JP5522475B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents
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Description
地図データベース22は、所定の領域毎に分けられた地図情報Mと、この地図情報Mに関連付けられた複数の地物情報Fとが格納されたデータベースである。図2は、地図データベース22に格納されている地図情報M及び地物情報Fの構成の例を示す説明図である。この図に示すように、地図データベース22には、道路ネットワークレイヤm1、道路形状レイヤm2、地物レイヤm3が格納されている。
格納されているレイヤである。この地物レイヤm3に地物情報Fが格納される地物には、道路の路面に設けられた道路標示が含まれている。このような道路標示に係る地物には、車線を分ける車道中央線、車道境界線、及び車道外側線等やゼブラゾーン等のレーン区画標示が含まれている。このレーン区画標示には、例えば、図3の(a)〜(i)に示すような、実線、各種の破線、二重線、三重線、ゼブラゾーン等が含まれる。この図において、白色の線は道路上の白線を表し、黒色の線は道路上の黄線を表している。後述するように、本実施形態においては、これらのレーン区画標示が、画像認識部5における画像認識処理の認識対象となる。(以下では、各種地物のうち、これらのレーン区画標示を特に「対象地物」と呼ぶ。)また、この他にも、道路標示に係る地物としては、例えば、横断歩道、停止線、交差点形状標示(十字マーク、T字マーク等)、各レーンの進行方向別通行区分を表す矢印状の道路標示、制限速度を表す速度表示等の各種のペイント標示が含まれる。なお、地物情報Fが格納される地物としては、このような道路標示のほか、信号機、標識、陸橋、トンネル等の各種の地物も含めることができる。
画像情報取得部4は、自車両に搭載された撮影装置21により撮影した画像情報Gを取得する構成となっている。ここで、撮影装置21は、撮像素子を備えた車載カメラ等であって、少なくとも自車両の周辺の道路の路面を撮影可能な位置に設けられている。このような撮影装置21としては、例えば、自車両の後方の路面を撮影するバックカメラや自車両の前方の路面を撮影するフロントカメラを用いると好適である。そして、画像情報取得部4は、撮影装置21により撮影したアナログの撮影情報を所定の時間間隔で取り込み、デジタル信号の画像情報Gに変換して取得する。この際の画像情報Gの取り込みの時間間隔は、例えば、10〜50ms程度とすることができる。これにより、画像情報取得部4は、撮影装置21により撮影した映像を複数フレームの画像情報Gとして連続的に取得することができる。ここで取得された画像情報Gは、画像認識部5へ出力される。
データ抽出部7は、自車位置情報取得部6で取得された自車位置情報P等に基づいて、地図データベース22から必要な地図情報Mや地物情報Fを抽出する構成となっている。本実施形態において、データ抽出部7は、自車位置情報Pに基づいて、走行道路が複数のレーンを有する場合に、自車両の進行方向における走行道路の各レーンに存在する対象地物の地物情報Fを抽出する。ここでいう対象地物とは、画像認識部5による画像認識処理の対象となり、更に後述するレーン判定部8の判定処理の対象となる地物種別の地物であり、本実施形態においては、図3に示すような車線を分ける区画線等のレーン区画標示が該当する。
画像認識部5は、画像情報取得部4で取得された画像情報Gに含まれる地物の画像認識を行う。本実施形態においては、画像認識部5は、自車位置情報Pに基づいてデータ抽出部7で抽出された対象地物の地物情報Fを用いて、自車両が走行中のレーンである自車レーンに関係する対象地物の地物種別の画像認識処理を行う。ここで用いられる対象地物の地物情報Fは、上述のとおり、自車両の進行方向に存在する全てのレーンに関係する対象地物に関する複数の地物情報Fである。具体的には、画像認識部5は、取得された画像情報Gに対してキャニー法など公知のエッジ抽出処理等を行い、当該画像情報Gに含まれている地物(レーン区画標示)の候補点を抽出する。その後、画像認識部5は、当該地物(レーン区画標示)の候補点に対してハフ変換など公知の形状検出処理等を行う。そして、画像認識部5は、検出したエッジ形状とデータ抽出部7で抽出された複数の対象地物の地物情報Fに含まれる形態情報とのパターンマッチングを行い、最もよく一致した対象地物の地物種別を、当該画像認識した地物の地物種別として認識する。
レーン判定部8は、画像認識部5による地物の画像認識結果に基づいて自車両が走行中のレーンである自車レーンを判定する構成となっている。具体的には、複数の走行レーンが存在するレーン案内地点において、データ抽出部7が自車位置情報Pに基づいて当該レーン案内地点における各レーンの左右両側に位置する対象地物の地物情報Fを抽出し、画像認識部5が自車レーンの左右両側の対象地物を画像認識する。そして、レーン判定部8は、データ抽出部7によって抽出された各レーンの左右両側の地物情報Fと、画像認識部5によって画像認識された自車レーンの左右両側の対象地物とを比較し、最もよく一致したレーンを自車レーンと判定する。
推奨レーン案内部10は、案内経路中の複数のレーンが存在し、推奨レーンを案内する必要があるレーン案内地点において、レーン判定部8により判定された自車レーンからの相対的なレーン位置によって推奨レーンを案内する相対レーン案内と、複数のレーンの中での絶対的なレーン位置によって推奨レーンを案内する絶対レーン案内とのいずれかによって、案内経路に沿って走行するための推奨レーン案内を行う構成となっている。本実施形態においては、推奨レーン案内部10が、推奨レーン案内を行うに先立って、後述する案内方法決定部35により、案内経路全体に亘って相対レーン案内及び絶対レーン案内のいずれかに統一されたレーン案内を行うことが決定され、推奨レーン案内部10はその決定に従ってレーン案内を行う。
走行環境情報取得部3は、少なくとも自車両の周囲の明るさを示す明るさ指標を含む走行環境情報Eを取得する構成となっている。この走行環境情報Eには、画像情報取得部4により取得される画像情報Gの状態に影響を与え得る各種の走行環境に関する情報が含まれ、本実施形態では、走行環境情報取得部3は、明るさ指標の他に、天候指標及び場所指標を走行環境情報として取得する。ここで、明るさ指標とは、画像情報Gに含まれる対象地物の画像の明るさを示す指標である。このような明るさ指標には、例えば、照度センサにより取得される自車両の周辺の照度、現在日時と日の出及び日の入りの時刻の情報から算出される太陽の位置の情報、昼/夕方/夜のいずれかを示す明るさ区分情報等が含まれる。本実施形態では、明るさ指標として、昼又は夜のいずれかを示す明るさ区分情報としての昼夜別情報を取得する。このような情報は、例えば、ヘッドライト30の操作スイッチの状態に基づき、ヘッドライト30が消灯状態では昼、点灯状態では夜と判定することにより取得できる。また、太陽の位置の情報や自車両の周辺の照度に基づいて取得することもできる。
場所指標とは、自車両の走行場所を示す指標である。特に、画像情報Gに含まれる対象地物の画像の明るさや画像の鮮明さなど、画像認識部5による画像認識の認識し易さに影響を与える路面の状態などを代表する指標であると好適である。このような場所指標には、例えば、道路が新しいものか古いものかといった情報や、建物内の道路であるか否か(路面を照らす照明の種類)といった情報が含まれる。本実施形態では、場所指標として、トンネル内か否かを示すトンネル情報を取得する。このような情報は、例えば、自車位置情報Pに基づいて地図情報Mから判別することができる。また、ビーコンから受信した情報に基づいて取得することもできる。
基準認識率取得部32は、各地物種別の地物についての基準認識率を取得する構成となっている。ここで、基準認識率とは、各地物種別の地物についての画像認識の成功率の基準値である。本実施形態では、基準認識率取得部32は、基準認識率テーブル20に規定された基準認識率を読み出すことにより取得する。ここで、基準認識率テーブル20には、各地物種別の地物についての基準認識率として、各地物種別の地物の画像が含まれる画像情報Gに対する画像認識処理を行った際に、当該地物の画像認識に成功する割合を統計的に求めた値が規定されている。すなわち、この基準認識率は、各地物種別の地物の画像認識の成功率の予測値に相当する。
このような構成により、基準認識率取得部32は、走行環境情報取得部3により取得した現在の走行環境情報Eに応じた基準認識率を、基準認識率テーブル20から取得する。
実認識率取得部33は、自車両が走行を開始してから最初のレーン案内地点に到達するまでの間での画像認識部5による各対象地物の実際の画像認識の成功率である実認識率を取得する構成となっている。図6に、本実施形態に係る実認識率取得部33が取得する実認識率の一例を示す。上図に示す例の場合、各対象地物のうち認識率の値が記載されている「実線:90%、破線(太):90%、二重線(実線/破線):85%、三重線(破線/実線/破線):80%」の情報が実認識率に相当する。これらの実認識率は、具体的には、以下のようにして取得される。まず、画像認識部5が、自車位置情報Pに基づいてデータ抽出部7で抽出された対象地物の地物情報Fに基づいて、画像情報Gに対して画像認識処理を行う。実認識率取得部33は、対象地物種別ごとの画像認識処理の成功の可否を取得し、対象地物ごとに画像認識処理を行った回数に対して当該画像認識に成功した割合を求める。したがって、例えば、実認識率取得部33が、10回画像認識処理を行ったうちの9回で実線を画像認識できた場合、図6に示すように「実線:90%」の実認識率情報が得られる。ここで、実認識率取得部33が取得する実認識率は、各対象地物に対して実際に画像認識処理を行った時の成功率であるため、対象地物が撮影装置21の撮影範囲に存在しない場合には、実認識率を求めることができない。このため、自車両が走行を開始してから最初のレーン案内地点に到達するまでに撮影装置21の撮影範囲に入らなかった対象地物、或いは当該撮影範囲に入ったが画像認識処理を行った回数が所定のしきい値以下である対象地物については、実認識率取得部33が実認識率の情報を取得することができない。従って、例えば図6に示されるように、最初のレーン案内地点に到達する直前の時点で全ての対象地物の実認識を取得できていない場合が有り得る。本実施形態においては、このような場合、当該対象地物については不明である旨を示す情報を実認識率情報として設定する。
必要認識地物抽出部34は、地図情報Mに関連付けられた地物情報Fに基づいて、案内経路に含まれる全てのレーン案内地点について必要認識地物Frを抽出する構成となっている。ここで、必要認識地物Frは、レーン案内地点のそれぞれにおいて自車レーンを判定するために、画像認識部5による画像認識に成功することが必要な地物(対象地物)である。本実施形態においては、案内経路に含まれる全てのレーン案内地点のそれぞれに存在する対象地物(レーン区画標示)が必要認識地物Frとなる。また、必要認識地物抽出部34は、レーン案内地点のそれぞれについて、画像認識に成功することが必須の必須認識地物と、複数の地物の中から選択的に画像認識に成功すればよい選択的認識地物とを分類して、必要認識地物Frとして抽出する。なお、レーン案内地点の抽出範囲となる案内経路としては、上記のとおり、任意の2地点間を結ぶ案内経路が含まれる。従って、例えば、通常は自車位置に一致する出発地からユーザーが入力した目的地までを結ぶ全案内経路がレーン案内地点の抽出範囲となる場合の他、当該全案内経路中の一部分のみがレーン案内地点の抽出範囲となる場合もある。その場合、レーン案内を含む経路案内の方法が同じ一連の経路の範囲を単位として全案内経路を複数の部分に分割し、各部分をレーン案内地点の抽出範囲とすることが望ましい。例えば、一般道と高速道路とで経路案内の方法が異なる場合等には、出発地から高速道路入口までの案内経路、高速道路の入口から出口までの案内経路、及び高速道路の出口から目的地までの案内経路に分割し、各部分をレーン案内地点の抽出範囲とすると好適である。
認識率導出部31は、自車が案内経路を走行するときに各レーン案内地点において、抽出された必要認識地物Fr各々についての画像認識の成功率である認識率を導出する構成となっている。この認識率は、各地物種別の地物についての画像認識の成功率であり、ここでは、各レーン案内地点を自車両が走行した場合に必要認識地物Frについて画像認識に成功する割合を示している。本実施形態において、認識率導出部31は、必要認識地物抽出部34によって出力された各必要認識地物Frのうち、実認識率取得部33が実認識率を取得できた必要認識地物Frについては、当該実認識率を認識率とする。また、認識率導出部31は、必要認識地物抽出部34によって出力された各必要認識地物Frのうち、実認識率取得部33が実認識率を取得できなかった必要認識地物Frについては、同じ地物種別の地物についての基準認識率と実認識率とに基づいて認識率を導出する。
図6より実認識率取得部33により実認識率を取得できた対象地物は、「実線:95%、破線(太):90%、二重線(実線/破線):85%、三重線(破線/実線/破線):80%」の4種類である。また、昼晴の場合は、図5よりこれら4種類の基準認識率は「実線:95%、破線(太):85%、二重線(実線/破線):85%、三重線(破線/実線/破線):75%」である。そして、実線、破線(太)、二重線(実線/破線)、及び三重線の4種類の対象地物について、対象地物ごとに実認識率に対する基準認識率の割合を求め、それらの総和を、総数(4)で割ると、補正係数103%が求まる。
そして、認識率導出部31は、このようにして導出した各対象地物についての認識率を出力する。
案内方法決定部35は、必要認識地物Fr各々の認識率に基づいて、案内経路の全体に亘って推奨レーン案内の方法を、相対レーン案内及び絶対レーン案内のいずれかに統一するように決定する構成となっている。ここで、「案内経路の全体に亘ってレーン案内方法を統一するように決定する」とは、ナビゲーション装置1が案内経路に含まれるいずれの案内地点においても、同じ(共通の)案内方法(相対レーン案内又は絶対レーン案内)で推奨レーン案内を行うように決定することを意味する。案内方法決定部35は、案内経路に含まれる最初のレーン案内地点に自車両が到達するまでに、レーン案内方法を決定する。本実施形態においては、案内方法決定部35は、案内経路に含まれる各レーン案内地点についての、必要認識地物抽出部34が抽出した必要認識地物Frと認識率導出部31により導出された認識率との関係に基づいて、推奨レーン案内のレーン案内方法を決定する。より詳しくは、案内方法決定部35は、案内経路に含まれる全てのレーン案内地点について、必須認識地物の全て及び選択的認識地物の少なくとも一つの認識率が所定の認識率しきい値以上である場合には、レーン案内方法を相対レーン案内に決定し、案内経路に含まれるレーン案内地点の少なくとも一つについて、必須認識地物の少なくとも一つ又は選択的認識地物の全ての認識率が所定の認識率しきい値未満である場合には、レーン案内方法を絶対レーン案内に決定する。ここで、認識率しきい値は、画像認識に成功する可能性を判定するためのしきい値として設定される。本実施形態では、認識率しきい値を、画像認識に成功する可能性が十分に高い値、一例として90%に設定している。そして、案内方法決定部35は、ある必要認識地物Frの認識率が認識率しきい値以上である場合には、当該必要認識地物Frの画像認識に成功する可能性がしきい値以上であって画像認識に成功する可能性が十分に高いと判定し、認識率が認識率しきい値未満である場合には、当該必要認識地物Frの画像認識に成功する可能性がしきい値未満であって画像認識に失敗する可能性があると判定する。
次に、本実施形態に係るナビゲーション装置1の案内方法決定部35によって実行されるレーン案内方法の決定処理手順について説明する。図11は、本実施形態に係るレーン判定方法の決定処理手順を示すフローチャートである。以下に説明する各処理の手順は、上記のナビゲーション装置1の各機能部を構成するハードウェア又はソフトウェア(プログラム)或いはその両方の組み合わせにより実行される。ナビゲーション装置1の各機能部がプログラムにより構成される場合には、ナビゲーション装置1が有する演算処理装置は、上記の各機能部により構成されるナビゲーションプログラムの各ステップを実行するコンピュータとして動作する。以下、図11に示すフローチャートに従って説明する。
(1)上記の実施形態では、自車レーン判定のために、画像認識部5が、図3に示すような車線を分ける区画線等のレーン区画標示を画像認識の対象になる地物(対象地物)とする場合の例を説明した。しかし、対象地物は、自車両の走行するレーンを特定するために画像認識できるものであればよく、他の地物を対象地物とすることも可能である。例えば、走行レーンの進行方向別通行区分を表す矢印状の道路標示など、各種の道路上のペイント標示を対象地物としても好適である。
3 :走行環境情報取得部
4 :画像情報取得部
5 :画像認識部
6 :自車位置情報取得部
7 :データ抽出部
8 :レーン判定部
10 :推奨レーン案内部
20 :基準認識率テーブル
21 :撮影装置
31 :認識率導出部
32 :基準認識率取得部
33 :実認識率取得部
34 :必要認識地物抽出部
35 :案内方法決定部
E :走行環境情報
F :地物情報
Fr :必要認識地物
G :画像情報
M :地図情報
Claims (7)
- 地図情報に基づいて2つの地点間の案内経路を探索し、当該案内経路に従った経路案内を行うナビゲーション装置であって、
自車両に搭載された撮影装置により撮影した画像情報を取得する画像情報取得部と、
前記画像情報に含まれる地物の画像認識を行う画像認識部と、
前記画像認識部による地物の画像認識結果に基づいて自車両が走行中のレーンである自車レーンを判定するレーン判定部と、
前記案内経路中の推奨レーンを案内する必要があるレーン案内地点において、前記レーン判定部により判定された自車レーンからの相対的なレーン位置によって推奨レーンを案内する相対レーン案内と、複数のレーンの中での絶対的なレーン位置によって推奨レーンを案内する絶対レーン案内とのいずれかによって、前記案内経路に沿って走行するための推奨レーン案内を行う推奨レーン案内部と、
前記レーン案内地点のそれぞれにおいて前記自車レーンを判定するために前記画像認識に成功することが必要な地物である必要認識地物を、前記地図情報に関連付けられた地物情報に基づいて、前記案内経路に含まれる全ての前記レーン案内地点について抽出する必要認識地物抽出部と、
抽出された前記必要認識地物各々についての前記画像認識の成功率である認識率を導出する認識率導出部と、
前記必要認識地物各々の認識率に基づいて、前記案内経路の全体に亘る前記推奨レーン案内の方法を、前記相対レーン案内及び前記絶対レーン案内のいずれかに統一するように決定する案内方法決定部と、
を備えるナビゲーション装置。 - 自車両が走行を開始してから最初の前記レーン案内地点に到達するまでの間での前記画像認識部による地物の実際の画像認識の成功率である実認識率を取得する実認識率取得部を更に備え、
前記認識率導出部は、前記実認識率を取得できた前記必要認識地物について、当該実認識率を前記認識率とする請求項1に記載のナビゲーション装置。 - 各地物種別の地物についての基準認識率を取得する基準認識率取得部を更に備え、
前記認識率導出部は、同じ地物種別の地物についての前記基準認識率と前記実認識率との差に基づいて補正係数を導出し、前記実認識率を取得できなかった前記必要認識地物について、前記補正係数により前記基準認識率を補正した補正認識率を前記認識率とする請求項2に記載のナビゲーション装置。 - 少なくとも自車両の周囲の明るさを示す明るさ指標を含む走行環境情報を取得する走行環境情報取得部を更に備え、
前記基準認識率取得部は、走行環境に応じて異なる前記基準認識率を規定した基準認識率テーブルを備えると共に、前記走行環境情報取得部により取得した現在の走行環境情報に応じた前記基準認識率を取得する請求項3に記載のナビゲーション装置。 - 前記必要認識地物抽出部は、前記レーン案内地点のそれぞれについて、前記画像認識に成功することが必須の必須認識地物と、複数の地物の中から選択的に前記画像認識に成功すればよい選択的認識地物とを分類して、前記必要認識地物として抽出し、
前記案内方法決定部は、前記案内経路に含まれる全ての前記レーン案内地点について、前記必須認識地物の全て及び前記選択的認識地物の少なくとも一つの前記認識率が所定の認識率しきい値以上である場合には、前記推奨レーン案内の方法を前記相対レーン案内に決定し、前記案内経路に含まれる前記レーン案内地点の少なくとも一つについて、前記必須認識地物の少なくとも一つ又は前記選択的認識地物の全ての前記認識率が所定の認識率しきい値未満である場合には、前記推奨レーン案内の方法を前記絶対レーン案内に決定する請求項1から4のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。 - 地図情報に基づいて2つの地点間の案内経路を探索し、当該案内経路に従った経路案内を行うナビゲーションプログラムであって、
自車両に搭載された撮影装置により撮影した画像情報を取得する画像情報取得機能と、
前記画像情報に含まれる地物の画像認識を行う画像認識機能と、
前記画像認識機能による地物の画像認識結果に基づいて自車両が走行中のレーンである自車レーンを判定するレーン判定機能と、
前記案内経路中の推奨レーンを案内する必要があるレーン案内地点において、前記レーン判定機能により判定された自車レーンからの相対的なレーン位置によって推奨レーンを案内する相対レーン案内と、複数のレーンの中での絶対的なレーン位置によって推奨レーンを案内する絶対レーン案内とのいずれかによって、前記案内経路に沿って走行するための推奨レーン案内を行う推奨レーン案内機能と、
前記レーン案内地点のそれぞれにおいて前記自車レーンを判定するために前記画像認識に成功することが必要な地物である必要認識地物を、前記地図情報に関連付けられた地物情報に基づいて、前記案内経路に含まれる全ての前記レーン案内地点について抽出する必要認識地物抽出機能と、
抽出された前記必要認識地物各々についての前記画像認識の成功率である認識率を導出する認識率導出機能と、
前記必要認識地物各々の認識率に基づいて、前記案内経路の全体に亘る前記推奨レーン案内の方法を、前記相対レーン案内及び前記絶対レーン案内のいずれかに統一するように決定する案内方法決定機能と、
をコンピュータに実行させるナビゲーションプログラム。 - 地図情報に基づいて2つの地点間の案内経路を探索し、当該案内経路に従った経路案内を行うナビゲーション方法であって、
画像情報取得部が、自車両に搭載された撮影装置により撮影した画像情報を取得する画像情報取得ステップと、
画像認識部が、前記画像情報に含まれる地物の画像認識を行う画像認識ステップと、
レーン判定部が、前記画像認識ステップによる地物の画像認識結果に基づいて自車両が走行中のレーンである自車レーンを判定するレーン判定ステップと、
推奨レーン案内部が、前記案内経路中の推奨レーンを案内する必要があるレーン案内地点において、前記レーン判定ステップにより判定された自車レーンからの相対的なレーン位置によって推奨レーンを案内する相対レーン案内と、複数のレーンの中での絶対的なレーン位置によって推奨レーンを案内する絶対レーン案内とのいずれかによって、前記案内経路に沿って走行するための推奨レーン案内を行う推奨レーン案内ステップと、
必要認識地物抽出部が、前記レーン案内地点のそれぞれにおいて前記自車レーンを判定するために前記画像認識に成功することが必要な地物である必要認識地物を、前記地図情報に関連付けられた地物情報に基づいて、前記案内経路に含まれる全ての前記レーン案内地点について抽出する必要認識地物抽出ステップと、
認識率導出部が、抽出された前記必要認識地物各々についての前記画像認識の成功率である認識率を導出する認識率導出ステップと、
案内方法決定部が、前記必要認識地物各々の認識率に基づいて、前記案内経路の全体に亘る前記推奨レーン案内の方法を、前記相対レーン案内及び前記絶対レーン案内のいずれかに統一するように決定する案内方法決定ステップと、
を備えたことを特徴とするナビゲーション方法。
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