JP5524430B1 - インキの中間調の色彩値予測システム、方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
上記包装印刷は、様々な食品、生活用品及び消費財などの包装物に図柄を印刷するものである。この包装印刷には、メーカーもしくはメーカーのブランドなどを印象づけるための色、すなわちコーポレートカラー(Corporate Color)やイメージカラー(Image Color)のインクが多用されている。
一方、包装印刷において、写真やイラストなどの画像部分は、上記プロセスカラーの各々に対応したインキであるプロセスインキと呼ばれるCMYKの4色の単色インキの掛け合わせにより印刷されている。
このため、プロセスインキを用い、オフセット印刷に用いる製版データを作製する段階における作画ソフトウェア上において、この製版データを実際に印刷される結果に近い、高い精度で再現した色によってディスプレイ上に表示することができるため、デザイナーが中間調の調整を行える環境が整っている。
そのため、特色インキの中間調の濃度あるいは色彩値を予測し、カラー出力装置(DDCP:Direct Digital Color Proofing)用の単色インキ(CMYK)の掛け合わせに変換するインキの中間調の色彩値予測システムがある(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、プロセスインキと同様に、ベタ濃度で印刷した印刷物を測定器により測定した分光反射濃度を、ベタ濃度として(1)式に代入し、網点で印刷した印刷物の予測される濃度を算出する。
また、特殊インキの色を8色の分類にカテゴリ分けし、各々のカテゴリにおいて一つの色を用いて、中間調(網点面積率が例えば75%、50%、25%など)の印刷物の分光反射濃度を予め測定器で測定する。
そして、同一のカテゴリにある色に対しては、(1)式で算出した分光反射濃度を、上述した変換関数により変換し、中間調の色度Labを予測値として求める。
最終的には、色度LabとDDCP用のプロセスインキの単色CMYKの掛け合わせとの対応を示すルックアップテーブルから、予測した色度Labに対するプロセスインキの掛け合わせを出力する。
また、特許文献1においては、特色インキのカテゴリ毎に、算出した分光反射濃度から色度を求める変換式の組を作成しておく必要がある。
さらに、特色インキは、調整した色であるため、無限に色の種類があり、上述した手法において、高い精度で特色インキ各々の中間調を予測することは不可能である。
これにより、本発明によれば、従来のように、予め網点面積率を変化させた印刷物を作成する行程を設ける必要が無く、かつこの印刷物から分光反射濃度を測定し、測定した分光反射濃度を色度に変換する変換式を生成する行程を設ける必要がなく、特色インキの全てにおいてデザイナーが調整したい中間調の色彩値を高い精度にて、簡易に予測することができる。
図1は、分光反射率と分光反射濃度との関係を説明する図である。図1(a)は、藍色の特色インキの測定波長(波長λ)と分光反射率R(λ)との対応を示し、縦軸が分光反射率の数値であり、横軸が波長である。図1(b)は、図1(a)における藍色の特色インキの波長と、分光反射濃度R(λ)との対応を示し、縦軸が分光反射濃度Dsであり、横軸が波長である。この図1(b)において、分光反射濃度Dsは、図1(a)における分光反射率R(λ)の逆数1/R(λ)の対数(常用対数;log)として算出した数値log(1/R(λ))である。また、図1は、藍色の特色インキを100%から5%まで段階的に希釈してベタ濃度(ベタ塗りした場合の分光反射濃度)として示したそれぞれのグラフとなっている。
特色インキのベタ濃度の分光反射率R(λ)を人間の認識できる光の波長の範囲内において、例えば380nm〜730nmの波長範囲で測定する。このとき、特色インキの分光反射率R(λ)の測定において、測定する試料としては、特色インキをアート紙などの用紙にベタで印刷された印刷物を試料として用いる。
そして、この波長範囲内における最小の値の分光反射率R(λ)を、この特色インキのベタ濃度における分光反射率R100(λmin)として抽出する。ここで、λminは、ベタ濃度の分光反射率R100(λ)が最小の値となる波長λを示している。
また、特色インキをベタ濃度で印刷した用紙の非印刷部分の分光反射率Rpaper(λ)の測定を、380nm〜730nmの波長範囲で行い、上記波長λminと同一の波長における分光反射率を抽出する。
測定した分光反射率R100(λ)の逆数の対数log(1/R100(λ))を算出し、算出結果を特色インキのベタ濃度である分光反射濃度D100とする。ただし、この時点においては、印刷された用紙そのものの分光反射濃度を含む数値となっている。
また、抽出した分光反射率Rpaper(λ)の逆数の対数log(1/Rpaper(λ))を算出し、算出結果を特色インキがベタで印刷された用紙の分光反射濃度とする。上述したように、用紙の分光反射率Rpaper(λ)は、ベタ濃度の分光反射率R100(λ)が最小の値となる波長λminにおける値が用いられる。
以下に示す(2)式により、用紙に印刷した特色インキの分光反射濃度D100から、用紙の分光反射濃度log(1/Rpaper(λ))減算し、特色インキのみのベタ濃度D100の算出を行う。式(2)中のRpaper(λ)において、λはR100(λmin)中のλminと同じ波長であって、R100においてλが最小の値となる波長である。
これにより、用紙の分光反射濃度の影響を除いた特色インキのみのベタ濃度D100としての分光反射濃度Dsを求めることができる。
これにより、(2)式で得られるベタ濃度の分光反射濃度Dsは、分光反射濃度D100である1.617からlog(1/Rpaper(λ))である0.070を減算するため、1.547となる。
そして、網点面積率aの分光反射濃度Dを、ベタ濃度の分光反射濃度Dsにより除算し、濃度比を算出する。本実施形態の場合、0.371/1.547であるため、濃度比は0.24と求まる。
以下の(3)式に示すように、ステップS5において求めた濃度比である0.24を、ステップS4で求めたベタ濃度の分光反射濃度Dsである1.547に乗算し、網点面積率0.5の中間調の特色インキのみの分光反射濃度を求める。すなわち、(3)式(図2(b))におけるステップS6における項に対応する処理を行う。この(3)式におけるDpは、網点面積率aの特色インキの中間調の分光反射濃度を表す。
このとき、380nmから730nmの波長範囲で測定した波長λの分光反射率R(λ)の各々から、すでに述べたように、分光反射率R100(λ)の逆数の対数を計算することにより、それぞれの測定波長λにおける分光反射濃度D100(λ)を算出する。
そして、測定波長λにおける分光反射濃度D100(λ)の各々に対し、濃度比を乗算することにより、網点面積率0.5の中間調の特色インキのみの分光反射濃度D’(λ)を算出する。
網点面積率0.5の中間調の特色インキのみの分光反射濃度D’(λ)の各々に対し、用紙の分光反射濃度log(1/Rpaper(λ))を、(3)式において図2(b)におけるステップS8における項に示すように加算する。これにより、用紙の分光反射濃度log(1/Rpaper(λ))が含まれた、網点面積率0.5の中間調の特色インキの分光反射濃度Dpが求められる。ここでは、分光反射濃度Dpは、用紙に特色インキを50%の網点面積率aにより印刷された際の380nmから730nmの波長範囲における測定波長λそれぞれの分光反射濃度として算出される。測定波長λそれぞれの分光反射濃度Dpとして、Dp(λ)と表す。
以下の(4)式に対し、ステップS8で得られた分光反射濃度Dp(λ)を代入(すなわち対数に対して逆算)し、特色インキの中間調の測定波長λの各々の分光反射率R(すなわち、R(λ))を求める。
ステップS9で求めた測定波長λの分光反射率R(λ)の各々から、下記の(5)式により三刺激値XYZを求める。
この(5)式において、λ:測定波長(単位はnm)であり、∫はλ=380 からλ=730まで(可視光線の波長範囲、nm)の定積分、でありS(λ)は色の表示に用いる標準の光の分光分布(JIS Z8720 で規定)であり、x(λ)、y(λ)、z(λ)はXYZ表色系における等色関数(JIS Z8701 で規定)であり、R(λ)は分光反射率である。この(5)式において、Sは三刺激値XYZの総和であり、すなわち、S=X+Y+Zである。
これにより、特色インキの中間調の色彩値Labが、画像表示装置に表示するRGB値に変換され、デザイナーが調整したい中間調の画像を、網点により用紙に印刷した場合の状態を高い精度にて画像表示装置に対して表示させることができる。この結果、従来のように、特色インキの中間調を印刷し、この印刷物から分光反射濃度を測定し、測定した分光反射濃度を色度に変換する変換式を生成する必要がなく、容易に特色インキの中間調の状態を画像表示装置で確認することが可能となる。
反射濃度算出部11は、分光反射率R100(λ)の逆数の常用対数を算出し、この算出結果として分光反射濃度D100を得る。また、反射濃度算出部11は、上記分光反射率R100(λ)を測定した特色インキが印刷されている用紙における、特色インキの非印刷部分の分光反射率Rpaper(λ)の逆数の常用対数を算出し、この算出結果として用紙の分光反射濃度log(1/Rpaper(λ))を得る。また、反射濃度算出部11は、分光反射濃度D100から分光反射濃度log(1/Rpaper(λ))を減算し、減算結果の分光反射濃度Dsを得る。
濃度比算出部13は、分光反射濃度Dを分光反射濃度Dsで除算し、除算結果を濃度比として算出する。
濃度調整部14は、ベタ濃度の測定波長で測定した分光反射濃度Ds(λ)の各々に対して、濃度比を乗算することにより中間調の分光反射濃度D’(λ)を算出する。濃度調整部14は、分光反射濃度D’(λ)に対して、用紙の分光反射濃度log(1/Rpaper(λ))を加算し、加算結果を特色インキの中間調の分光反射濃度Dp(λ)とする。この分光反射濃度Dp(λ)は、後述する刺激値X,Y,Zを算出するために、380nmから730nmの範囲において、所定の波長間隔による測定波長λによって複数算出される。
色彩値算出部16は、(5)式により、測定波長λ毎の分光反射率R(λ)から三刺激値XYZを算出する。色彩値算出部16は、(6)式及び(7)式により、三刺激値XYZから色彩値Labを算出する。
RGB値算出部17は、モニタープロファイルテーブルにおいて、色彩値LabからRGB値を求め、表示部18へ出力する。
表示部18は、RGB値算出部17から供給されるRGB値の表示画像を、自身の表示画面に対して表示する。
ステップS101:
ユーザ(例えば、デザイナー)は、自身のデザインに用いる特色インキの識別情報を、図示しない入力手段(キーボードあるいはウィンドウのボタンなど)により入力する。
次に、ユーザは、ステップS101で識別情報の示す特色インキの中間調として求めたい対象の網点面積率aを上記入力手段により入力する。
反射濃度算出部11は、測色情報データベース19から識別情報に対応する分光反射率R100(λ)を、記憶されている波長の範囲において順次読み出し、最低の分光反射率となる波長λを波長λminとして抽出する。
反射濃度算出部11は、この波長λminの分光反射率R100(λmin)の逆数の常用対数を算出して、分光反射濃度D100を求める。
また、反射濃度算出部11は、波長λminにおける用紙の分光反射率Rpaper(λ)を測色情報データベース19から読み出す。
反射濃度算出部11は、この波長λminの分光反射率Rpaper(λ)の逆数の常用対数を算出して、分光反射濃度log(1/Rpaper(λ))を求める。
反射濃度算出部11は、用紙に印刷された特色インキの分光反射濃度D100から、用紙の分光反射濃度log(1/Rpaper(λ))を減算し、減算結果を特色インキの網点のみの分光反射濃度Dsを得る。
濃度算出部12は、(1)式に対して、網点面積率a、定数n及び分光反射濃度Dsを代入し、λminにおける網点面積率aの中間調の分光反射濃度Dを算出する。
濃度比算出部13は、網点面積率aの中間調の分光反射濃度Dを、ベタ濃度の分光反射濃度Dsにより除算し、濃度比を算出する。
反射濃度算出部11は、測色情報データベース19から、特色インキのベタ濃度における各波長λの分光反射率R(λ)を読み出し、それぞれの波長λの分光反射濃度D(λ)を求める。
そして、濃度調整部14は、波長λ毎の分光反射濃度D(λ)に対して濃度比を乗算し、測定波長λ毎に中間調の分光反射濃度D’(λ)を求める。
濃度調整部14は、特色インキの中間調の各波長λにおける分光反射濃度D’の各々に対して、波長λminにおける用紙の分光反射濃度log(1/Rpaper(λ))を加算し、波長λ毎の分光反射濃度Dpを求める。
反射率算出部15は、波長λ毎に、分光反射濃度Dpから分光反射率R(λ)を求める。
色彩値算出部16は、反射率算出部15の求めた波長λ毎の分光反射率R(λ)を用いて、(5)式から三刺激値XYZを算出する。
そして、色彩値算出部16は、求めた三刺激値XYZから、(6)式及び(7)式を用いて、色彩値Labを算出し、算出した色彩値LabをRGB算出部17へ出力する。
RGB算出部17は、モニタープロファイルテーブル20に記憶されている変換表データにより、色彩値LabからRGB値を求め、表示部18へ出力する。
表示部18は、RGB算出部17から供給されるRGB値により、表示画面に対して網点面積率aの特色インキの中間調の表示画像を表示する。
色差ΔEは、このLabの色空間の色彩値の座標値の距離により色の近さを表現する指標である。ΔEは、以下の(8)式により求められる。この(8)式において、ΔLは予測した色彩値と実測した色彩値とにおけるLの差であり、Δaは予測した色彩値と実測した色彩値とにおけるaの差であり、Δbは予測した色彩値と実測した色彩値とにおけるbの差である。
・ΔEが1以下 :目視での判別は不可
・ΔEが1から3程度 :接触する領域がなく分離された位置において観察した場合に同様の色として認識
・ΔEが3から6程度 :印象としては同様
・ΔEが6から12程度:同じ系統の色として認識
・ΔEが13以上 :別系統の色として認識
この図6及び図7において、ノイゲバウアー方程式(ノイゲバウアー式)、マレーデービス方程式(マレーデービス式)及びユールニールセン方程式(ユールニールセン式を用いた本実施形態のアルゴリズム)により求めた予測結果と、実測値との色差ΔE及び色相差ΔHにて評価したテーブルを示す。以下に示す(11)式がノイゲバウアー方程式であり、(12)式がマレーデービス方程式である。
また、上記(12)式において、Dsはベタ濃度の分光反射濃度を示しており、aは網点面積率を示しており、Dは算出される中間調の分光反射濃度を示している。
上述したように、本実施形態によれば、ノイゲバウアー方程式及びマレーデービス方程式を用いるよりも、網点を用いた中間調の色彩値の予測が高い精度で行えることが判る。
この結果、特許文献1に比較して、予測式を求める特許文献1のような煩雑な行程を経なくとも、デザイナーが調整する特色インキの網点による中間調を高い精度で簡易に予測し、表示画面に中間調の特色インキの印刷状態を画像表示することができる。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
Claims (5)
- 特色インキの中間調の色彩値を予測するインキの中間調の色彩値予測システムであり、
前記特色インキのベタ濃度と網点面積率とから当該特色インキの中間調の分光反射濃度を算出する式を用い、任意の網点面積率の第1の分光反射濃度を算出する濃度算出部と、
前記第1の分光反射濃度を前記特色インキのベタ濃度の第2の分光反射濃度により除算して濃度比を算出する濃度比算出部と、
前記第2の分光反射濃度に対して前記濃度比を乗算し、前記任意の網点面積率の第3の分光反射濃度を算出する濃度調整部と、
前記第3の分光反射濃度から分光反射率を求める反射率算出部と、
前記分光反射率から、前記中間調の色彩値を算出する色彩値算出部と
を有し、
前記濃度算出部及び前記濃度比算出部が、
実測したベタ濃度における分光反射率が最小となる波長の分光反射濃度から、前記波長における印刷用紙の分光反射率から求めた第4の分光反射濃度を減算した値を、前記ベタ濃度として用いる
ことを特徴とするインキの中間調の色彩値予測システム。 - 前記中間調の色彩値からRGB値を算出するRGB値算出部と、
前記RGB値算出部から出力される前記RGB値の色の画像を表示する表示部と
をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のインキの中間調の色彩値予測システム。 - 前記反射率算出部が、前記第3の分光反射濃度と、前記第4の分光反射濃度とを加算した結果から前記分光反射率を算出する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインキの中間調の色彩値予測システム。 - 特色インキの中間調の色彩値を予測するインキの中間調の色彩値予測方法であり、
濃度算出部が、前記特色インキのベタ濃度と網点面積率とから当該特色インキの中間調の分光反射濃度を算出する式を用い、任意の網点面積率の第1の分光反射濃度を算出する濃度算出過程と、
濃度比算出部が、前記第1の分光反射濃度を前記特色インキのベタ濃度の第2の分光反射濃度により除算して濃度比を算出する濃度比算出過程と、
濃度調整部が、前記第2の分光反射濃度に対して前記濃度比を乗算し、前記任意の網点面積率の第3の分光反射濃度を算出する濃度調整過程と、
反射率算出部が、前記第3の分光反射濃度から分光反射率を求める反射率算出過程と、
色彩値算出部が、前記分光反射率から、前記中間調の色彩値を算出する色彩値算出過程と
を含み、
前記濃度算出部及び前記濃度比算出部が、
実測したベタ濃度における分光反射率が最小となる波長の分光反射濃度から、前記波長における印刷用紙の分光反射率から求めた第4の分光反射濃度を減算した値を、前記ベタ濃度として用いる
ことを特徴とするインキの中間調の色彩値予測方法。 - 特色インキの中間調の色彩値を予測するインキの中間調の色彩値予測システムの動作をコンピュータに実行させるためのプログラムであり、
コンピュータを、
前記特色インキのベタ濃度と網点面積率とから当該特色インキの中間調の分光反射濃度を算出する式を用い、任意の網点面積率の第1の分光反射濃度を算出する濃度算出手段、
前記第1の分光反射濃度を前記特色インキのベタ濃度の第2の分光反射濃度により除算して濃度比を算出する濃度比算出手段、
前記第2の分光反射濃度に対して前記濃度比を乗算し、前記任意の網点面積率の第3の分光反射濃度を算出する濃度調整手段、
前記第3の分光反射濃度から分光反射率を求める反射率算出手段、
前記分光反射率から、前記中間調の色彩値を算出する色彩値算出手段、
とし、
前記濃度算出手段及び前記濃度比算出手段が、
実測したベタ濃度における分光反射率が最小となる波長の分光反射濃度から、前記波長における印刷用紙の分光反射率から求めた第4の分光反射濃度を減算した値を、前記ベタ濃度として用いる
て機能させるためのプログラム。
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