JP5521463B2 - フルオロエーテルカルボン酸フルオライド及びフルオロエーテルカルボン酸の製造方法 - Google Patents
フルオロエーテルカルボン酸フルオライド及びフルオロエーテルカルボン酸の製造方法 Download PDFInfo
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Description
CF3O(CF(CF3)CF2O)CF(CF3)COF (I)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドは、含フッ素ポリマーの製造において界面活性剤として使用されるフルオロエーテルカルボン酸の中間体として有用である。上記フルオロエーテルカルボン酸フルオライドは、ヘキサフルオロプロピレンオキサイドと酸フルオライドとを反応させることによって得られる複数の生成物のうちの1つとして製造できる。
COF2 + k(HFPO) → CF3O(CF(CF3)CF2O)k−1CF(CF3)COF
(式中、kは3以上の整数を表す。)
l(HFPO) → CF3CF2CF2O〔CF(CF3)CF2O〕l−2CF(CF3)COF
(式中、lは2以上の整数を表す。)
CF3O(CF(CF3)CF2O)CF(CF3)COF (I)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドを選択的に得る工程を含み、上記触媒は、金属フッ化物、3級アミン、3級ジアミン、及び、テトラアルキルアンモニウム塩からなる群より選択される少なくとも1種であり、上記溶媒は、非プロトン性極性溶媒であることを特徴とするフルオロエーテルカルボン酸フルオライドの製造方法である。
CF3O(CF(CF3)CF2O)CF(CF3)COF (I)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドを選択的に得る工程、及び、上記フルオロエーテルカルボン酸フルオライドから下記式(II):
CF3O(CF(CF3)CF2O)CF(CF3)COOX (II)
(式中、Xは水素原子、アンモニウム基又はアルカリ金属原子を表す。)で表されるフルオロエーテルカルボン酸を得る工程を含み、上記触媒は、金属フッ化物、3級アミン、3級ジアミン、及び、テトラアルキルアンモニウム塩からなる群より選択される少なくとも1種であり、上記溶媒は、非プロトン性極性溶媒であることを特徴とするフルオロエーテルカルボン酸の製造方法である。
CF3OCF(CF3)COF (i)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドとを反応させて、下記式(I):
CF3O(CF(CF3)CF2O)CF(CF3)COF (I)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドを選択的に得る工程を含み、上記触媒は、金属フッ化物、テトラ鎖状アルキル尿素、環状アルキル尿素、3級アミン、3級ジアミン、及び、テトラアルキルアンモニウム塩からなる群より選択される少なくとも1種であり、上記溶媒は、非プロトン性極性溶媒であることを特徴とするフルオロエーテルカルボン酸フルオライドの製造方法である。
CF3OCF(CF3)COF (i)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドとを反応させて、下記式(I):
CF3O(CF(CF3)CF2O)CF(CF3)COF (I)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドを選択的に得る工程、及び、上記フルオロエーテルカルボン酸フルオライドから下記一般式(II):
CF3O(CF(CF3)CF2O)CF(CF3)COOX (II)
(式中、Xは水素原子、アンモニウム基又はアルカリ金属原子を表す。)で表されるフルオロエーテルカルボン酸を得る工程を含み、上記触媒は、金属フッ化物、テトラ鎖状アルキル尿素、環状アルキル尿素、3級アミン、3級ジアミン、及び、テトラアルキルアンモニウム塩からなる群より選択される少なくとも1種であり、上記溶媒は、非プロトン性極性溶媒であることを特徴とするフルオロエーテルカルボン酸の製造方法である。
CF3O(CF(CF3)CF2O)CF(CF3)COF (I)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドを選択的に得る工程を含むものである。
CF3OCF(CF3)COF (i)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドとを反応させて、下記式(I):
CF3O(CF(CF3)CF2O)CF(CF3)COF (I)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドを選択的に得る工程を含むものでもある。
CF3O(CF(CF3)CF2O)CF(CF3)COOX (II)
(式中、Xは水素原子、アンモニウム基又はアルカリ金属原子を表す。)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸の中間体として有用である。
しかし、触媒として金属フッ化物を使用し、金属フッ化物とテトラ鎖状アルキル尿素及び環状アルキル尿素からなる群より選択される少なくとも1種とを使用することは、式(I)で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドを選択的に得ることができ、金属フッ化物の使用量を減らせる点で好ましい。フッ化セシウム、及び、フッ化カリウムからなる群より選択される少なくとも1つの金属フッ化物とテトラ鎖状アルキル尿素及び環状アルキル尿素からなる群より選択される少なくとも1種とを使用することがより好ましい。
一般式: NR4X
(式中、Rは、同一であるか又は異なって、炭素数1〜4の直鎖又は分岐鎖を持つ炭化水素基を表し、Xはフッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表す。)で表されるものが入手の容易性などの点で好ましく選ばれる。
CF3OCF(CF3)COF (i)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドが生成する場合がある。この場合、式(i)で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドを回収して、ヘキサフルオロプロピレンオキサイドと回収したフルオロエーテルカルボン酸フルオライドとを反応させることによって、下記式(I):
CF3O(CF(CF3)CF2O)CF(CF3)COF (I)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドを選択的に得ることもできる。
CF3O(CF(CF3)CF2O)nCF(CF3)COF
(式中、nは0、1、2又は3を表す。)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライド、及び、下記一般式:
CF3CF2CF2O(CF(CF3)CF2O)mCF(CF3)COF
(式中、mは0、1又は2を表す。)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドの合計に対する式(I)で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドの割合(モル%)として求められる。
CF3O(CF(CF3)CF2O)CF(CF3)COOX (II)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸を得る工程を含むフルオロエーテルカルボン酸の製造方法でもある。
CF3O(CF(CF3)CF2O)CF(CF3)COF (I)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドを選択的に得る工程、
得られたフルオロエーテルカルボン酸フルオライドを回収する工程、
回収したフルオロエーテルカルボン酸フルオライドに水又は酸を接触させる工程、
所望によりアルカリ又はアンモニアで中和する工程、及び、
下記一般式(II):
CF3O(CF(CF3)CF2O)CF(CF3)COOX (II)
(式中、Xは水素原子、アンモニウム基又はアルカリ金属原子を表す。)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸を回収する工程
を含むことが好ましい。
上記重合において、通常、重合温度は、5〜120℃であり、重合圧力は、0.05〜10MPaGである。重合温度、重合圧力は、使用するモノマーの種類、目的とする含フッ素ポリマーの分子量、反応速度によって適宜決定される。
上記重合において、更に、目的に応じて、公知の連鎖移動剤、ラジカル捕捉剤を添加し、重合速度、分子量の調整を行うこともできる。
上記フッ素化アルキルビニルエーテルにおいて、上記R及びR3は、好ましくは、炭素原子1〜4個を有するものであり、より好ましくは水素原子の全てがフッ素によって置換されているものであり、上記R2は、好ましくは、炭素原子2〜4個を有するものであり、より好ましくは、水素原子の全てがフッ素原子によって置換されているものである。
TFE重合体としては、また、TFEと、1つ又は2つ以上のフッ素非含有モノマーとの共重合体であってもよい。上記フッ素非含有モノマーとしては、例えば、エチレン、プロピレン等のアルケン類;ビニルエステル類;ビニルエーテル類が挙げられる。TFE重合体としては、また、TFEと、炭素原子2〜8個を有する1つ又は2つ以上のフッ素含有モノマーと、1つ又は2つ以上のフッ素非含有モノマーとの共重合体であってもよい。
CTFE重合体としては、また、CTFEと、1つ又は2つ以上のフッ素非含有モノマーとの共重合体であってもよく、上記フッ素非含有モノマーとしては、エチレン、プロピレン等のアルケン類;ビニルエステル類;ビニルエーテル類等が挙げられる。
上記含フッ素ポリマーの製造方法では、例えば、(A)非溶融加工性樹脂として、テトラフルオロエチレン重合体[TFE重合体]が、(B)溶融加工性樹脂として、エチレン/TFE共重合体[ETFE]、TFE/HFP共重合体[FEP]及びTFE/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体[PFA、MFA等]が、(C)エラストマー性共重合体として、TFE/プロピレン共重合体、TFE/プロピレン共重合体/第3モノマー共重合体(上記第3モノマーは、VDF、HFP、CTFE、パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)類等)、TFEとパーフルオロ(アルキルビニルエーテル)類とからなる共重合体;HFP/エチレン共重合体、HFP/エチレン/TFE共重合体;PVDF;VDF/HFP共重合体、HFP/エチレン共重合体、VDF/TFE/HFP共重合体等の熱可塑性エラストマー;及び、特公昭61−49327号公報に記載の含フッ素セグメント化ポリマー等が好適に製造されうる。
上記パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)は、式:
Rf3(OCFQCF2)k1(OCR4Q2CF2CF2)k2(OCF2)k3OCF=CF2
(式中、Rf3は炭素数1〜6のパーフルオロアルキル基を表す。k1、k2及びk3は、同一又は異なっていてもよい0〜5の整数である。Q、Q2及びR4は、同一又は異なって、F若しくはCF3である。)で表されるものである。
上記含フッ素ポリマーの製造方法において、TFEの重合は、通常、重合温度10〜100℃、重合圧力0.05〜5MPaGにて行われる。
上記重合は、攪拌機を備えた耐圧の反応容器に純水及び上記フルオロエーテルカルボン酸を仕込み、脱酸素後、TFEを仕込み、所定の温度にし、重合開始剤を添加して反応を開始する。反応の進行とともに圧力が低下するので、初期圧力を維持するように、追加のTFEを連続的又は間欠的に追加供給する。所定量のTFEを供給した時点で、供給を停止し、反応容器内のTFEをパージし、温度を室温に戻して反応を終了する。
上記変性モノマーとしては、例えば、HFP、CTFE等のパーハロオレフィン;炭素原子1〜5個、特に炭素原子1〜3個を有するアルキル基を持つフルオロ(アルキルビニルエーテル);フルオロジオキソール等の環式のフッ素化された単量体;パーハロアルキルエチレン;ω―ヒドロパーハロオレフィン等が挙げられる。変性モノマーの供給は、目的や、TFEの供給に応じて、初期一括添加、又は、連続的若しくは間欠的に分割添加を行うことができる。
変性PTFE中の変性モノマー含有率は、通常、0.001〜2モル%の範囲である。
上記連鎖移動剤の使用量は、通常、供給されるTFE全量に対して、1〜1000ppmであり、好ましくは1〜500ppmである。
上記乾燥は、10〜250℃、好ましくは100〜200℃の乾燥温度で行う。
上記TFE重合体の水性分散体又は上記TFE重合体ファインパウダーは、電池用結着剤として使用することも好ましい。
(1)上記含フッ素ポリマーの製造方法において、FEPの重合は、重合温度60〜100℃、重合圧力0.7〜4.5MPaGにて行うことが好ましい。
FEPの好ましい単量体組成(質量%)は、TFE:HFP=(60〜95):(5〜40)、より好ましくは(85〜90):(10〜15)である。上記FEPとしては、また、更に第3成分としてパーフルオロ(アルキルビニルエーテル)類を用い、全単量体の0.5〜2質量%である範囲内で変性させたものであってもよい。
上記FEPの重合において、上記フルオロエーテルカルボン酸は、上記含フッ素ポリマーの製造方法における使用範囲で用いることができるが、通常、水性媒体100質量%に対して0.0001〜2質量%の量を添加する。
上記FEPの重合において、連鎖移動剤としては、シクロヘキサン、メタノール、エタノール、四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレン、塩化メチル等を使用することが好ましく、pH緩衝剤としては、炭酸アンモニウム、燐酸水素二ナトリウム等を使用することが好ましい。
TFE/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体の好ましい単量体組成(モル%)は、TFE:パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)=(95〜99.7):(0.3〜5)、より好ましくは(97〜99):(1〜3)である。上記パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)としては、式:CF2=CFORf4(式中、Rf4は炭素数1〜6のパーフルオロアルキル基)で表されるものを使用することが好ましい。
上記TFE/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体の重合において、上述のフルオロエーテルカルボン酸は、上記含フッ素ポリマーの製造方法における使用範囲で用いることができるが、通常、水性媒体100質量%に対して0.0001〜10質量%の量で添加することが好ましい。
上記TFE/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体の重合において、連鎖移動剤としてシクロヘキサン、メタノール、エタノール、四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレン、塩化メチル、メタン、エタン等を使用することが好ましく、pH緩衝剤として、炭酸アンモニウム、燐酸水素二ナトリウム等を使用することが好ましい。
ETFEの好ましい単量体組成(モル%)は、TFE:エチレン=(50〜99):(50〜1)である。上記ETFEとしては、また、更に第3モノマーを用い、全単量体の0〜20質量%である範囲内で変性させたものであってもよい。好ましくは、TFE:エチレン:第3モノマー=(63〜94):(27〜2):(4〜10)である。上記第3モノマーとしては、パーフルオロブチルエチレン、パーフルオロブチルエチレン、2,3,3,4,4,5,5−ヘプタフルオロ−1−ペンテン(CH2=CFCF2CF2CF2H)、2−トリフルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプロペン((CF3)2C=CH2)が好ましい。
上記ETFEの重合において、上述のフルオロエーテルカルボン酸は、上記含フッ素ポリマーの製造方法における使用範囲で用いることができるが、通常、水性媒体100質量%に対して0.0001〜2質量%の量で添加する。
上記ETFEの重合において、連鎖移動剤として、シクロヘキサン、メタノール、エタノール、四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレン、塩化メチル等を使用することが好ましい。
CF2=CF−O−(CF2CFY1−O)y−(CFY2)x−A (IV)
(式中、Y1は、フッ素原子、塩素原子又はパーフルオロアルキル基を表す。yは、0〜3の整数を表す。y個のY1は、同一であってもよいし異なっていてもよい。Y2は、フッ素原子又は塩素原子を表す。xは、1〜5の整数を表す。x個のY2は、同一であってもよいし異なっていてもよい。Aは、−SO2X1及び/又は−COZ1を表す。X1は、ハロゲン原子を表す。Z1は、炭素数1〜4のアルコキシル基を表す。)で表される含フッ素モノマーを挙げることができる。電解質ポリマー前駆体の好ましい単量体組成(モル%)は、TFE:ビニルエーテル=(50〜93):(50〜7)である。
上記溶融加工性樹脂の水性分散体又は上記溶融加工性樹脂は、電池用結着剤として使用することも好ましい。
上記含フッ素ポリマーの製造方法において、エラストマー性重合体の重合は、攪拌機を備えた耐圧の反応容器に純水及び上記フルオロエーテルカルボン酸を仕込み、脱酸素後、モノマーを仕込み、所定の温度にし、重合開始剤を添加して、反応を開始する。反応の進行とともに圧力が低下するので、初期圧力を維持するように、追加のモノマーを連続的又は間欠的に追加供給する。所定量のモノマーを供給した時点で、供給を停止し、反応容器内のモノマーをパージし、温度を室温に戻して反応を終了する。乳化重合する場合、ポリマーラテックスを連続的に反応容器より取り出すことが好ましい。
特に、熱可塑性エラストマーを製造する場合、国際公開第00/01741号パンフレットに開示されているように、一旦含フッ素ポリマー微粒子を高い濃度で合成してから希釈して更に重合を行うことで、通常の重合に比べて、最終的な重合速度を速くできる方法を使用することも可能である。
エラストマー性重合体の好ましい単量体組成(質量%)は、フッ化ビニリデン:HFP:TFE=(20〜70):(30〜48):(0〜32)である。この組成のエラストマー性重合体は、良好なエラストマー特性、耐薬品性、及び、熱的安定性を示す。
上記重合開始剤の添加濃度は、目的とする含フッ素ポリマーの分子量や、重合反応速度によって適宜決定されるが、モノマー全量100質量%に対して0.0001〜10質量%、好ましくは0.01〜5質量%の量に設定する。
上記連鎖移動剤の使用量は、供給されるモノマー全量に対して、通常0.5×10−3〜5×10−3モル%、好ましくは1.0×10−3〜3.5×10−3モル%であることが好ましい。
上記凝固は、アルカリ土類金属塩を添加することにより行われる。上記アルカリ土類金属塩としては、カルシウム又はマグネシウムの硝酸塩、塩素酸塩及び酢酸塩が挙げられる。
上記pH調節及び上記凝固は、いずれを先に行ってもよいが、先にpH調節を行うことが好ましい。
各操作の後、エラストマーと同容量の水で洗浄を行い、エラストマー内に存在する少量の緩衝液や塩等の不純物を除去し、乾燥を行う。乾燥は、通常、乾燥炉内で、高温下、空気を循環させながら、約70〜200℃で行われる。
サンプリングは、攪拌を停止し静置した後に反応槽に備えたサンプリング管により行い、反応槽中の2層分離した下層の酸フルオライド層を約5g取り出した。これを氷冷したメタノール約10mlと充分に混合しメチルエステルとした後、さらにここに純水を約0.5ml混合すると2層分離したので、その下層を分析サンプルとした。以下の各実施例においては生成した酸フルライドの組成は相当するメチルエステル体の組成としてガスクロマトグラフィー分析した。
CF3O(CF(CF3)CF2O)nCF(CF3)COF
で表される化合物をPMPFと称し、下記一般式:
CF3CF2CF2O(CF(CF3)CF2O)mCF(CF3)COF
で表される化合物をPFと称する。
圧力ゲージ、バルブ、安全弁、サンプリング管を取り付けた耐圧硝子社製ジャケット付6Lオートクレーブにテトラグライム1000mL、CsFの75gを入れオートクレーブを密栓した。オートクレーブ内を数回窒素で置換した後、減圧した。冷凍機(ヤマト化学社製BB3440)をジャケットにつなぎ冷却し、内温を−11℃とした。ここにCF3OCF(CF3)COF(n=0PMPF)を2100g仕込んだ。再び内温を−10℃まで冷却した後、HFPOをオートクレーブに導入し反応を開始した。反応温度が−10℃に保たれるようにHFPOの導入流量を調節しながら、最終的にHFPOを1510g仕込んだ。その後攪拌しながら室温まで昇温した。1晩放置した後、下抜きのバルブより内容物を抜き出した。内容物は二層に分離していたので、分液ロートにより上層と下層を分離した。上層は1320g、下層は3290gであった。反応物をガスクロマトグラフィーで分析したところ、下層より目的物のCF3OCF(CF3)CF2OCF(CF3)COF(n=1PMPF)が主成分として検出され、その組成は表1の様になった。
反応温度を−7℃とした以外は実施例1と同様に行った。
反応温度を−5℃とした以外は実施例1と同様に行った。
反応温度を−2℃とし、溶媒に同量のトリグライムを用いた以外は実施例1と同様に行った。
圧力ゲージ、バルブ、安全弁、差込管を取り付けた耐圧硝子社製ジャケット付200mLオートクレーブにトリグライムの70.5g、CsFの4.9gを入れオートクレーブを密栓した。オートクレーブ内を数回窒素で置換した後、窒素を内圧が大気圧になるまで満たした。冷凍機をジャケットにつなぎ冷却し、内温を−10℃とした。次にバルブを開き開放系とした後に、カルボニルフルオライド〔COF2〕とHFPOとのモル比がCOF2/HFPO=2.09(COF2:83.5cc/分、HFPO:40.0cc/分))の混合ガスを差込管よりオートクレーブ内に導入し、120分間反応した。未反応のガスは大気中に開放した。このとき、内温を−10℃となるように冷凍機で調整した。その後攪拌しながら室温まで昇温し、下抜きのバルブより内容物を抜き出した。内容物は二層に分離していたので、分液ロートにより上層と下層を分離した。下層の反応物をガスクロマトグラフィーで分析したところ、目的物のCF3OCF(CF3)CF2OCF(CF3)COF(n=1PMPF)が主成分として検出され、反応物の組成は表1の様になった。その後の処理は、実施例1と同様に行い相当するカルボン酸を得た。
オートクレーブ内を数回窒素で置換した後、真空にし、バルブを閉じたままCOF2とHFPO(モル比:COF2/HFPO=2.09)の混合ガスを内圧が0.04MPaの一定圧になる様に導入し反応を行った事以外は実施例5と同様に行った。
圧力ゲージ、バルブ、安全弁、サンプリング管を取り付けた耐圧硝子社製200mLオートクレーブにトリグライム70g、スプレードライKF0.3gを入れオートクレーブを密栓した。オートクレーブ内を数回窒素で置換した後、減圧した。ドライアイス−アセトンバスで冷却し、内温を−15℃とした。ここにCOF2を4.8g仕込んだ。再び内温を−15℃まで冷却した後、HFPOをオートクレーブに導入し反応を開始した。HFPOの導入流量を13cc/minに調節して、反応温度を−15〜−10℃に保ち、最終的にHFPOを24.1g仕込んだ。HFPOとCOF2の仕込みモル比は2.0とした。その後30分攪拌後、30分静置した。内容物は二層に分離していたので、サンプリング管により下層(生成物層)を分取した。下層の反応物をガスクロマトグラフィーで分析したところ、目的物のCF3OCF(CF3)CF2OCF(CF3)COF(n=1PMPF)が主成分として検出され、その組成は表1の様になった。
スプレードライKFの仕込み量を0.5gにした以外は実施例7と同様に行った。
溶媒に同量のテトラグライムを用いた以外は実施例7と同様に行った。
圧力ゲージ、バルブ、安全弁、サンプリング管を取り付けた耐圧硝子社製200mLオートクレーブにトリグライム70g、テトラメチル尿素4.5g、スプレードライKF0.5gを入れオートクレーブを密栓した。オートクレーブ内を数回窒素で置換した後、減圧した。ドライアイス−アセトンバスで冷却し、内温を−15℃とした。ここにCOF2を4.8g仕込んだ。再び内温を−15℃まで冷却した後、HFPOをオートクレーブに導入し反応を開始した。HFPOの導入流量を13cc/minに調節して、反応温度を−15〜−10℃に保ち、最終的にHFPOを24.1g仕込んだ。HFPOとCOF2の仕込みモル比は2.0とした。その後30分攪拌後、30分静置した。内容物は二層に分離していたので、サンプリング管により下層(生成物層)を分取した。下層の反応物をガスクロマトグラフィーで分析したところ、目的物のCF3OCF(CF3)CF2OCF(CF3)COF(n=1PMPF)が主成分として検出され、その組成は表1の様になった。
触媒に同量のCsFを用いた以外は実施例10と同様に行った。
圧力ゲージ、バルブ、安全弁、サンプリング管を取り付けた耐圧硝子社製ジャケット付500mLオートクレーブにテトラグライム100g、CsFの7gを入れオートクレーブを密栓した。オートクレーブ内を数回窒素で置換した後、減圧した。冷凍機(ヤマト化学社製BB3440)をジャケットにつなぎ冷却し、内温を−3℃とした。ここにCF3OCF(CF3)COF(n=0PMPF)を200g仕込んだ。再び内温を−3℃まで冷却した後、HFPOの導入流量を50cc/minに調節して、反応温度を−3℃に保ち、最終的にHFPOを143g仕込んだ。HFPOとn=0PMPFの仕込みモル比は1.0とした。その後攪拌しながら室温まで昇温した。その後30分攪拌後、30分静置した。内容物は二層に分離していたので、サンプリング管により下層(生成物層)を分取した。下層の反応物をガスクロマトグラフィーで分析したところ、目的物のCF3OCF(CF3)CF2OCF(CF3)COF(n=1PMPF)が主成分として検出され、その組成は表1の様になった。
実施例12で反応終了後、下層(生成物層)のみを下部バルブから抜き出し、上層(CsFを含むテトラグライム層)のみを系内に残し、n=0PMPFを200g仕込み、実施例12と同様に反応温度を−3℃に保ちHFPOを143g導入した。反応終了後に下層を抜出し、上層を残したままn=0PMPFとHFPOを導入する操作を10回繰り返した。10回目の反応を行った結果、下層の組成は表1の様になった。
Claims (12)
- 溶媒中で、触媒の存在下に、−30〜40℃の温度で、ヘキサフルオロプロピレンオキサイドとカルボニルフルオライドとを反応させて、下記式(I):
CF3O(CF(CF3)CF2O)CF(CF3)COF (I)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドを選択的に得る工程を含み、
前記触媒は、金属フッ化物とテトラ鎖状アルキル尿素及び環状アルキル尿素からなる群より選択される少なくとも1種とであり、
前記溶媒は、非プロトン性極性溶媒である
ことを特徴とするフルオロエーテルカルボン酸フルオライドの製造方法。 - 金属フッ化物は、フッ化セシウム、及び、フッ化カリウムからなる群より選択される少なくとも1つの金属フッ化物である請求項1記載のフルオロエーテルカルボン酸フルオライドの製造方法。
- 溶媒中で、触媒の存在下に、−30〜40℃の温度で、ヘキサフルオロプロピレンオキサイドとカルボニルフルオライドとを反応させて、下記式(I):
CF3O(CF(CF3)CF2O)CF(CF3)COF (I)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドを選択的に得る工程、及び、
前記フルオロエーテルカルボン酸フルオライドから下記一般式(II):
CF3O(CF(CF3)CF2O)CF(CF3)COOX (II)
(式中、Xは水素原子、アンモニウム基又はアルカリ金属原子を表す。)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸を得る工程を含み、
前記触媒は、金属フッ化物とテトラ鎖状アルキル尿素及び環状アルキル尿素からなる群より選択される少なくとも1種とであり、
前記溶媒は、非プロトン性極性溶媒である
ことを特徴とするフルオロエーテルカルボン酸の製造方法。 - 金属フッ化物は、フッ化セシウム、及び、フッ化カリウムからなる群より選択される少なくとも1つの金属フッ化物である請求項3記載のフルオロエーテルカルボン酸の製造方法。
- 溶媒中で、触媒の存在下に、−30〜40℃の温度で、ヘキサフルオロプロピレンオキサイドと下記式(i):
CF3OCF(CF3)COF (i)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドとを反応させて、下記式(I):
CF3O(CF(CF3)CF2O)CF(CF3)COF (I)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドを選択的に得る工程を含み、
前記触媒は、金属フッ化物とテトラ鎖状アルキル尿素及び環状アルキル尿素からなる群より選択される少なくとも1種とであり、
前記溶媒は、非プロトン性極性溶媒である
ことを特徴とするフルオロエーテルカルボン酸フルオライドの製造方法。 - 金属フッ化物は、フッ化セシウム、及び、フッ化カリウムからなる群より選択される少なくとも1つの金属フッ化物である請求項5記載のフルオロエーテルカルボン酸フルオライドの製造方法。
- 溶媒中で、触媒の存在下に、−30〜40℃の温度で、ヘキサフルオロプロピレンオキサイドと下記式(i):
CF3OCF(CF3)COF (i)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドとを反応させて、下記式(I):
CF3O(CF(CF3)CF2O)CF(CF3)COF (I)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドを選択的に得る工程、及び、
前記フルオロエーテルカルボン酸フルオライドから下記一般式(II):
CF3O(CF(CF3)CF2O)CF(CF3)COOX (II)
(式中、Xは水素原子、アンモニウム基又はアルカリ金属原子を表す。)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸を得る工程を含み、
前記触媒は、金属フッ化物とテトラ鎖状アルキル尿素及び環状アルキル尿素からなる群より選択される少なくとも1種とであり、
前記溶媒は、非プロトン性極性溶媒である
ことを特徴とするフルオロエーテルカルボン酸の製造方法。 - 金属フッ化物は、フッ化セシウム、及び、フッ化カリウムからなる群より選択される少なくとも1つの金属フッ化物である請求項7記載のフルオロエーテルカルボン酸の製造方法。
- 非プロトン性極性溶媒は、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、及び、テトラエチレングリコールジメチルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種である請求項1、2、5又は6記載のフルオロエーテルカルボン酸フルオライドの製造方法。
- 非プロトン性極性溶媒は、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、及び、テトラエチレングリコールジメチルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種である請求項3、4、7又は8記載のフルオロエーテルカルボン酸の製造方法。
- 式(I)で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドを選択的に得る工程の前に、
溶媒中で、触媒の存在下に、−30〜40℃の温度で、ヘキサフルオロプロピレンオキサイドとカルボニルフルオライドとを反応させて、下記式(I):
CF 3 O(CF(CF 3 )CF 2 O)CF(CF 3 )COF (I)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライド、及び、下記式(i):
CF 3 OCF(CF 3 )COF (i)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドを得る工程、並びに、
前記式(i)で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドを回収する工程を有する
請求項5又は6記載のフルオロエーテルカルボン酸フルオライドの製造方法。 - 式(I)で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドを選択的に得る工程の前に、
溶媒中で、触媒の存在下に、−30〜40℃の温度で、ヘキサフルオロプロピレンオキサイドとカルボニルフルオライドとを反応させて、下記式(I):
CF 3 O(CF(CF 3 )CF 2 O)CF(CF 3 )COF (I)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライド、及び、下記式(i):
CF 3 OCF(CF 3 )COF (i)
で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドを得る工程、並びに、
前記式(i)で表されるフルオロエーテルカルボン酸フルオライドを回収する工程を有する
請求項7又は8記載のフルオロエーテルカルボン酸の製造方法。
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