401の形状を示し、(b)は四角形状の一部が分離された開口部402aを有するSRR402の形状を示し、(c)はリング形状の一部が分離された開口部403aを有するSRR403の形状を示す。なお、上述したSRRの特性を実現できる形状であれば、これに限定されない。また、図9(a)に示すように、SRR401は、複数の部材401b、401c、401d、401e、401fを有し、部材401bと部材401cとの間にスイッチSW7aが配置され、部材401cと部材401dとの間にスイッチSW6aが配置され、部材401dと部材401eとの間にスイッチSW6bが配置され、部材401eと部材401fとの間にスイッチSW7bが配置されてもよい。図9(b)に示すように、SRR402は、複数の部材402b、402c、402d、402e、402fを有し、部材402bと部材402cとの間にスイッチSW9aが配置され、部材402cと部材402dとの間にスイッチSW8aが配置され、部材402dと部材402eとの間にスイッチSW8bが配置され、部材402eと部材402fとの間にスイッチSW9bが配置されてもよい。図9(c)に示すように、SRR403は、複数の部材403b、403c、403d、403e、403fを有し、部材403bと部材403cとの間にスイッチSW11aが配置され、部材403cと部材403dとの間にスイッチSW10aが配置され、部材403dと部材403eとの間にスイッチSW10bが配置され、部材403eと部材403fとの間にスイッチSW11bが配置されてもよい。これにより、図6に示したアンテナ装置303と同様に、図9に図示したSRR401、402、403をアンテナ装置に用いることにより、共振周波数の可変動作が可能となる。なお、これらのスイッチは、仕様に応じて配置される数及び位置は適宜変更してもよい。
なお、本発明の一実施形態に係る図2に示したアンテナ装置200は、逆L字形状のエレメント導体204と、グラウンド導体206との間に位置する誘電体203の表裏面に、第1SRR201と、第2SRR202とをそれぞれ形成することにより実現することができるため、簡易な製造方法とすることができる。例えば、誘電体203の表裏面をエッチングして、第1SRR201及び第2SRR202を形成してもよく、また、単に誘電体203の表裏面に第1SRR201及び第2SRR202を貼り付けて形成してもよい。これらの簡易な製造方法により、アンテナ装置200を所望の周波数帯域で動作させるように設計変更が発生した場合にも、容易に対応することができるため、コストを削減して製造することが可能となる。
また、本発明の一実施形態に係る誘電体203は、フレキシブルな誘電体フィルム等から形成してもよい。誘電体203をフレキシブルな誘電体フィルム基板で製作した場合には、誘電体203は折り曲げることが可能となるため、無線通信機器に実装可能な形態に成形することが容易となる。なお、誘電体203以外にもエレメント導体204やグラウンド導体206をフレキシブルな素材で形成してもよい。
以上より、本発明によれば、逆L形状のエレメント導体とグラウンド導体との間に誘電体の表裏面に形成したSRRを配置し、SRR導体上にスイッチを配置してON/OFFを切り替えることにより、所望の周波数帯域において共振周波数を可変することができる。また、利用する無線通信システムの周波数帯の数が増えた場合でもアンテナ装置の構造が大きくなることは無く、小型化したまま複数の無線通信システムに適用可能な無線通信装置を提供できる。
本発明に係るアンテナ装置は、携帯電話やパーソナルコンピュータなどを含む各種の移動体情報端末に用いるアンテナ装置に適用することができる。
100、200、303 アンテナ装置
101、201、301 第1SRR
102、202、302 第2SRR
103、203 誘電体
104、204 エレメント導体
105、205 給電点
106、206 グラウンド導体

Claims (8)

  1. 誘電体と、
    前記誘電体の側部に配置された逆L型アンテナと、
    前記誘電体の一方の面及び他方の面に対向して各々配置され、部材の少なくとも一部分離した部分が開口部を形成する形状を有する複数の導電性部材と、を備え、
    前記複数の導電性部材は、各々複数の部材を有し、該複数の部材の間に該部材間を導通及び切断する複数のスイッチを有することを特徴とするアンテナ装置。
  2. 記導電性部材の長さはインダクタンス成分を形成し、前記開口部の大きさはキャパシタンス成分を形成し、
    前記複数の導電性部材は、前記インダクタンス成分と前記キャパシタンス成分を含むLC共振回路を形成し、
    前記複数のスイッチは、開閉動作により前記複数の部材間を導通又は切断して、前記導電性部材毎に前記複数の部材を接続する接続数を変更して前記複数の導電性部材の前記インダクタンス成分を変更することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 利用する無線通信周波数帯域に応じて前記複数のスイッチの各開閉動作を制御して前記複数の導電性部材の前記インダクタンス成分を変更する制御部を備え、
    前記制御部は、無線通信信号の周波数を検出し、検出した周波数に応じて前記複数のスイッチの開閉動作を制御することを特徴とする請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記複数のスイッチは、前記複数の部材の間を電気的に導通及び切断することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記複数の導電性部材は、前記誘電体の一方の面及び他方の面に接着されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記複数の導電性部材は、前記誘電体の一方の面及び他方の面にエッチング法により形成されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記誘電体は、薄板状であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のアンテナ装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか一項に記載のアンテナ装置を備えることを特徴とする無線通信装置。
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