JP5517108B2 - 波面収差測定装置 - Google Patents
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Description
第1実施例として、シャックハルトマン方式の波面収差測定装置100について説明する。
図1は、波面収差測定装置100の概略構成図である。波面収差測定装置100は、主に、照明光学系10と、被検光学系20と、検出光学系30とにより構成される。照明光学系10は光を発してこの光を被検光学系20に導き、被検光学系20には検査される被検レンズ等が配置され、検出光学系30は被検光学系20を通った光束を検出して被検光学系20の波面収差を測定する。以下、波面収差測定装置100に関して、照明光学系10、被検光学系20及び検出光学系30の光軸方向をZ軸方向とし、Z軸に垂直で互いに直交する軸をX軸及びY軸として説明する。
被検光学系20には、被検レンズ等の波面収差が測定される光学部品が配置される。
図3に示された波長フィルター32A及び図4に示された波長フィルター32Bを使って被検光学系20と検出光学系30との相対位置関係を所定範囲内に収束させる方法について説明する。理解を助けるため、光束形成部33のレンズレット33aが5×5に配置され、波長フィルター32A及び波長フィルター32Bのそれぞれの第1領域32a及び第2領域32bも5×5に配置されていると仮定として説明する。
以下、図4を参照して、高精度に被検光学系20と検出光学系30との相対位置関係検出する波長フィルター32Bについて説明する。
緑の波長に関しては、図3(c)に示した場合と同様であるため詳細な説明は省略する。
図5は、被検光学系20の波面収差測定の手順を示したフローチャートである。
まず、ステップS101で、被検光学系20に被検レンズが配置される。
更に、ステップS102で、照明11が点灯される。
ステップS103で、基準位置(x1,y1)が取得される。さらに、XYステージ35をX軸及びY軸方向に移動させ、計測位置(x2,y2)における青の波長のSHスポット33bの光量分布が求められる。基準位置(x1,y1)は、コリメータ光学素子31及び被検光学系20の焦点面FP(図1参照)に校正開口を設けて光量分布を測定することにより取得される。
ステップS105では、より適切な第2計測位置を求めるために、ステップS103に戻り、ステップS103からステップS105を繰り返し行っても良い。例えば、SHスポット33bの平均移動量が、長さW1の10分の1以上の時はステップS103に戻り、長さW1の10分の1未満になった時にステップS106に進むように設定することができる。
ステップS106で、第2計測位置(x3,y3)に配置された検出光学系30で緑の波長のSHスポット33bの光量分布が計測される。
ステップS109で、第3計測位置(x5,y5)に配置された検出光学系30で緑の波長のSHスポット33bの光量分布が計測される。
波面収差測定装置100では、様々な構成の変更も可能である。例えば、検出手段34には1つのカラーCCDセンサ又はカラーCMOSセンサが使用されたが、3CCDが使用されても良い。以下に3CCDを用いた検出手段134について説明する。
波面収差測定装置100では、光学系がダブルパス計測を行うことができるように配置されても良い。ダブルパス計測では、照明光学系と被検光学系とのカップリングに左右されず、被検物に依存せずに同一光量(S/N)のSHスポットを得ることができる。また、発生する収差が理想的には2倍になるため、微小な収差を計測しやすくなる。以下に、ダブルパス計測を行うことができるように光学系が配置された波面収差測定装置200について説明する。
図8は、波面収差測定装置200の概略構成図である。波面収差測定装置200は、主に、照明光学系210と、被検光学系220と、検出光学系230と、により構成される。照明光学系210は光を発して被検光学系220に導き、被検光学系220には検査されるレンズ等が配置され、検出光学系230は被検光学系220を通った光束を検出して被検光学系220の波面収差を測定する。以下説明のために、被検光学系210の光軸方向をZ軸方向とし、検出光学系230の光軸方向をY軸方向とし、Z軸方向とY軸方向とに垂直な方向をX軸方向とする。しかし、各光学系の配置はこの配置に限定されない。
例えば、第1実施例又は第2実施例の波面収差測定装置100及び200は、光束形成部33及び233にレンズレット33aの集合体であるマイクロレンズアレイを使用したシャックハルトマン方式を説明した。しかし、レンズレット33aの集合体の代わりに二次元に配列した複数の開口を有するマスクを使用したハルトマン方式の収差測定装置にも適用できる。さらに二次元に配列した複数の開口を有するマスクに位相シフターを取り付けた位相シフトマスクを使用したハルトマン方式の収差測定装置にも適用できる。
11、211 … 照明
12、212 … 光源用コンデンサーレンズ
13、213 … ピンホール板
14、214 … コリメータレンズ
20、220 … 被検光学系
30、230 … 検出光学系
31、231 … コリメータ光学素子
32、232 … 波長フィルター
32a … 第1領域
32b … 第2領域
33、233 … 光束形成部
33a … レンズレット
33b … シャック・ハルトマンスポット像
34、134a、134b、134c、234 … 検出手段
34a … レンズレット33aに対応した検出手段34の領域
34c … 画素
35、235 … XYステージ
36、236 … 移動手段
37、237 … フレーム
40、240 … 計算部
50 … CCD
60 … 波面
100、200 … 波面収差測定装置
FP … 焦点面
Claims (9)
- 被検光学系の収差を測定する波面収差測定装置において、
第1波長とこの第1波長と異なる第2波長との光束を前記被検光学系に照射する光源と、
X軸及びY軸方向に二次元に配列された複数の画素を有し、これら複数の画素で前記第1波長及び前記第2波長の光束をそれぞれ受光する検出手段と、
前記被検光学系と前記検出手段との間に配置され、前記被検光学系から照射された光束を前記検出手段上に二次元に所定間隔で分布する複数の光束に形成する光束形成部と、
前記光束形成部の近傍に前記複数の光束に対応するように配置され、前記第1波長及び前記第2波長が通過する第1領域と前記第2波長を遮光する第2領域とをそれぞれ複数有する波長フィルターと、
を備える波面収差測定装置。 - 前記波長フィルターは前記X軸又はY軸方向に前記第2領域が隣り合わないように配置している請求項1に記載の波面収差測定装置。
- 前記X軸方向、前記Y軸方向、前記X軸及びY軸方向に交差するZ軸方向及び前記Z軸から傾けるチルト方向に、前記光束形成部及び前記検出手段と前記被検光学系とを相対的に移動させる移動手段を備える請求項1又は請求項2に記載の波面収差測定装置。
- 前記第1領域を通過した前記第2波長の光束の分布によって前記移動手段による第1移動量を算出する移動量算出手段を備える請求項3に記載の波面収差測定装置。
- 前記被検光学系と前記光束形成部との間に配置され、前記被検光学系からの光束をコリメートするコリメータ光学素子を有し、
前記移動手段によって前記コリメータ光学素子、前記光束形成部及び前記検出手段と前記被検光学系とを相対的に前記第1移動量だけ移動させた後、前記第1領域及び前記第2領域を通過した前記第1波長の光束の分布によって前記移動量算出手段は前記第1移動量より小さい第2移動量を算出する請求項4に記載の波面収差測定装置。 - 前記被検光学系と前記光束形成部との間に配置され、前記被検光学系からの光束をコリメートするコリメータ光学素子を有し、
前記移動手段によって前記コリメータ光学素子、前記光束形成部及び前記検出手段と前記被検光学系とを相対的に前記第1移動量だけ移動させた後、前記第1領域及び前記第2領域を通過した前記第1波長の光束の分布によって前記被検光学系の収差を算出する請求項4に記載の波面収差測定装置。 - 前記移動手段によって前記コリメータ光学素子、前記光束形成部及び前記検出手段と前記被検光学系とを相対的に前記第2移動量だけ移動させた後、前記第1領域及び前記第2領域を通過した前記第1波長の光束の分布によって前記被検光学系の収差を算出する請求項5に記載の波面収差測定装置。
- 前記第1領域を通過した1つ光束に対して、前記検出手段の複数の画素が前記第1波長及び前記第2波長の光束を検出する請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の波面収差測定装置。
- 前記光束形成部は、開口部を有するマスク、マイクロレンズアレイ、又は開口部を有する位相シフトマスクを含むことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の波面収差測定装置。
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