JP5522869B1 - 空調ダクトの止水ダンパ - Google Patents

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Abstract

【課題】電気などの駆動源を一切用いることなく、水の浸入を防止するとともに、通常時は空気の流れを妨げないようにする。
【解決手段】空調ダクト内に浸入した水が流れ込む検知槽10と、検知槽10に流れ込んだ水の自重に連動して留め具11の掛止状態が解除され、重力落下によって流路を閉止する閉止板12とが備えられ、前記閉止板12は、留め具11に掛止された状態で、空気の流れを妨げない位置に配設されている。前記閉止板12は、一方側の端縁12aがヒンジ部材13によって流路の上部に回動自在に支持されるとともに、他方側の端縁12bを留め具11に掛止した掛止状態で流路上部にほぼ水平に収容され、閉止板12が重力落下によって流路を閉止した反動でストッパーアーム14が回動を開始し、閉止板12とほぼ垂直になる位置で、流路に配置されたストッパー受け台17にストッパーアーム14の他端が係合するように設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、空調ダクトを通じて建屋内に水が浸入するのを防止する空調ダクトの止水ダンパに関する。
従来より、津波や洪水などの水害時に、水の流れを遮断する技術が種々開発されている。特に、原子力発電所などにおいては、建屋内部への浸水を防止する技術が開発されているが、これまで空調ダクトを通じた建屋内への浸水についてはほとんど考慮されておらず、その対策が望まれていた。
水害時に水の流れを遮断する技術としては、例えば下記特許文献1、2に、フロートの浮力を利用してゲート設備や防水装置を設けるものが開示され、下記特許文献3に、巻き胴装置を手動で駆動して遮蔽板を起立させるものが開示されている。
特開2003−221822号公報 特開2003−27855号公報 特開2005−180066号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3記載の技術を空調ダクトに適用しようとしても、ダンパが作動しない通常時に、ダンパ装置が空調ダクトの流路を塞ぐように配置されるため、ダクト内の空気の流れが妨げられて適用できないものであった。
一方、配管の止水に関しては、配管用のバルブを閉止する方策が考えられるが、災害時の作動条件として、全ての電源が失われる場合も考慮して、浸水を検知してから自動的に閉止するまでの全ての工程において電気や圧縮空気などの駆動源を一切要しないことが要件とされる。
また、配管用のバルブとしてゲートバルブやキャッチバルブなどがあるが、このようなバルブを空調ダクトに設けたときには、バルブ全開時でも流路にバルブ装置が存在するため、圧力損失が大きくなり、空調機の運転効率が悪化する問題があった。
そこで本発明の主たる課題は、電気などの駆動源を一切用いることなく、水の浸入を防止するとともに、通常時は空気の流れを妨げない空調ダクトの止水ダンパを提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、水平方向に沿って配設された空調ダクトの流路の途中に配置される止水ダンパであって、
前記止水ダンパは、空調ダクト内に浸入した水が流れ込む検知槽と、前記検知槽に流れ込んだ水の自重に連動して留め具による掛止状態が解除され、重力落下によって流路を閉止する閉止板とが備えられ、
前記止水ダンパの内部は、空調ダクトからの空気が流通し、接続する空調ダクトとほぼ同じサイズの流路断面を有する流路空間と、前記流路空間の上側に該流路空間に連通するとともに、前記閉止板が掛止状態において収容される上部収容空間と、前記流路空間の下側に該流路空間に連通するとともに、前記検知槽が収容される下部収容空間とに画成されており、
前記閉止板は、前記留め具に掛止した掛止状態で前記上部収容空間内にほぼ水平に収容されることにより空気の流れを妨げない位置に配設され、かつ前記下部収容空間内に前記検知槽が配設され、前記検知槽は流れ込んだ水の自重によって傾斜するように設けられるとともに、前記検知槽に接続するロッド棒及び揺動支持された作動杆を介して前記留め具と連設され、かつ前記検知槽は上面が開放したトレイ状とされるとともに、底面を流路幅方向の一方側に傾斜させ、流路方向の他方側が流路方向に沿って配設された軸回りに回動可能に支持され、流路幅方向の一方側に前記ロッド棒の下端が回動可能に接続されていることを特徴とする空調ダクトの止水ダンパが提供される。
上記請求項1記載の発明では、空調ダクト内に浸入した水が流れ込む検知槽と、前記検知槽に流れ込んだ水の自重に連動して留め具による掛止状態が解除され、重力落下によって流路を閉止する閉止板とを備えた構造からなるため、空調ダクト内に浸入した水が検知槽に流れ込んでから、閉止板を開放している留め具による掛止状態が解除され、閉止板が重力落下して流路を閉止するまでの全ての工程において、電気などの駆動源を一切用いることなく、空調ダクトの止水が完了できる。
また、前記閉止板は、一方側の端縁が片側ヒンジ固定により流路上部に対し回動自在に取り付けられ、閉止板を重力落下させると流路上部に水平に収容された状態から円弧を描くようにして空調ダクトを閉止するように設けられ、通常時の前記閉止板が留め具に掛止された掛止状態では、前記閉止板が流路上部に設けられた上部収容空間内に収容され、空気の流れを妨げない位置に配設されているため、通常時に圧力損失を増大させることなく、空調機の運転効率を低下させずに、水害時に空調ダクトの止水ができるようになる。
請求項2に係る本発明として、前記閉止板は、重力落下によって流路を閉止する方向と反対側の面に、一端がヒンジ部材によって回動自在に支持されるとともに、前記閉止板の掛止状態で前記閉止板に沿うように配向されたストッパーアームが備えられ、
前記ストッパーアームは、前記閉止板が重力落下によって流路を閉止した反動で回動を開始し、前記閉止板とほぼ垂直になる位置で、流路に配置されたストッパー受け台に該ストッパーアームの他端が係合するように設けられている請求項1記載の空調ダクトの止水ダンパが提供される。
上記請求項2記載の発明では、前記閉止板には、重力落下によって流路を閉止する方向と反対側の面に、一端がヒンジ部材によって回動自在に取り付けられるとともに、前記閉止板の掛止状態で前記閉止板に沿うように配向されたストッパーアームが備えられている。このストッパーアームは、前記閉止板が重力落下によって流路を閉止した反動で回動を開始し、前記閉止板とほぼ垂直になる位置で、流路に配置されたストッパー受け台に該ストッパーアームの他端が係合するように設けられている。このため、前記ストッパーアームによって前記閉止板の圧着閉止が可能になり、水密性がより一層向上するとともに、水圧を受けた場合でも閉止板による閉止状態が維持できるようになる。
請求項3に係る本発明として、前記閉止板によって閉止される流路の下部に、閉止直前で前記閉止板の他方側の端縁が摺接しながら乗り越えて閉止状態になるとともに、乗り越え後は該閉止板を閉止状態で停止させる跳ね返り防止部材が備えられている請求項1、いずれかに記載の空調ダクトの止水ダンパが提供される。
上記請求項3記載の発明では、止水圧に対する要求により閉止板は重く頑丈なものとなり、閉止動作(重力落下)時には、受枠との間に大きな衝撃が発生し、この衝撃が反発力となって閉止板をバウンドさせたり、受枠との間に挿入したパッキンを破損させたりして確実な止水の妨げになることに鑑みて、閉止板によって閉止される流路の下部に、閉止直前で前記閉止板の他方側の端縁が摺接しながら乗り越えて閉止状態になるとともに、乗り越え後は該閉止板を閉止状態で停止させる跳ね返り防止部材を備えるようにしている。
前記跳ね返り防止部材を備えることにより、閉止板の他方側の端縁が摺接しながら乗り越えて閉止状態になる過程で、閉止板の重力落下速度が低減するため、受枠との衝撃が和らいで、パッキンの破損が防止できるとともに、乗り越え後は閉止板を閉止状態で停止させるため、閉止板のバウンドが防止できるようになる。
請求項4に係る本発明として、前記閉止板が重力落下によって流路を閉止する際、衝撃を和らげるためのダンパーが備えられている請求項1〜3いずれかに記載の空調ダクトの止水ダンパが提供される。
上記請求項4記載の発明では、閉止板を重力落下させたときの反発力による閉止板のバウンドやパッキンの損傷などを防止するため、前記閉止板が重力落下によって流路を閉止する際、衝撃を和らげるためのダンパーを備えるようにしている。
請求項5に係る本発明として、記作動杆は、一方端に前記ロッド棒が接続されるとともに、他方端に前記留め具が接続され、前記検知槽の傾斜に伴って揺動することにより、前記留め具による前記閉止板の掛止状態を解除するように動作する請求項1〜4いずれかに記載の空調ダクトの止水ダンパが提供される。
上記請求項5記載の発明は、前記検知槽に流れ込んだ水の自重に連動して留め具による閉止板の掛止状態を解除する機構について詳細に示したものである。具体的には、前記作動杆は、揺動支持された一方端を前記ロッド棒に接続し、他方端を前記留め具に接続する。このため、前記作動杆が前記検知槽の傾斜に伴って揺動することにより、前記留め具による前記閉止板の掛止状態を解除することができるようになる。
請求項6に係る本発明として、前記検知槽と留め具との連動機構に係合し、前記検知槽に流れ込んだ水の水位が所定の水位に達するまで前記留め具による前記閉止板の掛止状態が解除されないようにした誤動作防止手段が備えられている請求項1〜5いずれかに記載の空調ダクトの止水ダンパが提供される。
上記請求項6記載の発明では、地震などによって留め具の掛止状態が解除してしまう誤作動を防止するため、検知槽と留め具との連動機構に係合し、前記検知槽に流れ込んだ水の水位が所定の水位に達するまで前記留め具による閉止板の掛止状態を解除しない誤作動防止手段を備えるようにしている。
以上詳説のとおり本発明によれば、電気などの駆動源を一切用いることなく、水の浸入が防止できるとともに、通常時は空気の流れを妨げない空調ダクトの止水ダンパが提供できるようになる。
本発明に係る止水ダンパ1の正面側の縦断面図である。 止水ダンパ1の横断面図である。 止水ダンパ1の側面側の縦断面図である。 閉止板12のヒンジ部分を示す拡大図である。 留め具11による閉止板12の掛止状態を示す拡大図である。 ストッパーアーム14とストッパー受け台17との係合状態を示す、(A)は平面図、(B)は正面図である。 閉止板12による流路の閉止要領を示す正面図である。 フロートユニット20を備えた止水ダンパ1の正面図である。 フロートユニット20を示す、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。 他の形態に係る留め具11を示す止水ダンパ1の側面側の縦断面図である。 他の形態に係る留め具11を示す拡大図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。本発明に係る空調ダクトの止水ダンパ1は、図1〜図3に示されるように、外形がほぼ矩形状に形成され、水平方向に沿って配設された空調ダクトの流路の途中に配置され、両端にそれぞれ前記空調ダクトを連結するためのフランジ3、4が備えられている。
空調ダクト内に浸入した水が流れる方向としては、図1の左側方向又は右側方向いずれの方向でも構わないが、後段で詳述する閉止板12が重力落下によって流路を閉止する方向(図1の左側方向)に水が流れるような構造とした方が、浸入した水によって閉止板12にかかる圧力が閉止板12を閉止する方向に作用するようになるため、止水効果が維持されやすく好ましい。
前記止水ダンパ1の内部は、空調ダクトからの空気が流通し、接続する空調ダクトとほぼ同じサイズの流路断面を有する流路空間2と、前記流路空間2の上側に該流路空間2に連通するとともに、後述する閉止板12が掛止状態において収容される上部収容空間5と、前記流路空間2の下側に該流路空間2に連通するとともに、後述する検知槽10が収容される下部収容空間6とに画成されている。
前記上部収容空間5部分及び下部収容空間6部分の外形はそれぞれ、既存のダクト経路上に容易に追加設置できるように、接続する空調ダクトの外形から200mm以上突出させない寸法で形成されている。
前記止水ダンパ1に接続されるダクトとしては、前記フランジ3、4の形状を適宜変更することにより、角ダクト(図示例)や丸ダクトなど、種々の形状のものに対応させることができる。
前記止水ダンパ1の内部には、空調ダクト内に浸入した水が流れ込む検知槽10と、前記検知槽10に流れ込んだ水の自重に連動して留め具11による掛止状態が解除され、重力落下によって流路を閉止する閉止板12とが備えられている。前記閉止板12は、通常時の前記留め具11に掛止された掛止状態で、前記上部収容空間5に収容され、空気の流れを妨げない位置に配設されている。ここで、空気の流れを妨げない位置に配設されるとは、閉止板12の掛止状態で、空調ダクトとほぼ同じサイズの断面形状で連通する前記流路空間2の断面内に、前記閉止板12が存在しないということである。
さらに詳細には、前記閉止板12は、一方側の端縁12aが1又は複数の、図示例では幅方向に間隔をあけた4つのヒンジ部材13、13…によって流路上部に回動自在に支持されるとともに、他方側の端縁12bが自由端とされ、前記他方側の端縁12bに設けられた係合部12cに留め具11を掛止させた掛止状態で、前記上部収容空間5内にほぼ水平に収容されている。ほぼ水平に収容されるとは、水平の他、±5°程度の傾斜を有した状態で収容されることである。
また、前記閉止板12は、重力落下によって流路を閉止する方向と反対側の面に、一端14aが前記閉止板12の自由端側(他方側の端縁12b側)に設けられたヒンジ部材15によって回動自在に支持され、他端が自由端とされるとともに、前記閉止板12の掛止状態で前記他端を閉止板12の一方側の端縁12a側に位置させることによって閉止板12に沿うように配向されたストッパーアーム14を備えている。
前記閉止板12は、止水ダンパ1の流路空間2の断面形状とほぼ同じ大きさの鋼板からなる板状体と、その周縁及び適宜の位置に設けられた鋼材などからなる補強材とからなり、前記ヒンジ部材13の回動軸を中心に回動することによって、上部収容空間5にほぼ水平に収容された掛止状態と、流路空間2の一方側の開口を封鎖するようにほぼ垂直に配置された閉止状態とが切り替え可能になっている。
前記閉止板12は、図4に示されるように、重力落下によって流路を閉止する方向の側の面に、前記板状体の周縁に沿ってゴムやプラスチックなどからなる水密部材15が取り付けられている。また、前記流路空間2の一方側の開口周縁であって、前記閉止板12が流路に対してほぼ垂直となる位置に、前記水密部材15が当接する受枠16が設けられている。前記水密部材15が前記受枠16に圧密されることにより、止水性が確保されるようになっている。
前記ストッパーアーム14は、図1に示されるように、アーム本体14aと、このアーム本体14aの一端を前記閉止板12の他方側の端縁12b寄りの位置に回動自在に支持するためのヒンジ部材14とから主に構成されている。
前記ストッパーアーム14は、図1に示されるように、前記閉止板12が重力落下によって流路を閉止した反動で、閉止板12に沿うように配向された状態から回動を開始し、前記閉止板12とほぼ垂直になる位置で、前記ストッパーアーム14の他端が流路に配置されたストッパー受け台17に係合するようになっている。前記ストッパーアーム14の先端がストッパー受け台17に係合することによって、前記水密部材15が前記受け枠16に圧着され、閉止板12の圧着閉止が可能になり、水密性がより一層確保されやすくなるとともに、例えば重力落下によって空調ダクトの流路を閉止する方向の側の面からの浸水による水圧を受けたときでも、閉止板12による止水状態が維持できるようになる。
前記ストッパーアーム14は、前記閉止板12が重力落下によって流路を閉止した反動で回動を開始した後、該ストッパーアーム14の自重によって前記ストッパー受け台17と確実に係合させるため、該ストッパーアーム14の他端(自由端)にローラー14cを設けることが好ましい。前記ローラー14cとしては、前記ストッパーアーム14の回動方向に回転するように取り付けられた軸受け部材が好適であり、ストッパーアーム14がストッパー受け台17に係合する際に、これらの間の摩擦によってストッパーアーム14が途中で止まってしまうのを防止し、ストッパーアーム14を最後まで(閉止板12とほぼ垂直になる位置まで)係合させることによって閉止板12の圧着閉止を確実にしている。
また、前記アーム本体14aの他端側(自由端側)には、図6に示されるように、ストッパーアーム14とストッパー受け台17との係合状態で、ストッパー受け台17の上面17bに当接し、ストッパーアーム14の回動停止位置を調整するための調整用ボルト14dが螺設されている。前記調整用ボルト14dの締め込み量を調整してアーム本体14aからの突出長を調整することによって、ストッパーアーム14の停止位置が調整できる。
前記ストッパー受け台17は、図6に示されるように、前記ストッパーアーム14の他端(自由端)が当接し、流路と直交する当接面17aと、前記ストッパーアーム14の調整用ボルト14dが当接し、流路と平行する上面17bとを有している。前記当接面17aには前記ストッパーアーム14の先端が当接したときの衝撃を受け止める緩衝板17cが固設されている。このストッパー受け台17は、図2に示されるように、流路空間2の下部の幅方向中央部に流路方向に沿って跨設された支持板2a上に固定されている。
前記支持板2aの両側は、下部収容空間6と連通する開口2b、2bが形成され、空調ダクトから流路空間2に浸入した水が前記開口2b、2bから下部収容空間6の検知槽10に流れ込むことができるようになっている。
前記検知槽10は、図3に示されるように、流れ込んだ水の自重により傾斜するように設置されるとともに、検知槽10に接続するロッド棒18及び揺動支持された作動杆19を介して前記留め具11に連設されている。
前記検知槽10は、上面が開放したトレイ状に形成されたもので、図3に示されるように、底面を流路幅方向の一方側に傾斜させることにより、流れ込んだ水が一方側に溜まりやすい構造となっている。流路幅方向の他方側は、止水ダンパ1の底面に対し、流路方向に沿って配置された軸10a回りに回動自在に支持されている。流路幅方向の一方側は、ロッド棒18の下端が回動可能に接続され、前記閉止板12の掛止状態で、前記ロッド棒18を介して接続された作動杆19によって吊り下げ支持され、止水ダンパ1の底面から浮いた状態でバランスが保持されている。前記検知槽10に水が流れ込むと、幅方向一方側に水が溜まり、前記軸10a回りに幅方向一方側が沈み込むように傾斜するとともに、これに伴ってロッド棒18が引き下げられる。
前記ロッド棒18は、下部収容空間6から流路空間2を通って上部収容空間5まで延び、下端が前記検知槽10に回動自在に支持されるとともに、上端が前記作動杆19に回動自在に支持されている。
前記作動杆19は、図5に示されるように、上部収容空間5の内壁に揺動自在に支持されるとともに、この支持点からほぼ水平方向に延びるとともに、先端部に前記ロッド棒18の上端が回動自在に支持される水平方向杆19aと、前記支持点からほぼ鉛直方向に延びる鉛直方向杆19bとからなる略L字状に形成されている。また、前記鉛直方向杆19bの中間部分から前記水平方向杆19aと反対側の水平方向に延び、閉止板12の掛止状態における釣り合いを保持するための第2水平方向杆19cが備えられている。前記第2水平方向杆19cの先端には、止水ダンパ1の上面に対し反力を作用させるスプリング19dが設けられ、前記閉止板12の掛止状態で、第2水平方向杆19cに下向きの反力を作用させることによって、作動杆19に対し、ロッド棒18を介して検知槽10の幅方向一方側を吊り上げる方向に回転力を作用させている。
前記鉛直方向杆19bの先端部には、前記作動杆19の回動方向と直交する方向に突出する留め具11が備えられ、閉止板12の掛止状態で、前記留め具11が閉止板12の他方側の端縁12bに設けられた係合部12cに掛止するようになっている。また、この掛止状態から、前記検知槽10の傾斜に伴って、ロッド棒18を介して作動杆19が揺動することにより、前記留め具11が係合部12cに掛止した状態が解除され、閉止板12が重力落下するようになる。
前記留め具11は、円柱状に形成し、この円周部分で前記係合部12cに接するように設けることにより、係合部12cとの摩擦が軽減するため好ましい。また、前記係合部12cに円柱状の受け部12d、12dを2つ並設することによって、これら受け部12d、12dの間に形成された凹部に、前記留め具11を嵌り込ませることができるようになるため、掛止状態を維持しやすくなる。また、図5に示されるように、前記係合部12cの前記留め具11の解除方向と反対側には、作動杆19が誤って反対側に回転し留め具11と係合部12cとの係合が解除されるのを防止するため、規制板12eが設けられている。
ところで、本止水ダンパ1においては、止水圧に対する要求により閉止板12は重く頑丈なものとなり、閉止動作(重力落下)時には、受枠16との間に挿入した水密部材15を破損させたりして確実な止水の妨げになることに鑑みて、図1及び図2に示されるように、流路空間2の下部に、閉止直前で前記閉止板12の先端側の端縁12bが当接し乗り越えるようにして閉止状態になるとともに、乗り越え後は該閉止板12を閉止状態で停止させる跳ね返り防止部材が備えられている。
前記跳ね返り防止部材は、矩形板の一方側を斜め上方に傾斜させるように折り曲げ加工するとともに、その先端を水平に折り曲げ加工した板バネ状のものであり、この折り曲げ加工した一方側を、閉止板12が重力落下によって流路を閉止する方向に配向するとともに、他方側の折り曲げ加工しない部分に設けた開孔にビスを挿入して、流路空間2の下面に設けられた前記支持板2aに固定されている。
このように跳ね返り防止部材を設けたときの閉止板12の動作について説明すると、詳細には図7に示されるように、流路上部にほぼ水平に掛止された閉止板12の掛止状態が解除されると、前記閉止板12の一方側の端縁12aに取り付けられたヒンジ部材13の回動軸を回動中心として、閉止板12の先端側の端縁12bが円弧を描くように重力落下を始める。この端縁12bが閉止直前で前記跳ね返り防止部材の上方に突出した部分に当接すると、上方に突出した部分を押し下げるように弾性変形させながら、閉止板12の端縁12bが跳ね返り防止部材を摺接しながら乗り越えて閉止状態になる。このとき、閉止板12の端縁12bは、跳ね返り防止部材の上方に突出した部分に摺接しながら移動するため、閉止板12の重力落下による速度が低減し、閉止時の受枠16にかかる衝撃力が緩和できる。そして、跳ね返り防止部材を乗り越えた後は、跳ね返り防止部材の弾性変形した部分の復元力によって、この弾性変形した部分が素早く元の上方に突出した状態に戻るため、閉止板12を閉止状態で停止させることが可能となり、閉止板12に備えられた水密部材15が受枠16に当接した反動で閉止板12が跳ね返るのが防止できる。
また、前記閉止板12を閉止状態にする際の衝撃を和らげるための手段として、前記ヒンジ部材13にダンパーを備えたダンパーヒンジを採用するようにしてもよい。このダンパーヒンジとしては、予め閉止板12の掛止状態の方向にバネ力を作用させたスプリング機構を備えたものや、ヒンジ部材13の回動軸にトルクを作用させたもの、摩擦力や油圧を利用して緩衝機能を持たせたものなど、公知のものを採用できる。
上記の構造からなる本止水ダンパ1では、空調ダクト内に浸入した水が検知槽10に流れ込んでから、閉止板12と留め具11との掛止状態が解除され閉止板12が重力落下して流路を閉止するまでの全ての工程において、電気などの駆動源を一切必要とせずに空調ダクトの止水が完了する。また、通常時の前記閉止板12と留め具11との掛止状態においては、前記閉止板12が流路空間2の上部に設けられた上部収容空間5の空気の流れを妨げない位置に配設されているため、通常時に圧力損失を増大させることがないとともに、空調機の運転効率が低下せずに、水害時に空調ダクトの止水ができるようになる。
次に、地震などによって留め具11の掛止状態が解除してしまう誤作動を防止するための誤作動防止手段について、図8及び図9に基づいて説明する。具体的に前記誤作動防止手段としては、検知槽10と留め具11との連動機構に係合し、検知槽10に流れ込んだ水の水位が所定の水位に達するまで留め具11による閉止板12の掛止状態が解除されないようにしたフロートユニット20を備えている。
前記フロートユニット20は、止水ダンパ1に固定されたベース部材27に対し回動軸21によって回動自在に支持された本体ブロック22と、この本体ブロック22の側面から延びる連結棒23の先端に取り付けられたフロート24と、前記本体ブロック22の上部に突設され、先端が前記ロッド棒18に設けられたストッパカラー26に係合するとともに、前記検知槽10の水位が所定の水位に達するまで前記ロッド棒18が下方に移動するのを阻止するブラケット25とから構成されている。
前記フロートユニット20による誤作動防止手段では、空調ダクト内に水が流入しない通常時には、フロート24が検知槽10の底面に着底した状態にあり、この状態では前記ブラケット25の先端がストッパカラー26に係合して、ロッド棒18がそれより下側に移動するのを規制している。したがって、この状態で、地震などによって検知槽10が傾斜するような負荷がかけられたとしても、留め具11が閉止板12に掛止した状態が解除されないようになっている。一方、検知槽10に水が流れ込んで検知槽10内の水位が上昇すると、浮力によってフロート24が上昇し、これに伴い本体ブロック22が回動軸21を中心に回動するとともに、これの上部に突設されたブラケット25が前記ストッパカラー26に係合した状態が解除され、ロッド棒18が下側に移動可能となり、留め具11による閉止板12の掛止状態が解除されるようになる。
ところで、上記形態例では、前記留め具11は、作動杆19に備えられた留め具11が閉止板12の係合部12cに掛止するようになっており、前記係合部12cは、平面状に形成されるか、並設した2つの円柱状の受け部12d、12dによって形成されるようにしていたが、前記留め具11と係合部12cとの係合をより外れにくくするため、図10及び図11に示されるように、前記係合部12cをフック状に形成することも可能である。この場合、通常時には、留め具11がフック状の係合部12cの最も上方に高くなった部分に嵌り込んでいるので、留め具11が係合部12cから容易に外れることがなくなる。
このフック状に形成された係合部12cは、前記検知槽10に水が流れ込んで作動杆19が回転する方向と反対側の面がほぼ垂直に形成され、前記作動杆10の回転方向の面がこれと60°〜75°の角度を有するように形成されることが好ましい。
また、前記作動杆19が回動して留め具11と係合部12cとの係合を解除するには、フック部分を乗り越えなければならないため、上記形態に係る構造より作動杆19の可動範囲を広く取る必要があり、例えば作動杆19を20〜30°回動させたときに掛止状態が解除されるようにすることができる。
1…止水ダンパ、2…流路空間、3・4…フランジ、5…上部収容空間、6…下部収容空間、10…検知槽、11…留め具、12…閉止板、13…ヒンジ部材、14…ストッパーアーム、15…水密部材、16…受枠、17…ストッパー受け台、18…ロッド棒、19…作動杆、20…フロートユニット

Claims (6)

  1. 水平方向に沿って配設された空調ダクトの流路の途中に配置される止水ダンパであって、
    前記止水ダンパは、空調ダクト内に浸入した水が流れ込む検知槽と、前記検知槽に流れ込んだ水の自重に連動して留め具による掛止状態が解除され、重力落下によって流路を閉止する閉止板とが備えられ、
    前記止水ダンパの内部は、空調ダクトからの空気が流通し、接続する空調ダクトとほぼ同じサイズの流路断面を有する流路空間と、前記流路空間の上側に該流路空間に連通するとともに、前記閉止板が掛止状態において収容される上部収容空間と、前記流路空間の下側に該流路空間に連通するとともに、前記検知槽が収容される下部収容空間とに画成されており、
    前記閉止板は、一方側の端縁がヒンジ部材によって流路上部に回動自在に支持されるとともに、他方側の端縁を前記留め具に掛止した掛止状態で前記上部収容空間内にほぼ水平に収容されることにより空気の流れを妨げない位置に配設され、かつ前記下部収容空間内に前記検知槽が配設され、前記検知槽は流れ込んだ水の自重によって傾斜するように設けられるとともに、前記検知槽に接続するロッド棒及び揺動支持された作動杆を介して前記留め具と連設され、かつ前記検知槽は上面が開放したトレイ状とされるとともに、底面を流路幅方向の一方側に傾斜させ、流路方向の他方側が流路方向に沿って配設された軸回りに回動可能に支持され、流路幅方向の一方側に前記ロッド棒の下端が回動可能に接続されていることを特徴とする空調ダクトの止水ダンパ。
  2. 前記閉止板は、重力落下によって流路を閉止する方向と反対側の面に、一端がヒンジ部材によって回動自在に支持されるとともに、前記閉止板の掛止状態で前記閉止板に沿うように配向されたストッパーアームが備えられ、
    前記ストッパーアームは、前記閉止板が重力落下によって流路を閉止した反動で回動を開始し、前記閉止板とほぼ垂直になる位置で、流路に配置されたストッパー受け台に該ストッパーアームの他端が係合するように設けられている請求項1記載の空調ダクトの止水ダンパ。
  3. 前記閉止板によって閉止される流路の下部に、閉止直前で前記閉止板の他方側の端縁が摺接しながら乗り越えて閉止状態になるとともに、乗り越え後は該閉止板を閉止状態で停止させる跳ね返り防止部材が備えられている請求項1、いずれかに記載の空調ダクトの止水ダンパ。
  4. 前記閉止板が重力落下によって流路を閉止する際、衝撃を和らげるためのダンパーが備えられている請求項1〜3いずれかに記載の空調ダクトの止水ダンパ。
  5. 記作動杆は、一方端に前記ロッド棒が接続されるとともに、他方端に前記留め具が接続され、前記検知槽の傾斜に伴って揺動することにより、前記留め具による前記閉止板の掛止状態を解除するように動作する請求項1〜4いずれかに記載の空調ダクトの止水ダンパ。
  6. 前記検知槽と留め具との連動機構に係合し、前記検知槽に流れ込んだ水の水位が所定の水位に達するまで前記留め具による前記閉止板の掛止状態が解除されないようにした誤動作防止手段が備えられている請求項1〜5いずれかに記載の空調ダクトの止水ダンパ。
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