JP5518504B2 - インフレータブルボート - Google Patents

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本発明は、気体を充填して使用されるインフレータブルボートに関する。
レジャー等に使用される小型ボートとして、空気を充填して使用するインフレータブルボートがある。また、インフレータブルボートの船底部に設置されるフロア部材として、空気を充填して使用されるエアフロアが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このようなエアフロアを採用することにより、大きな浮力を確保することができるため、インフレータブルボートの安全性を高めることが可能となる。また、エアフロアにおいては、空気の充填だけで組立作業が完了するため、従来の組み立て式のフロア部材に比べて取り扱いが容易となっている。
特開2002−96792号公報
ところで、インフレータブルボートの航行性能を高めるためには、フロア部材の変形を抑制して船底形状を保持することにより、船底の水流をスムーズに導くことが重要である。特に、トランサム直後の水流を乱すことは、船外機のスクリューに気泡を噛み込ませ、インフレータブルボートの航行性能を大きく低下させる要因となっていた。さらに、フロア部材としてエアフロアを採用した場合には、金属製や木製のフロア部材に比べて剛性が低下し易いことから、エアフロアが変形して船底の水流を乱してしまうという問題がある。
本発明の目的は、フロア部材の変形を抑制して航行性能を向上させることにある。
本発明のインフレータブルボートは、気体を充填して使用されるインフレータブルボートであって、ボート本体の船尾部に設けられ、凹部が形成されるトランサム板と、前記ボート本体の船底部に脱着自在に設けられ、前記凹部に係合する凸部が一端に形成されるフロア部材とを有し、前記フロア部材は、気体を充填して使用されるエアフロアである、ことを特徴とする。
本発明のインフレータブルボートは、前記凸部は前記フロア部材の幅方向中央に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、トランサム板の凹部に係合する凸部をフロア部材に形成したので、トランサム板に対してフロア部材の上方移動が規制される。これにより、トランサム板の近傍におけるフロア部材の変形を抑制することができ、インフレータブルボートの航行性能を向上させることが可能となる。
本発明の一実施の形態であるインフレータブルボートを示す斜視図である。 インフレータブルボートを上方から示す平面図である。 図2のA−A線に沿ってインフレータブルボートを示す断面図である。 図2のA−A線に沿ってインフレータブルボートを示す分解断面図である。 (a)はエアフロアを示す正面図であり、(b)はエアフロアを示す背面図であり、(c)はエアフロアを示す左側面図であり、(d)はエアフロアを示す右側面図である。 (a)はエアフロアを示す平面図であり、(b)はエアフロアを示す底面図である。 (a)は図5(c)のA−A線に沿ってエアフロアを示す拡大断面図であり、(b)は図5(c)のB−B線に沿ってエアフロアを示す拡大断面図である。 (a)および(b)はエアフロアの取付構造を示す説明図である。 (a)は従来のインフレータブルボートを示す断面図であり、(b)は図3のA−A線に沿って本発明のインフレータブルボートを示す断面図である。 本発明の他の実施の形態であるインフレータブルボートを示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態であるインフレータブルボート10を示す斜視図である。また、図2はインフレータブルボート10を上方から示す平面図である。図1および図2に示すように、インフレータブルボート10は、右舷チューブ11および左舷チューブ12を備えるボート本体13を有している。また、ボート本体13の船首部13aにおいて、右舷チューブ11と左舷チューブ12とは船首チューブ14を介して連結されている。さらに、ボート本体13の船尾部13bにおいて、右舷チューブ11と左舷チューブ12とはトランサム板15を介して連結されている。なお、船外機16が取り付けられるトランサム板15は、木材、ガラス繊維強化樹脂、金属等を用いて強固に形成されている。
ボート本体13を構成する右舷チューブ11、左舷チューブ12および船首チューブ14は、ポリエステルやナイロン等の基布をポリマー層で挟み込んだボートクロスを用いて形成されている。インフレータブルボート10の船体形状はチューブ剛性によって決定されるため、例えば20〜25kPaのチューブ内圧に対応したボートクロスが用いられている。また、右舷チューブ11や左舷チューブ12内には隔壁が設けられており、万一、ボートクロスが損傷した場合であっても、チューブ11,12,14内に充填された全ての空気(気体)が抜けないように構成されている。
図3は図2のA−A線に沿ってインフレータブルボート10を示す断面図である。また、図4は図2のA−A線に沿ってインフレータブルボート10を示す分解断面図である。図3および図4に示すように、各チューブ11,12,14やトランサム板15の下部には、ボート本体13の船底部13cを塞ぐように船底シート21が接着されている。また、ボート本体13の船底部13cには、フロア部材として機能するエアフロア20が収容されている。このエアフロア20は板状に形成される一対の浮力体22によって構成されており、エアフロア20の幅方向の断面形状はV字状に形成されている。このようなエアフロア20を用いることにより、船底をV字状に突き出させることができるため、インフレータブルボート10の凌波性能を高めることが可能となる。
ここで、図5(a)はエアフロア20を示す正面図であり、図5(b)はエアフロア20を示す背面図であり、図5(c)はエアフロア20を示す左側面図であり、図5(d)はエアフロア20を示す右側面図である。また、図6(a)はエアフロア20を示す平面図であり、図6(b)はエアフロア20を示す底面図である。さらに、図7(a)は図5(c)のA−A線に沿ってエアフロア20を示す拡大断面図であり、図7(b)は図5(c)のB−B線に沿ってエアフロア20を示す拡大断面図である。なお、図7(a)および(b)においては内部構造を省略して図示している。
図3〜図7に示すように、エアフロア20を構成する浮力体22は、所定間隔を空けて対向する一対の表面シート23,24を備えており、これら表面シート23,24の縁部には帯状シート25が接着されている。また、図3および図4に示すように、浮力体22内には多数の連結糸26が設けられており、連結糸26の一端は表面シート23に接続され、連結糸26の他端は表面シート24に接続されている。つまり、対向する表面シート23,24の間隔は多数の連結糸26によって規制されており、空気(気体)を充填することで浮力体22を板状に膨張させることが可能となっている。このように板状となる一対の浮力体22を、V字状に組み合わせるとともに帯状シート27を用いて接合することにより、V字状の断面形状を備えたエアフロア20を形成することが可能となる。なお、各シート23〜25,27は前述したボートクロス等を用いて形成されており、連結糸26はポリエステルやナイロン等を用いて形成されている。
続いて、ボート本体13に対するエアフロア20の取付構造について説明する。図8(a)および(b)はエアフロア20の取付構造を示す説明図である。図4および図8に示すように、トランサム板15の下部の幅方向中央には凹部30が形成されている。また、図4〜図6および図8に示すように、エアフロア20の船尾側の一端には凸部31が形成されており、この凸部31はエアフロア20の幅方向中央に位置している。このようなエアフロア20を船底部13cに取り付ける際には、図8(a)および(b)に示すように、エアフロア20の凸部31がトランサム板15の凹部30に挿入されるようになっている。なお、ボート本体13に対してエアフロア20を取り付ける際には、まず膨張前のエアフロア20がボート本体13の船底部13cに収容される。そして、エアフロア20の凸部をトランサム板15の凹部30に挿入してから、エアフロア20に対して規定値(例えば50kPa)まで空気が充填されることになる。
ここで、図9(a)は従来のインフレータブルボート100を示す断面図である。図9(b)は図3のA−A線に沿って本発明のインフレータブルボート10を示す断面図である。なお、図9(a)には図3のA−A線と同様の位置での断面構造が示されている。また、図9(a)および(b)には航行状態のインフレータブルボート10,100が示されている。図9(a)に示すように、従来のインフレータブルボート100においては、トランサム板101に対してエアフロア102が固定されていないことから、トランサム板101の近傍においてエアフロア102が水圧で浮き上がることになる。これにより、エアフロア102の変形に伴って船底形状が変形し、インフレータブルボート100の航行性能が低下することになっていた。しかも、トランサム直後の水流が大きく乱れた場合には、水中に多くの気泡が取り込まれるため、船外機16のスクリュー16aが気泡を捉えて空転し、推進力が大きく変動する要因となっていた。
これに対し、図9(b)に示すように、本発明のインフレータブルボート10においては、エアフロア20の凸部31がトランサム板15の凹部30に挿入されるため、トランサム板15によってエアフロア20の上方移動が規制されている。これにより、航行時にエアフロア20に対して大きな水圧が作用した場合であっても、トランサム板15の近傍におけるエアフロア20の浮き上がりを抑制することが可能となる。このように、エアフロア20の変形を抑制して船底形状を保持することができるため、インフレータブルボート10の航行性能を大幅に向上させることが可能となる。しかも、スクリュー16aに向けてトランサム直後の水流をスムーズに導くことができるため、スクリュー16aが確実に水を捉えて推進力を安定させることが可能となる。なお、凸部31が凹部30に挿入されることから、ジャンプ後の着水等の衝撃が作用してもエアフロア20が外れることはない。
また、図8に示すように、エアフロア20の一端には、凸部31が形成されるだけでなく、凸部31の両側に位置するように押当面32が形成されている。これにより、エアフロア20を膨張させながら押当面32を堅いトランサム板15に押し当てることができるため、ボート本体13に対してエアフロア20を強固に固定することが可能となる。このように、エアフロア20が強固に固定されることから、船底形状の更なる安定を図ることができ、航行性能を向上させることが可能となっている。また、エアフロア20を膨張させながら押当面32を堅いトランサム板15に押し当てることにより、エアフロア20の押当面32が平らに押し潰されることになる。これにより、エアフロア20の端部から丸みを除去することができるため、トランサム板15の下端における船底形状の丸みを抑制することができ、航行時において後方に跳ね上がる水しぶき(スプレー)を抑制することが可能となる。
また、図示する場合には、エアフロア20の凸部31をトランサム板15の厚み寸法を超えないように形成しているが、これに限られることはなく、トランサム板15の厚み寸法を超えて伸びる凸部31をエアフロア20に形成しても良い。ここで、図10は本発明の他の実施の形態であるインフレータブルボート40を示す断面図である。なお、図10においては図9(a)に示す部位と同様の部位が示されている。また、図10において図9(a)に示す部材と同様の部材については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図10に示すように、エアフロア20にはトランサム板15の厚み寸法を超えて伸びる凸部41が形成されている。また、トランサム板15には凸部41に対応する凹部として貫通孔42が形成されている。そして、ボート本体13の船底部13cにエアフロア20を取り付ける際には、トランサム板15の貫通孔42に対してエアフロア20の凸部41が挿入され、凸部41はトランサム板15を貫通して船尾側に突き出ることになる。このように、エアフロア20の凸部41を船外機16の直前まで伸ばすことにより、前述した効果を得られるだけでなく、トランサム直後の水流を更に安定させることができるため、航行性能の更なる向上を図ることが可能となる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、図示する場合には、エアフロア20の一端に1つの凸部31,41を設けるようにしているが、これに限られることはなく、エアフロア20の一端に2つ以上の凸部を設けるようにしても良い。また、複数の凸部を設けた場合には、これに対応してトランサム板15に複数の凹部が設けられる。さらに、図示する場合には、ボート本体13に対してエアフロア20が脱着自在に設けられているが、この構造に限られることはなく、ボート本体13に対してエアフロア20を接着等によって固定しても良い。さらに、エアフロア20の断面形状はV字状に形成されているが、これに限られることはなく、断面形状がフラットとなるエアフロアを用いても良い。
10 インフレータブルボート
13 ボート本体
13b 船尾部
13c 船底部
15 トランサム板
20 エアフロア(フロア部材)
30 凹部
31 凸部
40 インフレータブルボート
41 凸部
42 貫通孔(凹部)

Claims (2)

  1. 気体を充填して使用されるインフレータブルボートであって、
    ボート本体の船尾部に設けられ、凹部が形成されるトランサム板と、
    前記ボート本体の船底部に脱着自在に設けられ、前記凹部に係合する凸部が一端に形成されるフロア部材とを有し、
    前記フロア部材は、気体を充填して使用されるエアフロアである、ことを特徴とするインフレータブルボート。
  2. 請求項1記載のインフレータブルボートにおいて、
    前記凸部は前記フロア部材の幅方向中央に設けられることを特徴とするインフレータブルボート。
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